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2016年4月 8日 (金)

口を縦にあける

「口を縦にあける」ということは声楽の世界では当たり前という感覚に近いところでこれまで話されてきましたが私自信はそこにとても違和感があります。例えば3大テノールといわれたパヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの3人のフォームで考えてみると
パヴァロッティ…基本的に口は開けすぎず少し前屈みの姿勢で高音のみは顎が下少し落ちている。舌は脱力して下に落ちている。
ドミンゴ…割とまっすぐな姿勢で中音域より上の音は口が横に開き持ち上げているように見える。ただ、横に広げて浅くしているというよりは顎を後に引く動作と背中を持ち上げている動作を行った結果横に開いて見えるような感覚。舌は高い音に向かって持ち上がっている。
カレーラス…他の二人よりもかなり胸が高い位置にありそこをキープしているように見える。顎もほかの二人よりもかなり落として見える。
このように同じオペラ歌手であり同じ声の種類で同じような役を歌っている歌手でもみな同じフォームとはいえないのではないかと思うのです。ドミンゴのフォームが素晴らしい、パヴァロッティの声は神の声、カレーラスの哀愁ある声とかよく言われますがそれぞれに身体の中のフォームを気にした結果外側のフォームは変化しているように見えます。全てを縦にあけなければいけないということではないのではないでしょうか。(♭Σ)

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