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2014年7月25日 (金)

教育ビジネス V308

夢がかなわないのではなく、それは真の実力が身についていっていないからです。
 この点については、クラスで平均点を取れたらよいとか3年続けたらよいなどという甘いものではありません。だから「わかりやすい」とか「やさしい」などというCS(顧客満足度)においての生徒の評価などに、教えるレベルを合わせてしまうと1000人に1人でも育たなくなってしまうのです。トレーナーがいかに優秀でも、育てようとするから育たなくなるともいえます。
 「教えてくれない」とか「わからない」というくらいで、「答え」を出してもらっていてどうするのでしょう。そこで自ら学んでいく力がある人か、学べるように力をつけた人だけに先があるのです。そもそも、生徒の尺度で考えて判断できてしまうようなものなら、その先に価値になるものなどないのです。「誰でも時間をかけたらできるレベル」で終わっては、その先がないのです。
 でも今の日本人の大半は、そういうところまでしかみないで動いているといえます。「○○円でレッスン○回を買っている」から、「毎回、その分の価値」という交換のような感覚だからです。さらに悪いことは、サービス業と堕したかのように、スクールやトレーナーが、それに応じることが大切だと、本気で思っているからです。それは、それで教育ビジネスのプロですが、生徒はいつまでも生徒であり、その先はありません。

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