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2014年6月 7日 (土)

パワフルと調整 V260

声量は、強い高いところで裏がえるときには弱くします。
 地声メインにあげていくのは、声域獲得には難しいので、調子のよいときに留めます。本番はトレーニングの成果を求めるよりも、心身と発声を整えて、頭では忘れてステージに専念することです。裏声中心に高音を獲得して、それの崩れない範囲の声量でバランスをとります。
 ただ、同じキャパを声量5、声域5で使っていたものを声量2にして、声域8にしたところで一時しのぎです。(すぐに効果の出るヴォイトレの正体は、およそこの配分の変更につきます。ただし、初心者が混乱したり迷わないで上達した実感になるのには、もっともよい"方法”です)
 カラオケの高音歌唱に向いている、というだけで、それを上達と誰もが思うのです。
 本当は声量5を獲得した声域にしなくては問題は残ったまま、目先を変えただけですが、カラオケならこれでOKです。共鳴でカバーしても、それもできるトレーナーはほとんどいません。(その違いがわかっていないことが多いのです)
 声楽家は声量が落ちたら届かなくなるので、以前はしっかりとした声で声域も獲得していたのです。それを今は、安易に共鳴でカバーして、喉を壊すリスクを全面的に避けています。その結果、まるでポップスの歌手のようになっています。
 もっともその傾向の強いのが、最近のヴォイトレです。高音はマイクがあるから、歌唱上はそれで可であり、その方向のレッスンもここでは行っています。しかし、本当は声の力そのものはあまり伸びていないのです。そこを注意しなくてはなりませんね。

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