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2015年4月15日 (水)

発声においての転換期

私の発声のことを書くのもいかがなものかと思いましたが、こんな考えで歌っている歌い手がいるんだという一つの考えで載せてみたいと思います。(あくまでも私の考えでありここで書くことが全ての人に通じるものではないと思ってください) 私はずっと響きを高く明るい声を目指して役15年程歌ってきました。それが声楽の、もっと言えばイタリア人の声に近づくと教わってきたからです。イタリア人の声はもともと高い響きがあってその響きを作る必要があると教わってきましたし、自分もそう思ってきました。でもあるとき思ったのです。自分の声ではないと。 ただその時の声の出し方で舞台には立っていましたし、オペラの主役も含め30程度の役は歌ってきました。でもいつもどこかで高い響きの声を探している自分がいました。そしてある程度年齢がいったときに一つの壁にぶつかりました。強い表現は得意だけど綺麗でゆっくりなレガートな曲が苦手になってきているということです。この部分というのは声楽にとって最も大事な部分で一つの実力をみる要素でもあります。これがむずかしくなってきていることに対して、自分のテクニックの未熟さを感じ始めました。勢いでいける曲は全く問題なかったのですがレガートな曲はどんどん辛くなっていました。今思うと響きを自分から作りにいって結果的に「声を作っていた」ということだと思います。喉も身体も堅くなっていましたしそれでは息も流れません。そこの部分を解決していくためには一度今までも声のポジションを捨てる覚悟、今までも歌えていたが歌えなくなる覚悟、仕事がなくなる覚悟が必要でした。(♭Σ)

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