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2015年6月27日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○禁じない

 私は「――しなさい」は言いません。それは強制であり、「それ以外してはいけない」という禁止です。子供のような生徒でも、子供扱いすると子供のままになります。自由奔放な幼児にまで戻せるならよいのですが、自由を失った子供に、声や歌まで受験勉強のようにさせてどうなるのでしょう。
 教える先生やトレーナーの自己満足では、高校の管理野球のようなものです。日本の合唱団もそういう体質でしたが、義務教育の一環と、アートや大人としての場は違うとしましょう。
 なのに、「教育したがる人―教育を受けたがる人」の絆は、強いのでしょう。それでは私は失格となるのでしょうね。
 教えたい人の熱意はよいのですが、それが、相手の呼吸や意志をコントロールしてしまう。心身を緊張させた状態においてしまうことが問題です。レッスンでリラックスさせた分、本番であがってしまうのでは…。
 声を声で教える、怒った声や命じた声は、悪い見本でしょうか。役者や声優は、そういう声も使うので参考になるかもしれません。一人の人間にいろんな声があることを学ぶのならよいでしょう。そういう意味で声の表現力の弱いトレーナーは、別に見本をおくようにすることです。

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