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ヴォイトレレッスンの日々

2020年9月24日 (木)

Q. 鼻炎なのでいつも鼻が詰まったまま練習しています。

A.レッスンでは、声が鼻にかかってしまう人に対しては鼻をつまんで歌うトレーニングをしています。声は息の流れに乗って出ていきますが、その息が鼻の方にも流れて分散されると声が出にくくなるため、鼻をつまむことで息が流れ出るもうひとつの道を閉ざしているのです。

ならば、鼻が詰まっていれば息が流れ出なくてちょうどいいのでは、という疑問が出るところですが、そう単純なことではないのです。鼻と喉はつながっているので、歌うときに何かと鼻炎の影響は出てしまうようです。

私自身も、多少の鼻炎で鼻が詰まっているときに練習をしたことがありますが、どうにも歌いにくく、いつも以上に頑張ってしまうようで喉への負担を感じました。鼻腔のどこかが膨張するので鼻が詰まるわけで、通常の状態ではないのです。ですので鼻が詰まったままの練習はお勧めできません。点鼻薬を使うなり、何かしら鼻が通るための対策をしてから練習をするようにしてください。(♯α)

2020年9月23日 (水)

Q.素直にがんばっても失敗する、何とかしようとしてもできません。

A.それだけでは、自責で潰れてしまうことも多いのです。うまく気にしないようにしたり、鈍くなって受け止めないで済ませたりするのが最良の選択のときもあります。

拒絶できず受け止めてしまうと、正しいことであっても追い込まれ、潰れてしまうことにもなりかねないのです。

考えること、思考すること、続けること、形にすることを目指してしまいます。しかし、保留することや傍観すること、急がないことも大切です。(♯)

2020年9月22日 (火)

Q.真面目に人を育てようとして、うまくいきません。

A.真面目で責任感が強く、努力をしていて忍耐強い人は貴重です。あきらめずにコツコツやることは、よいことです。そこに使命感や生きがいもあることでしょう。しかし、それをそのまま人に強いると暴力になりかねません。適性を見極めていくことです。(♯)

2020年9月21日 (月)

Q.個性を伸ばすには、どうすればよいですか。

A.個性とは、人にどうみられるかということです。そのためには、人がどうみるかという目を養うことです。

個性として、その人に向くことなどは、人が決めていくことが多いのです。自己申請や自己評価ではなく、外からの評価です。他人が自分を規定していくのです。そこにいろんな関係性が入るのは当然です。その上で、自分で選択していくのですが、その選択が、必ずしも、あなたの個性といえるわけではありません。

人生に何かを求めるのではなく、人生が問うてくる自分に期待してみるとよいでしょう。それが使命と説得力を与えてくるのです。(♯)

2020年9月20日 (日)

Q.論じられないものはありますか。

A.宗教、信条は、パーソナルなことで、議論しても片付きようがありません。抽象的でどうしようもないのです。微妙な問題なので口に出さないのをマナーとします。

具体的にできないものは、どうこう決める必要がないし、決められないでしょう。どちらかに決めると対立するからです。

問題に白黒つけない、寝かせておく、保留しておく、それができない、つまり、待てない人が増えたのかもしれません。答えがないとか、答えがいくつもあることもあります。(♯)

 

2020年9月19日 (土)

Q. 外国語の曲を耳で聴いて歌えていますが、歌詞の意味は把握していません。人前で歌うときは意味も知った方がいいですか。

A.はい、歌詞の内容と単語それぞれの意味も調べて、歌詞全体を把握した上で歌ってください。その方が歌の表現の質が上がり、聴衆の心にも届きやすくなるからです。楽器演奏と歌唱との大きな違いは、歌詞(言葉)があることです。ヴォカリーズといって母音で旋律を歌い、声の音色だけで音楽を表現する楽曲もあり、この場合は他の楽器演奏と近いものがあります。ですが、歌唱の醍醐味は、言葉を音楽に乗せて、物語や感情を表現し、伝えることができることにあると思います。

逆の立場で、外国人が日本の歌を歌うときに、ただ発音だけしている歌と内容をわかって歌っている歌を聴いたなら、違いはすぐに感じられるはずです。たとえば、Che bella cosa(なんて美しいもの・ことだろう)だったら、イタリア語を話せなくても、言葉の意味を知ってあなた自身がそのように感じればいいのです。(♯α)

2020年9月18日 (金)

Q. 滑舌がよくないのではっきり話そうと意識しているのですが、意識するほどに話しづらくなってしまいます。

A.何かを改善したくても、無意識のままでは進みようがありません。そこに意識を向けることが改善への第一歩であり、必要な部分です。改善に向けて進んでいく過程では、上手くいかないことや、一見すると進むどころか後退しているのでは、と感じられることもあります。

「意識をする」こと自体を悪く捉えずに、意識したことで本来やらなくていいことが増えてしまったり、やり過ぎてしまったことがないかに焦点を当ててみてください。

たとえば、はっきり発音しようと思うあまり、唇を強く引っぱっていたり、動きが大き過ぎたりすることはよく見受けられます。すでに発音はできているのに、必要以上に口周りを動かしてしまい、そのことが発音しづらい状態にしているのです。レッスンでの客観的な意見も助けにして、今の状態を修正していってください。(♯α)

2020年9月17日 (木)

Q. 呼吸の練習は、歌の上達への近道だと言われたのですがどういうことでしょうか。

A.呼吸の練習は、ただ息を吐くだけではないのです。息を吐くときの身体は、そのまま「歌うときの身体」を作っているのです。たった今から、呼吸の練習=歌うときの身体を鍛える練習、と捉えてください。

そうすると、呼吸の練習への臨み方が変わってくると思います。楽器の練習とは違って、歌の練習は声帯への負担を考慮しなければならず、どうしても練習時間に制限があります。そんななか、声帯に負担をかけずに「歌うときの身体」をトレーニングできるのは嬉しいことです。このように、声を出さなくてもよりたくさんの時間を練習に使えるのは近道と言えるのではないでしょうか。呼吸の練習で出てくる癖(力みや余計な動きなど)は、歌唱時にも同じ癖が出ているものです。それらの癖は、発声時よりも呼吸の練習時の方が自覚を持ちやすく、改善もしやすいというメリットがあります。これも上達への近道と言えますね。(♯α)

2020年9月16日 (水)

Q.日本語にリエゾンはないのですか。

A.連声(れんじょう)とよばれるものがあります。平安時代末から室町時代にかけてよく使われました。

例をあげておきます。

+ア行、ヤ行、ワ行→マ行、三位(さんみ) 陰陽師(おんみょうじ)

+ア行、ヤ行、ワ行、→ナ行 因縁 観音 天皇 反応 銀杏

+ア行、ヤ行、ワ行、→タ行 雪隠(せっちん)(♯)

2020年9月15日 (火)

Q.「おもしれぇ」というのは、方言ですか。

A.江戸の町民言葉に、感嘆詞をエ段長音にするというのがあります。それにあたります。

動詞をエに変じるのは、今の若い人のことばですが、「知らない→知らネェ」(♯)

2020年9月14日 (月)

Q.鼻濁音は、東京では使わないのですか。

A.鼻濁音は、東日本から中部、関西まで使われていました。特に、東京、京都、大阪など、都会では洗練された発音でした。

しかし、戦後、明瞭に発音するようになると、東京では廃れていきました。1980年代には、どこでも若い人はほとんど使わなくなりました。(♯)

2020年9月13日 (日)

Q.五十音表は誰がつくりましたか。

A.平安時代の末期、天台宗の僧、明覚が五十音表を今の並べ方で五十個まとめました。(♯)

2020年9月12日 (土)

Q. 誰にでも効果のあるトレーニング方法はありますか。

A.多くの人にとって効果のあるトレーニング方法はいろいろありますが、必ずしも「誰にでも」効果があるとは言い切れません。トレーニングは継続して行うのが前提ではありますが、たとえば即効性のある方法を行った場合に、効果がすぐに出る人もいれば、何回かやってみて効果が出る人もいます。何回やっても効果が出ない人でも、一年後にやってみたらすぐに効果が出ることもあります。このように、同じ方法を行っても効果の度合は人によって違います。そのときの上達の段階によっても違ってきます。

歌い手の身体・声帯は一人一人違うわけですが、それだけでなく、理論的に入った方がわかりやすい人と、感覚的に入った方がわかりやすい人とがいるように、性格・物事の捉え方が違うこともトレーニングに影響してきます。万人に効果のある方法に興味を持たれるのはよいのですが、それを探し当てることよりも、自分にとっての効果的な方法は何かに意識を向けていかれる方がよいと思います。(♯α)

2020年9月11日 (金)

Q. 周りの人から、大きい声を出したと思っても小さいと言われ、ゆっくり話したと思っても早いと言われます。なぜ自分の感覚とこんなに違うのでしょうか。

A.誰にとっても、自分自身と周りの人との感覚にギャップはあるものです。この感覚のギャップには、大ざっぱに分けると二種類のタイプがあると思います。歌で言えば、普通に表現しているのにやり過ぎだと言われる人と、もの凄く表現したのにその3,4割くらいしか伝わらない人とがいます。

これはどっちがよい悪いということではなく、単にそういう傾向にあるというだけのことです。自分の傾向を知って対策をすれば大丈夫です。

あなたは後者のタイプと言えます。自分が大きい声を出したという感覚では足りておらず、ゆっくり話したというその感覚は、傍から見たら微々たるもので変化が感じられないのです。自分の普段の感覚では足りないと認識すること、そして自分では大げさと思うくらいにやることです。そうしてやっと周りに変化を感じてもらうことができます。周りの人はそれを大げさとは感じないので安心してください。(大げさという感覚もそのうち慣れてきます。)(♯α)

2020年9月10日 (木)

Q. 無理をしないよう声をセーブして歌っているのに、その後で結局、喉が疲れてしまいます。

A.声をセーブすること自体が、喉に負担をかけているのではないでしょうか。プロの人たちが声を抜いて(セーブして)歌う、と言っているのは、ちゃんと自分の感覚がわかっていてコントロールができているので、本当の意味で無理をしないように歌えているのですが、これはそう簡単なことではありません。

声をそこまで張っていなくても、息はちゃんと流しているので喉に負担がかからないのであって、単に音量を抑えるのとは全く別のことなのです。結局は喉が疲れているのであれば、声をセーブすることで、同時に息の流れも停滞してしまっていると思います。息が流れない中で歌っていれば、その分喉に圧をかけてしまう(喉で歌ってしまう)ものです。「無理をしたくない」と思うのであれば、セーブするのではなく、むしろ身体を使いしっかりと声を出して歌う方が、余計な負担をかけずにずっと安全です。(♯α)

2020年9月 9日 (水)

Q.いろは歌を知りたいです。

A.いろはにほへと/ちりぬるをわか/よたれそつねな/らむうゐのおく/やまけふこえて/あさきゆめみし/ゑひもせす

7音×65音で47音です。それぞれの最後の音をつなぐと「とかなくてしす」となります。

ちなみに、当研究所横にある「ほぼ新宿のれん街」の8軒目の「ち」(「いろは」の8番目)の「う福」がオープンしました。(♯)

2020年9月 8日 (火)

Q.なくなっていく言語はありますか。

A.母語として使う人が6000人以下になると「少数民族言語」となります。日本語は大丈夫ですが、ユネスコの消滅危機言語に、琉球方言と八丈方言が入っています。(♯)

2020年9月 7日 (月)

Q.日本語はどのくらいの人が話しているのですか。

A.中国語、英語、ヒンドゥー語、スペイン語、アラビア語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語についで第9位です。母語としては、日本の人口とほぼ等しいです。ドイツ語とほぼ同じくらいです。(♯)

2020年9月 6日 (日)

Q. よくないボディランゲージとは、どのようなものですか。

A.顎を触る

眉間をつまむ

頬づえをつく

机に手をつく

首の後ろを触る

下をみる

時計をみる

眼を閉じる

眼を逸らす

腕組みする

などでしょうか。

ボディランゲージは、手話と同じく、国によって意味が違うこともあるので気をつけましょう。相手やTPOによっても違います。周りに合わせるのが無難です。(♯)

 

2020年9月 5日 (土)

Q. 本番で歌っているときに声のテクニックのことを考える余裕がありません。

A.考えない方がいいと思います。声を使うことに慣れていないから、声を出すのが苦手だから訓練をしているのであって、料理で言うなら練習とは材料をそろえている段階なのだと思います。いろいろな材料を集めてはじめてカレーが作れるように、私たちも日々、呼吸筋のトレーニング、表情筋のトレーニング、音階のトレーニング、曲の練習を取り揃えて、一つの曲をお客様に出せるように練習するのだと思います。ですので、声のテクニックを練習しているということは、お客様に出す以前のもので、それを考えながら本番で歌わないほうがいいでしょう。曲の表情や言葉の内容にフォーカスすることをお勧めします。お客様はそれを共有したいのです。

歌の訓練をしなくてもできてしまう人を天才と呼ぶのかもしれません。自然にテクニックの表現もできてしまう、そんな人を見てとてもうらやましいと思うかもしれませんが、年を経るとその人もいつか頭打ちになることがあるかもしれません。テクニックを勉強せずに年を経てしまうと、年齢の衰えに対処できないということがよくあります。

人の見ていないところでとことん技術の勉強をして、本番はそれが見えないような表現のこもった演奏が理想ではないかと思います。(♯β)

2020年9月 4日 (金)

Q. 音源を聞きながら練習していますが、この方法はいいのでしょうか。

A.外国語のものを歌うときなどは、日本語にない音声を歌うわけですから、音声を聞いて練習するのが一番の方法だと思います。芸は何事も真似から始まるものだと思います。その音源からくるインスピレーションをしっかり自分に落としこむことが重要です。

音源を聞いて練習することの弊害も、もちろんあります。そのまま真似することばかりをつづけているとオリジナルの表現が身につかないでしょう。私が小さいころ、ピアノの先生は「音源を聞くのは自分が弾けるようになった後にしなさい」と仰っていました。このように指導するピアノ教師はとても多くいます。その子の表現の幅を狭めないようにという配慮かと思います。

最近はいろんな音源が氾濫していて、かならずしも参考になる音源を聞いてくるかわからないという恐れもあります。

音源の音声の音量はかなり調整されているので、これをマネすることはよくないともいえます。むしろ同じことはライブではできないと思っておいたほうが安全でしょう。CDでいくら美しいウィスパリングボイスや、爆音のフォルテで歌っていたとしても、それはかなり機械で作りこんだ音量バランスであるということを差し引いて聞きましょう。(♯β)

 

2020年9月 3日 (木)

Q. 音を自分の外に出して行くように注意されます。

A.顔の中、喉の中に音を押しとどめている人が見受けられます。喉の中に音があることで、自分で音を確認しやすく安心するのかもしれません。しかし音は一度出したら、自分でコントロールすることは不可能です。どのように体の外に音を放って行くかということに神経を向けることをお勧めします。

例えば、息を高速で吐きながら声を出してみます。時速100キロのスピードを出すイメージで息を吐きます。自分より3メートル以上先に、もしくは広いホールの一番後ろの客席まで届けるような気持ちで歌いましょう。頭蓋骨に息が抜けて行くとか、前歯の裏側に息を当てて行くようにすると、息に方向性がついてやりやすいかもしれません。決して、自分の音を自分の中で鳴らしたり、保持したりしないように気をつけましょう。(♯β)

2020年9月 2日 (水)

Q.応対の基本とは何でしょうか。

A.相手の喜びには喜びで応え、相手の悲しみには悲しみを汲んで対しましょう。わからないことは説明してもらいましょう。

姿勢、立ち方、歩き方には、それぞれの人の個性が出ます。話も同じです。話には、相手に知らせるもの、相手を動かすもの(考え、行動)、楽しむものがあります。(♯)

2020年9月 1日 (火)

Q. 使うとコミュニケーションがよくなるキィワードを知りたいです。☆☆

A.「さすが」「知らなかった」「すてき」「すばらしい」「そうなんですか」「その通りですね」「勉強になります」「あっていますか」「いいですね」「嘘のような」「麗しいですね」「えらいですね」「驚きました」などです。(♯)

2020年8月31日 (月)

Q.一度聞いた話はさえぎるべきですか。

A. 「少々伺ったことがありますが、それほど詳しくは…」など、伝えつつも濁して、もう一度聞く覚悟で待ちましょう。大体、23分で話し終わるのです。全てを理解する必要はありません。(♯)

 

2020年8月30日 (日)

Q. 話のコミュニケーションで注意することは、何ですか。

A.できるだけ、相手の話を遮らないことです。「さて」「ところで」などと切り替えてしまうことは注意しましょう。相手が話し終えたあとに話すことです。できれば相手より少なめに話すことです。それで相手を満足させ、伝えたいことを伝える、伝えさせる術を学びましょう。人間関係は、相手に話させることからです。(♯)

2020年8月29日 (土)

Q. 自主練の際に鏡を見ながらやった方がいいのでしょうか。

A.鏡を見て練習することをお勧めします。ただし条件付きです。

レッスンの中で、歌っている最中に、自分の意に反して口が小さくなる、縦に開いていたはずの口が横に開いていく、右側の唇だけに力が入る、肩に力が入るなど。数え上げればきりがありませんが、まさになくて七癖という言葉通り、自分では意図していないような体の使い方をしている人が多くいます。その時トレーナーに指示を出されたことをやったときに、鏡を見ながら行うととても有効だと思います。

視覚で確認していくことで、正しい口の開き方などを覚えていきましょう。「条件」としては、見ているようで見ていないことがないように、ということです。なぜか皆さん鏡を見ることが主体的でなくなり、目をそらして練習し始める人がいます。私自身も、自分の先生に指摘されるまで気づかなかったのですが、鏡を前にして全く見ていないということをやっていました。次にある程度慣れてきたら、見ることのみを目的としない、ということです。見て体に落とし込むことが最終目標なのに見ることばかりを目的にしてしまうと本末転倒になってしまうということです。(♯β)

2020年8月28日 (金)

Q. 動画投稿を行っていますが、発声やその他のことについて気をつけたらいいことを教えて下さい。

A.動画の強みは視覚的効果です。視聴者には目からの情報が入ることで、良かれ悪しかれ、発音発声の細かな点はそれほど厳密には気にならなくなることと思います。発音や声にコンプレクスがあっても、視覚的な情報が多くを占めるため視聴者の意識は分散されるのです。その代わり、強調する際には少し音を高くしたり、緩急をつけるということを踏まえておく必要があるでしょう。映像があることをしっかり利用するには、ジェスチャーや表情などを使用することが大事だと思います。多種多様な表情、表現、場合によっては一人芝居のような寸劇のような要素を取り込んでもいいでしょう。編集でいろんなことが可能です。重要な項目を説明する際には効果音を付加することも可能です。編集をし放題なので、何の脈絡もなくやりたいところで編集点を作る人もいますが、せめて文の段落や話題が変わるところに持ってくると、見ている人も心地よいと思います。(♯β)

2020年8月27日 (木)

Q. しっかり声を出そうとしたときは力むと言われ、何もしない感じで声を出したときによいと言われ、感覚と逆のことを言われてしまうのはなぜでしょうか。

A.誰にとっても、自分の声は主観的にしか聴けないものですので、第三者が客観的に聴いたときの声がどうであったか、その意見はとてもありがたいものです。あなたにとって「しっかり声を出した」という体感は、恐らく身体や喉への負荷がかかっている状態を指しているように思います。その固定概念を一度取っ払ってしまわないと、感覚と逆のことを言われるという矛盾はなくなりませんし、この先も声が力むほどの負荷をかけ続けることになります。

反対に「何もしない感じ」という体感のときによいといわれるのは、力みが入らずに発声できているからでしょう。ようするに、あなたが「何かしよう」とするそれは、もうすでにやり過ぎの域に達しているのです。あなたは「何もしない感じ」でも、実はもう身体は必要なことをしている状態にあります。自分の感覚と周りの判断にギャップがあるのは大変なのはお察ししますが、少しでも早いうちに基礎に立ち返って取り組むのが賢明です。

(♯α)

 

2020年8月26日 (水)

Q.オーラのある人は、大きく見えませんか

A.顔や姿が大きく見えるのがスターです。嬉しいときや喜んだときはそうなります。そういうときは、手足の振りも大きく、飛び跳ねたりしますね。背も伸ばすので尚さらです。(♯)

2020年8月25日 (火)

Q.食事中に肘をつかないといったようなルールが、会話にもありますか。

A.そのままに答えるなら、机に両手をつかない、手で体を支えないことです。顔が下を向いているのに目が上を向くような上目づかいは最悪です。卑屈が媚のようになるのです。とはいえ、若い女性には、これを甘えるような感じでうまく使う人もいます。(♯)

2020年8月24日 (月)

Q.歌手に演技力が必要ですか。

A.何も俳優だけが演技をするのではありません。誰でも人生で人と関わるのには、役割をもち、それを演じているわけです。

TPOをわきまえず、ありのままの自分を晒すとうまくいかないから、社会人である限り、公の場では仮面をつけ、望まれるようにふるまうことも必要なのです。(♯)

2020年8月23日 (日)

Q.気持ちがすぐ出てしまい、失敗します。

A.おもしろくない、つまらない、気持ちがすぐに表情に出てしまうと、人とうまくいかないでしょう。素直で嘘がつけないのはよいことかもしれませんが、社会的には幼稚だと思われます。感情の抑制、コントロールしての演技ができていないのです。(♯)

2020年8月22日 (土)

Q. レッスンで口を横に引っ張る癖を指摘されました。直したいのですが歌っていると横に引っ張りたくなるのを感じてしまいます。

A.声は前に進みたいのに、横に引っ張る力が加わると声は進みにくくなるのは想像に難くないと思います。時間がかかってもいいので今後のために改善していきましょう。その改善していく過程としては、状態はちゃんと前進していると思います。

その癖を指摘されるまでは、無意識の行為だったために何の意識も向けていなかったのが、いまは意識下に置くことができています。そのおかげで、横に引っ張りたくなるという感覚を察知することができるようになったのです。これは、無意識のままでは決して自覚できなかったものです。

今回のことに限らず、何らかの癖を改善するには、まず無意識の状態から抜け出すことから始まります。あたなはもうその段階は過ぎて、横に引っ張りたくなる感覚と格闘しているときです。それは、改善までは時間の問題ということです。焦らずに少しずつ、よい状態を身体に覚え込ませていってください。(♯α)

2020年8月21日 (金)

Q. カラオケで練習した後はいつも話し声が掠れますが、翌日には元に戻ります。この状態はどうなのでしょうか。

A. 掠れた声が翌日には戻っているのでしたら幸いです。練習直後に話し声が掠れる、しかもいつも掠れるというのは、明らかに練習のやり過ぎ、もしくは声の出し方に問題があるかもしれません。たとえ喉への負担なく練習したとしても、声帯は身体の一部なので、誰にとってもある程度使ったら疲労するのです。

楽しくなってどんどん歌いたくなっても、練習時間はしっかりと管理してください。もし、声の出し方があまりに喉に負担をかけるものだとすると、たとえ練習時間が短くても声は掠れるでしょう。(負担をかけたままでは練習したくても声が続きません。)どちらの理由にしろ、一度ご自身の練習を見直してみる必要があると言えます。

よく「声帯を鍛える」といった表現がありますが、正しく使われずに、ただ単に負担をかけているだけではなんの進歩もありません。少しでも効果を上げていけるよう練習方法を検討してみてください。(♯α)

2020年8月20日 (木)

Q. レッスンのときとは違い、大曲を家で練習すると息が続かなくなります。

A.レッスンではトレーナーと共に発声を行ってしっかり身体を使える状態にし、息が流れやすくなってから曲を歌います。もし、力みがいつもより多ければ発声の段階で緩める作業をしますし、曲を歌っているときも大きな乱れが出る前に軌道修正をしていくので、家での練習よりもよい体感を得やすいと思います。

身体のどの部分に力が入りやすいかは人によって違いますが、どちらにしても歌唱時に身体が固まってしまうと息は流れにくくなります。歌うための「身体の支え」と「息の流れ」が連動したときに、人は歌いやすいという体感を得ることができます。

他にも、レッスンでは伴奏や音源を使い、(仮にアカペラでも)テンポが遅れ気味のときはその場で修正していけますが、家での練習だと歌いにくい箇所や高音域などで遅れやすくなり、結果として息が続かないという理由も考えられます。焦らずに、部分練習で歌いにくい箇所を身体に慣れさせていくのが良策です。(♯α)

 

2020年8月19日 (水)

Q.表情筋もトレーニングするのですか。

A. 顔の筋肉も使わないと垂れます。下がり、だぶつき、たるんでくるのです。下がるのですから、上がるように動かすのが、トレーニングとして有効でしょう。動かなければ指で触って動かせばよいのです。(♯)

2020年8月18日 (火)

Q.つくり笑顔に疲れるのですが、どうすればよいですか。

A.初めて出会うことの喜びを、次に、二度、出会えることの喜びを感じましょう。

「人は、幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」(アラン〔仏〕) (♯)

 

2020年8月17日 (月)

Q.笑顔でスマイルが苦手です。

A.口で笑っているようにみせるのは簡単です。口の周りの口輪筋が動くからです。口がとがるのは、上唇挙筋の働きです。唇の真ん中が上に持ち上がると、不平、不満を表す顔になるのです。

口角を上げるスマイルトレーニングをしていると、すぐにつくり笑いはできます。ビジネススマイルのようなもので、コミュニケーションの基本です。サービスのスマイルです。

何も本気で笑う必要はないのです。アイドルやモデルなどは、スマイルが商売です。今の時代、きれいなスマイルが問われるでしょう。(♯)

2020年8月16日 (日)

Q.視線と心との関係を知りたいです。

A.眼を逸らしたり細めるのは、感情を読み取られないようにしているときに多いです。

視線は、熱意や関心を表します。眼の位置、上目づかい、下目づかい、キョロキョロすることから、いろんなことがわかります。視線を逸らしていたら、うまくいくことはありません。信用できない、納得できない、退屈だ、などネガティブな感情の表れです。

目が笑っていないと笑顔にしていても、勘のよい人、よく顔をみている人には、わかってしまいます。(♯)

2020年8月15日 (土)

Q. 会話のやり取りを録音したものを聴くと、自分の声は感情がないように聴こえてしまいます。

A.声から感情が読み取りにくい、ということですね。すぐに思い当たる理由のひとつとして、声に抑揚がない(少ない)からだと思います。話している最中は気にならなかったとしても、録音で改めて抑揚のない声を聴けば、本人にとって違和感を感じるのは確かにそうでしょう。

抑揚は、母国語の日常会話であれば、普通に話している中で意識せずとも自然とつくものです。それが自然につかないということは、話すときに不自然な何かをしているからです。その大きな原因は、口を開けないで話すことにあります。

話すときに、腹話術をしているような見え方で話していませんか。また、口を開けない(口の開け方が狭い)人の特徴として、口周りの動きも極端に少ないという原因も挙げられます。このような状態で話すと声の動きは制限されるため、誰であろうと抑揚はつきにくくなります。焦らず地道に、口を開ける・しっかりと発音する、というトレーニングを継続的に行ってください。(♯α)

 

2020年8月14日 (金)

Q. よい声だなと思うときは、いつも低い声の人たちばかりです。自分も低い声を鍛えたいのですが、どうしたらいいですか。

A.この声が好きだなとかよい声だな、と普段から周りの「声」に意識が向いているのは、声をトレーニングしている中で好材料だと思います。ただ、人それぞれが持つ声帯は、一つとして同じものはなく、声が似ているということはあっても、必ず一人一人が違う声帯です。「よい声と思う人」にとっての低い声と、あなた自身にとっての低い声の基準は決して同じではありません。もしあなたが同じくらい低い声を出せる声帯であれば話は別ですが、低い声を鍛えたいと思うのは、すでに低い声が本領とはお感じではないのでは。

この声がよいという憧れや声が高い・低いの好みはあって当然ですが、それだけを基準にしてご自身の声を求めるのは、声を作ってしまう、声が偏ってしまう原因になるので気をつけたいところです。まずは「低い声=よい声」という固定概念を外して、中低音域から(無理のない)高音域までまんべんなく声を出してトレーニングしてみることをお勧めします。(♯α)

2020年8月13日 (木)

Q. レッスンでよい状態と言われるとき、自分では声の聴こえがよくなくなると感じます。

A.レッスンでそのような段階がきたら、よい方向に向かっていると捉えています。ただ、これは全ての人に当てはまることではありません。自分の声を聴き過ぎている人や、自己流のポジションを定めている人に起きる現象と言えます。本来なら、身体を使って歌ったときの体感をもとに(目安に)よい状態と判断したいところが、自分の声の聴こえ方・響きの聴こえ方で判断しているのです。

身体を使って歌える(よい状態)と、息の流れに乗って声が前に出ていく(一見聴こえにくくなる)という変化が起こります。いつも近くに聴こえていた自分の声が、遠くに聴こえるようになったという感覚でしょう。それが、あなたが声の聴こえがよくなくなると感じている部分です。とはいえ、身体を使って歌ったとき確実に「よい体感」があったはずです。はじめは戸惑いがあるかと思いますが、その「よい体感」があるときの声の聴こえ方に、少しずつでいいので耳を馴染ませていってください。(♯α)

2020年8月12日 (水)

Q.まばたきは、どのくらいが普通ですか。

A.まばたきは、2秒に1回くらいでしょうか。それより多いと何かよくない状況にあるように思われます。自信や落ち着きがないとか、嘘やごまかし、困っているとか迷っているというサインになります。(♯)

2020年8月11日 (火)

Q.目力が足りないといわれます。

A.眼力とは、眼の圧力、オーラ、影響力で、カッと見開いた眼で相手を感じ入るようにさせる力でしょうか。声は、その点、強く出せるのですが、強すぎるとびっくりさせたり感情的に不快に思われたりします。極端はよくありません。表情は鏡で、声はヴォイスレコーダーでチェックしましょう。(♯)

2020年8月10日 (月)

Q.目と比べたときの声の特徴は、何でしょうか。

A.声も目も、方向、距離(長さ)、強さがあると私は感じています。視線には声線、視野、視界には声の範囲 強さは、声では大きさや鋭さになりますか。

これらは、コミュニケーションに必要です。アイコンタクトに対し、ヴォイスコンタクトと言ってみます。いわゆる声がけです。(♯)

2020年8月 9日 (日)

Q.目の使い方のアドバイスをお願いします。☆

A.上まぶたの上眼瞼挙筋を働かせると、まぶたが上がり目が大きくなります。口角も口角挙筋によって上がります。目力が発揮され、自信が伝わります。(♯)

2020年8月 8日 (土)

Q. 腰痛が悪化してしばらく練習ができなかったせいで、一年前の声が出しにくい状態に戻ってしまいました。

A.風邪が長引いたり、入院したり、何かの都合でしばらく声を出せなかったという状況は、多くの人が経験のあることだと思います。しばらくの間、声帯をしっかりと使わなかったせいで、久しぶりに歌ったときに声が出にくく感じるというのは当然のことです。

しかし、それだけではなく、もっと大きな理由は、歌うための「身体の支え」が弱くなっているということです。運動不足で久しぶりに身体を動かすと、身体の反応が鈍いのと似ています。ですが、そのせいで一年前の状態に戻るということはありません。この一年間に、様々なトレーニングを経て声が出しやすい状態になり、「よい体感」を得ているのです。一年前の「よい体感」を知らなかったときの自分に戻ることはないのです。今は、その体感に戻ろうという意識で練習に取り組める自分がいます。どうぞ焦らずに「身体の支え」を整えていくことに気持ちを向けてください。(♯α)

2020年8月 7日 (金)

Q. 手でリズムを取りながらの方が歌いやすいのですが、本当はやらない方がいいのでしょうか。

A.何もしないより、手でリズムを取る方が歌いやすいと感じるのであれば、それはあなたにとって歌いやすさを促す方法のひとつなのです。歌いやすくなるために活用していいと思います。

ただ最終的には、リズムを取らなくても歌いやすい状態を見い出しましょう。常に手でリズムを取らないと歌えない(歌いにくい)となっては困ります。ある特定の動きが歌いやすさの助けになる一方で、ずっとそれをやり続けて身体の使われ方や感覚が偏ってしまっては逆効果です。これは手でリズムを取るだけに限らず、足で取る、身体全体で取る、またはピアノを弾きながらなら歌える、踊りながらなら歌える、というのも同じことです。(ピアノを弾く、踊るという動作をなくした途端に歌いにくくなるのであれば、ちゃんと身体が使えていないということです。)どんなジャンルにおいても、余計なことを何もせず真っ直ぐに立って歌える、という状態に持っていけることが望ましいです。(♯α)

2020年8月 6日 (木)

Q. 発声のときは気にならない音域なのに、曲になるととても歌いにくくなります。どうしたら克服できますか。

A.曲になると歌詞やリズムがつき、それを曲のテンポに乗って歌うのですから、同じ音域とは言っても発声のときより複雑になるわけです。このように明確な理由がわかっているものは、ひとつずつに目を向けて取り組んでいけば克服できます。

具体的には、まず歌詞を取っ払い「Sa」や「Fa」(難しければ「ア」)などのシンプルな発音でそのフレーズを歌います。それだけで、もう歌詞で歌うときより歌いやすい・音程が気にならない、といった感覚になると思います。変わらない場合には、さらにリズムも取っ払い全ての音を均等の長さにして歌います。曲のテンポも気にせず、そのフレーズをちゃんと歌えるテンポで大丈夫です。

このように、歌詞・リズム・テンポをいったん外して、そのフレーズの音程だけにフォーカスし、その音程を歌う感覚を身体に慣れさせるのです。そのあとでリズムを戻して慣れさせ、さらに歌詞を戻し、テンポも戻すとしていけばよいでしょう。(♯α)

2020年8月 5日 (水)

Q.日本の言語は、武力の関係ありますか。

A.THE UNITED NATIONSは、 連合国ですが、これを国際連合と訳してきました。敗戦を終戦、占領軍を進駐軍と言い換えてきました。

今、自衛隊平均年齢35歳、幹部は42歳だそうです。

普通、軍隊は20代前半が主力です。日本人に軍人に名誉を感じさせていないからです。士気も他国ほど高くないでしょう。しかし、これは戦後に始まったことではないわけです。日本では、武力は疎んじられてきたといえましょう。それが、パワーでの説得力をよしとしないことと結びついているように思います。(♯)

2020年8月 4日 (火)

Q.言語と神との関係を知りたいです。

A.言語以前に神道の言挙げしない意識があるのでしょう。鎮座する神に対し、西洋の神は、プノイマ(空気、息)のようにダイナミック(デュナミス=神)に動くのです。

天皇は、神道の祭祀と和歌を詠むこと(清浄祭)を司るわけです。(♯)

2020年8月 3日 (月)

Q. スピーチの語源について、教えてください。

A.演説(「スピイチ」福沢諭吉訳)は、日本では相変わらず重要度が低いようです。欧米では、芸術並みになっているのに、状況を打破するためのスピーチがほとんどないのです。(♯)

2020年8月 2日 (日)

Q. マーニ・ニクソンとは、誰ですか。

A.「王様と私」「ウエストサイド物語」「マイ・フェア・レディ」の歌などが、マーニ・ニクソンの吹き替え作品です。(♯)                [490]

 

2020年8月 1日 (土)

Q. 姿勢を考えた方がよいのでしょうか。

A.ヴォイトレに限らず、楽器の演奏でもダンスでも姿勢の問題というのは多々出てきます。しかし、よい姿勢とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。人によっては「頭から糸をつるされているような」といったり「背中に長い定規がはいっているような」などという人もいます。

腰や踵といったいっけん声に関係ないような場所が重要になってきます。体の重心は踵にくるように注意してたってみましょう。そして、上半身の動きは骨盤からはじまっていると思って動いてみてください。これができるだけでずいぶんと重心が下がって声の方向性が変わってきます。

声をだしていると、お客さんは前にいますし、指導者も前にいることが多いのでどうしても意識が前にいきます。しかし、実際に体を支えている腰や背骨踵などは体の後ろ側を中心につながっています。声を出すときに体の方向性を前ではなく後ろに感じるだけでも声に変化が生まれるでしょう。

声を前に出してと言われたときは基本的に声がこもったり、奥まっているときにそういう文言で注意を受けます。しかし、だからといって声をやみくもに前に出してもうまくいかないことも多いです。少しフォームや重心を変えてみるのも方法の一つだと思います。(♭Σ)

2020年7月31日 (金)

Q. 本番で一番気をつけることは何でしょうか。

A.日頃、歌のテクニックなどを練習して、いい声を出そうと努力を尽くしていると、本番でも技術的なことが頭をよぎるかもしれません。でも一番気をつけることは、歌う曲の詩や役柄の心情をいかに表すかということです。まず、何と言っても「言葉をどう語るか、どう発するか」ということに尽きると思います。その言葉を発する背景にどのようないきさつがあったのか、喜怒哀楽は何なのか、これを忘れないことが重要だと思います。ついつい練習を積み重ねていくと、技術に偏りがちになる傾向がありますが、一番大切な表現するということを忘れないようにしましょう。

練習方法としては、細かい練習を積み重ねた後には、なるべく全体像を見渡して一曲なり、一ステージを通すように練習しましょう。ある歌手は、その日楽屋入りしてからコンサートを終えるまですべてのイメージトレーニングをするという人もいます。できるだけ、一曲を通して、また一ステージを通して、お客様に何かを伝えられるよう心がけてください。(♯β)

2020年7月30日 (木)

Q. 英語の歌を歌うときに気をつけることと、練習の仕方を知りたいです。

A.英語の歌を歌う際には、音源を聞いて真似するという方法をとられている人が多いと思います。これはとてもいい方法です。常に日本語を話し、耳にしている者にとっては、ネイティブの歌う英語の歌を何回も聞いて、その音声の特徴や歌いまわしなどを耳から取り入れることは重要です。

気をつけて聞いてほしいのは、母音をどのように伸ばしているかということです。日本語は平板な母音の言語ですが、外国語では日本語にない母音の伸ばし方が多々あります。

そして、音源でよくありがちなのが小さなささやき声で歌っているということです。それをそのまま真似すると、マイクを通して歌っても、何を言っているか聞こえないというケースがあります。

小さい音で歌うとしても、母音をはっきりクリアに伸ばすことと、声をしっかり体で支えて歌うことを心がけましょう。しっかり支えられた声で歌うトレーニングとして、その歌を母音のみで歌うことをお勧めします。例えばsome say loveという歌詞でしたら「アーエイアー」といった要領です。外国語といえども、しっかり母音を鳴らすことを疎かにしないよう練習してみましょう。

(♯β)

2020年7月29日 (水)

Q. スクール音楽についての質問です。学校で、曲名を知らずと聞いていた曲は、何の曲だったのかわかりますか。

A.この中にあるかもしれません。

登校「春」「アニーローリー」

昼休み「白鳥」

運動会「天国と地獄」「クシコスポスト」「道化師のギャロップ」

下校「遠き山に日は落ちて」「家路」

卒業式「威風堂々」

そうじ「美しく青きドナウ」「渚のアデリーヌ」(♯)

2020年7月28日 (火)

Q. 楽器もしなるとよくなるのですか。

A.ヴァイオリンは、200300年経つと、エゾ松の強度が最も増し、よい音を出すといわれています。(♯)

2020年7月27日 (月)

Q.三拍子は、日本のことばですか。

A.三拍子は、能の大鼓、小鼓、笛。楽器を拍子というのです。のりも能のことばです。

突拍子は、今様(平安~鎌倉の歌)で、音を急に上下する発声技法です。(♯)

2020年7月26日 (日)

Q. オノマトペの面白い例を教えてください。

A.さかなクンの「ギョギョギョ」は、昭和20年代、松井翠声と内海突破のお笑いコンビがNHKラジオ「陽気な喫茶店」で話のオチに「ギョギョッ」でヒット、びっくりするという意味でした。これは、古代中国の楽器の敔(ぎょ)の大きな音からきているのです。

チャンポン、大衆的な鉦(かね)がチャン、上流の鼓がポンです。(♯)

2020年7月25日 (土)

Q. コンコーネ50の6番の歌い方について教えてください。

.冒頭にAndante sostenutoと指示があるように、ゆっくり目に歌う練習曲です。1小節が狭く窮屈に書かれていますが、見た目に惑わされて、速くならないように、気をつけましょう。最初の4小節で、1オクターブ上行するので、チェンジをどうするかが、声種によって変わってきます。クラシックを目指していない人は、途中でチェンジして、歌いやすい声で取り組みましょう。最初のフレーズから、2小節以上のロングトーンが、頻繁に使われています。安定して出せるようにしましょう。上級の人は、<>もつけて練習してみましょう。35小節目からの、少しずつクレッシェンドしていく部分は、初歩の人も、しっかり取り組みましょう。

曲全体を通して、ほとんどスラーはないので、スラー以外の部分では、レガートにならないように、気をつけましょう。曲の途中、二重線の前の、41小節目からのスラーは、しっかりレガートで歌いましょう。二重線からの後半は、Majeurになるので、明るく伸び伸びと声を出しましょう。4小節続くロングトーンが2回出てきます。気持ちを込めて、ダイナミックにも歌えるように練習してみましょう。(♭Ξ)

 

.これまでの課題よりも音の持続力、跳躍が大変な課題です。常にレガートを意識してください。冒頭のsempre sotto voceは、「常に(いつも)柔らかく歌う」といったような意味です。ですから跳躍の音を張り上げたり力んではいけません。

3小節のブレスは柔らかく吸いましょう。このブレスを強く吸いすぎると体が固くなり次の跳躍が大変になります。同様に7小節のブレスも気をつけましょう。以下のブレスも同様です。

14小節の#ソの音は、この調性で特に大事な音なので大事に歌いましょう。音程が下がってしまうことが多いです。

27小節のミ~♭シへの跳躍は減5度という難しい音程なので確実にとれるようにしてください。

35小節からcresc poco a poco「次第に大きくなる」と記してあるので40小節のレの音が一番盛り上がるよう膨らませていってください。

41~44小節までは短調の曲の終りなのでフェルマータに向かって多少rit(ゆっくり)してもかまいません。

45小節からは伴奏も長調になり曲全体が明るくなるので、短調よりも明るく歌おうと思ってください。47小節#ド、初めて長調の音が出てくるので大事に歌いましょう。(♭Σ)

 

.急がずにゆったりとしたテンポで、息が足りなくならないよう、曲全体においてしっかりと息をコントロールすることが求められます。始めの1,2段目にあるラドミの上行形は、デクレッシェンドをしようとして喉が締まっては逆効果です。その場合にはラドミで声が膨らまないよう維持する(音量を一定にする)というつもりで歌うとよいです。

曲全体において、3小節または4小節にわたってひとつの音をのばす箇所がたくさんあります。クレッシェンド・デクレッシェンドはもちろんですが、声をのばしながら伴奏の和音の変化を聴く練習としても最適です。特に3段目の3小節で短調から長調へ転調し、5段目の5小節でまた短調へ戻る箇所は、同じ音を歌う中で音色の違いを感じてみましょう。また、5段目の6小節からあるcresc. poco a poco- - -f は、少しずつクレッシェンドして、その後明確に強弱記号がある通り、しっかりと「f(フォルテ)」にもっていくことで、曲にメリハリがつきます。(♯α)

 

.楽譜を見ると、音を伸ばしている部分と、跳躍している部分の2パターンが比較的目立つと思います。「Andante sostenut」は、「歩くような速さで、音を保って」となるので、伸ばしているところも跳躍しているところも、客観的な聞こえ方のところで差がないように、音がスカスカにならない状態で演奏できるとよいのではないでしょうか。その際、声は力み過ぎないように気をつけたいところです。

音を伸ばしている部分では、クレッシェンドとデクレッシェンドが目立ちます。このクレッシェンドとデクレッシェンドは積極的に活用しましょう。単純に音量の問題としてとらえるのではなく、しっかり体でコントロールされた状態で強弱が表現できると理想だと思います。音が上行系で跳躍している部分にデクレッシェンドが書かれています。こちらは体のコントロールを、より一層必要とされる部分になります。

長調への転調の前には、唯一のフォルテが書かれていますが、その前は少しずつクレシェンドをかけるように指示があります。この部分も派手に大きくするのではなく、緻密にコントロールできるとよいですね。このように、音だけを見れば難しいことがなさそうに思える曲ですが、楽譜に書かれていることを忠実に守ると難易度の高い、練習課題としてはとても役立つものになると思います。(♭Я)

 

.andante(歩く速さで)のテンポ指定ですが、11拍踏みしめるように拍を感じるよりも、3拍子を一つとしてとらえて音楽のまとまりを感じながら歌うと歌いやすいでしょう。構成としては右のページに「Majeur」とありますように、前半の左ページから右ぺージの一段目までが短調で後半が長調です。前半3段目からはFdurになり長調の要素を見せますがすぐ短調に戻ります。次のページの長調との関係は、同主調といわれるもので、いわゆる主音が同じ短調、長調の関係です。どちらもラを主音とする長音階と短音階で構成されているのです。長調に入ってからは、音楽をより幅広くおおらかにとらえるとその変化がついていいでしょう。

楽譜に常にクレッシェンド、デクレッシェンドが記載されていますが、音楽が常に動いているという意識を持つのに役に立つと思います。デクレッシェンドは自分の中に音を引き入れて小さくするのではなく、むしろ、自分の外に音を絞っていくようにイメージすると歌いやすいと思います。(♯β)

 

.前半は短調です。この曲集で初めて短調の歌いだしとなります。短調を悲しく聞かせるためには第三音(中声用では「ド」)を気持ち低めに歌うことです。基本的には静かな声で囁くように歌います。そのためにはしっかりしたお腹での支えがなければなりません。技術的には初めの4小節間にすべての難しさがあります。上行し続ける音形でも、コンコーネ1番は順次進行(音階の順に音が並ぶこと)であるのに対して、ここでは跳躍進行であり、難しさが増します。

まずは復習として順次進行で(間に旋律短音階の音を入れて)歌ってみてください。これだけでも、初めて短調の音階を歌う練習をすることになるため、得るものが大きいと思います。

次に、楽譜通りの音を歌うのですが、音と音の間をグリッサンドで埋めてみてください。ゆっくりとグリッサンドでつなぎます。グリッサンドの練習をしてもらうと、多くの人は動きが速すぎます。まず初めの音を十分響かせて、共鳴の位置を感じてからゆっくり動かし始めます。半音でさえ遠く感じるほどゆっくり。スポーツでもそうですが、ゆっくりやることで筋肉や、普段は意識できない不随意筋を意識していくのです。なお、これらの練習をするときにはsotto voceに拘らずメゾフォルテくらいの自然な音量で練習しましょう。(♭∴)

 

.初めて短調の曲が登場しました。短調だからといって声の出し方を暗くする必要はないですが、伴奏をよく聴いて、仄暗い和声を味わいながら歌えば十分です。曲の後半は長調です。これもことさら声を明るく変えようとは考えず、雲が晴れるような和音の変化に耳を傾ける余裕さえ持っていれば大丈夫です。

技術的には、34小節のデクレシェンド&上行が難しいと思います。ブレスのときに考えるのは次の音ではなく、フレーズの最高音です。そうすれば無理なく体の準備が可能になります。

伴奏は何かを掻き立てるような音型のため、ともすれば興奮して声の制御が効かなくなりがちです。しかしこの曲で最も重要なのは、落ち着いてメッサ・ディ・ヴォーチェ(ロングトーンを小さく始めて大きくし、また小さくしていく)を聴かせることです。恐れずに息を前に進めつつ、横隔膜でしっかり支えながら歌います。そしてクレッシェンドはぎりぎりまで我慢し、デクレシェンドには早めにとりかかるのが、立体的に聴かせるコツです。(♯∂)

Q. 声に焦点を持つということはどういうことなのでしょうか。

A.声を出すときに、何も方向性を持たずに出すと、頭上に声が広がる感じであったり、喉の周りで音が鳴っているだけというような感覚になるかもしれません。しかし声に焦点を持たせると、方向性がつくので、より広い会場でも通る声をだすことが可能になります。大きくて近くでそばなりする声より、小さくても細くても遠くまで通る声は大変に効率のよい声といえるでしょう。

声に焦点を持たせるには、前歯のうしろや、口蓋の堅いところに音を当てるようなイメージが役に立つと思います。息は前に進んでいくように、そして先を細いところを通っていくようなイメージもいいと思います。息の吐き方にはある程度スピードが必要です。ただ、ゆっくりとした息を吐くのではなく、方向性をもって鋭く速く吐くことが大事です。まるで、テニスボールの壁打ちのようなイメージで、スパーンと当てるように息を吐いて声を出してみましょう。(♯β)

2020年7月24日 (金)

Q. 本番に向けての練習計画をどうしたらいいかわかりません。

A.理想的なのは、常日ごろの練習をこなし、発表する曲を数か月かけて練習(ものによっては年単位で)したら、いつ本番を迎えてもいいようにしておくことです。本番があるので焦って12か月くらいで間に合わせようとすると、あまりいい結果が得られません。本番があるから何とか間に合わせるようにレッスンを詰め込んでしまうこともあるでしょう。そのようなやり方では、それなりの結果しか得られないのは明らかです。

人が感動するような演奏やエンターテインメントを提供するには、一朝一夕で作るものではなく、それなりの年月をかけ、自分の状態もいつ本番が来てもいいようなコンディションを整えておく必要があります。かといって本番前日のようなテンションを毎日保つのは非常に疲れますので、日々やるべきことをやったうえで、本番一週間前くらいから気持ちを高めていくこともいいでしょう。自分が苦手で陥りがちな弱点を見直す、もし技術に走りすぎていたら、役柄の表現を再度掘り下げてみる、過去の録音を聞いてみる、音源をながして流れをつかむ練習をする、楽屋に入り演奏会が終わるまでをすべてシミュレーションしてみる、体をいいコンディションに持っていくために体操などをするなどです。

本番前で体が固まっていたら、整体、マッサージ、鍼灸、アロマテラピーなどそれぞれに合ったリラックスを施してコンディションを整えてみましょう。しかし体が緩みすぎて、体のアラインメントが崩れるのはよくありません。私としては、本番前日にリラクゼーションの整体などを行うのはお勧めしません。(♯β)

2020年7月23日 (木)

Q. 声が小さいといわれます。どのぐらい出せば適性なのかがわかりません。

A.レッスンでいつも声が小さい人に、「もっと出してください」などと言うケースがあります。

その人にとっての「適正な音量」は、生活や仕事の環境で大いに異なるでしょう。声が小さいということは、いつも聞き返されたりするということでしょうか?もしそのような自覚があるなが、やはりその方の適正な音量はもっと上げていかなければならないということです。

日常生活に支障のないレベル、舞台で通用するレベル、オーケストラと生声で共演しても負けないレベル、色々あるとは思いますが、できればトレーニングをしている皆さんには、自分の限界を決めずに、可能性を高めていただきたいです。日頃からあまり大きな声を出す習慣がなく、仕事でもその必要がない人は、トレーニング時に、思い切り声を出すように心がけてください。「破れかぶれに声を出す」という心持ちという人もいます。レッスンに来ない限りなかなか大きな声を出すということがないかもしれませんが、挑戦していってください。(♯β)

2020年7月22日 (水)

Q. 欧米でもオルゴールといいますか。

A.オルゴールはオルガンからの和製英語です。向こうではmusic boxです。(♯)

2020年7月21日 (火)

Q. スウーナーとは、どういう意味ですか。

A.スウーナー(失神させる人)と呼ばれた歌手がフランク・シナトラ。“The Voice”とも呼ばれていました。1940年代の初めにトミー・ドーシー楽団の歌手でした。

エルビス・プレスリーは、シャウトしました。(♯)

 

2020年7月20日 (月)

Q. のど自慢の判定の鐘のメロディは、何ですか。

A.レベル順に「ド」「ドレ」「ドシラソ ドシラソ ドミレ」の3パターンです。日本では、鐘はチューブラーベルです。(♯)

2020年7月19日 (日)

Q. ゴジラのメロディを知りたいです。

A.「ドシラ ドシラ ドシラ ソラシドシラ」

これが、伊福部昭の作曲したゴジラの出てくるときのメロディです。(♯)

2020年7月18日 (土)

Q. 体を楽器としてとらえるとはどういうことですか。

A.よくオペラ歌手は、自分の喉や体を楽器としてとらえる発言をします。自分の一人称として「この楽器は」などという表現を会話の中でよく耳にします。どこの筋肉をどう使うとか、どう使えばどんな音が出せるかなどの客観視ができているということなのでしょう。実際に、自分を客観的に楽器と捉えてみてみましょう。

コントラバスを人間の体ととらえ、弦と弓の当たる部分は声帯と捉えます。木の部分は体です。コントラバスは弦でなった音が木の空洞の中に振動して音がでます。人間でいうと、声帯で作られた音が、胸の中や頭蓋骨の空洞部分や骨に振動します。肩のラインを意識してみてください。まるで自分がハンガーにつるされているかのように筋肉を伸ばして張ります。コントラバスの外枠のようなイメージで自分の体をとらえてみてもいいでしょう。この体の構えが声を出す際の支えにもなります。

こういったイメージで自分の体を客観的に音の出る楽器と捉えていくと、この筋肉を伸ばしてみようとか、ここを緩めてみようという取り組みができてくると思います。(♯β)

2020年7月17日 (金)

Q. レッスンを受け始めて、本番のときに気持ちが変わったとは思うが、声はまだ変化がありりません。

A.トータルではとてもよい変化で、今までの状態から前進していると思います。本番での気持ち(思い、メンタル、表現など)が先に変化するのは、自然の流れだと個人的には捉えています。歌に限らず、他のどんなことに取り組むにも、まずその人自身の意志が必要です。挑戦してみよう、練習して上手くなろうなどの思いがあってはじめて物事が動き出すものです。スポーツでも芸術でも何かが形になるのには時間を要します。同じように「声の変化」という結果がついてくるのも少し後のことです。あなたはレッスンを受ける中で、いつもとは違う角度から見始め、歌うこと、表現することに対して何かしらの刺激が加わって(他にもいろいろあるでしょう)、「本番」という集中した最中で学びが起きていたのです。それは素晴らしいことです。ぜひ、そのよい変化をポジティブに受け止めて頂きたいです。(♯α)

2020年7月16日 (木)

Q. いつも朝は本当に声が出にくくて、職場で聞き返されてしまいます。なにか改善する方法はありますか。

A.朝起きたてのときは、誰でも寝起きの声になっているものですが、職場についてもまだ声が出にくいのでしたら、なにか工夫が必要ですね。声は息の流れに乗って出ていきますが、その息が弱いので「声が出にくい」と感じているのだと思います。あなたにとっての弱くない息、通常の息になるまでにはまだ身体が目覚めていないのでしょう。出勤前の自宅で、少しでも身体を(声が出やすくなるくらいに)起こしてあげたいですね。

そのために、もし可能であれば朝の時間に「しっかり息を吐く」ことを取り入れてみてください。服を着替えながら、朝食の準備をしながら、といった感じのながら作業で大丈夫ですので、「スッスッスッ」や「スーッス―ッ」としっかりと息を吐くのです。「しっかり息を吐く」という行為が身体の内側のストレッチになるので、身体を目覚めさせるのには最適です。もちろん、時間にゆとりがあるようなら、身体を動かすストレッチを取り入れるのも手です。なにもやらないより、やった分だけ変化は出てきますので、ぜひ地道にやってみてください。(♯α)

2020年7月15日 (水)

Q. CTとMRIはどう違うのですか。

A.CTは、Computed Tomographyでコンピュータ断層撮影です。MRIは、Magnetic Resonance Imagingで核磁気共鳴画像法、電磁波を照射し、体内の水素原子が運動して電磁波を出すので、その磁場で水素の分布を撮影します。(♯)

2020年7月14日 (火)

Q. 水を飲むにも、体にナトリウムが大切と聞きます。

A.血液中はNa(ナトリウム)の濃度が0.9パーセント、生理食塩水の塩分濃度と同じです。ですから水分だけを急にたくさんとりすぎ、塩分、糖分をとらないと大変なことになります。(♯)

2020年7月13日 (月)

Q. 咀嚼は、どんな生物もするのですか。

. 咀嚼、もぐもぐするのは哺乳類だけです。皆、3つの唾液腺があります。咀嚼には、口内に広いスペースと口蓋、頬、唇が必要です。(♯)

2020年7月12日 (日)

Q. 人の喉の交差ということが、よくわかりません。

. 人間の咽頭では、空気と食べ物の通り道が交差しています。

しかし、動物では、立体交差で分けられています。喉頭の軟骨が咽頭のなかで高く突き出ていて、鼻の奥の後ろの方に嵌まり込んでいるのです。気道と食道がきちんと分かれているのです。

人は吐気が鼻でなく口からも出るので、複雑に音声を組み合わせたことばになります。(動物は、鼻息で鳴くわけです。)

でも、飲み込みながら話せません。そのときは、気道を塞ぐからです。(♯)

2020年7月11日 (土)

Q. 声を鍛えるためにカラオケで練習していますが、毎回声が枯れてしまいます。

A.声を鍛えたいという思い、さらにそれを行動に移しているのは素晴らしいことです。しかし、その気持ちを、目下のところカラオケではない方法に向けた方がよいと思われます。カラオケ後に毎回声が枯れるのであれば、間違いなく声帯に負担をかけてしまっているからです。現状ではいまの歌い方が負担になっており、その負担にも気づきにくい状態なので毎回枯れるまでやってしまうのでは、と想像します。

声を鍛えたいからといって、筋トレをするような感覚で声帯を捉えてはいけません。声が枯れることを繰り返しても声帯が強くなることはなく、負担に負担を重ねて声帯炎を引き起こすだけです。声を鍛える先にはしっかりした声、大きい声、太い声、遠くに届く声など、人それぞれ望むものがあると思いますが、そのどれにとっても「吐く息」を鍛える・整えることが大きな助けとなり、実は声を鍛えるための近道なのです。ぜひ息の練習に時間を割いていただきたいです。(♯α)

2020年7月10日 (金)

Q. 人ごみの中で話していると、相手の声は聞こえるのに、自分の声は聞き返されることが多いです。

A.例えば駅構内や賑やかな店内、テーマパークなど人込みができるところには、ざわざわした人の声とは別にその他の騒音(電車の音、店内のBGMなど)も加わります。そういった場所に身を置くと、人はそれらの騒音を耳で聞いて本能的に声のトーンがあがり、ヴォリュームも増します。あなたも、通常より大きな声を出しているのに聞き返される、という状況と言えます。

相手に聞き返されることの原因は必ずしも声の大きさではなく、滑舌かもしれません。静かな場所で話すときは騒音がないので、相手の耳はあなたの声にフォーカスでき、多少滑舌がいまいちでも聞き取ってもらいやすいでしょう。しかし、騒音が入ると声の大きさだけではカバーできなくなるのです。(静かな場所でも常に聞き返される人は別の理由になります。)滑舌が悪い人の特徴として「口を開けない」ことが挙げられます。口を開けずに大きな声を出すのは喉へ負担がかかりますので、滑舌改善へ取り組まれるのがよいと思います。(♯α)

2020年7月 9日 (木)

Q. 舞台の稽古や、レッスンで朗読するときなど、しっかり声を出す場面ではいつも意識的に声を低くしていました。

A.舞台の稽古では、演じる役によっては低く出す声を求められることもあるでしょう。それが表現に繋がるのであれば問題ないと思います。レッスンでは、あなたの本来の声をもとにトレーニングをしていきたいので、意識的に声を低くする必要はありません。それをすることでトレーニングの進みを邪魔してしまいます。もし何かの方法を実践するときに、常に意図的な行為があっては、実践したことの効果が半減してしまいますし、トレーナーも本来の状態を見れないのでちゃんとした判断ができません。

ですので、レッスンでは意図的に何かをすることなく、ありのままの声を出すようにした方がよいです。しっかり声を出す=声を低くする(ほうがよい)、ということはありません。声を低くするという小手先の状態に安住せず、身体を使ってしっかり声を出す状態を求めていくことをお勧めします。(♯α)

2020年7月 8日 (水)

Q. 神経の痛みについて知りたいです。

. 体性痛は、皮膚、筋肉、骨、関節など、そこが原因で痛みます。

内臓痛は、関連痛として、離れたところが痛んだりします。神経回路の混乱です。かき氷での頭痛など。(♯)

2020年7月 7日 (火)

Q. 鼻水はなぜでるのですか。

. 熱いものを食べると、その湯気が鼻で冷やされるのと、鼻の奥の血管が拡がり粘膜が出るのとで鼻水となります。(♯)

2020年7月 6日 (月)

Q. 腰を支えたいのですが、ツールはありますか。

. 腰ベルトで腹圧を高め、いきんで力が入るので重いものが持てます。重量挙げでも使います。腹筋が働き、腹圧で胸部が押し上がると立ち上がりやすくなります。腹圧は、腰の保護にも大切です。昔の日本人は、肚に帯を巻きました。(♯)

2020年7月 5日 (日)

Q. 身体の科学が研究されてきていると感じますか。

. 身体が元となるのが人ですから、()科学でなく、化学が不可欠となるのです。

代謝は、metabolism、メタボとは代謝症候群です。(♯)

2020年7月 4日 (土)

Q. 講演で声がよく通るためにマイクはどうするとよいですか。

A.音響に詳しい方に聞いたとしても、絶対にこうするとよいという持ち方はないと思いますし、それであなた自身が話しにくくなっては意味がないので、参考程度にした方がよいかと思います。

声の通りがよい人は、マイクの有無は関係ないのです。マイク無しで声が通る人は、マイクが有るときはその通る声がマイクによってボリュームを増す、というだけのことです。同じように、マイク無しで声が通らない・聞き取りにくい人は、マイクが有っても通らない声のまま音量だけが上がる、ということになります。

私の経験では、むしろマイクのせいで余計に聞き取りにくくなったということがあるくらいです。ですので、「よく通る声」を求めるのでしたらマイクに頼らずに、生の声を鍛える・整えることに焦点を当ててください。(♯α)

2020年7月 3日 (金)

Q. 練習のときは声がよく出るのに、本番になると高音が出にくくなるのは緊張だけのせいですか。他に何か原因があるのでしょうか。

A.緊張というのは悪いことではなく、適度な緊張が集中力を高め、その人の普段積み重ねたものを引き出す助けにもなるので、個人的には「よい緊張」としてポジティブに捉えています。きっとご自身でも「緊張」以外の何かが声を出にくくさせているのでは、と薄々感じられているからそのような質問が出るのでしょう。その「何か」とは、恐らく体調管理だと思います。

どのジャンルであれ、本番によい状態でいくためには、楽器である身体を本番に向けて整えておく必要があります。この、楽器である身体を整える(=体調管理をする)ことができてくると、たとえ緊張の中でも、練習でやってきたものはちゃんと出していけるようになります。

本番の数日前、前日、当日の過ごし方をぜひ見直してみてください。例えば直前は追い込みで喉が痛くなるほど練習している、直前でも飲み会は常に参加しているなど、もしかしたら気にしていなかった習慣があるかもしれません。(♯α)

2020年7月 2日 (木)

Q. 発声のほかに、カンツォーネを練習するメリットは何ですか。

A.発声のときの声で曲も歌える、発声のときのテクニックを曲のときにも使える、これを実践するための題材のひとつとしてカンツォーネを使っているということです。もちろん、日本歌曲や英語の曲、その他の曲でも構いません。なぜカンツォーネかを探ってみるのも気づきや発見になると思います。

例えば、発声ではわかりやすく練習するために母音が中心ですが、カンツォーネはイタリア語歌詞で子音が多いので、発声で行ったことの応用練習ができます。子音が増えてもしっかり息を流すことを実践できたとき、とても歌いやすい感覚を得られます。また、知らない曲をゼロから勉強すること自体に学びがたくさんあります。音程やリズム、歌詞の意味や発音、音楽的表現など、ご自身で取り組むことは1曲の中に山ほどあるのです。カンツォーネに限らず、何の曲を扱おうともそこから学べるかどうかは自分次第です。(♯α)

2020年7月 1日 (水)

Q. 実践と研究との関わりは、どういったものなのでしょうか。

. 現場では、結果、効果に問題がなければプロセスはよいという考えが優先されます。しかし、プロセス、原因は知りたいし、確証を得たいと誰もが思います。

ブラックボックスの追求、これは、人に求められて伝えるために行っているのですから、その必要のない人には不要です。(♯)

2020年6月30日 (火)

Q. 英語は日本語のなかでどう使われますか。

. カタカナ英語でのイメージアップ、外来語でイメージづくりをします。一例として、

スィートルーム→suite room(続き部屋)

フリマ、フリーマーケット→flea market(蚤の市) (♯)

2020年6月29日 (月)

Q. 日本人のコミュニケーションの特色について知りたいです。

. 日本人の人間関係では、

「以心伝心」、「一を聞いて十を知る」、「阿吽の呼吸」、

「打てばひびく」、「腹芸」、「ツーカー」など。

察しのよい人が粋、野暮でない、というものです。

「男は黙ってサッポロビール」(CM三船敏郎)

「メシ、フロ、ネル」

一言文、タメ口ですね。

冗長度の低さや婉曲に表現するのも特色でしょう。(♯)

2020年6月28日 (日)

Q. 日本語の特色をあげてください。

. 日本語は、自立語「詞」、付属語「辞」の「詞―辞構造」です。

テニオハでつなげたら、つながってしまうというので、あいまいなイメージのまま、会話となります。

また、日本語は、即物的で、主体よりも物に即してみることが多いようです。

身体感覚主語「胸が痛む」などが多いのですが、知ってすぐには身体になじまないのです。

コメントでさえ客観的にフェアな立場をもたず、感情過多気味になるのは、ワイドショーやネット掲示板をみるとわかることですね。

言霊、ことば=実体、オノマトペも日本語ならではの特色といえます。(♯)

2020年6月27日 (土)

Q. コンコーネ50の5番の歌い方について教えてください。

. 最初の2小節単位の2つのフレーズは、スラーに従ってレガートで歌いましょう。冒頭のpを気にし過ぎて、萎縮せずに、ていねいに歌い、どちらのフレーズも、最後の音に重心を置いて、<>を軽くつけましょう。高音域が得意な人は、始まりのフレーズの終わりが、難しいかもしれません。うまく着地して<>をつけましょう。

5小節目からの2小節は、スラーがなく、ブレスの後にはスラーが付いているので、始めはダイナミックに動き、ブレスの後からはきれいにレガートにしましょう。このフレーズの前半は、跳躍が大きいので、慎重に取り組み、フレーズの途中で、チェンジしないように、気をつけましょう。低音域が得意な方は、まだ曲が始まったばかりなので、高音で爆発的な声にせず、しっかり支えて柔らかい高音にしましょう。続く二つのフレーズも、<>をうまく付けながら、ロングトーンの後の跳躍した音程を、きれいに決めましょう。

次の第6音からの長い下向音型は、最後の音以外は、順次進行なので、きれいに音程を外さないように、歌わなければいけませんが、レガートにならないように、気をつけましょう。

続くフレーズの注意点も、これまでと同じです。2ページ目の下から3段目の始めのブレスの後は、高音域が得意な人は、一番素晴らしい声でレガートで歌いましょう。低音域が得意な人は、やや爆発してもよいですが、必ずレガートで歌いましょう。

次のブレスの後は、伴奏もないので、楽譜にあるようにテヌートをつけましょう。後は始まりと同じフレーズが続くので、曲の終わりらしく変化をつけましょう。跳躍とレガートとノンレガートを、しっかり練習しましょう。(♭Ξ)

 

. 伴奏が三連符で流れるように動いていますのでこの流れに逆らわず寄り添うような気持ちで歌ってください。あくまでもレガートの為の課題ですので、一つ一つの音がぶつ切りにならないように気をつけましょう。

5小節のレの音から次への跳躍は1オクターブと、とても大変ですので低いレの音を頑張りすぎず響きだけを保って歌い、次の跳躍の準備をすでに始めましょう。

7小節1拍目のファの音は直後のブレスの為に早めに切りましょう。

9、11小節のファの伸ばしは軽いクレシェンドをかけると跳躍しやすいです。

13小節~16小節へは音程が下降していくので響きを失わないようにしましょう。逆に音程が下がるほど響きが増すつもりで行いましょう。

22小節のドミは跳躍が大変なのでその前の21小節からのソの伸ばしがクレシェンドをかけながら次の音へ向かっていく準備を行ってください。

この課題は基本ヘ長調ですが16小節~24小節三拍目まではハ長調に転調しています。24小節4拍目の♭シからヘ長調へと戻るので大事に歌ってください(♭Σ)

 

. 二分音符、全音符と、のばす音が多いので、息のコントロールがとても大切になります。拍をとり過ぎて縦割りのようになると、ますます息が続かなくなるので、息の流れが停滞しないようにフレーズの先を見据えて歌いましょう。

一つの音でクレッシェンド・デクレッシェンドをつける(3段目3小節他)ときは身体を保ちながら、飛躍の音に向かってクレッシェンドをするとき(2段目2小節、4段目4小節)はより身体を踏ん張ることで息をコントロールするなど、フレーズによってアプローチの仕方はさまざまです。歌い方が一辺倒にならないことです。音源があれば、のばす音で伴奏の和音が変化しているので、それを聴きながら歌う練習をすると、実践しやすくなります。

転調から始めの調に戻るときの「シ♭」はテヌートが付いているように、焦らず丁寧に入り「シ♭」の一音でへ長調を感じさせる(自分も感じる)歌い方をしてください。(♯α)

 

. レガートに歌うための訓練として用いるとよいでしょう。そのために必要な要素が詰まっていると思います。二分音符が目立ちますが、ここで物理的には二拍分の長さを保ちつつ、考え方としては、次の休符までをひとまとまりと考え、そのひとまとまりのフレーズを自分の中で停滞させずに、絶えず進めていくように音楽を作っていきましょう。

途中に出てくるクレッシェンドやデクレッシェンドは、派手過ぎない程度に、意識的にかけていくように心がけることによって、より歌いやすくなっていくと思います。

スラーが使われている部分はより一層歌いこんでいくとよいと思います。歌のパートだけを見ると、どうしても「長めの音符がたくさん使われているから、たっぷり伸ばして歌おう」と思いがちですが、ピアノの右手を見てみるとわかるように、八分音符の3連符が続いています。この部分を感じ取れれば、音楽が絶えず進行していく感覚をつかみやすくなると思います。その中で、ソルフェージュ的には和音の移り変わりを予測して感じられると、より一層音楽的に歌うための練習につながっていくのではないかと思います。和音の変化を予測して感じながら、立ち止まらずに絶えず進んでいくということを大事にしてみてはいかがでしょうか。(♭Я)

 

. 4分の4拍子ですが伴奏形が三連符×4なので、まるで8分の6拍子のようなリズム感に感じられます。この8分音符の流れに乗って、1小節を2拍のようにカウントしながら歌うと歌いやすいと思います。

17小節目からは短調の様子も呈しながら8小節かけてハ長調に転調しています。そしてまた26小節から再現部が始まり、終結を迎えます。

最初の2小節、次の2小節は一つのフレーズとしてとらえて歌い、次の5小節目から8小節までの4小節を一つのフレーズと捉えるといいでしょう。ほとんどが2分音符で書かれているので、長い音符を、拍感を止めることなく、音楽の流れに合わせて歌うことが重要です。

ロングトーンを練習しているときには、拍感が止まっていることがあると思いますが、この曲では、長い音符も流れをつかんで歌いやすいと思います。

5~6小節目、10小節目、1112小節、20小節目、22小節目など、音が上向する際にエネルギーをもって上がるように意識しましょう。(♯β)

 

. 曲の頭にpピアノと書かれています。4番までの曲には松葉(クレッシェンド、デクレッシェンド)はあっても強弱の指示はありませんでした。つまり、音量の増減は曲の中で自然に作るとしても、基本的な音量に関しては歌いやすい音量で歌えばよかったのです。

この曲ははじめから最後まで、静かな音量を保たないといけません。それゆえ、最高音は中声用でレまでであり、4番までの最高音が(中声用で)ミであったことを考えると低く、ピアノの表現を充実させてほしいという作曲家の考えの表れだと解することができます。

曲の中身に入っていきましょう。まず4小節目での急激な転調。かなりショックを感じるはずです。少し速めにその和音に入ることでショックを表しましょう。はじめのフレーズは8小節ありますが、その後は6小節目で広がりを感じながら7小節目を頂点とし、自然に8小節目に向けてフレーズを終わらせます。7小節目の低いファがそこまでの頂点です。

次の16小節が中間部です。中間部はまず初めの4小節が4度調(変ロ長調)になります。転調している間は余り時間をとらずにサクサク進みましょう。

次の4小節で頂点に向けて曲を盛り上げていきます。音形は下がっていきますが決してテンションを下げていかないこと。次の8小節は頂点の中にいるため、やはり低い音域ですが響きもテンションも下げないことが大切です。(♭∴)

 

. 優美な分散和音に乗って歌う曲です。刻々と色を変えていく和声をよく感じながら歌いましょう。2小節ずつの起承転結を4回繰り返す構成です。その4回が大きな起承転結となっています。テクニックとしては第一に、長いフレーズをぶれずに歌える息の使い方です。まず同音のロングトーンで体の使い方を確認するといいでしょう。

第二に、弱音を中心とした強弱のつけ方です。決して乱暴な声にならないよう、口腔内を柔軟に使ってクレッシェンド、デクレシェンドを練習してください。

10小節、20小節に現れる、フレーズの最後がヒョイと上行する部分は、とても難しいと思います。ここで何かやろうと思うと失敗しがちですので、フレーズの始まりから体を筒のようにまっすぐあけて、自動的に声がその場所に入っていける状態を作ります。

12小節からのフレーズは8番にも和声を変えて登場します。コンコーネには同じフレーズの変化形が至る所に登場します。それを並べて練習するのもいいと思います。(♯∂)

Q. 歌のためにベストな体のアラインメントを知りたい。

A.スポーツをする人にはなじみのある言葉で、アラインメントとは、骨格や筋肉の正しい位置、パフォーマンスをしやすいように並んだ状態です。立って歌う人は、足の裏から脚の骨、骨盤の位置、背骨、頭蓋骨、これらの骨がどの位置にあるとパフォーマンスがしやすいかということに意識を向けてみてください。

子供のころから「いい姿勢をしなさい!」といわれると背骨を少しそらして胸を張るような姿勢をするという習慣がついているかもしれません。その姿勢は横隔膜をつり上げてしまい、横隔膜が下がることを阻害してしまいます。

正しいアラインメントを感じるには、一度寝ころんでみることです。寝ながら、かかと、ふくらはぎ、おしり、背中、肩、腕、手のひらがどのように地面に設置しているかを感じてみましょう。次に膝を負って足を三角に立てた状態を作り、腰のアーチを地面につけてリラッスします。これらの後にゆっくり立ってみます。その時の感覚をよく覚えてみてください。思いのほか前の方に体重があるか、後ろに重心があるのか、この時背骨、頭蓋骨から全身に至るまでとてもゆったりとしたいいアラインメントが作られています。(♯β)

2020年6月26日 (金)

Q. ニュアンスをつけたくて、曲の歌い始めは息を多めにしたいのですが、発声的には問題ないでしょうか。

A.表現は歌い手の自由であり、私もレッスンでは個人の表現を尊重しています。こう表現したいというしっかりとした思いであれば、ぜひそのように歌ってみたらよいと思います。

発声的な問題としては、息が不安定になる場合があるかもしれません。具体的には、息を多めにすることによって、なぜか息全体の流れが停滞してしまう人が多いように見受けられます。息が停滞すると声が進まなくなるので、歌い始めばかりかその先も歌いにくさが続いてしまいます。人によっては高音域もいつも以上に高く感じてしまう要因となります。

本来なら、息を多めにしても、息・それに乗る声は前に進んでいけばよいのです。練習していく中で、もし歌いにくさを感じることがあれば上記の可能性があるので、一旦ニュアンスを外してしっかり歌う練習をしたり、またはトレーナーに聴いてもらうなどして調整してください。(♯α)

2020年6月25日 (木)

Q. レッスンでよい状態と言われるとき、自分では声の聴こえがよくなくなると感じます。

A.レッスンでそのような段階がきたら、よい方向に向かっていると捉えています。ただ、これは全ての人に当てはまることではありません。自分の声を聴き過ぎている人や、自己流のポジションを定めている人にも起きる現象と言えます。本来なら、身体を使って歌ったときの体感をもとに(目安に)よい状態と判断したいところが、自分の声の聴こえ方・響きの聴こえ方で判断しているのです。

身体を使って歌える(よい状態)と、息の流れに乗って声が前に出ていく(一見聴こえにくくなる)という変化が起こります。いつも近くに聴こえていた自分の声が、遠くに聴こえるようになったという感覚でしょう。それが、あなたが声の聴こえがよくなくなると感じている部分です。とはいえ、身体を使って歌ったとき確実に「よい体感」があったはずです。はじめは戸惑いがあるかと思いますが、その「よい体感」があるときの声の聴こえ方に、少しずつでいいので耳を馴染ませていってください。

(♯α)

2020年6月24日 (水)

Q. ハイコンテクストについて教えてください。

. コンテクストは、アメリカの文化人類学者、エドワード・T・ホールの提唱したものです。ハイコンテクスト―ローコンテクストの違いは、次のように対比できます。

聞き手の能力―話し手の能力

シンプル、凝る―ストレート、わかりやすい

あいまい、表現―単純、理論

少ない、沈黙―質疑応答

協力―競争

暗示、無意識―明示、意識

関係性、協調性―タスク

非言語―言語

日本、中国、アラブ―欧米

ピカチュウはアニメですが、「ぴ、ぴかちゅ~」しかしゃべらないのに、人とコミュニケーションがとれています。もっともハイコンテクストといえます。(♯)

2020年6月23日 (火)

Q. 雑談の力をつけたいです。☆

.「雑談の目的は何か」と聞かれたことがあります。目的がないのが雑談ですからおかしな問いですが、考えてみると、それなりに目的があります。結果として、何かしら伝えたいことがある、知りたいことがあることも多いと思います。あとは、楽しく過ごしたい、気を休めたい、これまでのつながりの維持、時間つぶしなどがありそうです。

雑談の話題は、「たちつてとなかにはいれ」と覚えておきましょう。

食べ物、地域、通学通勤、天気、富(お金)、名前、体、ニュース、流行(はやり)、異性、レジャーなどです。(♯)

2020年6月22日 (月)

Q. 喉に関わるがんについて教えてください。

. 食道がん、咽頭がん、喉頭がん

食道がんは、喉への違和感、げっぷ、味がおかしくなるなどの症状が出ることがあります。声がかすれることもあります。それは、リンパ節に転移して声を出す神経2本のどちらかを圧迫するからです。

さらに声がかすれると咽頭がんの恐れもあります。

上咽頭がん―喉の異変に中耳炎、視力

中咽頭がん―飲み込みにくい、のどの痛み、イガイガ

下咽頭がん―症状が出にくい

忌野清志郎さんは、喉頭がんでした。(♯)

2020年6月21日 (日)

Q. 胃食道逆流症とは何でしょうか。

. 胃食道逆流症は、咳、痰、喉の痛みに肩甲骨の内側やみぞおちの痛み、胸やけなどの症状が出ます。食道がんのリスクとなることもあります。(♯)

2020年6月20日 (土)

Q. 講演の前に、レッスンを思い出して息を吐く練習をしてみたら声が出しやすかった気がするのですが。

A.声は息の流れに乗って出ていきますので、息を吐く練習によって「息の流れ」を促してあげたことで声が出やすくなったのは理にかなっています。講演前に、いつもよりよい状態に整えることができたのですね。レッスンでの内容を、普段のやっていることに落とし込むことは、ご本人が行動を起こさない限り実現しないのです。(ただ受け身でいるだけでは上達はしにくいです。)レッスンを思い出して実践してみたというその行いが、また次の実践へと繋がっていくので、とてもよい経験になったかと思います。

声が出しやすくなった「気がする」のは十分に変化があった証拠です。何も変化がなければ「気がする」ことさえ起きません。たとえ、声が出しやすくなった!と確信が持てる状態でなくても、よくなった「気がする」という時点で十分に喜ばしいことなのです。ぜひレッスンにおいても、小さな変化をも敏感に察知していけるよう「~な気がする」とう感覚を大切に取り組んで頂きたいです。(♯α)

«Q. 低い位置に喉頭をおくことは絶対なのでしょうか。