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2014年9月19日 (金)

型と不条理 V369

型を守ることを教えられると、その型から出られなくなるものです。型とはいずれ、型から出るための型なのです。意味があるとするなら、崩れたときに戻るところとしての型です。本来は「いつでも外せる」「脱げるように」と教わるとよいです。いえ、「いつか外す」いや「いつか外れる」の方がよいですね。  そのために、名師匠は、わざと抜けたくなるような窮屈な型を押しつけるものなのです。それが言動や生活にまで求められると不条理な抑圧ともなります。つまり、退路を断ち、一心に打ち込める覚悟を迫るのです。  ゆえに、型は、不自然を通り越して不条理なのです。理で求める人を拒むのです。「型破りはよいが、型なしはよくない」よく言われることばです。

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