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2014年7月30日 (水)

ギャップ V313

 「10年たったらわかる」のです。この「10年」は人によって何年かは違いますし、実際の年月は大した問題ではありません。積み重ねがものになっているのか、ただ年数を経ただけなのかということです。実質としての10年が一つの単位ということです。
 私は「ハイ」だけでも5年もトレーニングすれば通じるようになると思っています。少なくともそれだけをしっかりやると、腹から「ハイ」が出せるようになるのです。でも、多くの人はそれさえやりません。ですから、10年経っても通じる「ハイ」も出せません。呼吸も当初とさして変わらない。つまり、そんな「ハイ」もいらなければ、声も呼吸もいらなかったのでしょう。絶対に変わる必要もなかったのです。
 足らない、欲しいと強く思わなくては、ギャップは明確にみえてきません。その強さ、欲の程度が修得のレベルと表現を決めます。
 そのギャップがみえて、自分が劣っているのをわかっている人は優秀です。だから、学びにいらっしゃるのです。そこがスタートラインです。
 プロを含めて、その人のごまかしやテクニックを抜いて、その前の下手という方向にするのは、そのギャップを露わにするためです。
 トレーニングのメニュや方向性などを気にしても、さほど意味がありません。レッスンは、曖昧な目的をより具体化していくことに尽きます。反対方向に行っても、振り幅(=器)さえ大きくしておけば逆にも振れているものだから、身になっていくのです。

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