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2014年6月14日 (土)

「トレーニングした声」にする  V267

プロと一般の人との運動能力の差について述べます。試合に出なくてもバッターなら素振り、ピッチャーなら一球、サッカーならシュートで、そこでうまくてもプロになれない人もたくさんいますが、少なくともプロでない人はわかります。体をみれば、体の動きや筋力で著しい違いがあるからです。なのに、声については、誰も定めていないように思えてなりません。
 そういう必要条件をヴォイトレでみるのなら、声のトレーニングですから、声そのものの力とすればよいことです。
 しかし、ここでその力がなくともプロの歌手やタレントとなれる人もいるので、スポーツのように絶対必要条件としては定められません。
 とはいえ、トレーニングではそれを定めなくては、あまりに曖昧でいい加減です。それならば、声楽家や邦楽家のプロのもつ、声でみればよいというのが、私の考えです。つまり、マイクのない世界での声の力でみるのです。ただし、オペラの歌唱、長唄などの応用力でみるのではなく、声でそれを支える基本能力、呼吸―体(感覚―心)でみるということです。
 トレーナーやレッスンについて「歌を上手くする」のと、「プロにする」のと「声をよくする」のが違うことは述べてきました。ヴォイトレですから、トレーナーもレッスンも「トレーニングもしていない声(これからの声)」を「トレーニングした声(とわかる声)」にする、それがシンプルなことでしょう。

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