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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

2019年7月13日 (土)

Q. 日本人と外国人の発音のポジションは違うのですか。

. 海外に行ったときや、来日されている外国人の人々と会話をするときに、欧米人の人々の声のパワーに驚くことがあります。それを感じていらっしゃる人も多いと思います。

つつましく暮らす日本人らしい、「近所迷惑になるから大声を出さない」というような文化の違いもあるのかもしれませんが、我々が普段会話をするような日本語は、比較的浅いポジションで母音を発せられることが多いと思います。

そして、言葉の関係もあるかもしれませんが、日本語は鼻声になりやすい言語でもあります。助詞の「が」などは鼻濁音にするというのもありますが、過度にそれを意識しすぎてもよくありません。全体が鼻声になると、歌を歌った時にはのどが上がりやすくなったり、弱々しい声になったりということにもつながります。

欧米人と日本人の発声で違う部分、特にイタリア人と日本人を比較するとわかりやすいと思うのですが、声を発しているときに胸が振動しているかどうかという部分がおそらく違うと思います。「胸声」という部分を日本人はいまいち使い切れていません。この部分を使いやすくするためには、いつもよりも「発音」している位置に気をつけなければなりません。そして、あまり高すぎない声で会話をするようなイメージを大事にするとよいでしょう。(♭Я)

Q. 棒歌いになっているのを直したいです。

. 一つ一つの音符を正確にとらえて歌えるようになってきたということなのかもしれませんが、そのような歌い方ですと、音楽に抑揚がなく、まるで棒のような音の連なりになってしまいます。フレーズの中にある音それぞれには言葉がついており、大切にすべき言葉と、さらっと流してもいい言葉がついていると思います。(たとえば「ふるさとの」の「ふるさと」は大事ですが「の」は助詞なのでそれほど頑張らなくてもいい言葉)

これを踏まえた上で歌うと、すべての音が同じ価値で歌う必要がないことに気づくと思います。

さらには、音を走らせるという感覚も役に立つでしょう。一定の息のスピードで歌うのではなく、ある音はスピード感をもって駆け上がったり、スピードを緩めて降りてきたりすることで抑揚がつくと思います。

曲だけではなく、ただの発声練習をするときでさえ、音をただの連なりとして歌うのではなく、生き生きとフレーズ感をもって歌う習慣をつけるとといいと思います。歌える喜び、フレーズを作る喜びをもってその発声練習のメロデイーに抑揚をつけて歌ってみてください。

(♯β)

Q. 高い音で声が出しにくいです。

. 高い音になると、怖くなって息をしっかり吐けなかったり、あるいは逃げ腰になってしまって音に対してひるんだような気持になる人がいるようです。私もそのような時がありました。なぜか高い音が怖くて、勇気が出なくて、結果として音域が伸びなかったです。

しかしその時ついていた先生に、勇気をもって飛び込みをするような感覚を植えつけてもらい、こんなに息をたくさん吐くんだとか、こんなに思いきりが必要なんだというふうなメンタル的なことで解決していったことがあります。

実際体においては、開いた喉で、口蓋を上げて、とてもスピード感のある息を、おでこや頭の上に吐き出しているということです。イメージとしては頭の上から噴水が思い切りよく噴き出しているような感じです。臆することなく思い切りよく、この息にのせて声を出していけば高い音も出しやすくなっていくことと思います。(♯β)

2019年7月11日 (木)

Q.おなかで声をささえようとすると体全体が固くなる

A.基本的には、歌の時に上半身の首や肩回りがリラックスしていなければなりません。おなかの下のほうはしっかり腹筋を使って支え、横隔膜は下に広がって降りた状態、つまり息を吸ったときの状態を維持する必要があります。しかしこれと同時に、首や肩の周りを同時に固めてしまっている人がいます。一人の人間の一つの体ではありますが、ある部分はしっかりと使い、ある部分は緩ませておくという使い方を習得するといいと思います。

感覚としましては胸郭を息を吸って広げて、張っておき、その上に胸、肩、首、頭がのっかっているだけというような感覚です。胸郭をしっかり安定的に広げることができると、このような体の使い方ができるようになります。胸郭を広げてキープするのは慣れるまでは難しいと思いますが、一週間くらい集中してトレーニングすると、広がる感覚がわかると思います。(♯β)

2019年7月10日 (水)

Q.放送していると4時間でとてもお腹がへるのですが。 

A.声は走るのと同じくらいカロリーを消費するという人もいます。とてもダイエットにもよいのです。

Q.土日に話す仕事を休むだけでうまく出なくなる。10日声を出さないとかすれたり、うまく出せなくなるのですが。

A.声も筋肉でコントロールするのですから10日も話さないなら10日入院しているのと同じです。

Q.呼吸法の簡単なトレーニングを紹介してください。

A.呼吸法(深いため息など)
息を長く吐いてみて、緩めるとしぜんと入ってきます。その動きを背中で感じましょう。

2019年7月 8日 (月)

Q.歌手やトレーナーでのプロとアマとの違いは何ですか。

A.歌よりもそこに世界があるかないかが一番大きな違いです。歌手なら自分の歌に、その世界を詰めていくことができる。アマチュアの人より高度な判断力があるのが、トレーナーの資格です。

Q.声の何が変わるのでしょう。

A.要素としては、声量、声域、音色、呼吸、体、共鳴、さらに耳がよくなるなど。

Q.「人は声から若返る」の本はどんな内容でしょうか。

A.健康な人は声も気も若く、若々しく生きるのを声からお手伝いしましょう、声を出していると心身も元気になれる、という内容です。

 

2019年7月 7日 (日)

Q.歩き方がなっていないと言われました。☆

A.立つことは、拇指球(親指の付け根)、小指球(小指の付け根)、かかとの3点で支えています。そこに3つのアーチがあるのです。土踏まず、拇指球、かかとの間のアーチです。足は,かかと、小指球、拇指球の順に着地して、けり出して進むのです。(♯)

Q.ハイヒールは、よくないのですか。

A.女性の骨盤の前傾は30度で、ハイヒールを履くと45度と、1.5倍も傾いてしまいます。腰が反り、骨盤筋群の弱化につながりかねません。ハイヒールで内股は最悪の組み合わせです。モデルのように直線を、つま先を外に出して歩きましょう。(♯)

Q.音の効果を教えてください。

A.音楽を聞く、声を聞く、ことばを聞く、そして、ことばを読む、声を出す、音楽を奏でる、さらに、声を合わせる、すると、人の心が変わるのです。

共感、共振、共鳴として、他人にも伝わるのです。それは体にもよいです。内分泌腺の活性化、免疫力のアップ、経絡に気が流れ、しぜんな治癒力が出てきます。(♯)

2019年7月 6日 (土)

Q. 日本人はなぜ議論が苦手なのですか。

. 国会中継や「朝まで生テレビ」などの討論番組を見るに、皆、口々に言いたいことを主張し、相手の話は聞かず、言葉尻だけをつかまえて最後は人格を攻撃し、わだかまりだけが残る。これが日本人に多い、議論にすらなっていない議論のやり方です。

うまく行かない大きな原因のひとつは、必要な教育がなされていなかったことです。

若い人はそうでもなくなってきましたが、話し方そのものを重要視しなかった時代の政治家などは、大きな声でがなるばかりで内容が伝わりません。効率のよい発声を身につけていただきたいたいと思います。

やはり欧米では、政治家に限らず、人の前に立つ人は話し方の訓練を受けることがあたりまえです。

古代ギリシャに、すでに雄弁術がありました。大勢の人々の前で効果的に話す術が、このころから研究されていたのです。話の組み立て方、人をひきつける言い回し、身振り、スピードや強弱から発声そのものに至るまで。現代では、学校教育でディベートが積極的に取り入れられています。子どものころから訓練されているのです。

(♯∂)

 

Q. 歌い手の体の変化とはどのようなものですか。

. 例えば相撲をとる力士ならば、みるからに体が大きいです。競輪選手は太ももなどがとても発達していますし、バレリーナーは歩き方、特に階段の上り下りでとても特徴がでます。このように、アスリートと呼ばれる人々はそれぞれの競技で 身体的特徴がでてきます。

歌い手や役者も、ただ一声発しただけで一般の人とは違う声だなと思われるくらい鍛えあげられてほしいです。歌い手もある種のアスリートだと思います。見えない息や声をコントロールするために横隔膜や胸郭などさまざまな体を使っていくのですが、長年トレーニングしていくと体が変化していきます。胸郭がひろがり、胸の厚さがとても大きくなっていきます。

これは、歌っていても発達しますし、呼吸の訓練などでの発達が大きいと感じます。稽古がつづいたり、歌う仕事が多くなってくると胸郭を開きっぱなしの時間がながくなり、歌っていなくても開いた状態になってしまうので、なれないと体の疲労がつらくなるときがあります。

しかし、強い声、遠くまで飛ばす声を毎日持続して出せるようになるためにはこのような体ができてこないと、喉の疲労が大きくなっていきます。体に変化がおきてくるくらいの毎日のトレーニングがプレイヤーとしてのフィジカルを鍛えてくれるのだと思います。(♭Σ)

Q. 音に段がつかないようにと注意されます。

. 最近のポップス歌手ではよくそのような歌い方をする人がいます。音一つ一つにブロッキングされたような音声をつけて、一つ一つの音を独立させてレガートで繋げないような歌い方です。これはどのようにしているかというと、声帯を音を発するたびに、離してぶつけて離してぶつけてをくり返しているのです。レガートで歌えば、このようなブロックをすることはなく、声帯は波打つように動いて音をレガートで繋いで行けるのです。

この歌唱法は、美しいメロディーラインが削がれてしまうという難点と、声帯に負担をかけるという難点があります。民謡や特殊な分野では効果をなす音声かもしれませんが、ポップスの曲を歌うときにはあまりお勧めしません。

音階をソファミレドと歌うときに階段にならないよう、滑らかに降りてこられるように練習してみてください。お腹で声を支えておくことがポイントです。(♯β)

2019年7月 4日 (木)

Q.母音を流して発音する

A.日本語はリズムであらわすと、四分音符や八分音符の羅列です。すべての音節が均等なリズムで発音されます。例えば「きらきらひかる おそらのほしよ」という歌詞があったら、すべて同じ音価が並びます。このリズム感をそのまま曲に当てはめてしまうと(そのように作ってあるので仕方のないことなのですが)平板な、同じ音型の繰り返しになってしまいます。外国人がこれを発音したら「きーらきら」などというふうに必ずどこかに伸び縮みやアクセントをおいて読むことでしょう。

歌でこの平板さを回避するには、なるべく母音を息で流して歌っていくことをお勧めします。「きらきら」の「きー」をなるべく息のスピードで運んで次の「ら」に移行させるというような感じです。自分で思っているより、音価ぎりぎりいっぱいに音を母音で流し続けます。さらに「きらきら」が「ひかる」に向かっていくように母音を流します。このようなテクニックで平板な歌唱から脱することができます。(♯β)

研究所の複数トレーナーへの共通Q&A(同問異答) 目次

Q1. 声楽がポピュラーを歌うのに役立つのは

Q2. 呼吸法とその習得

Q3. 発声のときの母音とそれを使う理由

Q4. 本番前のトレーニング

Q5. トレーニングに子音を使う場合、その子音と理由

Q6. お腹から声が出るとは

Q7. 地声を高い音まで伸ばすには

Q8. 地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方 

Q9. 喉声の判断基準

10. 毎日のトレーニングのお勧め

11. 体と呼吸のトレーニング

12. 高音発声へのアプローチ法

13. 素質と育ちについての相違点

14. 練習曲「カーロミオベン」の歌い方

15. レッスン生のタイプ別(年齢、性別、声質や目的)の指導法について基本メニュ

16. 声量をつけていくには

17. 共鳴についての練習法、メニュや注意点 

18. 歌唱における発音(外国語)の学び方

19. 音楽(歌)の耳を鍛えるには

20. 歌唱フレーズの処理(うまく、音楽的に、個性的に)

21. 声やその他の病気とその対処法

22. 音痴の矯正法

23. 音程をよくするには

24. リズムをよくするには

25. 日本人で洋楽がうまくなるには

26. よい発声、歌唱のときに感じる体感やイメージ

27. 不調のときの発声、歌唱のときに感じる体感やイメージ

28. 巻き舌について

29. 深い声を出すには(滑舌、舌、顔の筋肉との関係)

30. トレーニングで客観的に変化することのわかる部分

31. 声を前にとばすためには

32. 発声練習の前には

33. 声を指導するにあたり、注意すべきこと

34. トレーナー自身の訓練法

35. トレーナー自身の勉強法

36. 発声のコツ、秘訣、その習得の感覚

37. 母音によって発声の違い

38. 声がこもりやすい

39. 嗄声について

40. シャウトができるようになるには

41. 鼻にかかった声を直すには

42.上達の早い人をみての上達のコツ

43. トレーナーのいわれることができないとき

44.声をつくってしまうくせをなくしたい

45.音色の表現を豊かにしたい

46.レッスンによって上達した実例とビフォーアフター 

47.舌根について

48.練習場所について

49.お腹の使い方

50. 舌の扱い方

51. 首のつまりと声の関係

52. 力が入ってしまうのは

53. 頭声と胸声とミックスボイスの練習法

54. 実力のあるプロとの声での差

55. のどがかれないようにするには(Q39

56. ことばをかまないようにするには

57. 今の日本の声楽、ヴォイストレーニングへの意見

58. 他のヴォイトレのメニュへの意見

59. 肺活量を鍛えるには

60. 横隔膜を鍛えるには

61. 声帯をしっかり閉めるには

62. 声を体から支えるには

63. 普通に声を出したい

 

(1008~1510)

2019年7月 3日 (水)

Q.タレントとしての仕事が多くなると、喉も使うし、しゃべるのも喉の疲労になるのですが。

A.歌の仕事があまりないときこそ、発声の練習をしっかりしましょう。

Q.いつまでも歌があかぬけないのですか。

A.アマチュアの歌はくせや、他の人のまねになりがちで、そこで限界がくるのです。歌の中に閉じこもるのはよくありません。

Q.プロへの条件を知りたいです。

A.プロは訴えてくるものがあるか、ステージとしての価値があるかが問われます。さらに、リピートして客がくる何かがあることです。(rf

2019年7月 1日 (月)

Q.お客を納得させるには、たくさんのレパートリーが必要なのですか。

A.ヴォイトレでいうなら、たくさん曲を歌って納得させるより、1曲だけで納得させる方を目指すことです。

Q.先生に学ぶことは何でしょうか。

A.先生方に接しているうちに、いろいろなことがわかってくると思います。毎日基本的なことをやって、先生にもその努力が伝わるようになれば、大きな力にも、自信にもなります。学ぶとなれば、よいところを学ぶことです。

Q.毎日生活の一部として長時間カラオケで練習している人たちにはかなわないと思いますが。

A.同じ才能なら毎日歌っている素人の方がうまくなります。音程、リズムなども…。

だからこそ、レッスンがあると思います。

2019年6月30日 (日)

Q.トレーニングで、心拍数はどのくらいにすればよいのですか。

A.あまり気にしないことがよいのですが、特に高齢者のために理論として掲げておきます。最大心拍数は、男性では220-年齢、女性では226-年齢です。トレーニングでは、[220(女性226)―安静時心拍数]×運動強度(%)+安静時心拍数です。安静時心拍数は、座って手首(もしくは頸動脈 )で脈を20秒間測って3倍します。

(♯)

Q.息を出して力を出すのですか。

A.力を瞬時に出すには息を強く吐きます。一方、コントロールするには呼吸を整えます。

1.吐くタイミング

2.強さ

3.加速度(スピードのあげ方)

ボクサーと太極拳を比較してみるとよいでしょう。(♯)

Q.かがんで立つと、めまいがします。

A.うつむくことがよくないです。第一頸椎、第二頸椎から後頭下筋群や、その周りの頭板状筋、頸半棘筋がこると、めまいを起こしたりふらついたりします。うっ血したり張って血流が滞ってしまうのです。(♯)

2019年6月29日 (土)

Q. プロデュースについて学びたいです。

. プロデュースで一番大切なことは、需要と供給でしょうか。需要のないものをいくら供給しても、日の目を見なくてはちょっと残念です。ここで無意味と言わないのは、たとえ大々的に世に出ることはなくても、とても素晴らしいものができあがれば、多少は、意味があると思いたいからです。

人をプロデュースするとして、人にはどうしても、長所と短所があるものです。長所と需要がマッチすれば、こんなによいことはありません。長所をどんどん伸ばしていけば、需要はますます増え、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いになるかもしれません。しかし短所と需要が重なっていては、絶望的なので、まだ諦めがつくかもしれません。

問題になるのは、長所と短所が、両方とも需要と重なっているときです。せっかく長所が需要と重なっているので、短所をなんとか改善すれば、道が開けると誰でもわかるとき、どうしていくかです。通常は、簡単に短期間で改善しないのが、短所です。それを踏まえて何年も努力するのも、それぞれのポリシーなので止められませんが、やはり時間の限られた人生、別の解決策も考え、短所の改善はほどほどにしながら、長所をしっかり伸ばして、第三の道を探すのも悪くないのではないでしょうか。(♭Ξ)

 

.基本的にはプレイヤーとプロデュース業というのは、違うジャンルだと思っています。物をつくる会社で考えるならば、歌い手は商品であり、商品を考えたり売り方を考えるのが会社ではプロジェクトのチームでありプロデュースの役割だと思います。商品を作る工場に近いのが稽古場でありレッスンであると思います。それぞれが分担制として作業を担うことでそれぞれが専門職として仕事ができると思います。

プレイヤーが思う作品と、売れる作品というのは決してイコールではありません。そこを見極めてプレイヤーを売れる作品にしていくのがプロデューサーの役割だと思います。しかし、現在ではSNSの発達などにより自己プロヂュースによって、お金を得る手段、名前を広める手段が多々あります。YouTubeでのネット配信、アプリやLINEなどでのパフォーマンス配信など方法は多岐にわたります。今後は、このような方法での活躍というのも有りな時代です。ただし、基本的にプロデュース業というのは専門職ですから、プレイヤーが自己プロデュースをするといろいろと難しい問題も出てくると思いますので自分に合った方法を検討する必要があると思います。(♭Σ)

 

.セルフプロデュースということでは経験があります。

海外にいたときは、国籍が違う上にアジア人という決して有利ではない立場ですので、審査員だったり観客に少しでも目に留めてもらうためにはどうしたらよいかを試行錯誤する状況に置かれます。

そこで自分の声の特徴を活かし、その特徴(声が細い・高い・早く転がるなど)を存分に発揮できる選曲をして、同じ声種の人との差別化を図りました。他の人から見て難しい曲でも、私にとっては声の特徴にマッチしているので難しいほどに特徴が目立つので一石二鳥です。あなたがどのジャンルに関わるにしても、「その作品やアーティストの特徴(長所・短所どちらも)をよく知り、差別化を図る」ことは有効な方法のひとつだと思います。

(♯α)

 

.プロデュースをするためには、さまざまな経験が必要になってくると思います。アウトプットも大事だと思いますが、プロデュースするためには、さまざまな公演を観たり聴いたりという経験を、普通の人の数倍行うことが大事だと思います。さまざまな経験と価値観のデータを持っていることが必要不可欠ではないでしょうか。時々天才肌の人もいますが、プロデュースするためには人の琴線に触れる作品を生み出さなければ、仕事として成り立たなくなると思います。先に述べたさまざまな公演を観たり聴いたりという経験のほか、視覚・聴覚・触覚などに関するあらゆる視点と価値観を磨くことが重要なのではないでしょうか。

売れたものをマネするだけでは、売れる作品は生まれないと思いますし、偶然ヒットしたとしてもロングセラーになることは難しいのではないでしょうか。本質の追求、人の心に響くもの、常にエモーショナルであり続けるためにはどうすればいいのかを問い続けることが必要なのではないかと思います。いいものを認め、素材を活かし、どのように魅せられるか。このあたりの目利きに優れている人、また、それを探求し続けられる人というのが大事なのではないかと、個人的には思います。(♭Я)

 

.何といっても独自性が大事だと思います。自分にしか思いつかないこと、自分にしかできないこと、自分が本当にやりたいと思うことを実行しようとすると思わぬ力が湧いてきたり、周りの人々の興味も引きつけられます。私自身のことで言えば、アジアの民族楽器のミュージシャンとのつてが多かったことや、ヨーロッパ偏重な日本音楽界において、日本民俗音楽のようなもの、日本語での演奏に重きをおいて、特長づけたプログラムでコンサートを企画したりしていました。ある文学者に、「どんなに小さくてもいいから一つの文化を創り出すぐらいの気持ちで」やるように言われました。プログラムの内容を決め、キャストを決め、伴奏をどの楽器にするか決めていきます。次に会場をとり、稽古日程を組み、協賛を得られそうならば協力していただき、国や企業が資金を支援してくれるようなプログラムもあります。そしていかに多くの人を巻き込んでいけるか、今でしたらネットの力も大いに利用していけるのではないでしょうか。

(♯β)

 

.もし、自分がプロデュースということを手掛けるとしたら、という観点で回答します。

自分と音楽の関係、人にとって音楽とは何かということを正解はないにしても自分の中でまずはっきりさせることが大切ではないかと思います。そういうものがないと人を動かすことはできないと思います。

その上で、音楽的センス、時代を見る目、作曲、アレンジ力、対人力、経済的管理能力、が必須となると思います。

プロデュースをパッケージとして学んでプロデュースができるようになるということではなく、あらゆる能力が備わった人に結果的にプロデュースという仕事ができると考えています。(♯ё)

 

.アーティスト全員に必須の「自らをプロデュースする」ことについて書きます。

それはずばり、自分の強みと弱みを把握することです。書いてしまえば簡単ですが、これはとても難しいことです。

一般に人が何かを目指す場合、そのことが得意で「行ける!」と思うから目指すのだと思います。つまりはじめは自分の強みしか目に入りません。これが第一段階です。この段階では自分は優れていると考えているため、人の批判を謙虚に受けることができません。

第二段階は、逆に自分の弱みしか目に入らなくなります。なぜか。「優れているはずの自分があまり売れていない」という現実。はじめは環境のせいにしますが、そうとも言い切れないことに気づき始めるからです。折しもだいたいその頃「厳しい師」に出会います。(厳しい師に出会わないで一流になった人はいません。)優れた師は先を見て、本当に一流にするために教えるから厳しいのですが、レッスンでは何をやっても全否定、全否定。これを繰り返されるとやっと実力がないことに気づきます。「自分は何もできない」ことに気づきます。

そうしているうちに、それでも自分はこれとこれができる、こういう場合はこうやったらうまくいったという少ない成功体験をかき集めて自らの強みと弱みが分かるようになっていきます。ここがアーティストの本当のスタートです。(♭∴)

 

.セルフプロデュースのお話をさせてもらいます。

セルフプロデュース、つまり自分をどう見せるか、ということです。

「あなたはどんな人ですか」「どんなキャラクターですか」「何が強みですか」「どこが他の人と違いますか」、まずはそのあたりを自己分析してみましょう。あなたがうんと若い人なら、まだそのあたりが明確でないかもしれません。では「どんな人になりたいですか」「人からどう見られたいですか」、簡単なことからで構わないのです。例えば見た目。初対面の人からは、声以前に見た目で判断されます。オーディションに何色の服を着ていきますか。もし眼鏡をかけているなら、サラリーマンみたいな眼鏡で大丈夫ですか。メイクや髪型はどうでしょうか。

人に選ばれる人は、細かいところを大切にしているように思います。

そして私が最も重要だと感じているのは「間違えないこと」です。選ぶ側からすると、音やセリフを間違ったり、集合時間や場所を間違える人はストレスです。一緒に仕事をしたくありません。だからそこだけは大事にしています。

もちろん、なによりも声なのは言うまでもないことです。しかし、まともに声を聴いてもらえる以前にふるい落とされないよう、できることはたくさんあると私は考えています。(♯∂)

 

2019年6月27日 (木)

Q.しなやかな声にしたいが声が突っ張る

A.歌のレッスンを始めて、まだ年月が経ってない人のなかには、このようなお悩みをお持ちの人が結構いらっしゃいます。確かに声は出るし音量もまずまず、でも声が全くたゆたうことなく、ビーっと真っ直ぐのびて、棒歌いのような感じになってしまっているのです。

年月を経た人は、呼吸のための筋肉がつき、尚且つその筋肉をしなやかに使うことができているので、声にもゆとりがうまれます。

まず胸郭回りの筋肉を使うことを覚えましょう。胸郭の下の方をタオルや手ぬぐいでぐるっと帯のように体に巻き付けてみてください。息を吸った時にこのタオルが広がります。広がったものをなるべくキープしながら息を吐いてください。息を吐くのだから、胸郭はしぼんでいくのではないかと思われると思います。そうです。確かに息を吐けば体はしぼんでいくのですが、そうさせないために筋肉で維持するのです。そうすると息をコントロールすることができて、棒のような声だけではなくしなやかにたゆたうような声もだせるようになるのです。(♯β)

2019年6月26日 (水)

Q.生徒が満足するのと真の上達は違うのではないですか。

A.違うと思います。どちらを選ぶかも本人しだいです。しかし、必ずしも反するものでありません。

Q.先生は生徒がもっとも合うという人を選ぶべきですか。

A.生徒は自分の考えに一番近い先生を選びがちです。しかし、それが本当の上達によいかは別です。もっとも合うということで選ぶ先生は、およそ確実にローリターンで、あまり大きく、その生徒は変わらないケースもあります。

Q.勝負声ってありますか。

A.声の力だけじゃなく総合的な力が求められます。できれば声を使わないで相手を納得させられる方がいいと思います。

2019年6月24日 (月)

Q.一人の先生だけでレッスンすると、必ずバランスが崩れるのですか。

A.その生徒、そして先生の方針、価値観、進め方にもよりますが、誰についても偏ります。それをよしとするかどうかということです。

Q.レッスンのやり方が生徒に合わない場合、どうするのですか。

A.レッスン内容を変えるのか、先生を変えるのか、その生徒の考えを変えます。

Q.たくさんの先生だと混乱しませんか。

A.短期的に混乱することもありますが、ヴォイトレは相互に関係しあっています。先生方も自分のやり方だけに固執せず、疑問をもちながらやる方がよいこともあると思います。

2019年6月23日 (日)

Q.かがむと疲れます。

A.しゃがんだり、そんきょはよいのですが、かがむのは、腰や膝に負担がかかります。そこは腰を反らして軽減したいものです。アフリカ人のような反り腰、でっ尻が理想です。しゃがむときには膝をつま先より前に出さないことです。(♯)

Q.呼吸と体の動きとの関係がわかりません。

A.呼吸する体は、3Dで立方体です。そこで、呼吸の動きに上下、左右、前後があります。上下の動きはよくないのです。肩が上下しないようにするには、両手をお尻のところで固定したり、何かをつかんだり、重いものを持つと動かなくなります。(♯)

Q.肺活量は衰えていくものですか。

A.最大換気量というのは、1分間で入れ替える肺の空気量ですが、30歳から80歳で60%低くなります。肺活量は40%低くなり、残気量、吐き出せない量が増えます。

(♯)

2019年6月22日 (土)

Q. 目を開けて歌うように指摘されました。

. 恐らくですが、自分の声に聴き耳を立て過ぎるあまり目を閉じることが増える、閉じている時間が長くなっているように思います。例えば、声帯を痛めた経験がある人や、それに伴い声が安定しない、音程が定まらないという人は、歌っているときに目を閉じる時間が長い傾向があるように思えます。よいポジションを求めるが故なのはわかりますが、自分の声の聴こえ方に全てを頼っても残念ながら不安定な状態から抜け出すことはできません。いくら聴き耳をたてたところでしっかり息が流れていなければ、身体の支えがなければ、安定した声を持続することはできないからです。

喉に問題もなくよい声で歌っている人でも目を閉じる時間が長い人もいます。その場合はフレーズ感がない(声の方向性がない)、フレーズが遅れる等のことが生じやすいです。目を開けて歌うといつもと違う状態に身を置いて歌うという感覚になるはずです。その指摘を素直に受け入れて、ぜひよりよい状態を得てください。(♯α)

Q. 手首が力むと言われました。歌にはよくないのでしょうか。

. 力みは声の力みに直結しますので、手首の力みを感じた(または指摘された)ときも、ぜひ緩めるように努めてください。歌唱時になぜ手首が力むのかというと、歌うための身体の支えが足りないので、歌い進めるにあたって身体のどこかが代わりの支えを担おうとする、それがあなたの場合は「手首」に出ているということです。力みの度合いはさまざまで、両手首が力む人、手首は片側だけでも腕の付け根から力みがある人、両手首に加えてさらに指先も力む人等々、体型や身体の使い方の癖によって異なります。一時的に手首の力みを抜く方法を行ったとしても、身体の支えが弱いままでは根本的な改善にはなりません。ですので「手首」だけにフォーカスせず、今あなたに必要なことからぜひ取り組んでいってください。(♯α)

Q. トレーナーから指摘されることに対して、自分にその自覚が持てません。できればあまり指摘しないでレッスンを進めてもらえませんか。

. たとえば、口の開き方が小さい(口が狭い)、顎が固い、瞬きが多いなど、無意識にやっている行為は人それぞれにあります。誰でも自分のことは客観的には見られないので、トレーナーがそれを見つけてお知らせしているのです。無意識にやっていたことも、指摘されて一度でもそれを自覚できたら、その後は個人差はあっても改善に向かっていくものです。

ですがご質問のように指摘されても自覚が持てないとなると、足踏み状態で前に進めません。トレーニングにおいても、うまく実践したときに自覚できたかどうか(体感できたかどうか)はとても重要なことです。トレーナーが今よい状態だった、よい声が出たと感じられても、ご本人がまだわからなければ進みは半歩、ご本人も自覚できたときにようやく一歩進むのです。

レッスンを受けていればうまくなるわけではありません。「自覚を持つ」ことの積み重ねが上達につながっていくと確信しています。自覚できないことは、スルーするのでなく、「自覚できない」「わからない」という応答をしていただくと、よりよいレッスンになっていくと思います。(♯β)

2019年6月20日 (木)

Q.安定した声を出すには。

A.お腹の支えを使わないで歌う人、まだトレーニングを始めて間もない人の特徴は、上半身だけで声を出しとても薄い声になる、浅い声しか出ません。せいぜいみぞおちから上くらいしか体を使っておらず、出てくる音に迫力が足りないので、いくらいい音楽を歌ったり語ったりしても説得力が伴いません。

息を吸ってお腹が膨らむので、その膨らみを維持するかのように、おなかを内側から張り出してキープしてみましょう。さらに息を吸うと横隔膜が下がるのですが、これは自覚しにくい筋肉なのですが、下がった状態をキープするように努めます。

息を吸うときも吐くときもおなかの底を意識することで、深いブレスが可能になりその息に声を載せていくと、さらに安定した、深い響きの声がだせると思います。このような声は聴いている人に与える印象が格段に変わってくると思います。おなかを使って安定した声を目指してください。(♯β)

2019年6月19日 (水)

Q.歌手と楽器のプロになるのとどちらが厳しいですか。

A.どちらも大変です。楽器は100%完璧な技術がないと自由な演奏はできません。すばらしい演奏ができるピアニストが、バイエルを弾けないことはありえない。しかし、歌い手は、マンガ、アニメのプロなどと似ていて、必ずしも基礎力での優秀さが影響しない場合もあります。絵が下手でも売れているマンガ家の方が、別の意味で力があるといえませんか。それが絵でなく、原作の力であってもプロといえます。絵がすごくキレイでうまければいいものではないでしょう。ただのキレイさなら写真で代用できるからです。そこはポップスと、特にシンガーソングライターと似ています。

Q.わからない説明は、何でも聞き返すべきですか。

A.先生の言うことの意味がわからなくても、聞かない方がよいこともあります。何かあるからおっしゃるので記録しておくと、後で理解できることもあります。聞くのもかまいません。

Q.ヴォイトレは一人の先生と二人の先生とどちらがよいですか。

A.一人の先生だけに習っていると、多くの場合、本人とのギャップが生じてもわかりません。たくさんの先生のいろんなやり方に慣れていると、位置づけができるようになります。それができると勉強がしやすいと思います。

2019年6月17日 (月)

Q.ボーカルと役者の違うところはどこですか。

A.役者、ミュージカルはそれぞれの役があり他人になりきることが問われます。役者は自分がなくても役になれば自分が出ます。脇役でもニーズがあります。ボーカルは、自分が主役、ナンバー2でなく、オンリーワンで、かつベストワンでないといけません。

Q.声楽とポップスのヴォイトレでは違いますか。

A.声楽の教え方とポップスの教え方はそれなりに違うとはいえます。教えるという場では、基準をもたざるをえないのですが、ポップスには、声としては絶対的な基準というものはないので、声楽を仮に借りるという方が賢明でしょう。

Q.ボーカルは、声を100%使えるようにしないとプロになれませんか。

A.いえ、声を身につけなくてもプロとしてやっていけます。やっている人もたくさんいます。

2019年6月16日 (日)

Q.顎は、呼吸や共鳴と関係あるのですか。

A.顎は側頭筋で吊られた状態です。体の歪みを察して直す役割もしています。呼吸にも関係します。顎を引いて、舌を上歯の裏側につけると、鼻呼吸しやすくなります。

声楽で、顎を指で強く押すと響きが深くなると教わりました。その通りです。顎が出ると口が大きく開かず、鼻呼吸もしにくくなり、浅い呼吸となります。肩呼吸とか鎖骨呼吸になっているのです。

姿勢が悪いとか、肩こり、腰痛は、猫背で顎の出ている人に多いのが、その証拠です。(♯)

Q.首と肩との関係は、どうなのでしょうか。

A.手が前に出て肩が寄せられる、肩身が狭くなるのは問題です。机やイスの体に合わない高さが大きな原因になっています。偏頭痛も起きやすくなります。脛性頭痛は、まさに頸と肩の緊張から生じるのです。(♯)

Q.腰に疲れがきます。

A.前のめりは腰を痛めるから、逆の方向に背を反らす運動、伸びをするとよいです。よくお尻の筋肉の力を入れて緊張をとる人もいます。大殿筋も大切です。

腰に手を当てかがむと、その緊張度がわかるでしょう。腰椎の靭帯が悪くなって足が痛くなることもあります。前かがみのくせで脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアになることもあります。背中の筋肉(脊柱起立筋)の血のめぐりも悪くなります。血流が悪いと痛みが生じます。(虚血性疼痛)(♯)

2019年6月15日 (土)

Q. ビブラートはできるようになった方がよいのでしょうか。

. ジャンルにもよりますし、必ずできるようになった方がよいとは一概には言えないように思います。ビブラートができないから駄目とか、できる人は歌が上手というわけでもないので、今の時点でビブラートができないことをマイナスに捉える必要はありません。

声楽ではビブラートの練習をあえて行う人はほぼ見かけませんでした。声は息の流れに乗って出ていくので、日々の鍛錬の中で息のコントロールが伴うに連れてビブラートに限らず声の技巧がついてくるのです。

今すぐでなくても、たとえばあなたが日々の練習を積み重ねてビブラートが身に付きやすい状態を待ってみてもよいかもしれません。もしビブラートを今すぐにでも練習したいと思うのであれば、客観的にチェックしてもらえるトレーナーと共に練習方法を確認することをお勧めします。ビブラートに限らずですが、技術はそれだけで身につくのではなく、基礎の積み重ねの上に成り立つものであることをいつも念頭に置いてください。(♯α)

Q.口の開き方をいつも注意されます。

.口の開き方をどのように気をつけていますか。私自身も、歌の成長段階において、縦に開けるように言われるときと横に開けるように言われるときがありました。高い声(三点C以上)を取得しているときは、横に開いたほうがいいといわれました。喉に影響を与えることなく、声帯がやろうとするパフォーマンスを邪魔することも少ないため、横に開くという方法でレッスンを受けていました。

また別な技術を習得する際には口を縦に開けて、指2本分くらいはいるように開ける時期もありました。これは、喉をしっかり開けて、口蓋を上げ舌根を下げ喉の奥のスペースを確保するためです。このように練習していきながら、おなかや横隔膜といいコネクションをとるようにすると深い声が作れます。また喉の周りを弛緩させることにも役立ちます。(♯β)

Q.歌っている時は、自分の声を確認しないようにと言われました。

.理想的な声の出し方として、よく言われることは「自分の音を聞かないように」ということがあります。そうは言っても確認したり、感覚として確かめたいことはあると思います。確認することは、声や音よりも、体がどうなっているか、支えられているか、無駄な力が入っていないか、外に向かって発しているか、ということを拠り所にしたほうがいいと思います。

自分の出した音を自分で確認しようとすると、自分の体の中でなっている音を聞いてしまい、外に発していこうという意識はなくなり、音を喉で押さえつけたりしてしまいます。自分の声は録音でもしない限り自分で聴くことはできません。歌いながら自分の声を聞き出すと、誤った声のとらえ方をしてしまうことがあります。もちろん音程や、表現など聞くべき音もあります。これらは、しっかり息を流して外に向かって歌いつつ、確認するようにしましょう。(♯β)

2019年6月13日 (木)

Q.発声だと声が出るが、曲になるとうまくいかない

A.呼吸が上手にできるようになり、発声練習を何度も重ねていくと母音唱法での歌唱がうまくできるようになります。そして、曲になるとなかなか思うような声が出せず悩み、何度もその曲に取り組んでいくことで、体に言葉が入り、最終的にはとても歌いやすくなるというような過程をたどります。

発声練習で母音の歌唱がうまくいくようになった人は、どんどん曲に挑戦してください。

しかし、いきなり歌詞で歌いません。最初はアなどの簡単な母音のみで歌います。

次にアエイの3母音や、アエイオウの5母音で練習します。その次は歌詞の母音で歌います。例えば「うさぎおいしかのやま」でしたら「ウアイオイイアオアア」となります。母音で滑らかに歌えるようになったら歌詞で練習します。

歌詞で歌う時に苦手な言葉が必ず出てくると思いますので、その部分を何度も練習して自分の納得いく音、トレーナーも納得いく音をめざしてください。(♯β)

2019年6月12日 (水)

Q.トレーナーは歌手よりすぐれているのですか。

A.言うまでもなく、トレーニングにおいてはトレーナー、歌うことにおいては歌手がすぐれているものです。歌手として優秀でないのでトレーナーになる人もいます。声楽でも、教えるのに向いた人は教授になります。

Q.アーティストに歌のレッスンは、必要なのですか。

A.何かを捨てないとその先に行けません。アーティストとして一つの世界がある人には、基礎だけトレーニングをしてもよいでしょう。

Q.ポップスはヴォイトレの上に成り立ちますか。

A.ポップスは、わがままなりに自分の感覚だけでやってきて、すぐれた作品を生み出している人もいます。その人の世界があり、ファンがいれば成り立つからです。アーティストとしての個性で最後まで人を惹きつけましょう。

2019年6月10日 (月)

Q.プロデューサーのヴォイトレはよくないのですか。

A.育てることはトレーナー、見出すことはプロデューサーの仕事です。プロデューサーはトレーナーのプロセスが共有できていないことが多いように思います。

Q.一流の人のように同じように歌っても二番煎で、オリジナリティがないと言われました。

A.歌にはどうしても伝えにくい部分があります。あるレベルまでは同じ。でも、そこからはその先に行くのでなく、自分の方向へ行く。真のオリジナルはつくりにくい、というのは、最初に自分が思っているものと違うことも多く、わかりにくいからです。

Q.理論を踏まえていくと秀でた歌手になれますか。

A.優秀になった人ほど、理論にそってうまくなるのではないといえます。

2019年6月 9日 (日)

Q.姿勢と顎とは関係しますか。

A.学校や家庭で「顎を引け」と注意されなくなったのは、よくないことです。

足を開いて腰を入れてみましょう。わからないなら、ベンチに座ってやってみるとよいでしょう。

デスクワー、PCで打ち込みなどは頭=顔が前に出やすいので、指を使って首の横が固くなっていないかチェックしてみましょう。(♯)

Q.姿勢と顎とは関係しますか。

A.学校や家庭で「顎を引け」と注意されなくなったのは、よくないことです。

足を開いて腰を入れてみましょう。わからないなら、ベンチに座ってやってみるとよいでしょう。

デスクワー、PCで打ち込みなどは頭=顔が前に出やすいので、指を使って首の横が固くなっていないかチェックしてみましょう。(♯)

 

Q.顎を引け、と言われました。

A.頭は重いから、きちんと体に載っていないと困ります。それには顎を引くことです。疲れると顎が上がります。走ったり登ったりしている人をみると、よくわかります。顎の上りは体力や心の疲労の表れです。

顎を出したら負け、相撲など格闘技は、顎が上がったら、負けます。なかには顎を出してふんぞり返ったり、顎で人を使う人もいますが、美しく威厳のある姿は、顎を引いてこそ、威風堂々とした風格というものです。顎を引いて胸を出すのです。(♯)

Q.顎を引くとは、どういうことですか。

A.横からみていて、頭が首の上に載っていて、顎が出ていないかチェックしてみましょう。

次に、左右どちらかに首、つまり頭が傾いていないかをチェックしましょう。鏡で前と横をみて中心軸をチェックしましょう。前後の歪みは猫背、顎が上がると骨盤後傾です。左右に骨盤や脊椎が傾くと頭部が傾いて両眼を水平に保とうとします。

顎は、1キロくらいあります。かみ合わせでずれることもあります。(♯)

2019年6月 8日 (土)

Q.風邪ではないのに、朝起きると喉がイガイガすることが時々あります。喉が弱いのでしょうか。

.喉が弱い=喉がイガイガする、ではないと思います。喉が強い人もイガイガすることはあります。何か他の原因がイガイガを引き起こしていると捉えた方がよいです。たとえば寝不足が続いた、前日に歌い過ぎた、長話(長電含む)し過ぎたなど何か思い当たることはないでしょうか。

乾燥も喉にとって天敵です。もし寝ているときに口呼吸をしているのであれば、朝起きたときにイガイガを感じると思います。特に空気が乾燥する冬は、乾いた喉に菌も繁殖しやすくなるので、イガイガするだけに収まらず風邪を引きかねませんので、マスクをして寝ることをお勧めします。

夏は湿気があり喉にはよい環境ですが、クーラーをつけっ放しで寝ると、口呼吸であれば当然喉は乾燥しますのでお気をつけください。

その他にも、自覚がないだけで実は何かのアレルギーがあったり、軽度の鼻炎・花粉症だった、ということもあり得ます。とにかくイガイガの原因を放置しておくことは避けるべきです。(♯α)

Q.声マネしてうまくなりますか。

.ポップスやロックなどをカラオケなどで歌うと、「その曲を歌っている人にいかに似せて歌えるか」という部分で評価されやすくなると思います。似たように歌えたほうが評価があがり、そうでなかった場合は、あまりいい評価がつかないという場合は多いものです。単純に演奏という視点で考えた場合、声マネをすることが本当にその人が歌うことにふさわしいのかというと、そうではないと思います。演奏家としては、お客様に対してエモーショナルな演奏をすることが一番であると、私は思います。

声マネをすることで、お客様の心をひきつけるような人もいるかもしれませんが、これで成功するのはごくわずかであると思います。自分自身の声で、その曲を歌いこなせるようにすることが、とても重要であると思います。人のマネをするのではなく、自分自身の声、自分自身の価値観、表現、そこから生まれる世界観。これらを成立させることのほうが大切です。

人のマネで歌っているのを聞いていると、その歌い手にはそう歌いたい理由が見えず、ただ同じようなクセとして歌っているだけです。歌うための理由が見えない歌は、聞く人の心をひきつけるのとは程遠い状態になります。自分自身の感性と声で勝負できるようにしていきましょう。(♭Я)

Q.すぐ声にしないように言われました。

.レッスンをしていて、焦りからかすぐ声にしなきゃとか、すぐ音声をださなきゃと思う人がいるようです。そう考えると、体は固まるし息は流れないし、おなかの底から吐けないし、あまりいいことがありません。発声練習の段階なわけですし、声をテンポ通りに出すことよりも、体ときちんとコンタクトをもって息が吐けているかということに意識を向けてみてください。

いい息に導かれた声が、一番理想の発声です。焦ってすぐ音声にしようとしたら、きっと喉のところで押しとどめてしまったり、体が固まってしまったり、息が流れていなかったりと、デメリットを生んでしまいます。体の言い分を聞く前に焦って音にしようすればするほど音のクオリティも下がります。どうぞ自分のタイミングでゆったりブレスをとり、歌いだすことに慣れていってください。きっと心地よい体感が得られることと思います。(♯β)

2019年6月 6日 (木)

Q.歌の練習で体が力む

A.トレーニングに慣れていないと、一つ一つの動作が慣れずに体のどこかに力みが入ってしまうことがあります。

体の上部から見ていきましょう。まず首の後ろです。お腹で支えてほしいのに首の後ろに力みが生じてしまう人がいます。お腹周りだけで頑張るのであってほかの部分が力が入らないように気を付けましょう。そうはいっても慣れるまでは、このような体の使い方はしづらいかもしれません。練習あるのみです。

次に下あごです。口蓋を上げようとして、喉を無理に上げようとして、なぜか下あごにも同時に力を入れてしまう人がいます。頑張ってほしいのは軟口蓋だけであってそれ以外はゆるんでいてほしいのに、下あごも動員して軟口蓋をあげて、結果として下あごの力みにつながっています。

横隔膜から下は頑張るけどそれより上部は基本的に、そよそよと木の葉が木の幹の上で揺れているように脱力するのが理想です。(♯β)

2019年6月 5日 (水)

Q.歌に級数やグレードをつけてくれませんか。

A.歌は、上達までの段階を順序だてて踏まないものと思います。私はいつもその人の大化けを狙っています。

Q.一流になるのと、二流にしかなれないって何が違うのでしょう。

A.よい役者、歌い手、俳優は、一夜にして生まれることもあります。結果として、そのような評価がついたとしかいえません。

Q.ポップスの先生は、人によって、評価が違いませんか。

A.ポップスの先生には、くせをつけることだけでノウハウと考えているような人も、少なからずいます。歌ってきた先生も、歌っていない先生も、それぞれいろんなアンバランスがあります。

2019年6月 3日 (月)

Q.どのように練習すればよいのかわかりません。

A.自分に必要なもの、そして足りない何かを明確にしていくこと。それを埋める手段を考え、実習すること、そのフィードバックをする。このくり返しです。それを知るためにレッスンがあります。

Q.腹式呼吸法を習得したいと思ってレッスンに行ったのに、よくわかりません。

A.まずは、先生の体や感覚とのギャップに気づくこと。次に、その差をどのように埋めていくかを考えて実行しましょう。呼吸が足りないという意識をもつことです。時計を見て、息を吐いてみることからでもかまいません。

Q.楽器のように確実に上達していかないものでしょうか。

A.楽器は音が明確で大変に実力がわかりやすい。うまい人は演奏に速さがあるので、まず、その速さで弾けないといけない。速さを目標にして追いつくと、今度は自ずと質感が求められる。心を打つ演奏は、音色やタッチによります。最低でも10年はやらないと追いつきません。質がよくなるまで、人によって伸び方も違います。そこを参考にしてみましょう。

2019年6月 2日 (日)

Q.喉をこわすたびに医者に行っています。

A.喉をこわしたなら、声帯を治療するのでなく、声帯に働く力をコントロールできるようにする必要があります。治療として、ポリープを切ったりステロイドで症状を緩和させるだけでは再発しやすいです。

歯が痛いときに歯科へ行くだけで、生活でなにも変えなくては、それを繰り返すことになります。歯を磨く、甘いものを控えたり、カルシウムを摂る、歯ぎしりをなくす、そういうふうに変えないと治りません。日常の習慣にまで関係しているのです。(♯)

Q.子供の声が小さくなったと思いませんか。

A.教育に武道とダンスが体育に加えられたのは、よいことです。しかし、状況は、きちんと立つ、座る、歩くことを教えるところまできているのです。声を出せないでいる人の声を出すトレーニングをアピールしてきましたが、浸透しません。

最低ラインの低下、これは子供だけでなく、高齢者も同じです。老いて衰えるのは仕方ないのですが、これについては自助努力する人が多くなりました。基礎を学ぶときに学んでいない子供の方が深刻な問題といえます。まさに、保健体育で体と体の動きを知ることからでしょう。

(♯)

Q.声が弱いのですが、気をつけて使えば、プロとして通じますか。

A.壊さないように、予防を考えておくことです。しかし、それをしても最低限の必要のところで保てないときは、鍛錬するしかないのです。必要とは、声の大きさや長時間使用、体調のよくないときなど、条件によってかなり異なります。(♯)

2019年6月 1日 (土)

Q.真っ直ぐ立って歌うより、ギターやピアノで弾き語りしているときの方が歌いやすいのはなぜでしょうか。

.そういった感覚は人それぞれですので、逆に感じる人もいるものです。歌いやすいと感じる一つの理由は、楽器の演奏が「ブレス」と「息の流れ」を促していることが大きいと思われます。演奏が進んでいるのにブレスが遅くなる、息が停滞する、という現象は実は起こりにくいことなのです。進む・停滞する(遅れる)という二つのテンポを同時に行うのは誰にとっても困難だからです。楽器演奏のテンポ感に息の流れをつられているので歌いやすく感じるのでしょう。

逆に、もし歌のテンポ感(ブレス、息の流れなど)に楽器演奏がつられてしまったなら、弾き語り演奏全体のテンポが遅れてくるという現象が起きると思います。

是非、楽器なしで(=楽器に頼らないで)歌うときの体勢を整えるトレーニングもしていきましょう。その取り組みが結果的には弾き語りのパフォーンス向上にもつながります。(♯α)

Q.滑舌が悪くてレッスンに通っています。レッスンの効果はまだ自覚がないのに、先日初めて「声が聞きやすい」と言われました。

.レッスンではテキストを読む前に、呼吸の練習や発声を行っていると思います。呼吸の練習では日常的には、やらないようなしっかりとした息を吐き、発声でも普段の話し声よりも大きく出しています。自覚に関わらず、それらの行為が少なからず日常に影響を与えていきます。よくなっている自覚がないからと懐疑的にならず、「聞きやすい」との言葉を是非素直に喜んでください。

誰にとっても、少しずつ前に進んでいるときはご本人は変化を感じにくいものです。ですが客観的に見ているトレーナー側からは、毎回のレッスンで実践の効果を察知していますし、初回のレッスン時から見て前進していることも時間軸として感じています。少しずつの前進を積み重ねて、あるとき、大きな変化が起きる頃には、間違いなくご本人もよくなったと実感するはずです。是非そのときを楽しみにトレーニングを進めていってください。(♯α)

Q.歌うときより、普段の話し声で喉が疲れてしまう気がします。

.よい意味で捉えれば、歌うときの方がしっかり身体を使えているので、話し声よりも疲労を感じにくい、と言えると思います。一方で、話し声の方は喉に負担のかかる出し方をしてしまっている、とも言えます。

同じようなご質問をする人を見ると、話し声がご本人の声に対して必要以上に低い声、低いポジションであることが多いように見受けられます。練習方法のひとつとして、いつもより上のポジションで短めの詩や歌詞を朗読してみてもることをお勧めします。これは朗読がうまくなるためではなく話し声のポジションを上げるための練習なので、感情は込めません。抑揚もつけずむしろ棒読みくらいで、ポジション高めに、声色も一色という感じでよいです。(抑揚をつけると低い声になりやすいようです。)シンプルに、横断報道(6m位)の向こう側の人に呼び掛けるくらいの声で、テンション高めに読み始めるとよいです。上のポジションで話す状態を日常的に行うことで感覚を馴染ませていってください。(♯α)

2019年5月30日 (木)

喉の奥を開くには

発声のレッスンでは、よく言われることと思いますが、「喉をよく開いてください」とは、口蓋を上げて、舌根を下げて、声帯の周りの空間をよく広げ、筋肉を緩めています。こうすることで、声帯が発する音をより美しく響かせることができます。音声もとても明瞭になります。

日本語は、通常、口蓋を上げなくても発音できるため、皆さん喉を開けずに話しています。これを急に、人前でもしっかり通る声、プロとして通用する声を出そうと思っても、日頃慣れていないことはなかなか難しいと思います。発声の筋トレだと思って、喉の奥をよく開ける訓練をしていきましょう。

読みの練習もしっかり口蓋を上げて「あめんぼあかいな」など発声してみてください。なかなか話し声で実践しづらいときは、歌声でもよいので喉をしっかり開いた状態で練習してみましょう。(♯β)

2019年5月29日 (水)

Q.なぜ歌のうまい人はたくさんいるのに、そこからすごくうまくはならないのですか。

A.うまいということは、次が具体的な目標として見えないことです。そのままでは伸びようがないからです。

もし、「すでに充分に歌えている」と思うのなら、もはや変わりようもないでしょう。歌がうまいだけの人はプロにたくさんいるし、近所にもいるから考えてもしかたない。一流の歌の後に自分の歌を聴くと下手と思うものです。そこからスタートです。

上達する余地と必要性が出てくると、自ずと声への感性も高まっていくのです。

Q.ヴォイトレのレッスンの目的をどこにおくべきですか。

A.相対的な音声での判断から自分自身への絶対的な基準をつくることが、私のレッスンの目的です。私の判断を学ぶのでなくて。それを叩き台に自分の判断をつくっていくのです。

Q.レッスン開始して1、2年、どんどん下手に思えてきます。

A.レッスンに関しては常に下手であることでよいことです。下手とわかるように努力することは大変なことです。それは、判断基準を上げることであり、目的のレベルを高くしていくことです。イメージを実力よりも遥かに上におくことはよいことです。自分でうまいと思っていると直らないものだからです。

2019年5月27日 (月)

Q.テクニックで歌っていくとよくないのですか。よくないとしたらどうすべきですか。

A.一回でもそこを外すと失敗のようにみえるとしたら、それは本当のテクニックではありません。使うのをやめると、ただ歌が下手に聞こえるようになります。下手になったところは、原因がわかるはずなので、そこを戻してやっていくようにしましょう。

Q.テクニックなのかくせなのか、自分のどこが悪いのかわかりません。

A.本人が、慣れてしまってよいと思うとわからないまま直せないものです。第三者のチェックにより、別の観点からしっかりみることです。

Q.下手なのが直らないのですが。

A.下手ということは、うまいレベルがわかっていることです。下手になるのは上達のためによいことです。くせでやっていると下手さが出てこないので直しにくいのです。

2019年5月26日 (日)

Q.同じ音の高さでも、何の楽器かわかるのはなぜですか。

A.音の立ち上がり方と減衰(消えていき方)で、音色が違いとなりわかります。(♯)

Q.なぜ、小さなスピーカでも重低音が聞こえるのですか。

A.基本周波数は、そのものが出ていなくても、それと同じ倍数構成で耳には聞こえてくるように思えるのです。小さなスピーカで重低音を聞こえるようにできるのはそのためです。(♯)

Q.メリハリがないとだめですか。

A.緊張と緩和がないと作品として成り立ちにくいです。

「善人しか出てこない映画を観る」(フランク・ザッパ)

状況の設定から変じて、そこの解決で、作品が成り立つことが多いです。(♯)

2019年5月25日 (土)

Q. 生活習慣や体力づくりを知りたいです。

. いつでもベストの声が出せるように、また、ベストな自主トレができるように、なるべく体調をよい状態でキープすることが基本になります。

まずは睡眠時間を削らないことを重視しましょう。現在の研究結果では、78時間がよいようです。無駄に寝過ぎるのも、体にはよくないので、あまり疲れていないのに、毎日9時間以上寝てしまうようならば、日常的にしっかり体を動かすようにして、寝過ぎを改善しましょう。体調をキープするためや、体の疲れを取るために、翌日の仕事の関係で許されれば、ニンニクなど、なるべく自然な食品などを使い、積極的に疲労回復を心がけましょう。また、必要に応じて、ビタミン剤やサプリメントも、月に数回程度なら、活用してもよいと思います。

そして、日々のストレッチや軽めの運動を、なるべくするようにしましょう。定期的に続けているスポーツなどが有れば、適度に続けましょう。ジムなどで、軽いウエイトトレーニングをする人も増えているようですが、発声のためにも、とてもよいことだと思います。もし、有酸素運動をほとんどしないようなら、呼吸練習は、しっかり取り組むようにしましょう。(♭Ξ)

 

. 基本的には健康的な食事と睡眠、適度な運動でよいと思います。私自身は昔は声のためにお酒も飲みませんでしたし、食事にもとても気を使っていました。歌い手が職業となってからは、何よりもストレスをいかにかけないかに重点をおいて生活しています。飲み過ぎはよくありませんが、本番前日以外は基本的にお酒は飲みますし、辛い物もなんでも食べます。逆に昔よりも気にするようになったのは、寝具でしょうか。マットレスや枕などには割とお金をかけています。お風呂などに、重点を持ってきている人も多いですね。

毎日何時間も稽古していると、いかに睡眠をしっかりとれるかが重要かと思います。体力的にもストレス的にもそうですが、暗譜などもしっかりと頭が働いていないと難しいです。発声もそうですが、仕事として音楽をやることで一番苦労するのは暗譜です。一つの公演をやりながら、その先に公演の暗譜をするのが毎日なので、眠れない、睡眠不足というのは、結果的に作業効率を下げます。

私自身はウォーキングはよく行いますし、自前の衣装が楽に着られる体系ではいたいと思っています。太っても痩せてもあまり声によくないのがわかっているからです。

過度にまじめになりすぎても、私の場合はそれがかえってストレスになることが多いのでストレスをかけずに毎日リラックスして現場にいけることをこころがけて生活するようにしています。(♭Σ)

 

. 規則正しい生活を心がけ、睡眠は大切にしてください。睡眠は声に大きく影響するので、よい食事をとり運動もしているからといっても、睡眠不足ではよいパフォーマンスにはなりません。普段の練習やレッスンでも、よく眠れたときは声の調子がよい(または寝不足だと声が出にくい)という実感を持ったことはありませんか。睡眠不足での練習は喉に負担がかかり疲れやすなりますし、たくさん声を使った後でよく睡眠をとらないままだと疲労の回復も遅くなります。お仕事の関係で生活が不規則になりがちな人は、それぞれに工夫が必要です。

また、体力づくりの前段階になりますが、体のバランスを整えるストレッチ(調べればいろいろあります)をして姿勢を整えることをお勧めします。姿勢がアンバランスなままより、少しでも整った姿勢でトレーニングをした方が効率よく体得できます。(♯α)

 

. 月並みに言われる、「健康的な生活習慣」を程よく心がけることや、適度な運動を心がけることは、声に関係なくても、自分自身の健康管理という意味では大事になります。声を扱うということは、自分という楽器と奏者を併せ持つことになります。ですので、楽器のメンテナンスとしても、奏者のコンディションを整えるという意味でも、体に負担が来やすい状況は避けることが理想的です。とはいえ、皆それぞれの生活の中で活動を行っているわけですから、健康オタクのようになりすぎるのも、それはそれで問題です。あくまでも無理なく、可能な限り規則正しい生活をし、過度な飲酒などを避ける方がよいでしょう。喫煙はできるだけ避けた方が理想的です。

体力づくりに関しては、何もしないでいると筋力は年齢とともにどんどん衰えていきますので、程よく運動できれば理想です。走ったり泳いだりする機会を作れれば、それなりに負荷がかかりますので、健康維持の意味でもいいでしょう。

なお、長時間歌ったり、声を使うプロの人を基準に考えると、それぞれ現場で養っていかなければならないものがあります。特にオペラ歌手などでは、34時間歌い演じ続ける体力が必要ですが、それは歌い続けて数をこなしていかなければついてこないものなのです。

運動も大事ですが、実際に声を操るためには、声を使い続けるテクニック磨きと、それを長時間対応させるトレーニングが必要だと思います。最終的には実地経験と場数です。(♭Я)

 

. 声を磨いていくためには、健康的な生活とは切っても切り離せないと思います。アスリートと同様に、健全な暮らしと密接していて、自分で体の言い分を聞けるようにならないといけないと思います。 

私自身は、今までやってきた体つくりとしては、ランニング、ウォーキング、水泳、筋トレ、ヨガ、太極拳、ピラティス、アレクサンダーテクニック、ゆる体操、フェルデンクライス、バレエ、気功などをやってみました。それぞれに、それぞれの鍛えやすい部分があると思いますが、自分が気持ちよく体を動かせていると実感できるものを続けていくことをお勧めします。

睡眠も大事です。以前はものを書くことも多かったので平気で夜中2時まで起きていたりしたのですが、最近はなるべく12時前には寝るようにしています。そうなると夕飯は9時前に食べなければならず生活リズムが、規則正しくなってきました。

できる範囲で、運動、食事、睡眠、そして歌の練習をバランスよく組み込んでいただければと思います。(♯β)

 

. 月並みなようですが、睡眠、運動、食事に尽きると思います。毎日無理なくできることを積み重ねていくということが大事だと思っています。

睡眠に関しては、一度にたくさん眠れる人と、黒柳徹子さんのように分割でとったほうが調子がよいという人と、別れると思います。

運動は、呼吸のためにも歌う人はたくさん歩くことをお勧めします。

どんなことも、「こうしなければならない」ではなく、自分と向き合ってよい結果が出るものを見つけていくのがよいと思います。(♯ё)

 

. 生活習慣ということでいえば、まず「アーティストであること」を生活の中心にすると決める心構えが大切です。実際にはいろいろやらなければならないことがあるでしょう。生活のために全然関係ないバイトもしないといけない、家事だってある。本業一本で食えるようになったとしても、嫌いなプロデューサーとの食事会もあるでしょうし、まったく「お金のため」でしかない面白くもなんともないプロ活動もこなさなければならないでしょう。しかし、スケジュールとしての24時間はさまざまなことに分断されているとしても、「生活の合間に芸術をやっている」のでなく「芸術の合間に生活をやっている」という意思が何よりも大切なように思います。そうすると少しずつ(何十年かかかるかもしれませんが)自分の望む生活環境が整ってくるのではないかと思います。

体力づくりに関しては、特に気を使わなくても活動をしているうちに必要な体力はできると思います。私にも、ほぼ徹夜あけで本番をしないといけないこともあったし、夜まで一食も食べられないこともありました。

体力づくりのために私自身が心がけているただ一つのことは「酒を飲まない」ことです。飲んでいるときはわかりませんでしたが、やめてみると、酒を飲んで声によいことは何一つないということがわかりました。(♭∴)

 

. お酒はあまり飲まないようにしています。酔った状態で大声で話すことほど、喉に悪いことはありません。たくさん飲みたいなら少人数で静かな場所で。大人数で盛り上がりたければ、お酒は少なめに。でもパフォーマーに飲みニケーションは重要。お酒の量より、顔を出すことを大切にしています。

有酸素運動がいいです。ウォーキング、ジョギング、ダンス、自転車など。呼吸が強くなります。武術もおすすめです。瞬間の判断力が鍛えられ、重心が下がります。

感染症予防のために気をつけること。首から上を触らない。手でつまんでものを食べない。咳をしている人に近づかない。極力電車に乗らない。人混みは避ける。こまめに水分を摂って喉を乾燥させない。

大事なパフォーマンスの前日はよく寝ます。私は時間が許せば12時間寝ると決めています。なかなか眠れないなら、ゴロゴロしているだけでも構いません。睡眠に勝る回復薬なし。(♯∂)

2019年5月23日 (木)

太い声を出したい

声が弱々しいので太い声になりたいという希望をよく伺います。そのためには息をしっかり吐くこと、息を吐く際の支えをしっかりすることが必要になってきます。 

まずは呼吸のトレーニングでしっかり息を吐きだせるようにしましょう。お腹から息を全部吐きます。このとき「スー」という摩擦の音をさせずに、喉をよく開いて「ハー」という音になるよう心掛けてください。

しっかり息が吐けるようになってきたら、その息に声を乗せてみてください。これがなかなかできないようで、皆さん苦労されるようなのですが、息が滞ったり、顔の中で止まったりすることなく、外に吐き出しそれと同時に声をだします。

次に重要なのが横隔膜です。咳やくしゃみをしたときにビクンとおなかのまんなかで動き、意外にも大きな音が出てしまうときがありますが、これは横隔膜を適切に使えているからなのです。息を吐き声を出すと同時に、この横隔膜を内側から外側、上から下に動かしてください。(♯β)

2019年5月22日 (水)

Q.どの発音で練習すればよいですか。

A.人により、目的により違います。母音の5つSやZを使っている人もいます。50音のなかにも他にもいろいろと練習に使える音はあります。共鳴もそれぞれの音(母音など)で練習してチェックしましょう。(rf

Q.音程が広いとうまくできません。

A.低音から高音へ飛ぶと複雑になるからでしょう。先の音を意識してイメージの準備を確実にしましょう。

Q.うまくよく声が出ないので、リズムにのせて歌えばよいですか。

.リズムが入るとさらに音色のキープや展開は難しくなるものです。発声をやりましょう。

2019年5月20日 (月)

Q.高さによって音色が変わらないようにできますか。

A.高いのが高いまま、かすれずに出れば最低ラインですが、一応はOKです。できたら、もっともよい音色を中心にキープしましょう。高音と低音の発音がすぐに結びつかないときは、後で埋めていきましょう。

Q.自分のヴォイトレの成果が、歌と結びつきません。

A.歌になると、先に結びつきを優先させるをえなくなります。

歌に近い練習になるほど、個別の要素より全体のバランスを考えざるをえません。歌全体のバランスとなると、なおさら声量を制限して高さを確実に取っていくようになってしまうものです。

Q.声量はどのようにして増していくのですか。

A.共鳴させ、より大きくすると声量になります。質をよくするところに、コントロールするのが最終目的です。小さな点を絞り込んで、きちっと集めていくようなイメージが望まれます。

«Q.弦は、どう弾いても、同じ音色ですか。