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2017年2月

2017年2月27日 (月)

オリンピックを見ていて思ったこと

各選手たちは、日の丸を背負って試合に挑むわけです。皆、自分の得意とする大好きな競技のはずです。これまでの大会でよい成績を納めているから世界の舞台に立てるわけです。きっと、自信だってあるでしょう。それでもいざ本番となると、思うように力が出せなかったり、思いもよらない最悪な事態に陥ったり・・・。
でも、一度負けても、次の試合には気持ちを切り替えて臨んでいます。この精神力が私は本当に素晴らしいと思ってみていました。そして、このオリンピック選手たちのように、何かを死ぬ気でがんばったことがこれまであったかなあ?と考えてみたのです。
歌の場合は、「声帯」という薄い粘膜が振動して声となるので、あまり長時間続けての練習は、どんなによい発声をしていたとしても、声帯に負担をかけてしまうのでよくありませんが、少しずつ時間を区切って喉を休ませながら練習することは可能です。実際に声を出さなくても、歌詞を朗読するとか、ハミングで歌ってみるとか、イメージトレーニングをしてみるなど、練習方法は多様です。私が学生時代は「レコ勉」という言葉がありました。レコード(CD)を聴いて勉強することです。今ならネット検索で音楽も聴けますね。同じ楽曲を何人かの違う人の演奏で聴いてみるのもよいでしょう。新しい発見があるはずです。
練習は裏切りません。練習したらしただけの成果が表れるのです。ですから、ぜひ、ここで学んだことをそのレッスンの時間内でわかった気になって終わらせるのではなく、しっかり自分の身につくまで、努力を惜しまず繰り返し繰り返し復習することを強く願います。がんばりましょう。(♯Å)

2017年2月26日 (日)

【東京マラソン2017】

2017年東京マラソンが行われました。今年は東京駅前がゴールという新しいコースでした。東京オリンピックでは、どこがゴールになるのでしょうか。virgo

2017年2月24日 (金)

カラオケ100点プラスアルファ

テレビの番組でカラオケの番組が増えてきました。一時期の音楽番組減少傾向から比べたらいい方向へ向かっているなという印象です。
しかしカラオケ採点でよければ歌がうまいという設定はちょっと疑問が残ります。確かにそれも一理あるのですが「上手な歌」=「いい歌」とはならないので、これが世の中の歌の基準にならないといいなと思っています。
希望としては、CDが売れなくなりネットでの音楽配信がメインになってきた割にはライブなど、生の音楽に触れあう機会をもつ方が増えてきているということでしょうか。
生のライブには番組やミュージックビデオなどとは違うよさがあります。カラオケ採点で100点だしてもライブで通用するかはわかりません。ライブにはそれまでの経験や歌唱力、トーク、照明など様々な要素が必要です。特に音楽同様、お客様とのコミュニケーション能力が重要となります。もちろんカラオケで100点とれる歌というのもすごいのですが、そこにプラスアルファの能力を身につけていく必要があります。(♭Σ)

2017年2月22日 (水)

歌詞の発音

オペラ歌手と他の分野の歌手の、顕著に違う部分はどこでしょう。声の大きさでしょうか?もちろんそれもありますが、マスコミの発達によって、生で・間近でオペラ歌手の声を聞くことのない人々、テレビやオーディオ機器やスマホでしかオペラ歌手の声に接したことのない人々にとっては、声の大きさの実感は、それほどないだろうと思います。それよりも、際立つのは、歌詞の発音の違和感(日本語の場合は特に)ではないでしょうか。しかし、他の言語でも、シャンソン、カンツォーネ(オペラ歌手以外の歌手が歌っている場合)などを聴いてみても、オペラ歌手との発音の違いは、よく判ります。
オペラ以外の分野では、歌詞やその意味がとても重要な場合が多いため、あまり、日常会話の発音からかけ離れるような、発音の仕方はしないというのが、基本にあるからでしょう。それに比べると、オペラも歌詞は大切にしますが、それ以上に声の美しさを優先するので、母音の違いによって声の響きなどに違いができないように、初歩の段階では、レッスンで何度も何度も繰り返し母音の違いによる声の響きを修正されます。また、オペラ以外のほとんどの分野では、マイクを使うので、母音の違いによる声の大きさの違いが、あまり気にはされませんが、マイクを使わないオペラでは、とてもそれが目立ってしまうので、そこも均一にする必要があるのです。そういうわけで、オペラでは、歌詞に的を絞って聞くと、違和感のある、妙な発音に聞こえてしまうのです。(♭Ξ)

2017年2月21日 (火)

【オーディション】

舞台に出演のため、オーディションを受けられたMさん。第一次審査を通り、第二次審査にむかうそうです。レッスンを受けられてから、「他の人のセリフや、声も気になるようになってきた」とのことで、レッスンにも、より一層力が入っていらっしゃいます。clover

2017年2月20日 (月)

チャレンジし続ける

人間、目標を持たないことや見失うことが、物事の上達を阻むことに繋がると思います。どんなに小さなことでもいいので、何かしら目標を持って取り組めるといいですね。例えば、どんなに小さなものでもいいので、オーディションを受けてみたり、コンクールを受けてみたり、自分自身で公演を企画したり、何かしら人前で披露する機会を作ることは、それ自体が一つの目標となり、区切りとなるので、自分自身へのフィードバックが大きいと思います。本番に向かって、最大限のパワーで練習に取り組む。常に120パーセントのやる気で取り組むことが大事です。そして、本番は手は抜かないまでも、少し気を楽にすることで、パフォーマンス力が上がっていくと思います。100点を取るような優等生ぶったものではなく、自分自身にできる最大限のものを発揮する。そのようなエネルギーが、お客様の心に響いていくと思います。批判家は何をやっても批判をする。それにも屈せず、常に努力をし続ければ、見てくれる人は必ずいるはず。そして、最初から完璧なものなど存在しません。自分のできる最大限の努力を常に行ない続けること。難しいですが、これを怠らず、努力し続けましょう。(♭Я) 

2017年2月19日 (日)

【玄関マット】

玄関マットを黒竹に変えました。落ち着いた雰囲気になったと思います。clover

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2017年2月17日 (金)

伝える声

ポップスの世界の声だけ聴いていても日本のポップスと外国のポップスの声は違います。テレビでよく見るパックンや厚切りジェイソンの話し声も明らかに日本人とは違います。
日本人は元来細くて柔らかい音を好む傾向がありますが、これが声の世界だけでいうならば世界との隔たりを生んでいると思ってしかたありません。特にここ数年は声の強さそのものを否定するような方向で日本人の感性が向かっていることが多いです。大きな声、強い声は「うるさい」「怖い」「威圧的」などの言葉とセットになることが多く、声が柔らかい、中性的な声や雰囲気がよしとされることも多いように感じます。
アメリカ大統領選を見ても、応援演説の皆が大きな声で支持をうったえています。強いが、それはメッセージが強く聞こえます。しかし日本の選挙は、ただ大きな声で喉を枯らしながら怒鳴っているだけで内容が届きにくいです。
日常の声が弱くなっているから、いざ声を出すときに枯れてしまうのではないかとも思っています。伝えるための声は日常の延長にあると思ってしまいます。(♭Σ)

【春一番】

東京で春一番が吹き、暖かい南風で4月下旬並みの気温が20度を超えました。virgo

2017年2月15日 (水)

腹だけで声(高音)を出すこと

「お腹を使って高音を出す」。とても魅力的なフレーズですが、これは、本当なのでしょうか。半分は本当で、半分はウソです。まるで禅問答のようですが、2つのケースがあるということです。お腹を使うと、ギリギリ出せる最高音を、立派に出すことができます。ただし、立派には出せますが、楽に自由自在に使うことは難しくなります。言い換えると、立派にしか出せなくなり、そこから上の音には行けなくなります。それで構わないという場合には、とても効果的で、魅力的な力強さを発揮できます。では、お腹を使わずに、高音は出せるのでしょうか。高音域が得意ではない生徒さんには、夢のように思われるかもしれませんが、それほど発声の上達していない生徒さんの場合には、さほど難しいことではなく、楽に高音域が出せることは少なくありません。ただし、とても綺麗で立派な声ということは、ほぼゼロで、頼りなく小さめで不安定な控えめな声というのが、普通です。それでも、お腹をほとんど使わずに出せるその声は、お腹でサポートしながら磨けば、とても自由で伸び伸びとした高音域に育てることができるのです。(♭Ξ)

2017年2月13日 (月)

舞台上でしか得られないもの

物事を成し得ていくためには、日々のトレーニングが重要です。日々のトレーニングとは、レッスンと自主的な練習、そして人前で披露することも含みます。レッスンや練習は、スタジオやご自宅などで行うことと思いますが、やはり、それでは空間として狭くなってしまいます。日常的な部分を若干改善できることが最終目的であれば、それでも十分なのですが、人前で披露することのパフォーマンスを上げることを目標にしていらっしゃる方にとっては、もう少し大きな空間で演奏することに慣れるのも、トレーニングとして重要な課題です。自分も本番を含め、稽古の段階から、いつもよりも大きな空間を使えるので、その広さを意識するようにしています。広さを意識するとはどういうことかというと、主に届ける相手の距離を広く意識するという意味です。ただ単に大声を出すというのではなく、体を使って、息の流れを感じて遠くで響かせているイメージを持つという感覚。これは、狭い空間ではなかなかイメージしにくいので、大きな空間で歌うことを積み重ねて得ていくしかありません。舞台上では、客席の一番遠くを意識します。これを繰り返していくと少しずつ、パフォーマンスとしての力がついていくように感じます。(♭Я)

2017年2月10日 (金)

メロッキ式発声

声楽の発声の一つにメロッキ派と呼ばれる発声があります。アルトゥーロ・メロッキと呼ばれる声楽指導者の発声法です。黄金のトランペットと形容される声のテノール歌手マリオ・デル・モナコが師事したのがメロッキでありデル・モナコの登場によりメロッキ式発声という名前で世界中にしられることになります。
モナコに直接習ったという日本人もいますが、私がよく共演するソプラノ歌手はデル・モナコと同時期にメロッキに師事していたテノール歌手パリデ・ヴェントゥーリに師事していてメロッキ式の発声の話によくなります。
そのソプラノ歌手がよくいうのは「支え」と「喋るように歌う」の二点です。日本語の喋るではなく、喉がよく空いた深いポジションの喋りです。確かにこの方の声はコロラトゥーラでありながら力強く発音が美しいです。ただ、メロッキ式はよく喉を壊すという話も必ずついてきます。メロッキ派の発声を推奨するかたは喉は壊さないと言いますが、喉を壊しやすいという人がいるのも事実です。どちからが正解かも、どこまでやれば正解かもわかりません。
しかし、この方法からとてつもない大歌手が誕生したのも事実です。今の日本でいうならば役者の声や芸人の声から誕生しやすい発声法なのかもしれませんね。(♭Σ)

2017年2月 8日 (水)

喉スプレーの注意点

風邪などで、喉が炎症をおこしているときに、昔は、うがい薬でうがいをするか、処方される薬用トローチを舐めるぐらいしか、簡単にできる対処法はなかったのですが、今はほとんどの人が、喉スプレーの存在は、知っているようです。それでも、実際に風邪のときの対処法として、使用しているかどうかうかがってみると、3割くらいの人しか利用はしていないようです。私のまわりでは、声楽家が多いこともあり、特に男声は、多くの友人が使用しています。イソジンのうがい薬に比べて、いつでもどこでも手軽に喉をケアできることと、ピンポイントで、喉に薬を噴射できることがメリットです。また、うがい薬と違って、そのまま呑み込んでしまうことが多いので、清涼感とほのかな甘みがプラスされているようで、呑み込むときにさらに少し喉の奥まで効くような気分になります。ただし、中身は、イソジンのうがい薬と同じポピドンヨードのものが多いので、殺菌効果が高く、風邪以外のときの連続使用は要注意です。また、勢いよく噴射されるので、ピンポイントで喉の奥の患部をねらおうとし過ぎて、誤って気管に入ってしまうと、ひどく苦しい思いをするので、気をつけましょう。(♭Ξ)

2017年2月 6日 (月)

行動力

自分の周りの人を見ていて、たまに、とてもアクティブな方に出会います。決まったことは即実行に移す。このような人は、何かを成し遂げたいと思ったときにも、非常にアクティブにことを行います。自分に足りないものを積極的に取り入れようと、様々な視点で物事を見て吸収したり、、一見、無関係のようなことでも取り入れたり、関連する事柄を調べつくしたり、自分の進むべき道に思い切って飛び込んでみたりと、すごいなと思います。行動力の差は自分自身にとってかなり影響が出る部分だと思います。はじめの一歩が億劫な人がいるかもしれませんが、まず、勇気を出して、その一歩を踏み進めることが必要だと思います。そして、その一歩を怖がらなくなるまで、様々なことにチャレンジしていくことで、大きな変化をもたらすことにつながってくと思います。物体も事柄も、最初の動き出しに最もエネルギーを使います。ここでのエネルギーを省エネせず、日々使えるようにしていきましょう。(♭Я)

2017年2月 3日 (金)

声からみるアメリカ大統領選

アメリカ大統領選のテレビ討論会を声やしゃべり方という点で見ていると面白いことが多いです。私の耳には明らかにクリントン候補のほうが冷静に落ち着いてしゃべっています。トランプ候補はどこか焦って聞こえます。
理由は、声の面でクリントン候補のほうが喉が下がって落ち着いて聞こえるのに対しトランプ候補は喉が上がって聞こえるので浅く聞こえるのです。又、クリントン候補は間が上手い。トランプ候補がまくし立てているのに対して、落ち着いてプロミネンスがしっかりとしています。これはクリントン候補の政治家としての経験の差かなと思ってしまいます。
しかし、面白いのはクリントン候補の落ち着き払ったしゃべり方などが上から目線と感じる人もアメリカ国民にいるような報道があったことです。逆にトランプ候補のほうが本音でしゃべっているという感覚からここまでの躍進を遂げたのでしょう。これまでの政治を一掃したいという国民が本音でしゃべるトランプ候補を推しているのならあのしゃべり方が受けているのもうなずけます。
いい声をだしてもその時々のTPOで受け取られ方は変わる面白い例だなと思って注視しています。(♭Σ)

2017年2月 2日 (木)

【邦楽】

遠方から、民謡教室を運営されている方がいらっしゃいました。研究所では、現在、義太夫、能、小唄、詩吟、琴など、邦楽に携わる方が多く通われていらっしゃいます。clover

2017年2月 1日 (水)

真似る

「ものまね・・・歌合戦」。いくつもの、ものまね歌番組が、少なくとも50年ほど前から、息の長いシリーズ番組として、続いています。もちろん、歌謡曲のヒット曲やそれを歌うスターのものまねを競う番組ですが、「これはすごい!」と思わずうなってしまうようなものまねをするタレントが、少なくありません。
ここで注目すべきことは、それぞれのものまねをするタレントが、歌がヘタではないということです。むしろ、ものまねがうまければうまいほど、また、まねできるスター歌手の人数が多ければ多いほど、そのものまねタレントは、歌もうまく声もよいことが少なくありません。つまり、よい声・よい歌を、まねすることが、発声の上達に少なからず好影響をおよぼすということです。ここで少し注意をしていただきたいのが、スターの外見をまねすることです。もちろん衣裳のことではなく、口の開け方や表情、歌っているときの立ち姿や体の使い方です。まねすることはよいことのように思いますが、外見をまねすればよい声が出るとは限らない点です。外見をまねれば、近いところまでは行く可能性もありますが、体の見えない部分の使い方も含めて、その声が出てその外見になっているのだということです。外見にこだわり過ぎず、自分なりのよい声が出たとき、その外見がよい発声の歌手に似ていたなら、悪くない発声だと考えるようにしましょう。おすすめは、耳をフル活用して、声をまねすることです。(♭Ξ)

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