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2014年4月24日 (木)

試練(田中将大さん)  V224

(田中)マーくんの活躍は、コーチのフォーム改良のおかげだそうです。私はTVの解説通りに述べるしかありませんが、結果として、背番号が半分かくれるような大きなフォーム改良をしたのです。しなければ、肩を壊していたらしいです。
 怪我をしないことと、最良最高のありようにその人をもっていく、これが見事に一致するのが、スポーツのよさです。(もちろんヴォイトレにも通じますね)
 もしかして1球だけの速さを、あるいは、遠投を競うのではこうはならないのかもしれません。どんな競技も、最初の優勝者は力づくで勝ちとる力自慢でしょう。しかし、そのレベルが上がると、誰もが力は持っているので、そこからフォームが勝負の決め手となってくる。
 忘れてはならないのは、そのために彼は投げ方を変えただけでなく、徹底した下半身の強化をしたということです。

●以下、参考までに引用します。(再録したもの)
○筋トレ必要☆
 僕の持論は、「野球の技術は練習で鍛えられる左右の筋力の微妙なバランスの上に立っている」というものでした。(中略)
 筋トレは否定するというより、やるのが怖かったという方が正しいかもしれませんね。(中略)
篠原和典さん [週刊ポスト]

○筋トレ不要☆
 その「恐怖心」からトレーニングを続けていきました。(中略)
 野球の筋肉はグラウンドで、という考えも間違いではないと思います。もちろんダッシュやランニングもやりました。それでつく速度や遅筋をバランスよく、野球で使える筋肉にするために筋トレする。これによって選手生命も延びたと確信しています。
 僕は明かに筋力不足だったので筋トレを始めましたが、筋力を鍛えて硬くなるということはないし、全身を使う野球に不要な筋肉はないと思っています。(中略)
 シーズン中にも筋トレを続けていたのは、筋肉だけで太っていたので、体重を落としたくない目的で筋力を鍛えていくしかなかった。
金本知憲さん [週刊ポスト]

○体づくりとフォーム☆☆
 「バカ者、ワシがどれだけ投げたと思っている(5526・2投球回数は日本記録)。人間の体は、そう簡単に壊れやせんわい」(金田)
(中略)
 「僕は、体が出来上がるまでの成長期には沢山投げてはいけないと思っています。ですが20歳以上や、プロになるなど、体ができてからはある程度投げないとダメだと思っているんです。理由は早い時期に合理的で効果的なフォームを身につけるため、それを固めれば、ケガしにくくなるんですよね」(桑田)
(中略)
 「すると、いいピッチャーには絶対の共通点が一つ見つかったんです。どの名選手も、頭を残して先に下半身が前に行く『ステイ・バック』ができているんです。こうすると、上半身に負担がかかりにくいから、どれだけ投げても故障しづらいんです。
 でもこれは、足腰が強くないとできない。だから金田さんの「走れ走れ」というのは、実に理にかなっていると思うんです」(桑田)
(中略)
 「獣がケンカする時には、沈む態勢をとって構えるだろう。あれと同じだ」(金田)
 「金田さんのいう「沈む」というのを、最近の選手は勘違いして、軸足一本で立つ時にヒザが折れてしまう。これだと下半身だけでなく、上半身も一緒に前に出る。だから負担がかかってケガをする。大事なのは頭を残して腰が前に行きながら沈むことです」(桑田)
 「ワシが現役の頃は、マウンドもすぐに土が惚れて足首まで埋まってしまう最悪な状態だったからケガしないため柔軟な体を作る必要があった。環境の悪さが関節を柔らかく保つ重要性を教えてくれたようなもんだ。股関節の硬いヤツはみんな消えていった」(金田)
(中略)
 「ロッテの監督時代、1人の故障者も出さなかったのは、下半身強化の練習をやらせたから。だが、今の選手にあの練習をやらせると、すぐにぶっ壊れてしまうだろうな」(金田)
(中略)
 「経験者でないと分からないだろうが、疲れ切ると球がピューッと行くことがあるのよ。ところが翌日は、どれだけ投げてもその感覚にならない。そしてある日また、その感覚が戻ってくる。これの繰り返しだ」(金田)
 「だからといって、量を投げればいいというものではないんですよね。特に変なフォームで投げていると、余計に下手になるだけだから、アマチュアは量だけを求める練習はやめた方がいい」(桑田)
 「投げ込みで大事なのは内容だ。ノルマを課すことに意味はない。今はこれがわからんコーチが多い」(金田)
(中略)
 「今は中6日が普通。5日、6日もあくと、精神的にもたつくんだ。勝利への執念が薄れ、体に対する別の緊張感が出てしまう」(金田)
(中略)
 「その球数制限についても一言。日本ではメジャーの「100球制限」が誤解されているんです。あれはメジャーが中4日だから球数を限っているのであって、日本のように中6日では意味が違う」(桑田)
(中略)
 「肩を使うから故障するのでなく、無理をするから壊れる」(金田)
金田正一さん 桑田真澄さん [週刊ポスト]

ヴォイトレにおいても、下半身の強化や柔軟は、初心者レベルと一流レベルにおいては、特に効くと思います。私の考える基礎とはそういうことです。(Ei)

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