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ヴォイトレレッスンの日々

2018年8月15日 (水)

Q.チェンジ・オブ・ペースで変化をつけるとはどういうことでしょうか。

A.チェンジ・オブ・ペースとは、ペースをチェンジする、つまり調子を変えることです。重要な部分は力を込め、ゆっくりと言います。ゆっくりと言うことで重要な点であることを示します。

たとえば、聞いていると退屈するどころか、なぜかどんどん魅き込まれていく、そんな人がいるでしょう。話題も大したことでないのに、次のひと言が待ち遠しい。その話し方に自然と含まれている技術が、チェンジ・オブ・ペースです。

自分の声をテープで聞いて、単調で味気ないと思うのなら、それは多くの場合、調子が変わらないからです。慣れていない人が話すと、大体こうなります。変化がないと、聞いている人が退屈します。でも、あなたが、少なくとも友だち皆に退屈な奴だとは思われていないのなら、友だちと話す時には、ある程度、チェンジ・オブ・ペースをしているのです。(Э)

Q.テンポは、どう使いわけるのですか。

A.スローテンポのとき

難しい話をわからせる、信じさせる時、また、ゆっくりと「噛んで含めるように」話します。

難しい話(や箇所)、抽象的な話(や箇所)、数字・専門用語、初心者、外国人、メモやノートをとる人が多いとき

アップテンポのとき

自慢話や相手があまり聴きたがらない話は、スピードをあげて、早く切り上げます。

簡単、わかりやすい、具体的、重要でない話。詳しい人が多いとき。反省させたり納得させる必要のあるときには、ポイントなどを中心にします。(Э)

Q.聞き取りやすいテンポとスピードとはどのぐらいでしょうか。

A.話のスピードに決まりはありません。聞き手によっても、話の難易度によっても違ってきます。むしろ、話し手のスタイルに関わるものです。途中で速くなったり遅くなったりしてもよいです。ただ、それが聴き手にとってわかりやすくなるように工夫されていることが必要です。単調で退屈で眠くなることは避けなくてはなりません。聞き手の気持ちになって、変えることです。(Э)

2018年8月14日 (火)

Q.意識したら耳に入ってくる声とは、どんなものですか。

A.自分の目標をしっかりとイメージしたら、自分に必要な情報は入ってきます。声も同じです。五感のアンテナを立てましょう。

あなたの名は、呼ばれたら、あなたはよく聞こえるはずです。先月、ジャマイカの空港で私は場内呼び出しを受けました。そのとき放送を何も聞いていなかったのに、自分の名前が聞こえました。

機上で映画をみて眠くなって目をつぶっていたのに、ストーリーは何となくわかります。自分の知り合いの名と同じなら、耳に飛び込んできます。これも、カクテルパーティ効果でしょう。

自分に関するもの、自分の好むもの、必要なものは、声を通じても入ってくるのです。

あなたの好きな人の声や身内の声は、黙っていても聞こえてきます。そのうち心のなかに聞こえてきます。おかあさんの心、そして心の声と。そしたら、それに従えばよいのです。(♭б)

Q.声の録音のチェックを知りたいです。

A.録音して、10ヵ所チェックしてみてください。次に吹き込んでください。

これを10回くり返してみてください。それだけでも、かなり見違えるようになりますよ。これを最低ラインのチェックとしてセットしましょう。

内容の問題ではよしあしありますが、それ以上に大きいのは、話し方、呼吸、声の使い方なのです。(♭б)

Q.チェックすべきことは何ですか。

A. 難しいことをとてもわかりやすく話せる人がいます。簡単なことをよくわからないように話す人もいます。内容でなく伝え方です。100点満点の採点なら、内容30点、声での伝え方70点なのです。

なのに、そこに頭がいっていないと、文章ばかり書き替えることになるのです。その挙げ句、あがって支離滅裂になる。自分の言葉でないから、なおさらです。いつも話しているようにつくりましょう。(♭б)

2018年8月13日 (月)

Q. 日本人が外国語会話を苦手とするのは、なぜですか。

. 英語を勉強しようという人の中には、読み書きばかりしか学んでいない人が多く、会話力の弱さは、大問題でした。そのため、話す力、聞く力が教育面で強化されることとなり、ようやく、ヒアリングと発音の指導のレベルは上がってきました。しかし、まだまだ足らないのです。

グローバルな世界、国際社会の中において、日本人の話す力(私はあえて音声言語表現力といっていますが)が弱いことは、風土や生活や国民性などに原因がありますが、日本語の音数(私たちが認識しているものとして)が少ないことも大きな原因です。そのために音数が多い他の言語に比べ、それを教育としてしっかりと学んできていないこともあげられます。加えて、音声でのコミュニケーションを重要視してこなかったために、耳や発声器官が鍛えられていないのです。(♭ф)

Q.外交官のヴォイトレについて教えてください。

A.私が歌手以外で最初に受け持ったのが、エアロビクスのインストラクターと学校の先生、そして外交官の方でした。

「外国人と討論すると、最初は落ち着いた声で、互角にわたりあっているのです。しかし、長くなってくると、私の声は高くなり、息が続かないので、ハイペースになります。英語力では負けていないのに、声が上がってきて、それで負けてしまったような印象になるのが耐えられない」ということでした。

議論は、興奮してきたようにまわりに見られてしまうと、不利です。内容でまったく負けていないのに、それを聞いているまわりの人には、落着いた声の相手の方が、信頼がおけるように、そして正論のようにみえてしまうのです。

国際舞台の第一線で活躍する彼の悩みは、説得力が語学力でなく、声の力であるために生じたものだったのです。

(♭ф)

Q.声明について教えてください。

A.ご詠歌の源流をさかのぼっていくと、それは日本の最初の仏教音楽といわれる「声明」にまで行き着くといっています。

「声明」はもともとは法会のための経文歌でした。これには叙唱的なものと歌謡的なものがあります。そしてとくに歌謡的性格のものが庶民の世俗的な祈念の歌として歌われるようになりました。その庶民の信仰的な世俗歌がご詠歌なのであるといわれます。

実は、声明はもともとはインド、中国で発達した宗教音楽でした。それが仏教とともにわが国に伝えられ、平安時代以降に、比叡山や高野山でしだいに整備されていきました。日本式の声明体系が打ちたてられていったのです。

声明の曲名や種類、およず旋律は宗派や流派によってさまざまであるが、大きく分けて朗誦的なもの(語り物的声明)と詠唱的なもの(歌い物的声明)の二つがありあます。ともかくも、日本の芸能や音楽で、「この語り」的な要素と「歌い」的な要素とが重要な機能をもってきました。

要するに、日本人の音感覚をさかのぼっていくと、仏教にたどりつくといわれています。声明の流れからご詠歌の支流が生まれ、その詠嘆的な歌謡性(節まわし)がさまざまな大衆歌謡のなかへと浸透していきました。

(♭ф)

2018年8月11日 (土)

Q.地声で歌いたいのですが、どうすればよいですか。

.ポップスの歌手や、歌う曲によっては地声で歌いたいという感覚はよくわかります。裏声で、抜けてしまった声はなんかパワーもないし、マイクに乗らないような気がします。

しかし高い音域はちょっとずつ裏声のポジションを意識して行かれた方がいいと思います。

喉を突き上げるようにして地声を出す人がよくいらっしゃいます。まず、突き上げずに喉は胸の方になでおろすかのようにリラックスさせましょう。

裏声にしたときに地声との差があまりにも顕著な人は、裏声で声が前に行かずに顔の中で止まっていますので、お腹で圧力をかけてしっかり息を顔の前に吐き、その息に乗せて鋭い息で声を出しましょう。しっかり発声することで、裏声地声の差はそうなくなると思います。

話し声の発声を取り入れましょう。「あ」と話している声のポジション、感覚を発声練習に取り入れてください。表の声のまま歌えると思います。(♯β)

Q.低音の出し方を知りたいです。

.声帯の長さで、ある程度、その人の持つ音域は決まってきます。決まっているといいつつ、お仕事や、お芝居・ミュージカルなどの舞台で与えられた役柄などによっては、自分の適性の音域でなない音も出さなければならないときもあると思います。

低音の出し方とのことですが、低い音だからと言って特別に力んだり、下顎に力を入れないようにしましょう。高い音域のときは口蓋を上げたり頭蓋骨の中に空洞を意識したりしますが、低音のときには胸をなでおろすよう、下げておきます。喉から胸の方に空間を作るイメージです。胸を下げて、空間を意識しましたら、この空間に音を響かせるように声を出してみます。重要になるのは脱力です。

下あご、舌の付け根、喉を緩ませて発声練習してみましょう。息とともに声を導いていくと出しやすくなると思います。ドレミレドという音階だったら、最初のドを歌う前に息を吐きます。吐いたときに、少しだけ声を混ぜます。その声を徐々にドの音に近づけていくようにすると、息で音を導けます。(♯β)

Q.地声で歌いたいのです。裏声で歌うと声が後ろに逃げてしまうのです。

.女性の場合、地声で出せるのは真ん中のドレミまでだとする教則本もあるくらい、本当の地声は声にとって負担がかかります。そして地声優勢で発声する方に多く見られるのが、喉を突き上げたような発声の仕方です。楽に、変な力みを入れずに声が出せればそれでいいのですが、なぜか、喉を突き上げてとても苦しそうに発声なさいます。

そこでポジションを学ぶために裏声や高い声をトレーナーに指導されるのだと思います。このポジションを覚えれば、喉を突き上げるようなフォームはなくなるはずです。

しかし裏声を間違って捉えれば、声が頭蓋骨の中や後ろでとどまったままにして歌ってしまう方もいます。これは大きな間違いです。声は裏声だろうと表声だろうと地声だろうと前に出すのが鉄則です。

お勧めの練習方法は、横隔膜のあたりに手を置いて、息を鋭く吐きながら、このお腹のエネルギーを使ってみて下さい。若干前に張り出すような感覚があればなお結構です。張り出しつつ息を鋭くハーと吐いてみます。この鋭い前に進む息に声を乗せてみましょう。そうすると、声は裏ではなく表に出だしてくると思います。(♯β)

2018年8月 8日 (水)

Q.緩急をつける表現のトレーニングとはどういうものですか。

A.緩急は、普(普通)←緩←急←緩←急←普とつける

緩一感情を抑える

急一感情を出す

「ゆっくりとうたう」

ゆ、っ、く、り、と、う、た、う

ゆっ・::・りと、うた:・う

この例のように緩急とは、単にぶつ切りにしたり、間をあけることではありません。一つずつ切ると音が切れて幼稚になるので、音を持続させる気持ちで読みながら、強アクセントを置いた後、思い入れたっぷりにゆったりと読むことです。(Э)

Q.表情と感情の関係を知りたいです。

A.怒った顔で笑ってみましょう。心と体は一体だから、表情とは違う表現をすると、ひどいアンバランス、ぎこちなさを感じるでしょう。次には、笑った顔で笑ってみましょう。しっくりくるはずです。(Э)

Q.抑揚と強調のトレーニングをどうするのですか。

A.「君をじっと見てるだけなんだ」

これを、語調(高低)、語気(強弱)、語勢(緩急、テンポの変化)、間(その前後の音の高さ)をいろいろと変えてやってみよう。

長い間の後は、やや高めに大きく入ると効果的です。これを「高出し」といいます。充分に気持ちを込めて、そこで、言葉を発見し、感じることです。言葉の一つひとつに情感(エモーション)が入るような表現ができるようになるためには、声と言葉に関心をもって、まずは感じることです。こういった音の世界の動きに、感性で心地よさをとらえていくことが上達の道となります。(Э)

2018年8月 7日 (火)

Q.スピーチの内容はどうでもよいのですか。

A.頭のよい人ほど論理や内容についてのチェックしかしていないということで、スピーチに内容は必要です。ただ、どう伝えるかに準備を割くようにということです。聞いていて難しすぎないか、わからない言葉はないかと、チェックするのも必要です。スペシャリストの用語なら、わかりやすいものにするか言い換えましょう。しかし本当にチェックすべきものは、用語ではありません。大切なのは内容がわかりやすいこともさることながら、わかりやすい話し方をしているかです。ここが肝心です。

(♭б)

Q.スピーチをパフォーマンスすることで、皆に受けたいです。

A.スピーチの原稿をつくり、それを直すのに苦労した人はたくさんいます。しかし、テープに入れて、それを聞き返す人は、ほとんどいません。家族のまえで読み上げをやるほどの人も、なぜか録って聞かないのです。自分の声や話し方をこれほど客観視できる方法はありません。それは、自分の声は聞きたくないからです。聞かせたいのに聞きたくない。なんて人間って身勝手でしょう。うまく伝えたと思っています。

まさにその悪しき風習が極まったのがカラオケです。いや、カラオケ公害といってもよいかもしれません。自分も聞かぬ声を誰が聞くものでしょうか。

その理由の一つには「聞いたってわからない」というのもあるのでしょう。

しかし、家族でも、自分の声や話の内容をチェックしてもらうと案外と気づかない鋭い指摘をもらえることもあります。(♭б)

Q.日本語を音読するのは効果的ですか。

A.英語を勉強して英会話学校などにも行った人も多いことでしょう。それならば、日本語はどうしょう。習ったことはありますか。TVで外国人向けの日本語会話があります。「話し方講座」なども勉強になります。こういうことは、声に親しむことになります。

私たち日本人は、英語などの外国語に接してはじめて、発音というのを本格的に意識させられます。もちろん小学校で日本語50音の発音などはありますが、ひらがなを読める子どもは、何ら困難を感じないはずです。詩の読み方なのに、声の使い方、トーン、間のあけ方、説得力なども、学ぶこともなく、国語教育を終えてしまいます。

音声の発音や表現力をマスターさせていくのに、あまりにも時間をとっていないため、耳と声の力がつかないのです。これを補うには、アナウンサーや役者の基礎トレーニングが有益です。

50音の発音トレーニング

ア- 愛は、上を向く

カ- 柿食えば、けっこうな

サ- さしつ、そそられ、せすれば

タ- たてつつ、たちつつ、ちょっとと

ナ- なにぬって、寝るの

ハ- 派兵され、被弾で訃報

マ- 豆も、むりにいるな

ヤ- やい、髪を結えよ

ラ- ラッパの列と羅列

ワ- わをいえずにうんと

音読ブームのおかげで、目と口の相乗作用を高められるような教材がたくさん出ています。(♭б)

2018年8月 6日 (月)

Q. 日本語の音声、発音の変化とはどういうものですか。

A.日本語は高低アクセントが中心で強弱アクセントは強くありません。英語などの強弱アクセントの言語では、語尾の母音がよく落ちるのに日本語はあまりそういうことがありません。

これからは日本語でも、母音が落ちていくといわれています。「そうです」が「そです」「そす」などとなるような場合です。

すると、そこに強弱がつきやすくなるのです。

よく歌うときに、高い音ではアやエでなくては出しにくいといいます。これは正しいトレーニングをしていないからです。本当に深い声では、イやウの方が高いところまでよくひびくのです。(♭ф)

Q. 音の高さによって、変わらない声を出すことはできますか。

. これには太く強く大きく、音色を統一したベースの声が必要です。さらに、もう一つ、ことばを伝えるためにことばでフレーズを成り立たせ、その伝達力を失わずにメロディを処理することです。

外国人の歌い手が日本語で歌うのを聴くとよくわかります。イントネーションが若干おかしいのに関わらず、美しい日本語と、豊かな情感が聞く人の心を動かします(グラシェラ・スザーナからアダモ、ミルバ、イベット・ジローなど)。やっぱり欧米や韓国、中国などの血を引く歌手(欧陽菲菲、テレサテン、キムヨンジャなど)がうまいのも理由がありそうですね。音声医の米山文明氏は、シャンソン歌手イベット・ジローの日本語での歌を日本人よりも評価していましたが、これもそういうことなのでしょう。

とはいえ、J-POPSはかなりことばを犠牲にしたリズム優先(といってもグルーヴでなく、音響のエコーに依存した点打ち的な歌唱)になってしまいましたが。(♭ф)

Q.日本語アクセントとその音楽的処理について教えてください。

A.日本の歌は、山田耕作氏によって、基礎が成立したといわれています。山田氏は、ことばのアクセントをもとに、メロディをつけていく試みをしました。日本語は、高低アクセントですから、ことばのアクセントに応じて高い音、低い音を割り当てていったのです。これによって、ことばとメロディの高低が一致して、ことばの意味が聞きとりやすくなりました。

しかし、歌い手が大きなフレージングとメリハリをつけ、ことばをしっかりと伝えることがをできる力をもっていれば、歌のなかに高低の問題は、その表現技術のなかで消化できるのです。そのためには、音の高さにあてていくような発声でなく、同じ太さの声を曲の音域内で統一して使える力があれば、ということです。(♭ф)

2018年8月 4日 (土)

Q.練習やレッスンで、自分の声を確認した方がよいのでしょうか。

.自分自身の声って気になりますよね。特に、「もっとよくしたい」と思ったり、レッスンに通い始めてアドヴァイスをもらったりという経験が増えてくると、その気持ちはなおさら高まることと思います。自分自身も、過去にはそのように声を気にして練習することは多々ありましたが、その練習方法によって、かえってよくない方向に進むこととなってしまったことがありました。

声というものは、相手に伝えるもの、遠くにいる人に届くものであるというのも大事な要素だと思うのですが、自分の声を聴き過ぎ、確認しすぎると、声のベクトルが自分自身の中の方へ向いてしまい、よくない意味でこもったり、発音が聞き取りにくくなったりという現象が起こります。

つまり、余計な動作を取り入れて、力んだり変な行動に出るのですね。これでは本末転倒です。この反省から、自分の練習方法としては、「目で見える部分、体感できる部分」というのを目安に、その動作に慣れて定着させていき、声を確認し過ぎないように心がけています。声の確認はトレーナーに任せて、自分自身はより具体的な目安を頼りにするというのが、弊害を少なくして、最短経路で上達することに繋がっていくと思います。また、このやり方は、声の調子が狂いそうになった場合にも修正がかけやすくなります。声そのものを目印にするのではなく、あくまでも副産物。自分自身でよりわかりやすい目標を目安にしていきましょう。(♭Я)

Q.声のチェンジとは何ですか。

.地声のまま声を高くしていくと、ある程度の高さで頭打ちになり、それ以上高い音が出なかったり、苦しかったりすることがあると思います。このときに声のチェンジをしていくと、スムーズに上のポジションに移行していけます。

イタリア語でジラーレ、ドイツ語でデックング、英語でカバーなどというふうに表現されますが、この手法を用いることでチェンジをしやすくすることにもなります。

イタリア語の「ジラーレ」は「回す」、ドイツ語の「デックング」英語の「カバー」は「被う」というような意味です。声を頭蓋骨の真ん中あたりで曲げる、声に何かを多いかぶせるようにして、上方向からのアプローチをするということです。

低音から高音に移行していくとき、音をただまっすぐ歌い上げていくと、どこかで頭打ちになるのを、この技術で中声から高声へとスムーズに、且つ美しく歌いあげていくことができるのです。

いろんな歌手の声句の移行のさせ方を、耳で聞き、トレーナーに指示を仰いでみてください。(♯β)

Q.明瞭に文章を読むには、どうすればよいですか。

.演劇や朗読でもなければ、明瞭さをもって相手に伝え練習することはないかと思います。

日本語を明瞭に発音するに際して、基本的なことは、あいうえおの母音を明瞭に発音すること、そして子音の調音点を明確に理解し、実際に体現できることかと思います。母音子音の発音がクリアになることが大前提なのですが、 この基本を押さえた上で、語頭をはっきり発音するということです。日本語は語尾も大事ですが、語頭をはっきり発音しないと相手に明瞭に伝わりません。語頭を丁寧に発音することを心がけるだけで、相手に丁寧に伝えようとする印象を持たせることが可能です。なかなか不自然に感じるかもしれませんが、ちょっと頑張って挑戦してみてください。

「あめんぼ 赤いな あいうえお」の「あ」の部分、すなわち、語頭をいつもの倍の長さ伸ばしながら読んでみてください。

「あーーーめんぼ あーーーかいな あーーーいうえお」という具合です。

次に

「ある山の中に、ごんぎつね、という、きつねが、いました」の点で区切られた語頭を、長めに読んでみてください。

長くすることに慣れたら、語頭を少し高い音にして強調したり、あえて低い音にしてニュアンスをつけてみたりしてください。明瞭に相手に伝わる読みを目指して頑張ってみましょう。(♯β)

2018年8月 1日 (水)

Q.言葉の意味を強調するには、高く、強くする以外の方法は、どういうものでしょうか。

A.1.低く、弱くする

2.伸ばす

3.速くする

4.間をあける

ここで、一つひとつ確認してみよう。

1.低く、弱く読む

次の言葉を、小さな声で読んでみよう。言葉の意味を強める気持ちを込めて音読する。

1)音もなくすうっと消えたんです

2)教室で自習をしましょう

2.伸ばして読む

言葉の一つひとつの音を長く伸ばそう。言葉の意味を強める気持ちを込めて音読すると、その言葉の意味が強調される。

1)そんなバカな話があるものですか

2)時間はまだたくさんあります

3.速く読む

言葉を早口で読み、言葉の意味を強める気持ちを込めて音読する。

1)わたしの勘がぴったし当たった

2)そんなことあるわけがない

4.間をあけて読む

間をあけて、言葉の意味を強調する方法もある。いろいろな間のあけ方を試してみよう。ここでは、読点()のところで間をあけて読んでみよう。そして、その変化による意味の伝わり方の違いを感じよう。

1)私は、あの人が、だいすき、です。

(「だいすき」の上と下で聞をあけて「だいすき」と速く読む)

2)私は、あの人が、だ、い、す、き、です。

(「だいすき」の一つひとつの音をゆっくりと間をあけて読む)

3)私は、あの人が、だーい、すき、です。

(「だいすき」の上と下と中間で聞をあけ、「だーい」と伸ばす)

4)私は、あの人が、だいすき、です。

(「だいすき」の上と下と中間で間をあけ、速く読む)

次に、これらを応用したトレーニングをやってみよう。(Э)

Q.どこにプロミネンスを置くかで、文章の意味がどう変わってくるのですか。

A.プロミネンスがあることで、どこにもない場合とも違ってきます。

いつも、どの語を際立たせるのかを、チェックしてみよう。たとえば、

「私は、今夜、角の喫茶店へ、友人に会いに行きます」

誰が行くのですか…私は

いつ行くのですか…今夜

どこに行くのですか…角の喫茶店

何をしに行くのですか…友人に会いに

この四つの疑問のどれに答えるかによって、プロミネンスが置かれるところが違ってくるわけです。つまりプロミネンスをそれぞれ際立たせたいところにおきます。(Э)

Q.プロミネンスを強調させるトレーニングはありますか。

A.相手に特に強く伝えたい言葉がある場合、すべての言葉を強く言うと、均等化され、逆効果です。そこで、特に意味をもつ大切な言葉、伝えたい言葉を強く言います。強く言うと大きく高い声になりがちですが、大声で言ったために、発音が不明瞭になったり、何を言ったのかわからなくなるようでは本末転倒です。結果的に、しっかりと伝わればよいのです。だから、その言葉の前後を弱く言う、前後に間をとる、長く言う、太く言う、はっきり表情や方向を変えて言う、というような方法があります。プロミネンスとは、強弱アクセントのことではなく、語や文そのものを強めるということです。(Э)

2018年7月31日 (火)

Q.自分の声をチェックするには。

A.人によって声の使い方が違うのを自覚します。

・自分の声を使う相手別で分けてみよう。

自分の声をケース別に分けて使ってみます。

・応対別の声を録ってみよう。

・電話の声を録ってみよう。

自分の声に親しみましょう。

・何度も、自分の声を聞いて慣れてください。

・自分のなかのよい声、悪い声を知る。

・自分で大げさによい声にしてみる。

・自分のよい声の状態をとってみる。

自分の声のベストセレクションを記録に残しましょう。

仕事モード

恋愛モード

日常モード

不調なときにこれを聞くと、立ち直れるようになります。

(♭б)

Q.声を厳しくチェックしたい。

A.ファッションにとても詳しい人、凝っている人がいます。そういう人は、あなたのセンスについて、面と向かって言わなくとも、“一家言”は、腹にもっているはずですね。

声がよくないと思い込む人の大半は、まわりにそういう人がいることで、声の自己評価に厳しくなったと思われます。それは、ありがたいことです。しかし、あまり気にしないことですよ。(♭б)

Q. 声について学ぶにはどういうことか教えてください。

A.声について学ぶために、次のことをやってみましょう。

1.声のよい人は誰だろう。

2.声優の声を思い浮かべよう。

3.ミュージカルスターの声を思い浮かべよう。

4.お笑い芸人の声を思い浮かべよう。

5.声の標語、スローガンを掲げよう。

6.ことばを紙に書いて、唱えよう。

大切なのは、

1.声を出すこと

2.声を聞くこと

3.自分の声を聞くこと

特に3は、自分の声を聞くことです。そのためには声を録って聞くのです。(♭б)

2018年7月30日 (月)

Q.日本語の歌詞がわかりにくいのですが、教えてください。

A.1.音の単位が少なく、110の組み合わせ。同じ音のことばが多く、すぐのみこめない。「思い込んだら」

2.高低アクセントにメロディが正しくつかない。作詞者は、類義語、音の高低を考える。(♭ф)

Q.日本語はのどの負担が大きいのですか。

A. 母音は必ず喉頭原音を伴うのに対し、子音の大半は、音源が声道の中間(唇、歯茎、軟口蓋など)にあります。

日本語は、母音の使用量が多く、声帯振動を必要とするため、負担が大きいのではというのが、米山氏の考え(「声と日本人」平凡社P83)です。そして、その例として、日本語では声が出ないのに、ドイツ語では声になったトランペッターの通訳の例をあげています。(♭ф)

Q.外国語で歌うことでの注意点とは何ですか。

A. 外国語で歌うには、正しい発音が必要なだけでなく、そのことばの本当のニュアンスに音と心を一致させて自分のものとして使えないなら、正しくとも伝わりにくいです。そ

れなら、母国語で歌う方がよいです。

日本人でゴスペルとかジャズを歌っているなら、この点を知っておかないと、アメリカ人が佐渡おけさを歌っているのと同じというくらい、おかしな方向へ行きます。こういう写しかえは、作品の価値でなく愛嬌だけでもっているのに気づかないで終わってしまいます。

日本人が外国語で歌うと、発音の悪さと正確さだけを求めた技術が際立ちます。(♭ф)

2018年7月28日 (土)

Q. デックングについて教えてください。

.デックングは、ジラーレと同じような意味で使われる場合も少なくないようですが、デックングは「被う。包む。」、ジラーレは「曲げる。回す。」と、まったく違う意味を表します。どちらも高音域の発声に関して、よく使われるので、レッスンを受ける側としては誤解が生じ、誤用が広まったのでしょう。

今は、交通機関や、情報伝達網の進化で、グローバル化が著しく、オペラ歌手の声に関しても地域色がとても薄くなっている気がします。以前は、イタリアオペラの声とドイツオペラの声は、まったくと言っていいほど違ったのです。デックングは、ドイツ語なので、ドイツ的な声楽の発声法の用語として、私はとらえています。文字通り、声を被う、包む、むき出しにしない。(行き過ぎると、明るく輝かしいのはもってのほか、とイタリア的発声の全否定にもつながりかねませんので要注意です。)

そのために必要なのは、軟口蓋を適度に挙げて、口の奥を広めに空けたまま、声を出すことです。たったそれだけですが、軟口蓋を挙げるトレーニングと、口の奥を広げるトレーニングを、充分に繰り返してはじめて、楽にこれができるようになるのです。(♭Ξ)

 

.ドイツ語で「かぶせる、おおう」といった意味で、声楽の指導の際によく使われる用語です。言葉の意味としてはイタリア語のキゥーゾ、英語のカバーとも同じです。声を開き過ぎたり、明るく過ぎるときによく使われます。また、ある一定の音域から音域への移行の際に使われることが多いですね。チェンジの位置、パッサッジョと呼ばれる声が低音域から中音域、中音域から高音域への移行の音域で声楽的技術として音をジラーレ(まげる)しながら歌う必要があります。その際、声が明るすぎるとうまくいかないことが多いのでカバー、キゥーゾ、デックングといった言葉がでてきます。これは指導者がどこで勉強したか、または指導者の得意な声楽ジャンルでも言い方が変わってくるかと思います。

パヴァロッティの師匠であるアッリーゴポーラは「声はカヴァーしたりオープンにしながら歌わなければいけない」といっています。しかし、現場で出てくるデックングの意味あいとして「おおう」というよりも「暗く」という印象をうけることが多いです。発音を暗く、音色を暗くという印象がほとんどです。

デックングがドイツ語という面もあります。テノール歌手がわかりやすいのですが、イタリアのテノール歌手とドイツのテノール歌手は明らかに声が違います。これは骨格や言語によるところが大きいですが、ドイツの歌手はイタリアの歌手よりも太い、暗い、丸い、などの印象をうけます。その結果、イタリア語の作品のようにドイツ作品を歌うと明るすぎるという指導が入り、もっとデックングでという言葉がでてくるのだと思います。実際にドイツ語には開いたオ、閉じたオなど日本語やイタリア語よりも多数の母音があります。暗い母音が多いのも事実です。

しかしイタリアにもキアーロ・スクーロという発声の考え方があります。直訳としては「明暗」です。明るくだしたり、時には音域により暗く出す必要があるという発声のメソードです。実際にすべてを明るく歌うということもないので実際に指導者からデックングという言葉がでてきたら暗く、おおうようなイメージをもつとよいかもしれません。(♭Σ)

 

.発声で高音域のとき喉が上がることを回避するための技法と言えます。また「おおう」という意味からも、母音はやや暗めになります。

私はドイツの音楽大学にいた時期がありますが、実技は全て他の国籍の先生だったからか、私自身は「デックング」での指導を受けた覚えがありません。(またはデックングと言われたところでピンとこなくて覚えがなかったのかもしれません。)よって私自身の経験からくるものはないので、私のレッスンでデックングという言葉を使うことはありません。

ヨーロッパでは、世界的に活躍してきた声楽歌手たちは皆イタリア語、ドイツ語などを普通に話します。ドイツ語でのレッスンでもうまく表現したいときはイタリア語を出してくることもよくありました。今振り返るとデックングではなく「ジラーレ」で指導されていたと思います。(♯α)

 

.ドイツ人の先生やドイツ物の曲を演奏する際に、発声用語として用いられることがあると思います。顎を下げたり口先を開け過ぎないなど、使われる意味合いとしては、イタリア語でいうジラーレに近い部分があるのではないかと思います。

モーツァルトのオペラによく出てくる“sotto voce”で指示されている部分を歌うときなどにも、このテクニックは役に立つのではないかと思います。

ジラーレ同様、奥まった部分を通過する制御により、高音域で花開く方向に道筋につながったり、その過程として、ppのように弱々しい(けれども客席の一番遠くまで届くような)状態で歌うようなことに必要不可欠だと思います。

デックングもジラーレも声楽的には非常に重要なテクニックです。しかし、これらをマスターするためには、指導ができるトレーナーの下で時間をかけてなじませることが重要です。自分自身で判断せず、指導者のもとで時間をかけて、少しずつ確実にマスターしていくことをお勧めします。(♭Я)

 

.音を曲げること、気道から口蓋にかけて息の通り道はまるで直角のように曲がっていますが、声もこのように、曲げる必要があるという、数ある歌唱法のメソッドの一つです。デックンはドイツ語ですが、イタリア語ではgirareとよんだり、英語ではcoverとよんだりします。つまり欧米では割と共通認識の技法なのでしょう。

私は、今はあまりこの技法を意識しません。(私が高音を歌う声種だからなのかもしれませんし、今の発達段階で必要がないのかもしれません。今はストレートに出すことを心がけています。初期のころは意識していました。)

この概念は声楽の初歩の学生には必要な要素かもしれません。ただ何も考えずに声を出しているときは、声の方向性も上方向に一辺倒かもしれないのですが、ある程度の高さになったらこの技術で、声を曲げるように、また英語の発想で言えば、声を上からカバーするかのように、イタリア語の発想で言えば、声を曲げて、歌うことで声をまろやかにすることができると思います。

直線的に出してしまうと、喉が力みやすく、力が入ったままの声になりがちです。このデックングの技法を応用することでまろやかな音色に加えて、声の負担を減らすことができると思います。(♯β)

 

.デックングとは、喉頭をリラックスさせ低い位置に保ち、声帯を伸展させ、丸みのある響きを作ることを言います。

簡単に言うと、「あくびの位置」を思い浮かべていただくとよいと思います。喉頭が下がり、声がクラシック歌手のような響きを持つポイントがあると思います。クラシックの発声法としてひろく知られていますが、この喉頭の使い方はクラシックだけではなく他のジャンルの歌唱にも応用でき、頭声と胸声(いわゆる裏声と地声)のバランスをとりながら広い音域を歌うのに必要だと考えています。ミックスヴォイスの習得にも欠かせない要素の1つとして、必要に応じてトレーニングに取り入れています。

いろいろな声を出すことに慣れていない場合は少し違和感があるかもしれませんが、声のストレッチのつもりでチャレンジしてみるとよいと思います。(♯ё)

 

.ディクングとは、「被せる」ということで、ジラーレのように息を後頭部付近で回すように発声をします。声楽、オペラにおいて、転換区の高音域(ソプラノ、テノールの場合ミからソ、アルト、バリトン、バスの場合ドからミの辺り)を発する際に有効と思われます。

この音域をまっすぐ裸のまま前方にのみ発すると、声そのものが出にくい、音程が下がる、非アカデミックな声になる、喉に負担がかかる。という弊害が生じます。そのような経験をされた人は多いと思います。

そこで、このディクングという被せる発声を使いますと、声そのものの質が向上する(アカデミックな声になる)、声が出しやすくなる、音程がとりやすくなる(キチンと音程がハマるようになる)、喉の負担が減少する、何より音域が広がっていき、転換区より上の音域が楽に発することが可能になる。というメリットが生じます。

ただ、このテクニックが過剰になりますと声を掘る感じになり、声が籠ったり、飛ばなくなる可能性も考えられます。バランスよくディクングを使うことが重要です。(♭й)

 

.高い音を出す時、声を被せる。声に丸みを持って柔らかい響きにするための喉頭を下げ、口唇の開口を減らし、顎を引くなどの一連の動作です。

口の中を開け、声を自分の背中など後ろから前に届けるようなイメージです。また、これらの感覚を使い、低い音から高い音へのチェンジの際に使います。ジラーレなどと共通の要素を持ちます。初めは手などで声の動線を描いたりしながらイメージし、「被せる」「包む」声をイメージするとよいかもしれません。(♭Ц)

2018年7月25日 (水)

Q.うまく共鳴させるとは、どういうことですか。

A.喉を開いて声を出し共鳴させることを身につけないと、声が自然に伸びていきません。体の深いところから、深い息で出た言葉は、とてもよく相手に伝わります。喉を開いて深い息で話すと、声も魅力的になるのでわかります。少し大きく声を出して、喉のあたりが響くかどうかチェックしましょう。喉がビリビリというのでは問題外です。胸の中心に響きを集めてみましょう。言葉としては、「ハイ」「ハオ」「ラオ」などがやりやすいです。男性ならやや低めの声で太く出すとよいです。手を当てて、肋骨、背骨、尾てい骨と、下の方まで響いている方がよいです。あごを引いて、首や肩、舌などの力は抜くことです。

声の響きを増すトレーニング

1んアーんエーんイーんオーんウー

2んガーんゲーんギーんゴーんグー

3ナーネーニーノーヌー

4マーメーミーモームー

5んーアーん、んーエーん、んーオーん、んーウーん、んーイーん、(Э)

Q.フレージングについて知りたいです。

A.フレージングは、句節法、句切り法で、フレーズの切り方、フレーズの作り方です。文章上の区切りでなく、その文意を伝えるために効果的に区切る方法、ないしは伝え方ということになります。人の心を動かすためには、句読点に忠実に話せばよいというものではありません。どのように話せば最も伝わるかという答えが、その人のフレージングなのです。(Э)

Q.プロミネンスとは何ですか。

A.プロミネンスとは、「際立ち」「際立たせ」「卓立」「対比の強調」「文アクセント」などといわれます。ある特定の(重要な)言葉を強調することです。強調するためには、強い調子で言うのが一番簡単だが、その他にも、間や速さを変えるなど、いろいろなやり方があります。

これには、個人の選択に任されている場合と、社会的習慣として決まっている場合があります。しかし、どちらにしても、文意を正しくわかりやすく伝えるために強調します。

プロミネンスは、相手が聞きたいところ、また相手が聞きえやすいところに置かれたり、「いいですか」「もし」のように、次に来る言葉に注意させる(前ぶれの強調に使う)ためや、「○○ではないのです」(○○ではなくて口口のようなものです。)言外の意味をもたせるために用いられます。(Э)

2018年7月24日 (火)

Q.声のセルフイメージをよくするにはどうすればよいのでしょうか。

A.自分が自分について思い描くことをセルフイメージといいます。セルフイメージとは自己像、それが自信に満ちていくと、行動はパワフルになり、その結果、人生は好転していきます。

あなたは毎日、どのくらい鏡をみますか。ミラートレーニングといって、セールスマンがお客のところに行く前に鏡を見て自分の表情をよくするのを知っていますか。これをくり返していると、本当に顔がよくなります。お客は不景気な顔をしたセールスマンから、物を買いたくはありません。声はどうすればよいのでしょう。声も、ミラートレーニングをするのです。ただ、鏡では見えないので、録音して再生することになります。いつも声で唱え、録音し、聞き返し、それをくり返すことです。必要なのは、ボイスレコーダー(テープでもipodでもよいでしょう)。(♭б)

Q.「声日記」の書き方を教えてください。

A.次のがフォーマットです。

1.    年  月  日(  )天気(  )温度(  )湿度(  )

2.目標:

3.声のためにしたこと

4.声を使ったときのこと

5.どう声を使えばよかったのか

6.今日の声の調子と健康

7.明日の声の使い道

いつか自分があの世へ送られる日まで、声の日記をつけていきましょう。あと何日、書けるかわかりません。あなたも今日から声日記をつけてみてください。あなたの夢が、確実にかなうためにです。(♭б)

Q.夢実現のための「声日記」とは何ですか。

A.イメージを引き出すキィワードは言葉です。私は声の感じで、その人のイメージや情報を引き出します。「あの人どんな人だったか」と思い出すとき、何を言っていたかより、どんな声で言っていたかの方が残るからです。人が亡くなったとき、私などはその人の生前の声、笑顔とともに笑い声を思い出して偲びます。亡くなったことは悲しいけれど、そういう思い出を与えてくれたことは喜びであり、感謝するばかりです。そう考え、心の中では笑って送り出したいと、いつも思っています。(♭б)

2018年7月23日 (月)

Q.欧米の歌がのりやすいのはなぜでしょうか。

A.Twinkle, twinkle little star,

 ’   ’  ’  

How I wonder what you are!

    

Up above the world so high,

    

Like a diamond in the sky.

    

このように、ことばにすでに4ビートが入っている。というより、そこから歌になったからです。

西洋の詩、たとえば「きらきら星」を強弱アクセントで示してみると、規則正しくくり返されています。手拍子で、手を打つところが強勢であり、このリズムは強弱律(トロケー trochee)と呼ばれています。

二音節語ではその語のアクセントに合わせてあり、一音節語では意味の強い語(スター、ハウなど)が強勢のところにおかれ、意味の弱い音(ザ、ツー)は弱勢のところにおかれています。英語は多音節語でも強弱強弱(または弱強弱強)のくり返しになる傾向があるから、強弱律や弱強律(アイアンビック iambic)には、のりやすいのです。(♭ф)

Q. 邦楽の発声と声楽の発声とでどう違うのでしょうか。

A.三味線伴奏の邦楽では、だいたいの高さは定まっていますが、演者はその日の調子でいくらでも高くしたり低くしたり調整できます。しかし、声楽では曲は高さが決まっており、そもそもその高さの音が出なければその曲は歌えません。

また、邦楽の発声では、共鳴の起こる場所が咽喉から鼻に移る場所が主であり、西洋音楽に比べてとても狭いです。この欠点を補うために盛んに首を振って抑揚をつけます。これに対して、西洋音楽の発声では、共鳴を理想的に使うから、声もひびきます。(♭ф)

Q. 洋楽曲の原詞と日本語詞では歌い方に差があるのでしょうか。

A.まず、ことばとして英語と日本語との読みでは、全く違います。英語は強弱アクセント中心、子音で終わります。いわば息を強く吐き、体からの声でメリハリをつける。一定のリズムにのせます。

日本語は、高低アクセント中心で、母音でひびかせて終わります。息は弱く、口先で調整することが多いのです。適当に息継ぎをしてつなぐ。何よりも音色、声の深さがありません。頭の音をはっきり言わないと、意味がわかりにくく、語尾を伸ばしにくいです。

これが音楽になると、英語はアフタービート中心、3拍子系も多い。邦楽は、2拍子系の頭打ちのリズム。一般にポップスはあちらの感覚でつくられているので、英詞の部分の方が歌いやすいはずです。(♭ф)

2018年7月21日 (土)

Q.声がひっくり返りやすいのですが、どうしたらよいでしょうか。

.声帯のある喉頭部分が動きやすい、また咽頭の何らかの動きのせいで、声帯の動きを邪魔してしまっていることが考えられます。また、声帯を引っ張ってキープし、それをお腹で支えられていれば、声のひっくり返りはある程度阻止できます。

このように、声帯の動きになんらかの邪魔をしてしまっていることと、支えやひっぱりが足りないことの、両面から原因を考えられます。

喉頭の動きで声帯の動きを邪魔してしまっているケースで考えてみましょう。喉はとても敏感で、少し緊張したりするだけで動いてほしくない筋肉が動いてしまったり、声が震えてしまったりします。そのせいで、声が通常話しているような声帯の振動を維持できず、力んだり、声が奥に入ってしまったり、自分の意志に反して、喉頭内の筋肉が動いてしまい、平常の喉の使い方ができなくなってしまうのです。そのために、日々のボイストレーニングが必要なのです。緩んだ喉に、適当な量の息を声帯に当て続けられるよう、訓練が必要なのです。

脱力と言っても、喉の奥の筋肉まで自分で自分で見て確認できるわけではないので、自分で自分を落ち着けるような、静かな気持ちで発声をゆっくり始めてみることも必要ではないでしょうか。(♯β)

Q.口蓋を上げたほうがよいのですか。

.歌うときに日本語の日常会話のような、口をあまり開けず、喉の奥も開かずに話すような喉の使い方では、いい響きの声がでません。

このような口蓋の上げ方に慣れていないと、レッスンのときだけ、または本番のとき、オーディションのときなど、その場で対応するのはとても難しいです。日ごろから、上げておく訓練をなさった方がいいと思います。少しずつ上げる訓練をしていると12週間くらいで慣れてきます。しかも付随筋のはずの口蓋垂の辺りも、自分の意志で上げ下げできるようになります。これも訓練が必要で、その場限りでできるようなことではありません。

口蓋にプラスして、意識していただきたいのは、後頭部です。頭蓋骨のうしろを少し開けるような、後ろに引っ張られるようにして空間を意識すると声の響きがより丸みを帯びて柔らかくなります

私たち日本人は、この頭蓋骨の奥行、顔の奥行が平板なので、欧米人に比べるとハンディがあり、この分を補う必要があります。ぺちゃんこの声にならないように縦と奥を意識してみて下さい。(♯β)

Q.息を吐けと言われますが、どういうことですか。

.声が顔や喉の奥にとどまり、声が前に出ていないときに、このような注意をするケースがあります。

声が奥まってしまって前に出ていないときに、「声を前に」と注意すると、喉だけで押し出してしまうことがあります。息を吐くということに集中していただいた方が結果としていい声が前に出ます。

このときは、柔らかく、弱く吐いては意味がありません。お腹の圧力をしっかり使って、思い切り早く「ハ~」と高速大量に息を吐いてください。皆さん、息を吐くスピードも遅ければ、量も少ないです。時速100キロで、1000CCの息を吐くくらいのつもりでやってみてください。おそらく慣れていない人は、10回もやらないうちに、頭がくらくらしてくるかもしれません。少しづつ負荷に慣れてきますので、ご自分のペースで少しづつ練習してみてください。

この息に少しづつ声を混ぜて、だんだん息から声に移行してみましょう。(♯β)

2018年7月18日 (水)

Q.イントネーションには、どんなものがありますか。

A.声の調子の上がる時を「昇調」、下がる時を「降調」、平坦なのを「平調」といいます。実際は、この組み合わせで使われます。日本語では、イントネーションもアクセントと同じく高低です。多くの場合は、アクセントの高低関係に影響を及ぼしませんが、語尾においては、アクセントを変えることもあります。

1. 降調の例

「やめろ」

・肯定…ええ、はい、

・命令…来い、行け、

・疑問詞を含む疑問形

「何」

「誰」

「なぜ」

「誰に言ったの」

2. 昇調の例

・次の語句を導く時、段落をつける時

「しかし、君、行くのかい、雨なのに」

・呼びかけの語が述語より先にくる時

「君、来たまえ」

「来たまえ、君」(後にくる時は、降調)

(ただし、親密の情の入る時は、半疑問となり昇調) (Э)

Q.イントネーションとは何ですか。

A.文の終わりが上がると疑問調で、下がると断定や確認の意味になります。言葉の音階的高さの上がり下がりを、イントネーションといいます。音調、語調、声の高低の変化なども含まれます。

アクセントは、一つの語によって、強弱や高低のつけ方も決まっています。しかしイントネーションは、言葉を使っている人の状況によって変わります。これは、表現をより的確にしっかりと伝えるためにはなくてはなりません。

イントネーションのつけ方によっては、言葉を省略したり、言外に多くの意味を伝えたりすることもできます。

(Э)

Q.アクセントとは何ですか。

A.言葉をはっきりと伝えるためには、発音の他に、アクセントを正しくすることが大切です。アクセントにも、音の強弱、長短、高低とあります。英語だと、どれかの音節を強く発音します。「強弱アクセント」となりますが、日本語では、「高低アクセント」が中心です。(Э)

2018年7月17日 (火)

Q.声について何を考えたらよいのですか。

A.どういう声の使い方をしたいですか

どんな声の人が好きですか

相手のどんな声が好きですか

あなたにとって幸せな声って何ですか

何ごとも、常に主導権は、自分にあると思うことです。これは日本人には、あまり馴染んでいないことですが、言葉にして、声に出していうことで主張することイコール責任をとるということです。はっきりと声に出す習慣をつけるのです。(♭б)

Q.現状打破のイメージを唱える声の力とはどういったものですか。

A. 現実の仕事がどうであれ、恋愛がどうであれ、人間、頭の中のイメージは自由です。どれだけのイマジネーションをもてるか、もち続けられるかが、すべてなのです。

あなたも毎日の現実で何かをやらされていることでしょう。でも、それはあなたが選んだことです。しかも辞める自由もある、なのにやっているのは、何かしらあなたに合っているからです。これがどれだけ恵まれたことか、それだけであなたは先祖代々に感謝してください。人類史のなかで、こういう自由を手にするのは、宝くじにあたるより難しかったのです。

それを合っていないと思うのでなく、合っていると肯定して、より大きく生かすように考えてみてください。そのために、声をどのように使っていくかということです。

人間は、環境に全てを左右されないで、それを切り拓く力がある唯一の生物です。他の動物なら、寒いからと滅びる。人間は寒さを防ぐ知恵を出して乗り切ってきました。

また、明日のことを予測できる唯一の生物です。今日のことを、ただやらされるようにやっているのは、人間として与えられた能力を充分に使っているとは言い難いのです。(♭б)

Q. 現実に立ち向かえる声とはどういうものでしょうか。

A.私は、昔、苦しいとき、歌を聴いてやる気を起こしました。それでダメなら、スタジオで声を出します。声がうまく出るとか出ないとか、気にしません。すると、頭の中がからっぽになります。そう、これ以上なく、堂々と現実逃避するのです。

現実の入ってこられない時間と空間をもつ。これは、とても大切なことです。プライベート時空で解決する。だから、一芸を仕事やパートナーとまったく関係なくもつと精神上、とてもよいのです。

特に、一流の歌は、エネルギーを与えてくれます。なぜ、こんなに音楽を聞く人が多いのかというと、ストレートに心を動かし、すっきりさせてくれるからです。(♭б)

2018年7月16日 (月)

Q.日本のリズムの体系を教えてください。

A.日本の音楽は、種目や流派によって細かく分かれ、全体を統一する理論体系ができあがっていません。

ただ、特徴として、

1.拍の音価がきわめて大きい、また無拍のリズムがみられる

2.拍の伸縮が表現に結びついている

3.拍節の構成にあたって、強弱の要素があまり重要な働きをしない

4.リズムからみたフレーズの構造は、常に完結的である

5.強弱法(デュナーミク)によってリズムの波を細かく刻んでいる

ドイツのラッハマンは自由リズムですが、こうした無拍のリズムのなかにみられる規則性が緊張感をもたらす要因となり、民謡などではとくに重要視されています。

(雅楽では、四【よ】拍子のほか、テンポによる数え方の違いによって延【のべ】拍子、早【はや】拍子に分かれます。また2拍+4拍あるいは4拍+8拍の只【ただ】拍子や、2拍+3拍の夜多羅【やたら】拍子などの変わった拍節法もあります。)(♭ф)

Q.日本語と英語とのスピードの違いはどうなのでしょう。

A.日本語と英語のニュースで、同じ内容を伝えるためにどれだけの時間を要したかを測定してみました。その結果、日本語では14秒、英語では21秒でした。さらに、10分間で何音節話しているかを調べると、日本語では160、英語では110でした。

日本語では少ない時間内に多くの語数を費やし、より多くの情報を伝えようとしていることがわかります。つまり、日本人は早口だということになります。

このスピードの違いは、英語ではひとつの単語を伸ばして話したり、強調するための間などが多く見受けられるのに対し、日本語では比較的どんどん言葉を進めていってしまう傾向の違いによるのでしょう。(♭ф)

Q.外国語でも日本人が歌っているとわかるのですか。

A.歌に声の芯や深い息がないことがほとんどなので、何フレーズか聞くと私は、日本人だとわかります。

英語は、強い息を発し、舌、歯、唇で生じさせる子音を中心とする言語です。日本語にないパワー、勢いといったものがそこからつきます。それが自然な深い声や音色につながるのですが、その根本的な部分まで、耳と声で捉えている人はどれだけいるのでしょうか。

自然な発声と呼吸を身につけた体があってはじめて、外国人と対等に声で渡り合える実力につながるのです。ですから、体からの深い息をなるべく深い声にするトレーニングを続けることです。(♭ф)

2018年7月14日 (土)

Q.歌うときには必ず脱力のことを指摘されますが、脱力の大切さを教えてください。

.歌を歌うことに脱力は必須ですが、それ以外のスポーツや、あらゆるパフォーマンスの分野でも、脱力の大切さはいわれていると思います。

自分でできる小顔マッサージの記事を読んでいましたら、その先生も、まず脱力で力を抜いてから、筋肉に働きかけたり、骨に働きかけるそうです。

歌も全く同じだと思いました。まず、自分の身体の無駄な力を抜き、しかるべきところ、使うべきところの筋肉を使えるようにしてアプローチしていくことが効率がよいでしょう。例えば、頸の力が脱力ができていなければ、頸で声を支えてしまい、お腹で支えるべきところが使えないという難点があります。

喉に力が入っている方は、声の響きが悪いです。喉の力を抜いて声を出したときに、その人本来の美しい声が頭蓋骨内に響かせることができます。そして、身体全体も無駄な力を入れることなく立てていると、声を息に乗せて運ぼうと思ったときに、身体がそれを手伝ってくれます。(♯β)

Q.本番で上がりやすいのですが、どうしたらよいのでしょうか。

.人前で演奏したり、お芝居したり、読んだりという経験が少ないうちは、本番になると緊張する人が少なくないのではないでしょうか。上がりやすい、つまり、緊張しやすいという人には、いろいろなパターンがあると思います。

まずは、人前に出ることに慣れましょう。最初は、慣れないものです。数をこなして、そのような場に慣れることが大事です。

ある程度慣れてきたころから起こる緊張は、「ちゃんとした形で行わなければならない」という完璧主義モードになりやすいパターンの人です。完璧を求めるがあまり、自分で自分を追い込んでしまいます。このようなパターンの方へのアドヴァイスとしては、練習やレッスンでは、必死に足掻いて完璧を追い求め、いざ本番になったら、「とにかく楽しむ」ということです。本番で、今まで取れなかった点数を取りに行くようなことをせず、減点をできる限り減らす努力を行いつつ、楽しみながら本番を終えるということがとても大事です。自分で自分の批判家にならないように気をつけましょう。(♭Я)

Q. 口を開くとはどういうことなのでしょうか。

.発声のことで、よく「口を開きましょう」といわれると思いますが、「口を開く」という言葉にはいろいろな解釈があります。正しく理解しなければ誤解に繋がる部分であると思います。まず、開く方向ですが、「縦開き」なのか「横開き」なのかによっても意味合いは変わってきます。

ここでは声楽的な発声を基準に考えますが、一般的に理想的な開き方は「縦開き」の状態です。その縦開きについても、「下顎が下がった状態で上唇が上にめくれ過ぎない」という状態が理想です。上顎が開き過ぎてしまうと、喉の奥の方は逆に狭くなってしまいます。この状態では、無理したような発声に繋がりやすくなってしまうので、上あごはあまり開け過ぎずに、どちらかというと、鼻の下が伸びるイメージをもって練習することが望ましいと思います。

ただし、状況にもよりますし、個人差もあるものなので、実際にトレーナーのもとで調整しながらベストな状態を探していくのがいいのではないかと思います。大事なのは、効率よく声が出せる状態にするということです。

(♭Я)

2018年7月11日 (水)

Q.メリハリは、なぜ必要ですか。

A.聞き手は、話に、心地よいリズムを求めています。それが単調に続くと、気持ちよくて眠くなったり、飽きてしまいます。そうならないために、話し手は、話の伝え方と内容の両面から、新鮮さやパワーをところどころに入れていかなくてはなりません。

心地よさとインパクトのどちらを優先させるかは、その人のスタイルですが、その人なりに両方が最もよいバランスで整うと、聞きやすくなります。聞き手に聞く努力を強いない話し方になると、スーツと耳に入ります。ガンと引きつけるインパクトとパワーを大きくして、高いテンションから始めなくてはなりません。話し手にやる気や元気が溢れていてこそ、人の耳に届き、人の心を引きつけます。(Э)

Q.息を吐くトレーニングとは、どういうものですか

A.1.ゆっくりと息を出し、出し切ったら、23秒止め、自然に息を入れる(10)

2.息を「ハツハッハツハツ」と犬が走り終えた時のように速く吐き続ける(30秒)

3.時計を見ながら、5秒、なるべく速く吐き、5秒休む(一分間)

4.軟口蓋の上(のどちんこ)に息をあてるように吸ってみる(10)

5.背中の真ん中に息をあてるように吸ってみる(10)

6.息が均等に出るように意識して息を吐き出す(10)

7.少ない息から、少しずつ吐く量を大きくしていく(10)

8.真っ直ぐにすくっと立ち、上半身を中心に大きく体を動かしながら声を出す(オイチニィ、サンシ、ゴー、ロク、シチ、ハチ)

9.脱力して、跳ねながら「アー」と声を出す

10.上半身を前傾させ、ゆっくりと腰から上に上げながら息を吸い、直立したら、「アアー」といいながら倒す

(Э)

Q.ヴォイトレとは、新しい声を作るのですか。

A.自分の本来、機能としてもっている声を最大限に発揮できるようにしていきます。それは、ベストの声の発見と、その声の習得からです。 (Э)

2018年7月10日 (火)

Q.感情を声で流すにはどうしたらよいのでしょう。

A.号泣しましょう。(悲しい映画、DVD、本など)

悲しい歌を、涙を流して歌いましょう。

泣くのも怒るのも大いに思いっきりやるのがよいと思っています。まわりには、あまり迷惑をかけたくないのですが、一人なら号泣し、ときにぶち切れてみてください。号泣すると、すっきりします。怒りも抑えをはずして、大声で怒るとすっきりします。中途半端に感情を抑えるとストレスがかかります。一人、声を出せるところにいって、そして思いっきり泣いてください。これが、カタルシス効果をもたらします。

芝居を見に行かなくても、自分でやれば、てっとり早く、カタルスタシーを得られるのです。やりにくいなら、思いっきり楽しい歌と悲しい歌をカラオケで熱唱してください。連れがいてもよいです。一人でもいいじゃないですか。(♭б)

Q.悲喜哀怒、すべてプラスに変える声とはどういうことでしょうか。

A.とにかく毎日、声を集中して出すことです。どんなことでも自分にとってはよいことと思うこと、何ごとも受けとめ次第です。声によって、何ごとも解決できるのです。今すぐムリなら、時間を待ってください。悩んでも仕方ないことは、悩まないようにしましょう。

ミリオンセラーとなった「キッパリ」という本には、5分間で自分を変えられる方法がたくさん入っています。その表紙は、天高くコブシを突き上げ、テンコブボーズです。でも、私が思うに、そこに一声あれば、さらにパワーアップです。そこには、「ブルーなときは、歌を口ずさむ」(自分のために歌おう)というのもありました。

(♭б)

Q.笑いの伝達する効果とはどういうものですか。

A.もらい泣きはありますが、もらい笑いというのもあるのでしょうか。まわりが笑っていると、自分の頬も緩みます。人は人に同調するものだからです。笑い声を聞くと、自分の声も笑おうとして準備するのです。笑い声や泣き声は、それだけでまわりの人を集めますね。でも集まる人の顔つきが違います。笑い声は、期待にあふれた顔に、そして、泣き声には心配そうな顔に、まわりをします。

そのためには「笑い声のトレーニング」です。思い切って、腹を抱えて笑ってみましょう。

今日はどのくらい笑いましたか。

何で笑いましたか。

何が笑えますか。(♭б)

2018年7月 9日 (月)

Q.英語に、パワーや勢いをつけるにはどうすればよいでしょう。

A.日本人の英語の発音はよくなりました。しかし、発声とリズム(強弱)がよくないのです。口先で英語を器用に発音しているだけ、ほとんど英語らしい雰囲気で聴かせているだけといってもよいでしょう。声は前に飛ばないし、強い息にのっていません。(♭ф)

Q.外国人との声の差は体格ですか。

A.最近は、日本人も、体格、骨格や背の高さなども外国人と変わらないようになりました。

きちんとした発声を身につけることができれば、同じように声が出せるはずです。ただ、声を引き出すのは、必要性ですから、育ちや、環境の問題の方が大きいのです。邦楽では、80歳でも朗々とした声を出す人もいます。歌う声も、話し声もトレーニングしだいで克服できるのですから、がんばりましょう。(♭ф)

Q.日本語の歌が声が出しにくいと思います。

A.日本人は、話し声も小さく、メリハリ、響き、パワーに欠けます。しかし、外国人は深く体についた声で、明るくはっきり発しています。歌を比べると、この違いはもっと大きく感じると思います。

何よりも大きな原因は、日本人の今の音楽が、欧米の言語にベースをおいたものだからです。外国人は、話しているときの声とリズムのまま歌に入っていけるのです。

(♭ф)

2018年7月 7日 (土)

Q.あがってしまって、身体が固くなるのがわかります。

.あがってしまうと、普段できていることができなくなったり、歌えていたはずのフレーズも身体のこわばりや緊張でうまくいかなかったりするかもしれません。普段の身体の使い方に着目して、日ごろの練習から、緊張しがちなところを緩めるようにすることが大切です。

さらに、身体に加えて呼吸にも着目してみましょう。身体が固まると、横隔膜が大きくゆったり動かせずに、腹式呼吸が浅くなってしまいます。横隔膜は、身体の中で息を吸ったときに下がるのですが、体にこわばりがあれば、結果として、この動きが制限されてしまうのです。ですから、平素より、呼吸のトレーニングが必須になってくるわけです。

まず横隔膜を細かく小刻みに動かしてみます。「ハハハハ」と走ってきた犬が、呼吸するかのように、横隔膜の動きとともに呼吸してみましょう。このように小さく動かすことで横隔膜のウォーミングアップになります。固まりそうになったら、この呼吸で練習してみてください。次にこのように俊敏に動かすことができたら、長く横隔膜を下に下げておくようにキープして歌ってみましょう、お腹を360度方向の押し広げたまま歌うとわかりやすいと思います。(♯β)

Q.頭を下に下げたほうがいい声が出るような気がします

.頭を上にあげてしまうと、顎が上の方向にひっぱられ、喉が引っ張り上げられ、横隔膜も上に引き上げられ、あまりいい条件がそろいません。逆に、頭を下にさげると、首の後が伸び、息が後頭部に感じられやすくなり、共鳴が捉えやすくなります。喉も楽な位置に収まり、リラックスしやすい体になると思います。頭を下に下げて練習することは、いろいろと効果が出ると思います。

中には顎を上にあげて首をまげ後頭部を後ろ下の方に下げて歌う方がいらっしゃいます。この方の場合はやはり喉が引き上げられてしまって、苦しそうに歌っていました。しかし軽くお辞儀の姿勢を取り、後頭部に空気を回していくような感覚をプラスしましたら、とても伸びやかな声になられました。

ある世界的に活躍したテノール歌手によると、顎を上げて上を向いて歌ってしまう歌手は短命だったといっていました。やはり、喉を大事にするには顎を上げるより、下げるフォームを習慣化するといいと思いました。しかし、パフォーマンスの中で、上を向いて歌った方がいいときもあります。ステージのパフォーマンスの中でご自身で調整しながらやられたらいいと思います。(♯β)

2018年7月 4日 (水)

Q.腹式呼吸のメリットとは何ですか。

A.たくさんの息を体でコントロールして使えます。メリハリがつきます。息で、話の調子を作り出せます。意味のまとまりをつけ、話を力強く展開していくことができます。あがりからくる緊張などの影響を声があまり受けなくてすみます。

横隔膜で支える呼吸であるから、のどに負担がかかりません。ということで、人前で話す時や歌う時にこそ、この腹式呼吸が中心にならなくてはいけません。(Э)

Q.日本人は、腹式呼吸が苦手ですか。

A.日本語がとても浅い息で発音できる言語であるため、日本人は、体や息を使った発声を習得できていません。

つまり、多くの人は、息を声に自然に変えられず、しっかりした声にせずに、発音のために口先や口内で加工しています。これでは声量や声域が拡がらず、個性的な声も出せないようになってしまいがちなので注意しましょう。(Э)

Q.腹式呼吸を、お腹の前を動かして練習したら、できますか。

A.これは内臓器官を圧迫するだけでよくありません。横隔膜は、肺の下にお椀をふせたような形でついているので、特に前を鍛えるのでなく、均等に動かしまう。背筋や側筋を使いこなしていかなくてはなりません。本格的に腹式呼吸を身につけた人は、腰のまわりに空気が入るかのようにふくらみます。(Э)

2018年7月 3日 (火)

Q.笑っていると、魅力的な声が出るのですか。

A.まろやかで覇気があるのが笑い声です。その声をすべてに生かしなさいというのが、声をよくする最短の道です。笑い続けるのは、大人になると2分間でも難しい、全身運動なのです。お腹が痛くなります。しかし腹筋も顔筋も鍛えられます。笑っているうちに、声のトレーニングになるのです。(♭б)

Q.私たちはいつからこのように無邪気に笑うことを忘れてしまったのでしょうか。

A.声も笑いも抑えられ、表情も頭も心も固くなってしまいました。あなたが横たわってお腹を抱えて笑うことは、どのくらいありますか。それを変えてみてください。お笑いやコメディ映画をみて大いに笑いましょう。

(♭б)

Q.笑い声に免疫効果はあるのですか。

A.笑顔につとめると、気持ちも華やいでくることは述べました。もっと早いのは、笑い声です。笑い声のあふれている場は、幸せな花が咲きます。楽しくないのに、笑えないと思うでしょう。でも、たいしたことがなくても笑っていると楽しくなるのです。

ワークショップのなかで、無理に笑わせるようなメニュがよく使われています。無理はよくないのですが、笑っているうちにおかしくなって、原因もないのに笑えて楽しくなってくるのです。相手の顔を指さして笑い合うなどというのも、原因がないからこそ、開き直ってやれます。すると、心から楽しくなるのです。(♭б)

2018年7月 2日 (月)

Q.顔の形も違えば、共鳴が変わりますか。

A.鼻の形、目の形なども、民族によってかなり違いがあります。その違いは共鳴体にも変化をもたらしていると思われます。たとえば、あごが出ている民族とそうでない民族では共鳴体が違うので、声や言語も違ってくるのです。共鳴体の違いは、声の違いを生むとともに、民族によって出しやすい音と出しにくい音という差異も生んでいます。その民族にとって出しにくい音を使った言語は当然なじまないので、それぞれの民族に適した言語体系が形成されていくのです。ただし、環境や生活文化での影響、声やことばの使い方によるところの方が大きいと思います。(♭ф)

Q.外国人の方が声では有利なのですか。

A.外国人との大きな違いの原因となっているのは、浅い発声の日本語、日本人の生活様式など、さまざまです。姿勢一つとっても、私たちはどうしても猫背になりがちで、響く声を出すのに苦労するのです。言語を発するポジションも、喉のあけ方、表情筋の使い方も違います。

(♭ф)

Q.tlのところがうまく発音できません。

A.tldlnlのときは、舌先は歯ぐきから離さず発します。people(ピープー)、table(テイブー)、bottle(バトゥー)、journal(ジャーヌー)、cycle(サークー)

(♭ф)

2018年6月30日 (土)

Q.ジラーレについて教えてください。

.「ジラーレ」とは、イタリア語で「曲げる」という意味です。高音域を発声するときに、うまく出せない声楽家志望の方に、よく言われる言葉です。「しっかりジラーレして」と。高音域の苦手な方や、どうしてもさらに高音域を出したい方は、顎を上げて斜め上に顔を向け、お腹から力まかせに声を突き上げるように出すことが多いのですが、それでは喉を傷めたり、聞き苦しい声になってしまいます。では、実際に「曲げる」とはどういうことかというと、お腹からまっすぐ上に声を出すのではなく、背中の方に上げてから、後頭部の辺りを通過したところで、前に向かって声を曲げるということです。この、上向きから前に曲げる場所は、頭の上だったり、軟口蓋だったりと、いろいろなやり方があるようです。私のおすすめは、頭の上を超えてからですが、絶対にというわけではありません。これは、イメージだけでトレーニングを続けていくので、不慣れな場合は、とても長いトレーニング期間が必要になるかもしれません。いずれにしろ、一朝一夕に修得できるものではないので、たゆまぬ努力が、必要になります。(♭Ξ)

 

.「曲がる、曲げる」というイタリア語の動詞で、声楽の基本的な技術ですが、とても習得が難しい技術です。私の師匠の一人であるメトロポリタン歌劇場やパリオペラ座、ザルツブルグ音楽祭などで主役をやっていたテノール歌手は、世界で歌っていくためには「マスケラ」と「ジラーレ」の技術がなければいけないといっていました。むしろ技術としてはこれだけを極めれば声としては何とかなるとも言っていました。

簡単に言うならばストレートな声ではいけないということです。いろんな教えの中には、声のチェンジの場所でジラーレが必要と指導する人もいます。しかし、私の経験ではすべての音にジラーレが必要です。特に色濃くでるのが声のチェンジの位置でしょうか。これはジラーレの技術がわかる指導者の下で根気強く勉強するしかありません。

まずは自分の耳がジラーレを判断できるかどうかが重要です。一番わかりやすいのはパヴァロッティです。パヴァロッティの声はファの音で少し暗くなります。まずはこれを聴きとれるかどうかです。

文章で書くと誤解を生みそうなのですが、自分で練習してジラーレができていると思っているときはできていないことのほうが多いです。自分の近くでおこっているのはジラーレふうの音でジラーレではないことが多いです。身体からはなれた声を遠くへ飛ばす中でうまれてくるのがジラーレです。結果的に自分の耳で判断しづらいので指導者と共に地道なトレーニングが重要です。

逆にいうならば、それほど重要かつ、世界的な技術です。この技術の重要性は人種や国を問わないと思います。

(♭Σ)

 

.ジラーレは回る、曲がる、回転するといった意味のイタリア語で、声楽では「声を回す」という発声の技術を指します。もしジラーレなしで歌ったとしたら、声は直線的になり、特に高音域ではレガートで繋ぐことができません。感覚としては、声を回すというより「息を回す」という方がしっくりきます。息の対流に声が乗っていて、ジラーレでは対流している息の回転を増やすのです。ベルトコンベアーの速度が増すイメージに似ています。

またジラーレの状態としては、あくびをしているときが近いと思います。自然とあくびをしたときの口の開き方は十分ですし、咽頭も下がったままです。この咽頭が下がったまま発声できたらジラーレの感覚を得やすくなりますが、逆に咽頭が上がると喉周辺に力みが生じてしまい息を回せなくなってしまいます。慣れない中では喉に負担のかかる練習になるので、質問や疑問点をトレーナーと確認しながら進めるのが安全です。(♯α)

 

.ジラーレ(Girare)は、イタリア・オペラを歌うような声楽家にとっては必要不可欠な発声テクニックです。イタリア語の語源としては「回す」という意味です。一般的に高音域を出そうとすると、喉が絞まっていくような状態になり、叫び声のようになったり、ファルセットのように薄い声になったりというのがよくあるパターンだと思います。その部分について、首絞め状態を改善し、また、高音域でも薄い声にならないように改善してくれるテクニックが、このジラーレです。

声楽的な発声用語の意味合いとしては、中音域から高音域にかけて、一度奥まったような部分を通過させたうえで高音域で先細りしないような輝かしい音色として出せるような道筋を通す過程の部分を意味します。その際に、直線基調発声ではなく、回した感じ、曲げたような感じになることから、このような表現になるのだと思います。このテクニックについては、個人で行うのではなく、この指導ができるトレーナーのもとで時間をかけて確実にマスターすることをお勧めします。安易に自分で判断することは弊害を生みやすく、危険です。(♭Я)

 

.イタリア語でgirareとは回すとか曲げるという意味です。声楽用語で用いる場合は、声を出すときにただ直線的に真っ直ぐ出すのでは、ある程度の高さにくると、詰まりを感じたり、声に丸みがなかったりしてしまうため、声を目線もしくは、頭の上あたりで曲げる感覚を指導されます。

日本で誤解されがちなことは、ジラーレさえしてればいいのかということですが、本来の、身体で支えた声が出ていなければ、ジラーレをいくらやってもあまり効果を発揮しないように思います。

まず、発声の基礎的なことを23年くらいやって、ある程度体で支えた声が出るようになり、身体中に呼吸のための筋肉がついてきたら、この技法を意識するといいと思います。

練習方法は、まず口蓋をしっかり挙げてください。声が頭の頭頂部に抜けるイメージが直線的とするならば、ジラーレは頭蓋骨の上を通りおでこの方に90度に曲がっていき、目線の先に声が伸びていくような感覚です。このイメージで声を曲げて出していくことでジラーレの感覚がつかめると思います

くれぐれも、口蓋を上げることを忘れないでください。口蓋を上げることがたどたどしい場合は、まだジラーレをやる段階ではないのかもしれません。トレーナと相談してください。(♯β)

 

.ジラーレは、イタリア語です。girareと表記し「回す、向きなどを変える、巡る、道を曲がる」などの意味があります。やり方としては、まず腹圧、腰、下半身を使って息を上顎後方へ流します。その下から流した息を真上や後方ではなく、「回すように」前方へ流します。そして流した息の上に声が乗るような感じで声を発します。

このような発声をすることにより、声が効率よく綺麗に出ます。発音も明瞭になります。何しろ声にターボがかかっている状態のため、声量が増え、大編成のオーケストラの音量に埋もれることなく飛び出して観客の耳に届きます。正にクラシックの声楽、オペラをはじめとする歌の発声に最適なテクニックです。(♭й)

 

.声をまわす、回るという意味のイタリア語です。直線的な声ではなく、曲線的な声でレガートを意識しながら、声を身体の後ろ側から、後頭部をつたって、ひたいのあたりから前に出すようなイメージで声を回すことです。

口の中が上にあく、あくびなどのイメージに近いところです。習得には、息の流れが必要と考えるため、腹式呼吸と発声がしっかり連動し、息を回し、声が回るように、基礎の練習が大切になると思います。(♭Ц)

 

.あくまでイメージ的にですが、頭骨にはいくつもの穴が開いており、そこに膜があったり、神経、血管などが通っていますが、それらの中には頭声を生み出すための頭骨への入口となるものがあるとします。その中のとある穴をある曲線で音を通していくと、増幅が起こり、ついでジラーレと呼ばれる頭骨沿いに回転していく音が得られます。ジラーレに関しても歴史的に長い間理屈が分からないことではありましたが、それが存在している事は声楽家であれば知っています。現在は道筋を発見できたので、やり方を理解できれば誰もが綺麗な共鳴を得られるようになりました。個人差はありますが、声を入れる角度、回すイメージによって、うまく共鳴が得られます。まるでホルンのように音が回っていくのを実感することができるので面白いものです。(♭∀)

2018年6月27日 (水)

Q.腹式呼吸のためのトレーニングとは、どういうものですか。

A.声を正しく使う時に必ず言われるのは、腹式呼吸です。これほどやっかいなものはありません。なぜなら、腹式呼吸が大切なのではなく、声を腹式呼吸で完全にコントロールすることができているかどうかが問われるべきことだからです。

たしかに、腹式呼吸は寝ころがって息をすれば誰でもできます。それが声に応用でき、声を出した時にすべて腹式でコントロール(この表現も正しくなく、常に腹式呼吸と胸式呼吸は共存するのだが)するのは、至難の技といえます。(Э)

Q.声の出やすい姿勢とはどういうものですか。

A.胸を張り、やや上に持ち上げるとよいです。すると、腰のまわりに少し緊張を感じます。そこの筋肉(背筋、側筋)が、声を自在に扱うために大切です。そして、息を吐いてみます。喉が渇くような吐き方ではなく、お腹の底から楽に絞り出せるような吐き方がよいです。吐き切ったら、少し止め、そしてゆるめます。すると、自然と息が入ってきます。

これを、体の動きとして意識しましょう。「口で息を吸っているのでなく、息が体に入ってくる」ようにです。

常に緊張を解きほぐしましょう。肩と首の問、胸と服、肩と首を回したり、肩を動かしたりして、筋肉は、よくもみほぐしておきます。上体を前屈させると、お腹の前の方が押されるので、背筋や側筋が使いやすくなります。

息を何回か吐いてみましょう。息を吐く時には、あごが上がらないようにします。大半は、あごが前に出すぎています。また、体の背筋の線に対して、首も頭部も真っ直ぐになるように気をつけましょう。足はやや聞き、楽な姿勢をとることです。ただし、頭が後ろにそらないように気をつけることです。壁に立つとよいです。最初はかなり疲れます。歩く時も、食事をする時も、さっそうと胸を張ってあごをひいて、格好よくしましょう。(Э)

Q.自然な声を出す姿勢とはどういうものですか。

A.畳文化で猫背で暮らしてきた日本人の姿勢は、のどを圧迫し、日本人の声をこもったのど声やしゃがれ声にしました。そういう声を小さい時からたくさん聞いているために、私たちの声もそういう声になっています。しかし、話には、声の機能を充分に発揮しやすくした、体の理に従った声が求められます。まずは、自然な声を出すために必要な姿勢を習得しましょう。

口自然でゆったりした楽な姿勢

口目はしっかり見開く

口目線は真っ直ぐより少し上に

口舌先は前歯の裏、舌の両側を奥歯につける

口肩、首に力を入れない

口首は少し後方にひき、真っ直ぐ立てる、あごは引く

口胸は広げたまま高く保ち、落とさない

口腕はだらっと下げる

口お腹は引っ込める

口下腹部はゆるめ、内側に吊り上げる感じ

口背筋は張る

口お尻の筋肉を肛門の方向へ締まる

口ひざをゆるめ、骨盤を前方に少し出す

口体重はやや前方(両足の親指へ)、重心は聞いた足の中心に(Э)

2018年6月26日 (火)

Q.声について、マイナスイメージのいきつくところは何ですか。

A.声においては、発声障害となります。心因性失声症です。これは発声の機能に何ら損傷がみられないのに、声が出なくなってしまうことです。

ストレスによって、私たち心身には、いろんな変化が生じます。そのなかでも、声は比較的、大きな影響を受けます。ヒステリーで声を張り上げ、からしてしまう人もいます。落ち込んだときの声は、暗くこもってしまいます。ひっそりと心の壁を巡らしたことも、声はまわりに伝えてしまいます。「一人にしてくれ」といいたいときには、声は出しません。声からその人の状態がわかります。

でも、こういうことも笑いとばすことで解決できるのです。笑いたいことがなくとも、笑っていれば、そうなるのです。「人は悲しいから泣くのでなく、泣くから悲しい」ということです。(♭б)

Q.声を出したいという大きな欲求を抱えています。

A.大声を出すとスッキリするし、カラオケも好きですよね。それをうまく生かすと、声はずっとよくなります。声を出そうと思っても、声は出るだけです。しかし、人とつながろうと思ったときに、声は人とつながるような動きをとるのです。そのためには心身のリラックスと快の状態を整え、神様の声のおりてくるのを待たなくてはなりません。声を出したい衝動と、声を出してつながりたい欲求

どんな声になりたいですか。誰とつながりたいですか。

ここで、一息ついて、ゆっくりと考えてみましょう。

仕事の声

日常の声

笑い声

泣き声(♭б)

Q.原稿用紙を前にしてアイデアが出てくるには、どのようなことでしょうか。

A.待ちます。話も同じです。人を前にして、話すことが出てくるのを待ちます。これは私が学んで、個人体験学習の記憶もあるからできるのですが、知識でない知恵は、どこかで力を得たに違いないのです。まして、直観で判断するには、もはや個人の能力を超えていると思います。

それは親や祖先から継承の場合もあるし、また日本人や世界の人類の場合もあるでしょう。前世からという人もいます。(♭б)

2018年6月25日 (月)

Q.LとRの違いを対照的な単語で教えてください。

A.日本人の「ラ」は、rで聞きとられ、ミスしやすいので、気をつけましょう。

L 

light 光  lice しらみ(複)load 積む glass

play long collect law 法律の 

late lake lamb  子羊 

lead  loyal clap 鉛拍手

election 選手 loom はた織機

R

right 右、正しい rice  road grass 

pray wrong correct raw 生の

rate rake くま手 ram 雄羊

read readの過去) royal crap 排便

erection 勃起 room(♭ф) 

Q.日本人の苦手な英語の発音を克服するにはどうすればよいのですか。

A.ここでは、私たち日本人の苦手な英語の発音を押さえておきましょう。

v…は「ヴ」と下唇を上前歯に押しつけて声を出して発する。

f…下唇を上の歯に軽くあてて「フ」と強く息を吐いてみる。

thnothingthは、舌先を前歯の裏に軽くあてて、そのすきまから「ス」と息を発する。theは、「ズ」と声を出して発する。

l…舌先を上の歯ぐきにつけ、舌の両側から「ウ」か「ル」のように出す。「ランラン ララララ」と歌うときの舌の使い方に似ている。最後にlがくると、はっきり聞こえず「ウ」のように聞こえる。

舌先がl、舌のまん中から後部を使うのが「r」、その間を使うのが日本語の「ラ」である。「ラ」は「r」に近いといえる。

r…舌の先を奥の方に向かって丸めるようにする。上の歯の根元に近づけながら発する。「ル+母音」Roseは「ルォウズ」

rは、犬の怒ったときのうなり声や、エンジン音のように舌の後部で発する。舌は歯ぐきにもどこにも触れない。舌先を曲げて、上の歯ぐきに近づけ、舌先を奥へ丸めるようにして、そのすき間から「ル」と発する。(♭ф)

Q.耳の力を磨くにはどうすればよいですか。

A.声で高低の聞き分け、特に子音の聞き取りをしっかりとやりましょう。その上でかなり大げさに発音していきます。

日本語は、声の高さが平坦で一定の感覚で音節が続きます。原稿用紙のマスを句読点なく埋めていくような感じです。

それに対し、英語は、文節ごとに区切られ、リズム、アクセントが複雑なため、かなり耳が敏感で、しかも体や息が働かないと難しいのです。ジェスチャーとともに英語を覚えるのも効果的です。

音素の多い中国語を話す中国人には、英語がうまい人が多いです。(♭ф)

2018年6月23日 (土)

Q.声を出すときにスタート地点をどこに感じたらよいのでしょうか。

.歌を歌うときに、すぐ声にしなければならないと思ってのことなのでしょうか、喉で声のスタート地点を感じて歌い始める方がいます。

でもこれでは、息によって導かれた声が出せないので、響きの少ない息の流れのない止まった声になってしまいます。

息を流していただくためにも、また、支えを体全身で感じていただくためにも、骨盤、おへそ、腰、仙骨、尾てい骨辺りを感じて声をスタートさせてみてください。

目安としては、腰の下お尻の上にある仙骨をさすって、ここから、背骨を伝って頭蓋骨まで息が進んでいくようなイメージで呼吸をしてみましょう。このように、腰の下、仙骨、尾てい骨付近から息をスタートさせ、早いスピードで息を走らせると思ってみるといいと思います。

そして、この形態になれたら、足の裏からスタートさせるような気持で練習してみてください。

身体を全身使って呼吸を感じられるようになれればベストだと思います。中腰になったり前屈したりして地面を近くに感じることで、全身の一体感を味わってみましょう。(♯β)

Q.喉が動くと言われます。

.喉が動くのは歌うときにはあまりよくありません。上下に動くなら機能上のことなのでいいのですが、前後に動く方、下から突き上げるように動く方がいらっしゃいます。これは喉に意識がとても集中していて、歌うことを喉に頼ってしまっているのかもしれません。

自分の身体を一つの球体のようにとらえて、全身が協力して声を出すことを感覚として得られるといいですね。

とくに強化していただきたいのは下半身やおへそ回りの位置です。喉から遠いということもありますが、下半身を味方につけて声を出せると安定感が増します。

まず重心を下げるなどして、声をだすことと、足と地面のつながりを感じてみてください。次に椅子に座ってみましょう。椅子の座面とお尻が接しています。お尻で座面を押すかのように、体を安定させて声を出してみます。腰の下を下げるようにすると一層安定感が増すと思います。

さらに、下腹への自覚ですが、まずは息のことは考えずにお腹を動かしてみましょう。このように自分の意志でお腹を動かす、凹ませる、膨らませるなどを繰り返していくと、お腹との意識がつながりやすいです。慣れてきたら、息を吐きながら膨らます、また息を吐きながら凹ます、など多様な方法で動かしてみて下さい。

喉になよらないで下半身を味方につけて発声できるようトレーニングしてきましょう。(♯β)

Q.下半身をうまく使うには。

.歌うときに、喉や首元、顔などに意識が集中して胴体や下肢とのつながりがおろそかになっている方がよくいらっしゃいます。どうしても、発声器官は上半身にあり、声は声帯で発せられることから、首や顔などに意識が集中してしまうのも分からなくもありません。

しかし、いかに胴体や下肢を味方につけるかで声の安定性は変わってきます。

まずお勧めしたいのは足裏マッサージです。足の裏にも筋肉はあり、この部分は発達もすれば衰えもします。足の裏をよくもみほぐして足の裏と指で地面をしっかり捕まえられるようにしましょう。

次に着目していただきたいのは大腰筋、腸腰筋です。背中の下の方から骨盤、脚に繋がっている筋肉で、上半身と下半身をつなぐ筋肉です。一昔前に野球のイチロー選手が鍛えているということで話題になった筋肉です。前後に足を開いて、重心を下げながら歌ったり、片足立ちで、浮いた方の足を回転させながら歌うことでアプローチできます。どうぞ下半身も味方につけて歌えるように心がけてみてください。(♯β)

2018年6月20日 (水)

Q.アーキュレーションとは何でしょうか。

A.これは、音の切り方、次の音との続け方のことです。聞いていて、歯切れがよいというのが、アーキュレーションがよいということです。そのためには、活舌、つまり舌がもつれないで滑らかに、一言葉がスラスラと出てくるようにならなくてはなりません。発音の正確さにとどまらず、その声自体の伝わりやすさ、聞きやすさも含まれます。

体の柔軟体操から顔面の筋肉、舌や唇の動きをいつもトレーニングしておきましょう。(Э)

Q.語尾をはっきりさせるには、どうしたらよいですか。

A.語尾は、パッと切るにも、「っ」がついて演説調になるのは困りものです。かといって、伸ばしてしまうとよくありません。半疑問形、クェスチョン形、尻上がりイントネーションは使わないことです。(Э)

Q.発声の明瞭度をチェックして欲しいです。

A.ここでは、発音の明瞭度をチェックするために、録音機器を用意して、次の語を読んでみます。それを書きとって、どれだけ当たっているかチェックしましょう。

これは、実際には、特定の人が読んだのを被験者が書きとり、聞く方の不明瞭度を計るものですが、このように発音のチェックに使うのもよいでしょう。

ピョパ

トヒ

カソ

メヌ

セツキタ

ノンピウラ

ポデゴン

フヒョピョリ

ガリャミュジ

キュピュスミョ

マヤ

ムニャ

ニュゼ

ベポピュギチベ

ミャドナルユサ

アジョリヨザフゲ

イチョジュミヨケ

ギョヘテモオリュ

ノピシュヒ.ヤゾショ

ニョワニチョヒャレ

ヒュギヤクダキヨンヤ

ジャネエズギュホ

チヤグピャコブキャ(Э)

2018年6月19日 (火)

Q.声の限界を知るには、どうすればよいのですか。

A.声の限界を知りましょう。

声量の限界

声域の限界

トーンの限界

声でも何でもできるわけではありません。どんな声でも出せるようになるわけでもありません。必ず限界があり、それを超えるとリスクもあるのです。(♭б)

Q.声は使い込むほどに、よくなるのですか。

A.本当に相手のことを思い、何かを伝えようとして使うごとに、よくなるのです。あなたはきっと、まだまだ声を使い込んできていないでしょう。大半の人は皆、そうです。これからは、声に思いを込め、仕事も恋愛も、思うままに叶えましょう。

特に日本女性には、声を出し惜しんでいるかのように、あまり使わない人が多いようです。うるさいオバさんに、そこだけは見習いましょう。あのパワーは、声の交換作用からくるのです。オバさんがうるさいのは確かですが、他の国では、若い女性も男性も、もっとしゃべります。日本人は、自分の声の及ぶ範囲さえ、計算できないのです。

ただ生きているだけでよくなるのを、なぜトレーニングするのかというと、ダイエットしたりジムに行っている人なら、言わなくてもわかるでしょう。自分の魅力と可能性をアップして、毎日をさらに快適に過ごすためです。

(♭б)

Q. ただ生きているだけでも声はよくなるのでしょうか。

A.何ごともやってみないと、どのくらいよくなるかわかりません。他のものなら、何もやらなくなると、よくはなりません。

しかし、声というのは、確かに長く生きているだけでよくなることもあります。しっかりと生きて、使っていることは、その条件です。

声はよく生きると、よくなるものです。声をよくしようなんて思わなくても、ヴォイストレーニングなどしなくとも、世の中には、よい声をしている人は一杯いるではないですか。(♭б)

2018年6月18日 (月)

Q.耳から始めるトレーニングとはどうするのですか。

A.赤ん坊は、音を聞くときにリズム、イントネーション、メロディで入ります。私たちも、それに習いましょう。

耳の調律は、モーツァルトの曲やグレゴリオ聖歌など、イメージを絵や音にする前言語段階でやりましょう。

自分の歌いたい欧米のことば、リズムと、日本語との差を感じましょう。

外国語で言うときも、声を発したい思いを感じて、ことばを発しましょう。その国のことばの音でのコミュニケーションの感覚を養うことです。

そのためには、まずは、生き生きしたことばのメロディになじむことが大切です。語学も歌から始めるとよいでしょう。歌になじむことは、その国やその国の文化を超えて、人間の考え方、思想、コミュニケーション、表現力の勉強ともなります。(♭ф)

Q.日本人は音の動きに敏感でないと思いますが、どうでしょう。

A.日本…4拍子 4分音符中心 長い

西欧 3拍子、16分音符中心 短い

この差を縮めるため、耳を鍛え、反応時間を速くすることが必要です。そのためには、ネイティヴ・スピーカーの外国語を、そのスピードで言うとよいでしょう。最初は、声立てがこのテンポでは追いつきません。言語レベルでのスピードが、全く違うからです。それなのに、ラップや16ビート、ダンスミュージックを欧米の人と同じようにこなそうとするのは、いかにむちゃなことかがわかります。リズムにあてるので精一杯で、声としての表現は全くついていかないのは、そのためです。(♭ф)

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