« 心地よく B143 | トップページ | 2006年のこと B144 »

2014年4月18日 (金)

オープンにする V218

自信をつけさせるのに合っている人をつけるのですが、ときに、逆のタイプをあてるのもトレーナーを育てるには効果的です。
 これらを組織的に行うと、こちらが意図しなくとも、生徒さん自身が自分が合っていると思うトレーナーを選ぶことが起こります。これは当然のことです。そして、特定のトレーナーとの結びつきが強くなります。
 私が強いて2人以上のトレーナーをつけ、他のトレーナーたちをも関わらせようとするのは、その結びつきをクローズなものでなく、オープンなものにして、自分の力を客観視できるようにするためです。それはトレーナーにもよい学びになります。
 ここで育てるのと、そうでないことと大きな違いが出ます。
 心地よくする、長く続けてもらうなら、それで今でいうと大手の英会話教室のように、徹底して顧客サービスをするのがよいのです。褒めて、励まし、認めて、満足させて、長く続く中で自然と身につけていく、これは語学だけでなく、あらゆることにおいて理想的なことです。
 しかし、ハイレベルで学んだことを人前で使いたいとか、誰よりもすぐれたい、より高くとか、より早くという欲があるのならば、不自然にも予習復習をし、人の何倍も努力しなくてはなりません。トレーナーはシビアな状況でも切る抜けられる疑似環境をつくり、一流レベルに近い要求をもって厳しく接することになるでしょう。それがよいと言っているのではありません。そこは生徒さんの目的や要望によるということです。ストレス解消、趣味でという人と、それで食べていこうという人では違います。それをはっきりと本人もトレーナーも区別しておくことです。

 

« 心地よく B143 | トップページ | 2006年のこと B144 »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事