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2016年11月11日 (金)

母音の数の違い

声楽家が他のジャンルを指導するにあたり大きな武器になっているものがあります。それは「母音の扱い方」です。
これは発声の話しではなく発音の問題です。日本語の母音はアイウエオの5つのみですが我々声楽家はイタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、英語、ロシア語、チェコ語なども歌う為にたくさんの母音の形を勉強します。例えばイタリア語だけでも読み方はローマ字と同じといいつつ母音の数は7つあり、日本語よりも2つ多いです。
フランス語は16.半母音というものをあわせると19ですね。英語なんて26個とか30個とか言われる世界です。このように5つしか母音を持たない我々と30近い母音を操る外国人とでは母音の感じ方が違うのは当たり前であり音色も当然、外国語の方が色彩豊かです。数が違いすぎますからね。
つまり日本人は外国物を歌うときには最初からハンディキャップがあるという前提で勉強しなければいけません。特に舌や唇の扱い方で発音は変化します。このようなことをジャンルとして勉強しているのは声楽が最も多いのではないかと思います。
母音の扱い方が自由になると声にも音色と深みが出てきます。是非、声楽家の長所の部分を活用してください。
(♭Σ)

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