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2014年5月20日 (火)

囚われない V242

シンプルなフレーズの繰り返しで、頭のなかを消すのです。ここのトレーナーは「頭をからっぽに」とよく注意します。頭でなく身体から動かないと声は出てこないのです。
 それを知るトレーナーは、発声のためには、体力づくりや身体の柔軟管理を第一の条件と考えます。
 発声をすると喉が疲れるという人に、「声帯の仕組みと使い方を学んで、それにそって出してください」などと言うのは、一つ間違うととんだヤブ医者になりかねません。
 この場合、原則として、ということは、大半の人には、ということです。喉のことは忘れて、イメージ、耳、体感で自分の状態と声のチェックを優先すべきです。最初はトレーナーの耳を使って、そのうち、それを参考に自分自身で判断できるようにしていくのです。そこに集中しなくてはいけないのです。
 眼を開けつつ目に映るものに囚われてはなりません。
 鏡での姿勢のチェックは一つのレッスンとして大切ですが、それだけに囚われてもよくありません。声の出やすいようになら、どんな姿勢をとってもよいというアプローチもあります。姿勢から声を方向づけるもの一つのやり方ですが、その前に声の出方から姿勢を考えたり変えたりしてみるのもよいことでしょう。
 そういうことに気づき、レッスン外でどう試みるかが学んでいくということなのです。トレーナーは「よくなった」と言ったとしても、「今の自分にはこの方がよい」と、それが正しいかどうかは別にして、今のあなたの気づきとして得ていくもの大切なのです。

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