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2015年7月24日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○我慢と正念場

 我慢強い世代は、日本にもいました。いや、日本人全体、我慢強い方だったと思います。しかし、軍隊や会社など、組織では強いタイプが、自由な中では、あるいは個としては、必ずしも強くないともいいます。まったく逆のタイプもいますが、今やどちらでも強いといえない、強くありたいとも思わなくなった日本人になってきたようです。
 頭でイメージして理想を固めていくのは無理があります。現実は思うままにいかないのです。しかし、アプローチとしては、強制も自由もどちらも有効だと思うのです。そこからは共に、体が固くなって心も自由になっていないところで限界があります。
 レッスンは、ときとして、そこまで突き詰め、追いつめて、早く大きな限界を目前に現出させることを必要とします。
 一流に憧れ、やり始める時期は、幸せです。下に落ちることもなければ、やった分だけよくなっていくからです。ただそのまま続くということでレッスンになっているというのは、少なくともアーティストへのプロセスではありません。
 もしありえるとしたら、その人が本番で修羅場続きで、そのフォローとしてのメンタルトレーニングとしてレッスンを使っているケースくらいです。それを専らとしているトレーナー、カウンセラーはいますし、私も一部、それを担っています。
 しかし、それだけの場が与えられていないなら、本番以上の正念場としてレッスンはあるべきでしょう。

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