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2015年8月

2015年8月31日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○シンプルに

 いくらいろんなメニュや方法を寄せ集めて試してみても、一貫した方向とプロセスがみえていなくては、そこまでは大して役立ちません。役立たないから不要ではありません。すぐに役立たないからこそ、本当のトレーンングン尾です。トレーナーはそれを手助けします。
 トレーナーを次々と替えていては同じことです。私は、そのすべてをみえるポジションでトレーナーの方法やメニュ、組み合わせをみています。もちろん、やらなければ変わりません。シンプルに、それだけです。
 

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実施予定時間:2015年9月2日3:00~15:00
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ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力の程お願い申し上げます。

2015年8月30日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○荒療法

 ギャップを無理に埋めようとしても却ってうまくいかなくなります。日常に呼吸を意識しなくてはいけないのは危機的な状況ですから、そこで歌えるわけがありません。その拡大版をトレーニングでセットしているのです。それは、無理を承知で無理な状態においているのです。
 これをしぜんに長い年月をかけて発声を習得してきた人や、そういう基礎もなく活動している人がみたら、やらない方がよいと思うのは当然です。その意見に賛同するなら、やらなければよいのです。荒療法はリスクもあります。しかし、待っていられないなら、挑むのも一つのアプローチです。リターンは、人によります。でも、体と呼吸は強くしないと扱えません。この強くということを誤解しないでほしいのです。

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2015年8月29日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○捨てる(呼吸法について)

 こつを得たい、それもまた邪心です。リラックスしたい、そうできない自分を感じているのでは、どうしても固まってしまうだけです。それを捨てるしかありません。
 それらは呼吸を深めることで、自ら解き放っていくのです。深く吐けるようになるためには、深く吸えるようにならなくてはなりません。深く吸おうとすると固まってしまうのですから、まずは長く均等に吐けるように時間をかけていく、それが呼吸法というものです。
 勢いよく吐いて体を使うのも悪くありません。しかし、そこは呼吸筋の鍛錬、つまり、体のへ刺激を与えて変えようとしているのです。その必要度を上げて、ギャップをつくり、次に埋めていくプロセスをとるのですから、そこは、しぜんになるまで続けていくしかありません。それもまた、捨てるということです。
 

2015年8月28日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○悟る

 発声に限らず、悟ることの難しさは、いくら説明しても伝わりません。無意味で空しいものです。ことばにすることで、批判的、理屈となり、独善に堕ちるからです。自ら得るよりも、他人に説明して理解させる方が難しいものです。
 具体的な方法は、いつもいくつも挙げています。それが理論的や具体的ゆえによいとは思わないようにはなったでしょうか。いつも、どう自分に使うかだけが大切なのです。そこをまずは注意するべきです。
 そのために、批判的な態度をなくすこと、没入すること、無私へ到ることが求められます。それは瞑想のようなものかもしれません。とことん体験していくしかないのです。どう身につけるのかの前に、どう味わうのかです。
 教えないこと、そこで理論的であろうとしないことが、教わりたい人、理屈で考えたい人への誠意ある解答だと思うのです。

子供の声

皆さんは、インターネットで「子供の声」と入力し検索したことはありますか?検索したことが無い人はぜひ検索してみてください。どのような内容が表示されたでしょうか?軒並み「子供の声は騒音」、「子供の声で訴訟」などという内容ばかりが出てくると思います。「保育園の声がうるさい」、「運動会の声がうるさい」、「公園で遊ぶ声がうるさい」などなど、このような内容を原因として訴訟が起こっているのです。皆さんはどう感じますか?もちろん文句を言ったり訴訟を起こすのは大の大人です。大人が子供をうるさいと訴えているのです。その大人が子供だった頃、自分自身は一体どうだったのでしょうか。全く声を上げなかったのでしょうか?自分もまわりに迷惑をかけて育ってきたというのに、それを忘れて訴訟まで起こすというのは、とても人の沙汰ではないと私は思いました。子供は元気がよくて当たり前。大声を出して外で遊びまわるくらいでなければ、彼らが健康な大人になり、社会を生き抜く力は育たないと思うのです。親だけではなく、地域や社会が一体となって子供を見守り、育てることが、大人としての責任であると私は思います。子供の声のしない世の中なんて、気味が悪いと思いませんか?たとえうるさかろうとも、子供の声を聞くことで、却って元気になることもある。自分がどう育ってきたのか、どれだけの人に世話になってきたのかを省みることを忘れると、このような問題に発展するのだと思います。 (♭Я)

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2015年8月27日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○流れ

 「自分はもっている」と言える人も、ときたま、いるようですが、フォームづくりまでは、プロセスとして用意します。決定的なものとして、つかみ直すのには白紙で臨むことです。本当の意味を知るのに、いつも邪魔するのは、頭、思い込みや偏見、固定観念です。水泳なら水にのる、スキージャンプなどでは風にのる、みたいなことです。フォームづくりで、一所懸命に心身に働かせるのは、その大きな流れを自らに引き寄せるためです。流れに逆らって力をいくら使っても、尽きてしまうだけです。音楽、歌もまた、流れなのです。

今日のトレーナーのできごと

Kさん、今日は、新しい曲を使って勉強しました。しっかり息を流して歌うことが重要です。リップロール巻き舌の練習も、以前より力みがとれてきて良い傾向です。(琴)

2015年8月26日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声の芯とパワー

 これまで自分に大きく聞こえていた声は、喉で内耳に響いてうるさく、外には拡散する生声やこもり声、だんご声です。その判断こそ、よくないとされるほとんどの声からの脱却のポイントです。
 鐘をきちんと叩けば、強くなくとも、その響きを邪魔しなければ、遠くに響くということです。理屈では、初心者でもわかることです。しかし、実際にといえば、ほぼ間違えてしまいます。きれいにバランスがとれて共鳴したように思う声は、小さな部屋ではよく聞こえるが、大きなホールでは全く遠くへ届かないというものです。拡散しないようにまとめ、絞り込んでいると効率はよいのですが、そこでパワーまで抑えてしまった結果、おとなしく落ち着いただけの声になってしまったのです。日本人が、よく誤解して目指してしまう声です。困ったことに、教えている人がそれを勧めるわけです。でも、それも一理あるのは述べてきました。
 響きを邪魔しなければ強く奏でる方が届くことを忘れているのです。いや、もはや指揮者も含めて、経験してきていないというべきでしょうか。
 トランペットなども、小部屋でうるさく汚いほどの音の方が、広いところに出るとぐーんと伸びて、ただ美しいだけでなく、心に響くものになるのです。例えとして適切かどうかわかりませんが、ジャストミート打法であり、ホームラン打法であるというもの、それを目指すことです。

歌舞伎役者の声について考える

歌舞伎についての録画やドキュメントで感じた声の面について書いてみようと思います。歌舞伎というと素人でもあの独特な声の出し方や口上の述べ方はイメージがつくと思います。しかし歌舞伎役者というのはあの声の出し方は習うことがないといいます。先人達を真似たり先輩方を聞いて覚えるそうです。ある映像でも「もっと声を大きく」とか「聞こえない」といったダメだしは見ますが、出し方の発声的なアドバイスはありませんでした。これと似た様な体験があります。
イタリアオペラの巨匠レナート・パルンボ氏のレッスンは、彼がピアノを弾き発声から直されます。しかし彼は声楽家ではありません。指揮者です。でも彼の声はとても素晴らしい声でした。NHK交響楽団でオペラの指揮を振ることが多いネッロ・サンティという巨匠も仕事でご一緒したときに素晴らしい声でした。パルンボに私は直接こう聞きました。「なぜ指揮者なのに貴方の声は素晴らしいのですか?ジラーレの技術も完璧に聞こえるが習ったのですか」と。そうするとパルンボは答えました。「これがオペラの伝統であり、私は歌手ではないがたくさんの偉大な歌手達と競演してきたから」。
歌舞伎も同じことかもしれません。ことこまかく手取り足取りのレッスンというは伝統芸能ではないのかもしれません。学び、盗むことが本当の芸なのかもしれませんね。でも松本幸四郎のミュージカル「ラマンチャの男」の歌は本職のミュージカル俳優のような見事な歌です。テノール、ソプラノのような超人的な高音は別としてもまずしっかりと声をだすという観点では歌舞伎もオペラも変わらないのかもしれません。(♭Σ)

2015年8月25日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○よい声とは

 よい声について、発声ではよく言われている次の例が具体的でよいかと思います。
1、 自分では大きく出していない、よく聞こえない声がよい。
2、 響いていない声、自分にきれいに聞こえない声がよい。
普段の練習の目的とは全く別のことが、ここでは言われています。1はとても小さく、2はとても大きい声のように思います。しかし、これは同じ声なのです。いつものあなたの声と次元の違う、レベルアップした声なのです。本人が気づかないゆえに出さないし、目指さないような声です。そのため、自主練習中には、ほとんど気がつきません。一人では身につかない声こそ、求められている声なのです。声楽の人はこれをマスケラということに当てはめてみてもよいでしょう。
 

今日のトレーナーのできごと

Uさん、発声はよい感じになってきましたが、喉が乾燥気味のようです。水分補給を見直してみましょう。 (逗子)

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2015年8月24日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○つかむ

 まったく異なるから、次元が違うのだから、必ずしも、真実の声は瞬時にわかるとはいえません。全体を完全につかんだときならともかく、部分的にそのきっかけだけが来るかもしれません。私は、そのときに見逃したり気づかなかったり、それだと言っても、そんなはずがないと思ってしまう人も見てきました。指摘しても気づかない人もいます。
 勘を磨いていくこと、そして、いつかのときに備えてください。
 

今日のトレーナーのできごと

Rさん、楽器を弾きながら歌うと、声がうまく出せないとのことでしたが、もし、ライブが近いときには楽器を持って来ていただいて、弾きながら歌う様子をチェックさせてください。高音に上がったときに頂点の音で開かない、支えを緩ませないように気をつけましょう。次回音階練習で発声の筋肉を鍛えていきましょう。(アロマ)

2015年8月23日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○ゾーン

 ゾーンとは、ある時間のある感覚で、それですべてであるという決定的なものです。それを得た人、感じた人、みたけど逃した人、少なくともその存在を知る人は、こういうものを理解できるでしょう。
 読まなくてもわかっているから読まなくてもよい。わからない人は読んでもわからないから、読んでも仕方ない。なのに、なぜ、述べるかというと、わかった人が確認してみるためと、まだわからない人が、そのときにこれだとわかる、あるいは自分でわからなくても、誰かにそれだと言われたときに否定してしまわないためです。「こんなものは、違う」とこれまでのレッスンや自主トレーニングなどでの観念やイメージによって判断しないためです。
 

今日のトレーナーのできごと

ハミング:軟口蓋を上にしっかり上げて歌いましょう。
スタッカート:前側で息を多く使って歌うのではなく、
お腹を意識して背中側を使って軽く歌いましょう。
曲:今日、背中をしっかり使っていたので高音もきれいに歌えましたね。
今日つかんだ事を忘れないように練習してください。(アオザイ)

2015年8月22日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○体を使う

 知性や理性、悟性でつかむものは、形です。体を使えば土壌ならしはできます。耕すことの毎日から、いつのまにか芽が出て花が付きます。そのときに、何の花か、どのような美しさや大きさかは知らなくとも、そのときに種がどこからか入っていたとわかるというものでしょうか。花を夢みることよりも、大切なのは、土を耕すことです。

今日のトレーナーのできごと

Nさん、お腹の力が時々弱くなくようですが、うまく締まっているときの声はよく響いて高音も力強いです。身体の状態を確認しつつ、確実に使う練習をしてみてください。 (マナブ)

2015年8月21日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○究める

 声の使い方としては、ピアニッシモや丁寧さから教えるのが今の風潮です。それは喉を壊した人へのフォローとしてもあるべきです。あるいは、自主トレで声を酷使しすぎている人へのレッスン内容です。
 レッスンのときしか声を出さない人には、そういうものは歌のためのバランス調整にしかなりません。一時間しか歩けない体力の人にサッカーを教えているようなことで、そういうレッスンもあり、とは思います。しかし、普通の人なら、がんばれば、いつか10キロは走れるものです。75歳くらいまでなら容赦しなくてもいいです。あくまで例えで、10キロ走れても、声とは別なので無理に走らないでください。
 大きく出せるからこそ、小さくも使えるようになる、それが原則です。いつも述べているように、一見、誰でもできるものにみえるものほど、究めていくのに難しいのです。中音域やアの方が、中級者レベルでは高音域やイ、ウでの発声よりも、次に難題となるのが普通です。

努力

最近、次のようなことをよくおっしゃいます。「練習している内に身体が熱くなる」、「次の日、背中が筋肉痛になった」。日常の会話だけであれば使わないようなエネルギーと身体を使って、「発声」に関わる部分を改善していこうとすると、このような感覚になるようです。非日常のことを意識して取り組むので、みなさん相当大変だと思いますが、それでもめげずに毎回努力される方は、最初は弱々しい声だったのに、どんどん無理なくしっかりとした声に変化していき、音域も広がってきているようです。以前は「歌いにくかった」と感じていた人が、本番で「前よりも歌いやすくなったように感じる」とおっしゃいます。自分自身をうまくコントロールできれば、もっと声が自由になって、その結果、可能な範囲で音域が広がることもあります。人は知らず知らずのうちに、余計な動作をしているものなのです。私自身も長年それで悩んできましたし、未だに改善している最中です。無意識の部分を意識できるようにする。つまり、見えなかった部分を見えるようにして、そこを改善していくこと。このような練習の積み重ねが、いい声を出せるようになる感覚を得るのに繋がっていくと思います。(♭Я)

2015年8月20日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○思いっきり

 「無理に出すから痛めるのでなく、中途半端に出すから痛める」というのは、メンタルの弱い人はわかりにくいことです。恐れてやると怪我をしやすいのと同じです。メンタルが声を引き出す、心身一体でこそ、超えられるということは、どこかで経験して欲しいものです。
 昔は、役者などは養成所でそういった体験を、よくも悪くも全身全霊で声に対して試みて、何か出せた経験からスタートしていました。なかには喉を傷める人もいましたが。6割はそうならずに、こつをつかむ体験となりました。
 うまくいかない人は、イメージかメンタルかフィジカル(喉)に問題があったのです。それを知って、そのままには続けないで、無理せず丁寧に練習を重ねていったらよいのです。上位の2割の人との心身の差を詰めていけたら、次にそこにワープする経験を積める可能性が出てくるのです。

今日のトレーナーのできごと

k「歯を閉じて発声」を行った後、声に響きが乗る、発音がクリアになる、声が出やすくなる(ように感じる)、余計な力みが減るなど、良い効果がたくさんありました。ぜひ短いフレーズや文章を使って試してみてください。(サンデグジュペリ)

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2015年8月19日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○プロのヴォイトレ  

私は、他の人のトレーニングをお手伝いしているうちに、歌、声のなかに何本もの線がみえてきました。あたかも、初心者のとき、歌い始めは何も聞こえず歌い、そのうち、ピアノにのって歌えるようになり、しばらくして、バンドのそれぞれの音やトータルのサウンドが聞こえてくるかのように、です。我ながら鈍いのですが、そういうプロセスがあったおかげでしょうか。歌一曲のライン、Aメロ、Bメロ単位のブロックのライン、1フレーズ(ブレス)単位、そして1小節のなかと、4つくらいは同時にみたり、切り替えしてみたりできるようになっています。  メロディ、リズム、ことばという3つでは、歌のトレーナーは皆みているはずです。ただ、そのために声をみなくなっているのは、よくある話です。  音楽の3つの要素を正しくする。つまり、楽譜通りに歌えない人ばかり教えると、もう、正しさを100点として、そこにいかに近づけるかがレッスンになります。  プロとやっていると、そこは超えて、歌唱力、その解釈と表現に集中できます。さらに、一流に対して、声そのものの問題にも入れるのです。そこでも、音楽、歌、声と3面からアプローチしなくてはならないのです。  ですから、CDだけもってこられてもレッスンが成り立つのです。ある歌のレッスンでは、1か月でもっともよいテイクだけ、あるいは、最も悪いのを持ってきてもらいます。前者はコメントですべてのこともあります。後者はそこからのレッスンです。

童謡の難しさ

一般的に童謡と分類されるような曲はたくさんあります。尋常小学校唱歌などの曲は名曲揃いです。
童謡というと子供がうたったり大人が子供に聞かせてあげるようなイメージがあり童謡というと「簡単」な印象を受けることが多いのですが、いざ歌ってみると案外今の歌手には難しい歌が多いのではないでしょうか。
今の歌手はダンスありき、リズム重視の傾向が強いのでシンプルな童謡などはかえって難しいかもしれません。しかも童謡は名曲揃いなので歌い方によって子供の歌にも大人の歌にも変化するのでトレーニングとしてはとてもいい教材だと思います。かえってシンプルなものをしっかりと歌うという訓練がもっとも大事なことかもしれません。
発声の技術だけの問題でいうならばリズミックなうたよりもシンプルに音を伸ばすことのほうが圧倒的に難しいです。今の歌手に難しいというのはこの点にあります。リズミックな歌も歌いつつレガートな歌もできるようなトレーニングができるといいでしょうね。そのためには童謡という教材はとても効果的です。(♭Σ)

2015年8月18日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○知らずに知る

 知らずにするというのは、頭で知らずにということです。気づかないうちにできるようになるということです。それならば、頭が邪魔しないようにする、次に体が邪魔しないようにする。逆の順でもかまいません。理想的には同時にそうなるとよいのです。
 ヴォイトレなどをしない方がよいと、ヴォイトレを否定する歌手や役者がいます。それは、こういう意味では、とても正しいのです。そういう人ほど、もし実力者であるなら、ヴォイトレをその名を使わずヴォイトレと思わずにしっかりと行ってきたし、多分、今も行っているわけです。
 理想的な発声をしていたら、深い呼吸ができるようになります。例えば、本当に全身全霊で歌えていたら、ヴォイトレはできているのです。
 そうでないほとんどの人が効果的に強化するのに、筋トレやコアトレのように、そこだけ取り出すヴォイトレがあるということです。そのように絞り込んで集中しないと、普通はなかなか、これまで以上の力をつけられません。ピアノで難しいパッセージだけをくり返し、指を動かすようなことは、パッセージの練習でなく、それに対応できる感覚と体(指など)のためのトレーニングということです。それでは雑になるから練習曲があるのです。全体の流れをリズム、テンポも外して20秒くらいでベースの音やコードだけでさらえる練習が基礎トレーニングによいのです。

今日のトレーナーのできごと

Yさん、表情筋を上げて前歯を見せる、をやめると口周りの拘束がなくなるので、すぐに発音(「F→a」など)が機敏になることが叶うのだと思います。またひとつ殻が破けて、おめでとうございます!(サンデグジュペリ)

2015年8月17日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○なくすこと☆

 喉をならすのでなく、なっているとしぜんと呼吸も長く使えます。だから「ならすな」というのです。「喉を開ける」これもイメージ言語ですが、そこで「締めろ」というトレーナーもいます。まったく逆のことのようですが、私からすれば、同じことです。喉はあるのですが、それを「ないものと思え」というのも同じです。
 健康でなくなると体がそれを意識します。痛みがあると体の存在を知ることになります。風邪で喉が痛いときに喉があるのを知ります。すべてあるのは、調子のわるいときです。ですから調子がよいときは消える、意識できないのがよいということです。
 喉も顔も体も呼吸法、発声法、声も歌もなくしてしまうのです。なくせといっても、なくならないのです。そこで意識して、存在を確認します。それがレッスンであり、トレーニングのプロセスです。その後に意識をなくす、なくなったときによしとするのです。

今日のトレーナーのできごと

Dさん、低音、無理のないように、声帯をしっかり合わせて胸声で歌うと良いでしょう。喉を鳴らしすぎると高音が出しづらくなるので、十分注意してくださいね。アゴに力が入らないよう気をつけましょう。(アリス)

2015年8月16日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○中心の確保

 発声の理想の状態も、結論からいうと、ゾーンに入った感覚です。我が消えて自分が世界、宇宙の中心という神の媒介のようになった至福感であり、そこに法も術もないのです。それは、使えるようになるために使うもので、使えた時には消えます。消えないと困るのです。
 声は、出して出せないものより、出していないのに出ているものとなるのでしょう。それを得るためには、考え方でなく感覚と体が必要です。それは、私がフォームと言うものです。構えといってもよいでしょう。
 呼吸法は呼吸として発声法に組み込まれ、発声法は発声として共鳴していくのです。そこでの境はなく、同時に生ずるのです。そこで意識は無となり、感覚と一体になります。その一連の動きを邪魔しないようにするためにレッスンがあるのです。なのに多くのレッスンは、逆に感覚と意識を分けてしまうのです。もっとも気をつけるべき点の一つです。

今日のトレーナーのできごと

Uさん、いい方向でトレーニングしているなという印象をうけました。トレーニングはいつも100%でやると疲れてかえって毎日続けられなくなることが多いです。毎日続けられる、続けないと気持ち悪いくらいのレベルのトレーニングを持続できるともっとよくなっていくと思います。(とっくり)

2015年8月15日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声の凋落

 歌が、歌詞やアレンジでしか違いが出せなくなってきたのは、メロディ、リズムのすべてのパターンが出尽くした、とは言わないまでも、かなりの部分は使われてきたということがあるでしょう。声も変化させるのにも限界があります。同じ声、フレーズでの変化、それらは、人のことばが人の心に働きかけているうちは失われることがないと思います。とはいえ、そのピークとしてあった歌やせりふが、ただのダダ漏れとなっていくとしたら、求めてまでは聞かれなくなります。
 それは、下手な朗読や漫才を聞くとよくわかります。時間とともに退屈、マンネリ、不快になってきます。そういう声での、会社や家庭、仲間付き合いになっているのでしょう。何にしろ、パーティのような会話文化や討論などの対話集会の成立しにくい日本ですから、当然のことでしょう。私は、日本人としてそれを悪くない、いや、誇るべき平和な日常だとも思っています。声が役立つときは危険なときですから。かといって、声を上げる能力を失ったら、それは怖いことだと思っています。

今日のトレーナーのできごと

Wさん、声をだす前の息を吸った瞬間が最も大事です。その瞬間に喉のポジションが決まります。ブレスの時に一番気をつけてください。中音の響きとてもきれいです。少しずつきれいに響く声を増やしていきましょう。(このは)

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2015年8月14日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○精神のレベル

 戦いは、敵と対峙しているようであって、常に自分のものとの対峙であるのは、スポーツでよく知られていることでしょう。すぐれた選手、達人などは、相手が誰であれ、自分のベストを出せばそれでよいと思っています。まずは、それが前提です。なかには、本番でベストが出せなくても優勝できるようなダントツの選手もいますが、それでは、本心で満足できないでしょう。
 スナイパーは敵の急所に赤外線が当たればOK,ロックオン、射程距離に入ったらあとは方向だけ定めればよし、声に似ていますね。
 声にも距離と方向があるのです。それはイメージとしてのことで、実際は音波なのですが、ただの音の波とは明らかに異なります。そうならなくては、人の耳には音として聞こえても、意味は伝わりません。
 声には伝えようとする意志が乗るし、聞きたい意志をもっている人との間で成立するのです。それを超えて、成り立つ、そのときがアートになるのだと思います。それは精神のレベルによるのだと思います。
 

発声のフィードバック

私はレッスンの時、エクササイズの度に何回も体感の感想を聞きます。よくあるのが、発声がよくなっているのに本人には「よくわからない」という感想がでてくることです。こちらが「~に意識して!」というから、そこに集中するあまり感想が生まれてこない場合は仕方ありません。しかし良くなっていることに気付かない、もしくは本人には良くなっているとは思えないなど、無自覚にフィードバックを怠っているように思える人もいます。これは本当に残念です。声を出している時の本人に聞こえる骨伝道を頼りに本人で良し悪しを判断しているのかもしれませんが、発声のフィードバックは結果として自分に聞こえてくる声よりもボディの使い方や息の流れ、つまり体感が大事なのです。発展途上にある生徒らは自分の耳に聞こえてくる声が気持ちいいかどうかで判断しがちな気がします。先生が「よい」と言った時の体感を新たな発声法として認め、積み重ねて更新していくという素直な、探求的姿勢が好ましく思います。(♭Д)

2015年8月13日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○精神の形

 多くの歌い手は、加齢と共に声量や技術も衰えます。スポーツにも似た限界、引退があります。その是非は問うても仕方ないでしょう。復帰した人も多いし、それも、それぞれの人生なのです。スポーツでも40代の現役の選手は珍しくなくなりました。スポーツにもよるでしょうが、それだけ体の管理や技術を支えるツールの発達などがあったのです。しかし、何よりも思い込みからの脱却が一番なのです。ここでも精神が体を超えるといえます。
 となると、体よりも精神を鍛えなくてはならないとなるのですが、体力なしにメンタルを強化するのは難しいものです。体の方がシンプルなので、そこから入るのが一般的です。
 精神修行として歌ったり読みあげるのは、あまりに日本的です。
 ストレス解消やリラックスのために声を出すというのは、健康な使い方でしょう。使い方というと、カラオケもまた声の使い方です。しかし、声そのものは、使い方ではどうにもならないものとして分けてみると、案外と精神そのもののリアルな形が声にみえてきます。
 気分で表情も声も変わるでしょう。声のコントロールは感情のコントロールです。それは呼吸のコントロールによることは説明がいらないでしょう。ですから、人の説得にも、実際に会って声をかけるようにしているということです。

今日のトレーナーのできごと

Rさん、うまく自主トレに取り組んで、喉の状態をキープあるいは、向上できるようにがんばりましょう。 (逗子)

2015年8月12日 (水)

歌い手として、トレーナーとして

歌い手として様々な現場で歌わせていただくと自分とは全然違う発声で歌っている歌い手さんというのは数多くいます。私としては無い発声でもその方にとっては有りで、その発声で実際歌って仕事しているのですから何も問題ないです。それで言い争うことも、あなたの発声はだめだということもありません。
現場にいると様々なタイプの発声や歌い手さん、役者さん、ダンサーさんなどと知り合うので色んな考えを吸収できます。私が歌い手として外の世界をしり、たくさんの人々と知り合うことでより多くの選択肢や考え方、舞台や声の世界を提供できると思っています。むしろトレーナーとしての自分の強みかもしれません。
トレーナーという仕事は案外視野がせまくなりがちです。私の場合は歌い手として現場にいることでトレーナーの仕事がうまくいきます。歌い手として現場にいれば教わることもたくさんありますし、当然のごとくダメ出しもされます。そういう現場にいることで自分を客観視できます。私などは教える仕事のみになると視野がせまくなるタイプだと思うので現状がちょうどよいです。
教える側だけの立場ではなく教わる、ダメだしされる立場にもなることで抱える問題やできないことの辛さやもどかしさもわかりやすくなるのではないかと考えています。(♭Σ)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

<声道>

○精神の力

 声はいうまでもなく、どんなスポーツやアートよりも実用的です。それゆえ、精神的なものを求めるのもあざといので、私は道とは言ってきませんでした。戦いや遊びがスポーツやアートになったように、声もまた、そうなってきたと思うのです。剣道、柔道ほかの武術も、武道となったところでその中に入るでしょう。声明などに代表されるように、神事としての性格を併せもちます。弓道や流鏑馬、古武道などとも似ている気がします。宗教儀式としての声は、体で発するものでありながら、体を超える精神によるところが大きいのです。声における精神力の大きさは、並みならぬものがあると思います。
 それをリアルに知ったのは、美空ひばりの復帰、東京ドームのコンサートでした。普通の人の半分もない呼吸機能で35曲歌い切り、その後まもなく、旅立ちました。それは、焼身自殺した高僧の、火中で姿勢が崩れないのにも似た精神の、肉体、物質に対する勝利というものでした。これが、ごく一例、天才の成す技としても、です。
 

2015年8月11日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○主体性のある声

 トレーナーの教えに合わせていくのでなく、自分を出していくとトレーナーによく聞こえていくというのがよいと思うのです。
 自ら出てくる声より周りが求める声、これには日本人ほど気を使っている民族はいないかもしれません。 
しかし、もっとも大切なことは、声なのですから、学ぶにしても主体的であることです。
 憧れから入る世界は、自分の声を否定した人が、他人に合わせたがる傾向が強いので尚さらやっかいです。まして、ステージは普段の自分から化けるのですから、そこで自分に向き合う暇などありません。だからこそ、素である自分、その体、感覚で、声に向き合う場、時間、空間を必要とするのです。
 声は体だけでなく空間に響いているのですから、体=宇宙なのです。

今日のトレーナーのできごと

Oさん、発声練習の延長線を意識すると台詞もだいぶいいですね。オネエの台詞のような高音を使う場合の共鳴も次回トライしたいですね。(ホワイト)

2015年8月10日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○トレーナーと違う声

 自分の感覚で正しいのに、トレーナーは違うと言う。
 トレーナーは正しいと言うのが、自分のではピンとこない。
 これらは、ときたまみられることです。私のところは2、3人のトレーナーが担当しているので、珍しくも、そのことを検証する機会をもてるのです。
 それはどの声が正しいかでなく、トレーナーの判断の違いがどういう価値観に基づいているかということです。このときに、私なら「トレーナーに合わせるように」とは言いません。トレーナーの方が経験も耳も肥えているとしても、です。
 ここで正しいと言い張ることを認めたうえで、その根拠を問います。質問するのでなく本人が何をよしとしているかを声そのものでみます。よほどの人以外は嘘ではありませんが、よいとか正しいという声の範囲が定まっていないと、自分でわからなくなります。
 困るのは、くせ声での快感や個性的という実感です。高く出したりハスキーに聞かせるようにしてつくった声です。大体は体で支えられていないものです。そういうときは、その柔軟性の応用力のなさを問います。しかし、それを使えないというのではない、むしろ、区別です。
 どれでもよいと思いつつ、柔軟な声に絞られてくる時間を待つ方がずっとよいのです。急かされない限りでは、私はゆっくりと何年も待つつもりで対しています。ただ、聞くだけ、それでも声は育っていくのです。

今日のトレーナーのできごと

Nさん、低音から始まる曲なので、お腹の支えがなくなりがちですが、おへその下にお皿があり、そこに声を当てていくような感覚で歌ってみましょう。表現よりお腹に集中するとこの感覚が掴みやすいとのことでした。次回は曲でボカリーゼで歌ってみましょう。その後に英語の子音を入れていきましょう。(アロマ)

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菅原やすのりさん逝去 お知らせ

歌手の菅原やすのりさんが亡くなられました。「歌の親善大使」として、世界各地で平和をテーマにコンサートを行われていました。

2015年8月 9日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○外と内

 メニュや方法に私が否定的なのは、大体は、それが外にあるからです。内に入れば、もう基本ということをいうこともなく体で取り込まれているから、ことばはいらないのです。
 優れた人たちが現実に対応しようとすると、外界に体が対応するのです。身につけた共通要素が基本というとするなら、現実や周りの状況が変じたら、基本も変じて応用されるとみてよいでしょう。
 天才肌の人は、感覚からもっともよいフォーム、体、声をつくりあげてしまいます。ただ他の人はそうはならないのですから、基本を使い、応用していきます。
 トレーナーも、チェックのときに基本というのを持ち出すと、指導のよりどころになるので便利です。しかし、チェックしてここがよくない、足りないからやるというのは、必ずしも合っていません。本当の型や基本は、マニュアルと対極のものなのです。

今日のトレーナーのできごと

Tさん、曲、よく勉強してありました。 すぐにin tempoで歌うことが出来ていましたし、 声も良く出ていました。 一部リズムが惜しかったです。 この調子で次回も頑張りましょう! (アオザイ)

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2015年8月 8日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○我と不足

 我の出ている話、歌は聞き苦しいものです。自意識は必要ですが、それではその人のものであって客のものにならないのです。つまり、価値、作品、商品の受け渡ししかないのです。いくら声を出しても届いていないのですから続いてはいかないのです。
 でも、一つ二つの作品なら、個性的でしょうし、おもしろいときもあります。ですから、そのリピートで、それ以上に作品を続けて飽きられる理由から改善するか、根本から変える必要性を知ることです。大体は、一本調子で展開パターンが少なく、絶対的な強み、オリジナリティが乏しいのです。
 今の自分のままでは決してできないことを知り、そこを突き詰めていくと基本のレベルは上がっていくのです。
 レッスンは基本を身につけるというのでなく、基本のレベルを上げていくと思う方がよいでしょう。トレーナーはそれをわかりやすい形で明示すべきでしょうか、そこも難しい問題です

2015年8月 7日 (金)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○声の実感・快感

 声の実感や快感をどう捉えるかは、スポーツや武術のように傍から評価しにくいものであるだけに、大変に難しい問題です。レッスンとしては、実感して快感であってほしいとは思いますが。
 まして、声でのインパクトとバランスは、相反しやすいものです。聞く人は、バランスをとりつつもアンバランスを欲しているし、インパクトを喜びつつも安定を望んでいます。歌う人やせりふを言う人も同じです。それをどのように合わせ、ずらすのか。この組み合わせと音や声との関係だけでも、こうして展開すると膨大な論になりそうなので、今回はやめておきます。

きれいに発声しやすい母音、子音の発声方法の手軽な方法

英語の発声を真似してください。英語の母音は共鳴しやすく、また子音の摩擦具合は軽快です。
そして舌を巻いて柔らかく使うからなのか、下顎の稼動域が引き気味でいい状態なのです。
映画などでの外人俳優さんの台詞や英語の歌をよく聞き込んで発音をひたすら真似してください。
特に母音を鳴らす際の口の奥の形や下顎の状態を研究してください。
そして日本語の50音すべてにその文字の発音の入る英単語に置き換えて練習してみてください。
例えば、「あいうえお」は「eye,east,oops,ear,oh」など。カ行なら「kite,kid,cool,chemistry,coid」など。だいたいでいいです。
そうして50音、できれば濁音なども全て英語の発音に置き換えて検証練習してみてください。母音子音のふさわしいコツがつかめるはずです。
中国語などもやわらかいのでいいのかもしれません。自分の体験談でもありますが、生徒さんに時々試すと特に共鳴がとてもよくなります。
英語の母音発声はロングトーンもしやすいので歌の練習にもいいと思います。是非お試しください。(♭Д)

2015年8月 6日 (木)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○自分の声

 みるのとやってみるのは全く違う。わかるのとできるのも違う。基本を、人に教える前に、まだまだ自らも基本ができていないと考えるのが、人に教える資格をもつ人の謙虚さというものです。
 その点で、本当の声、本物の声、自分の声、本来の声と、安易に言うのも危険です。また出していて心地よい声、充実する声というのも、そうでないものよりはよいというだけで用心すべきものです。
 人が評価した声、評価してしまった声、そこまで疑っては元も子もないといっても、声ほど気分や状況や関係で左右されるものもないでしょう。聞く人にとっても同じことです。トレーナーも人間ですから、聞き方も並みの人よりすぐれているとしても、絶対ではありません。出すことばかりに専念して、まともに聞くことのできないのもいるわけです。

今日のトレーナーのできごと

Dさん、母音はどれもはっきり発音して大丈夫です。また歌うときも、発音の練習くらいに口を開けて歌いましょう。その方が発声、伊語の発音どちらも良くなります。(サンテグジュペリ)

2015年8月 5日 (水)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○基本の程度の差

 多くの人が勘違いをしているのは、基本について、です。教えられたままに疑問に思わず、2、3年でできていると思っている。2、3年くらいやっていたような人から基本と言われたことをやっていく。それを誰もが身につけているもの、動きやフォームのように考えているのです。
 それなら呼吸や発声の基本のできていない人などはいなくなってしまう。事実、そうでしょう。だからこそ、私はオペラ歌手、10年くらいのキャリアでの基本あたりを最低ランクにおいています。
 一般の人にも、発声や呼吸の基本を教えるとは言わず、しっかりやっていくと何年か経つと身についている、かもしれない、くらいでアドバイスしています。
 確かにテニスでも、その基本は、初心者レベル、中学校レベル、高校レベル…などと分けられるわけではないが、程度の差があるでしょう。しかし、テニスの基本とは、一流選手が共通してもつものとした方が明確です。多くの人が一生かかっても手に入れられない、身につけられないのが基本なのです。それを身につけるために体やフォームを準備していくのです。
 いや、現実には、完全には身につかなくても今よりもずっとよくなるように、よくなり続けているようにしていく基本こそが大切なのです。基本も必要とされる程度によって変わるものなのです。その習得を妨げる要因が、自己評価、自分で感じてできているという判断になっていることも少なくないのです。

20秒という時間

大手芸能事務所のオーディションなどをみていると最終審査などはある程度の時間をもらえますが、書類審査後の一次オーディションなどでは1人に対して20秒程度しか時間がないことが多いです。
20秒でその人のこれまでの努力や将来が判断されてしまうというのもすごい話しですがその20秒で何かを見せれる人材というのも素晴らしいと思います。
しかしこの20秒という時間を考えるとレッスンの30分というのは長いのか短いのか分からないところです。
おそらく声楽のレッスンのみで来た人間からすると30分という時間は短く感じると思います。基本50~60分のレッスン時間が多いですからね。でもポップスの生徒達はオーディションで20秒の世界で生きているわけです。そう考えると発声の上達ということで時間がかかるのはしょうがないのですが20秒でその人がやりきったと思えるような声、パフォーマンスを出せるようなレッスンやアドヴァイスも大事なのかもしれません。
逆に言えば生徒側も20秒で出しきれるような準備や心構えも大事だと思います。
ボクシングなどは1ラウンド3分ですからその感覚を身体に叩き込むためにトレーニングも基本3分でやりますしね。20秒で自分を出しきれる感覚を叩き込むのも大事かもしれません。(♭Σ)

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シンギングボウル お知らせ

シンギングボウルがおいてあります。演奏方法としては、「叩いて音の振動を感じる」、「腕を円を描くように回して奏でる」など、スピードや強弱で音が変化していきます。clover

2015年8月 4日 (火)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○精度

 毎日のトレーニングが成り立っているという感じは、とても大切です。ただし、そこに頼りすぎるのも危険です。力任せを充実した感じに思うことも多いのです。
 回数や量での再現性で見るとよいときもあります。しかし、いつも再現できるようなやり方を覚えてしまうことで、くせとして固定してしまうことも多いのです。要は、精度なのです。
 再現のプロセスをとらずに形をとる。声でいうと、カバーリングするといっても、ほとんどがくせ声なのです。そこで作品がつくれたり評価されてしまうからたちが悪いのです。
 再現もまた、固定するのでなく、常に動いて、結果としてピタッと同じような形をとっているようにみえるということで、同じということが絶対条件ではありません。
 とはいえ、固定したものの方が、細かく見るとぶれてしまうのです。動いているからこそ、定まらないので活きるのです。変じるのです、そういうプロセスには時間をかけることです。

今日のトレーナーのできごと

Nさん、曲「上を向いて歩こう」は、なるべく声で表現できるように工夫してみましょう。(逗子)

2015年8月 3日 (月)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○聞く

 言われるままにやっていたら何とかなる、ここにいたら何とかなる、それでは全く反対のケースさえイメージしていないのでしょう。言われなくてもやることでしか何ともならない。ここにいなくても何とかする。その上でここを使うのです。すべてをゼロから組み立てるつもりで臨むのです。
 成長の度合いは、その人の目的意識、どの高み、どの深みを欲しているのかによるのです。
 そういう意味では、間違いも正しいもない。人生なのですから、その選択のくり返しなのです。
 伝統や精神論、権威などは、いろんな形が目隠しをしてしまう。
 だからこそ聞かなくてはいけないのです。それは自分の心の声などというものでない、自分を超えた天の声のようなものです。かといって、毎日のように聞こえるはずはない。いつもいつも求めて聞くのです。

今日のトレーナーのできごと

Dさん、鼻濁音、難しいですね。何度も練習すること、そして、アナウンサーの発音を注意深く聞いてみるようにしましょう。聞き分けられれば徐々にできるようになってきますよ。がんばってくださいね。(アリス)

2015年8月 2日 (日)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○検証

 鈍くなると、痛みがきてもそのうち感じなくなるとか、いつか明日の糧となる、などと考える人もいます。こういう思い込みは無謀です。無駄はともかく、無能がどれほど生じてきたのでしょう。それを乗り越え、それゆえリーダーになれたものが、そのプロセスをきちんと検証せずに他人に伝承すると、その弊害は大きく長く続くのです。
 ハードなトレーニングは、その見返りを求めます。そのトレーニングのおかげで上達したとなりやすい。それがなければもっと上達したかもしれないという疑念も消してしまうのです。
 あくまで達したレベルの高さをみるべきなのですが、そこがわかっていないケースが多いのです。歴史をみるまでもなく、日本人はいつもそれをくり返しているように思います。

今日のトレーナーのできごと

Dさん、高音になるほど下顎がロックされているようです。顎の関節を軽く動かしながら発声練習してみてください。コツをつかめば飛躍的に高音が出しやすくなると思います。(ホワイト)

岐阜県多治見市39.9度 お知らせ

まだ8月に入ったばかりですが岐阜県多治見市は昨日、39.9度を観測したそうです。駅からスタジオまでは近い距離ですが、具合が悪くなったときは、すぐにお知らせください。clover

2015年8月 1日 (土)

今日のメッセージ[ヴォイストレーナーの選び方]

○鍛練の注意

 鍛錬することで鈍感になってはいけない。これは、体や声にはまることへの注意です。しかし、恐る恐る接するくらいなら、とことん鈍に浸るのもよいでしょう。そこから抜け出さない、抜け出せないなら、それだけのものだったということです。
 教えることで、相手を鈍感にしていく例はいくつもあります。教えないことが相手を鋭くしていくのと反対にです。きっとその方が多いのですが、本人がよければそこまでなのです。それ以上のものを感じられるようにできるのかということです。
 なかには、甘え、理屈や言い訳ばかりがうまくなっていく人もいます。周りの影響も大きいのです。
 できる人は狐として群れない。ということで、鈍くなるのを防いでいます。どこでも群れたがる人が主流派になります。不毛な集団化ですが、そこに加わると安心する人も少なくないのです。人数が多いのは、何も生み出さず、それゆえ同じようなメンバーを結びつけようとする力が強いからです。それも周りの人とうまくやっていける才能と言えなくもありません。このあたりが、本当の意味でのセンスが問われているということころでしょう。

今日のトレーナーのできごと

Wさん、声をだす前の息を吸った瞬間が最も大事です。その瞬間に喉のポジションが決まります。ブレスの時に一番気をつけてください。中音の響きとてもきれいです。少しずつきれいに響く声を増やしていきましょう。(このは)

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