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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

2017年12月18日 (月)

Q.なぜ日本語よりイタリア語でのヴォイトレを勧めるのですか。

A.私はラテン的な感じでイタリア語の感覚をもって声を習得することが、日本語でよい声を出すにも早くて効果的という立場をとっています。また、日本語でずっと発声してきたためのくせは、他の言語の方でとる方が早いからです。もちろん、理論上で選んでいるのでなく、経験としての実績からです。

日本語がイタリア語よりヴォイトレに使いにくい点は、こういうことばの問題のほかに、強弱のアクセントのないところです(イタリア語は、第二音節に強アクセントがくることが多いのですが、これにより、次のことばへ強くひっぱっていくわけです)。中国の南方のことばにもよく似ているともいわれますが、これはとても音楽的です。(♭ф)

Q.日本語はひびかない言語と思いませんか。

.外国人の声にヴォリュームがあり、声がふくらんでおり、日本人はどうも平べったい気がするというのに対し、金田一氏は、外国人が日本語を使うときにもふくらんで聞こえるので、これは日本語の発音のせいではなく、発声の問題だといっています。私もその通りだと思います。何を優先するかで違いますが、他の要素で同じレベルなら、私は日本語らしい日本語の方がよいです。(♭ф)

Q.日本語は国際的にみて美しいのですか。

.ラフカディオ・ハーンは「町を行く人の日本語はすべて歌のように聞こえる」と書きとめたといわれています。特に関西以南のことば、特に京都弁などにはメロディックな美しい感じがよくでています。

日本語には、のどの奥の方を使う音が多いから、美しくないともいわれているのです。明治のときに向こうから入ってくることばに漢語をどんどん使ったためか、やたらとガ行が多いですね。ドイツ語や英語もそういう点では美しくないといえます。(♭ф) 

2017年12月16日 (土)

Q.棒歌いになるといわれました。

.文字通りまっすぐな音でしか歌えていないということでしょうか。声をベターっと、抑揚や高低の動きや揺らぎがないままに歌っているのかもしれませんね。

一本調子の声である場合、喉だけで声を出している可能性が高いです。理想を言えばお腹や横隔膜がしなやかに流動的に動く余力を残したまま、声を支えるということです。しかし、この流動性がないまま、喉だけでピーという声を出してしまっているのかもしれません。

また、このような声で歌っていると表現も一本調子になってしまう可能性があります。本来であれば、言葉の抑揚に即して音に強弱や長短がつき、すべての音が同じような価値ではないということになると思います。例えば「このみちが」でしたら「の」「ち」「が」はあまり頑張らなくてもいい音になりますね。その結果、一本調子の表現は避けられると思います。

発声の面、表現の面から棒歌いを卒業できるよう、ご自身の歌を録音して聴いてみるなどして研究してみてください。(♯β)

2017年12月13日 (水)

Q.話はどのようにふくらませるのですか。

A.話とは、必ず時間によって制限されるものであるから、たくさんのものを圧縮し言葉として取り出さなくてはならない。最低限のことを最少の言葉で伝える必要がある。しかし、その一方で、それをよりよく伝えるためにある程度ふくらませなくてはならない。歌手でたとえれば、作詞家がわずかな言葉に絞り込んだ歌調に、声に音色、リズム、メロディとともに、自分の心や思いを加え、ふくらませるということである。(Э)

Q.話は短いほどよいのですか。

A.立川談志師匠が、落語の「まんじゅうこわい」など一分間でできるといって、一分間でしゃべりきった。しかし、この一分間で師匠が引っ込んだら、客はあっけにとられるだろう。こういう場合は、話の内容だけではなく、その時間(15分とか60分とか)を楽しませてくれることを客は期待しているからである。

 テレビではOKでも、寄席や講演会場のように、客が足を運んで来るところでは、30分以下の語りというわけにはいかないだろう。もちろん、スピーチは別である。短くてよい。(Э)

2017年12月12日 (火)

Q.声は、生殖のための手段なのですか。

A.雄だけではありません。雌も同じです。優秀な子孫を残すのに、声を利用してきました。体が弱く頭が弱く、生存率の低そうな子どもを残すことは、自分の遺伝子の根絶を意味します。だからこそ、強く、たくましい声の雄に惹かれます。

女性として、相手のタイプに、健康、体力(性力)、お金の三つを優先して望んでいるなら、近いかもしれませんね。(♭б)

Q.男性の声はなぜ太くなったのですか。

A.強さを誇示する一つの手段だったと思われます。根深い生物進化については、カエルのゲコゲコも、アヒルのガアガアも、皆、目的は同じです。生物にとって、自分の命を守ること(威嚇)、さらにそれに優先して、種族の種を残すこと(生殖)は、最大目的なのですから。人間も同じです。(♭б)

Q.動物の声は、求恋愛モードなのですか。

A.動物にも、声があるのかというと、少し違います。九官鳥などの発声は、人間とまったく別の原理です。チンパンジーなどは、唇が薄く、口内も違うので、うまくしゃべれません。

今は「言語を扱うから人間である」という説は、根拠を失いつつあるそうですが。人間として生まれても言語習得には臨界期があります。

ともかく、オスとメスでできあがっている世界には変わりありません。動物も雄は飾りたてて、音を発して雌の気をひきます。そのため、たてがみや大きなきらびやかな羽などをもちます。(♭б)

2017年12月11日 (月)

Q.イタリア語も日本語と同じで母音中心のことばではないでしょうか。 

A.日本語以外の言語では、たとえばcatと子音で止めます。しかし日本語は、これをキャットcattoと母音をつけないと止められないのです。これは「アイウエオ」という母音を主に構成されている五十音表をみればわかるでしょう。

イタリア語などは母音で終わるので日本語に似ているという人もいます。イタリア語が音楽的なのは、母音で終わるからだとも言われています。そういう意味では日本語も美しく音楽的であることばであるといえます。

(♭ф)

Q.外国人訛りの日本語は悪いのですか。

A.私の判断することではありません。(♭ф)

Q.日本人の歌手の日本語処理をどう思いますか。

A.この問題は、赤い鳥やハイファイセットのあたりからいろいろあります。宇多田ヒカルさんになると、日本語の言葉としての意味を、歌うときには英語の強弱アクセントのように置き換えていますから、言葉はわかりにくくなります。サザンオールスターズの桑田さんも、言語不明瞭といわれたものでしたが、彼もリズムと音色(彼のは、やや口の中でのつくり)にこだわったためでした。

歌は言葉がはっきりと聞こえないといけないということでは、一番苦労していたのは、声楽から転向した昭和の初期(淡谷のり子さん、藤山一郎さんらの時代)だったと思います。とても小さな声でひびきすぎないように、抑えて歌っていたのです。そこで強弱よりは、長短、大小で区別するのが、日本人の特長です。

今やリヴァーヴを効かせるあまり、どれもこれも歌手独自の生の音色が薄まり、どれも似てきたようになってきたのは、残念なことです。

外国人が疑問に感じるほどの、今の日本人歌手の無理な高音やハイテンポは、形を先行させてコピーしたがる日本人らしいつくり方の一例と思います。(♭ф)

2017年12月 9日 (土)

Q.喉が上がると指摘されますが、よくないのですか。

.喉が上がると指摘されたときにどのような音声が発せられているか、ご自分の声などを録音で聞いてみたことはありますか。

喉が上がることでよくない点は、音声の響きが損なわれること、言葉の明瞭さが減ること、そして故障しやすいという点が挙げられます。

喉が上がってしまったときに、声は、つまったような音になり美しくありません。口蓋を上方向にあげ、さらに舌根を下げてあくびをするときの様に喉の奥をあいて見てください。この形に喉が慣れてきたら、そのまま声を出してみましょう。

そして二番目の点ですが、喉が上がってしまうと、母音が浅くなり、美しい母音の響きが損なわれるため、言葉が不明瞭になってしまいます。喉の奥の方から「あいうえお」が発音できるよう練習してみましょう。

最後に故障しやすいという点ですが、ある耳鼻科のお医者様おっしゃっていたことなのですが、声帯を包んでいる喉元が上下しやすいと、声は疲労しやすいとのことなのです。喉の位置は日本人はただでさえ動きやすいので、訓練が必要になります。(♯β)

Q.音を力強く出したいです。

.歌うときの身体の感覚はどのようになっていますでしょうか。お腹、おへその周り、下半身から足、地面にかけての意識はどのようにありますでしょうか。

喉元だけで声を出して、ヘロヘロした声になってしまう人、もしくは喉だけで力んで声を出してしまっている人などがいらっしゃいます。全身を使って声を出すことが非常に重要になります。

まず地面を足でしっかりつかむようにお立ちください。そうしましたら、おへその下にバネがあってそのバネがものすごい勢いで、上に上がるようなイメージで声を出してみましょう。まずはこのバネをイメージするために、おへその下とお顔の前あたりに片手ずつ置いてみて下さい。下の手の勢いで上の手が跳ね上げられるようなイメージで声を出していきます。まずは息のみで、下の手がバネで跳ね上げられるイメージとともに息を吐いてみます。次に、声を出してみましょう。「ドドド―」の音を「ハハハー」という発音で出してみてください。お腹のバネで声を跳ね上げるようにして歌うと力強い声が出てくると思います。(♯β)

Q.体の姿勢、首の角度などをよく注意されます

.ほとんどの人に言えることだとは思いますが、本当に理想的な姿勢を保って歌うことは難しいです。トレーニングをしたことがなくて最初のうちは体になんの癖もなく声を出せていたのに、年月とともに癖がついてくる人や、何かをやろうとして、体の別のことに負担がかかってしまい、いい姿勢のバランスを崩してしまうということが見受けられます。

首の角度を注意されるとのことですが、音を前に出そうと意気込んで、必要以上に首やお顔を前に出して歌おうとするとこの傾向は強くなるようです。しかし、声は前に出さねばならないし、どのトレーナーもそれを注意すると思いますので、ここで忍耐が必要です。音は前に出すが、体のバランスを崩してまでやってはいけないということですね。

今のご自身の体の状態、筋肉の量、重心、体の支え方に合ったやり方で、声を前に出すということをやらないと、使ってほしくない筋肉に負担をかけてしまいます。変な癖がついてからそれを取るのは本当に苦労します。ですので、日ごろの練習では、自分の体に良く集中し、必ず鏡を見て、鏡で見えない部分はトレーナーの目も借りて練習してください。(♯β)

2017年12月 6日 (水)

Q.話は、量でしょうか。

A.話が、「伝える」ことを目的とするのであれば、話す「量」よりも、その「内容、質」の方が大切である。10分で伝わることを一時間にわたって延々と話されたのでは、聴き手はたまったものではない。(Э)

Q.話の内容のレベルの選び方について。

A.相手の知らないことをいきなり切り出すのでなく、知っていることの上に知らないことを置く。知らないことは知らせて、理解したことを確認して次に進むことが大切だ。(Э)

Q.話の順序立てを知りたいのですが。

A.1.誰もが知っていること[共感]

2.誰もが知っているが、もう一度、確認すること。知らない人には導入のための話となる(レベルを揃える)[確認]

32を踏まえて、本論の展開。知らないこと、新しいこと、自分の思うことを述べる[主張、説明]

4.まとめ(まとまりをつける)[確認] (Э)

2017年12月 5日 (火)

Q.声の感じと人柄は一致しますか。

A.声は、身長や体格、性格などと、とても関係が深いものです。だからこそ、そうでないときは鮮明に覚えているのです。とはいえ、どこにでも例外はいます。なぜそうなったのかを聞いてみると、「なるほど」と思うこともあります。やはり、生まれや育ちの環境が、大きく影響しているのです。(♭б)

Q.日常にも声にまつわる話はありますか。

A.私は電話だけで話していた人と実際に会ってびっくりしたことがあります。とても明るくバリバリに声で思った人が、地味でおとなしい人だったり、暗く軟弱そうに思えたのに、会うと筋骨隆々で明るくいい人だったりします。(♭б)

Q.男性らしい声、女性らしい声とは、どう違いますか。

A.男らしい声を出してみましょう

女らしい声出してみましょう

それを比べてみてください。(♭б)

2017年12月 4日 (月)

Q.劇団四季は日本語の発音で母音を重視していますが、どう思いますか。

A.創立者の浅利慶太氏が演劇出身の演出家ということも、その理由の一つでしょう。音声にオーケストラ(生演奏)をいれず、ビジュアルとストーリー、海外の輸入作品の力中心の翻訳した詞の力中心などでメジャーとなった劇団四季は、日本人にわかりやすいものとして供給しています。現実的には、持ち駒で勝負しなくてはいけない厳しさのなか、ヒットの実績こそが、現実を変えていくことに結びつく点、大いにがんばってほしいものです。私はいろんなアプローチがあってよいと思います。

(♭ф)

Q.和田アキ子さんは、なぜハ行のように聞こえるのでしょうか。

A.和田アキ子さんのものまねは、ア行をハ行にする、というので知られています。「あたしはあなたを」なら、「はたしははなたほ」となります。欧陽匪匪さんなど、外国人のもそう聞こえませんか。裏を返せば、和田さんは、和製ブルース歌手といわれるくらいでしたから、欧米感覚で息を強く吐いて歌っていたためです。(♭ф)

Q.最近のJ-POPS歌手は、息遣いが聞こえると思うのですが。

A.最近のは、どうも外国人のをまねて、わざと息を入れています。これは、わざとらしい浅い息なので、わかります。表現になるどころか、音楽上の邪魔しかしていないのですが、日本人には受けがよいようです。(♭ф)

2017年12月 2日 (土)

Q.音を喉で固めないように、柔らかく出すように言われます。どのようにすればいいのでしょうか。

.難しい音型だったり、歌いにくいフレーズだと、ついついお腹でささえたいのに、喉や首元で音を固めてしまっているのかもしれません。 ご自分で音を持っておけたら安心でしょうし、自分で聞いて確認できたらと思われるかもしれません。しかし、自分で確認するために自分の音を保持したり、聞いたりすると、途端に響きが滞ってしまい、前に声が飛んでこなくなります。これに緊張が合いまった時などは声の自由度は全く失われ、やりたい表現や出したい音が出なくなってしまいます。そのために、ボイストレーニングで、そうならない方法、声を楽にのびやかに出していく方法を練習していただくわけです。

まず柔らかい声を作るためには息の流れが不可欠です。そして出す声のイメージも何か具体的な例を用いて明確にしましょう。ドレドレド、ドミドミドなどの反復する音型で、グネグネとした動き、新体操のリボンが上下するかのような動きをイメージしてみてください。声も、グリッサンドのように音をずり上げずり下げながら出して練習してみてください。喉を柔らかく、そして声も流動的に出してみましょう。(♯β)

Q.下顎に声が入っていると言われます

.声を出すとき、なんとなく下あごで支えてしまっている人、下あごで音を保持している人をお見受けします。特に習い始めて間もない人に多くいらっしゃる傾向があります。

音を出すのは、自信がない、こわごわ出してしまう、思い切りよく出せない、という人に限って、音を顎のところで押さえて、保持したり、自分の近くに音を置いて自分で聞いて安心したいという心理があるのかもしれません。

しかし、声を出すときの大原則で、私がいまだに自分の師匠に言われ続けていることは「息を前に出す」「自分の音を聞かない」ということです。自分でだしている音を自分で聞いてしまうと、音は聞いてくださっているお客様へは飛んでいきません。自己満足にはなるかもしれませんが、その音を美しいと評価されず、治すべき音として見られます。自分で聞かないようにするには、息で自分の外、さらには遠くの空間に音を放っていくように流す習慣をつけなければなりません。自分のお腹の力で息を吐きだし、空間に音を響かせられるように、日夜努力し続けてみましょう。(♯β)

Q.声を放すということは。

.歌が歌えて来ると、喉のところのお団子をとどめているかのように喉声で歌ってしまう人や、下あごのところに響きを充実させてしまう人、喉や下あごで声を捕まえて保持している人などがいらっしゃいます。これは自分には出している声が聞こえて、しかも喉元に声を持っている感覚があるものですから、ある意味、とても安心感があるかもしれません。誰もが通る道なのですが、声が出るようになって来たらこれを放していく、開放していく、空間に放り投げていくという感覚が必要になります。

自分で声を捕まえておけばなんとなくの安心感があるかもしれませんが、これでは声は遠くに響いてはくれません。トレーナーに聞いてもらいながら、今のは遠くに飛んだか、近くで捕まえてしまったか、判断がつくようになるまで訓練していただくことをお勧めいたします。

練習としては、おへそのところから、噴水が頭のほうに向かって湧き上がるように、息を「ハー」と吐きましょう。それに声をつけて、息のスピードの勢いで声を出す感覚を覚えてください。(♯β)

2017年11月29日 (水)

Q.話でコミュニケーションがとれるとは。

A.必要なのが、話し手の態度、話の伝達技術、話の内容と価値、受け手の理解と納得などである。つまり、話の内容もさることながら、話の骨組みをどのように組み立て、示し、耳()に入れ、心に届かせるかということを見落としてはならない。(Э)

Q.話で好印象を残すには。

A.そのために必要な手順は、次の6つである。

・明確な意図(方向)―こっちかい

・信頼と安心成―ついていくぞ

・聞き手の利益―ついていきたい

・具体的な方法―ついていける

・要所、ポイントのまとめ―ついてきたぞ

・投げかけ、わかった、やれそうだ、

終わったら、くどくど語らず、そこでサッとひく。さわやかな印象を残す。引き際の好感度も含めて、客を口説くわけである。(Э)

Q.聞き手を引き込む話の組み立て方とは。

A.話では、自分の言いたいことを伝えるのだから、そこで聞き手に、迷わず、自ら話の筋についていきたいと思わせるようにしたいものです。(Э)

2017年11月28日 (火)

Q.声と恋愛というと結びつかない気がしますが。

A.恋愛から考えてみましょう。かつては声と性ということは、極めて強い結びつきがありました。今もあります。それが、祭りや夜這いから、カラオケボックスや合コンに変わっただけといえます。

第二次性徴期、男性はのど仏が突き出し、そこで声帯およそ2倍伸びるから、1オクターブ低くなり、デュエットができるという発展をしたのです。なんせ声帯は、女性器という説まであります。まあ、男性は女性から生じたのですから、不思議でもないでしょう。そして、人間を人間たらしめる言語の誕生、その起源として、いくつかの説があります。(♭б)

Q.成功できる声をつくるには。

A.成功回路をつくることです。

頭の中で考える

言葉として書き出す

心がこめて声にする

テープで録って、いつも聞く、くり返す

それが人生での、声を使った成功回路というものです。

いつも活躍している人は、無意識にもこのパターンの上で人生、仕事、恋愛などを築いているのです。

あなたは、確実にこの実践で可能性を広げていけるでしょう。声は、そのための具体的ツールだからです。(♭б)

Q.仕事や恋愛と声についてどう考えるとよいですか。

A.声に恵まれていいことがおきる

声は喜びを与えられる

私の声は皆を、幸せにする

何ごとも具体的にイメージして強く願うことで実現していきます。思いだけでも実現するのに、そこに声という具体的ツールに介在させたら、成功率は飛躍的に伸びると思っています。

何ごとも自分一人では、叶わない。必ず他人に協力を仰がなくてはなりません。そのときに、話が通じるかどうかが、その声が常に成功のカギを握っているのです。

(♭б)

2017年11月27日 (月)

Q.日本人の英語は、なぜ日本人とわかるのでしょうか。

A.本場のロックやジャズなどで聞き取れない単語があるのに、日本人の歌で聞くとほとんどの発音がわかります。ロックやラテンなど、どの分野も日本語で歌っていなくても日本人とわかります。これは日本人ゆえに日本人のくせに敏感であると言うこともあるでしょう。

発音が一つひとつ、ていねいになされているゆえに、日本人とわかります。もう一つは、そこに深い息が聞こえないからです。ちなみに韓国人や中国人のロックは、英語で歌われると、私には欧米人のと区別できません。けっこう強い息を使う子音中心の言語だからと思われます。

(♭ф)

☆Q.声には耳での判断力が大切だと思うのですが。

A.私は「声がよいからトレーナーなのだ」と思われているところがあるようです。この仕事ができているのは、声を判断する耳があり、それを伝えることばやメニュがあるからです。(♭ф)

Q.日本人は息の音が聞こえない?

A.すぐれた歌やせりふの表現には、「息が通っている」と思います。表現では、声そのものよりも、息が決め手となるといってもよいほどです。芸が高まるにつれ、表現したものに効果的には、息が入って聞こえてくるものとなります。

でも、日本人のせりふ(特にナレーション)や歌には、あまり息の音は聞こえません。最近のはエコー(正式にはリヴァーブ)がかかっており、尚さらわかりません。ちなみに、このリヴァーヴ機能は、私は日本人の歌をだめにした一因と思っています。

歌の成立には、どこの国でも、体からの息が声を介して、さまざまに変じさせて成り立っています。せりふがたたみかけられ、その延長上に歌が聞こえてくるものではないでしょうか。日本では、歌を、「ことばがメロディにのっているもの」という捉え方になりがちです。そこですでにプロセスを大きく飛ばしてしまっているように思います。(♭ф)

2017年11月25日 (土)

Q. 声域が狭いので拡げたいのですが、どうしたらよいでしょうか。

.声域の狭い方は、2つのタイプがあるようです。ある程度の大きめの立派な声が出せるが、声域が広くない場合と、声そのものがあまり出せない、あるいは出し慣れていないタイプです。

後者の場合は、声を少しずつ出し慣れていけば、意外に声域が狭くないことはよくあるので、まず、声そのものを出し慣れていくことです。しぜんに声域も広がっていくことが多いので、あまり心配はいりません。

問題は、前者の場合です。すでに、ある程度の立派な声が出せるようになっていると、喉の使い方が、その立派な声の声域で、固まっていることが少なくなく、声が立派になればなるほど、喉の柔軟性が低くなっていることが多いのです。つまり、その立派な声の出し方でしか、喉を使わなくなってしまっているので、より高い、あるいはより低い声の出し方自体をできなくなってしまうのです。

それを取り戻すには、喉を柔らかくして、立派ではない声・頼りない声で、まずは声を出せるようにすることですが、これはなかなか時間がかかり、一朝一夕には進まないものです。喉の力を抜いて、何度も何度もトライし続けることが、成功の鍵です。(♭Ξ)

 

.声域というのは生まれ持った声帯の長さ、太さ、幅、または声帯を引っ張る筋肉などでも変わってきますのである程度は生まれ持った自分の楽器とその後の努力で変わります。

声域を下に広げる場合には胸に響かせるようなトレーニングが重要ですし、高音域に広げる場合には男女でちがいますが、男女とも声をチェンジする技術があったほうがいいです。

また、共鳴を意識すると音域は高くのびていくことが多いです。目の周辺、鼻、後頭部を意識することで音域が広がりやすくなります。母音を変えてトレーニングするとよいでしょう。男性の場合は高音域でエやイの母音を、女性はアやイの母音を用いると高音が出しやすくなります。

しかし本来は生まれ持った楽器(声帯)がどの音域を出しやすいかは決まっているのでそれを逸脱した声域の拡充は喉の消費を激しくして壊しやすくなる原因にもなるので注意しましょう。

昨今の日本のポップス、カラオケの高音重視、原調重視の方向で明らかに喉を壊している歌手も少なくありません。自分の声、体とよく相談しながらよい耳をもった指導者のもとで行いましょう。(♭Σ)

 

.声の専門家ではなく、ご自身の判断で「声域が狭い」というときは、発声の状態を改善することで拡げることができます。高音域を拡げたい(のに拡がらない)場合に絞ります。状態は個人個人で違いますが傾向としては、喉の力みが強い、息が流れていない、顎が上がっている、という状態が見てとれます。

それらの改善として発声練習では、SFHといった無声子音をつけた発音(SaFaHaなど。後ろにつける母音は様々)で、下降形・細かい音・速いテンポの音型(例:16分音符でソファミレド Sa----ア)で発声します。すると子音で息を吐くので歌い出しから喉に当てなくなる、速いテンポで音が動くので力めなくなる、という状況の中で音階練習をすることができます。

このように声を動かしやすくしてあげることで、高音へのアプローチもしやすくなるのです。またロングトーンで力強く発声するときよりも半音の差も狭く感じられると思います。(♯α)

 

. 声は声帯というところで出ています。この声帯は薄い粘膜出てきていて、長さ、厚さは人それぞれです。

リコーダーを思い出してみてください。ソプラノリコーダーの長さに比べてアルトリコーダーは太くて長いですね。ヴァイオリンも同じで高い音が出ますが、それより低い音が出るビオラはヴァイオリンよりも少し大きめです。さらに、チェロは低い音が出ますので大きく、床に置いて引きますし、コントラバスにいたっては人間と同じくらいの大きさがあり、もっと低い音が出ますね。

声帯もこれらの楽器と同じです。高い声の人は声帯が薄く短く、低い声になるにつれて声帯は太く分厚くなっていきます。この自分の声帯の範囲でならば声域を広げることは可能ですが、もともと持っている楽器(声帯)が例えば高音向きならば、持っていない音域の低音はどんなにがんばっても出るようにはならないのです。

では、自分の楽器の範囲で声域を広げるにはどうしたらよいのでしょうか?体をリラックスさせること、呼吸を正しくすること、そして、「ソファミレド」のように、高い音から低い音にかけて、だいたい中音域の辺りから発声練習をします。軽く、小さく、スタッカートで行うとよいでしょう。その時に決して喉を締め付けないように。徐々に音を高くしていき、喉に負担がくるようならばその時点でやめることです。低い音も同じです。無理して出さずに、徐々に音域を広げていきます。

体の筋肉が育っていけば、高音も低音も、自分の持っている範囲の音域は出るようになります。無理せず練習を積み重ねていきましょう。(♯Å)

 

.声域を拡げたいと思った時、高い声ばかりを練習したり、逆に低い声ばかりを練習すれば、それが叶うかというと、そんなことはありません。また、低音域、中音域、高音域というのを、意識して変えることもあまり望ましいものではないと思います。

自分のしゃべり声くらいの無理のない音域から、喉で過度に調節しない状態(喉が痛くなるような状態や喉仏が上がるような状態)というのを作っていき、その部分と同じような状態を保って、低音域も高音域も出せるように訓練していくことが重要だと思います。

音域が狭い人の特徴としては、低音域を、無理に低く出そうとしているという人や、その人にとって、高音域というほど高音域ではない音域にもかかわらず、とんでもなく高い音を出しているような状態になっているという人が挙げられます。このような人は、本人の意思と体の反応がマッチしていないことが考えられます。また、高い音を出そうとして、体を固くしてしまっているような場合もあります。体を固める力が働いてしまうと、制御不能になるので、音域は狭くなり、声も余裕がなくなります。リラックスした状態で、中音域の練習を心がけ、少しずつ、それと同じように上下に伸ばしていくようにするといいでしょう。(♭Я)

 

.声の高さは、声帯の伸び縮みで決まります。声が高いときには声帯は薄く引き伸ばされ、低い声の時には、声帯は厚く、短くなります。この伸縮性を自在に操れるようにならないといけません。しなやかな伸び縮みのためには、毎日練習をして動きやすくトレーニングをする必要があります。

ドレミファソファミレドを、グリッサンドでドーソードというような感じに音をつなげるようにして歌ってみましょう。それを半音ずつ上げていったり下げていったりしてみてください。

さらに声帯にうまく息を使わなければ、音はならないため、呼吸の練習は必須となります。ろっ骨を広げて肺に息が入りやすい状態を作りましょう。また下腹を腰のところで両サイドからつかんでみて、この部分を固めず、でも縮ませないで、流動的に使えるよう意識してみてください。

さらに高音(ハイCより上)などはソープラアクートといって、また特別な技術が必要です。声帯がとても薄く合わさらないと出ない音域です。表の声、低音の声のまま出してしまうと、そばなりのうるさい声になるだけでなく、声の故障を招きかねません。音域を広げるにも練習あるのみですので頑張って励みましょう。(♯β)

 

.ある女性の方ですが、最初は地声の音域が一オクターブほどを出すのがやっとで、裏声の音域がほとんど出ないという方がいらっしゃいました。

「呼吸」「身体への共鳴」という点を重点的に訓練し、低音域で声帯がきちんとくっついた声で身体への共鳴を感じ、それがご自身で気持ち良いと思うということを習慣にしています。

低音域の安定とともに、オクターブの発声練習ではよく共鳴する高音が出るようになり、歌の表現に合わせたキーでまだ自由自在にとはいきませんが、歌っていて気持ち良くて歌えば歌うほどエネルギーがわいてくるということをおっしゃっています。

人それぞれの身体の使い方の癖や声帯の形状、喉の筋肉の柔軟性などあるため、一概にこうすれば良いということは言えませんが、呼吸と低音域の安定が結果的に持っている声を無理なく引き出したよい例です。(♯ё)

 

.声域が狭い原因としまして、体を使えず喉のみで声を発していることが考えられます(時折、喉のみの発声で2オクターヴ以上の声域が出る方もおります)

もう1つはある声域に達すると「これ以上高い(低い)音の声は出ない」と構えてしまう、精神的な原因が考えられます。

まずは、横隔膜→丹田→臀部→腰→背中(肩甲骨)の順に筋肉をゆっくり長く使うイメージを持ちまして、息を上顎の軟口蓋に送ることを心がけます。次に声の響きを縦長に拡げるイメージを持ちます。そして顎を少し引き、姿勢を正します。頭頂から踵までの体の後ろ全てを壁にくっつける姿勢です。頭頂から踵まで1本のまっすぐな線ができ、息が通りやすくなります。疲れたり、高音域になりますと顎が前につき出すようになり、息の通りの線から外れて声が出しにくくなることを防ぐためです。

以上のことから「体を使ってしっかり声を発する」自信が多少ついてくると思います。その自信によって声域から身構えてしまうということが無くなり、少しずつ声域が拡がるのではないかと考えられます。13ヶ月(これより長い期間でも構いません)で半音ずつ声域が上下に拡がると万々歳、というくらいの気持ちで声域を拡げることに、取り組んでみましょう。(♭й)

 

.まずは正しい姿勢、正しい呼吸、正しい発声を学ぶことをお勧めします。喉声などでは出せる音域が狭いことが多いので、しっかりした発声を学ぶことで音域が広がることがあります。

その際、タイプにもよりますが、まずは高音部のトレーニングを積むことで、呼吸、響き、ポジション、口の形などを見つめなおし無駄な力がない正しい発声を身に着けると、低音も伸びてくることが多いです。

角度を変えると、まず、自分の音域をしっかり把握することが大切です。歌を歌うぞっと意気込んでしまうとあまり音域がなく感じてしまいますが、普段の生活の中では意外に多様な声を使っていることが多いです。

例えば、電話に出た時のお母さんはいつもより高い声で話しています。自分の現状をしっかり把握することで、それらを利用し、そのうえでさらなるトレーニングをすると、より効果が見えてくると思います。(♭Ц)

 

.大多数の方が高い音を出すのに苦労されていると思いますので、声域を高い方まで拡げる方法についてお答えします。

高音を出すのが苦しくなる主な原因は、喉仏が上に上がることです。深い呼吸をしているときや、低い音を出すときは、喉仏はしぜんと低い位置にありますので、そのままの状態で高音を出せばよいのです。でも呼吸が浅くなったり、肩まわりに力が入ったり、緊張したりすると、喉仏は上がってきます。

「喉仏を下げよう」と意識しても難しいので、あくびをしてみて下さい。そのときに喉仏を触り、それがなるべく動かないように気をつけながら高音を攻めてみて下さい。上がってきたら、またあくびからやり直すとよいです。(♯∂)

2017年11月22日 (水)

Q. 話材をどこから集めるかを具体的に教えてください。

A.・新聞をよく読む(特に三面記事)

・スポーツ新聞

・週刊誌、最低三誌に目を通す

・月刊誌、最低三誌に目を通す

・人の話をよく聞く(Э)

Q.話材を集めるには、どうすればよいですか。

A.大切なのは、話材をどういうタイミングでどのように切り出すかということです。話し手もまた、話を楽しみ、心地よくなりたいのであるから、情報をもっているというだけではなく、それをうまくまとめて話す人であるとまわりから思われたいものです。まして、会話であれば、人は聞くよりもしゃべることに快感を覚えるものだから、相手の次の言葉を引き出すために話の種をまき、後は相手が語るのをうなずいて聞いているのがよいのです。(Э)

Q.ネタがあるのにうけないのですが。

A.話題豊富な人はどこでも人気者です。しかし、いつでもたくさん話せばよいわけではなく、「あの人は、いつも話材をたくさんもっているのだが、話は聴きたくない」と思われている人もいます。そういう人は、知識をひけらかしたり、相手を小馬鹿にするようなところがみえるに違いありません。あるいは、支離滅裂で脈絡がないなど、聞き手を不愉快にさせるのでしょう。聞き手は、価値ある、まとまった話を聴きたいのであり、話によって混乱したくはないのです。(Э)

2017年11月21日 (火)

Q.プロになるための考え方はありますか。

A.自分の欲していることを漠然とでなく、明確にすること、それが目標を立てるということです。

「○○年に○○でライブができ、お客が○○人、CDは○○というタイトルで○○枚出して」その上でプロの生活するというなら、印税まで、はじけばよいのです。わからなければ、あこがれのアーティストやプロのパターンを借りて考えたらよいのです。

憧れのアーティストが「○歳で○○○のオーディションに受かった」というなら、自分も「○歳で、○○○のオーディションに受かる」調べたらよいのです。するとバンドを組むとか、曲を年に何曲つくらなくてはということになります。目標が明確であってはじめて具体的な行動を促すのです。

何ごとも動かない人が少なくありません。うまくやれている人を、「あの人は運がいい」ということばかり、いっているのです。行動しないまま年齢をとっても、何もわからず、変わりようもないのです。具体化して行動を伴わせなくては、目標にアプローチできません。(♭б)

Q.声がよくなるとプロになれますか。

A.「結婚したい」、「恋愛したい」という願望は、日本中にあふれているようです。それにも関わらず、あまり成立しないのは、その多くはまだまだ本気ではないのでしょう。「結婚したい」という人がどんな結婚を、「恋愛をしたい」という人はどんな恋愛をしたいのでしょうか。当の本人が、その言葉以上にはっきりとさせてないのは、目標にはなりませんから、実現していきません。

よく、「プロヴォーカリストになりたい、だからヴォイストレーニングをやりたい」っていう人がきます。「プロって何ですか」と聞くと「誰々みたいなの」と答えるだけで、それ以上に何ら明確ではないのです。声がよくなることがプロになることとはイコールでありません。ステップの一つにすぎないのです。(♭б)

Q.日本人の声はよくならないのですか。

A.私は、日本人は、それなりに偉大で、自分たちのもっとも弱いところを、それゆえ努力で解決してきた国民だと思います。声が出なくて歌が下手なのを、カラオケをつくって補いました。声も歌もだめなら、じょうずに聞こえる魔法のキカイをつくるなど、日本人以外は、考えつきません。実行しません。しかも世界に広げていきました。

今の日本は、音響技術も、ピカイチでしょう。楽器づくりから、シンセサイザーまで。

ピアノは、ヤマハ、カワイ、バイオリンは、鈴木メソッド、指揮者は、斉藤秀雄さん、小澤征爾さん、佐渡裕さんなど。

ですから、私もいつか、日本人の声が世界一になる夢を、ずっとみてきたのです。世界に名の知られる歌手は、まだいないけど、そのうちどんどんと出てくるようにと。(♭б)

2017年11月20日 (月)

Q.日本人の歌い手の声は小さくないですか。

A.日本の歌は、身内のなかで回されてきた宴会芸から生じたものです。今の日本のライブなども同じ線上にあると思います。

ストリートで道行く人の足を止め、そこにいつづけさせ、コールエンドレスポンスで見ず知らずの人と、一体化していくような欧米の歌とは、パワー、インパクトが違ってくるのも当然です。日本人の声や声表現(歌、せりふ)などには、現実での“成り立ち”(ドラマツルギー)の必要性が弱いのです。

ちなみに、私のところには、よくお笑い芸人の方がいらっしゃいます。一人でのスタンダップコメディ中心の欧米と、二人組での漫才中心の日本というのも、何かしら、こういったことに関係があるのではないでしょうか。

(♭ф)

Q.日本人の音声力の弱さの原因は何でしょう。

A.日本人同士では、適当に話を切り出せば、相手がそこにすぐ入ってくれるし、大半はうなずいてくれます。日本での会話は、一人で長く、しかも強く話しすぎると嫌われかねませんので、かなり適当に切ります。息つぎも、好きなところでつぎます。内輪での話が中心ですから、ことば、論理、声のパワー、インパクトは問われません。第三者を説得する必要がないのです。

日本人の生活の風習からも、なんせ壁に耳あり(障子に目あり)の環境です。猫背でのどや口内で調音することが大半でした。わざと口ごもらせたり、声を押さえて出していたのです。

この傾向は今でも続いています。いや、今はさらに進んでいるように思います。最近の大きな問題は、顎関節症と過緊張です(圧迫起声などを生じます)。(♭ф)

Q.日本人の日本語には腹式呼吸の必要がないのですか。

A.欧米では、ことばは相手への説得の手段として使います。説得には、目的とそのプロセス、組み立て(論理)があります。しかも、そこにスピーチ力、つまり、パフォーマンス力、演出力が問われます。自分のことや、言いたいことを一気に語り尽くすのに、一説ぶたなくてはならないからです。一人が話しているときには、誰も口をはさみません。ときに独りで、二、三分以上にわたります。

プライベートな会話でも、スピーチや対話に似た形がとられます。ここでいう会話とは、話している二人にしかわからないことばのやりとり、対話とは、三人以上あるいは、オープンな場で伝わる形式での、ことばのやりとりと考えてください。そのために深く長く続けられる呼吸が必要です。そういう言語環境では、音声言語と腹式呼吸は深く結びついています。(♭ф)

2017年11月18日 (土)

Q.自分の体なのに思うように動かない。力が抜けない。

.歌を歌うということは、不随筋を随意筋であるかのように自由にコントロール下において動かせるようになるということが必要です。

例えば、口蓋をあげ口蓋垂をぐっと上に引き上げるということ一つとっても、なかなか最初は思うようにいかないと思います。喉の周りの筋肉の力を抜いてくださいと言われても、どうやったら力を抜くことができるのかわからないですよね。肩に力を入れないように、と言われても、息を吐くときに、肩にも自動的に力が入ってしまう人もお見受けします。

このように、なかなか思うようにいかない自分の体を、自分のコントロール下に置けるようにするのが訓練なのです。

まず口蓋ですが、鏡を見て口蓋垂を上がるように、いろんな方法で試します。やっているうちに、何回か上がる時があると思いますので、それを一週間も続ければ自分の意志であげられるようになります。喉の力を抜くことに関しても、自分で喉の周りを手のひらでさすりながらあるがままの状態の喉、何もしない状態の喉の感覚を覚えます。そしてそのまま声を出して、慣れていくのです。肩も同様、これはお腹の筋肉が弱いためにほかの筋肉が手伝ってしまっている状態ですので、時間をかけて呼吸のための筋肉を強化していくことも必要になります。

(♯β) 

Q.喉を下げて歌うように言われますが、具体的にはどうすればよいのでしょうか。

.日本人の喉はとても、上に上がりやすく、浅い声が指摘されます。歌の時には、なるべく響きを豊かにするために、その場所にいてもらったほうが都合がいいのです。また、上下しやすい喉は故障しやすいという指摘もあります。無理に下げる必要はないのですが、毎日の練習で、なるべく上がらないような、喉に負担をかけることなく、その場所にいてもらうことがポイントとなります。

でも、喉にだけフォーカスしてしまうと、変な力みや、体が固くなってしまうことが懸念されますので、自分の体を360度、立体であることを思い出しましょう。

喉の後ろ側は頸椎が縦に並んでますが、この、一番下の首の骨を、少し下に下げるかのようにしながら口をあいてみましょう。喉を取り囲む首を360度方向に意識して、広げ、下方向を意識します。

特に今回は首の骨を背骨のほうに向かって下に下げるように意識しながら「ホー」と低音で声を出します。

これを胸、横隔膜、腰、お尻、足と下のほうに意識を下げながら、体全身とつなげていく意識を持つことで、全身でご自分の声を鳴らしているという意識ができてくると思います。けっして喉だけで声をつくるのではないのです。(♯β)

Q.喉を固めてしまうといわれます。ゆるめる方法を教えてください。

.まれに、生まれつき喉を自由に、固めずあるがままにして歌える人、柔らかく声をだせる人がいますが、歌をはじめて間もない人は喉との付き合い方をうまくやっていく必要があります。

まず喉の奥や、舌の付け根が固いことが往々にしてありますので、これを緩めることから始めなければなりません。喉の奥は口蓋をあげて、あくびをしながらこのフォームで、喉の奥に冷たい息を感じるように吸い込んでみます。この時に目もあくし、頭の後ろを開くような感覚を持つと助けになるかもしれません。

次に舌根を緩める方法ですが、舌でほほの裏側や唇の周りを口の内側からぐるぐると回して触ってください。舌根が普段動かせていない人にはとてもいい運動になります。次に舌をべーっと出してみましょう。思い切り、もう出せないと思うところまで出します。

最後に舌を少しだしたまま、声を出していきます。

あとは、喉だけにフォーカスしないで、緩めるイメージを首や肩、胸などを伸ばすことで、体全身で体現することも助けになります。

必ず胸を張って、引き上げないと声が出せないという習慣を作ってしまうと、喉や胸が引っ張り上げられて緊張した声になりますので、声はどんな姿勢でも出るという習慣をつくり、自分の楽なポジションで出せるようしましょう。(♯β)

2017年11月15日 (水)

Q.意見と事実の表現のしかたについて。

A.事実は観察したもの。「…です」と表現します。これは話の裏づけになります。他人の考え(伝聞)は、出所、引用元をはっきりさせ、「…だそうです」「…と言われている」と表現します。自分の意見は主張であっても、自分の感想であり、推測です。「…と思う」と表現します。事実を報告すべき時には、この主観は排除すべきでしょう。

一般倒から具体例に整えていくとよいです。

1.高収入をあげている人がいる(抽象的)

2.ボクサーやハリウッドのプロデューサーなどは稼ぐ

3.○○というボクサーは年収○○万ドル(具体例) (Э)

Q.ネタはどこまで使えますか。

A.デ―タを一つ示すにも、その引用元や調査方法までしっかりと調べておかないと、「その出典は」という一つの質問でもつまってしまうことになります。あらかじめ、「よくはわかりませんが」「もう忘れたのですが」「たしか、ある本に述べであったと思うのですが」と逃げを打つ手はあるが、あまりお勧めできません。

他人の本からたとえ話を抜いている人も、ちゃんと出典を述べて話さないと、「それは聞いたことがある」と思われてしまいます。そういう話は少なくありません。他人のジョークのコピーなどは最低です。(Э)

Q.知識の使い方に悩みます。

A.知識は、ある限定された条件の中でしか力をもたないし、いくら吸収しても際限がありません。それに対して、自分の体験は、具体的に述べられる分、説得力をもちます。人から聞いたことやニュースで知ったことは、二次情報です。それを現場レベルでもっと詳しく知っている人にそこでたたみかけられたら言い逃れられなくなります。(Э)

2017年11月14日 (火)

Q.声をよくする口ぐせはありますか。

A.次の言葉を口ぐせにして、いつも自分で感じてください。そこから、自分でつくりかえてみてください。

「私の声はとてもよい」

「この声を大切に」

「この声を気に入っている」

「この声が健康だ」

「この声が友だちを連れてくる」

「この声で仲良くなれる」

「この声で皆に好かれる」

「この声で仕事に成功する」

「この声に感謝している」

「この声がよくなっていく」

「この声が異性をひきつける」(♭б)

Q.自分の声をよくするのに楽なやり方は。

A.いい声を聞いて眠ることです。

これは効果的です。あなたの大好きな声をコレクションして、いつも聴いて眠りましょう。

声コレクションリストをつくりましょう。(♭б)

Q.声を使うというのは、どういうことですか。

A.実際には、好きなように声を使ってみてください。それには、いろんなやり方があります。

声をたくさん使う

声を長く使う

声を大きく使う

息を使う(♭б)

2017年11月13日 (月)

☆Q.日本人は強い息が吐けないのですか。

A.日本語は母音中心、あまり強い息は必要ありません。むしろ、息を吐きすぎるとノイズと認識されてしまいます。私は昔、ラジオに出たときに、吹かない(息を強く出さない)ように気をつけていました。「英語耳」(アスキー出版)の著者、松澤氏は、英語でsの音がもっとも大切、日本人には、そのsが発音できない人が多いことを指摘しています。彼は、「10メートル先の人にsを聞こえるように出せないと、英語ではない」と強い息の必要性を述べています。

私の研究所でヴォイストレーニングを体験していただいたときのことです。ここのトレーナーや私がその条件を満たしていたので、英語学習とヴォイストレーニングの関連性を強く印象づけることになったようです。「外国語学習でのヒアリング、発音は、まずヴォイストレーニングからやるべきだ」と、おっしゃっていました。(♭ф)

Q.日本語の音は、何が他の言語と大きく異なるのですか。

A.世界のほとんどの国の言語は日本と異なり、子音が中心です。母音が中心なのは、日本とポリネシアなどくらいだそうです。(イタリア語は母語で終わるのが多いというだけで、子音中心です)

アクセントのない音は、弱くあいまいな音になったり、変化します(弱化)。英語の場合は、一音ずつ、はっきりと発音しすぎては、英語でなくなるのです。子音中心の言語では、強い息を邪魔するので、いろんな音色が生じます。

それと対象的なのが日本語で話すときにのどに負担を与える原因の一つです。日本人の日本語での歌唱です。

(♭ф)

Q.日本人には強弱アクセントが聞こえないのですか。

A.ようやく英語の学習に「息を吐くこと」「リズムにのせること」などが重視されてきました。

英語を発声で説明すると、まず声門閉鎖音がベースで、「ハ-」と息を強く吐きます。それが声となり、さらに歯、舌、唇など、いろんなところで妨げられて出るのが子音です。(♭ф)

2017年11月11日 (土)

Q.胸をはって歌うのは、歌の時にはいい姿勢なのでしょうか。

.子供のころから、私たちは「いい姿勢をしなさい!」と言われると胸張り出し、まるで背骨まで反るかのような姿勢を作って背筋をピンとしていたことを思いだします。歌の時も、ついつい猫背で歌うのは良くないと思い、この「いい姿勢」をしている人が多くいらっしゃるのではないでしょうか。 

歌うときによい姿勢というのはどういうものでしょうか。もしこの胸を張る姿勢(人によっては背骨をそらせ、反り腰の様になってしまう人もいるかもしれません)を歌の時に続けていたらどのようなことが起こりうるのでしょうか。

まず、胸を張り、腹筋が上の方向に引っ張られるので、横隔膜の自由が利かなくなり、腹式呼吸ができにくくなります。結果として胸式呼吸になりかねません。

次に、この姿勢をした場合に骨盤が前傾し反り腰を作ってしまった場合、上半身と下半身が分断されてしまい、身体を一体として使う感覚が得られないかもしれません。

まずは、身体を少し前かがみにして上半身と下半身がコンタクトが取れて、腹式呼吸が自然にできる位置を探し

その感覚から少しずつ背を伸ばしていって、ご自身の歌いやすい、いい姿勢を見つけていかれることをお勧めします。(♯β)

Q.声楽の方法はポピュラーに使えるのですか。

.一言で声楽といっても、実は専門としていてる分野で発声の考え方は全然違ったりします。声楽家すべてが同じ発声法をもっているということは絶対にありません。おそらく、息の吸い人、おなかの使い方を含め意見が分かれることが多いです。

ポップスの歌手に声楽家にアドヴァイスしやすい部分を考えてみたいと思います。

細分化するならば、男性歌手に増えてきた柔らかい声や、ファルセットを多用するポップス歌手を目指すならば鼻腔共鳴をメインに学ぶとより効果が高いでしょう。

逆にロックやミュージカル、役者などは喉を下げることや、音をかぶせる技術や、深くすること、口を縦にすることを学ぶとより理解しやすいと思います。

また、かわいい声の声優やアイドルの人などはコロラトゥーラソプラノのような声の高い指導を受けてみるのも案外早道かもしれません。

逆に単純に声が弱い、小さいと悩んでいる人はヴェルディなどをメインに歌っている、イタリアオペラに強いバリトンやバスに習ってみるのも一つの考え方です。

(♭Σ)

Q.声がでれば方法は問わなくてよいのではないですか。

.結果的に声がでれば何でもいいと思っています。人によってはマスケラを意識するようアドヴァイスもしますし、鼻に集めてという人もいます。喉を下げるようアドヴィアスもしますし、呼吸、顎の位置、発音、支えでもアドヴァイスします。

しかし、問題は単純な声が弱い人が増えているということです。高い響き、明るい声、深い声、重い声という括りの前に声が弱いのです。ポップスの歌手にも声量が乏しい人が増えましたし、全体的に柔らかい、ソフトな声が好まれている傾向もあると思いますが、私たちがテレビやネットで見ている歌手たちはあくまでもライブや視聴者の前に歌うことを前提として歌っているのでカラオケで一人で楽しく歌って、上手というレベルとは違うと思います。どれだけ柔らかく聞こえてもライブという生の空間で通用している声には何等かのパワーがあります。

プロとして舞台が日常化していればこれは次第に身についていきます。そうでないならば、いろんな方法を試して自分がしっかりと声を出せる方が結果的に人に伝える力が付きます。声が出てくるなら発声法は問いません。(♭Σ)

2017年11月 8日 (水)

Q.聞き上手になるには。

A.聞き上手は、いつも「なるほど」という相づちと、的確に疑問を聞き返す態度で、相手がますます熱心になるように話を引き出します。つまり、理解し、共感を示し、次の話を聞きたいと表現したのです。これらは、目(アイコンタクト)、リアクションのしかた一つでずいぶんと違ってきます。講演も同じで、間を充分にとり、コミュニケーションをはかり、聞き手のうなずき、心での話しかけを期待しつつ、話ができたら最高です。話材を集めるのは、そのフック(釣りエサ)とするためであり、決してそれをひけらかすためではありません。(Э)

Q.よい話し手とは。

A.よい話し手とは、たくさん話す人ではなく、相手をたくさん話す気にさせる人です。話せなくて損するのではありません。話さなくて、たくさん聞ける人が得なのです。(Э)

Q.情報を伝えるのに、特に注意することは何ですか。

A.他人の言葉や本の引用データなどは、確実に使えるもの以外、使わないことです。自分で確証をもっているということです。自分で調べたり、実際に見聞きしたものでなくては、そうはなりません。聞いている人の中に、必ず自分よりもそのことについて詳しい人がいると想定しておきます。特に、自分の専門外の分野に言及する時は、その分野の専門家も聞いていると思って、言葉の選び方、使い方には、くれぐれも注意することです。情報を集めてそのまま使うより、自分の言葉にして、自分の語り(節回し)で伝えられるように技術を磨いた方がよいのはこのためでもあります。(Э)

2017年11月 7日 (火)

Q.声をよくするための考え方は。

A.そのためのワード(呪言)をあげておきましょう。

すごくいい声

気持ちいい声

人生をよくする声

リッチな声

品格のある声(♭б)

Q.世界で一番よい声になりたい。

A.「声がよい」というイメージを叩き込むと、おのずと私たちは、そうなる行動をしはじめるのです。すると、よい声をもっともっと使いたくなるでしょう☆。

いい人に会ったらまた会いたい。いいところに行ったら、また行きたい、いい思いをしたら、またやりたい。このパワーを利用しましょう。

言葉は、潜在脳の情報のキーワードです。ですから声もまた、もっと深いところのキーワードなのです。楽しい声、よい声、嬉しい声を使っていたら、人生もそうなるのです。(♭б)

Q.ヴォイトレのもっとも簡単な入り方は。

A.笑い声をあげましょう。愉快に楽しく振る舞うと、よい声になり、魅力的になれます。

日本人は、欧米人などに比べて、表情が乏しく、声の変化も少ないのです。もっともっと顔、そしてそれに伴う声の表情も豊かにしましょう。(♭б)

2017年11月 6日 (月)

Q.息の表現力とはどういうことですか。

A.私たちの遺伝子のなかには、息を弾ませて伝わってくる声は、「無視できない報せである」ということが入っているのでしょう。走ってきて、肩で息をして、息絶え絶えにいうような朗報、悲報は、そのような息とともに伝えられることが多かったからでしょう。そうであればこそ、一流の俳優の声の使われ方もそうなるのでしょう。

(♭ф)

Q.声の深い役者はいますか。

A.黒澤映画に代表される三船敏郎から仲代達矢にいたる面々、日本では、アクション出身のスター(千葉真一、真田広之など)に通る“深い役者声”が多いように思います。そこでは、息の音が強く聞こえています。(♭ф)

Q.声の表現と息とは関係しますか。

A.あまり強い息を必要としないのが、日本語です。しかし、それでも本当に強く人の心に訴えかけるときに、表現上、息は欠かせません。芝居などをきちんと成り立たせるためには、なおさらです。世界の一流のアーティストの歌声にも、息は強く入っています。(♭ф)

2017年11月 4日 (土)

Q.鼻声で悩んでいます。

.風邪や鼻風邪や、花粉症などのアレルギー性鼻炎になっていると、どうしても鼻声になってしまいます。もちろん、なるべく早く対処して(処方薬や市販薬を使うなどして)、鼻を治すべきですが、ヴォイストレーニングを受ける、あるいは、声を使ってお仕事をしようと志すよりもずっと以前から、慢性鼻炎など鼻の調子が今一つという状態に慣れてしまっていると、鼻がグズグズするのは日常茶飯事で、それほど困ったことではないという、イメージができあがってしまいます。そして、そのような状態の人は、とても多いように感じられます。

私も若い頃は同様だったので、その感覚は、よく解ります。しかし、ひとたび薬などで、鼻の炎症がしっかり治って、鼻が完璧に通っている状態を体験すると、なぜあのような不自由な鼻の状態を放っておいたのか、本当に後悔しました。鼻が通るだけで、どれだけ声が出しやすく、日常生活も送りやすくなるか、体験してほしいと思います。なによりも、声の上達にも大きく影響してしまうので、ぜひ、鼻炎などは、早めに治しましょう。(♭Σ)

Q.ビブラートについて教えていますが。

.声楽のプロの養成機関に通っていたころ研修所の主任があるソプラノ歌手にこう言っていました。「ビブラートはかけて歌いなさい」

声の揺れとは違います。演歌のこぶしとも違います。

ビブラートです。

たくさんの歌い手たちと出会い、たくさんの人と接して気づくことはビブラートがかかりやすい人とかかりにくい人がいるということです。そして発声がよいと思う人のおおくは細かくてもビブラートがかかっています。

トレーナー業を始めたころ「ビブラートってどうやってかけるんですか」という質問に答えられなかった記憶があります。音を自分から揺らすとかえって声や喉に悪いので自分から音を揺らすことはしないほうがいいのですがビブラートはほしい。

矛盾しているようでこれが現在にの回答となっています。正しい発声になっていくと細かくてもビブラートがかかり始めます。ビブラートで悩んでいる人はビブラートをかけようと思わないで、脱力と声の流れをトレーニングしてみてください。(♭Σ)

Q.いつも考えすぎるといわれるのですが。

.レッスンをしていても考えすぎるタイプの人とそうでない人がいます。考えることは悪いことではないです。しかし、考えすぎて思考が止まるのはだめです。中にはレッスンに来ているので自分で自分をレッスンしているような状態な人もいます。

今自分が考えていること、感じていること、悩んでいること、練習してきたことをトレーナーに聞かせて判断をもらうという考えもいいと思います。レッスンを本番のようにとらえて一発勝負のようにレッスンで歌ってみるのもいいと思います。

でも、止まってしまうのはダメです。トレーナーは客観的に聞いてアドヴァイスをします。それは人にとって気持ちい感覚ではないかもしれない。でも受け入れることも大事。

レッスンの場ではとりあえず受け入れる。その場で自分で善し悪しを考えない。スタジオを出てから考えることも考え方の一つだと思います。私自身、歌の世界に飛び込んで、自分の感覚が正しければこんなに苦労しなかったです。自分の感覚を信じることはとても大事です。でもそれを一歩冷静になって、自分が思っている、感じていることと違うことをトレーナーが言ってもスタジオを出るまではやってみるのも重要だと思います。(♭Σ)

2017年11月 1日 (水)

Q.情報をどう加えていくのですか。

A.自論を展開する時には、結論だけを繰り返すわけではありません。そこに至るプロセスや例を加えないと、わかりにくいし、理解してもらえません。だから、テーマを絞っていろいろな事例や情報、データを加え、肉づけをしていきます。一般論をいくら語っても伝わりません。そこに、ちょっと目新しいことやエピソードなどを入れて、具体的に言うことです。その時、情報にどう信頼度を与えるかが問題となります。一つの確かな情報でしっかり支えるにしても、複数の情報を散りばめることで信頼させるにしても、うまく裏づけて信頼させられたら、話は成功に近づくわけです。話の肉づけは、話をよりわかりやすくし、信頼度を増すために行ないます。(Э)

Q.よく脈絡がないといわれます。

A.「この話のポイントは…です」「私はこれから…ということ(について)を述べたいと思います」のように、結論を先に述べます。行き先をはっきりさせた上で、区切っていき、そこまでのプロセスや理由を、体験を交えて話します。聞き手は、少しでも早く、話し手がどこへ連れて行こうとしているのかを知りたがっています。それを知っていればこそ、話の中で道草も楽しめる余裕が聞き手にも生まれます。そうでなければ、本筋なのか道草なのかもわからなくなります。一体、自分がどこにいるのか、どこに連れて行かれるのかがわからなくなると、聞き手の興味は半減します。

相手の知りたいことは早く、そして気づかないことはていねいに加えていくと、よくわかる組み立てとなります。もちろん、結論まで、聞き手の知りたいことをひっぱり、じらして、効果を高めることもできますが、それは慣れてからやるべきでしょう。(Э)

Q.見出し、サブテーマの働きは。

A.聞き手にとっては、見出しがガイドラインとなります。知らない物語よりも知っている物語の方が読みやすいのと同じように、あらかじめ見出しを知っていると文章も話もわかりやすくなります。これは、私たちの頭が、ひとまとまりに物事を捉えた上で、その中の筋を追っていくからです。

だから、話も大枠を最初に伝え、はっきりと道標を立てておくことが大切です。そのことで、聞き手に心の準備と方向づけをしてもらえます。つまり、全体の像からわからせていきます。この全体像をひと言で表わすのがテーマであり、話の流れと居場所を示すのが見出しです。結局どこに行くのかわからないと聞き手は迷うでしょう。(Э)

2017年10月31日 (火)

Q.声と美容は関係ありますか。

A.声を明るく爽やかに伝えるように努めていくと、口角(口の両端)が上がります。

顔の筋肉が動き、脳が刺激され、脳内のモルヒネのようなホルモン、βエンドルフィンや、エンケファリンが出て、快感になります。これは病気や老化を防止し、若さを保ちます。自律神経の働きで、内臓も好調、スリムにきれいになれます。(♭б)

Q.声のメーキャップはどうしたらできますか。

A.つくり笑顔からでも、笑顔を心掛けていくと表情も声も磨かれていきます。明るいつくり声からスタートすればよいのです。笑っているとおかしくなり、嬉しくなり、魅力的になるのです。(♭б)

Q.イタリア人に学ぶ声の価値とは。

A.イタリア人に学ぶ声として以前はジェラーモさんのイタリア語講座をお勧めしていました。今は誰でしょうか。でも声をよく聞いてみましょう。(♭б)

2017年10月30日 (月)

Q.なぜ外国人は高低アクセントやイントネーションがうまくつけられないのですか。

A.これは、逆もいえます。日本語ブームもあって、外国人の日本語能力の向上は、目を見張るばかりです。もともと音声に優れた外国人ですが、それでもイントネーションの違いは、すぐには直りません。

私たちは「おはようございます」というときに、高低アクセントを伴わせて述べています。しかし、彼らは「オ・ハ・ヨ・ゴザ・マス」と点々といいます。彼らにとっては、強弱のない日本語は、機関銃のように、ダ・ダ・ダ・ダ・ダと聞こえるそうです。たまに私もつられます。それでも、「フ・ク・シ・マ・サン」といえる外国人は、強弱アクセントで「フクシーマ」という人よりも、日本語の能力は格段に上なのです。日本語を流暢に操れる外国人でも、そうなのですから、私たち日本人が、簡単に言語の声感覚が変えられるものではないといえます。

(♭ф)

Q. 日本語は、音が少ないため外国語の発音は、全く別にたくさん覚えなくてはならないのですか。

A.日本語の中には、ほとんどの英語の発音は入っているそうです。ただ、そのことを認識していないのと、聞いた時に認識し分けられないので、外国語学習に活かせないのです。これを全て、カタカナを中心とした表記にしたのが、斉藤厚見さんです。ここから学ぶのも有効な手段ですね。参考本として「英語発音は日本語でできる」(ちくま新書)(♭ф)

Q.英語を話せないのに、歌では完璧に英語で歌えることはあるのですか。

A.歌唱でネイティブレベルに発音をコピーしていたのは、美空ひばりさんです。耳に入ってきた通りに、すぐに正確に発せられる人は、ごく一部です。しかし、正しく発音するだけなら、必ずしもその言語の理解や能力は不要です。(♭ф)

2017年10月28日 (土)

Q. 低音発声について教えてください。

.今は、ポップスなどで低音域の魅力的な男性歌手があまり見当たらないことも影響しているようで、低音域をしっかり出せる方は、なかなかいらっしゃいません。

逆に、高音発声を売りにする男性歌手が多いことの影響で、高音域があまり出せない方は、ほとんどいません。(それでも、更に高音域をめざそうとする方も、少なくありませんが。)

それに比べて、1970年代ごろは、まだ男性歌手の高音発声がそれほど流行っていなかっので、高音域を出せないことは、普通でした。声の流行が、これほど音域に影響するということは、あこがれの歌手や曲などを、何度も何度も聞いたり、真似をして出そうとすることで、人の音域が変化することの証です。

ですから、もし魅力的な低音域を手に入れたければ、お気に入りの低音発声の歌手を、何度も何度も繰り返しよく聴いて、真似をすることです。そうすると、喉やその発声の出発点から、すでに違うということに気がつくはずです。それならば、真似をすることは無理なのでしょうか?そんなことはありません。しっかり喉を脱力して、真似し続ければ、同じような声を獲得できる可能性は、あるのです。(♭Ξ)

 

.いろんな考え方があると思います。しかし女性の声に限定するならば地声と裏声。いいかえるなら胸声と頭声で区別する人もいます。

地声は基本的に低音と思う人もいます。多くの方は地声と裏声でギアチェンジのように声が変化します。ここで苦しんでいる人が多いです。ギアチェンジがうまくいかない方は頭声の響きのまま低音まで下りてきて、自然に声がチェンジするのを待つか、低音の響きのまま上まで持っていくかのどちらかになることが多いです。前者が声楽や合唱に多いですね。後者はポップスやジャズ、ゴスペルなどに多いです。

チェンジが最初からなく自然に切り替わる方もいます。そんな歌い手さんを多くみていると顎が柔らかいひとが多いですね。顎の脱力感とチェンジというのは大きくつながっているなと思うこともあります。頭声のまま下りてきて自然にチェンジするまで待つという人は低音の発声はあまり考えないほうがいいです。おそらくバランスを崩します。年齢とともに低音が育つのを待ったほういいでしょう。

地声から高音を持ち上げるタイプの方は明るく歌い過ぎると喉が高くなってうまくいかないほうが多いです。自分では少し暗めかなと思うくらいがいいです。

頭声を声楽的と思う人も多いですが、頭声だけで歌うというのはオペラの舞台ではないですね。本当に主役を張っている女性歌手は地声から強い高音までの引っ張りがないと歌えません。頭声だけの発声は案外喉へのダメージも大きいです。基本的には役者のような声は、どのジャンルの歌手にも必要な要素です。 (♭Σ)

 

.低音域は地声で出しやすいこともあり、喉で押してしまう、力んで音程がぶら下がる、という傾向があります。喉で押すことで息が流れにくくなり、歌いにくさを感じるのでより一層力む、押した声には響きが乗らないので音程がぶら下がる、といった具合です。

ですので低声は息を吐くことにフォーカスした練習(息吐きと発声を交互に行うなど)が効果的です。また声の響きを逃さないために、発音に子音MMa,Moなど)を入れます。子音Mが発音できないとき=響きが乗らず音程がぶら下がる、と捉えて大方間違いないです。

また、低音域が充実した声域を持つ人とそうでない人とでは、低音の捉え方は少し違ってきます。実際に、高音域の方が得意な人は低声になると安定しなくなる、声が薄くなる、という傾向があります。その場合には、子音Mを発音する際に、胸(鎖骨の下辺り)に手の平を当てて、響きを捉えながら発声すると良いです。(♯α)

 

.声は「声帯」というオリジナルの楽器から出ますが、この声帯の長さや厚さによって、出せる音域や音色が変わってきます。体に比例していると言われていますので、身長が高い人は声帯の長さも長く、逆に低い人は声帯の長さが短い人が多いようです。一概にそうだとは言い切れないようですが。ですから、もともと短い声帯の人が低音を出そうと思っても、限界があります。

低音は普段から話しているポジションで十分出せる音域ですが、楽に出せるからと言って、左右の声帯をぎゅっとこすり合わせて押し出すように、または唸るように、掘り下げるように発声しては喉を壊してしまいます。

低音のときも高音のときと同じように、喉の奥を開いて、胸に響かせるように発声します。低音だと浅い呼吸でも出てしまいますが、必ず腹式呼吸で深く吸ってお腹で支えましょう。下腹部以外の余分な力は抜いて、胸に響かせるように練習すれば次第に深い響きの低音が出るようになるでしょう。(♯Å)

 

.低音域の発声は、「無理に出し過ぎない」ということがポイントだと思います。周りの人を見ていても思うのですが、普段の声のポジション(話し声近辺)というのと、低めに意識して出すその人の中での「低い声」であったり、高い声を出すときは、高いポジションに意識をもって高く出す、などというポジションの変化をつけている人がいます。このようにポジションを変えすぎるというのは、身体で制御しきれていない証拠なので、あまり賢明ではないと思います。

低い音域に関しては、「力まずに、中音域を出していたのと同じような感覚をより繊細に使う」という状態で出すことが望ましいように思います。自分の場合、低い声を無理して出そうと思っても出ないのと、喉だけが疲労する感覚になります。口の中が開き過ぎとも閉じ過ぎともいい声は出ないので、程よい開閉バランスを見つけることも重要ですし、しっかり身体で支えられた状態と呼吸のコントロールのバランスも重要だと思います。

一番大事なのは、「低い声を作って出さない」ということです。(♭Я)

 

.高い声は訓練で伸びるが、低い声の場合は限界があるというふうに聞いたことがあります。確かに、私自身のことを申しますと、もともと、下のソぐらいまでしか出なかったのが、歌の訓練を20年以上続けた今もそのぐらいです。低音域は伸びにくいようです。

しかし低音発声のやり方次第では、声質は変わります。女性の場合はこの場合は地声を使うことになると思います。

まず、咽頭をしっかり下げて、舌根を下げて、なるべく低い位置に空間を意識してキープします。その際、お腹や横隔膜を下方向に下げてしっかり支えます。

次に音を出すときに下げたお腹が上がってこないように、下の位置でキープします。たまに女性などで、低音の発声を地声で行ったときに咽頭を突き上げてしまって、とても苦しそうな声を出す人がいますが、これはいけません、必ず、お腹を下でキープしつつ、楽に喉を下げたような状態で歌うように訓練しましょう。

まずは咽頭が下に下がるように、息を吸って喉が下がった状態を体感して、それに慣れるように訓練してみてください。(♯β)

 

.高音を出す時は、声帯をピンと張り緊張させます。

逆に低音を出す時は声帯を緩めて大きく使うので、ウォーミングアップ、クールダウン両方の意味で高音を発声したときはその分低音も発声して声帯をまんべんなく使うと良いです。

また、Aメロは低音域、Bメロで高音域という構成の楽曲も多いです。

その場合、十分に低音域で鳴らす(声帯をくっつける)ということをしておくと、ダイナミックなBメロを十分に表現することができます。

高音と低音を別々のものと考えるのではなく、低音の支えの上に高音が成り立っていると意識してみてください。

実際、低音域を充実させると高音も伸びてくることがよくあります。(♯ё)

 

.私は専門がテノールですので、バリトン、バス・バリトン、バス、メゾ・ソプラノ、アルトの方々より低声全般につきまして疎いところはありますが、私なりに低声発声について思うところを述べたいと思います。

低声は、オペラ作品では威厳のある王様、お父さん、お母さん、お婆さん、時折魔女など落ち着きがあり、知性を兼ね揃えたキャラクターを演じることが多いです。そのようなキャラクターに適切な声としまして温かさ、丸みが必要かと思います。

その声色をどのように発するか。中、高音域と同じく体の支え(横隔膜、丹田、腰)で筋肉を長くゆっくり使いながら、上顎奥(口で息を吸うと冷えを感じるところ)まで息を流して声を発することがよいかと思います。

ここで注意する点は、声を押し出すように出さない。低音域も、高音域と同じ場所、高さで声を発するということです。低音域といって低い位置で声を発したり、押し出して発すると音程がぶら下がります。特に高音域から低音域へ下降するフレーズ、2音間で一気に高音域から低音域へ下がるときの低音域におきましてその注意が必要です。

低音域をしっかり発すると、中、高音域もしっかりする声色になり、高音域の音域自体が伸びていく良い影響があります。(♭й)

 

.低音だからを発声方法を変えてはいけません。高音を歌う時と同様に、マスケラなどの意識は必要です。

どうしても低音を出そうとすると、掘ってしまう人が多いがそれは逆効果で、しっかりした響きのなかで音階を下行する練習をすると効果があります。

初めは声量にこだわらず、小さい声で練習するのも無駄な力が入らなくてよい練習になります。

また、胸に手をあてて、響く感覚をつかむのも効果的な練習と考えます。 (♭Ц)

 

.完全に脱力できた状態が、一番低音の出やすい状態です。

試しに寝起きに声を出してみて下さい。頑張らず、適当に。この時に出せる一番低い声が、ご自身の出せる最も低い音です。弦楽器でいうところの開放弦の状態です。

しかし、起きて数時間活動しているうちに、声はもう少し高いほうに自然とシフトしていきます。

寝起きと同じ音域まで要求するのなら、緩めます。躍起になって頑張ってはいけません。

ハミングだと無理なく緩められるので、そこから始めてみて下さい。(♯∂)

2017年10月25日 (水)

Q.メインテーマについて知りたいです。

A.メインテーマは、「○○について」ではなく、「○○の○○が○○であるのは○○だ」のように具体的にします。また、テーマで考えにくい時は、その上に「私の」「私にとって」をつけるとよいです。すると、テーマを自分の体験、考え方にもってくることができます。何よりも、他の人はそれを聞きたがっているのです。実際の経験は、誰にとっても興味ある話だからです。(Э)

Q.メインテーマは、どう定めますか。

A.正しいテーマと別にダミーコンセプトを考えます。よくある例としては、スポーツ新聞や週刊誌の見出しを挙げられるでしょう。つまり、「○○、とうとう結婚か?」ここで読者は興味を引かれるが、主張していることは「?」です。記事を読めば、「と同僚が発言」などとオチがついています。本当か嘘かは見出しではわかりません。だから、「?」です。

つまり、ここでいうテーマは言いたいことを伝えるのではなく、1のように、人を集めたり人の関心を引くためのものです。だから、人が集まったり、聞く(読む、見る)気になれば、その役割は終わります。そして話し手は、内容をできるだけコンセプトに近づけてわかりやすく話せばよいのです。(Э)

Q.講演の場合、テーマについて考えることは何でしょうか。

A.私は二つに分けて考えるようにしています。

1.メインテーマ 目的は「人が集まる」こと。誰にでもわかりやすく興味、関心がもてるもの、実際に聞きたい気持ちになるもの。

2.サブテーマ 目的は「自分が話せる」こと。自分の得意分野から専門領域にかかるものであり、それを話すことで確かな価値を与えられるもの。

つまり、メインテーマは「聴き手の求めること」、サブテーマは「話し手の話したいこと」ということになります。(Э)

2017年10月24日 (火)

Q.日本人の声と恋愛との関係は。

A.“沈黙は金”“質素、契約を旨とする”を、かつて日本人は美徳としていました。そして、“ぜいたくは敵”から、“ぜいたくは素敵”となりました。

 恋愛による結婚形態の方が人類史上、稀なこと、ようやく最近、ポピュラーになってきたばかり。西欧でも、最近までなかった。そして今も、多くの国では、あたりまえのことではありません。何事であれ、自由の獲得には、大変な歴史、先人の努力があるのです。

 しかし、日本人も恋愛するようになりました。アモーレ、愛し合ったら結ばれやすくもなる。そして、カンターレ、誰もかも、カラオケで歌っています。マンジャーレ、グルメはみるまでもありません。

 こうして、口や口の中や喉が豊かになっていくのは、私も嬉しいです。あとは、あなたから発せられる声がよくなれば…。(♭б)

Q.声がよくなるのは人生の価値なのですか。

A.イタリア人は、人生の価値を愛すること、歌うこと、食べること、この三つに見い出しています。愛することは、声です。歌うこと、これも声です。食べること、これも喉を通ります。これはおいしいものを味わうことです。

 人はパンのみに生きるにあらず、芸術好きなイタリア人は、グルメであり、オペラ、アモーレを楽しむのです。

 翻って、日本人はどうでしょう。あなたはどうでしょう。(♭б)

Q.声によい食べものについて。

A.諸説ありますが、栄養価の高いものなら、何でも構いません。(♭б)

2017年10月23日 (月)

Q.英語を話せないのに、歌では完璧に英語で歌えることはあるのですか。

A.歌唱でネイティブレベルに発音をコピーしていたのは、美空ひばりさんです。耳に入ってきた通りに、すぐに正確に発せられる人は、ごく一部です。しかし、正しく発音するだけなら、必ずしもその言語の理解や能力は不要です。(♭ф)

Q.日本語教師にすぐなれますか。

A.外国人に教える力をつけるには、それぞれの国の言語によって違うので、相手の母語に通じていることが大切なのです。ちなみに、秀でた日本語教師は、相手の言語によって、教え方を変えています。相手の母語にも共通にある音を知り、ない音を中心に教えることが必要です。なぜなら、言語によって、日本語で間違いやすい音も決まってくるからです。

聞こえているからといって、話せるというわけではありません。聞こえても、認識(区別)しないと、話すときに使い分けられないのです。ヒアリングが発音の勉強の基礎となるのは、そのためです。(♭ф)

Q.日本人が総じて英語がうまく話せないのはなぜですか。

A.人間というのは、聞いたように発声・発音するようにできているものなので、外国語をマスターしたいなら、聞き方から直すことが大切です。

私たちの英語が、カタカナ英語になりがちなのも、聞いた英語がすでに頭の中に入っている日本語に置き換わってしまうからです。「Thank you very much」を、「サンキューベリーマッチ」と聞くと、そう発することになります。Thankの「Th」を「サ」と聞くからです。

そのようにして、日本語の中で、カタカナ語化して、定着したことばもたくさんあります。(♭ф)

Q.日本人の聞き方の特徴は何でしょうか。

A.本来、日本人は、音の構成や和音(ハーモニー)よりも、一音の響きのなかに感じ入るということでした。それは、欧米の教会のキンコンカンコンと、日本のお寺のゴーンの違いが象徴しています。日本人は、構成美やハーモニーよりも、単音のひびきに心を動かされるのでしょう。(♭ф)

2017年10月21日 (土)

Q.喉を下げることを考えた方がよいですか。

.喉を下げることは、喉をあける上でとても重要です。しかし、どうやって下げるのでしょうか。重要なのは呼吸、特に吸気です。ブレスがうまく入っていくと喉というのは下がり始めます。喉仏が下がっていくので男性は見えやすいかもしれません。確かに喉が下がると喉仏もさがります。

しかし、呼吸の力なしに喉仏を下げようとするとかえって力みのもとになります。喉周辺を下にさげようとする力は自分からいれてはいけません、あくまでも丁寧な呼吸の中で自然に行なわれるべきです。

声帯周辺にある「引き下げ筋」と呼ばれる筋肉は鎖骨周辺までのびているので無理に喉仏を下げようとすると胸周辺の力みなりやすいのです。そうなってくると体の力みが増して、力んでいる、硬いなどの評価をうけることになります。

結果的に考えることは「喉を下げる」です。

しかし実際に行なうことは「力まない深い呼吸で喉が下がり安定するまでトレーニングする」です。これが深い声、力まない声にとってとても重要です。

このトレーニングをしている間は思ったように歌えないこともありますが力んだ下げ方ではいつか破綻します。

♭Σ

Q.吠えるっていうことは、ありますか。

.私が学生だったころは、頻繁に、「吠えるな」と言われました。私も、初歩のころは、一度くらいは言われたこともあるかもしれませんが、憶えてはいません。高校で合唱部だったころから、普通大学の合唱サークルやアマチュアの社会人合唱団に所属していたころも、周りでその言葉が使われていました。芸大の受験生になったときは、「吠える」ことは、初歩の素人がするものだと、悪癖だと認識していました。最近まで、そのことは、記憶の片隅に沈んでいました。

ところで、「吠える」ということはどのようなことか、想像できるでしょうか。口を開け、喉を開け、呼吸の力もうまく使って、大きな声を出す、犬の遠吠えや、オオカミの遠吠えのようなイメージです。つまり、口腔共鳴だけを使って声を出すと、「吠えるな」と、冷たい目で見られたのです。

以前の日本人は、割と簡単に口腔共鳴ができたのかもしれません。もちろん、口腔共鳴だけで止まってしまっては、ただ「吠えている」だけになってしまうので、胸部共鳴はもちろん、鼻腔共鳴や頭部共鳴もミックスして、豊かな共鳴にしていきましょう。(♭Ξ)

Q.口呼吸は危険ですか。

.声を仕事に使う人間にとって、口呼吸は、危険な習慣です。ただし、これは日常生活での、口呼吸で、レッスンメニュとしての口呼吸ではありません。レッスンメニュとしての口呼吸は、なかなか有効なものなので、是非しっかり取り組み、うがいなどのケアをプラスすれば、ほとんど問題はないだろうと思います。

そもそも息を吸うための専用器官は鼻で、空気清浄機としての役目を、なかなか絶妙につかさどっています。鼻に異常さえなければ、鼻で呼吸をする限り、喉と声帯は、適度な潤いに保たれ、通常の空気中のウイルスや細菌、粉塵などから、守られます。

しかし、同じ空気を、口呼吸にしてしまうと、細菌などの微粒子の除去どころか、吸気の加湿さえ、不充分になってしまいます。私は若い頃、鼻風邪をしばしばひいていたことの影響や、合唱部でのすばやいブレス(口呼吸)の練習の影響などもあり、口呼吸に慣れていて、日常生活でも、気がつかないうちに、よく口呼吸をしていたようです。

その頃たまたま心酔したヨガのおかげで、いろいろな呼吸練習を実践するなか、口呼吸の不快さと、鼻呼吸の快適さを実感し、なぜこんなに不快な口呼吸を、日常的にできていたのだろうと、人間の習慣の恐ろしさを痛感しました。口呼吸自体は、緊急時や歌うときなどに、どうしてもお世話にならなければならないものですが、それを、日常の呼吸にしてしまうと、体や喉に大きな弊害を招きかねないので、気をつけましょう。(♭Ξ)

2017年10月18日 (水)

Q.伝えることで、最も考えるべきことは。

A.「何を伝えるか」である。その中心は決して「あなたが何を言いたいのか」ということではありません。それよりも、「相手をどうしたいのか」ということです。つまり、相手にわからせたいのか、行動を起こさせたいのか、感銘、納得させたいのか、楽しませたいのか、ということです。これも、どういう対象、設定で行なうかによって違ってきます。だから、それを一言で言い表わすテーマをつけるわけです。(Э)

Q.テーマを決めるのは、なぜなのでしょうか。

A.話というのは、考えれば考えるほど、ややこしく、まとまらなくなってくるものだが、一度テーマが決まり、時間を決めると、おのずと内容と構成が決まってきます。まずは、話の場のセッテイングから考えよう。

1.いつ(日時、どれだけの時間で)

2.どこで、どのような場で(状況、条件)

3.誰に(対象)

4.何を(テーマ)

5.どう伝えるのか(方法)

6.その結果、相手のメリットは

7.そのために準備すべきこと(Э)

Q.話のスタイルに影響するものとは何でしょうか。

A.私も、一つの話の中にかなり多くの情報をハイスピードで詰め込む方だし、シンポジウムなどでもかなりの極論を呈する方でした。これはよくも悪くも、そのとき、自分に望まれていた役割によるところが大きいです。話の内容は、自分に求められている役割によって決まってきます。

たとえば、実績も名もある年配の大先生が演壇に立ち、ゆったりとした口調で、「これからは皆さんも自分の足元を見つめ、しっかり歩むことですな」と言うと説得力があります。しかし、若輩者が年配者の前でそんなことを言っても、そこまで生きてきた風貌をもっ人の説得力には到底及びません。そこで若手などは、自らの動きで得たデータや情報を提示し、理論づけや仮説などで、価値の創出をしなくてはなりません。そのためにはあらかじめ、自ら創出した価値を、聞く人にうまくわからせるにはどうもっていくかを考えなければなりません。(Э)

«Q.声のよいのは、太ったオペラ歌手と思うのですが。