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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

2020年1月18日 (土)

Q.母音から始まる発音のときに喉に当ててしまいます。どうしたら改善できますか。

.レッスンでも、母音を喉に当ててしまう人は時々目にします。そうしていることに気がつかない人も多いですが、自分の癖を自覚した上で改善を求めているのですからよい学びができていると思います。声は息の流れに乗って出ていきますが、喉に当てるそれは、息の流れをいったん中断させている行為なのです。(ですので喉に当てているときは声が出にくいと感じます。

今すぐに喉に当てなくする方法は、歌い出しの母音に子音Hをつけることです。例えば「ア」なら「ハ」に、「イ」なら「ヒ」にして歌い出します。子音Hは息を吐かないと発音できない子音なので、「ハ」の発音をすることで誰にとっても必ず息先行で声を出せます。(逆に喉に当てたら子音Hが発音できないです。)このとき、子音Hが聴き手によく聴こえる必要はなく、むしろ相手に聴こえなくても全く構いません。子音Hを力んだら本末転倒なので、「子音Hをただ発音するだけ」という感覚で大丈夫です。(♯α)

2020年1月12日 (日)

Q.人前に出て、よいイメージにみられたいです。

A.くせ、瞬き、手の動き、姿勢に気をつけましょう。

よいイメージとは、きちんとしている、分別ある、誠実、重みがある、威厳、堂々としている、社会性がある、親しめる、意欲的、ポジティブ、やさしそう、親切そう、明るい、活動的などです。言動の一貫性も大切です。イメージ、印象と実物との一致が信頼できるかを決めます。一つひとつ注意しましょう。(♯)

Q.「若いですね」「がんばってください」と、いつも言われます。

A.どうもそれは、必ずしも褒められたものでもないように思います。若いのですから、がんばりましょう。(♯)

2020年1月11日 (土)

Q.発声の直後は読みやすいのに、しばらく読み進めると声が出にくくなってしまうのはなぜですか。

.発声では、普段の話し声・読む声よりも確実に大きな声を出しますが、実際は声だけではなく「しっかりと息を吸って吐く」とういことも実践しています。言ってみれば「呼吸」の器を広げる作業をしているようなものです。

声は息の流れに乗って出ていきます。ですので、発声の直後は、その息の流れに影響されて、読む声も前に進みやすくなっており、その結果として読みやすいと感じます。しばらくして声が出にくくなるのは、その息の流れが停滞してしまうことが原因です。息が流れにくいのに、息に乗って出ていく声だけ出ていく方が無理なので、至極当然の感覚だったわけです。

声が出にくいと感じた時点で一旦読むのを止め、発声練習を少し行って息の状態を戻してからまた読み始める、という練習がお勧めです。発声直後はよい状態を維持できているのですから、ぜひその維持できる時間を少しずつ伸ばしていってください。(♯α)

2020年1月 9日 (木)

Q.名前を呼んでみよう

A.レッスンや練習をしていて、体が硬くなりやすいという人も多いのではないでしょうか。声を出すのに指導者から言われた呼吸、響き、体の使い方、フレーズ、テンポ、音程、リズムなど見えないものを感じよう、見ようとすればするほど体は固まりやすくなります。そんなとき試してほしい練習があります。

家族、友達、ペットなどなんでもいいのですが、大きな声で名前を呼んでみましょう。やりすぎはよくありませんが、56回は遠くにいる人をよぶつもりで声を出してみましょう。

これはとても効果的です。特に私たち日本人は、大きな声があまりよくないもののように社会が成り立っていることが多いです。ましてやSNSやパソコン画面の中で声をださずに会話ができる今の時代。発声の技術などの前に声をだす体が弱いと言ってもいいかもしれません。体ができていないのに技術だけを追ってもかえって体の力みが生まれます。息を吸って、誰かの名前を遠くにその人がいると思って大きな声で呼ぶだけです。このトレーニングの後にいろんな体のことをやってみると、うまくいくことも多いですよ。(♭Σ)

2020年1月 5日 (日)

Q.報道の偏向について、どう思いますか。

A.マスコミも商品として売り、その自らの立場を保身するものです。そもそも公平などありえませんが、それを優先する姿勢は問われるでしょう。できるだけ、多角的に言い分を取り上げることです。(♯)

Q.レクチャーするときに大切なポイントは何ですか。

A.内容を、具体的に正確に伝えましょう。

中心となるのは、事実と一次情報=本人の体験を基にしたことです。

推測で話さないことです。ネタ元の明らかなことだけ取り上げましょう。(♯)

Q.科学的なトレーニングをしたいです。

A.科学的といえども、どんなに正しい論文も仮説にすぎません。あまりこだわると、そのプログラムのなかで終わってしまいかねません。(♯)

Q.クリエイティブになるために、どうすればよいでしょう。

A.無難よりはうっとうしさ、簡単よりは面倒くささ、先送りよりはすぐ、無関心よりは関心、興味をもつことです。正気でいられる場を守ることでしょうか。(♯)

2020年1月 4日 (土)

Q.いつも体重を前にかけて歌っていましたが、間違いなのでしょうか。

.トレーニングの一環として体重を前にかけて発声してみるということでしたら、身体の踏ん張りが増えたり、その踏ん張りをより体感できるという効果が期待できることもあるでしょう。ただ「歌うときはいつも」となると偏った状態になりかねません。

それを続けていると、体重を前にかけているときは歌えるが違う体勢になったら不安定になってしまうと可能性があります。また「体重を前にかけたとき」の限定された感覚だけを練習し続けることになるので、普通に真っすぐ立ったときの本来の身体の使い方が身につきません。もしあなたに動きながら(踊りながら、演じながら)歌う機会が訪れたとき、応用が利きにくくなります。

まず、真っすぐ立ったときの体勢で「身体の支え」を身につけでください。そうすると、体重を前後どちらにかけても、片足でも、座っても(その他の体勢でも)安定した感覚の中で歌うことが可能になります。(♯α)

2020年1月 2日 (木)

Q.ソルフェージュの勉強法

A.自分の高さで(移動ドで構いません)自分のテンポで「ドレミファソファミレド」と歌ってみましょう。ほとんどの人が音程は正しく取れますが、音楽的には歌えません。一番高い「ソ」に向かってほんの少しずつ進み(メトロノーム1くらい)、逆に下りるときに逆にほんの少し広げてあげます。「ソ」が頂点になるのはハーモニーがそこでVに変わるからであって、音が高いからではありません。

日本人の大半は、頂点に入る瞬間にちょっと待ってしまいます。なかなか、盛り上がりながら自然に入れません。フレーズ感の習得のためこの「ドレミファソファミレド」の練習は、よい課題かつ結構難しいので、日々のトレーニングに取り入れてみてください。

さて次にソルフェージュの基礎を身につけるのにおすすめテキストは「子供のためのソルフェージュ1a」です。(1bも2もありますがひとまず1aができれば十分。)おすすめの理由は、桐朋学園の全盛期の先生方が書いていて、初級教材なのに音楽的に優れているからです。

このテキストを1ページ目から、自分のドレミの高さで、ピアノを使わずに、歌ってみましょう。音の高さが取れることも大切ですが、フレーズとフレーズのつなげ方、進め方をマスターすることも大切です。(音の高さが間違えていても音楽的に正しければよい。)Iの和音からVの和音に向かい、Vの和音からIの和音に解決するように、音楽的に自然に聞こえるように歌います。(♭∴)

2019年12月29日 (日)

Q.突っ込まれたり揚げ足をとられたりで、人前で意見が言えません。

A.何かを言うのに、いちいち突っ込まれると想定すると何も言えなくなるでしょう。言ってみて、言い返されて、ショックを受けたら学んでいけます。困ったことに、そうしてくれる人が少なくなったのです。学ぶ機会として活かしましょう。(♯)

Q.残業時間で練習がつぶれます。

A. 周囲の同調圧力でつぶれているのではありませんか。表現には、手順が必要です。練習の時空の確保や組み立ても条件の一つです。練習を主体的に実行する能力が問われるのです。(♯)

Q.好きと正しいと、どちらを選びますか。

A. 正誤と好き嫌いは違うのに、正しいのを好きと思い、それを自分サイドにしてしまうのが人間です。よく考えてみましょう。(♯)

2019年12月26日 (木)

Q.レガートに歌う~ローリングトーン

A.表現して歌っていくのには、レガートはとても重要な要素です。日本語はどうしても、1音節の連なりで「こ・の・み・ち・は」などと、すべての音を同等に歌ってしまいがちです。しかしヨーロッパ言語の曲を見てみると、動きがあります。オソレミオの冒頭で「ケッベッラコーザ」の「ケ」は「べ」に向かって、「コ」は「ザ」に向かって進んでいくように、音がまるで次の音に転がっていくような感じです。

このように、音節がどんどん次に向かって流れるように音声を「ローリングトーン」といい、それに反して日本語のように一音節ごとに止めてしまう音声を「ストップトーン」と呼んだりします。

なるべく音節を転がして次につなげて、レガートになるようにすることで言葉もよく表現され、フレージングを作ることができて、音楽的にスケールも大きくつくることが可能になると思います。(♯β)

 

2019年12月22日 (日)

Q.経験者にしかわからないし、教えられないのではないでしょうか。

A.月を歩いた人にしか、月のことはわからないのでしょうか。月まで辿り着いた人の方が詳しいこともあれば、経験だけではわからないこともあります。シミュレーションで体験して、イメージして、用意してきた人もいたでしょう。それまでにも、月については、いろんなことが研究されてきました。いろんなアプローチが可能です。

経験者の経験は、確かに本人しか知ることができません。年を取っている人は、若い人のことを自分の経験でわかり、ある物事について知っている人は、知らない人のことのことがわかるのですが、その逆は成り立ちません。

しかし、経験は絶対ではありません。一つのことから十を学ぶ人もいるし、十のことから一つも学べない人もいます。

私は、一つの経験はあった方がよいとは思います。そこからどれだけイメージできるかが、教える人にも教わる人にも問われます。(♯)

Q. 若いとよくないことをするのは、どうなのでしょう。

A.若くてよくないことをする人は、いけないこととわかっていないからすることが多いのです。でも、それをわかっていて、する人よりは救われるかもしれません。

そこから学べたらのことですが。(♯)

Q.自分の何を自覚すればよいのでしょうか。

A.「自覚」は、自分の在り方をわきまえることです。「自覚」は仏教でいう悟りから、感情を納める方法として使われています。となると、スタンスと表現のための謙虚な準備しましょう。(♯)

2019年12月21日 (土)

Q.歌うとすぐに力が入ってしまいます。

.口を開けただけであごに力が入り、首までその力が伝わってしまう人、歌うと胸や肩に力が入ってしまう人、腕にまで力が入る人、特に上半身の力みが気になります。自分の体によく意識を向ける習慣を持ち、自分で自分の力を抜けるように日々工夫をすることをお勧めします。

例えば前屈をして首、腕をぶら下げてみる、前屈から体を持ち上げてストンと落としてみるなど。あとは寝てみて、その脱力した感覚を覚えて立ち上がってみるなど。

しかし力が入る原因は力みだけではありません。歌うため、息を吐くため、体を支えるための筋肉が不足していることが考えられます。歌を始めて間もない人や、筋肉の少ない小学生などはふらついて、体がユラユラ動き、ピシっと立っていることができません。呼吸のトレーニングなどで内側の筋肉、呼吸の筋肉も同時につけていかなければ解決にはなりません。(♯β)

2019年12月19日 (木)

Q.息を外に吐く

A.日本語はあまり呼気のエネルギーを必要としない言語なので、日本人はよく「息を外に吐いて歌いなさい」と注意されることがあります。しっかり息を外に吐くことで、声を前に飛ばすことができます。この意識が日常から少ないのでしょう。

これを回避するには、ひたすら息吐きトレーニングするしかありません。息吐きのトレーニングで、どのくらいのスピード、量の息を吐けているかを体感していきましょう。

お腹を自分の手で押しつつ、お腹の筋肉を自力で凹ませて息を思い切り吐いてみてください。イメージとしては大きなゴムボールに水が入っていて、ボールの両サイドを押すと水がピュッツと出る感じです。くしゃみは息のスピードが時速2300キロだといわれていますが、そのぐらいのスピードを意識して吐きましょう。この息の量とスピードを発声練習でも用いられるようにしてみてください。(♯β)

2019年12月15日 (日)

Q.理想と現実のギャップの解消をしたいです。

A.その二つが本当に捉えられるのでしょうか。そこのギャップも捉えられるのでしょうか。何より、そのギャップを解決したらどうなるのでしょうか。

問題で深まっていく、深まるだけでなく、浮かないとなりません。深まるのか深めるのかだと私は思うのです。(♯)

Q.レッスンで褒めてもらってばかりで、居心地がよくてやめられません。

A.相手を長く居させるテクニックは、「わかった」「できた」で、「よかった」と思わせることでしょう。しかし、それは、長くなるほど、もっともよくないことになりかねないのです。よくあるトリックのようなものです。

わからない、できないと思ったままでも、レベルが上がっていくのはよいことです。高みを目指しつつ深くなっていくからです。わかりやすく教わり、「わかった」「できた」と思って、そこからレベルが上がっていない人、すぐに下がっていく人をどれだけみてきたことでしょうか。(♯)

Q.アートや文化をつくりにくい世の中ではないでしょうか。

A.創造的な環境とは、制限下、抑制のなかでの自由ですが、無駄、どんでん返しが文化です。今の日本ほど、こんなに誰もがつくりやすく、発信しやすいツールのそろった環境はありません。皆がつくったり出したいから、受け手が間に合わないようですが、アートたるレベルに達していないと思い、研鑽あるのみです。(♯)

2019年12月14日 (土)

Q.何をしたら声を支える筋肉が鍛えられるのでしょうか。

.私自身も若いころはおなかに全く力が入らず、体重も今より10キロやせていて、体で声を支えるすべがなく、いつも首の後ろや肩で声を支えているような状態でした。そのため慢性の首の痛みを抱えていました。

トレーニング方法もわからないでいるとき、「ピラティス」を勧められました。ピラティスは、もともと負傷兵のリハビリとして発達したエクササイズだそうですが、歌と大きくことなるのは腹式呼吸ではなく胸式呼吸を用いていることです。また、胸式呼吸を促すために下腹をぺちゃんこにするよう指導されます。しかし私の師匠や同僚の歌手たちは、骨盤底筋を締め上げて使うピラティスエクササイズは歌に役立つと言います。

筋肉は、逆の動きをすることでより可動域や強度が増すのだそうです。伸ばすだけでもダメ、縮めるだけでもダメ。そして骨盤底筋は第二の横隔膜といわれており、下腹に意識を向けて動かす使い方が歌にも役立つのだとか。簡単なやり方でしたら本やDVDなどでもアプローチできると思います。(♯β)

2019年12月12日 (木)

Q.朗読の表現を一辺倒に聞こえなくする

A.朗読やお芝居の経験の少ない人にとって、表現をどうすればよいのかというのは大きな課題だと思います。読書が好きな人でも、黙読しているのと声を出して読むのとでは、なんとなくイメージが違ったり、「こんなつもりではないんだけどなぁ」というような表現に聞こえてしまったりという場合もあると思います。このような部分は、聞き手にとっては退屈に感じてしまう要素なので、改善していきたいですね。

このような場合の改善のヒントになるのは、英語でいう51H(Whenいつ、Where どこで、Who 誰が、What 何を、Why なぜ、Howどのように)を明確に伝えることや、登場人物の気持ちを大事に表現することではないかと思います。特に感嘆詞がついているような場合は、気持ちが強く表れる部分だと思いますので、特に印象に残るように前後の内容を考えつつも大胆に表現してみるとよいと思います。

また、接続詞をどのように表現するかもとても重要だと思います。順接や並列の場合は、前の内容と同じような内容だと思いますが、逆説の場合、話の内容や場面が変わるきっかけとなります。接続詞の部分を読む段階で、次に来る内容を予測させるような表現方法が必要になると思います。

これらを言葉の強さや緩急のテンポ感、間の取り方などを総合的に組み合わせて、聞いている人が自然とそのお話に引き込まれていくような世界観を作っていけると理想的です。(♭Я)

2019年12月 8日 (日)

Q.プロとしてやれるかどうかの判断は、どうするのですか。

A.10年で1作、大ベストセラーの芸術家もいます。そういう状況の許されるまで、10年で元以上をとるというのが迂回でしたらもっともストレートな道です。しかし、そこまで見抜ける人はほんのわずかです。そうなると賭けです。他に生計の手段を得て両立させるのが、一般的な道でしょう。大きな眼でみて、状況がよくなっているのかで判断することでしょう。

受験で落ちたとします。浪人するのか、何浪までしたら入れるのか、そこにかけるコストと、つけられる能力とでみます。人生の予想といった駆け引きは、わからない中でもいろんな判断を迫られます。だからこそ、全力でやってみなくてはならないのです。(♯)

Q.何でも早めのスタートがよいでしょうか。

A.そう思います。好きなこと、やりたいことは、すぐ始め、がんばりましょう。

退く、やめる、死ぬ、そのための力、余力をもっておけるからです。(♯)

Q.どういう死生観をもっていますか。

A.与えられた命、その借りを返すことです。命を使って何をするかが、生涯ではないでしょうか。(♯)

2019年12月 7日 (土)

Q.おなかの力が弱いのですが、どうしたらよいですか。

.体を全然使わずに声を出している人がいます。弱々しい声しか出ずに、ご本人もお悩みの様子でした。いろいろな方法でおなかを鍛えていけますが、以前ある歌手に、このような練習方法を勧められたことがありました。

練習室には大抵、アップライトピアノやグランドピアノが置いてあります。ここ一番の声を出さなければならないときに、ピアノの鍵盤の下に手を置いて持ち上げてみろと言われました。確かにおなかの下の方に力が入ります。この感覚をよく覚えて、実際に歌うときにはその時の踏ん張ったような状態を再現するようにします。表面の腹筋(腹直筋)よりも、もっと奥の筋肉(腹横筋)に力が入っていることがわかると思います。

少々荒療治ですが、まったくおなかに力が入らない人は、試してみてください。(♯β)

2019年12月 5日 (木)

Q.リズム練習の方法

A.歌がうまくなるのに、かなり大切な要素がリズム感とハーモニー感です。(音楽の3要素、メロディ・リズム・ハーモニー。)

日本と海外のヴォーカルを比べた時に、一番違うのはリズム感でしょう。リズム感は才能かもしれませんが、トレーニングでかなり向上させることができます。農耕民族であった我々日本人が狩猟民族であった西洋人の作った音楽を表現するには、トレーニングをするしかないといえます。

以下のリズム練習法はメトロノームを60で鳴らします。(秒針の速さです。)まずはメトロノームにあわせて手を叩いてみましょう。この速さを体で覚えておくのが理想です。(絶対音感に対して絶対リズム感という。時報の「タッタッタッター」の速さ。ちなみにこの440ヘルツの音が(低めの)ラに聴こえるのが絶対音感。)

次に2倍の速さ(8分音符)で手を叩きます。メトロノームが鳴ってないときにも手を叩くわけです。次に3つに割って、つまり3倍の速さ(3連符)で手を叩きます。2倍と3倍がスムーズに切り替えられるかがまずは1回目の関門になります。4回ごとに変えてみます。変わった瞬間にリズムが歪んでしまう人が多いのではないでしょうか。

次に同じことを口で「たったった」ということによってもできるようにします。次のステップとして同時に「口では3つ、手では2つ」逆に「口で2つ、手で3つ」をできるようにします。これも4回ごとで連続して切り替えられるようにします。

リズム感に自信がある人向けの上級編として、「2倍と3倍」でなく「3倍と4倍(16分音符)」で同じことを試してみてください。2つのリズムが同時に処理できるようになると、だいぶ感覚が変わってきます。歌に対するセンスもよくなってくるはずです。(♭∴)

 

2019年12月 1日 (日)

Q.人に認められたい、人の評価を得たいのですが。

A.それは、目的でなく結果です。そういう結果を出すのが目的としたら、その目的をよくよく考えてなくてはなりません。

「お金を貯めて家を建てる」のが目的というのは、よくあるパターンです。でも、お金を貯めなくてもローンで多くの人は凌いでいます。「家を建てる」を「住む」にしたら、借りてもよいでしょう。この家とは、何を示すのでしょうみたいなことです。(♯)

Q.作品は一般向きにと考えるべきですか。

A.仕事としてなら、他の人の評価を前提とします。期限、分量、内容と、想定する相手が欲するように心がけます。つまり、発注主を考えます。

たとえば、このQ&Aは、必ずしもそういうつもりではないので、一般的な読者だけを対象にして述べていません。一般向きに、というよりは、自分のものとして徹底したり、特定の人だけに絞り込む方が深いものになることが多いと思います。

一般の人にはわからない、わかりにくい、でも伝わる人に伝わればよいと思うと、制限が緩みます。行き過ぎるとオワコンになることもありますが、そこから始まることもあるのです。(♯)

Q.人生、迂回してばかりいるように思います。

A.近づいても到達できないなら、少し離れ、時間をとり、遠くからみて、ベストを見極めようとしてみることはよいことです。(♯)

2019年11月28日 (木)

Q.パッサッジョの歌い方

A.女性ですと、真ん中のドから初めて一点「シ」や、二点「ミ ファ ソ」あたりで声の転換を迎えます。低い音から上がってきて、声をチェンジさせないと歌えなかったり、違和感を感じたり、出しにくいポイントがあるかと思います。音がつっぱったり、音色が変わったりする人もいます。

この声区の転換にあたる部分を、パッサッジョと呼びます。このパッサッジョにあたる音をうまく歌うにはいろいろな工夫が必要です。まず、出にくいからと言って音を無理に押し出そうとしないことです。下の音から柔らかくつなげて上の音につながるよう練習してください。唇の使い方も利用できます。パッサッジョのときには唇を少し覆いかぶせるようにして歯を見せないように歌うと声がまとまりやすいです。焦点がなく広がってしまうような出し方では声帯に相当な負担をかけます。鏡で確認しながら、唇のかぶせ方を練習してみましょう。(♯β)

2019年11月24日 (日)

Q.オタクは、ロリコンですか。オタ芸をどう思いますか。

A.ロリコン、和製英語roricon→英語でloliconとなりました。ロリータフェチというと、ナボコフの「ロリータ」は12歳です。コンプレックスがついたのは、マザコンからの流れでしょうか。「萌え」に準じます。コンプレックスは、表に出ないものだから、日本人の使い方は、誤用ともいえましょう。

私は、オタ芸を今の歌よりも価値があると評価しました。私たちの頃は、応援も海外のをまねていましたが、彼らのはまさに芸で、現に世界に広まりつつあります。(♯)

Q.AIは、天才なのでしょうか。

A.昔のコンピュータは、123でしたが、今のAIは、あらゆるルートを想定しつつ、すべてを網羅するのではなく、選択、つまり、取捨もします。人間がAIに、碁や将棋で負けるようになったのは、そのためです。

天才は、たった一つのアイディアよりも、この計画性において、すぐれていると思うのです。その点でディープラーニングで圧倒的な数量に質が伴うのです。

でも本当の天才はというのは、十代くらいで名を遺した人かもしれません。(♯)

 

Q.何をするのか、どうしていけばよいのかがわかりません。迷ってばかりです。

A. WhatHow、何をつくるか、どうつくるか、どう、というのは、いつも制限のなかにあります。そこに手段を持ち込めなくては何をするにもできず、何をつくるにもつくれません。つまりHow toがいるのです。(♯)

 

2019年11月23日 (土)

Q.おなかの力が弱く、声を支える方法を知りたいです。

.声をおなかで支えるように指導されていると思いますが、いろんな方法があると思います。

私がドイツ人の歌手に教えてもらった方法は、椅子に座ったままトレーニングするというものでした。当時私はおなかの支え方がわからず、声を出すと上半身が上の方に持っていかれ、体の下の方を意識して歌うことができていませんでした。しっかり声をお腹周りに感じて、上に浮いてこないような方法を模索したいのにやり方がわからず苦労していました。

その先生に勧められたのは椅子に座って練習することでした。椅子の座面をおしりで押していく感覚で歌うと、声を下方に維持し、支えもお腹周りに感じられます。骨盤、腰も椅子の座面に沈んでいくかのような感覚です。その先生自身もコーチ(アメリカ人だそうです)に、このやり方で来る日も来る日も練習させられ、舞台上でもこの感覚で声を支えたとおっしゃっていました。ぜひトライしてみてください。(♯β)

2019年11月21日 (木)

Q.横隔膜と声帯の連動の方法

A.息を吸った時に肋骨の内側についている横隔膜が広がって下がり、息を吐いたときにはそれが弛緩して元にもどります。横隔膜をいかに保持するかが息の支えに繋がります。

しゃっくりは横隔膜の痙攣だといわれていますが、同時にヒクっと声もなってしまうことがあるのではないでしょうか。これは横隔膜と声帯が連動している証拠だそうです。

横隔膜をわざと動かしながら息を吐き、それとともに声を出すと「あ~あ~あ」と揺れた声がでます。これは体と繋がった声であり、体と無関係に出る声ではありません。大変特徴的な声ですが、この声を真似していくと、いいトレーニングになります。動物の鳴き声で、特に犬などが威勢よく「わんわん」と、よく通る声で吠えるときは、横隔膜の動きと声とが見事に連動し、無駄な力や喉の力みなどが一切ないことが見て取れます。走った後の犬のお腹が、ハアハア言いながら動いているのも横隔膜の動きです。是非、横隔膜と声を連動させてみましょう。(♯β)

2019年11月17日 (日)

Q.歌が身近な例を教えてください。

A.子供の頃、友達の名前に節をつけて呼んでいましたね。「○○くん、遊びましょ」、こうして、ことばとメロディと2つのものの関係性がつけられるのです。グルーブ感やコール&リスポンスになります。野球の応援の声もまた、歌といえるでしょう。(♯)

Q.のど自慢では、チャンピオンの歌がつまらなくなってきたと思うのですが。

A.一昔前は、バックの伴奏のメロディを全く無視して歌ってしまうのに、けっこう長く聞かされてしまうような歌がありました。のど自慢の鐘一つです。お年寄りに多かったです。アマチュアゆえの素朴さにその人柄を楽しめたのです。皆がカラオケで卒なく歌いこなすことに長けてきて、同じようにうまくなりすぎて、おもしろみがなくなってきたと思います。(♯)

Q.さわりとは、イントロのことですか。

A.触りは、本来、盛り上がるところ、聞かせどころ、サビです。ブリッジです。

サビでも、謡曲、語りものでは低く太く渋いところを指します。元々は、イントロのことではなかったのです。

(♯)

2019年11月16日 (土)

Q.声の焦点を集めるとはどのようにするのでしょうか。

.歌を歌うときに、声を集めたり、焦点を感じずに声を出すと、響きの散った音になってしまうことがありますが、これを回避する方法が、「声の焦点を集める」ということです。単に「声を集めるという意識」ととらえたほうがいいかもしれません。普段話し声では普通に声の焦点が集まっているのに、歌になったとたんに、ボワッと音の輪郭をぼやかし、口先を大きく広げて歌ってしまう人がいます。口の中の空間を広げるように言われるからかもしれません。

話し声の時のように鼻の前や口の前に音声を持って来ることを意識しましょう。更に、表情筋で鼻の周りに筋肉を寄せてきて響きを集めてみます。まるで鼻のところに音をS字フックでとどめておくかのようにとらえ、軟口蓋を上後ろの方向に引っ張り上げて口腔内の容積を広げます。このように、響きの空間と、言葉を捌く場所をわけて考えてみてはいかがでしょうか。(♯β)

 

2019年11月14日 (木)

Q.表現の幅を広げるメニュ

A.声や音に執着してしまって、なかなか自由な音楽を演奏することができないというような状態になっている人は、思い切って視界を変えていく必要があると思います。歌うこと=声や音と結びついてしまっているのであれば、この状態を切り離す作業を行うとよいと思います。

そのための練習方法としては、音やリズムを置いておいて、歌詞をセリフのように朗読するとよいと思います。音やリズムがついた状態では、なかなか分離することが難しいのですが、歌詞を朗読すること、しかも、セリフのように大胆に伝えようとすることで、本来自分がその歌詞から感じ取れる内容や、伝えたいことを再認識することができるようになると思います。

この感覚を忘れて、音やリズムをなぞってしまうと、本来の音楽がしっちゃかめっちゃかになっている可能性が大いに考えられます。何を伝えたいのか、どのような気持ちを表現したいのか、そのためにはどのような声の強さで、どのような声の色で歌えばいいのか、旋律の色彩、オケの色彩、そして自分の歌いたい色彩はどのようなものなのか、ということを大事に考えられると、表現豊かに歌えるようになっていくでしょう。(♭Я)

2019年11月10日 (日)

Q.音楽の基本構成とは、何でしょう

A.始まり、進み、戻る、序破急といっても、それぞれ違いますが、途中に緊張が来てから納めるのは、全ての芸と共通します。(♯)

Q.リフって、何ですか。

A.「トンテテ、トンテテ、トンテテテンテン、会津磐梯山は~」と、このリズムで繰り返されること、リフレインをリフといいます。(♯)

Q.音楽や歌の誕生から成立は、どういう流れでしょうか。

A.一個人から考えてみます。好きに音を出したり声を出したりしても、大体10分ともちません。自分一人ならともかく、他の人が楽しめたり、飽きないものにはなりません。そこで、メロディ、歌詞をつけるのです。

もう一つは、人と関係させてみます。かけ合わせるのです。こうすると、共有のものとなり、あまりレベルを問わなくても楽しめるようになります。心地よくなってくり返していたからこそ、成り立ち、継承、発展されたのでしょう。(♯)

2019年11月 9日 (土)

Q.響きを自分で作ろうとしないでと言われました。

.レッスンを続けていく中で、自分が出す音は、結果であり、自分で音の響きを作ろうとしない方がいいというときがあります。ある程度、レッスンが進み、声も出てきて、その声をもっと美しく充実させた響きにしていこうとしたときに、自分の喉の周りで響きを作ったり、自分の音を聞いて調整しようとしたり、何かしぜんでないことをしてしまっているのかもしれません。

息を吸い、口を開き、口蓋を上げ、支えたポジションを作ったら、まず無為しぜんに出してみることです。不自然な声だと指摘されるときは、自分の中で音を聞き、口の中に音を作ってみたり、喉で押してみたり、いろいろと作為的なことをしてしまっているのかも知れません。あれこれ試行錯誤はよいのですが、体のすべきことをしたうえで、あまり細かく考えずに、ポーンと声を出した時のほうがうまくいくことがあります。しぜんに響いた声が、一番美しかったりします。どうぞ、自分で作ろうとせず、体を機能させた結果として出てくる音を観察してみてください。(♯β)

2019年11月 7日 (木)

Q.コペルトとは何ですか。

A.アペルト、イタリア語のaprire「開ける」の過去分詞形がapertoで、それに対してcoprire「覆う」の過去分詞形がコペルトcopertoです。

歌では、口を開けて頬骨も上にあげて、両サイドに広げるようにし、唇も歯の上にめくれ上がったような感覚で歌うものをアペルトと表現します。これは特に三点Cなどの超高音を歌うときには役に立ちますが、中音でこれをやってしまうと音が散って、喉も上がり、声はかすれやすくなります。

それに対し、コペルトは唇を歯の上にかぶせて、上あごが、あたかも屋根のように覆いかぶさっているような状態を言います。「オ」の口をたてで作るとわかりやすいと思います。このフォームのメリットは、響きを集めてきて、散らすことなく、中音で音を響かせるのに役だちます。歌のためにはどちらもできるように、上あごの周りの筋肉や唇をフレキシブルに動かせるよう、柔らかくしておく必要があります。どちらかしかできません、とか、自分のコントロールが効かず勝手になってしまう、という状況を避けるために、常日頃から意識して動かしておきましょう。(♯β)

2019年11月 4日 (月)

Q.プロで歌唱力のある人は、ヴォイトレができているのでしょうか。

A.私は、結果オーライです。仮に、誰かにトレーナーのヴォイトレができていないと言われてもかまいません。さらなる表現の可能性をヴォイトレが与えることもあります。歌唱と同じく、ヴォイトレも限りはありません。満足のいくところまで使えるようになったら、そこまでというのも考え方の一つですが、実力キープのためにも、私は、歌唱と別にヴォイトレを続けるべきだと考えます。

(♯)

 

2019年11月 3日 (日)

Q.音楽といえばクラシックとなる教育制度は、おかしくありませんか。

A.日本の学校の音楽室にある肖像画といえば、なぜバッハ、ベートーヴェンなどでしょうか。日本人の肖像画は、なぜないのでしょう。この辺は、変えていくとよいと思うのですが。

音楽だけでなく、社会科や世界史、地理でも、いろんな教科で欧米中心に教えられてきましたから偏っています。外国語が英語、しかも国語より重視されています。明治維新、そして戦後の日本の置かれている事情と方針に従ってきたからです。(♯)

Q.学校の音楽となると、クラシックとなることで弊害はありますか。

A.クラシックは習った分、入ってしまっていますが、自らは選んでいないのです。それは、文化であって文化でない、でも入っています。問題は、クラシックだけでよいのかということです。それは、体制、教師や教員育成問題ともなります。(♯)

Q. 教育での音楽と日常の音楽との乖離をどうみますか。

A.教育とは、あるところまでは強制的に入れ込むものですから、音楽が何も入らないよりはずっとよいと思うのです。日常の中の音楽は日常にあるので、日常で楽しんでいればよいとも思います。(♯)

2019年11月 2日 (土)

Q.呼吸のトレーニングに必要なことはなんでしょうか。

.歌を歌う際に、息を保つかということが需要です。脇腹の胸の下あたり、(着物で帯を締める位置)に手を置いて息を吸ってみましょう。思い切りあくびするように息を吸うと、肋骨が両サイドに広がると思います。この時に皆さんの横隔膜は下にさがって平らな状態になります。なるべくこの状態を維持しながら息を吐くことが、歌っているときの呼吸法になります。

練習方法としては、脇腹を広げながら息をすったら、細く長く、なるべく脇腹を縮ませないように「スー」っと吐いてみてください。ペットボトルに水を入れて、それにストローを差し込み、ぶくぶく持続させるような呼吸もいい練習になると思います。それに少しずつ「ア」や「ウ」などの音声も加えて息を吐いてみましょう。まずは、長く持続出きる呼吸を目指してください。(♯β)

2019年10月31日 (木)

Q.息が続かない曲は、どのように練習したら息が続くようになりますか。

A.息が続かないときの理由はさまざまあります。例えば、リズムや音の幅に振り回される、発音を頑張り過ぎて息を消耗する、力みのせいで息が流れていない、身体を使えず始めから息が足りていない、などです。この中で身体を使えていない人は、身体を使うことに慣れていくために基礎的な練習を先にしてください。

それ以外の理由でしたら、子音Zで息を流す練習が効果的です。子音Zは、安定して息を吐き続けないと子音がなくなり声だけ(ZZZ-ではなくウー)になるので、息が足りなくなったことにご自身で気づくことができます。

特に音が飛躍するときは、息が足りなくなる=子音Zがなくなる、ということが起こりやすいです。この練習は、フレーズのどの時点でいつも息がたりなくなるのかを、声を出すときよりも明確に把握することができます。曲全体を子音Zで滑らか(レガート)に歌える=息で音程をとっている、と言うことができます。(♯α)

2019年10月30日 (水)

Q.五感を磨くと声もよくなりますか。

A.五感は大切だと思います。センサーとして情報を取り入れるもので、生体を守るためのものですが、声は出すもので逆です。守るために使うにも攻めて守るわけですね。守りのなかで一人攻めるピッチャーのようなものですね。声は出せていても、しっかり使うにはトレーニングしていくものなのです。そこは、ことばと同じです。

(♯)

Q.いろんな情報に迷って、トレーニングに専念できません。

A.情報は、活かせるなら使えばよいし、活かせないのなら使ってはいけません。迷うくらいなら忘れることです。気づくために、頭をいっぱいにしないこと。発声は特にそういう態度で臨むことです。(♯)

Q.ヴォイトレの姿勢で歌っている歌手は誰ですか。

A.ヴォイトレにもある程度、理想的な姿勢はありますが、これは形ではなく、発声や歌唱のための体づくりのフォームのようなものです。直立不動で歌う人がいるからといって、ヴォイトレの見本というわけではありません。大リーグのバッターみたいに、プロとして活躍できている人は、結果としてヒットが打てる人です。フォームで決まるのではありません。(♯)

2019年10月28日 (月)

Q.西洋の音楽には、日本人とは別の発声法が必要なのですか。

A.同じとか別とかいうのをどこで区別するのかですが、日本の歌のなかでも、それぞれかなり発声や共鳴が違うものです。一口に、声楽といっても、そのまま、民謡を歌えるような発声の人もいれば、オペラを歌うのには達しない人もいるのです。(♯)

Q.なぜ、手を温めるにも、熱いものをさますにも、息が使えるのですか。

A.ゆっくり息を出すと、体内の温度で温かくなった息が出ます。早く出すと体外の冷たい空気を動かすから冷たいのでしょう。(♯)

 

Q.森繁さんの「歌は語れ、せりふは歌え」とは、どういうことでしょうか。

A.歌は歌って、せりふは語ってというのが、そういう形だけになってしまってはよくない。歌は、ことばのように、せりふは、音楽のように共に活かさなければいけませんということでしょう。せりふ、ことばには、感情や間、メリハリなど、歌、音楽にはリズムや心地よさなど、いろいろありそうですね。(♯)

2019年10月27日 (日)

Q.差別について、どうみられますか。

A.人種や性別など、自分で選べない属性での差別的な取り扱いが、差別とみなされます。好き嫌いは、意志でなく感情ですから、そこを差別的だから感情をもつなと言えません。ただし、表に出さないように努めることはできます。

とはいえ、つきあうとかモテる、モテないとなると、表向きのことではないでしょう。

たとえば、女性の社会的成功は、男性ほど、両性とも評価しませんが、仕事ができなくとも承認されやすいです。それに対して、男性は、仕事の遂行能力が重視されます。

(♯)

Q.性差は乗り越えられるものですか。

A.生物的な制約としての性差については、忘れてはいけません。たとえば、性として、男は何人もの父親になれるし、同時に自分の子供をつくれます。女は年にほぼ一度です。

男は高齢でも子供をもてるが女は閉経します。

女は身体的には誰とでもセックスできる。男は性的興奮を必要とする。

妊娠、出産するのは、女だけ、などです。(♯)

Q.男女の違いについて、シンプルに知りたいです。

A.女性が基本、男性は、その元祖からの派生と例えられます。「男はdoingする性、女はbeingである性」(ナンシー・チョドロウ)とも言われてきました。男性の集団は、競争し、上下関係を秩序とします。

親しいことと性的対象化についても、同じではありません。

女性は、母親との親密性が男性と違って禁じられません。そこで父が男性の誘惑でのロマンチックラブが必要となります。女性は、男性ほど異性を必要とせず、同性で充分です。

男性は、同性はライバルです。アイドルのファンが、男性のアイドルは女性ファン、女性のアイドルは男女ともファンとなりやすいゆえんです。(♯)

 

2019年10月26日 (土)

Q. 本番の前に声がでなくなったときの対応を教えてください。

.本番の前に声がでなくなったときの対応としては、基本はキャンセルでしょう。風邪などで声が出なくなった場合は、共演者のためにも、キャンセルするべきでしょう。ただ、代役が居ないという場合は、そうはいかず、出ない声を使わなければならなくなります。

声が出ないという場合の多くは、声帯が腫れている(実感としてで、医学的にはわかりません)ようなので、市販の解熱鎮痛剤を使う人が多いようです。もちろん、病院に駆け込む時間的余裕があるならば、そのほうがよいですが、大抵の場合、その余裕はないものです。

響声破笛丸や駆風解毒湯を服用して、何とかなる人もいるようです。トラネキサム酸のペラックTという薬も、効果はあるかもしれません。簡単な発声練習をしてみて、効果が無ければ、最終的には、ステロイドを使うという方法があります。声帯辺りに、耳鼻咽喉科でステロイド注射をしてもらうものですが、一日しか効果はなく、体への悪影響と、使用後の声帯の荒れ具合を、元に戻すのは大変だという話です。一生に一度の、重要な本番ということなら、意味もあるかもしれませんが。(♭Ξ)

 

.声が出なくなったときに自分でできることというのは限られていると思います。あなたがプロ、またはプロを目指すような立場であるならば、信頼のおける耳鼻咽喉科の病院や医師とつながりをもっておくことだと思います。特別なことをするわけではありません。不調な時や、アレルギーなどの際は病院にいき歌手としての状態を伝えたり、薬の副作用やアレルギーの話をしっかり伝えておくだけでもいいと思います。

私の経験上、病院によって出してくれる薬の強さのレベルが違います。舞台に穴をあけられないときなど、相談するととても強いステロイドなどを出してくれる病院もありますし、病院で吸入する薬を自宅用にだしてくれる病院もあります。

声が出なくなったときは、治療の専門家のアドバイスと薬でしょう。

できることといえば、吸引したり、蒸気を喉におくる、よく睡眠をとるくらいしか対処はないと思います。

(♭Σ)

 

.本番のどれくらい前かにもよると思います。本番の数日前なら、耳鼻咽喉科に行ってカメラで喉の状態を見てもらい、必要な処置をして本番までひたすら無言で過ごし、たくさん睡眠をとります。たとえ不調だとしても、本番になんとか声を出すために努めます。ただ、声が出なくなるくらいのダメージを受けているのなら、本来ならその時点でしっかり休むことを先決するところなので、無理をしてでも歌わざるを得ないのか、もしくは代役を立てられるのか、そのときの状況で判断していくしかありません。もしも、本番、当日に全く声が出なくなったのであれば、言うまでもなく出演をキャンセルするしかありません。

声が出なくなった理由は何であれ、事情をお伝えしお詫びをする以外にできることはありません。なんの原因もなく声が出なくなる状況にはならないので、本番のもっと前から調子が傾く兆候はあるはずです。私は必ず事前に対処するので、本番当日に声が出なくなったという経験はありません。(♯α)

 

.どのタイミングで出なくなったのか。どの程度の症状なのか。高音域だけが出ないのか。中低音域も全然出ない状況なのか。など、タイミングと実際の症状によって、対処法は変わってくると思います。

中低音域が全く出せないのであれば、これは重症なので、降板するレベルだと思います。一刻も早く音声外来対応の病院へ行き、適切な処置をしてもらうことが必要です。病院での診察は、できる限り早いほうがよいです。症状の軽重に関わらず、病院での処置や投薬、本番までの時間を医師と相談し、どの程度可能なのかを専門家の見地で判断してもらうことが大事だと思います。

本番で歌うことが可能となった場合、気を付けなければならないのは、「とにかく声を押さない」ということです。平時よりもさらに気を付けなければなりません。声の調子が悪いからと言って、無理やり出そうとして声を押し出してしまうと、その後のダメージが大きくなり、本番中に再起不能になることが考えられます。声としてのパフォーマンスが劣るのは覚悟のうえで、最悪の事態の破綻ということを回避することが必要です。声のパワーは弱くなっても、魅せ方の部分でカバーはできると思います。(♭Я)

 

.本番直前で、声が完全に出ない場合は代役を立てるなりして、その舞台に穴が開かないように考える必要があると思います。少しでも出せる見込みがあるのであれば、耳鼻科の音声専門のお医者様にステロイドの錠剤、吸入、点滴をお願いすることもあります。また、鍼灸や東洋医学の民間医療に頼ることもあります。

私自身の経験では、トレーニングを積んでいると、風邪をひいたり、声帯が炎症を起こしていても、声が出るということがあります。若く未熟だったころは完全に出なくて降板したこともありました。また、大人になってからでも、医者の判断で降板せざるを得なかったこともありました。その時はダブルキャストだったので、もう一人の同じ役の方に代わっていただきました。声が少しでも出る限りは、上記のような処置を施します。

でもどうしても声が出ないのであれば、延期できるものは延期していただいたり、代役を立てたり、やむを得ずキャンセルすることも視野に入れます。悔しいですし、やってはいけないことですが、腹をくくることも必要と自分に言い聞かせ、キャンセルを受け入れるしかないと思います。(♯β)

 

.声が出なくなった原因、また症状(まったく出ないのか、嗄声を伴うのか等)によると思います。心因性のものなのか、炎症によるものなのか、結節等によるものなのか、病院等で適切な診断を受けることが先決です。そのうえで、本番で歌うか歌わないかを医師の意見を参考に判断してください。

軽い風邪などで歌っても差し支えないと判断された場合は、喉だけではなく身体全体を温かく保ち、こまめに水分をとり本番までリラックスして過ごします。

身体の深層筋を意識する訓練を日ごろからしておくとよいと思います。表層の筋肉を固めずに、深層筋を活性化させると土壇場で平常心と実力が発揮できます。(♯ё)

 

.調子がいい時に100が出せるのは当たり前です。本当のプロの力とは、調子が悪い時に合格点60くらいを出せることだと思います。そのためには普段のトレーニングで自分の実力をまず200くらいにしておくことが大切です。100を出すのに120くらいの実力を持っていればいいと考えている方が多いようですが、それはあくまで調子がいい時の話です。200の力を用意しておかなければならないのは、調子が最悪のときに60の力を出すためなのです。アマチュアは、調子が悪ければ休めばよいです。プロは、極論を言うと、インフルエンザで熱が40度あろうが、親が死のうが、その舞台を断ると次がないのです。

もし声が出ないのが心理的な問題のようなら、その現場の人間関係に悩んでいることがありそうです。大丈夫。その本番が終わればそこでの人間関係は終わりです。また、苦手な人がいてもかまわないので「あの人のことが嫌い」という自分を認めてあげましょう。

声が出ないのがのどの問題なら、本番までにもし何時間かあるなら、のどの痛みをとる注射や点滴があるはずですので専門の病院で処置をしてもらってきてください。本当は発声がちゃんと身についていれば、声が出るはずです。(これは私がバリトンだからで、テノールや女声はそうではないかもしれません。)私はそうしたときに本番を一回だけ経験しましたが、低いほうから小さい声でハミングしていき時間をかけてウォーミングアップしました。(♭∴)

 

.本当に声帯に問題が生じて声が出なくなった場合は、本番をキャンセルするのが最適解です。でもそれは周りに迷惑を掛け、信頼を損ね、お客様をがっかりさせることと同義です。とても怖いことですが、それでも自分の喉を守るためには、時と場合によっては勇気が必要です。休むべきときに無理をして、二度と元の声を取り戻せなかった歌手も知っています。

そこまでの事態でない場合、例えば緊張してうまく声が出ない、練習をし過ぎで声がカサカサする、風邪の引きかけ、治りかけぐらいでしたら、いくつか対処法はあります。

まずはスムーズに息の流れを作ること。呼吸練習で体と横隔膜をほぐしてから、ハミングやリップロールで一曲歌ってみるといいです。喉への負担が少なく、かつ本番でやるべきおなかの支えが確認できます。

そしてステージに出る直前まで、お辞儀をする、屈伸する、手首を回す等、軽く体を動かし続けるのも良いと思います。不調の時は血流も滞りがちですので、血行をよくすることも効果的です。

いずれの場合も、調子が悪い状態で無理をしたことには変わりありませんので、終了後のケアはしっかりとします。すなわち、よく食べ、よく眠り、乾燥を防ぎ、必要があれば医師の指示のもと薬を服用することが肝要です。(♯∂)

 

2019年10月24日 (木)

Q.体を使って声が出ません。

A.体を使って声を出すには、いろいろなアプローチがあると思いますが、目安として横隔膜を使えているかということがあります。歌っているときに、お腹周りに意識を向けてみてください。この部分が全く動いていないという自覚のある人は、まず、やみくもにでも動かしてみることが必要です。わざとへこませたり膨らませたりしてみてください。なんとなく動いてきたと思ったら、息を吐きながら動かしてみましょう。へこますほうがアプローチしやすいかもしれません。

その息に声を「アー」と乗せてみてください。これが楽にできるようになったら、逆に横隔膜周りを外側に押し広げるイメージで息を吐いてみましょう。そして、ドッグブレスのように小刻みな動きとともに声を出してみます。

ただ体を使うといっても、呼吸に必要な筋肉はまず横隔膜ですので、これを意識できることが大事です。(♯β)

2019年10月23日 (水)

Q.母語は口内でつくれるのに、口をはっきりと開ける練習は必要ですか。

A.人は、音声だけでなく表情でも聞きとっていることを忘れてはなりません。音声よりも表情で違う音に聞こえるほどなのです。よい共鳴のため、表情筋を使う機会として、口をはっきりと開けて動かすことは悪くありません。(♯)

Q.口を大きく開けないと、声がこもるのですが。

A.そういう人もいます。ただし、声をしっかりと使える人は、ほとんど口を動かさなくてもこもらないし、発音も明瞭です。ヴォイトレで口を大きくと言うのは、口内を広くというときもあります。(♯)

 

Q.歌うときは口を大きく開けるように言われました。

A.人によります。確かに口を大きく開けて歌う方がよい人もいます。大きく開けるというのは、開けたままではなく、大きく動かして、ということですね。声がしっかりと使える人は、表情を除くなら、あまり大きく開けていないものです。特に日本人はですが…。(♯)

2019年10月21日 (月)

Q.難しい文章や早口ことばでも、ヴォイトレになりますか。

A.よく使われていますが、発音、滑舌などの読むトレーニングと、声そのもののトレーニングは分けた方がよいでしょう。(♯)

Q.いろんな会議で発言したあと、とても居心地悪くなるのですが、声のせいですか。

A.よくわかりませんが、会議を発言する場としてがんばりすぎると、一般的に日本の文化風土では、あまり居心地よくないものです。影響を与えたとしても、あまり気にしないことです。声のせいだと思うのでしたら、周りの人に聞いてみてください。(♯)

Q.よく聞き返されるので大きな声にしたい。

A.聞き返される原因が声量とは限りません。小さな声でも聞かせることはできます。ゆっくり話したり、落ち着いて話したり、わかりやすいことばを選んだり、大切なところを強調したり、くり返したり、きちんと目を向けて手振り身振りをつけたりなど。(♯)

2019年10月20日 (日)

Q.宝塚のように、女性だけで男性を演じる歌劇団は他にありますか。

A.中国「三狾江歌劇団」などがあります。ヨーロッパやアメリカでは、男女の体つきが大きく違うので、なかなか難しいことと思います。(♯)

Q.女性が男性にしかできないと思われていたことに進出していますが、逆はありますか。

A.介護福祉や看護師、保育士など、 ほかにも、―母や―婦が、―士、―師と変えられたものを考えるとよいでしょう。女性だけの種目は、新体操、シンクロ、体操の平均台(オリンピック )です。一部には男性も参加していますが、あまり認知されていなようです。女性の声域で歌う男性や女装家は増えているようです。(♯)

Q.介護は、なぜ安く使われるのでしょう。

A.一般的に外で働いて稼ぐ、内での家事は、家庭内労働のため、ただのようにみなされています。稼ぐためには競争しているので、働く価値や収入は能力や条件で大きく異なってきます。外で働くとなると、シェフやファッションデザイナーは男性が多いのです。

家事は、これまで無償の愛情行為とされてきました。家で、主に、料理や裁縫、掃除をするのは女性でした。これは、出産、育児とつながっていたからです。

誰にでもできることは安くなるものです。介護、労働でサービスは、行う人の技量や、やる気の程度によってかなり違って、決められにくいところです。

身体的世話については、男性に難しいというのは、やる方でなく受ける人の感情によるからです。(♯)

2019年10月19日 (土)

Q.フレージングをつけて歌えるようになりたい。

.フレージングを作りやすくするには、日本語の感覚で音楽をとらえずに、外国の曲、たとえば英語やカンツォーネの曲で練習していくとやりやすいと思います。

どうしても、日本語は単音節の連なりで言葉が構築されているので、八分音符の羅列のような単調なリズム感になりがちです。「ささやく」という言葉一つとっても「さ」「さ」「や」「く」四拍必要です。しかし英語だと whisper [whis][per] 2音節で済むわけです。

音階を練習するときもドレミファソファミレドを9個の音の並びととらえずに、「ド(レミファ)」「ソ(ファミレ)」「ド」3つぐらいにとらえて歌うと、フレージングがつきやすいです。日本語話者には、全部の音をまじめに均等に同じ価値を与えて歌いたくなる性質があります。そのことを踏まえて、どこを抜くか、どこを重要に感じるかなど、英語やイタリア語など外国語のリズム感を参考に歌われてはいかがでしょうか。(♯β)

2019年10月17日 (木)

Q.複雑なリズムに発音がたくさんついている曲が苦手なのですが、なにか克服する方法はありますか。

A.音符・発音が多い、音の高低差がある、複雑なリズムがある、など譜面上の理由で息を消耗してしまっていることはよく見受けられます。発声ではしっかりした声が出ているのに、曲になると消極的な声になってしまうのです。複雑なリズムを理解し、発音も把握していて一見歌えているように感じていても、息が足りないということは、まだそのリズムに発音を乗せることが感覚として馴染んでいないからです。

そのようなときは、リズム読み(音程をつけずに発音・リズム・音符の長さはそのまま)の練習が役立ちます。音程がつくと、人はどうしても歌声の方に気を取られてしまい、リズムや発音の改善に時間がかかってしまいます。リズム読みは、一度「音程をとる」ことから離れて、リズム・音符の長さに合わせた発音を身体に馴染ませる作業です。音程がなくなった途端にリズムや発音が乱れる(やりにくくなる)場合は、リズム読みが不得意なのではなく、まだ身体に落とし込めていないということです。(♯α)

 

2019年10月16日 (水)

Q.正座、あぐらなど、和室での生活は、猫背になりやすく、よくないですか。

A.その人の意識しだいです。姿勢では、あぐらの方が猫背になりやすいかもしれませんが、真っ直ぐにもできます。正座は、しっかりと座ったら、その方が理想的でしょう。座り方一つにもいろんなノウハウがあります。

(♯)

Q.息は、水泳のクロールの息つぎのように出し切って入れるのですか。

A.水泳は、水中で息を吐き出しますが、それは、次に瞬時に吸気するためです。発声のブレスは、息つぎと違い、前後のフレーズの間で行うので、瞬時に入った方がよいとはいえ、余分な息を吐き出すことはしません。吐き切るとしたら、ヴォイトレでの呼吸の把握のためなど、特殊な目的のときだけです。何であれ、肺の空気をすべて外へ出すことはできません。(♯)

Q.花粉症やその他の原因で、マスクをしたトレーニングはよくないですか。

A.レッスンでは、少し声がわかりにくくなるとは思いますが、必ずしもだめとはいえません。ただし、本番ではありえないでしょう。能面ほどでなくとも、頭部よりは胸部に共鳴などの意識が行くかもしれません。(♯)

2019年10月14日 (月)

Q.静かなところでは、周りに声が響くので、うるさいところで練習していますが、よくないですか。

A.あまりうるさいと、難聴になりかねません。やむを得ないのでしたら、声の準備運動くらいに考えて、レッスンを受けていって、間違った方向へ行かない判断力をつけてください。集中したら気にならないものでしょうが、周りがうるさいと大きく出し過ぎるものです。(♯)

Q.幼い頃は、どうして声が自由に出せていたのでしょう。

A.幼かったからです。周りを気にせずにいたからです。家庭でも、学校でも、社会的な自覚の元では声を自由に出すことはタブーでしょう。スペシャルクラスに行くことになります。(♯)

Q.教えられたとおり、同じ姿勢をとっていると、声が出にくくなります。

A.同じ姿勢をとろうとこわばっていませんか。教えられたことが意識せずにできるまでは、緊張や固まった感じになりますので、ほぐしながらやりましょう。声を出しやすくするための姿勢で、出しにくくしていてはよくありません。(♯)

2019年10月13日 (日)

Q.動物に音楽はあるのでしょうか。

A.鳥の鳴き声のハイスピードと多数のレパートリーで求愛を争います。鯨の低周波音も鯨の唄として有名になりました。(♯)

Q.自然に音楽は存在するのでしょうか。

A.世阿弥の「自然天」では、鶯も蛙も歌を詠む、松風の音、雨の音、天地自然すべての声が歌であるとあります。大橋力さんは、西洋の近代の楽器よりももっと古いものやアジア、熱帯雨林の音の研究をしています。(♯)

Q.人の体の音について知りたいです。☆

A.1ナノメートルでの分子振動は「分子の音」です。人体は、ピアノ中央ドを基準音とすると42オクターブの音域です。570HZとなります。シンクロナイズしているわけです。(♯)

2019年10月12日 (土)

Q.睡眠不足と声の関係はあるのでしょうか。

.睡眠不足だと声の不調になるケースが往々にしてあります。私自身の経験でも睡眠をしっかりとった日と、睡眠不足が重なっている時だと、声の艶が全然違います。声帯の表面は粘膜でできているため、健康状態、肌の状態と同様、声帯も如実に睡眠不足の影響を受けます。

睡眠不足が続くと痰が絡みやすくなったり、呼吸器に不具合が出たりもします。また、体で支えようとしても、うまく機能しないということも起こりえます。いつもなら深く呼吸ができているとか、支えられるはずの筋肉が正常に反応しないということがおこります。めまいが多くなるケースもあります。

睡眠との関係では、寝て起きた直後は声を出さないほうがいいです。乾燥もありますし、発声機能は起床直後ですと、うまく機能しません。朝起きて23時間は歌わないようにしています。歌う前はなるべく昼寝も避けます。(♯β)

2019年10月10日 (木)

Q.発声では声が出しやすいのに、朗読になると急に声が喉に引っかかる感じになってしまいます。

A.「喉に引っかかる感じ」という表現はよく耳にします。その状態というのは、息が減ってしまうために喉で押してしまう、それによって喉の摩擦を感じる、という場合がほとんどです。ですが今の段階で、発声では声が出しやすい、というのがとてもよい点です。発声でも喉に引っかかる感じになっていたら話は別ですが、しっかり声を出すときには、もうちゃんと息を流せているので、発声でのよい感覚を、朗読の声にも応用させていきたいところです。

その方法として、発声(適当な音型)-読む(適当な短い文)-発声-読む、と交互に行ってみるのが効果的です。このとき、朗読で構えてしまわない、発声での息の流れをリセットさせないためにも、間髪入れずに、次々と交互に行うことがポイントです。律儀に発声を一通りやった後で、朗読・発音の練習、と考える必要もありません。いつでも、今の状態に合った練習方法を取り入れていけばよいのです。(♯α)

 

2019年10月 9日 (水)

Q.ヴォイトレの効果は、どうすれば出ますか。

A.本人に効果を上げたいという強い気持ちが大切です。自分の「声をどう活かしたい」は「どこが足らないのか」「どう補えばよいのか」と、具体化していくことで、半分は解決したようなものです。(♯)

Q.せりふを覚えることなど、やるべきことがたくさんあり、ヴォイトレの時間がなかなかとれません。

A.声を使っているのでしたら、ヴォイトレはそこに組み込みましょう。ウオーミングアップとクールダウンのときだけでもかまいません。大切なのは、毎日少しでも時間をかけることと、声を自覚すること。そして、問題意識と解決への強い思いです。(♯)

Q.なぜ、幼いころは大きく出せていた声が、成長とともに出せなくなるのでしょうか。

A.幼い頃のように大きく出していないからです。成長しても、続けて出していたらもっと大きく出せるようになっています。日本の社会や環境のせいもありますが、必要があれば、もしくは、そういう能力をもちたければ、自ら続けることです。ヴォイトレは、それを効率的にするだけです。出さない人の声をよくはできません。(♯)

2019年10月 7日 (月)

Q.日本人は、感情表現やパフォーマンスが苦手なのですか。

A.はい、自己主張が強くなく、抑えられて育っているために、人前での表現には不慣れで緊張しやすい人が多いです。昔からの習慣、環境の違いです。これは必ずしも欠点ではありませんが、舞台ではマイナスです。(♯)

 

Q.息に声をのせるとはどういうことですか。

A.イメージですが、「息を声にぶつけない」「雑に荒っぽく力任せに声を出さない」ということでしょうか。バットにボールをのせるとか、運ぶとかいうようなイメージと似ています。瞬時のことをゆっくり、丁寧に捉えられるようになってこそ、コントロールも完全になっていきます。相手に確実に届けるようにイメージしてください。ペレはサッカーのパスをメッセージを届けると言っていたそうです。(♯)

 

Q.若い人は、声がよくないのに自覚がないと思いませんか。

A.私は、若い人だからよくないという見解はもっていません。よくないということが、伝わらない、聞きとりにくいということなら、意気がないとか、語尾が弱いとか。発音が不明瞭であれば、それは声の周辺の問題ということにはなります。声以外のところからでも直せます。

周りとのコミュニケーションで不自由をしていなければ気づかないし、本人がそれでよければよいのです。声に一つの正解はないし、それは周りとの関係によるものだからです。あなたが上司で部下がこの声では、仕事に使えないとなって初めて問題になります。気づかせてあげるのはよいことかもしれませんが。(♯)

 

2019年10月 6日 (日)

Q.レコードは、エジソンの発明ですか。

A.音楽に耐える音質でみると、1887年、エミール、ベルリナー、グラモフォン発明からと、みる方がよいでしょう。(♯)

Q.オペラは、日本でいうと能か歌舞伎ですか。

A.オペラを、森鴎外が「西洋歌舞伎を観た」と記しています。

モンテヴェルディの興奮様式(スティレ・コンチタート)は、ことばより音での感情表現です。歌舞伎っぽいですが、最近、オペラは能、ミュージカルは歌舞伎と例える人が多いようです。(♯)

Q.音楽は、理性と感情、どちらですか。

A.ラモーは、理性を元に、近代和声の基礎をつくりました。ルソーは、身振りによる言語が必要から生まれ、感情から音声言語が生まれたとする「言語起源論」を唱えました。(♯)

2019年10月 5日 (土)

Q.自宅で瞬間的に大きな声を出す練習をして声を鍛えていますが、他にも何か鍛える方法はありますか。

.自宅で時間を取って自主的に練習されている、ということは素晴らしいことだと思います。ただ、瞬間的に声を出す=声が鍛えられる、という単純なものではないので、声の出し方や練習時間によっては、逆に声帯や喉付近に負担をかけてしまっている場合もあります。

たまにレッスンで、声帯に負担をかけることを続けていると、声帯がその負担にだんだん慣れていく、というような筋トレ感覚で捉えている人もいます。決してそのようなことはなく、いつでも負担をかけた分だけ疲労しますし、それが積み重なれば声帯に炎症が起きてしまいます。

現在のその方法も、安定した息の上に声が乗っていればよいですが、もし息が流れずに喉に声を当てて大声を出していれば、鍛えるどころか喉を傷めつけていることになります。あまり自己流に偏らないように、普段の練習方法をトレーナーから見てもらい、安全に且つしっかり行える方法をぜひ取り入れてください。(♯α)

2019年10月 3日 (木)

Q.ガ行の訓練

A.ハミングをはじめ、マスケラを意識する、鼻腔共鳴などをトレーニングし始めると、ある一定数の人が陥る発声上の問題があります。それは「鼻声」です。あえて鼻声を意識するトレーニングもありますが、それとは別に無意識に鼻声になってしまっている状態です。

鼻腔は高性能な防音室のようなもので、中(自分)には響いて聞こえますが、外(聞いている人)には声がおもったほど届きません。これの改善には口蓋垂、軟口蓋のトレーニングが必要です。

軟口蓋、口蓋垂が低い位置もあり舌と近くなると鼻声になっていきます。軟口蓋、口蓋垂を高い位置で保てるようなると鼻声は改善していきます。その為にはガ行のトレーニングはとてもいいです。ガ行のgの子音をしっかりと発音してトレーニングしてください。そうすると軟口蓋、口蓋垂は高くなります。

あえてNの子音をしっかり発音した後にガ行のトレーニングを交互に行ってみると高い効果がでます。Nの子音のときは軟口蓋、口蓋垂は下がり舌とくっつきます。こうなっているときは発音しながら自分で鼻をつまむと音がでなくなります。ガ行の発音をすると音が発せられるようになります。

これを繰り返し、軟口蓋、口蓋垂の上下運動をトレーニングするのです。あえて鼻声を訓練することで、やりたい訓練としてのよい状態、悪い状態を両方知りトレーニングするのです。鼻をつまんでも声に変化しなくなるまでトレーニングができると劇的に声が変化します。声が解放され歌っていても自由度が増しますので、やりたい表現がやりやすくなります。

これは歌手でも役者でも使えるトレーニングです。声優さんなどで子供っぽい声を出すときなどは、逆に軟口蓋、硬口蓋を低くすることでカヴァーできることもあるでしょう。(♭Σ)

«Q.日本人は、息も声も表情も足らないのですか。