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2014年7月22日 (火)

100パーセント V305

他のスクールで、ヴィオトレで人が伸びないと相談を受けることがあります。大体は、本人が100パーセント出しきれていないからこそ、まずは全力でやるべきなのに、それをトレーナーを「お目付け役」として雇おうという感じです。これは、家庭教師でいうと机の前に、ただ生徒を座らせていたら、成績が伸びていくレベルです。教室で先生の話すことをまじめにすべて聞いたら、普通にできるというレベルです。問うレベルが低すぎるのです。それでは頭に入っていても体には身につきません。
 私は、状態と条件ということで大きく分けて述べています。そこで言うのなら、ヴォイトレのほとんどのレッスンは、状態の変容を期待するのに過ぎないのです。これでは、自らの声を100パーセント出したところで、出ただけでどこにも通用しません。それどころか、そこまでも行かずに6割で歌えるようにまとまるという、先のない指導が平然と行われています。即効的な対処では通用しないという、あたりまえのことを踏まえていないのです。100パーセント出させるのさえ、「お目付け役」は制限して、その場をしのいでしまうのです。全力を尽くすことなくして実力はつきません。

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