« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月

2015年6月30日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○正すのでなく、入れる

 これまでも音程外しの指導の直し方で、その音程の間違いを指摘して直しても、つまりそこを正したところで、付け焼刃にすぎないという問題で例えてきました。明らかに外れることで、自分で気づかないのは最悪、聞き直して自分で気づくなら少しまし、瞬時にそこで気づくのはまし、というくらいでしょう。それも、カラオケ採点勝負ならともかく、ステージというなら、根本的にどれも五十歩百歩で全く足らないのです。この場合、音感のトレーニングとして、直すのでなく入れることが必要です。この場合、正しくないのを直すのでなく、足らないのを入れることです。それは、結果が出るまで時間のかかることです。

2015年6月29日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○正しいと正しくない

 「喉が痛くならないように」「安定して声が使えるように」など、いろんな目的がありますから、それに対応しています。すべてを同時に叶えられることもありますが、必要や優先順も人によって違うわけです。むしろ、そういう課題と自分の可能性、声の限界を明らかにしていくために行うのが、私の考えるヴォイトレです。
「正しい」と考えてしまうと「正しくない」が出てきます。「正しい」ということを行うのでなく、結果として「正しい」と思われたらよいわけですが、このときは、実際は、深くてすごいとか、心地よいとか、通るとかで、あまり「正しい」にならないのです。「正しい」は消えてしまうのです。なのに「正しくない」のをやめることは、「正しくない」から「してはいけない」となってくるのです。
そして、指導は、大半が「こうするな」「こうしなさい」となります。間違いを指導するのを間違いとは言いません。しかし、体のことは、間違いをなくしても正しくはならないのです。正しくなってもよくはならないのです。「正しい」とか「正しくない」で判断される次元を超えなくてはいけないということです。

ホームページ更新 お知らせ

ホームページを更新しました。clover

2015年6月28日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○正しいとは何か

 いらっしゃる人の少なくない割合の人は、間違えずに学びたいと思っています。いや、誰しもがそうでしょう。理論的かつ科学的だからと、研究所にいらっしゃいます。このことは、これまでも述べてきました。
声は、顔のように、正しいというのはないが流行はあります。伝達の機能としてなら優劣もあります。NHKのアナウンサーの発音やイントネーションは、放送においては「正しい」でしょう。しかし、正しい喉の使い方、共鳴のさせ方、高い音やミックスヴォイスの出し方などというのと、声そのものの魅力づくりとは、次元が違うのです。
結論からいうと、「やり方」はアプローチの一つにすぎません。声の出せる体や感覚がわかる、身につく、鍛えられる、調整される、その結果として、声が通じるようになるということが、必ずしも、その延長には存在しないのです。

今日のトレーナーのできごと

Tさん、今日「エ」、曖昧な発音になっていましたが、少し舌先を意識するようにしたら、良くなりました。
喉の前に力が入ると、高音が出にくくなります。息を吸うような感じで歌いましょう。(アオザイ)

ブログ更新 お知らせ

レッスン受講生の皆さんのレッスンからの声」 を更新しました。

2015年6月27日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○禁じない

 私は「――しなさい」は言いません。それは強制であり、「それ以外してはいけない」という禁止です。子供のような生徒でも、子供扱いすると子供のままになります。自由奔放な幼児にまで戻せるならよいのですが、自由を失った子供に、声や歌まで受験勉強のようにさせてどうなるのでしょう。
 教える先生やトレーナーの自己満足では、高校の管理野球のようなものです。日本の合唱団もそういう体質でしたが、義務教育の一環と、アートや大人としての場は違うとしましょう。
 なのに、「教育したがる人―教育を受けたがる人」の絆は、強いのでしょう。それでは私は失格となるのでしょうね。
 教えたい人の熱意はよいのですが、それが、相手の呼吸や意志をコントロールしてしまう。心身を緊張させた状態においてしまうことが問題です。レッスンでリラックスさせた分、本番であがってしまうのでは…。
 声を声で教える、怒った声や命じた声は、悪い見本でしょうか。役者や声優は、そういう声も使うので参考になるかもしれません。一人の人間にいろんな声があることを学ぶのならよいでしょう。そういう意味で声の表現力の弱いトレーナーは、別に見本をおくようにすることです。

今日のトレーナーのできごと

Zさん、低い音でのハミングから母音を作る練習は気持ちよくできましたか。
身体が気持ちよいと感じるようにまずは楽に声を出してみましょう。
コンコーネ、サンタルチアともにのびのび歌えました。(マナブ)

2015年6月26日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○はみ出す、自分を出す

 私が教えないのは、トレーニングは、内なる自分を出す、そのプロセスだからです。いくらバランスよくまとめて声を整えても、インパクトなしには何の魅力もないのです。
 特に自分の世界を打ち出していくときに…。
 自分を出す前に何を教えるのでしょう。先生のやり方、ミスしない方法、カラオケの点数アップ?「それでよいのですか」と問うても、「お願いします」というのが、この国のこの頃です。
 自分でまとめなくても、はみ出たのがひどければ、自ずとまとまってきます。客を前にして、自ずとまとまろうとします。自ら注意すべきことに気づきます。調整はそこからでよいのです。
 歌やせりふで私は「プロや一流は、あなたたちが思う以上にはみ出しているから、あなたがどんなにはみ出しても足りないと思え」と言います。やりすぎたら注意すると言って、注意する程にやり過ぎる人、むしろ、そういうことのできる人は、ほとんどいません。日本でよく聞く自主規制、自己規制、それは魅力規制です。そんな人ばかりで、いくら集まってもつまらないものにしかならないのです。

ビジネスで人間が声を発するのに必要なもの

皆さんは、どのような声の人から商品を買いたいと思いますか?例えば、暗くボソボソ喋るような人。甲高い声で必要としない情報をずっと喋り続けるような人。やたらと大きな声で力強くうるさいくらいに喋る人。私は、このような人からは買いたいと思いません。特に高額商品の商談だったとしたらなおさらです。「暗くボソボソ」というのは、自分の商品知識やお客様に何をアピールしたいかということを明確に伝える力が感じられません。「甲高い声で客が必要としない情報までもしつこく説明してくる」というようだと、うんざりしてしまい、商品に対する興味も失せます。「やたらと力強くうるさいくらいに喋る」という人は、威圧感があり、客側が「買わされる」という脅迫感に駆られるかもしれません。本当に商品を売りたいのであれば、中身が大事だと思います。商品知識、客の好みに対する提案、その商品を手に入れるとどのようなよいことが考えられるか。そして、ここぞという伝えたいときにしっかり声を使う。この辺がうまいのが、ジャパネットたかたの高田明元社長だと思います。彼は非常に声を高く使うことがありますが、「この商品にはこんなによいことがあるんですよ、これを使うと、生活がもっと楽しく便利なりますよ」という「気持ちを込めて」商品を伝える。その結果出ている声が、あの声なのだと思います。だから、多くの人が共感を得るのですね。大事なのは、声質よりも「何を伝えるか」。お客様に何を提案できるかということの「中身」だと私は思います。(♭Я)

2015年6月25日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○思いっきりよくの勧め

 私はよく、「思いっきりやってみなさい」と言います。「めちゃくちゃはみ出せ」と、それがよくなければ自分でわかる。わからなければ言うからと。何を恐れることがあるのかと。
 オーディションなら、作品そのものでなく自分をみせる場なのです。はみ出ださずに、どうアピールするのでしょう。熟練した技など得意にひけらかす人を誰がとりたいと思うのでしょうか。(でも日本では、そんなのを、安全というのでとるのも多いから困るんで…)
 はみ出てひどすぎたら注意されるから直せばよい、自分を出して、それが合わなければ何か言われる。そこで修正してよい。はみ出た上で作品をチェックする権利があると思ってください。
 

今日のトレーナーのできごと

喉のコンディションも悪くなく、発声練習でも良い部分がたくさんありました。リップロールでの発声は、大変良いのでその練習で響いている場所に、曲を歌う時にも当たっていけばよいのにと、切に願っています!(琴)

fukugen更新 お知らせ

fukugen(福言)を更新しました。clover

http://bvt.txt-nifty.com/fukugen/

2015年6月24日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○何でもやってみる

 トレーナーについているのですから、きちんと使うことです。きちんと使うとは、新しいことを知ってやってみるのでなく、これまでのことを新しくみるということです。
 プロのピッチャーは、まずきわどいところに投げて、今日のアンパイアのストライクゾーンをつかみます。一流のピッチャーはきわどいカウントを逆手にとり、そのストライクゾーンを自分に有利に決めていくとさえ聞きます。
 頭のよい優等生は、間違いだと思う答えは記入せず、平均点以上をきれいな回答で収めるそうです。しかし、本当に優秀な人は、すべての欄を記入します。そのくらいでないと、絶対に間違っている答えを堂々と記入して、たまに1つ当ててしまうような、勉強ができない人の直観力や処世術にも、いつか負けてしまいます。

日常の生活の中の声

基本的に怒鳴っている声というのはあまり人にいい印象を与えません。しかしこれも時と場所によって変化します。例えば築地の競りや上野のアメ横の店頭販売などはうるさいなと思うときもありますが活気があって聞こえます。あの声も一つの伝統文化のような気もします。
日本独特の文化だと思いますがエレベーターガールや結婚式場などの司会進行役の女性の甘えたような声もあまり好印象をうけません。他の場所や海外ではあのような声やスピーチを聴くことは通常はないのでちょっと違和感があります。
丁寧だとは思うのですがどこか作っている感覚を受けてしまい、本心が分かりづらいという面はあると思います。以前結婚式場などの司会進行のお仕事の生徒さんがいましたがその方は日常の会話もお仕事のような声になっていて違和感をもちました。
かといって声楽家の喋っているときから響きが高そうな声や歌っているような喋り声もいかがと思います。私が知る限り海外の声楽家で日本人ほど歌っているような声で喋っている人はあまり知りません。歌のポジションを日頃から気をつけている方は大勢いますがそこには違和感がないのです。
日常で聴こえてくる声は案外違和感が多いものが多いですが、それが違和感かそうでないかというのはその人の人間性であったりこれまでの声の使い方できまってくると思うのです。(♭Σ)

2015年6月23日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○よくないことの勧め

 「気を付けの姿勢で胸を張って歌いなさい」最近はこういう指導は、あまりされていないと思います。「大きな口、口を大きく開けて歌いなさい」もかなり減ったでしょう。
 でも、人によっては、場合によっては一時試みるのも悪くはありません。トレーナーからは、それなりに否定の理由があるでしょう。胸を上げすぎると腰のところに空気が入らない(支えやら深い呼吸がしにくい。口でなく口の中を開けるべきだ、響かず、浅くなる)など。
 しかし、何事もやってみることはよいことです。よくないことさえ、やってみるのは悪いこととは思いません。もしかして私の想像を超えたよくないこともあるかもしれませんから、それがよいこととまでは言いませんが、試すのはいけないことではありません。
 頭で、教えられたとおりにやってもみずに従うよりも、自らやってみて、よくないと知ることも大切です。注意されないように頭で考えるようになるのはよくありません。最初からやらないのでなく、やって注意されて、気づいて修正していく方がずっと大切なことだと思いませんか。

今日のトレーナーのできごと

Tさん、前回意識して頂いたところは改善されてきています。
これからは、今日のように、5W1Hを伝えることと、更に具体的なキャラクター設定をしてみましょう。この辺りができてくると、聞いていて、メリハリがあるように聞こえ、とてもおもしろかったです。(牛若丸)

風邪 お知らせ

梅雨だからでしょうか、風邪をひいて体調を崩されていらっしゃる方が多いです。今日は雷注意報もでていて、これから天気がくずれる見込みです。clover

2015年6月22日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声量のこと

 文明が発達すると声は小さくなるようです。子供が大人になり、プリミティブな社会だったのが先進国になると声は大きく出さなくなる、ただし、それと、大きく出せなくなるとは異なります。
 声の大きさは一つの要素で、必ずしも大きな声がよいのではありません。しかし、トレーニングでは大は小を兼ねる。大きくしか出せない声はよくないし未熟ですが、大きく出せて小さく使うのが、本当の芸に欠かせない技術です。
 それは、器と丁寧さとの関係です。いつも述べているように、大きく出せるという器で細かくメモライズして丁寧に使う。
 マックスは使わず、マックスが想像つかないという、底の見えないところ、それがバックグランドとしてあるから魅力となるわけです。
 ですから、その懐の深さをもって、今度はきめ細やかに声量の差、メリハリをつけ、さらにミニマム、ピアニッシモの声でもきちんと伝えられるように出す。声量は力でなく、力があるから、力を出さなくても声量となるのです。そのために呼吸、発声、共鳴ということを学んでいるのです。
 声量は、今の日本人のもっとも不得意とするところです。すぐにマイクでカバーしてしまうため、声質(音色)とともに忘れられつつあります。それゆえ声の魅力をもてず、世界レベルへ達しないのです。
 カラオケがハイトーンの競争に陥ったように、発音や高音(声域)というわかりやすい低レベルの基準で、あたふたヴォイトレをしているのです。
 先の2つに比べ、後の2つは大したことのない問題です。原曲キィで、本人のように歌おうとするから問題が生じるだけです。そればかりにこだわっては、本当の個声を追求できず、才能も磨かれずに終わりかねないのです。

今日のトレーナーのできごと

Aさん、高くなると声が細くなるとのことでした。息のスピードと量が足りないことが原因かと思われます。時速100キロくらいの息を吐くイメージで、高い音のときも、息のスピードと量を減らさないように練習してみましょう。(アロマ)

2015年6月21日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○個声

 私は、かなり客観的に、「どんなヴォイトレもよい」と全てを認めています。トレーニングなのだから、それ自体に正誤はなく、自分にプラスになるように使ったらよいと。それをマイナスになるように使うのならやめればよい。そのために、まず、何がプラスでマイナスか学ぶべきです。
 こうして述べていくと自らのヴォイトレやヴォイトレ論だけで浮いてしまっている居心地の悪さを感じます。
 正しい声、正しい教え方、正しいヴォイトレを求め、そうでない声を否定する。そういう流れは居心地よくない。しかし、そういう声ばかりになりつつあります。
 歌手は、役者は、もういない。使いたくないのではありません。でも使っているレベルが落ちたのも、客も、多分、つくり手の多くも気づいていないかもしれません。俳優、声優も同じく、表舞台から消えつつあるのです。やがて、浪花節や時代劇と運命を共にしてしまうのでしょうか。個声がなくなっていくのです。それでよいはずがありません。

今日のトレーナーのできごと

Wさん、上顎が、△屋根ではなく、かまぼこ型になるように心がけましょう。
その状態で、顎を下げ気味にして、天井を上げることを心がけると、非常にいい声に聞こえました。(牛若丸)

2015年6月20日 (土)

今日のトレーナーのできごと

Mさん、喉の奧を開けて声をだすこと、常に頭においてください。あくびの時の喉が理想的です。最初は、まず顎を下げて、口を大きくあけてみましょう。
「サンタ・ルチア」のイタリア語の発音はよくできています。次回が楽しみです。(このは)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○個性

 個性的というなら、少なくても役者、歌手なら、昭和の時代の方が多かったでしょう。5人から48人で歌うような人たちを歌手と呼んでよいのかという時代錯誤な疑問は置いておくとします。でも、声一つ考えても、アーティストは違うものでしょう。
 集団化、シンクロナイズにおいて、日本は北朝鮮の上をいくほどで、共産国家、独裁国家よりも一糸乱れないように教育、いや牽制しあって育ちます。世間を重んじる国民性でもあります。それを美しいとか、仲間とそのように楽しみたいとかいう人は、それでよいでしょう。
 でも心身はどうなのか。というのは、声一つにもそういう気質は現れるからです。つくった表情や作り笑いは、しぜんで健康的なものとは違うのと似ています。個性が出ていなくては魅力はありません。
 

2015年6月19日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○叩き台と絶対量

 私は、自分で考えたことをしゃべっていますが、人に「考えろ」とは言いません。本やブログに「考えるように」と書くことはありますが、それは考え尽くさないと考えることがやめられない、人間の性や業へ対してです。こういう文章を元に考え尽して、「もういい、考えたって仕方ない」と開き直るために必要な人もいるからです。
 声は出さないと出ません。ピアノは弾かないとうまくなりません。それだけなのに、今は、そこが絶対的に足りない人が多いのです。私を支えているのは、誰よりも声を出した日々があったこと、そこだけです。
 昔はそこが充分だったので、その逆に、考えること、頭でなく体として感じることのステップアップとして叩き台が必要だったのです。今回も、このレベルくらいで述べたいのですが、まずわかって欲しいのは、「絶対に足りていないこと」です。
 これでは、医者やトレーナーに何を相談しても何ともなりません。モチベート、気力、取り組みといったメンタルについて、今や9割の人たちの問題となりつつあります。何にもならないのに、何かになっていそうに思ってメソッドや教本が使われるのです。それでは抗うつ剤のように思いませんか。

「ことばのレッスン」

声優志望、俳優志望、司会者、アナウンサーなど、専門分野で活躍している人(または目指している人)だけでなく、接客や事務仕事の電話応対などで必要な人、地方の訛りをとりたい人など目的は様々です。
そのなかに訛りをとりたいと言ってことばのレッスンを受けている人がいます。
家族全員が標準語で話す私からすると、田舎の方言や訛りはとても温かく味があって聞こえるので、うらやましい限りです。
それでも、その方々は口々に「標準語のイントネーションで話したい」と言います。
地方出身者がどんな思いで言葉のアクセントを直しているか、もともと標準語圏で生活している私にはなかなか想像できにくいことではありますが、身体に染み付いたその地方の言葉(イントネーション)を直すのですから容易ではない様子が、レッスンからも伝わってきます。

・レッスンの録音をとって何度も聞き返し、録音に重ねて一緒に正しい発音をする(シャドーイング)
・テキストに、間違えた箇所が一目で分かるよう色分けするなどして書き込む。また、音の高低を矢印などで表す
レッスン時、直したところを復唱するだけでは、そのときはできていますが、また時間が経つと忘れてしまいがちです。
正しいイントネーションで話せる日が一日も早くやってくるよう、上記のような「オリジナルな一工夫」を何かすることをお薦めします。(♯Å)

2015年6月18日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○人を選ぶ能力とマッチング

 人を選ぶのもその人の能力です。出会いも同じです。私たちは、必要な人とは出会うように生きているのです。たとえ選び損なったと思っても、その経験を基にして選び直せばよいのです。そんなレベルで、どうのこうの言うだけ時間の無駄です。そんな暇があれば動けばよいのです。やることがないから愚痴っていくと、それで生涯を終えてしまいます。そういう人たちに「そうでないように変われ」と示しても改心できなかったとすれば、それも私の力不足ですが…。
 理想というのも相手あってのもの、ニーズに応えつつ、少しずつ方向を変えていくのも必要だと思って、私は焦らなくなりました。自らの理想ははっきりとしているので、ニーズについては、それを、それぞれもっとも適切な人と役割分担すればよいわけです。
 教えられたい人には教えたい人をマッチングすればよいということです。どんな形であれ、声の研究ができているのなら、声の研究所です。
 というか、そのおかげで私は一人でやるよりもその10倍の学びを得られるようになっているのです。もっとも多くのトレーナーと接することで、もっとも多くのことを教えられたのです。
 研究所のブログなどは、そのプロセスであり、私からのお返しということです。どうマッチングしていくのかこそ、自らの世界をつくる最大の秘訣なのに、なぜそこを学ばないのでしょう。

今日のトレーナーのできごと

Wさん、口が開いて喉を使わない緩い声だとスムーズに低音から高音まで移動できてよかったですよね。リラックスしてゆるゆるダラダラと身体を緩めながら息を吐いていくストレッチはお風呂上りにでもやってみましょう。コツはやはり息をたくさん吐こうとすることです。吐こうとすると胸周りに力みが出やすいので、背中を丸めたり試してみてくださいね。(こたろう)

2015年6月17日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○受け身体質では

 幼い頃、大きな声で騒いだり叫んだりしていたのが出せなくなったのは、教育のせいでもあるのでしょう。マナーということでは、声を荒げないのは日本だけではありません。が、受け身体質として、主体性をも奪ってしまう日本の学校教育、音大も含みますが、それは反面教師としての役割を果たしていたのでしょうか。
 何よりもアーティストになりたい人は、アーティスティックな毎日のなかで研鑽していくものでしょう。先生の教え方とか、トレーナーがよいとか悪いとか、考えること自体、無駄なことに思うのです。
 私は、なぜ、自分の表現を、つまり、自由な表現を目指す人が自ら不自由に教えられようとするのか、教えてくれるところにしか、自由も表現もないと思うのかわからなかったのです。むしろ、逆でしょう。
 しかし、こうして、30年も同じことを続けていると、なるほど、日本人というのは、先生だけでなく生徒も不自由をよしと、人に動かされることをよしとするのだとわかってもきたのです。でも、方法やメニュで教えてくれたものなどは役に立ちません。学び取ったものしか、ものにならないのです。

日常の生活の声

私は声優さん、役者さんなどを担当させていただくことが多かったのですがここ数年日常の声の悩みをもってレッスンにいらっしゃる生徒さんも増えてきました。そんな生徒さん方と接しているうちに私自身も日常の生活で聴こえてくる声に以前よりも耳を傾けることが多くなりました。
不愉快な感じを受けたりいい印象にならないものとしては
・マニュアルを読んでいるような遅れている電車の車内アナウンス。
・タメ口で接してくるタクシーの運転手や警察官や医者
・覇気のないやる気がなさそうな店員
などが私の場合はあります。この感じ方は人其々だと思うので一概に言えないのですが、かなり損をしているなと思うのです。たった数秒間の言葉がけを変えるだけでかなり印象は変わってきます。発声や呼吸、響きや、支え、かつぜつという問題は各個人いろいろあると思うのですが、「印象」という点はそれ以上に大事だと思います。上記のタクシーや警察官、医者、店員などは声や言葉の印象がいいだけでとても親切に感じますし好印象で次もお願いしたいと思うものですが、それぞれの職業での実力はあっても印象が悪いだけでもう会いたくないと思われてしまうものなので声だけでなく使い方も考えていく必要があると思います。(♭Σ)

2015年6月16日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○パントマイムの人もくるヴォイトレ☆

 今は、いきなり声を出してもらうことはありません。
 本人が望めば、声やせりふ、歌のことを学んでいくのですから、当然、まず聞かせてもらう方がよいのです。しかし、メンタル面に問題のある人や声の病気をもつ人が来るようになり、かなり変わりました。声をうまく出せないのでなく、声自体を出せない人もいらっしゃるからです。
 さらに、声を出す必要のない人、ダンサーやパントマイムなど、呼吸を学びに来る人さえいるのです。故障などのリハビリを早く終わらせるのにも有効です。そういう人も、呼吸を深めたり、指導や共演のときのために声が使えることは必要だからです。

今日のトレーナーのできごと

Oさん、かなりいい方向に成長してると思います。安心して頑張ってください。(ホワイト)

2015年6月15日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○質問の意味

 私も、自分の先生に、本当に知りたくてという質問というのは、したことがありません。挨拶代わりにコミュニケーションのツールとしては使いましたが。いつかはまともに質問できるレベルになって選び抜いた質問を、と思っていました。せっかく会えるのに、下手な質問をたくさんするのは愚かなこと、周りの迷惑にも先生のレッスンの邪魔、ひいては、自分のレッスンの質が落ちるとさえ考えていました。
 質問して答えをもらったところで何ともならないし、質問を褒めてもらいたいなら別ですが、それでこちらが見透かされる恐怖もあったのです。今も、大体はそれで合っていたと思います。ただ、そういうものは、その関係性、目的、レベル、タイプ、そして場、環境にもよるでしょう。当然、時代や育ちにも。
 私は、自分が自分に対して否定しているものでさえも、皆さんの場としては、選べるものを提供しようとしてきました。そうする器をもつ努力をしています。
 仮に質問は不要であり不毛だと思っていたとしても、(そんなことはありませんが)研究所はあらゆる質問を内外から受付け、回答しています。<Q&Aブログ>は、この分野では世界最大のものとなっています。なぜなら、質問から学ばされるのは私たちだからです。これはクレームと同じく、大切な気づきの材料です。

今日のトレーナーのできごと

Rさん、パソコンをよくお使いになるとのことでした。首の後がもし固まりやすいようでしたら、よくほぐしてみてください。今日は息が吐けるようになることを重点的に行ないました。だいぶよく息が吐けるようになってきたと思いますが、おなかの支えがなくなってしまったので、次回は支えながら息が吐けるようにトレーニングしていきましょう。(アロマ)

ブログ更新 お知らせ

ブログ更新しました。 clover

レクチャー・レッスンメモ http://bvt.txt-nifty.com/professional/

みなさんのお勧めアーティスト http://bvt.txt-nifty.com/bvlibrary/

レッスン受講生の皆さんのレッスンからの声  http://bvt.txt-nifty.com/lessonreport/

2015年6月14日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○体で聞く☆

 昔の人、というと失礼ですが、私が研究所を始めたときには、レッスンの質問というのは、ほとんど出なかった。それは、レッスンを受けるまえに大方片付いていた。大体は、事務的な質問だったわけです。レッスンでは、参加者はひたすら体で吸収することに専念していたともいえます。
 もしかすると、私に聞きづらかったのかもしれませんし、そういう雰囲気でなかったのかもしれません。当時、私には、質問を聞こうとする姿勢も教えようとする姿勢も、今ほどにはなかったのを認めます。
 それは時代のせいでも私のせいでもなく、いらした方が優秀、かつ自立していたからだと思うのです。私も若輩でした。でも、他のトレーナーには質問しやすかったせいか、そこを介して質問回答集などをつくっていました。レッスンでは感覚を集中させたかったからです。
 今と異なり、レッスンで学びに行くのに質問するものではないという風潮もありました。体を使った人は黙ってコツコツと変わっていくのに、頭を使った人は身につかず口から文句が出てくるようになったのは、まさに対照的でした。
 

今日のトレーナーのできごと

「エ」の時、意識的に口を縦にして舌根を下げましょう。 舌根がしっかり下がっていた時、とても良い声が出ていました。 家でも鏡を見ながら練習してみてください。 曲の時、喉の前に力が入らないように、温泉に入っている位のリラックス感で歌ってくださいね。 (アオザイ)

ホームページ更新 お知らせ

ホームページ更新しました。clover  http://www.bvt.co.jp

2015年6月13日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○頭を切ること

 スポーツをしたり自転車に乗ったりすること、これらは大脳の働きでなく小脳が司ると教えられました。頭でなく体で覚えると言われてきました。頭での思考や理解が全くないとはいえませんが、練習を重ねることで、誰もがあるところまではいきつくのです。反面、いくら考えても体を動かしてくり返さない限り、何ら身につかないのです。
 もっとわかりやすいのは、できないことができたときです。スポーツも、自転車も、ピアノを弾くのも、すべて、考えることが切れたときに体でできていたでしょう。つまり、考えが切れていたときに起こるのだから、考えてはだめということです。
 これは、できたあとに頭が働くことでもわかります。我に返って気づくのです。ここで考えや頭というのは、意識というようなことでしょうか。
 ピアノでいうと、一曲、何も見ずに丸ごとなら弾けるのに、途中で一か所躓くと、そこから先は弾けない。そういうときに、何も考えずに頭からやり直せば、大体はまた弾けますが、間違ったところはどうだったのか考えたら指も動かなくなる。考えないなら指が動いてできるのに、考えるとその日は全くできなくなって、それを忘れた翌日には弾けたりする。歌の歌詞などを忘れるのも似ています。ですから、禅などでは、頭を切る修行をするわけなのです。

今日のトレーナーのできごと

Dさん、息が流れない等の悩みがあるようですが、ロングトーンの練習で少しずつがんばっていきましょう。 「慕情」は今のままでもとても心を打つ歌唱ですが、さらに表現力をますために具体的な情景をイメージすると良いです。 (マナブ)

2015年6月12日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○馴れる

 私たちは頭で考えて動いているつもりで、決してそうではありません。むしろ、頭をストップした方がうまくいっていることを知るべきなのです。目的地くらいはセットしなくてはいけませんが、これも同じところへ毎日行くのであれば、家を出たら会社や学校に着いているものです。これもトレーニングであり体が馴れて、そして覚えたということです。もっとわかりやすいのは、自転車や車の運転でしょう。
 私はペーパードライバーから車を運転し始めてしばらく、頭を使うとわからなくなることが、ときにありました。アクセルとブレーキを間違えたり、左足でブレーキを踏もうとしたこともありました。慌てるとさらにひどい、ギアをPとかNに入れたり、パーキングブレーキを解除し忘れたり…。私よりは鋭いと思われる人も、教習所のときを思い出してください。そのことから、人は考えてやるのではなく、考えなくてもやってしまうものであると知りました。考えるとできなかったり、うまくやれなくなることを、もう一度捉えてみてください。

ビジネスで人間が声を発するのに必要なもの

皆さんは、どのような声の人から商品を買いたいと思いますか?例えば、暗くボソボソ喋るような人。甲高い声で必要としない情報をずっと喋り続けるような人。やたらと大きな声で力強くうるさいくらいに喋る人。私は、このような人からは買いたいと思いません。特に高額商品の商談だったとしたらなおさらです。「暗くボソボソ」というのは、自分の商品知識やお客様に何をアピールしたいかということを明確に伝える力が感じられません。「甲高い声で客が必要としない情報までもしつこく説明してくる」というようだと、うんざりしてしまい、商品に対する興味も失せます。「やたらと力強くうるさいくらいに喋る」という人は、威圧感があり、客側が「買わされる」という脅迫感に駆られるかもしれません。本当に商品を売りたいのであれば、中身が大事だと思います。商品知識、客の好みに対する提案、その商品を手に入れるとどのようなよいことが考えられるか。そして、ここぞという伝えたいときにしっかり声を使う。この辺がうまいのが、ジャパネットたかたの高田明元社長だと思います。彼は非常に声を高く使うことがありますが、「この商品にはこんなによいことがあるんですよ、これを使うと、生活がもっと楽しく便利なりますよ」という「気持ちを込めて」商品を伝える。その結果出ている声が、あの声なのだと思います。だから、多くの人が共感を得るのですね。大事なのは、声質よりも「何を伝えるか」。お客様に何を提案できるかということの「中身」だと私は思います。
(♭Я)

2015年6月11日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○流れ

 ひしめく日本人によるスムースな横断を見られる、渋谷の109前の交差点は、外国人の観光名所になっているといいます。私は、高校生で上京したとき、渋谷駅でたくさんの人を見て具合が悪くなりました。その話をしたら母がたいそう心配したのを覚えています。学生の頃には、いつのまにか人にぶつからずに大勢の行き交うなかを歩くことのできている自分に気がつきました。部活のバスケットボールの経験が活きたとも思っていましたが、考えるまでもなく、東京に住んでいる人ならぶつからないのです。
 ラッシュにも鍛えられました。その秘訣は、誰でも知っていることですが、この先、大切なキーワードとなるので言います。流れに逆らわないこと、脱力すること、自らを無とするということです。つまり、大きな流れに入って、そこに身を委ねるのです。結果としてスムースにしぜんと電車に乗り、しぜんと階段を上がっているのです。自分で乗ろうとか上がろうとせずに、その流れに加わり、周りから押されるのを受けていれば、しぜんに足が動いて、なるようになります。
 ここまで述べて、日本のラッシュは、個人の意識や行動する力を奪う働きをしているのではないかと気づきました。それゆえ、「降ります」と、流れのないところで電車の出口に近づくことに、大したプレッシャーを感じる社会になっているのです。ちなみに私は、ラッシュでは、座席になだれ込まないように流れをくいとめる大魔神のような役割でした。筋力を最大限使って支えていました。背が小さく宙に浮いてしまっている女子高生と、どちらが大変だったのでしょうか。

今日のトレーナーのできごと

Hさん、高音を軽く歌っていくイメージから入り、明るい声の音色も出ていましたしね。次回も、少しづつ企画を変えてレッスンしていきます。(琴)

2015年6月10日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○体感

 人工のセンサー万能の時代になっても、トレーニングや修行を積んで研ぎ澄まされた人のもつ感覚には、いつも驚かされます。千原ジュニアの番組「超絶凄ワザ!」を見ると、達人の技は、センサーや精巧な工具を今もって超えています。1000分の1ミリなどというのが触感や削り出す技術に使われたりします。そういえば、坂本龍一氏※が、リズムで1000分の1秒で異変に気づく、1000分の40秒で明らかにわかるというようなことを述べていたような覚えがあります。
 トレーニングした人と、トレーニングしていない人との差は著しいものです。
 小さな頃、野球でいうフライを獲るのに、うまいのと下手なのがいました。何秒後、何メートル先のどこにいたらキャッチできるのかを予測して行動する体感力です。高度な物理学でも計算は難しいし、そのようなロボットはまだまだできないと思います。天空に上がったボールを射撃することはできるかもしれないが、ピッチャーのフォーム、バッターの捕え、打撃音から瞬時に検討をつけ、大まかに位置方向を捉え、予測して動き、調整、修正してキャッチするのは、経験と勘です。そこでは、どのくらいのデータがいるのでしょうか。
 高度に発達しつつあるAI、センサーやロボットは自然の世界や、しぜんに生み出した動植物に追いつこうとしています。でも、ようやくダンスや階段を昇降できるレベルになったところです。最後までロボットに取って代わられないのはどこなのかを考えることです。

レッスン継続の必要性

トレーナーとしてではなく一歌い手として書きます。私は声の個人レッスンというものを受講し始めてから19年がたちます。この19年の間にどれだけのレッスンを受けてきたのでしょうか。単純に月に4回だとしても912回のレッスンをうけたことになります。月に12回以上うけることもあるので単純な回数だとこの2000回に近いのではないでしょうか。ではこの2000回が全て実りあるレッスンだったかというと実際はそうもいえません。悩んでいたり、先生の指導に不満や疑問があったり、上手くいったりいかなかったり。上手くいかないのを先生のせいにすることもありました。しかし単純にこの2000回があったからこそ身についたこともあります。1レッスンが1時間だとしても2000時間費やしたからこそ身についたものは多々あります。私は不器用な人間なので人より時間をかけねばできません。ただこの時間を費やしたからこそ身についたもので仕事ができています。もちろんお金もかなり掛けています。
でも思うのです。2000回の中で本当の意味で自覚して「分かった」「この感覚だ」と掴めたのは10回あるかないかではないでしょうか。上のソまでしかでなかった私が一気に更にその上のドやレの出し方を憶えたときもこのような感覚でした。徐々に音域が広がったのではなくある日突然感覚をつかめてその日からハイCと呼ばれる高音の出し方を憶えました。それは今でも体にインプットされています。ただこれも2000回続けてきたからこそつかめるのであって私は1/200ですが200回受けてやっと一つ何かを会得できるわけです。器用な人はもっと早くつかめるわけですが世の中器用な人間ばかりではありませんからね。何かを身につけるためには根気と時間がかかります。でもこれを続けた人間でなければつかめないものもあると思うのです。(♭Σ)

2015年6月 9日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○胎内巡り

 会社の研修などには暗闇を歩くようなものがあるそうです。そこでは耳や体の感覚が鋭くなります。
 お寺のなかで、いつも、あるいは特別な時期に、仏様の下を潜ることがあります。有名なところでは、長野の善光寺や京都の清水寺ほかで、私も何回か体験しました。真暗な床下に降りていき、壁や手すりを頼りに進みます。
 経験のない人は、お化け屋敷や洞窟、鍾乳洞の探検などを思い出してみてください。
 耳と手がセンサーとなり、嗅覚も、全く見えない中で視覚も研ぎ澄まされます。頭をぶつけないように腰はかがめることでしょう。
 なぜ、ライブやコンサートで消電といって照明を消すのかというと、ステージに集中させるためです。特に歌では、耳だけで聞いてもらいたいものほど、明かりを落とします。ピンスポ一本にしますね。注意や集中力を喚起するためです。
 闇にする。これは、耳の力を取り戻すよい方法です。

今日のトレーナーのできごと

Jさん、舞台などで大きな声を使いたければ、自主トレでもしっかり大きめの声を出し慣れておかないと、喉を傷めやすくなるので、うまく自主トレを組み立てましょう。(逗子)

2015年6月 8日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

<体で学べるようにするには>

○声は音の世界

 声は音ですから、聴覚で捉えます。とはいえ、自分の声は、骨振動でも自分に伝わっています。他の音も体でも捉えているわけです。限度を超えた低周波や高周波は、人間の耳の鼓膜だけではとらえられません。映画館やお祭りの大太鼓、花火の音など、重低音は、心臓や胸、脳、足などにダイレクトに伝わりますね。それは触覚といってもよいくらいです。もちろん、波動の世界でもありますから、その高いところに光、色の区分け、視覚もあるのですが。
 かつては、ラジオやレコードに長らく耳を傾ける時間がありました。そこは聴く力を磨くベースになりました。遊びも仕事もアウトドア、自然のなかで行っていました。そこが体で感じるベースになりました。今の私たちは視覚優位の世界にいます。インドアの、さらにPC、スマホのスクリーンのなかにいます。それを切り替える時間を意図的にとる必要があると思うのです。

今日のトレーナーのできごと

Tさん、どんな表現でも声優さんでない限りは、基本的に自分の声で歌うべきだと思います。その際、胸や顔の力みが顕著だと声にもどこか違和感が多く生まれてくるので、顔がゆがまないなどのトレーニングを鏡などをみながら行うといいかと思います。(とっくり)

梅雨入り お知らせ

関東地方が梅雨入りしました。あじさいもきれいに咲いています。virgo

2015年6月 7日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○21世紀には

 オペラも邦楽も21世紀になり生き残るのに青息吐息、歌の番組はプロレスやボクシング、野球並みに低迷しています。スターが生まれなければ滅びる、ヒット、人気商品が出なくては、やがて衰え潰れていくのです。
 多くの人が長く愛するもの、それこそが基本のあるものであり、私たちの学ぶべきクラシックとしての基準です。(ここでのクラシックは、オペラ、声楽のことではありません)それは、ときに、その時代、その国や地方のその場限りの大衆性と反します。
 ですが、根本を考え、そこをトレーニングします。それは世の中を、次世代を先駆ける感覚を形にすることです。その一つのツールとして、ヴォイトレを捉えるということなのです。ちなみに、ローリングストーン誌が世界のシンガーのランキング100を公開しています。それをみると、いろいろと考えさせられるはずです。

今日のトレーナーのできごと

Yさん、話し声に近い声を歌で使えるようにするには、実は思っている以上に練習が必要なのですが、その訓練を見事に地道に重ねてこられた成果が感じられました。この調子で粘り強くがんばってください。(こたろう)

庭木の剪定 お知らせ

玄関の木がのびてきたので(ホームページの写真にものっています)、剪定を行いました。元々、植えたものではないのですが、年月をかけ2階までのびてきました。clover

2015年6月 6日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○根本のもの

 美空ひばりは、玄人受け(プロから目標とされた)だけでなく、大衆受けし、死して十数年経ってもセールスは続いています。紛れもなく、偉大なアーティストです。これで国際的なヒットがあればと残念な限りです。歌は、その大衆性こそが、このリストの歌い手の名に表れているのです。
 誰をあげるかで、その人の基準、判断がよくわかります。好き嫌いであげる人もいますが、音程、リズム、発音などでみる人、音質、発声でみる人もいます。歌は歌唱力とはいえ感情表現、感覚的なこと、聞く方の個人的な感情や育ちが入るので、なかなか客観的にならないものです。
 ゆえに私は、会っていない人、自分の人生と別のところに見本をとることを勧めています。まして、学ぶというのなら自分に入っていないものも学びたいものです。それは苦手や嫌いなタイプの歌手、トレーナーがもっていることが多いのです。となると複雑なものです。
・表現レベルに芸能としての歴史、浪曲―歌謡曲―JPOPS(日本)
・それに対するワールドミュージック、世界のPOP・
・さらに大きなくくりでは、学校、小説家、歌、声優、お笑い、神話、詩、本―漫画―アニメ、演劇―映画、ラジオ―TV、レコード―CD-DVD、
 世の移ろいにつれ、いろんな流行り廃りがあります。
 そこに仕掛けたプロデューサー、それを受けとめたり流していく大衆、群衆、個衆(個人志向)、一見すると、とりとめのないもののなかで、そこに普遍的に共通しているものがあります。その根本を学ぶことを知ることが大切なのです。
 

今日のトレーナーのできごと

Eさん、息を吸った瞬間に喉のポジションがきまります。そして、そのまま声をだしていきます。たくさん息を吸おうとして、肩が上がることや胸の位置が変わることは極力さけなければなりません。肩が上がってしまうと息があまりはいりません。息の量が少ないと歌う時間が短くなってしまいます。(このは)

イディナ・メンゼル 日本武道館

「アナと雪の女王」の主題歌でアカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞したイディナ・メンゼル。日本武道館でのライブでは、アリーナ席の観客に歌わせてコミニュケーションをとり、マイクを使わずアカペラで3階席まで声を届けるなど、圧巻の歌声でした。cd

2015年6月 5日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○ワールドサイズで考える

 歌や宗教をワールドサイズで考える視点が、どうもこの国では欠けていて、ガラパゴス化を超え、自家中毒になっています。それは批判ではありません。時代や国、時間や空間を超えて通じるものであってこそがクラシックということです。そして、そうであろうとなかろうと、これは基準と基本を知るためには、とても大切なことなのです。
 これは、アーティストに声の基本を強要したいのではありません。音大に行かなくてもプロになれた人は、音大に行った人より才能(努力も含めて)があります。音大を出た人こそ、そこに学ぶべき基本があるともいえます。
 それをクラシックとかポップスとかで二分するのではないのです。長く多くの人たちを惹きつけるものには、根本に共通のルール、つまり基本が宿っています。私が、このリストを前振りにして、本当に述べたいのはここからです。根本、基本があることと、世に認められる大衆性を得ること、および芸術性との関係、その成立の確認についてなのです。
 

声を出さずにこっそり呼吸のみで発声の練習をする

電車の中や歩いているときなど、どこでもできます。
呼吸法のボディの使い方は割愛させていただきます。まず呼気の際、歯や唇の隙間から息を流す方法をとる方が多いと思いますが、これは音が大きくなり周囲に迷惑をかけてしまい勝ちなので避けましょう。また実際に発声する時は声帯を振動させながら呼吸をコントロールするので、呼気の際に声帯が合わさらない程度に声帯の間に隙間を空けて呼気を流すといいでしょう。大事なのは、その時出したい音程や母音を意識して声帯をちゃんと引っ張り、また口の奥も実践さながらその母音の形に開くことです。つまり声帯以外の部位は実践さながらに使うといいでしょう。マスクなどしていれば周囲にばれないと思います。
以上のような練習を地味に繰り返していると自分の耳に音になって聞こえてこない分、呼吸の通り道や各筋肉の使い方や脱力の仕方、声帯の状態などが見えてくる面も大いにあると思います。お試しください。(♭Д)

2015年6月 4日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声に戻る

 私の自論はこれまでも述べてきました。(拙書「読むだけで…」に、リストあり)
 トレーナーとしては、すでにプロとしてやれている歌手のよしあし、好き嫌いはどうでもよいのです。そうでない人が誰をどう見本や参考にして、何をどう学ぶかということです。しかし、それは一概にいえないでしょう。相手(生徒)の目的やレベル、方向、優先すべきものによって違うのです。
 他のトレーナーのように「この人だけを聞きなさい」とは言いません。また、「この人は聞かない方がよい」とは、もっと言いません。どんなプロ、いやどんな人からでも学べる、学ぶ力がプロであること、それをプロのように学べる力をつけていくことがトレーニングだからです。 
 それでも私がこのようなものに学び、気がかりになるのは、何よりも、現実、現在の日本人のなかでも、耳があると思われている人の評価のあり様です。このケースでは、プロデューサーや歌手、トレーナーは世間の一端を代表しているからです。
 私なりのランキングは、声中心ですから、すでに今の時代、日本の歌は、声中心でないので合わなくなってきています。それも踏まえた上で、声、そこに戻ることこそが基本だと言いたいのです。ですから、いささかクラシックな考えになります。1960年前後のポップスなどでは、すでに50年経ち、現役つまり当時のリアルタイムで聞いていたファンが伝えてきたとしても、すでに少なくなってきているので、クラシックになりつつあります。
 つくられたときにいた人がいなくても継承し続けたところでクラシックとすると、そうなるのは早くて80年、およそ100年経てからです。ちょうど著作権の切れたところあたりから後ですね。
 つまり、時代を超えた、ということ、しかも、国を超えて自国のファン以外にも愛されてこそ、ということです。それは、このランキングではなしえていないのです。
 

今日のトレーナーのできごと

Hさん、ポイント:上半身と下半身の繋がりが持てるように、体重をのせるときは上半身も一緒にのせることを意識してください!(サンテグジュペリ)

消防車

けたたましいサイレンの音が近くで聞こえたと思ったら、数台の消防車が研究所の近くでとまりました。特に問題がなかったようで安心しました。clover

2015年6月 3日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○「歌がうまい歌手」リスト

 新年の週刊現代の「歌がうまい歌手」日本人で、プロデューサーたちが選んだリストをみました。その翌週には、歌手やヴォイストレーナーが異論を、それぞれに述べているのですが、私は、そこともスタンスが違いますので、結局、述べられませんでした。私としては、一般論ですが、歌手であれ何であれ、世の中でやれていたら皆それぞれによいという立場です。
 それは音楽、歌、発声だけの実力に限りません。そこは研究所のトレーナーとも違います。(スタンスというなら、レッスンでの声の可能性と限界においてみるようにしています)
 私のところには、マルチな才能をもつ人がたくさんきます。声を、何にどう使おうとでやれていたらよいということです。これはやれていなければダメということではありません。芸能であれ、ビジネスであれ、やれている人の声は、それゆえ、ひとまず肯定するというスタンスです。
 プロなら声で伝えている、その伝えているということを、広く捉えているということです。
 私もその一人です。それを歌とか朗読、アナウンスでは、プロでないと言われたところで畑違いなのです。
 このなかに、私の知人もいるのであまり述べたくもないのですが、具体的でないと論じにくいので引用しますと、
 ヴォーカルランキング
1、桑田 2、中島 3、山下(達) 4、小田 5、井上 6、五木 7、沢田 8、都 9、石川 10、玉置 11、桜井 12、中森 13、松任谷 14、坂本(冬) 15、稲葉 16、布施 17、吉田(美) 18、高橋(真) 19、椎名 20、松田(聖) [週刊現代1月17、24日版]
 これに対して、最新号で、歌い手やトレーナーらが異論を展開しています。

レッスンのためのトレーニングにならない

トレーナーをしていると皆さんの声を少しでもよくしたいと思いいろいろなことを伝えようとします。自分の経験、教わってきたことなどから声や姿をみてアドバイスしていくのですが、声のことを言い過ぎるあまり中には発声のことに頭が行き過ぎてかえって不自然な声をだしたり体を硬くしたりなどという人も多くいます。中には確かに高い音でてるけど、これじゃ使えないと思う方もいます。
現在はレッスンの方法が随分変わってきました。以前は発声をメインに全ての方にやっていましたが最近では別のトレーナーのやり方をベースに私が応用編をやったり発声は別のトレーナーのものを意識させて私はブレスやステージでの発展形でアドバイスすることも多いです。もちろん発声にはふれますし発声をメインにやる方もいますが、触れ合ってきてレッスンのためのトレーニングになっている方が多くいるという現実もたくさんみてきました。あくまでも本番や歌いたい曲、立ちたい舞台があって、そこをめざしてのトレーニングなのにトレーナーにほめられるためのトレーニングなってはいけないと思うのです。勉強の時期というのはありますし、声に没頭する期間というのもとても大事なのですが、初心は忘れてほしくないのです。
「トレーナーにいわれてからしなければいけない」ではなく「こうしたいから足りない部分を補うためにこうしたほうがいい」という発想になってくれるといいなと思います。(♭Σ)

2015年6月 2日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○天然型の基礎

 基礎への探求は、これまで、何事にも基礎があるということで、なされてきました。しかし、それをメソッドとして学ぼうと学ぶまいと、人から教えられようが教えられまいが、ともかく、身についているかどうかということです。そして、それは、よい早くとか、より高く(ハイレベル)、より深くとか、より長くとかのために必要であるということです。
 歌っているだけで、実力派の歌手になれた人は、そこに全ての基礎も、必要なことも入っていたということです。聞いて声を出すだけでハイレベルに対応でき、つくりあげることのできた人です。
 そして、そうでない大多数の人のために練習法、メソッドやトレーニングがあるのです。そして今の私の立場は、そこを突き詰めることが主になってきたのです。しかし、それに加えて、あまり論じられないことですが、さらにプロの力をつけるにはどうするのかということです。
 歌手や役者になれた人でも、その実力を維持し続け、向上させ、時代に対応するには、たくさんの課題があります。そのための声の研究がメインなのです。
 

今日のトレーナーのできごと

発声の時、疲れて大変だったと思いますが、あれくらいのエネルギーを持って声が出せると、とてもいい状態に聞こえました。
省エネにならないようにしましょう。(牛若丸)

2015年6月 1日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○一流を入れる

 スポーツや音楽の世界では、ときに教えられずに、あるところまで才能を発する人がいます。しかし、それにはやはり条件があります。必ずやそれ以前、一流のプレー、試合、作品などに接して、自らそこから吸収しているのです。独力で伸びる人は誰よりもそこから多くのものに気づき、学び、自分をコントロールし、足らないところを補っています。語学などもラジオだけで何か国語もマスターした人もいますね。何から、あるいは誰から学ぶかもセンスであり、才能の一つです。
 オペラにはメソッドがありますが、ポップスや邦楽にはありません。メソッドといっても、その時代の流行のもので、全世界で統一してあるというわけではありません。
 ここで述べたいのは、独力であれ、学校であれ、一時期はしっかりと他の人に学んでいるという事実です。歌を聞いてもいないし歌ってもいないで歌手になった人もいません。最初からうまかったとしても、しゃべれなかった時には、プロのように歌えていないでしょうし…。実力は、何に出会い、どう反応してきたかの積み重ねなのです。

今日のトレーナーのできごと

Tさん、発声よくなってますね。息がとまらないよう、下腹をもっと意識してください。そして、喉で強い声を出さないよう、口の奥を縦にして響きで歌えるよう練習してきましょうね。(アリス)

ブログ更新 お知らせ

ブログ更新しました。

「fukugen(福言)」  http://bvt.txt-nifty.com/fukugen/

「プロフェッショナルへの伝言」   http://bvt.txt-nifty.com/professional/

「レッスン録アーカイブ」   http://bvt.txt-nifty.com/flesson/

「レッスン受講生の皆さんのレッスンからの声」   http://bvt.txt-nifty.com/lessonreport/

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »