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2015年7月22日 (水)

黒人霊歌について考える

黒人霊歌と言われる歌があります。有名な曲でいうと「深い川」などがありますが黒人の奴隷制度から生まれた歌のひとつです。他にも「アメージング・グレイス」や「聖者の行進」なども奴隷制度の中から生まれた歌といってもいいでしょう。
アフリカの伝統的な音楽と聖書が組み合わさったものでありジャズの原型と言ってもいいかもしれません。私は「深い川」を自分のコンサートで歌うことがありますが、この歌を歌うときいつも悩み、どう歌おうか未だに試行錯誤しています。
声楽家の中にいると皆喉に注意をはらったり、調子が悪いときには歌わなかったり稽古をやすんだりするという光景はよくみるのでその点に違和感はないのですが黒人霊歌を歌っていた奴隷の方々というのはそんなこというような環境だったのだろうかと考えてしまうと響きや支えや呼吸といった技術論すら無意味に思えてしまうときもあるのです。「深い川」というのは遠い故郷を思って歌ううたですが奴隷として衛生環境も悪い船で連れてこられ一生を奴隷として生きた人々の歌というのは考えてしまうことがとても多いのです。
アメージンググレイスも本当は悲しい歌なのです。このような歌を歌って自分を奮い立たせていた人たちのような歌はきっと私には歌えませんがこれを聴いてくれる人には発声の技術なんて見えないところで歌いたいです。(♭Σ)

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