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2015年4月27日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○タレント化と共感  

私たちの時代において、歌い手は、生涯歌い手のはずが、大いに転身しました。プロデューサー、作詞家、作曲家、プレイヤー、DJ、タレントなど、音楽を生業としていくなかで、自らの才能をより活かすために、あるいは食べていくために模索し、転身しました。  歌手は、歌でしか食べてはいけないわけではありません。比較的、強いパーソナリティが問われるもの、特にポップスでは、役者やタレント業とも重なるところが大きいのですから、異分野との兼任も違和感はありません。日本では、大歌手美空ひばりはじめ、ほとんどの有名な歌手は、同時に映画の大スター、そして、舞台では立ち回りを演じてもいたのです。  特にシンガーソングライターというのが一般的になってからは、自作自演の能力を、そのまま楽曲提供、プロデュースと振り分けていくのも、しぜんな流れでしょう。表現が演劇、映画へ広がっていくのも延長路線でしょう。今のお笑い芸人と同じ、いや、お笑い芸人がそこに取って代わったと言うべきです。そのあたりのことも述べました。詩人、作家→役者、歌手→お笑い芸人が、日本近代表現者史です。  その後、単独ステージよりコラボなステージが親しまれるようになりました。スター不在、高いところからすごいことを一方的に与えるのでなく、共感というキーワードで観客席で一体となる、AKB48に象徴される「普通の子」のステージと、ソロのスターを目指すのでなく、振付と観客としてのノリに溶け込み、一体感に満たされる、その形は、ピンクレディ、古くはグループサウンズやザ・ピーナッツなどにもみられましたが、今や、観客はオーディエンスでなく主役なのです。(「表現から共感へ」という日本らしい変化についても述べましたね)  

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