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2014年9月 7日 (日)

時機をみる V357

 私は、ヴォイトレを、とにかくがむしゃらにやればよい時期と、自らの限界を知って選択していく時期とに分けています。問題は、その境目の時機をどうみるかです。しかし、多くの人は、まだまだ、そこまで達していないのです。自分について判断するまえに諦めたり、やる気をなくしたり、仕上げたつもりになる人の多いのに驚きます。
 レッスンは、ときとして最初から後者になりがちなのです。レッスンの目的に効率や合理性を求めるとそうならざるをえないからです。
 できたら、それまでに自分でできないところまで試してみることです。それが充分でなければレッスンをやりつつ、試みればよいのですが、レッスンで視点を得つつ、それと関わらず大きく思い切ってやるというのは、なかなか難しいのです。
 今のヴォイストレーナーのレッスンは、総じて、後者を求める人用にできています。すると、それに反することになり、矛盾したり中断したくなります。実のところ、そこでふんばることが大切なのです。人まねでなく、自分自身のもつ可能性を知るために、です。

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