« レッスン継続の必要性 | トップページ | 今日のトレーナーのできごと »

2015年6月10日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○体感

 人工のセンサー万能の時代になっても、トレーニングや修行を積んで研ぎ澄まされた人のもつ感覚には、いつも驚かされます。千原ジュニアの番組「超絶凄ワザ!」を見ると、達人の技は、センサーや精巧な工具を今もって超えています。1000分の1ミリなどというのが触感や削り出す技術に使われたりします。そういえば、坂本龍一氏※が、リズムで1000分の1秒で異変に気づく、1000分の40秒で明らかにわかるというようなことを述べていたような覚えがあります。
 トレーニングした人と、トレーニングしていない人との差は著しいものです。
 小さな頃、野球でいうフライを獲るのに、うまいのと下手なのがいました。何秒後、何メートル先のどこにいたらキャッチできるのかを予測して行動する体感力です。高度な物理学でも計算は難しいし、そのようなロボットはまだまだできないと思います。天空に上がったボールを射撃することはできるかもしれないが、ピッチャーのフォーム、バッターの捕え、打撃音から瞬時に検討をつけ、大まかに位置方向を捉え、予測して動き、調整、修正してキャッチするのは、経験と勘です。そこでは、どのくらいのデータがいるのでしょうか。
 高度に発達しつつあるAI、センサーやロボットは自然の世界や、しぜんに生み出した動植物に追いつこうとしています。でも、ようやくダンスや階段を昇降できるレベルになったところです。最後までロボットに取って代わられないのはどこなのかを考えることです。

« レッスン継続の必要性 | トップページ | 今日のトレーナーのできごと »

13)連載「ヴォイストレーナーの選び方」」カテゴリの記事