Q2083.息を出すとき、腹筋を使わないように心がけているのですが、息を吐きだしたときやロングトーンのときにお腹全体が固くなっています。これは、腹筋を使っているのでしょうか。
A.腹筋を使ってしまっているのだと思います。しかし、ロングトーンの後半では、固めない程度に腹筋も使います。ただし、内側に固めすぎないようにしましょう。(♭Ξ)
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A.腹筋を使ってしまっているのだと思います。しかし、ロングトーンの後半では、固めない程度に腹筋も使います。ただし、内側に固めすぎないようにしましょう。(♭Ξ)
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A.ヨーロッパでも日本でも、歌手として世界的に活躍した方々の8割以上は晩年に後進の指導にあたっています。しかし、これは不思議なことですが、大歌手から習った歌手で大歌手を超えるほどの歌手になった人は記憶にあるかぎりほとんどいないということです。大歌手には本人が自覚していない長所があったり、逆に短所を補おうとして自分なりに考えてきたことが必ずあるものです。長所をもともと持っていることに本人がきづかない場合、そのメソードを教えることはありません。
逆に、大歌手が短所を克服したメソードを一生懸命教えても、生徒にとってそれが必要のないメソードであった場合、その練習に費やす時間は無駄で、他のメソードに目が行かない原因になります。大歌手というものは、教わったものを自分なりに良い形にして料理する能力がすぐれているのではないかと思います。人と同じ事をやらないからこそ、人にはできないことができるのだと思います。これはとても難しい問題で、先生のメソードを悪い料理のしかたで発声や表現を悪くしてしまうケースも非常に多いのです。何年に一度の大歌手とは、センスと頭の良さと先天的に持っている能力、フィジカルな強さと柔らかさ等のバランスが見事に調和した時に生まれるのだと思います。(♭∀)
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A.本番で失敗を繰り返し、お客さんからの評判が悪かったとします。そのようなことが続いて本番で難しいパッセージなど、練習ではできるのに本番では失敗してしまうという本番のトラウマに悩む人は多いようです。そのようになってしまうととても本番を迎えるのが不安で、精神的に耐えられなくなってしまいます。
テノール歌手に多いのですが、才能があったのに歌手をあきらめてしまった人、華々しくデビューしたあと姿を消した人、等、声楽界でもトラウマによって残念な歌手人生になった方は実はとても多いのです。また、それに近い精神的苦痛から、覚醒剤に手を出して本番をしのいでいた歌手もいるほどです。トラウマを克服するには、とても強い精神力が必要です。逆に言うと、それを乗り越えて精神力を武器に大成していく人もいます。発声はメンタルがとても関わっているので、メンタルなトレーニングを取り入れることです。歌だけでなく人間として成長することでできます。表現力や説得力ももちろん変わってくると思います。(♭∀)
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A.ヴォイストレーニングを始めた時期に特に注意して欲しいのは、口を開けると同時に息を吐いて声にするのではなく、母音の形を作って息を流してという順序を必ず守るということです。母音を発音したら次の母音へ形を変化させていってその形になったら発音、常に次の母音次の母音をイメージして声を出しましょう。これは、喉を開けることの基本中の基本です。口のフォームだけでなく、体のフォームも順序をしっかり守りましょう。まず、1.完全に吐息を終わらせた状態を作って、2.肋骨を持ち上げて、3.息を取り込んで、4.静止した状態を作って、5.口の形を形作って、6.息を吐くと同時に声にする、という順番を一つ一つゆっくりと行えるようにして、だんだんその連続動作のスピードを速くできるようにするといいと思います。雑に準備されたフォームは、雑な声しか出ません。(♭∀)
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A.発声と表現は、別個のものとして考えることはなく、隣り合わせだと思ってください。オペラ歌手は、よほど天然声の歌手でない限り、オペラの最初から最後まで発声法のことを考えながら歌っています。本番でもそうです。表現は、本当に良い発声の延長線上にあるのです。例えば響きのポジションが落ちないようにと考える時、ポジションに入れることばかり考えて呼吸の流れが停滞したら表現はできなくなってしまうし結果ポジションも良い場所で歌えません。大きく体を使ってあふれ出るような発声法を意識することが、魅力的な表現に繋がってくるものです。発声法を意識すると表現ができなくなってしまうと感じている人は、おそらくその発声法自体になにか足りないものがあると思ったほうがいいです。テクニックで歌う歌手は、計算された上で人に感動を与えるものです。(♭∀)
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A.なるべく自分の声を聴かないことです。狭くて響く部屋では自分の声がとても出ているように聴こえ、広くて響かない部屋では自分の声が出ていないように感じるものです。それを聴いて調整することはとても危険なことです。常に、体の中のフォーム、体の外に声が放たれる感覚、というものを感じて歌ってください。あとは、出すだけがトレーニングではないことも知っておいてください。音楽表現は、特に歌いながら考えるよりも、黙って頭の中で理想の音を鳴らしてから歌うほうが効果的な練習だと思います。(♭∀)
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A.トレーナーがいない時の練習、つまり自宅で一人でヴォイストレーニングする際の注意点として、まず、自己満足に走らないことです。とても気持ちよく声を出している時は特にそうですが、自分の好きな曲をどんどん歌って満足してしまうことは危険信号でもあることを分かっていてください。母音と母音をレガートで歌う練習、子音をはさんでのレガートの練習、スタッカートの練習、早い音階練習、などは必ず行うと良いです。(♭∀)
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A.プロの野球選手と歌手の共通点にを交えながら考えてみたいと思います。プロ野球選手は、一年間を通じて試合をし、どんなに一流選手になっても調子が上がらないときがあります。イチロー選手のような一流プレーヤーでも、5月は4割打って6月に2割台に落ち込んでしまうことがあります。歌手も、5月の公演は上手く声をコントロールできたけど、6月の公演はあまり良くなかったということがあります。そして調子が上がらないときは、必ず本来のフォームがずれていることは必ずあると思います。そのフォームのズレというのは数センチ単位でも成績に顕著に表れてしまうというとても繊細なものです。歌手の場合は、まず姿勢です。鎖骨の位置が数センチ下にずれていたり、背骨が数センチいつもより湾曲していたり首の位置が数センチ前に傾いていたりするだけで、本来の声が思う存分だせないと感じてしまうものです。
どんな世界でも一流になればなるほど、少しのズレが大きなズレになるものです。そのズレと上手く付き合っていくためには、イメージ力というものが大きな鍵になっていくと思います。また、常に奢らずトレーニングを定期的に続けていく精神力と言うものが必要になってきます。昔から使われる言葉「心技体」はとてもいい言葉だと思います。「技と体」だけではバランスは保てないのです。発声が上手くいく時期があったけど、最近その感覚が変わってきて思うように声が出ないと感じている人は、「心」からアプローチして考えてみることをしてみてはいかがでしょうか。自分が一番いい声を出したと思う瞬間を、何分かけても何時間かけてもいいので思い出してみるといいと思います。喉で苦しそうに出る声を何時間も出すよりも、その方が実は効率が良かったりするものです。(♭∀)
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A.よく共鳴して倍音がたくさん含まれる声は、一定の周波による音の波があることは事実です。しかし、だいたいのカラオケが上手といわれる人のビブラートは、意識して音程を上下させてビブラートをかけるトレモロとよばれるもの、あるいは年をとって支えがうまくできなくなった歌手が自然に揺れてしまう、これもトレモロであると思います。声楽家でこのようなトレモロで歌ってしまう歌手は、(実は、特に支えがあまくてトレモロになるケースは多いのですが)喉声と言われてしまいます。
参考までに、声楽ではビブラートを自らかけようとすることは滅多にないことを覚えておいてください。ただし、倍音が少ない(よく共鳴していない)声ももちろん喉声です。(♭∀)
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A.そのように気を抜いてしまうと、調子が下り坂になってくる原因になります。身についたテクニックを維持する、という使命も同時にあることを分かっておいてください。どんなに上達しても、トレーニングをやめてしまうと元に戻ってしまいます。活動している間、ずっとトレーニングを続けないといけないのです。とても大変なことですが、テクニックを磨いて維持することを楽しめないと、長い間プロのヴォーカリストとしてステージに立ち続けることは難しいと思います。声がとても楽に出るようになるときはとても楽しいと思いますが、おごらず、ますます上を目指して集中してトレーニングに励んでください。(♭∀)
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