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2014年11月 1日 (土)

声の変化について、体験談

声変わりと言っても、変声期の声変わりのことではありません。
皆さんのトレーニングの参考になるかわかりませんが、これまでの私の過程をお話したいと思います。
大学入学から卒業後数年まで、私はテノールの中でも軽い部類とされる「レッジェーロ」という声質であると、先生や先輩、周りの歌仲間から言われて、自分でもそう信じて勉強してきました。テノールはテノールでも、軽い声や重めな声によって、歌う曲は変わってきます。オペラでも、時代・作曲家によって使われる声質は変わってきます。
ここ数年のことですが、自分の声の軽さというのは、実は、「喉が開いた状態や身体を効率的に使えていなかった」ということが判明し、身体をしっかり使い、喉が下がった開いた状態で発声することを練習していくうちに、徐々に「リリコ」という叙情的で力強さも必要とするテノールの声に変化し始めました。
今の、この歌い方を勉強し始め、今までがいかに楽すぎる部分で歌っていたかということを思い知らされました。たとえ、レッジェーロであったとしても、「ファン・ディエゴ・フローレス」などの世界一流のレッジェーロテノールは、しっかり身体を使って、喉も開いた状態である上に、あの軽やかな声が出せています。もちろん、メトロポリタン歌劇場をはじめ、世界の歌劇場で活躍できるだけの声量とテクニックを有していながら、あの軽さなのに対して、自分の声というのは単純に軽く弱々しい声というだけでした。世界でも通用するようなメソードで発声しようと思うと、かなり身体を使います。また、声も深くなります。それが結果的に喉に自然であるならば、それがその人の声なのだと思います。40歳、、50歳になっても通用する声というのは、そういうところにあるのだと思います。
私はこの歳にして一種の「声変わり」を経験しました。もちろん過渡期ですので、これから更に研鑽を積み、更に邁進していきたいと思います。(♭Я)

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