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2014年5月23日 (金)

タフさ V245

極端にする必要性は揺れ動かすため、大袈裟にいうと、パラダイムの揺さぶりのためです。どうしても人は一つの見方に偏りがちです。「細かく丁寧に」と、「思い切り大胆に」は両立しにくい。しかし、表現は、そのギャップの狭間に生じるのです。つまり、どちらも自由に行き来できなくてはなりません。  それを学ぶのが、人につくということだったのです。「俺に惚れて弟子にきたのなら、俺の心地よいように振る舞え」などと言ったのは、談志師匠でした。  人前に何かを表現しにいくのは、弾の中を生身で歩くようなものだからです。  「メンタルに弱い」とほとんどの人が、プロも含めて、相手に初対面から言えてしまう、今の日本の状況では、声や歌の前に、タフな基礎力育成が必要です。  舞台のレベル、特に音声力、身体力、精神力は日本では著しく落ちてきています。私は高度成長期の日本のセールスマンくらいのタフさがあれば、今ならば、この世界の仕事は引く手あまたと思っています。それくらいに人材も少ないのです。

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