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2014年7月23日 (水)

歌い手の力 B239

 歌い手が、今のお笑い芸人なみのことを感覚できなくなってきたのです。音楽や音響技術に甘えて、声が通用しなくなっている。お笑いの人は苦節10年を積んでいるでしょう。落語でも30代で2つ目といったところでしょう。
 日本での歌い手は持って生まれた声で作詞作曲に優れた人が早熟にプロになる。芸事として完成していくとしたら、ベースだけでも10年かかります。
 お笑いの人は10年で、力を積み重ねていくのです。歌い手は同じ10年であまり進歩していないどころか退歩することも多いのです。器用に歌いこなすことを、あたかも技術のように覚えて、本当の基礎となる力をつけていない。歌えていたら、何も言われなくなっているからです。手の抜き方、安全な歌い方を覚えていくだけになっています。トレーナーにつくと、なおさらそうなりやすいのです。
 

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