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2015年2月 7日 (土)

ブレスのとり方

たまに呼気時のことよりも吸気時への気の払い方を大事にしてほしいと思うことがあります。発声時の腹背筋の支えがある程度できても、吸気で肝心の横隔膜が下がっていないと支えようがないのです。特に鼻で音を立ててブレスを吸い込む習慣のある方はブレスの取り込みが浅いことが多いですね。
私がお勧めするのは、息は口からでも鼻からでもどちらから吸ってもよく、「人は次に発する言葉に必要な分の息を自然にとるものである」と信じることです。息は勝手に入ってくるのです。そのために意識してほしいことは、吸気時の舌根・下顎・喉元・胸の脱力です。息がスムーズに流れ込むように通り道を一気に開放してあげるのです。正確に言うと、脱力だけではなく、「あくび」のときやハッと驚いた時のような喉の奥と気道の広がった状態を作ってあげることです。さらに言うと、腰の辺りが膨らむように呼吸を下に落としてあげる意識も持ちたいですね。練習としては軽く腰を折り、重心を下げるといいでしょう。次に発声する音程やフレーズにも拠りますが、概ねポジションは低いほうがよいです。
よく見られるのは、呼吸を取り込みすぎて胸にブレスが上がっている場合、発声コントロールを失いがちになります。歌唱力のある人は、胸にブレスが上がっていてもその余分な息を逃がしてから声にしたり、子音にまぎれて吐き捨ててから声にします。また、胸に上がってしまっても声にする瞬間に上手く支えなおしたりして、胸式呼気にならないように工夫します。
歌のみでなく、朗読や長台詞のとき、ブレスのとり方だけ意識して練習してみてくださいね。翻りがあるかもしれませんよ。(♭Д)

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