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2016年1月 3日 (日)

表現の高みの話

歌、芝居を始めパフォーマンス全般に関して肉体訓練がある程度クリアされ、いざ人前で披露するとなると表現力がクローズアップされますね。表現力は持ち合わせた感性や主に心理的なものを扱う分野ゆえこれもまた時に簡単なものではありません。
皆さんに知っていておいていただきたいのは表現の高みとは、表現者本人が演じる際に「何もしない」ということです。かなりレベルの高いことを言ってますが、舞台上やカメラの前で演者本人は「何もしようとせず」、例えば前奏が流れたらただ前奏に身を任せ、歌うときにはリズム・メロディー・歌詞に身を任せそこから生み出される心理的肉体的感覚に任せて歌うだけ。お芝居もそうです。相手役の台詞を聞き、心理的肉体的感覚に任せて台詞を喋り動くだけ。もちろん演出的な色々な制約や指示が入りますが、それは本番でのバランス感覚になります。覚えておいていただきたいのは、表現の高みは本番は本人は「何もしない」ことです。
経験の少ない方には何を言っているのか全く理解できないかもしれません。表現力をつけるための色々なエクササイズ、デフォルメするためのテクニック、歌詞や台詞の分析や練習は必要です。事前の準備を五臓六腑に落とし込んだら、本番は「何もしない」「状況に身をゆだねる」覚悟、そしてそういう状態に身を置く努力をしなければなりません。リラックスと集中です。これは本当に簡単ではありません。勇気の要ることですから。しかしパフォーマー初心者上級者に限らず知っておかなければならない真実です。(♭Д)

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