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2015年5月12日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○元の原因とあとの結果  

トレーニングは、A→B、やったことと効果を因果関係、「こうしたからこうなった」という形で出そうとしています。しかし、それは違います。実のところ、結果に直接に効く原因はなく(本人が思っているだけで)間接的に効く要因がいくつもあったというべきです。 「できた」といっても、「できなかった」ときとは、何かしらの基礎が整ってきたのか、応用によって働きが違ったことで可能になったのか、それによっても違うのです。そこを分けて判断することが大切です。それ以前に、「できた」とは、どの程度なのかということがもっと大切です。  「音にする、声をならす」でなく、「音になった、声になっていた」とならなくてはいけないと述べてきました。こうして主観的な判断から客観的な判断にしていきます。「こうしたい」でなく、「こうなった」の世界だからです。  「響かす―響く」、「あてる―あたる」なども似たようでも違います。前者は試みで、後者は結果です。試みでできるのは、ふしぜんなものです。結果でできてしまっているのがしぜんです。ゆえに時間を待つしかないのです。  結果が出てからでしか何ら言えず、結果が出ていたら何も言うことはないのです。  試みるのがトレーニングであってはならず、試みたときにはできているように、もっと深いところ、基礎の基礎、器づくりを行うことこそがトレーニングなのです。  

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