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2015年7月15日 (水)

トレーナーとしての自分と生徒としての自分

私は教えるという仕事をしながら、自分の師匠に教わる生徒の面もあります。というのは私自身が現役だからです。本来、現役の声楽家というのは教えるという仕事はしないほうがいいです。
人の声を聴く、伝える、大きな声で話すというは決してのどにいいことではないからです。たくさんの生徒をレッスンした次の日は調子が悪いときだって正直あります。でもトレーナーと現役を掛け持つことで見えてくることもあります。一番大きいことは「自分の考えが絶対に正しいとはかぎらない」ということでしょうか。
現役でいる以上指揮者、演出家などからのダメだしはもちろん、自分の師匠からもたくさんのダメだしをもらいます。本来は良いとおもってやっていることをダメと言われるのですからある種の自己否定的なものあるのです。
発声だってたくさんの共演者と仕事をしていれば自分より凄い人、尊敬する人はたくさんいるわけで自分の発声に自問自答することも多々あります。
逆に教えることをメインに活動しているだけだとダメだしや自分を省みることがないので自分のやり方が正しく、他は間違いと生徒にいう人も少なくありません。
教えるという職業は自分を正当化しやすいので怖い面もあるのです。そうならないようにいつもトレーナーと現役(生徒)のバランスを保とうと思っています。(♭Σ)

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