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2014年6月12日 (木)

質を問う B198

できるといったらできるようになるものです。たとえば5オクターブ出したいといったら出せるようになる。ただ程度、レベル、つまりは質の問題です。
 音に当てるだけならできる。ただし、それは誰でもピアノを弾けるようになるといっているくらいなものです。自分の中で楽しむ分にはできます。音を鳴らすということまでのことだからです。
 人に価値を与える、相手に喜んでもらえるというのは、それとは全く違います。そこを、へたなくせにくせをつけて一緒にしてしまうとわからなくなります。
 高い声が出せたり、大きな声が出せたりすると有利になるとか、歌手に一歩近づけるということではないのです。
 プロセスとして、発声がよくなると同じ質で、高い声が出るようになってきたり、大きな声が出るようになるということです。
 体力づくりをして誰よりも体力があれば、スポーツで勝てることにはならないでしょう。まして、ステージで一番うまく何かができるようになるということは違います。そんなことなら、スポーツ選手を歌手にすればよいでしょう。
 大切なことは、徹底して自分に向き合っていかなければいけないということです。そうでなければ、真のヴォイストレーニングというのはありえません。トレーナーにできることは、そのお手伝い、100分の1くらいのところです。
 

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