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2015年4月22日 (水)

言葉の表現力へのアプローチ

歌にしろ台詞にしろ、言葉の表現力が乏しい場合の一番の理由は、言葉の内容を読み手が体感して言葉にのせていないことが、ほとんどだと私は考えています。子音や母音などフレージング発声のテクニックとはまた別の話です。
つまりシンプルに日常のような体感をもって言葉を発すればいいのです。日常は必ず状況があって、状況に応じて心理が働き、自分の体感に基づいた言葉を発します。パフォーマンスをする際は、この日常誰もがやっている体感を生み出してから言葉にのせる、という過程を訓練しなければならないのです。
よって、朗読や歌唱などの際、与えられた言葉の具体的な感覚(五感)を生み出すために為に、その言葉からイメージされる情景や臭いなどを具体的にイメージして体感する訓練をしなければならないのです。そして、その体感を言葉にのせなければならないのです。もちろんコツはあります。
その練習方法として、例えば朗読の際に文章を続けて読むのではなく、自分がイメージできる範囲内で文節ごとに切って、丁寧にイメージしてから語る・・・など遅々とした丁寧な過程の練習が効果的です。また敢えて無理のない程度に、その言葉から生まれる心理に叶ったゼスチャーをつけて読むと心理にも言葉にも艶が生まれます。「歌詞や台詞を表現豊かに!」と伝えるのは簡単ですが、地味ではありますが着実に成長を促すにはこういった訓練が必要かと思います。「発声と発想は一致する」と思ってください。以上は、僕の演技を通じて学んできた体験に基づいた持論です。(♭Д)

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