2012年5月28日 (月)

Q3845.響きのポイントを探していますがうまくいきません。

A.海外のオペラ歌手の映像を見たことはありますか。体の拡張がとても大きく、息を吸うときに音が聞こえる人もいます。このような映像を見ると、響きばかりに固執して声のスケールが小さくなっては意味がないことがわかると思います。喉で詰めやすい声にもなっていきます。大きく呼吸を動かすにはやはりエネルギーがとても必要になってきます。朝から声が出しづらいのは、この呼吸器官が眠っているために体が充分拡張できず、喉に厚みを持たせることによっていつもの声の響きを作ろうと体が働く事がひとつあります。ので、朝から練習する場合はとくに気をつけてください。この、大きな呼吸の流れによって大きな表現力がうまれ、感動させられる声が出て行くわけです。スケールの小さな歌手にならないようにしましょう。(♭∀)

 

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2012年5月27日 (日)

Q3844.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(9)

A.私自身は地声-裏声、胸声-頭声-ファルセットの使い方をけっこう相手や業界に合わせて、先方が使うように使っています。音声生理学などでも、新しい本にはそれぞれ定義があるのですが、訳語であるから、混乱させられるし、男性と女性でも考え方が違うし、まして地声、裏声になると、尚さらです。この共通Q&Aは定義や結論を出すためでなく、レッスンで使われるあり様をオープンにすることに意義があります。(トレーナー個人の見解というより、現在の日本の音大などでの使われ方の違いとみてください)これが学者か専門家の定義と違っていても私は個人レッスンということではトレーナーのレッスンにおいて効果がでていたら、どんな定義やことばでもよいと考えています。(福島英)

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2012年5月26日 (土)

Q3843.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(8)

A.私自身、裏声とファルセット、頭声の区別については正直厳密なことは答えることができません。その区別の仕方も統一されていないようです。低声から高声に向かってあげていくときに、よく「声がひっくり返る」という状況がありますが、ひっくり返る前が地声、ひっくり返った後が裏声、ファルセットと呼ばれる声です。ではそのときに喉ではどういうことが起こっているのでしょうか。まず我々は声域を変化させるために、声帯を合わせる強さを変化させたり声帯を伸ばしたりしてコントロールします。低音を発するときに声帯を広い範囲でゆっくりと大きく振動させています。逆に高い音は声帯を合わせ短く使い小さな範囲でより速い振動をさせているのです。ところが声帯を合わせる力が足りなくなった時点で緩んでしまい、声門が合わさらない状態の発声することとなります。それによって「抜けたような声」になってしまうのです。これが裏声です。頭声ですが、地声や裏声の区分の仕方とはまた別な概念で、これは胸声と対で響かせる位置による区別だと思います。その名前の通り胸声は胸に響かせる声、頭声は頭(鼻腔、副鼻腔)に共鳴させる声です。(♯Λ)

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2012年5月25日 (金)

Q3842.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(7)

A.地声は声楽的な発声ではなく普段話す声のまま歌う状態で、喉が開いてない(声帯がよく閉じていない)状態なので喉頭に負担がかかります。そのため、ある一定の高音に達するとその負担に喉が耐えられず、力をぬかざるおえなくなります。その状態が裏声です。 裏声は裏声だけでも出すことはできます。声帯を閉じず(声帯を振動させず)、響きだけで歌えば裏声になります。声帯がよく閉じた声楽的な発声に比べ、息が漏れるので息の消費が多くなります。それに対し、頭声とは声楽的発声により、声帯は閉じた上でさらに伸びた状態で歌われるものです。その際、額や鼻腔にある共鳴腔と呼ばれる空間に声を響かせます。頭声か胸声かミックスヴォイスかの変声区については、各々響きにくくなったと感じる音でそれぞれの声区の響きの割合を変えていきます。(♯Θ)

 

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2012年5月24日 (木)

Q3841.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(6)

A.地声というのは胸声発声の声〔日頃おしゃべりする時の声など〕で、裏声は頭声発声の声だと考えます。

ファルセットは、変声期を終えた男性の声がわかりやすいと思われますが、頭声の感覚とはまた違う声で、実声とも違う、もっと後方に抜けた感じの声です。辞書の中では、『使えない声』と言うような記述もあるくらいです。最近の、J-POPなどではとても流行の歌い方ですね。男性の頭声より少し柔らかい声なのが特徴です。女性の頭声発声に少し近い感覚があると思われますが、実際には女性の声で頭声は実声ですので、頭声であっても、ファルセットといわれる声は無いかもしれません。ファルセットの定義も色々な人の見解があるようです。(♯Δ)

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2012年5月23日 (水)

Q3840.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(5)

A.地声は、いつも、話している声のことです。裏声は、地声の反対語ではないかと思います。普段、話している声よりも、はるかに高い声、という認識でいいと思います。ファルセットは、息を吸いながら、声を出してみてください。それが、ファルセットの響きです。そして、頭声。これは、よく、ジャズヴォーカルで使われる、胸声の反対語に思われます。いわゆる、クラッシックで使われる、鼻腔を使った声のことではないかと思われます。

どの音から、裏声で、どの音までが、頭声なのか、といのは、人それぞれ、音の違いはあります。地声、裏声、というのは、歌声の中で使われる表現というよりは、セリフなどで、生かされることばではないかと思います。裏声と、ファルセット、頭声の違いは、本当に難しいですが、ファルセットは、スキャットのような、イメージで、裏声のほうが、歌の広範囲で使われているように思います。ファルセットは、歌の中のある1音というような、集中した音で使われるような気がします。どれも、響きは似ていますが、ことばによって、使用される箇所が違うのではないかと思います。いずれも、高音で使われることばですが、ファルセットは、とても高い音で、頭声は、クラッシック全般に言えることだと思います。そして、裏声は、ポップスなどの、高音が続く部分で、必要とされる、唱法なのではないでしょうか。いずれも、微妙な違いですが。うまく使いわけられるとよいと思います。(♯Ω)

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2012年5月22日 (火)

Q3839.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(4)

A.裏声、ファルセット、頭声の区別というのはそれぞれで違うと考えます。それぞれが師事してきた先生がたでも言い分は違うと思います。

私の場合これまでは裏声とファルセットは同意語、頭声は地声とファルセットがミックスされた声という認識でいました。

しかしドイツのブレーメン国立音楽大学教授、小松英典氏は「裏声」ということばをミックスされた声としてレッスンでとりあつかっていました。また頭声ということばは私自身の経験からいくと女性のレッスンで多く耳にすることばです。

人によってことばを判りやすくする為にかえることはあるかもしれませんが基本的なことばの取り扱いとしては、「裏声」は地声とファルセットのミックスされた声。「頭声」「ファルセット」は同意語であると私のレッスンではしようと思います。

変声区は大きく分けて2箇所あると思っています。低音域から中音域への移行、中音域から高音域への移行。この音域がどこになるかでそれぞれの声部が決まってくると思います。女性は低音から中音への移行を大事に、男性は中音から高音への移行を大事にレッスンしています。

共通していえるのは私のレッスンではこの変声区がレッスンの中での特に力をいれている部分です。(♭Σ)

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2012年5月21日 (月)

Q3838.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(3)

A.これに関する問題は、男女や、発声のメソードの微妙な違いなどにもよって、用語使用の混乱自体が根底にあることを、まず、押さえておいていただきたいと思います。

さまざまな使われ方をしているなかで、同じことばが違うものをさしたり、違うことばが同じものをさしたりと、混乱しているようです。

私の中では、「話し声として自然に使われる声。喉にかかる声。無理に大きく出そうとがんばると喉が痛くなる声」を地声、高い音をどうしても出そうとするときに、「喉を使わずにほとんど息だけで出す声。喉に、とてもかけにくい声。どんなに無理に大きな声を出そうとがんばっても、喉が痛くならない声」を裏声として解釈して使用してきました。

私が高校生時代は、男性は裏声をほとんど使う必要がなく、また、使うこと自体が女々しく、少し屈辱的な感覚もあり、なるべく使いたくなかったこともあったので、ファルセットは、裏声とまったく同じ意味だと思っていました。ことばを変えれば、実声が地声、仮声が裏声として使っています。

これに対し、頭声は地声高音域、胸声が地声低音域、中声が地声中音域として、理解し使用しています。(地声を、胸声として使用しているひとは少なくないようです)

変声区、チェンジは、地声の中でのみ、あるいは裏声の中でのみおこない、地声から裏声に移行してしまうことは、「声がひっくりかえる」こととして、チェンジとしては、あつかっていません。

上記の頭声・胸声・中声は、男性にあてはめた場合で、女性の場合は、すべて裏声としてあつかっています。またこれは、声楽家の発声に関するもので、他のジャンルでは、事情が違ってくると考えています。(♭Ξ)

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2012年5月20日 (日)

Q3837.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(2)

A.まず、裏声とファルセットの違いについては様々な見解がありますし、発声テクニックとして別物と考えた場合シンプルな考えができなくなるということもあります。のでこの二つを特別に分けて考えないようにしたいと思います。地声は、喉声のような印象もありますので、胸声と定義付けようと思います。

胸声区、頭声区、ファルセット、という3つの区別をするとします。ひとつ前もって注意してほしいことは、この3つの声には関連性がかならずあります。3つを使い分けるというより、3つの割合が変わると考えてほしいと思います。

まず、第一パッサッジョ(パッサッジョ受け渡すの意)で声を頭声区に受け渡すことができなかった場合、音の質が胸声から急に浅い音色になってしまいます。つまり、低音は充実しているのに高音になると急に音がやせてしまう場合は、頭声区がうまく使えていないことになります。

ファルセットに関しては胸声、頭声と少し異なりますが、頭声区でより高い超高音に差し掛かったときに必要になってきます。ファルセットは、声門閉鎖を少し弱めて出す発声テクニックのために、多用することは地声に悪い影響を与えかねません。したがって、ファルセットに関しては超高音歌手以外はあまり考える必要もない声区だとも言えます。(♭∀)

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2012年5月19日 (土)

Q3836.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(1)

A.基本的にポップスでは地声を中心にトレーニングしていきます。また声楽では裏声でトレーニングしていくと思うのですが、だからといって地声で歌うことに役立たないのかといったらそうではありません。声楽においては、しっかりと体を使い、体から声を出すことを学んでいき、またひびきを上に集めて、のどへの負担を軽減させていくことが学べるはずです。そうしたことを学んだうえで、地声で気持ちを込めて歌っていくことが大事なのです。

また地声で歌っていても、ある部分は裏声やファルセットで歌うこともあります。そのときのために裏声を学んでおくことは必要かと思います。その際には、地声と裏声の境目を音で決めるのではなく、そのフレーズ・メロディで境目が変わってもよいと思います。そのメロディの中で、息の流れでつなげていく、その中で地声と裏声をなめらかにつなげていくことが大事なのです。不自然にチェンジするのではなく、流れの中で自然に(地声⇔裏声が)変化していけるとよいですね。(♭∞)

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«Q3835.鼻をつまんで普通に歌えるポジションというのは、これは地声の発声の正しいポジションを探すということで理解してよろしいでしょうか?換言すれば、レッスンでやったときの中音域の私の発声では、地声に一部裏声を混ぜているmix voiceのようになっていると考えてよろしいのでしょうか。