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2015年6月 4日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声に戻る

 私の自論はこれまでも述べてきました。(拙書「読むだけで…」に、リストあり)
 トレーナーとしては、すでにプロとしてやれている歌手のよしあし、好き嫌いはどうでもよいのです。そうでない人が誰をどう見本や参考にして、何をどう学ぶかということです。しかし、それは一概にいえないでしょう。相手(生徒)の目的やレベル、方向、優先すべきものによって違うのです。
 他のトレーナーのように「この人だけを聞きなさい」とは言いません。また、「この人は聞かない方がよい」とは、もっと言いません。どんなプロ、いやどんな人からでも学べる、学ぶ力がプロであること、それをプロのように学べる力をつけていくことがトレーニングだからです。 
 それでも私がこのようなものに学び、気がかりになるのは、何よりも、現実、現在の日本人のなかでも、耳があると思われている人の評価のあり様です。このケースでは、プロデューサーや歌手、トレーナーは世間の一端を代表しているからです。
 私なりのランキングは、声中心ですから、すでに今の時代、日本の歌は、声中心でないので合わなくなってきています。それも踏まえた上で、声、そこに戻ることこそが基本だと言いたいのです。ですから、いささかクラシックな考えになります。1960年前後のポップスなどでは、すでに50年経ち、現役つまり当時のリアルタイムで聞いていたファンが伝えてきたとしても、すでに少なくなってきているので、クラシックになりつつあります。
 つくられたときにいた人がいなくても継承し続けたところでクラシックとすると、そうなるのは早くて80年、およそ100年経てからです。ちょうど著作権の切れたところあたりから後ですね。
 つまり、時代を超えた、ということ、しかも、国を超えて自国のファン以外にも愛されてこそ、ということです。それは、このランキングではなしえていないのです。
 

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