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2014年8月10日 (日)

勢いでつかむ V324

「のどが疲れにくくはなるが、無茶すると回復しにくくなる」のは、齢をとるとわかることです。若いときは「無茶をしても元に戻るのは早い」のです。ですから、勢いでやれてしまいます。勢いでやってしまわなくては、技や実力などの地力を出しては先にいけないから、これはこれで仕方ないのです。もちろん、実力が伴えばそれにこしたことはありません。そして、勢いの時期のあとは、少しずつ、のどに疲れを感じるようになる反省から工夫して、基礎の力と技を得ていくのです。量と激しさから、質と静けさの時代へ移っていくのです。
 だから若い人はつぶれない程度に量をやればよいのです。表現は勢いで支えていてもよいのです。それを、直感的に、技術に、時間の経過とともにキャリアに変えていくのをトレーナーが手伝うのです。
 ですから、なまじ、トレーナーや医者が余計な心配をして過保護になると、いつまでも真の力がつかないということにもなります。あるレベルでのオーバーワークの継続をレッスンなどに入る前の遊びの時代として経験できるのかは、大成するにあたっての初期条件として、大切なことなのです。
 すぐに習うのも一つの道です。しかし、習う先で教えたがる人に捕まるとあまりよい結果になりません。人を選ぶのも勢いでかまいません。そのうち、そこも感性と才能がものをいうようになればよいのです。

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