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ヴォイトレレッスンの日々

2019年5月19日 (日)

Q.倍音とは、何ですか。

A.一つの音は、同時にその2倍、3倍、4倍…の周波数も出しています。それは、基本周波数の整数倍となります。私たちが聞いて認知するのが、そのなかで一番低い基本周波数です。(♯)

2019年5月18日 (土)

Q.ブレスするときに力が入っていると指摘されました。

.本来ブレスは息を吐ききった後、自然な呼吸が入ってくることに任せてとるのが理想的です。意図的に吸おうとすることで、肩胸首などに力が入ってしまいます。とは言え、曲のフレーズの長さ、強さ、表現のニュアンスによっては大きく強く息を吸い込みたいときもあるかと思います。 

私自身が歌っていて気づいたことは、コンサート1公演終わった後に、肩、首、肩甲骨周りがとても痛かったのです。しかし、力を入れて歌っていないのに、なぜこの部分がこんなに痛くなるのか観察していたところ、ブレスをしたときに力が入っていて、とても力んでいることに気づきました。

ですので、息を吸い込むときに緊張をなるべく取り去ることで、より、心地よい歌唱が持続できるのです。なるべくブレスの時の力みを取り去れるよう、しずかなブレスを心がけましょう。鼻からゆっくり吸って口から吐くというのを繰り返し練習してみるとよいと思います。

(♯β)

Q.緊張していいパフォーマンスができません。

.リハーサルで「緊張する練習」をするのがお勧めです。直前に一度思い切り緊張しておけば、二度目はどうということはないです。本番で100パーセントの力を出せないものです。60パーセントぐらい出せれば十分だと思ってください。それで足りないなら、練習で150パーセントを作っておきましょう。きっと本番は100パーセントになります。

失敗しても、調子が悪かったなら仕方がないですね。お客さんに「今日は調子が悪い」と言っておけば、本当はもっと上手いのだと思ってもらえるかもしれません。でも、調子が悪いと口にすると、本当に調子が悪くなります。そんな予防線は張らず、嘘でも「今日は調子がいい」と言っておきましょう。いい方向に向かえます。(♯∂)

2019年5月16日 (木)

子音と母音を発声でうまく使いこなす

日本語の場合、単音節、すなわち子音と母音が一つずつセットになっています。たとえば「カ」はkという子音とaの母音からできています。このように出る回数の多い母音音声の優勢な言語の場合は、母音をしっかり息を流して発音することがキーポイントになります。母音をしっかり発音し、息を流し、少し長めに読むことを意識すると、子音もより明確になります。例題を読むときに気を付けて読んでみてください。

では、カンツォーネなどでイタリア語を歌う人はどうでしょう。子音をしっかり発音すると、そのあとの母音もしっかり流れることができるという傾向があります。子音に導かれて母音も発音できるのです。たとえば「pr」の二重子音、「str」などの3重子音など、日本語話者にはなじみのないものですが、これをしっかり発音して、前に飛ばすように気を付けるといいと思います。日本語にはない音声で訓練していくことで、より幅の広い声の使い方をマスターしていくことができるでしょう。

(♯β)

2019年5月15日 (水)

Q.なぜJ-POPSは高音化したのでしょうか。

A.安易な差別化のせいでしょう。声量で長く伸ばすことであまり差をつけることができないとなると、声域が問われます。また、歌のメリハリには、どうしても高さが必要になるからでしょう。

Q.発声の呼吸法の目安はありますか。肺活量ですか。

A.先生と吐く長さをくらべて、足りないと感じたら、それを埋めていくようにしたらいかがでしょう。これは肺活量とは違います。

Q.母音「あ」の発音が苦手です。

A.「あ」は浅く広がっている感じになりやすいです。イメージを一本、縦に通っていくようにして絞り込みましょう。「あ」での発音は浅くなると、かすれてジリジリなりがちです。そういうときは「ま」、「な」を使いましょう。自然と柔らかく出やすくなるでしょう。音色、高さ、伸ばす長さ、大きさをそれぞれコントロールしましょう。細かく見ると発音によって全部違うものですが、できるだけ発声では統一しましょう。

2019年5月13日 (月)

Q.ヴォイトレでの声の成長は何でみるのですか。

A.伸ばす、高くする、大きくする、その上で、音色でしょう。わかりやすいのが高くすることや伸ばすことです。この中でも、いろいろと優先順位がつくのです。本来は、高いところでも大きな声で伸ばせてこそが理想なのに、大体の人は、高さに届かせただけで終っているのです。

Q.高い声は、大きく出せるものなのですか。

A.出す必要はないということもありますが、現実には出すことができている人、できるようになった人はたくさんいます。

Q.ポップスは、マイクがあるから声の大きさはいらないのではないですか。

A.マイクで補われるために声量はいらないと、犠牲になることも多いようです。しかし、声量は、実力をアピールできる要素の一つです。説得力もマイクの入り方も違ってきます。理想は、声量、声域、長さ、それぞれの総合力でみるものなのです。しかし、現実では同じ器のまま、高さや音程、リズム、発音ばかりに気をとられて、力をつけるより、それらに力をどう配分するかだけがトレーナーの仕事になっているではないでしょうか。

2019年5月12日 (日)

Q.1オクターブを無意識にする練習はありますか。

A.「白雪姫」の小人の「ハイホーハイホー」(低いド―高いド、高いド―低いドのリピート)です。(♯)

Q.声の音の高さは何で決まりますか。

A.ピッチとしての基本周波数は、張力/質量の平方根÷2×長さです。弦でみると、

a.長くなると、2倍で1オクターブ低くなる。

b.太くなると重くなる、2倍太いと4倍重くて、1オクターブ低くなる。

c.張りが強いと、4倍強く張ると1オクターブ高くなる。(♯)

Q.周波数とは何ですか。

A.音の高さです。繁雑がフリークエントリーで、周波数がフリークエンシーです。弦を弾くと左右にふれます。1秒間のふれる回数が110回なら110HZの音の高さとなります。このときの1回とは、1サイクルを指します。真ん中から左に揺れ真ん中に戻り、右に揺れ真ん中に戻って1サイクルです。これはギターの2番目に太い弦 (開放弦で)のA(ラ )=110HZ、A2です。(♯)

2019年5月11日 (土)

Q.朗読が上手になるためにできることは何ですか。 Q.朗読が上手になるためにできることは何ですか。

.本を読むことが好きだったということをきっかけに、朗読をやってみたいと思われる人も多いと思います。その中で、「上手に読めるようになるためには何が必要なのか」ということです。

自分で本を読んでいるときと朗読の違い、つまり、読書と朗読の大きな違いは、「聞いている人がいる」という部分です。読書の場合は、ほとんどの場合、声を出さない黙読が多いと思います。対して、朗読の場合、聞き手がいるわけですから、音読であることは当然ですし、そのうえで、より魅力的に伝わるような表現が必要になってきます。「聞き手に内容がしっかり伝わる」ということが、もっとも重要になるのではないでしょうか。

そのために「ただ文字を追って読む」という状況から脱しなければなりません。いつ、どこでの内容なのか、登場人物の気持ちはどんな状況にあるのか、これらのことを常に考え、整理して、お客の心に響く内容にしていかなければなりません。最初のうちはなかなかわからないと思いますが、いろいろ研究してみてください。照れくささもあるかもしれませんが、照れているうちは、その登場人物になり切れていない証拠です。登場人物の気持ちで読むこと。登場人物の世界観を、自分自身がプロジェクターになったように映し出せることが、聞き手の心に響く朗読につながっていくと思います。(♭Я)

Q.声のチェンジがうまくできません。

.低音はどのような質の地声で歌っていますか。ポップスで声のトラブルを抱えた歌い方の地声は、開いた声で、喉に負担をかけて頭声とつながっていかないようなポジションで歌っています。「もっと柔らかい喉の地声、話し声から派生させたような感じの地声で歌ってみては」とアドバイスすると、たいていの人は今まで出していた地声が「開いた声」で、喉の筋肉を相当強く使っていたことに気づきます。

この2種類の地声、つまり「開いた声 喉の筋肉を強く使った地声」と「柔らかい地声 話し声のような地声 頭声につながりやすい地声」の違いが自覚できるようになることが、必須です。歌っている感覚が相当異なりますし、負担に感じる感覚も相当なものです。数回のレッスンでわかるようになると思います。

今度は、後者の「柔らかい地声」から頭声にうまく移行できるように練習する必要があります。ハミングで息をよく流しながらスケールを練習してみてください。けっして喉に負担をかけることなく、いい響きのまま高音に移行できるよう練習してみてください。音域の広い曲でもご自分のものにして歌えるようになると思います。

(♯β)

Q.舞台が控えています。声の出し方で気を付けることはありますか。

.練習を聞いていると、楽譜と自分との距離感のみしか感じずに歌っている人がいますが、これでは舞台では客席まで音が飛んでいきません。自分の1メートル先、5メートル先、だんだん慣れてきたら、自分から一番後ろの客席まで声を届けるような気持ちで声を出していきましょう。

完璧な発声、いい響きの音声、明瞭な発音ができていても、その役として、その場面にふさわしい表現ができていなければ、お客様は感動してくれません。相手役とのやり取りあってのことと思います。役柄の感情をしっかり表現できるように努めてみてください。(♯β)

2019年5月 9日 (木)

高音でのイやエの発音

高い音で、イやエの発音がうまくいかない場合は、舌の問題が考えられます。口の中で舌の位置や、舌の脱力に意識を向けてみましょう。まず口の周りが弛緩しているということが大前提です。耳の下あたりから顎の脱力はできていますでしょうか。

イの母音の際に舌はどの位置にいますか。アやオの母音につられて舌を下のほうにおいて発音していると、イの発音が明瞭にできません。舌は結構上に持ち上げ、舌の両サイドは上の歯の内側に接着するくらいの位置にあるのが理想的です。しかし、それにつられて、唇が横に引っ張られると、高い音がうまくいきません。唇や口蓋はアやオの時のように弛緩して、口の中つまり舌だけでイの母音を作るようにイメージしてみてください。

アーイーアーイーと順番に舌の移動をさせながら発音してみましょう。これで少しずつ音の高さを上げて発声練習してみましょう。鏡で唇が弛緩しているか、横に平べったく引っ張られていないかチェックしながら練習してみましょう。最初のうちは舌を思い通りに動かすのはなかなか至難の業に思えると思いますが、これも慣れでうまく動かせるようになります。習慣がつくまで、しばらく練習が必要です。(♯β)

2019年5月 8日 (水)

Q.自分にやりやすいメニュが一番よいメニュですか。

A.すぐに使えるメニュは、これまでもしぜんとうまく使っていた声と近いものです。それでは、12割はよくなるが、いずれ頭打ちになるケースが多いようです。ヴォイトレでは、できるだけ早く12割変わればいいという考えもあります。ただ、それでは、根本的に変わらないことも多いのです。次にどうなっていくのかがより大切です。とはいえ、あまり根本的なところに入ってしまうとなかなか効果が出ない。自分のつくっていく世界から考えて、何がどう必要なのか、それに対して、どう組み合わせていくかを明らかにしていくことが大切です。

Q.先生それぞれに呼吸法の教え方をもっているのですか。どれがいいのでしょう。

A.どれでもよいから続けることの方が大切です。やりやすいものからでよいです。身体づくり、呼吸づくりはコツコツとやっていくしかないのです。

Q.ヴォイトレでのポップスとクラシックとの違いは何でしょう。

A.クラシックの声楽は、本番でもマイクを使いません。具体化した共鳴、声量をもって効率よく長く伸ばせないと通用しません。ステージの条件が全世界で、およそ共通しているので、ヴォイトレとしては、共通のレベル設定がしやすいです。ポップスの23倍も余力がいるので、声楽はポップスの声の器づくりになると思います。ポップスの発声は、音響を使えるので、定義はありません。

2019年5月 6日 (月)

Q.声を出しているのどが疲れます。

A.出し続けていると疲労するのは、やり方が合っていないのと、本人の準備が整っていないケースがあります。そのメニュをやめるのか続けるのかは、高度な判断がいります。

Q.高音は、共鳴をうまくあてるだけではだめなのですか。

A.高いところに音を届かせることがメインであっても、それを支えるために呼吸や胸声での支えが効いてきます。胸声、頭声の地声、裏声を完全に分けてレッスンする場合もあります。レッスン時での声は、必ずしも歌に使う必要はありません。あてるのでなく、出ているようになるというイメージにしてください。

Q.複数のトレーナーについています。うまく使うコツはありますか。

A.それぞれの先生のやり方で、とりあえず、一番やりやすかったところを基本のメニュにする。

それぞれの先生のどこをどう使うかを決める。

それぞれの先生のメニュの組み合わせをまとめていく。

今、使えないメニュがあってもよい。今は必要がないだけでまた使えるかもしれないので、とっておく。

2019年5月 5日 (日)

Q.効果的なプレゼンテーションを教えてください。

A.第一印象は、立ち方です。次に歩き方、呼吸が大切です。

映像でチェックしてみましょう。

自己診断します。自己の理想と現実とのギャップから、イメージづくりをしましょう。

ムードづくり、演出をします。見せたい自分を明確にしましょう。

演技はしないように、そうみえないように気をつけることです。

不調なときほど、工夫することが大切です。

大切なことは2回、復唱など繰り返して確認しましょう。

(♯)

Q.非日常の対応は、何に気をつければよいですか。

A.急な事態では、深呼吸して脳に酸素を送りましょう。ひと呼吸おくと、声をうまくコントロールできます。お経のように「んー」でハミングすることをお勧めします。4秒くらいの間をおくとよいと言われます。

声のコントロールについては、次のことに気をつけましょう。

1.声質:warmcold

2.スピード:highlow

3.ピッチ:high−low(♯)

Q.がんばると、声がうるさく割れてしまいます。

A.熱をこめるのと叫ぶのは違います。声でなく、ことばに力をこめると思ってください。大きな声、強い声、高い声でなくても、伝えることはできます。(♯)

2019年5月 4日 (土)

Q.舞台の公演中、声が出にくくなると対処方法がわからず気持ちが不安になります。

.そのような状況での対処方法はいろいろありますが、その方法がどれくらい有効に働くか(効果を実感できるのか)は人それぞれです。ですので、普段からご自身の調子を戻しやすいと感じられるトレーニング方法を見つけ、その方法を実践してやり慣れておくことをお勧めします。

さまざまな状態に対応できるようトレーニング方法はひとつに絞らず、いくつかの選択肢を持っておきましょう。なぜなら同じ方法を行っても、その日の体調や精神的なもの(緊張や不安など)によって効果は微妙に違ってくるからです。

焦ることはありません。いつもの効果的な方法を行ってすぐに整えばよし、整わなければ落ち着いて他の方法をさらに行えばよいのです。

ひとつの方法で効果がいまいちでも他の方法で整えれば大丈夫、と思えるだけで精神的にも不安な気持ちを払拭する助けになります。ぜひご自身の傾向を知り、効果的な方法を増やしていくためにレッスンを活用していってください。(♯α)

Q.自宅で大きい声を出して練習することができません。

.生活環境はそれぞれご事情があるかと思いますので、練習に際しては工夫が必要になります。ただ、大きな声を出せなくても「歌うための身体を鍛える」練習は可能です。大抵の人はレッスンで呼吸の練習を行ったことがあると思いますが、これは 吐いた息に声を乗せていないだけで、身体としては歌っているときとほぼ変わらない状態になっているのです。

息を吐くことと発声(又は歌うこと)を別に捉えている人がいますが、安定した息が吐けないのに安定した声は出せません。各フレーズが息で保てないのに声では保てるということは起こりません。声を出しての練習は時間的に限度があるので、声帯を使わずにトレーニングできる方法として全ての人にとって有効な方法です。基本的な練習の他に、音源があるようでしたら、ぜひそれに合わせて息を吐く(歌と同じフレーズで息を吐き、歌と同じところでブレスをする)という練習をしてみてください。自宅でも、その曲に身体が慣れるための練習となるはずです。(♯α)

Q.歌の練習やライブの後、話し声が掠れてしまいます。

.たくさん歌った直後にすでに話し声が掠れているようなときは、かなり頑張って喉を使い過ぎた、負担をかけてしまったというサインです。頻繁にその状態になるのであれば、ご自身の歌い方、練習方法を見直してみることをお勧めします。

ライブなど本番のときは、舞台上に出たらとにかく演奏をするしかないので、緊張やその日の体調などでいつもより力んでしまうことは誰にでも起こり得ます。ですが、練習の後でも声が掠れることは回避できることであり、あなた次第でいくらでも改善していけます。歌い方、練習方法を見直して喉への負担が減れば、声の持久力もつきますし、本番でのパフォーマンス向上や本番後の疲労軽減などにもつながります。

ちなみに練習内容はよいものでも、一人で何時間も声を出していれば喉への負担は免れません。ぜひ発声、練習方法、練習時間を含めてトレーナーにご相談ください。(♯α)

2019年5月 2日 (木)

ラ行の発音

日本人は、学校教育の中で発音の授業を受けるとか、発声に関する授業を受けるという機会が圧倒的に少ないと思います。自分の母国語ながら、どうやって発音しているのか、そのメカニックを知っている人はとても少ないです。

ラ行は、IPA国際発音記号で書くと[l]でも [r]でもありません。 [j]の頭の・を取ってひっくり返したような記号が日本語のラ行の発音記号で、はじき音と呼ばれます。どう発音するかというと、上の歯の前歯と歯茎の境目あたりで舌をはじくようにくっつけます。「ほらっ!」と発音したときにできる、はじくような音です。しかし、ラ行を[l]でとらえている人や、外国人はこの弾くような音声は出せませんし、 [r]で発音すれば、イタリア語のような巻き舌になってしまいます。「フランス」「札幌」「いろどり」などと発音してみてください。舌先が、上の歯の裏でくるんと当たりはじかれているような感覚が得られると思います。

ただし、どきどき例外といますか、状況による変化といいますか、[l]でラ行を発音するケースもあります。「ラジオ」「レモン」「ラーメン」など、これらは、はじき音でも言えないこともないですが、[l]の音でも発音できてしまいます。読むスピードにより、舌の歯茎への当て方で[l]で発音されてしまうこともあるのでしょう。私たち日本人は何気なくできているラ行でも、分析してみると大変難しいことをやっていることがわかります。(♯β)

2019年5月 1日 (水)

Q.女性の先生は、低い深いところは、一般的にやらないのですか。

A.男女に関わらず、実際に変わる可能性のあるところを中心に行います。ただ、男性の胸声について理解が足らないトレーナーもいるでしょう。

 

Q.業界自体が全体的にハイレベルの声を欲していないと思うのですが。

A.業界といっても、およそ判断するのはそこの一人です。大体は、即戦力としてバランスよくできている人を欲しているようです。特に、日本ではそれほど強さ、タフさを求めない傾向があります。

 

Q.高音の発声を歌の先生に教えてもらっていますが、安定しません。

A.発声の調整をすることでは、一音、二音高いところを確実に歌えるようになれば上できでしょう。そこまでは、12ヶ月~12年で習得できることが多いようです。ただし、そこが本当に安定してくることはあまりないともいえます。コツやくせによっては、ある程度の安定しか得られません。しかし、これを一時的に目的にするのは悪いわけではありません。次は根本から学んでみてはいかがでしょう。

2019年4月29日 (月)

Q.才能とは何ですか。

A.努力しても得られないもの。でもそれを発揮するには、それ以外のもの、まだ、得られていないものを努力で整えなくてはなりません。

Q.ある時期、レッスンが逆効果になる場合もあるのですか。

A.レッスン中にそれをすると一時的に歌がよくなくなったり、歌の中ではできないことを踏まえて行うメニュもあります。徹底した基礎に集中していると、一時、効果からそれたり、他の先生などに、まったく逆のことを言われる場合もあるでしょう。それがまずいときは、両立できるように加減できます。

Q.トレーナーのメニュのせいなのか、声が出にくくなりました。大丈夫でしょうか。

A.かなり間違ったことをしたと思う人もいるかもしれませんが、スポーツなどと同じで、一時、何も考えないで歌っていたときも、うまくいかなくなることはよくあることです。指示に迷ったり、慣れないメニュを行うことで、それまでのようにリラックスして自由にはできなくなり、バランスを崩しやすいからです。あまり心配せずに、少々、長い眼でみましょう。トレーナーの方とどういう状況なのかを相談してみるのもよいでしょう。

 

Q.トレーナーの指示のままに歌うとうまくいきません。

A.今までと異なることを、バランスをとり器用に切り替えてできるまでには、ハイレベルの能力がいるものです。

 

2019年4月28日 (日)

Q.客足が伸びません。

A.今のお客さんとの絶対的な信頼関係を強めていきましょう。知人の紹介を増やすこと、悪口をなくす努力をしましょう。「是非一度体験してみてください、お願いします」と依頼してはいかがでしょうか。(♯)

Q.名前で呼ぶ方が親しくなれますか。

A.具体的にさし示すという点で、名前は大切ですが、そうでなくとも特徴ある何か、親しめそうな固定アイテムをみつけてみましょう。(♯)

Q.話が効果的になるには、どういう工夫がありますか。

A.一息吸ってから話すとよいでしょう。全身が使いやすくなります。表情を読むことも大切です。瞬きは少なめにしましょう。キョロキョロしないことです。感じのよい振る舞いの人から学びましょう。(♯)

2019年4月27日 (土)

Q. 声によい食べもの、飲みものを教えてください。

. 声によい食べものと聞いてすぐに思い浮かぶのは、金柑ですが、お正月くらいしか食べられないのが残念です。手軽に活用できるものとしては、蜂蜜と大根おろしが、それぞれ、殺菌作用と抗炎症作用が期待できるので、よく使います。大根蜂蜜 (大根を蜂蜜に漬けて出た汁)のほうが、より効果があるようですが、作り置きが面倒なので、つい別々に食べてしまいます。

また、粘膜によいとされるビタミンAを多く含む、人参・カボチャ・レバー(他にも、ウナギなどまだたくさんの食品がありますが)も、喉が荒れ気味のときは、進んで食べるようにしています。

飲みものは、声が疲れたときの炭酸水は、昔からはずせません。メロンやチョコレート、珈琲・紅茶・烏龍茶と並べて、「歌う前には、喉が荒れるから絶対に口にしてはダメよ。」と、恩師に言われた気がしますが、実際に、声楽家の男性の多くが活用しているのを目にしました。最近は、炭酸水には、血行促進作用があると知り、なるほどと、胸をなでおろしています。

食べもの・飲みものには、好き嫌いだけでなく、アレルギーなども有ったりするので、自分の体に合わせて選んでいくようにしましょう。(♭Ξ)

 

. 人それぞれですね。アレルギーや体質などもあるので一概によいとも悪いとも言いづらいです。例えば、昔から舞台関係者には本番前は肉がいいという人もいます。個人的には、焼いた肉よりも馬刺しなどがいいですが、本番前に生ものを嫌う人もいます。喉の疲労を回復させるのはビタミンAがいいという話があります。ビタミンAをよりよく摂取するために生肉の摂取がいいといわれています。

ヨーロッパの劇場などでは、本番前はオイル系のパスタを必ず食べる人がいます。脂分を摂取しておく目的と、エネルギーとなる炭水化物を両方摂取するためでしょう。

声によい飲みものというのは、私はあまり気にしていません。よく、紅茶やハチミツなどと聞きますが、テノール歌手の多くは稽古場や楽屋でコーラを飲む人が多いです。私も本番中は炭酸飲料をよく飲みます。単純にリフレッシュの意味もありますが、外国人歌手でもコーラを飲んで歌っている人は多いです。

よっぽどのものでない限りは、いかにストレスを軽減できるか、リラックスできるかということが重要だと考えます。過去の偉大な歌手たちの自伝などを読むと、本番前に気合を入れるためにウィスキーを一杯のんでから舞台に上がったという人も結構います。(♭Σ)

 

. 私は食事のときに身体によい食べものは意識していますが、声によい食べものという捉え方をしてはいないので具体的な返答ができません。飲みものに関しては、これと限定するものはないですが、季節を問わずに温かい飲みものを意識して飲んでいます。特に冬場は冷える上に乾燥も気になるので、歌う前には温かい飲みものを取っています。私はお茶や紅茶ですが、同僚に聞いたらポットの中身が白湯の人もいました。

ちなみに喉のケアで摂取しているものとして、マヌカハニー(MGO 400⁺)、プロポリスなどがあります。マヌカハニーは乾燥対策はもちろん、抗菌作用があるので普段から予防に、もしイガイガしたり喉が不調のときも助けになります。プロポリスも予防として身体の免疫を上げるために取っていますが、喉が不調のときはさらにプロポリスでうがいをしています(その後、飲み込みます)。よい声を出すために楽器である身体を整えるという意味ではプロポリスにかなりの信頼を寄せています。(♯α)

 

. 一般的には、刺激物はできるだけ避けた方がよいと思います。辛い物は特に通常よりも炎症に近い状態になると思いますので、通常であればそれほど気にすることではありませんが、本番前に特別辛いものを食べるなどは、できたら避けた方が無難だと思います。

また、極端に冷たい物を飲んだり食べたりということも、喉を冷やし過ぎてしまうと思いますので、できたら避けた方がよいでしょう。夏場などはどうしても冷たいものをとることが増えると思いますが、ほどほどを心がけた方がよいと思います。体調面を考えても、冷たいものばかりになってしまうと、内臓が冷えることになり、疲れやすくなると思います。

お腹が弱い人は不調になりやすくなると思いますので、暑い日でも冷たいものはほどほどに、時々温かいものをとることも必要ではないかと思います。喉の調子が悪い時、風邪などで明らかに炎症状態になっていると思われるときは、はちみつをお湯で溶いてレモンの果汁を入れたものを飲むことが多いです。はちみつには弱いながらも消炎作用がありますので、ほかのものを飲むよりも多少効果が期待できますし、ひどくなる前でしたら、これだけで解決する場合もあります。体に優しい食べもの、消火によい食べものを選ぶとよいのではないかと思います。(♭Я)

 

. 喉は粘膜で覆われていますので、粘膜を強くする食べものをお勧めします。よく言われるのは、ビタミンAを含む食品ではニンジンのカロチンがいいと聞きます。そのほか緑黄色野菜やレバーにも含まれているそうです。私は栄養士さんに勧められてサプリメントでも補うようにしています。

それからビタミンBも粘膜の強化によいと聞いたことがあります。魚や肉、納豆などにも含まれています。

飲みものに関しては、水分不足は粘膜の大敵ですので、よくとるようにしています。ポカリスエットのようなものは吸収されやすく、風邪の脱水症状予防にも使われます。

本番前に避けるように言われるのは牛乳などの乳製品です。生の果物のジュースなど酵素たくさん含むものも、歌う直前は避けるようにしています。

飲みものではないかもしれませんが、最近は油に注目されていて、オリーブオイルやココナツオイル、亜麻仁油などをそのまま飲む健康法もあるようです。

はちみつやプロポリスなどは、風邪をひきそうになったときに取るようにしています。マヌカハニーというはちみつは抗菌作用が強く、大変効果があるようです。(♯β)

 

. 声によい食べもの、飲みものはあまり知りませんが、控えたいものは、刺激の強いもの、冷たすぎるもの熱すぎるものです。

歌う前に食べたほうがいいとか、なにも食べないほうがいいなど、人それぞれの習慣と体質があります。生卵を飲むとか強いお酒を一口飲むとか、びっくりするようなエピソードも有名歌手の中にはあります。

一概にこれがいい、悪いというのは、私は決められないと思っています。

個人的には、ステージの前には炭水化物を食べてエネルギーを十分に摂ります。飲みものはあまり熱いものは飲まず、なぜかリンゴジュースを飲むとよく声が出ると学生の頃試験の時に気づいて以来、リンゴジュースがジンクスとなっています。根拠はなく、ただ自分がそれが落ち着くという理由です。(♯ё)

 

. 自分が食べたいと思うものを食べ、飲みたいと思うものを飲むのがいいと思います。仮に声によい食べものがあったとしても、それが嫌いな食べものだった場合、食べるストレスのほうが声に悪い気がするのです。普通にバランスのよい食生活をするのが一番大切ではないでしょうか。

ここでは、声に「悪い」と私が考える食べもの、飲みものを上げます。(実際にはここに書いた声に悪いとされる食べもの、飲みものを多用されている歌い手さんもいます。)

1.たばこ。食べものでも飲みものでもありませんが声に悪い筆頭です。もっとも私は一本も吸ったことがないため、どのように悪いかはわかりません。たくさん吸う歌い手さんもいます。

2.酒。お酒もたばことまったく同じと考えます。お酒をたくさん飲む歌い手はいっぱいいますし、私もオペラの稽古などで裏方さんとよく飲んでいました。しかし今では一滴も飲みません。歌に何のメリットもないと思うからです。喉の水分を奪いますし、飲みすぎると次の日には頭が痛くなって正しいトレーニングができません。コーヒーやウーロン茶も喉の水分を奪うと嫌う人がいますが、酒の比ではありません。(私はコーヒーはよく飲みます。)

3.冷たく冷やした飲みもの。私は水もできるだけ常温で飲みます。喉を直接冷やさないようにと考えています。(♭∴)

 

. 何か特別なものを摂取するのでなく、暴飲暴食をせず、普段からバランスのよい食事を心掛けることが大切だと思います。

私は大切な舞台の23日前には赤身のステーキを300gほど頂きます。喉の表面が潤いますし、力が出ます。ただし、前日や当日では効果が感じらません。むしろ、濃い味付けのものは口腔内のバランスが狂うので避けます。

他にパフォーマンスの当日に避けるものは、辛いもの、冷たいもの、刺激の強いもの、烏龍茶やジャスミン茶のように油分を洗い流す飲みものです。でも、何もない日なら気にせず口にします。

ひどく声帯を荒らしたときには、コラーゲンドリンクが効きました。何種類か試しましたが、一番効果があったのは一本千円ぐらいするものでした。プラシーボ効果かも知れませんが。お肌にいいとされているものは、声帯にもいいと考えて間違いないです。

あとは本番前日に必ず食べるものがあります。ケーキです。特段、喉にいいわけではないですが、景気づけです。ケーキだけに…冗談はさておき、「これを食べると上手くいく」というものを自分で決めて、毎回食べるのもよいかと思います。自分によい暗示をかけてあげるのです。(♯∂)

 

. 声によい食べもので、真っ先に思い浮かぶのは、牛の生肉です。生が苦手な人は、ある程度、火を通したものでもよいと聞いたことがあります。本番の日の朝に牛丼を食べて出かけていく人の話を聞いたこともあります。

なぜでしょうね、根拠はわかりませんが、恩師からそのように教えてもらい、私自身も実践しています。

飲みものは生姜湯、はちみつレモン、かりんジュースなど、喉が滑らかになるような飲みものがよいです。生姜は身体を温めます。紅茶でうがいをするのもよいそうです。歌う前に飲むと渋みで喉が引っかかることもありますので(ウーロン茶も)注意しなければなりませんが、うがいには殺菌効果があるそうです。

食べないほうがよいものは、辛いもの、刺激のあるものは避けたほうがよいようです。激辛ナントカ…などというものは、歌ったり喋ったりする喉の粘膜に刺激が強すぎます。香辛料の入っているものを食べることによって、お腹の調子までおかしくなることもありますので本番前は避けますが、それ以外では私自身はあまり神経質にならないようにしています。(♯Å)

 

A.食べものはその人の好み。あまり、気にしない方がよいでしょう。

のども筋肉ですから、使う前に冷たいものや氷はよくありません。辛すぎる、刺激が強い、冷たい食べものなどはよくないでしょう。ウーロン茶も、のどのねばりを取るように感じて嫌がる人がいます。

食べものは、スポーツ選手と同じで、栄養価の高いものがよいでしょう。ちなみに声楽家は、大食かつ美食家が多いそうです。太った人もたくさんいました。(♭π)

2019年4月25日 (木)

声が顔の中にとどまっていることの改善

しっかり声をだしているのにだしているのに、声が飛ばないという悩みについて、声を自分の外側に出して響かしていくには、顔の外、すなわち息が自分の外に吐き出されなければなりません。声が顔の中、口の中で滞ってしまっているのかと思います。歌うときに息をしっかり顔の外に吐けているでしょうか。歌っている時に、ついつい、気持ちも声も自分の内側にはいってはいませんか。

声を自分の顔の外に響かせるその目安として、前歯の裏あたりに息を当てるようにして発声してみましょう。もしくは口蓋の高いところに息を当てるようにすると外に出やすくなると思います。出た息の到達地点ですが、遠く10メートル先に的があってそこに当てていくようなイメージが役に立つと思います。

フィジカルに練習して体に覚えこませることが大切です。ハッと息を前歯にあてるような感じで20回×5セットやってみましょう。体で反射的に息はきができるようになったら音をつけて練習してみてください。

歌もイメージトレーニングがとても役にたちます。声が自分の外に出て行っているイメージをしっかり持ちましょう。(♯β)

2019年4月24日 (水)

Q.すべてがバランスよくそつなくこなせる力が必要ですか。

A.若くて世に出るときには、器用な方がチャンスをもらいやすいのですが、本当に実力の問われる世界では、そういう人は使いにくいように思います。歌も作詞作曲もピアノもギターもドラムもできる人はけっこういます。それよりも、一つ強いところがある、たとえば、プロのドラマーなどというのならよいのですが。アマチュアやプロの助っ人として使われても、どれか一つが秀でていないと、プロの仕事の場を長くはもてないでしょう。

Q.うまくいったからといってトレーナーの名は出すなと言われました。

A.うまくいったとしたら本人の力です。トレーナーが何をアドバイスしようと大して変わらない人も多いのです。トレーナー歴を並べる人も多いのです。日本ではクラシックの音楽家などは権威づけに使います。そんなことを価値と思うから、にせベートーベンなどが出るのです。作品は独立して評価すべきです。場合によってはアーティストの名さえ外してもよいくらいです。本人が出した作品や舞台がすべてなのです。トレーナーの教えを消化していたら、それでよいのです。両親の名前を出さないのと同じことです。

 

Q.ヴォイストレーナーに向いている人、向いていない人は。

A.声に恵まれた人、最初から器用に声を使い分けられる人、歌のうまい人、そういう人は、必ずしも向いていません。なぜ歌手、役者、声優にならなかったのか、なれなかったのかをきちんと乗り越えてこないと、その人ほどに恵まれていない声や歌の人を育てるのは難しいと思います。向いているのは逆のパターン、不器用な人、声に恵まれなかった人で、かつ、それを克服したプロセスを把握している人の方でしょうか。

2019年4月22日 (月)

Q.プロに接するときに、どう思っていらっしゃいますか。

A.「その程度で満足してはよくない」「もっと可能性のあるところはどこなのか」「さらなる絶対的な強みとなるのは…」実力のないプロに対しては、「バランスをもっと確実にするには」「丁寧につなぐには」「アラを目立たなくするには」などでしょうか。「より効果の上がるポイント」などです。「人にアピールできるニュアンスは」などを捜すこともあります。

Q.喉にかかるのを外したい。

A.喉でなく、違うところを、お腹でも、胸でも、顔でも、腰でも、膝でも意識してみてください。

2019年4月21日 (日)

Q.謝ったのに解決しません。

A.その謝罪が、よい関係に改善できると期待できない謝罪にみえて、マイナス感が出ているのです。抵抗や反抗には、人は穏やかになれません。(♯)

Q.クレームの対応策はありますか。

A.相手が充足されていないことからくるクレームには、まだ対応して直せます。クレームをつける気にもならないのが、本当の危機です。対処法、改善案の明示とその実行の約束、確認のお願いをします。とことんというなら、再びご招待するまで徹底してみましょう。(♯)

Q.サービス、心地よい対応について、ムラがあります。

A.そのときのあなたの気分が決めているとしたら、そこを直さないと何ともなりません。出し惜しむのはもったいないです。憧れの人が来たつもりになって、いつも対応するとよいでしょう。(♯)

2019年4月20日 (土)

Q.歌で表現しようとすると身体も声も力んでしまいます。

.歌い手にとっては身体が楽器なので、いかに身体をうまく使って歌うかが表現にも大きく関わっていきます。馬車の車輪のように、技術的なことと、表現的なこと(メンタル的なことも含む)が両輪で進むことでバランスよく歌える、と捉えるとよいです。たとえば、技術は身につけたがこう表現したい、こう歌いたいという思いがなければよい歌にならないし、こう表現したいという思いがいくらあっても技術的なことがなければ思うように歌えません。

歌うための「身体の支え」がしっかりあれば、必要ない力みは入りにくくなりますし、もし力んだとしてもその力を抜けるようになります。あなたの表現力に技術力が追いついたとき、歌で表現しようとすることが形になるのです。もちろん理屈はわかっても、実践するとなるとそう簡単にはいかず、地道なトレーニングの積み重ねによって体得するしかありません。今後のためにもぜひ取り組んで頂きたいです。(♯α)

Q.呼吸が浅いとよく言われます。意識すると吸うのも吐くのも不自然になってしまいます。

.日常生活では自然に行っている「呼吸」ですが、しっかり発声・朗読となると、普段よりは深い呼吸でなければしっかりとした声は出せませんので、結果的に普段の呼吸を「浅い」と表現してしまうことはあります。実際、オフィスワークでも人によってですが、朝より夕方頃の方が呼吸が浅くなりやすいということがあります。

あなたが日常生活では「浅い」と感じていなかったとしても、呼吸の練習などで深い呼吸を実践することで、自然と日常生活での呼吸も質が上がり、より健康的になる一助にもなるはずです。

深い呼吸への一歩は「しっかり長めに吐く」です。吐くときはハーより、長く保ちやすいフーやスーがやりやすいです。しっかり長めに吐くと、その反動で次の息も吸いやすくなります。しっかり吐かないで吸うことばかり頑張っても胸が上がり過呼吸のような感じになってしまいます。ですので、不自然になると感じた際には、まずは「しっかり長く吐く」に立ち戻ってみてください。

(♯α)

Q.失恋をすると、失恋の歌がうまくなりますか。

.すぐにはうまくいかないと思いますが、いずれ役立つ日も来るでしょう。

大きく感情を揺さぶられるような出来事は、すぐには芸の肥やしになりません。むしろ、コントロールができず害になることの方が多いです。しばらく経って、出来事を客観視できる日がくれば、きっとそれはあなたの歌を輝かせる魅力にもなるでしょう。どんな感覚も、ストックとして持っておいて下さい。(♯∂)

2019年4月18日 (木)

体をブロックしないで歌う

上半身をがっちり固めて、微動だにせずに歌う人が時々いらっしゃいます。声を支えるために上半身を固めてしまっているのかもしれません。緊張によりこのような反応が出てしまうのかもしれません。

がっちり固めたり、力が入ってしまうのであれば、それは呼吸を阻害しますので、なるべく上半身の力を抜くようにしたほうが得策です。

肺に息が入るわけですが、肺を覆っているのは肋骨です。肋骨をなるべくブロックしないようにしておけば、肺に息は入りやすくなるどころか、息を吸おうとしなくても、肋骨を広げるだけで息は肺に入ってくるそうです。

肋骨は上半身の多くの面積を占めます。ですから、なるべく上半身を固めないほうが得策なのです。

固めないというネガティブな命令を、脳は誤解します。脳は否定文の命令を受け取れず、固めないようにすればするほど固まってしまうということもあります。

ですから、そんなときは動かす、伸ばす、ほぐすなどして、能動的に体をリラックスさせていきましょう。ストレッチしたり、伸びをしたり、前屈運動をしたりすることで上半身もよく伸びていくでしょう。(♯β)

2019年4月17日 (水)

Q.ヴォイトレで自分の考えややり方を変えられるのは避けたいのですが。

A.もし本当にそんなことが起こせるなら、それは偉大なトレーナーです。メニュを変えたくらいで人の考えややり方のようなものは、そう簡単に変わりません。「まったく変わりました」と言ってくださる人の声でも8割は同じままです。電話で「誰かわからないと親しい人に言われた」などというのは変わりすぎて、危険か間違っているかと心配になります。安心してください。変わるのは、まったく何もない人だけです。これは変わるとは言いませんが。あとは変わったら大成功。変わるように全力で努力したところで、9割はあなたのままです。

Q.トレーナーとは公私でも親しくなって、何でも言ってもらいたいのですが。

A.あまりに強い依頼心や依存しようという気持ちがあると、あなたはトレーナーの後に隠れて個性を出せなくなります。それでは感性や考える力が磨かれません。歌や芝居に、教えられたものが教えられたままで出てしまいます。

Q.本番もトレーニングのようだと言われました。

A.とても親切に一挙一動まで教えられた人の演技には「レッスン中」とか「トレーニング中」と出てしまいます。先生の影響が歌や演技、発声に強く出ている人をよくみます。自立できていない、ゆえに使ってもらえないのです。舞台をもつトレーナーにもときに、注意します。先生や教師らしくしていると、それがステージに出てしまいます。日本のオペラでは教授たちが道化を楽しんでいるようにみえることもあります。

2019年4月15日 (月)

Q.喉の調子が悪いときはレッスンを控えた方がよいですか。

A.人に聞けるくらいの状態なら、レッスンに出なさいと言っています。人に迷惑をかける病状のときは別です。本番は調子の悪いときにもあるからです。それと、そういうときの可能性や凌ぎ方を知っておくことです。そういうときは、自分でトレーニングを行うより短時間集中のレッスンの方がよいとさえいえます。また、トレーナーにそういう状態を知ってもらうのも大切です。

Q.どうしても表現をセーブしてしまいます。どうすればカラを破れますか。

A.伝わって人の心に残るのは演技や声でなく、それを通して突き抜けていく気の力のようなものです。今ある形をぶち壊して練習しましょう。本番で客の前に出ると収まるように収まります。

Q.自分の価値観を大切にして活動したいのですが。

A.それなら自分で立ち上げてやるしかありません。どこでも価値観はそれぞれ違います。評価の基準も違います。しかし、一流のものは、そんな違いを小さなものとして超越するのです。どこで何を活動しようと示せるもの、人があなたに感じられるものをもつことです。

2019年4月14日 (日)

Q.緊張して、はっきり話そうとすると、呼吸も苦しいですね。

A.相手に対そうとして硬直するのは、不要なことです。(♯)

Q.対立して、うまくいきません。

A.対立するというのは、似た感情、似た行動をとって、似てしまうわけです。同化しようとしてこそ、本当の違いがみえ、一人ひとり異なることができるのです。相手を取り込むのでなく相手のなかに入ることで、心身も自由になることで、生きるのです。(♯)

Q.サービスとは、何でしょうか。

A.すぐに対応できる、安心、信頼できる、時間を無駄にしない。重要な人物として対処されること、心地よくもてなされる、丁寧に送り出される、好きなものを食べられる、ゆっくりと眠れる、こういうことです。それが嬉しいのは、誰でも同じです。(♯)

2019年4月13日 (土)

Q.歌うときになるといつも顎が歪んでしまいます。

.日常で話をするときや口を閉じているときには歪んでいないのに、歌うときにだけ歪むのであれば、本来はなくていい力みが顎に入っているせいだと考えられます。口をたてに開けてはいるが顎が力むという状態もありますが、たてにも開けられず下顎が左右どちらかに歪むほどとなると、さらに強い力みが入っていると言えます。(もし顎に痛みがある場合は専門科で診てもらってください。)強い力みが入りながら歌うのは本当に大変ですので、息を吐くのも下から(又は奥から)押し上げるしかなく、掘ったような声・こもって聴こえる声になりやすいです。そんなに強い負荷をかける必要もなく、もっとスムーズに声が進んでいく感覚、今とは全く違った境地があるのです。顎の力み改善には、顎をどうにかする以前に身体の支えの強化などやるべきことがありますが、そこは地道に取り組んでください。ぜひ、顎の力みがない状態(=母音アを単音でのばしながら簡単に顎を左右へ動かせる状態)を実現させましょう。(♯α)

Q.あのとき無理をして喉を壊さなければよかったのにと、どうしても後悔してしまいます。

.喉は壊さない方がよいに決まっていますし、壊すとわかっていたなら無理をしたはずがありません。そのときの辛さは実際に経験した人にしかわからないことです。心身への負担を考えるとお気持ちをお察しいたします。ただ、今もなおその後悔のせいでマイナスな気持ちになり続ける必要はないように思います。もし仮に、そのとき喉を壊さないでいたら今どうなっているか。と想像しみてください。その代わり喉へ負担をかけ続けていたかもしれません。この先無理をして、もっと喉を壊さないとも限りません。ですが、辛い経験をしたことで、それ以降はきっと練習時間や喉の調子などにより一層気を配るようになったでしょう。この先はもう喉を壊すほどの無理を強いないようになっているはずです。その経験が後にくるより、早い段階に知ることができてよかったともいえます。辛い経験も含めて、どれも前に進むための肥やしになってくれるのだと捉えてください。(♯α)

Q.高音は息が頭蓋骨に当たっている感覚があるが、低音の出し方がわかりません。

A.ヴォイストレーニングを続けていくと、毎度息を吐くようにいわれ続けると思います。それができてきた中級クラスになると、高音がきれいに出始めます。息が頭蓋骨(ほんとうは声帯にですが)に当たったように、美しい高音が出てきます。高音では声帯が前後にぴんと張って、そこにしかるべき量とスピードの息が当たって音が出るのですが、テンションがかかった弦を鳴らすような感じの、張りのある、いい音が出てきます。

しかし低音も、高音と同じように歌うとどうなるでしょうか。人によっては、音が割れたり、きれいな音が出なかったりするかもしれません。低音には、また低音にしかるべき量とスピードの息を使うことが必要です。

寒い日に手を温めるかのような温かい静かな息を吐いてみましょう。一般的に女性は低音で大きな音を出すことは難しいです。低音で音量を出そうと思わず、息をしっかり流すことで、ご自分の楽器を鳴り響かすことを考えてみましょう。息の強さは高音ほどではないにしても、前に息が進んでいく感覚は、高音と同じと考えていいでしょう。少ない息で、あまりスピード感なく、口の中で滞らせてだすのではなく、前に前に求心力を持って吐いていくことが必要です。(♯β)

2019年4月11日 (木)

首に力が入っているのを抜く

首の力が入っている人は女性に多いです。筋肉量が少ないせいか、その少ない筋肉、細い首で、重い頭を支えないといけないから無理もありません。
歌うときに首に青筋を立てて歌っている人もよくいらっしゃいます。ポップスの歌手に多く見られます。力任せでもマイクで調整した上で声が出てしまうので、荒は目立ちにくいでしょう。しかし、長くこの出し方を続けていれば破綻がきます。今のうちに首の力を使わないで歌えるようトレーニングをお勧めします。 

2つの側面からアプローチしていきます。筋肉を緩めることと、筋肉をつけていくことです。無駄に力を入れている部分を緩め脱力し、次に体のインナーマッスル、体幹の筋肉をつけていくということです。

首筋をもみほぐしたり、やわらかくしたり、回したりしながら声を出す習慣をつけましょう。ハミングや、小さい声、ため息のような声です。とにかく首の筋肉を使わないで声を出す練習をします。

ピラティスや、チューブを使った体操など、インナーマッスル、体幹を鍛える体操がさまざまあります。私はピラティス、太極拳、ヨガ、バレエなどをやりました。この中で、意外にもバレエのレッスンが一番ハードでした。体を支える筋肉がついてくると、自然と、首に頼らなくても声が出せるようになります。(♯β)

 

2019年4月10日 (水)

Q.プロとなるのに、どう選べばよいのでしょう。

A.もちろん、選ぶのは、自分が誰よりもできることですが、多くの人はそんなものがない。それなら、その可能性のあるものに集中投資する。そして、他の皆よりもすぐれるか、他の誰もがやらないことをやるかでしょう。この2つは違うようで、自分の世界の深さでは同じです。他の誰もがやらないことはたくさんありますが、そこに独自の価値がないと必要とされません。

Q.人前で緊張してしまい、力を発揮できません。

A.メンタルトレーニングの本でも読みましょう。人それぞれの処方があります。緊張イコール失敗するとは考えないことです。すぐれた人ほど緊張もします。緊張しないと舞台も成り立ちません。テンションと捉えてみましょう。どうにも無理なら、命をとられるわけでないと開き直りましょう。

Q.大役を抜擢され、夜も眠れません。

A.大体、人はできないことなどめったにやらされない、やりたくてもやらせてもらえないのです。抜擢されたのは、やれる、やれるようになるからです。もし実力がないのならミスキャスティングは抜擢した人の責任です。あなたは、その人の期待にこたえるべく、力を出しきってやればよいだけです。

2019年4月 8日 (月)

Q.実行力がないので困っています。

A.実行するほどの必要性がない、目標が高くない、失敗がいやだ、プライドが邪魔する、こんなところが要因ではないでしょうか。意志を強くもつためにも、目的を定めることです。

Q.先生は何でも答えられてすごいと思います。

A.よく読んでみてください。私たち自身、あまりにきちんと答えられているものが少なくて唖然とします。これは答えでなく問いかけですと言っています。こうして自分が知らないこと、答えられていないことを知る、すると、少しは次に学べるのです。それは、研究所においても、ヴォイトレが必ずしもすべての人にすべて満足いくほどにできていないことをプロとして恥と思い、克服していくためです。

Q.プロにとって、もっとも大切なことはなんでしょうか。

A.技術者なら専門技術を磨くことでしょうが、仕事ということでは、自分のできることを知ること、だと思います。できることできないこと、それは他の人との比較にもなってきます。他の人よりできること、できないこと、そして、プロの世界では他のプロが自分よりできること、自分が他のプロよりできないことを知ること。

2019年4月 7日 (日)

Q.稽古場がすべてですか。

A.その場を出てからが本番です。でも、そこが本番という人がいてもよいと思います。(♯)

Q.完全に集中したいのですが。

A.イメージからの集中は、意を注ぎます。執着を離れての統一で、のるゾーンに入ります。集中とは、注意集中のことです。(♯)

Q.不快なところでは、伸びませんか。

A.その嫌を消す、ピンチとして治療して、痛みを消す、前と違う型に変えるのです。下手をすると体をこわす、痛めてしまう、だからこそ練られてくるのです。(♯)

2019年4月 6日 (土)

Q. 軽く歌うことのメリットとは何ですか。

. 音を重厚に響かせずに、軽めに歌うことでフレージングが進めやすいというメリットがあります。一音一音しっかり歌っていると、それぞれの音の充実感はあるかもしれませんが、音が流れるように進みにくいです。軽めに歌うことでそれぞれの音符が次に向かう動きがつくために、フレージングを付けやすくなります。

また、音程に関するメリットもあります。重く歌うと、音程が下がりがちになりますが、軽めに歌うと比較的高めの音程も取りやすいため、音程がフラットになりにくいです。得に、合唱の時、多声部でハモらなければならないときには有効でしょう。

さらに、音を軽く歌ったほうが、言葉が明瞭に聞こえるということもあります。響きを付けすぎて、言葉が不明瞭になるよりは、少し響きを減らし軽めに歌うと、子音をより強めに入れていきやすいということもメリットとして挙げられます。(♯β)

Q. 歌のよさは、結局のところ歌手の技量よりも、曲そのもののよさではないのですか。

. もちろん、曲そのものの良し悪しは大きいですが、真に優れた歌手は、そんなものを簡単に飛び越える力を持っています。

こんなエピソードがあります。ある時作曲家のロッシーニは、高名な舞台女優と議論になりました。ロッシーニは「歌の力は作曲家の力であって、歌手の力が全てではない」と主張。それに対し女優は「それはそうだけど、私はどんなつまらない作品でも、そこに命を吹き込めます」と答えて、「なんでもいいから読んで聞かせます」と、手近な紙を持ってこさせました。その紙は洗濯屋の伝票。「○○様お預かり、シャツ1枚、ジャケット2枚…」おそらくそんな内容の伝票を、女優は読み上げていきます。その声と情感に、その場に居合わせた人々は息をのんで聞き入ってしまい、数分後にはそこにいた全員が、感動のあまり涙を流していました。ロッシーニは自身の負けを認めたそうです。(♯∂)

Q.レコーディングで声が固まると、もうそこから抜け出せません。

.声が固まったと感じるときは身体も固まっているので、大抵の場合は息が流れない、(そのせいで)喉が力む、この二つが大きな理由だと考えられます。狭いスペースで、身体を現状よりも緩ませる、息の流れを促す、これらを叶える手段のひとつとして「前屈」での方法をご提案します。

まず身体を緩ませたいときは、肩幅より足を広げ、身体を前に倒し(頭もダランと下ろす)、腕を左右交互に前回しをします。肩甲骨から動かすつもりで、クロールのように大きく回す方が効果的です。ある程度行ってから身体を起こすと、行う前より背中も胸も広がっています。また、息の流れを促したいときは、上記のように前屈になり、頭を下ろしたままで発声又は曲を歌います。頭が持ち上がると首に力が入るので、必ず頭を下ろして行います。上半身(又は頭)を上下にぶらぶら揺らしながら行うと、頭が上がりにくく、使う息も勝手に増えるのでお勧めです。直後に身体を起こして歌ってみると、前屈をやる前より必ず息が流れる(=声が進む)はずです。ぜひ自力で現状を打破するための手段として活用してください。(♯α)

2019年4月 4日 (木)

外国語を歌うコツ

日本語とヨーロッパ言語とで大きく違うのは、子音母音ともにその種類が比にならないほど多いということではないでしょうか。日本語はあいうえおの5母音であるのに対し、英語の「ア」は明るいア、暗いア、アとエが混ざったようなア、さらにそれが長かったり短かったりします。英語の単音母音だけで15個もあるといわれています。二重母音、三重母音を合わせるとさらに増えます。

まずは、各言語に特徴的な母音の違いを的確にとらえることが必要になります。英語は私たち日本人にとっては一番なじみのある外国語ですから、辞書を引いたりしながら発音記号を見て、何とかその母音の違いを認識することができるでしょう。フランス語はあいまいな母音や鼻母音が大変特徴的かと思います。ドイツ語はウムラートの母音(オの口でエと発音したり、ウの口でイと発音したり)など。各外国語に特徴的な母音をマスターすることから始めてみてください。(♯β)

2019年4月 3日 (水)

Q.絶対にヴォイトレで間違えたくないので正しいトレーナーを教えてください。☆

A.間違い、正しいという区分自体がおかしいと思います。それでもというなら、大きなリターン、成果を期待しないこと、時間をたっぷりかけること。それが間違わない秘訣です。それと同時に、他の人がやれば間違いになるものを魅力にまで高めた人が一流というものだと、頭のどこかに入れておいてください。

Q.世界の一流のアーティストのヴォイストレーナーは、一流の手腕をもつのですか。

A.私もその何人かに会いましたが、技量はともかく、一流のアーティストが来るだけの何かがあるのは確かです。そのうちの一人は、アーティスト顔負けの、すばらしい声をしていました。ただし、一流のアーティストを育てたのとは違うと思うのです。一流のアーティストになりたいと言っても、誰かが教えて必ずなれるものではないでしょう。(海外のヴォイトレは、いくつか述べてきましたが、いつかまとめるつもりです。ここに長くいるプロの何人かも受けに行っているので、そういう感想も合わせます)

しかし、声の後進国の日本では、現実に私のところでは、歌唱力のあるプロについては、どのトレーナーがついても大丈夫です。アマチュアのなかでもどうにもならないような人をどう伸ばすのか、プロにまでするのかこそ、実力が問われます。

Q.計画性がなくて、トレーニングが続きません。

A.歌手や役者はあまりプランニング能力に長けていません。アスリートもコーチがいないとそうかもしれません。だから、夢みて、エイヤッと気持ちでやれるのですから、こまごましたことはコーチ、トレーナーに任せることです。そのためにいらしている人もいます。

2019年4月 1日 (月)

Q.ヴォイトレの工夫が足らないのは、どう補うのですが。

A.一つの声を何のためにどう出すのか、そして、その結果どうだったのか。これらをチェックしてみてください。私がトレーニングの見学をしていると、その多くは、ただ声を出している人ばかりです。それではウォーミングアップです。レッスンやトレーニングは課題をもって取り組むものです。トレーナーもまた、いちいち言わなくてもよいのですが、何のためにその声を出させるのか、そのメニュを使うのかは、探究しておくことです。

Q.がんばろうと思うと力が入ります。

A.やるまえに思うのはよいのですが、やるときには、思わないことです。これもレッスンやトレーニングから学べることの一つです。普段からがんばっているなら、普段のままにしよう、で通じるものでしょう。きちんとできていないから、そういう欲が出ます。そういうときは、がんばっていたときのことを思いだして、脱力しましょう。それもなければがんばりましょう。力が入ってもがんばりましょう。実力でなく、その姿勢で凌ぎましょう。

Q.ヴォイストレーナーは、声をチェックするのにどこをみているのですか。

A.体の動きはもっともわかりやすいところです。そこで大切なのは、表面よりも内部の動き、呼吸をみます。呼吸がどう発声になって共鳴しているのかをみます。みえないものを自分の体と発声の感覚に置き換えて感じます。そこで不具合を感じたことを直すために注意したり、メニュで変化させ矯正します。

私は、ときに自分の体を捨てて、他の体にあてはめてみることもあります。すぐれたトレーナーやアーティストの体の感覚を借りることもあります。

2019年3月31日 (日)

Q.一体感って何ですか。

A.茶道では、主客の役割は歴然と区別されますが、いつでも入れ替わるのです。もてなす側、もてなされる側は逆転するというようなことです。同期、シンクロするのです。「一座建立(こんりゅう)」「賓者歴然、賓者互換(ひんじゃごかん)」といいます。ハーモニー、バイブレーションも、入力を大きくして、そのキャパを拡げます。

(♯)

Q.加齢には、筋トレですか。

A.若いときと年を経ていくときとは違うでしょう。つくるのと保つのとの違いです。部分を強くではなく、体を均等に使うことが大切です。(♯)

Q.股割は、何にでもよいことですか。

A. 肩甲骨や股関節を固めないこと、柔軟にすることは、全身に有効です。ただし、180度開脚ができたからといって、それだけのことではないでしょうか。(♯)

2019年3月30日 (土)

Q. レッスン前にやっておくとよいヴォイストレーニングを教えてください。

.体と呼吸と声のウォーミングアップを、適度にしておくことがよいでしょう。レッスン内容によっても、少し変わってきます。声を出すことが多いレッスンでは、体と呼吸のウォーミングアップをしっかりとしておくことが大切になります。ストレッチと軽い運動をして、体を充分に動かしやすくしましょう。呼吸のトレーニングもして、声をコントロールしやすくします。

声はレッスンでしっかり使うので、レッスン中に声が疲れたりしないよう、軽めに出すだけにしておきます。声のウォーミングアップ中にとても調子がよい声が出て、レッスン開始時には、もう喉が疲れているなどといったことにならないように、気をつけましょう。

呼吸や息、あるいは体を動かすことが多いレッスンの前には、声はしっかりとウォーミングアップをしても、体や呼吸などのウォーミングアップはほどほどに抑えておきます。レッスン中に疲れてトレーナーの指示に応えられない状態にならないよう、気をつけましょう。

体や声が慣れてくると、レッスン内容と同様のメニュを、ウォーミングアップとして使っても、レッスン中に疲れなくなるかもしれません。そうなれば、レッスン中にさらにその先へ進むことができるでしょう。理想は、レッスン内容と同じメニュのウォーミングアップです。

(♭Ξ)

 

.よい発声をするということよりも体を温めておく、声を柔軟に使えるよう、必要な体の場所をほぐしておくなどが重要かと思います。「声を起こす」と言ってもよいかもしれません。重要なのはレッスンを受ける前に声が疲れさせないということです。

1.唇の柔軟(リップロール、等)

2.舌の柔軟(巻き舌の訓練、舌を前にだしたり、舌先を軟口蓋につけた後すばやく前にはじく訓練。舌を前にだして左右に動かす 等)

3.軟口蓋の柔軟(あくびの要領で軟口蓋を上げる、Gの発音の場所を鳴らす。ドナルドダックのような声)

4.下顎の柔軟(舌先を下前場につけたまま、顎を左右に回す。顎を前後に動かす)

5.お腹の柔軟(ドッグブレス、お腹をゆっくりへこませ波うつような動き)

6.肩首の柔軟(肩甲骨を意識しながら回す、首を回す 等)

7.6を行いながらハミングや好きな母音を音程は決めず楽にでる音域で音をだしてみる。

8.仰向けになり13を力まないように楽に出る音域を、ハミングや母音で歌ってみる。(♭Σ)

 

.声を出せる環境からレッスンにいらっしゃるのであれば、発声や曲を歌うなど声を出しておくと、出さないで始めるよりレッスンの効率は当然上がります。ただトレーニングの内容は、人それぞれなので明言することは控えます。ご自身の声が早く立ち上がるトレーニング方法を把握してそれを「ウォーミングアップ」として行うのがよいでしょう。時々ご自宅やカラオケで12時間位声を出してきたという人がいますが、やり過ぎです。レッスンではすでに声が疲れ気味の場合が多々あります。

一方で出先やお仕事先からいらっしゃるのであれば、声を出して来られなくとも、例えば着くまで歩きながら息吐きをする、ちょっとした時間に身体を広げるストレッチをするなど、声を出すための「身体」を少しでもウォーミングアップすることです。是非試してみてください。(♯α)

 

.レッスンで出された課題を、復習しておくとよいと思います。自宅でできるような課題であれば、その課題をこなして次のレッスンに臨まれると、先の課題に進みやすくなると思います。実際に声を出して練習するに越したことはありません。

体が硬い人や息が吸いにくいという人は、事前に体をほぐしたり、ブレスの練習をしておくと、役立つと思います。

付け焼刃ではなかなか改善されないのがヴォイストレーニングなので、少しでもレッスンで得た内容の状態を、日常に応用してみてください。

トレーナーとしては、改善点を見出し、次への課題を提供します。できるだけ課題をこなしてみてください。すぐに完璧なものにならなくてよいです。繰り返し行い、実力を上げていくことが目的です。(♭Я)

 

.私はいつも現場に向かうときにやっていることがあります。特に久しぶりに声を出すとき、現場についてすぐ歌わなければならない時などは必ずするようにしています。

まず口蓋を上げながら息を吸い込んで、口蓋を上げることに慣れます。しばらく歌っていないと口蓋がなかなか上がらないことがあり、これができないと声がかすれてしまうからです。次に舌根を下に下げて喉の奥を開けるようにしながら呼吸します。このように喉の奥を開けることに慣れさせます。

そしてお腹を動かしながら呼吸をして、体全身で息を吐けるようにアップします。お腹がフレキシブルに動くようなったら、次は横隔膜を動かします。ドッグブレスのようにします。これも歩きながらでもできます。そして横隔膜の動きに合わせて声も出していきます。短く「アッアッ」と声帯を合わせて発声します。

最後に、どこでも人に迷惑が掛からずできる発声としましては、ハミングで小さい音で「ンー」と低音から少しずつ上げていきます。

このようなことをやっておけばレッスンで、すぐ声を出せるのではないでしょうか。(♯β)

 

.いきなりフルヴォイスを出すと故障の原因になるのは声もスポーツも同じなのです。運動前のウォーミングアップと同じように考えるとよいと思います。

レッスン前だけではなく、日々のトレーニングのメニュにしてもよいと思います。

身体をほぐす順番に記します。

・あくび

あくびをすることはできますか(毎日仕事で精神的に緊張状態で過ごしているという人が、いくらあくびをしようとしてもできないとおっしゃっていました。)

声を出しながら涙が出るくらい大きなあくびを繰り返します。

・喉頭筋のストレッチ

あくびをしたままの喉で(口は軽く閉じてもよい)ゆっくりこれ以上向けないところまで右を向き、5秒キープ。

ゆっくり戻します。同じことを左もします。左右3セット行います。

aeの母音で舌根を柔らかくするトレーニング

口の形ではなく、舌の位置を変えてaeの母音を交互に出しながらスケールの練習をします。

・リップロール

・タングロール

・低音でのハミングのロングトーン

ハミングをしながら一緒にゆっくり首回しもよいでしょう。

・横隔膜を起こすトレーニング

犬のように「ハッハッ」と横隔膜を動かして起こします。

以上は、大きな声を出さなくてもできるウォーミングアップです。

レッスン前の待ち時間や自宅での練習メニュに加えてみてはいかがでしょうか。(♯ё)

 

.次のような息吐きのトレーニングをやっておくとよいと思います。

1.弱めに「ふー」と息を吐く。息を吐いてしまっても、数秒はそのままの方向におなかを動かし少し待ってからおなかをリラックスさせます。そうすると息が自然に入ってきます。これを数回。

次に前屈をしながら同じことをやります。下に倒しながら息を吐ききり、バウンドを軽くつけながら最後まで吐いてしまいます。数秒待って、ゆっくり息を吸いながら元に戻ります。ゆっくり背骨をまっすぐにして、肩をのっけて首をのっける。これも数回。

2.弱めに「はー」と息を吐く。息が口の上の部分にあたっていることを確認する。数回やったら途中から声を混ぜる。「はーあー」。あくまで息を吐くことをメインに。数回やったらはじめから声を入れる。声を出すことを目的にしない。「あー」。数回。

3.肋骨の下に手を入れて、激しく速く息を吐く。5回ワンセットからはじめて、10回ワンセット、時間で測って5秒~2分程度まで。

.sで息を吐く。弱く長くを数回、強く長くを数回、8拍のカウントで数回繰り返す。(♭∴)

 

.体を活性化させた状態でくると、レッスンはより有意義な時間となります。声を出すというのはアクティブな行為です。

寝起きにいきなりよい声で歌える人はいません。最低限、レッスンの2時間以上前には起きて、誰かと軽く会話をして、少し歩いてからお越しください。

私がおすすめしているのは、ストレッチをしながら強めの呼吸をすることです。上体をひねったり、体側を伸ばしたりしながら、「ハッハッハッ」と1020回鋭い息を吐きます。これで横隔膜が動きやすい状態になります。

ヨガ、軽いジョギング、ラジオ体操、ウォーキングなどの有酸素運動をしてからいらっしゃるのもよいです。

そんな時間の取れないご多忙な人は、駅から着くまで、たくさん息を吸って、なるべく長い時間吐かずにキープしたまま歩いてきてください。移動中にできる横隔膜の鍛錬です。(♯∂)

 

.あまり声を出さずに、ハミングと少し声を出す程度でよろしいかと思います。

・ハミングで5度の音階(ドレミファソファミレド)を上下無理のない音域で。

・ハミングでほぼ1オクターブ(ドレミファソラシドレドシラソファミレド)の音階を上下無理のない音域で。

・好きな母音で声を出して5度の音階を上下無理のない音域で。

これらのトレーニングをする前に、歩いたり、ストレッチをしたりなど体を動かし、体全体の血行をよくすること、ブレスのトレーニング(例えば、長く息を吐ききった後に息を吸う。など)をすることをお勧めします。(♭й)

2019年3月24日 (日)

Q.指導で、必要なこと以上を求められているように思います。

A.まずは与えられたことをやりましょう。自分のよしとするよりオーバーすることを求められるのは当然です。求められることをオーバーするくらいやってこそ、可能性が開けることでしょう。マックスを想定するべきです。

(♯)

Q.成長したいのですが、思い通りにいきません。

A.何が、でしょうか。現実との間で悩んで、現実に対処していくと、いつしれず対処できるようになる、これが成長です。(♯)

Q. ウエイトトレーニングは、よくないと言われました。

A.ウエイトトレーニングの欠点は、筋肉をつくるので部分的に偏り、そこも重くなることです。相撲などでは、近年、筋トレなどで大きくなった力士が増えました。そのため、怪我も増えたのではないかと言われています。

でも、だからよくないとはいえません。(♯)

2019年3月23日 (土)

Q. 歌うとき力み過ぎていると言われて、今までの感覚を否定された気分です。これから全く違う感覚を構築するということでしょうか。

. 歌唱時においては、声のボリュームと身体の感覚は比例するものではありません。声を強く出したら身体も(喉を含む)強い圧力を感じる、逆に弱い声を出したら身体への圧力は弱い、ということではないのです。もし、これまで喉で声を押し身体も力の限りで歌っていたとしても、聴き手に力強い声が届いているわけではないのです。大抵の場合は力み過ぎると息が流れない、でも声を押し出そうとする、この悪循環で響きのない声や側鳴りの声になってしまうからです。そこから抜け出すためにも、今までの感覚を否定されたと捉えずに、今までのそのエネルギーをもっと歌声に活かせる手立てがあることを知った、それを身につけたらもっと歌いやすくなるのだと、前向きに取り組んで頂きたいです。今までの感覚と違うものにはなっても、身体を使った発声にすることで、元々兼ね備えているパワフルさを発揮できる=今までのものを活かしていける、と捉えてください。(♯α)

Q. 最初の音を押しているといわれます。

. 最初の音を喉で押し出す傾向の人が、たまにいらっしゃいます。声がしっかり出ているか不安になり、自分の音を常に聞いてしまう習慣があるのかもしれません。しっかり出ていないような気になれば、余計に押してしまうということ考えられます。

ホールではあまり音が返ってこないと、どんどん押してしまって、しまいに喉を壊したり、悪い癖がついたり、最悪の場合は結節ができてしまうような歌い方になったりということが考えられます。

声は押しださなくても、いい響きで、おなかで支えられた声が出ていればいいのです。そのために必要なことは息で声を導き出していくような感覚です。これを体感で覚えていく必要があります。

声は喉で押さえて、押し付けて、圧力をかけて出すのではなく、喉はあくまでも力まず、よく開いて、力を籠めずに息に乗せていくという方法です。

訓練としては、この感覚を得られるよう、自分の声を聴かずにただひたすら息を流すことに徹しましょう。どうしても聞いてしまう人は、耳を手でゴシゴシとさすりながら歌ったり、イヤホンで何か聞きながらやるといいかもしれません。喉で押さないという感覚を得られるよう訓練してみてください。(♯β)

Q. 曲を歌っていると、もっと軽く歌うように言われますが、軽く歌うとはどういうことなのでしょうか。

. 曲調をとらえて表現して歌おうとすると、メロディーを重厚に響かせて重々しく歌うほうが効果的な場合と、軽くメロディーをとらえて音符を走らせるかのように表現するほうが効果的な場面とがあります。

軽く歌うように言われるということは、早いパッセージや軽やかな表現を求められる場面で、重厚に歌いすぎているのかもしれません。言葉が矢継ぎ早に出てくるような曲では、重く歌っていては間に合わない、もしくは表現に似つかわしくないなどのことも考えられます。歌の設定として、その主人公の年齢が若く設定されている場合なども、軽やかに歌ったほうが、その曲の内面に近づけるでしょう。

では実際に軽く歌うにはどうすればいいのでしょうか。少し音符をスタッカート気味にしてみてください。音符の音価いっぱいに時間を使って歌うというより、四分音符だったら、その半分の八分音符くらいの感覚で歌ったり、音の最後のほうは休符が入っているかのように、音のない時間を作ってみてもいいかもしれません。

あとは言葉をよくしゃべることです。子音をよくさばいて、早口言葉に対応するかのようにしゃべります。その言葉のまとまりや、フレーズのゴールに向かっていくように音を走らせてフレージングを作ってください。

(♯β)

2019年3月21日 (木)

音を音楽的に歌う

トレーニングを始めて年数が経っていない人によく見られるのは、音を一つ一つ止めて歌っているような歌い方です。日本語は一音節に大体一音当てられているので、音符に忠実に歌おうとすると、流れが止まってしまうのかもしれません。たとえば「かえるの歌が」と歌いだしたときに、「か、え、る、の」と一つ一つ止めてしまい、音同士をレガートに歌えないということがあります。
音楽的に歌おうとしたときに「かえるの」この四つの音節は同じ価値で歌ってもいいものでしょうか。語頭は大事に歌うべきだと思いますが、「かえる」この三文字の中でも大事な音、少し抜く音、次につなげてスムーズに橋渡しする音などのように、機能を変化させてもいいわけです。しかも「かえるの」の「の」は助詞なわけですから、なおのこと同じ価値で歌わなくてもいいのだと思います。
音がどんどん次に向かっていくように歌えたら、今度はフレーズ単位で考えてみてください。大体に曲は2小節段位、4小節単位、8小節単位でフレーズが作られています。まずは少ない単位から練習し、最終的には一曲(複数の番がある場合は一番のみなど)すべて視野に入れたまま音楽をスタートさせることができたら、曲のまとまりができてくると思います。(♯β)

2019年3月17日 (日)

Q.真面目すぎるのか、他人のまねや他人の言う通りにしてしまうのです。

A.どこをまねたらよいのか、どこをまねないのがよいのかを考えましょう。そこから、どう作り出すのかを考えましょう。わからなければ、そのまままねてみます。

(♯)

Q.トレーナーの言うこととすることに違いがあるときは、どうするのですか。

A.トレーナーが、あなたのためにしていることは、トレーナーのすることでなく、あなたのすること、した方がよいことです。トレーナーのすること、できること以上を目指しましょう。(♯)

«Q.発声で上手くできた方法は、曲を歌うときにも試してよいですか。