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2014年9月22日 (月)

説明の限界 V372

「レッスンでは説明を受け、納得できたら家で自分で練習します」と、そういう考えの人もいます。そのために、私は本や会報でできる限り、ことばにできるところは述べてきたのです。さらにブログにも最新のQ&Aを入れています。
 あなたを安心させるだけの説明なら、いつでも何でもできるのです。ただ、あなたのことを十分に知らないうちに、こちらの模範解答や正解を与えても、それは決してよい結果になりません。ただの知識欲、自己満足になりかねないからです。それでは、レッスンの意味がないのです。
 自分の考える正しさが誰にも通じるものだという自己暗示にかかってトレーニングを始めるトレーナーも少なくありません。そういうやり方がレッスンの真骨頂だと思うトレーナーであって欲しいとも思いません。
 「こうしなくてはいけないのでなく、こうしたいと思ったから言ったのです。あとは自分で考えなさい」と。譲れるのは、ここまでです。
 因果関係や理由なしにはできないと思わないことです。そういう問いと答えをたてたら最後、大した成果をもたらさなくなるということを、数多くの体験から述べておきます。この世界にいると、奇跡はけっこうよく起こるのです。説明がつかないからこそ、魅力的なのです。

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