« 基準と感覚 B164 | トップページ | 二極化 B165 »

2014年5月 9日 (金)

声20+歌20 V231

当初、研究所の処点を音楽事務所や音楽大学関連施設でなく、六本木の俳優座の事務所においたのも、声楽家より新劇の役者の方が、声が早く鍛えられていたのを目の前で体験していたからです。(その前は、今、声優の学校もつくった音響の専門学校におきました。恐れ多くも音楽療法(MT)の桜林仁教授を顧問にしていたのです。医学と芸術の間にヴォイトレを意識していたからです。
 歌での10、(=うまい歌10)に加えるべくオリジナルのフレーズでの10、これは、音楽性をも伴うので、声だけでの判断では無理ですが、中音域から上の声で、役者には鬼門のところです。それでも声楽のテノールやソプラノほどの高さを当時は想定してなかったのです。ハイレベルの合唱やミュージカル以外であれば、1オクターブの確かな声、先の声の10~20で、少々応用すれば充分に対応できたのです。歌は応用という考えは今も変わりません。
 一流歌手、プロ歌手が50年前のようにラジオ、レコードだけ(つまり、音声の表現力)で勝負するとしたら、声20+歌20の40、これを一つの基礎とみることができたと思います。あとの60はその他の全ての要素です。
 100でプロ、それを超えて200とか、500とか1000とか。1000以上で天才歌手といったくらいに私はみています。しかし、表現者として目指すべき基礎のトレーニング面では、まずは100以上というところです。

« 基準と感覚 B164 | トップページ | 二極化 B165 »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事