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2016年12月

2016年12月28日 (水)

響きの問題

声楽家にとって、「響き」というものとの関わりは切っても切り離せないほど重要なものです。特に、響きが低く聞こえることや、ヴィブラートが下につくというような状態は、音程そのものが低く聞こえてしまうので、音楽そのものを成り立たせなくなってしまいます。では、響きを高くするためには、どうすればよいのかという話ですが、多くの人が「上に狙う」と答えます。これで上手くいく人もいますが、多くの人はこの行為をによって、却って苦しくなり、音を保てなくなり、音程が下がるという悪循環に陥ります。状況に応じた適切な判断が必要なのですが、声と息の根っこがどの部分なのかということを感じ取れない状態で、響きの高さだけを追い求めると、自分の首を自分で絞める結果になります。眉間にしわが寄ったり、肩が上がったりというのは、末期症状です。まずは基礎的な身体の使い方を覚えることからはじめることをお勧めします。遠回りでも、身体・息・声の3点が結びつくまでは、響きを狙いすぎない方が賢明だと思います。私の感覚からすると、「響きは狙わずに、結果としてその部分を通っていくもの」という感覚です。この方が、過去に響きを狙って歌っていた時よりも、多くの方から「響きが高い」といわれるようになりました。不思議ですね。(♭Я)

【2016年最後のレッスン】

今年最後のレッスンも無事に終わりました。

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。clover

2016年12月23日 (金)

ノートを作ろう

鈴木みのるというプロレスラーをご存知でしょうか。48歳という年齢ではありますがいまだに業界のトップの一人として活躍しています。彼の師匠は藤原喜明さんとカール・ゴッチさん。鈴木選手は彼らに技術を教わり、トレーニングしてもらうときに稽古後必ずノートに教わったことを書いていたと言います。書くこと自体は藤原選手の教えらしいですが。
体で覚えることと、頭で考えることを記録するということはとても重要です。私もこの業界に足を踏み入れて20年ですが20年前に言われてことが今理解できたり、今までできなかったこと、歌えなかった曲が突然歌えたりします。
藤原選手はゴッチさんもプロレスラーとしてはマニアックな部類だと思います。「魅せる」というよりは「強さの技術」にこだわった二人だと思います。彼らの技術をより正確に理解、体得していく。それが鈴木選手の核となり、自信となり「魅せる」部分に反映されていると思って彼の試合をみています。彼の試合は魅せる部分も当然ありますが勝敗にとてもこだわっています。その姿勢がファンの共感をよび、技術の確かさ、その技術に裏打ちされたパフォーマンスがあるからこそ48歳という年齢も第一線なのだと思います。
体で覚える。これは一番大事ですが今の自分と向き合うためにもノートを作るというのは大事かもしれません。 (♭Σ)

2016年12月21日 (水)

起こっている現象を理解する

トレーニングを積んでいく上で切っても切り離せないのが、「自分の行動を理解し、改善に結びつける」ということです。特にヴォイストレーニングにおいては、ほとんどの事項が無自覚のうちに行なっている行為なので、それを自覚することが改善へ向けての第1歩になります。わかりやすい課題としては、口の開き方や姿勢などを、鏡を見ながら自覚するという課題です。本人としては最大限口を開いているつもりでも、トレーナーから「まだ足りない」と指摘されていたら、実際にはあまり開けていないことが多いのです。意識と現実にギャップが生じているのです。その部分を埋める作業が必要不可欠です。このギャップを理解し、対策を打つことが改善に繋がります。自分も散々経験しましたが、自分でやっていることは、初歩のうちは、所詮やっているつもりでしかならないのです。
現実と向き合い、現象を理解し、改善に向けた策をとる。これが本当の意味での勉強でありトレーニングであると思います。このようなことが、トレーニングの内容を身につけさせるために効果的な方法であると思います。(♭Я)

2016年12月20日 (火)

【年末年始のご挨拶】

そろそろ年内のレッスン終了の方もいらっしゃるので、Gさんとご挨拶しました。「レッスン受けて1年たちますが、自分でもわかるぐらい声がよくでるようになりました」とおっしゃっていました。年末年始に入るため、しばらくレッスンが休みになりますが、その期間中も自主トレをされるとのことでした。clover

2016年12月16日 (金)

ヴォイストレーニングで悩んでしまったとき

巷には色んなトレーニングがありますが、目にも見えず、体の中のこともわかり辛いヴォイストレーニングは本当に手探りが多いので悩みも多くなりがちです。指導者の指導にそってやっているつもりだが、うまくいかないことも多いと思います。
自分自身が教える立場になって10年ほど立ちますがその3倍以上の時間を生徒側で過ごしているので生徒さん側の気持ちがよくわかります。もしレッスンが難しかったりメソードの壁にぶつかっって抜け出せなかったら、一度自分自身がのびやかに歌える声や曲に立ち返ることです。
案外のびやかに歌える声の中にヒントや正解があったりします。ときに自分の中では全然うまくいかない声の中にもヒントや正解があったりします。
音そのものをだすのが声と他の楽器では意味合いが違い、精神的な部分も多分に影響を受けますので、悩んでトレーニングが進まないときはのびのびと歌ってみるのも一つの方法です。(♭Σ)

2016年12月14日 (水)

レッスンを増やし、人前に出て行く機会を増やす

自分の周りにいる、どんどん上達していく人たちを見ていて気づくことは、「日々レッスンと練習を欠かすことがない」ということと、「自分が出演する機会をできるだけ多く設けている」という2点が挙げられます。
レッスンと練習を欠かさないのは、基本中の基本。右も左もわからないのであれば、それを指導し、よりよき方向へ導いてくれる師のもとで多くの勉強をすることが基礎力の向上につながります。それを核にしつつ、人前でパフォーマンスする機会を多く設定することで、より明確な課題と目標を自分自身に与えます。これはどちらか片方だけでは成り立ちません。基礎力の向上と、応用力の習得、この2点を双方とも向上させてこそ、己の力となるのです。
慣れないうちはとにかくレッスンを増やし、いい感覚に身をおくことを増やしていくことが、もっとも有効です。自分も初期の頃や癖とりの段階では、最低週に2回はレッスンしてもらっていました。これが最低限のレベルだと思います。そして、ここで磨いたものを、実際に舞台上で応用させ、そこでしか得られないものを習得していくというのが、本当の意味での勉強であり研鑽だと思います。(♭Я)

2016年12月 9日 (金)

世代間の音のズレ

おそらく現在の20代前半くらいの方達とそれより上の世代では声の善し悪しの感覚が違うのではないかと思うことが多いです。
団塊の世代は歌手は歌がうまい、その地域で有名なレベルで歌がうまくて目立つ人たちが歌手を目指していたのだと思います。
そこから少し下がってくるとバンドブームやアイドルが入ってきて、我々の世代になるとビジュアル系やダンスミュージックが一時代を気づきます。
我々が学生の頃は歌番組も多く「夜もヒッパレ」のような色んなジャンルの方々歌を歌う番組も多くありました。しかし最近は歌番組が減ってきたこともありますが、初音ミクの登場や子猫のような声の声優さんたちの声、きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfumeなどの電子音を混ぜた声に慣れ親しんでいる世代が増えてきていますので以前のようなパワフルな声、強い声というのは心地よい、興奮する声というよりは疲れる、うるさいといった感覚になっている部分もあるのかもしれません。
時代の流れといってしまえばそれまでですがライブハウスや、生の音楽を聴く聴衆の数が年々増えてきている統計もでてきていますので生の音楽の力が再発見される日も近いのかもしれません。(♭Σ)

2016年12月 8日 (木)

【録音の仕事】

ナレーターの仕事をしているNさんに年末のご挨拶をしたところ、「何年通っているかしら」とおっしゃっていましたが、4年近くとなり、「トレーナーの皆さんのおかげで、録音の仕事が増えていて感謝しています」とのことでした。トレーナーのそれぞれの指導を楽しんで受けられていらっしゃいます。clover

2016年12月 7日 (水)

熱意を持ち続けること

物事の上達のために欠かせない要素のひとつとして、「どれだけ熱意を持って取り組めるか」ということがあります。何事も中途半端に、片手間に行う程度であれば、所詮、その程度までしか上達できません。「飽くなき追求・探求」をどれだけ続けられるかが、己の成長につながってきます。
特に、音楽などの芸事や、「自分の声を変えよう」ということは、並大抵の気持ちでは改善できません。どれだけ本気で取り組めるかということがとても重要です。最初は上達した人も、気を抜いた瞬間に堕落していきます。落ちぶれていきます。絶えず研鑽を積む努力をしなければなりません。これが、ヴォイストレーニングのもっとも難しい部わかもしれません。
しかし、世の中の多くのことはこのことに通じると思います。適当に仕事をしていて、お客様の心に響く仕事ができるかということです。特に、舞台に立つ人間としては、この要素は必要不可欠です。「生涯勉強」であることを心して取り組みましょう。(♭Я)

2016年12月 6日 (火)

【イルミネーション】

あちこちで、イルミネーションが行われていますが、研究所から明治通りにでるところのマンションの工事現場でも、外壁塗装用のシートの上から、青く光っています。工事現場で壁を使ってのイルミネーションは初めて見ましたが、粋な計らいだなと思いました。virgo

2016年12月 5日 (月)

【ソロコンサートの出来】

Aさんが、「シャンソンのソロコンサートをこの間行ったが、前よりうまくなったと、いろんな人からいわれました」と大変喜んでいらっしゃいました。レッスンを始めるときに「うまくなりたいです」とおっしゃっていましたが、努力された結果が表れたのだと思います。clover

2016年12月 2日 (金)

ヴォイストレーニングの初期段階

ヴォイストレーニングの初期段階は支えのトレーニングと喉を開けるためのトレーニングに費やしたほうが将来とても楽になっていくと思います。
天才型の方は最初からハミングや鼻腔共鳴、響きを落とさず歌っていくなどの作業にいきなり入ってもいいと思いますが、努力型の方はいきなり共鳴から入ると喉を狭くしたり、共鳴腔をせまくすることが多くなります。そうすると、小さな部屋ではそれらしく歌えますが大きな劇場にいくと声が小さくてお客様に声も言葉も伝わらないということがおきます。
たとえばハミングも広く、よく響く部屋で力まずに行うハミングは効果的ですが、狭く防音が強い部屋でハミングをおこなうと響きづらいので力んで喉を硬く、狭くすることが多くなります。私も初期でレッスンを始めた頃はハミングのメニュも多くやりましたがうまくいかない、むしろ喉を狭く響きもつぶしてしまう生徒が多く段々取り扱うことが少なくなっていきました。しかしうまくいく生徒もいました。
でも、うまくいく生徒さんは基本的にどのメソードもうまくいく方が多かったのも事実です。
器用な方がうまくいくメニュよりも不器用な方がうまくなっていくメソードをヴォイストレーナーは研究する必要があると思っています。(♭Σ)

2016年12月 1日 (木)

【ニトリ 新宿タカシマヤタイムズスクエア店】

紀伊国屋の跡地に、ニトリ 新宿タカシマヤタイムズスクエア店がオープンしました。12/19までオープンセールを実施しています。今まで本が並んでいたところに日用品が飾られているのを見ると不思議な感じがします。virgo

http://pkg.navitime.co.jp/nitori/spot/detail?code=0000000876&bc=eNqLVnq2ZM7zLYseN3c8bm5%2B3DxdSUcJiJ7N3fhk15qXzXuB7OKC%2FBL9nMziEvvElJSi1OLimFIDA%2BMUQ2MQbWRWnJpYlJwBEYMqUIoFAB2OJOo%3D

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