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2015年5月 9日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声のチェック

 トレーナーは、プロの前に歌って見本をみせてまねさせるなどでなく、その人において本質的なものの必要性を示すべきです。相手が下手なら、こうしてとまねさせる方が早いので、そういう教え方が多いようですが、まねても大してよくはなりません。本人自身が、声の可能性に新たに気づくヴォイトレが必要になります。しかも、声から見た可能性となると、時間も手間もかかります。
 今の歌唱を修正するのとは違うからです。その否定から始まるともいえます。表現と声との間に歌唱を新たに生み出す、つまりプロといえども、今までの歌唱を一時、封印しないと次のレベルに行けないということです。大抵は、トレーナーがよくても、声のなかで比較的よいところを残して、そのレベルに他をそろえることで終わってしまうものです。
 声の要素別にみると、
1、高さ―もっとも出しやすい高さ、人によっては高音、低音でもっとも出しやすい2種に分かれることもあります。
2、大きさ―これは次の長さでもって試すこともあります。厳密には異なるのですが、もっとも楽に伸ばせる大きさがあるはずです。上級になるほど小さい声が長く伸ばせるようになります。
3、長さ―長く伸ばすほど粗がみえやすくなります。呼吸や共鳴のチェックにも使えます。
4、音色―声色、声の共鳴としてもっともよいもの、芯が合って心地よく響くものを目指します。
 1音「ハイ」でみるときと1フレーズ「アー」(母音のどれかかハミング)を伸ばしてみることもあります。この伸びは、長さと関係しますが、ビブラートが安定してかかっていること、無理にかけないことです。
5、発音―主に母音の中から選びます。子音やハミング、リップトリルからでも、よいものがあればかまいません。

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