« 演劇の声 B177 | トップページ | 邦楽の声 B178 »

2014年5月22日 (木)

基本と極端、はみ出し V244

他人が与えたメニュで難しいことをやるよりは、自分の選んだ一つのシンプルメニュを使うことが大切です。それを極端に長くしたり大きくしたり高くしたり低くしたり変じさせてみるとよいのです。その方が気づきやすく学ぶところも大きいでしょう。気づけるようにメニュをセットしなくては、メニュを使う意味がないでしょう。
 プロ歌手は、ヴォイトレのメニュを使わなくても、そういうことを一つの声や一つのフレージングでやっています。
 私の述べた声の10+10、歌の10+10の練習を、彼らはスケールということでしていなくても、歌のフレーズできちんとやってきたのです。(ただ、デビューしてからこそが勝負なのに、そこからあまりやらない人が多いので、よくないのですね)その間にバランス感覚(まさにプロのプロたるゆえんは、この常識感覚ですが…)を極端な試みを楽しむうちに捉えてきているのです。
 これは、応用性を、はめを外さず即興でまとめるために、なくてはならない能力です。MCやタレント能力もこれに含まれます。(ただ、プロになってから余りはみ出さないようにする人が多くなったので面白くないのですね)
 私はトレーナーの立場を超えて、この極端をかなりレッスンにも取り入れていました。一般の人が多くなって、かなりのものは納めざるをえなくなりましたが、昔の会報から学んでください。

« 演劇の声 B177 | トップページ | 邦楽の声 B178 »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事