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2015年4月19日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○トレーニングにおける効果について

 私は、あたりまえに考えるべきあたりまえのことを、なぜ多くの人は自分で考えずに人に聞くのか、人に聞いて、それを鵜呑みにするのを不思議に思うことがよくあります。  私もいろいろ聞かれる立場なので「私はこう思うよ」と言うこともあるのですが、これは、この研究所でトレーナーも私を習って身につけた美徳でしょう。それは「私にとっては今のところ、こう考えられるよ」ということです。「あなたにとっても」そうであり、しかも「あなたの将来において」そうである保証などはないのです。「今のところ」ですから「明日の私」は別のことを言うかもしれません。  しかし、トレーナーに関わらず、教える人は「あなたはこうなる」と断定のように話すわけです。もし、それがほぼ、これまで正しかったとしても、あなたがそうなるとは限りません。大体は、それが正しかったと思ってしまう人だけが、トレーナーの周りに残るので、さらにそこに合わせて、トレーナーの考え方や方法も偏っていくものです。そういったものが、これからもあらゆる人に正しい保証はありません。偏っているからこそ、その偏りに合わせたい人だけが来るのでうまくいくとも評価できます。  私としては、トレーナーの偏りに注意して一般的なところへ戻して(初心にかえらせる)いくのと、さらにその偏りを進めて独自の強い分野を持たせるのを併行しています。  A.一般的、平均的、普遍的。誰にでも当てはまるレッスン。  B.特殊、偏向した独自の相手や時期を選ぶレッスン。  と2つあることで、その間にもさまざまな可能性にあるメニュも生まれやすくなります。しかも2人での組み合わせで4パターン、3人で8パターンとなりますから、複数のトレーナーで併行させてレッスンさせる意味が、まさに相乗効果となるのです。  そこに 達人の経験とか、研究者の科学とかが入ったところで、その確からしさは、“相対的”に上がるだけです。まして、例外的な一人、それがあなたならあなたにとってはすべてが別です。当てはまらないとしたら100パーセントはずれるわけです。しかし、本当は、その全くの間違いから大変革のチャンスがあるので、人間や人生というのは、すごくておもしろいのですが。  

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