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2015年10月30日 (金)

表現者にとって極力排除したものの一つに「思考」

楽曲、台詞、原稿の分析解釈など事前準備には考察しなければならない場合は「思考」は必要ですが、いざ演じ歌うとなるとこの『思考』はなりを潜めさせたいものです。例えば、歌であれば前奏や間奏、後奏、演技であれば自分の台詞のない時間帯などなど、時には自分が歌っているときや喋っているときでも余計なことを考えてしまい、状況や楽曲に身を委ねられないときがあります。どうすれば感覚が冴えわたり瞬間瞬間に身をゆだねてパフォーマンスできるのか。普段からの訓練である程度感覚を養えると思います。
人の自我とはもともと「思考」が好きなのだと思います。日常一人でいるとき、頭の中では常にクルクルととりとめもない思考の連鎖が行われてはいないでしょうか?一度検証してみてください。そして経験的には「思考」は反省や自虐、自己嫌悪などマイナスの感情に繋がることが多いような気がします。これがひどくなるとうつ病とよばれるものにつながるのでしょう。実験してみていただきたいのは、「思考」を停止させることです。「思考」を停止させるということは、頭の中に「言葉」が生まれない状況をつくることです。これはよほどの意思と根気がないとできません。方法はいろいろありますが、その一つに常に五感のどれかを感じ続けるという方法があります。瞬間瞬間常に感じ、それを継続させます。10~15分くらいある程度継続させることができれば、身体が覚えてくるのでその後の継続は難しくはありません。
日常の「思考」は案外不必要なものが多いとされて、いわゆるエネルギー漏れとも言われてます。この訓練は日常のストレスを軽減させる効果もありまた瞬間瞬間の五感を冴えわたらせるので、パフォーマーにとっては演じる際の身のおき方のモデルになると思います。一度おためしください。(♭Д)

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