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2014年5月16日 (金)

判断レベルを上げる V238

結論を言うと、発声とか歌とかが正しいかなどを問うのはありません。いかに声の状態を正しく把握できているかを問うていくのです。いや、正しくというよりは、その把握を少しずつ深めていくのです。
 私はあなたの声で「ハイ」だけで100のマップ(声の図)は描けるでしょう。歌の声なら「わたしは」という1フレーズの歌詞だけで、この4つの声の状態から、歌としてのよしあしを「わ」について「た」についてと、点数をつけられます。しかもプロの歌手が聞いても納得するだけの説明ができるでしょう。もちろん聞く耳のある人であればですが…。
 私は見解を示すとともに、必要であればプロデューサーや外国人など、他の一流の人の耳ではどう聞こえるのか、その相違をことばにすることもあります。場合によっては、本人がどういうつもりでどのようにやろうと試みて、その結果、どこまでうまくいき、どこでだめだったかを、代わって説明するでしょう。それは高度な仕事上の能力ですが、私はレッスンを通じて、そういう耳の力をつけさせるようにしています。

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