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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

2020年7月 5日 (日)

Q. 身体の科学が研究されてきていると感じますか。

. 身体が元となるのが人ですから、()科学でなく、化学が不可欠となるのです。

代謝は、metabolism、メタボとは代謝症候群です。(♯)

2020年7月 4日 (土)

Q. 講演で声がよく通るためにマイクはどうするとよいですか。

A.音響に詳しい方に聞いたとしても、絶対にこうするとよいという持ち方はないと思いますし、それであなた自身が話しにくくなっては意味がないので、参考程度にした方がよいかと思います。

声の通りがよい人は、マイクの有無は関係ないのです。マイク無しで声が通る人は、マイクが有るときはその通る声がマイクによってボリュームを増す、というだけのことです。同じように、マイク無しで声が通らない・聞き取りにくい人は、マイクが有っても通らない声のまま音量だけが上がる、ということになります。

私の経験では、むしろマイクのせいで余計に聞き取りにくくなったということがあるくらいです。ですので、「よく通る声」を求めるのでしたらマイクに頼らずに、生の声を鍛える・整えることに焦点を当ててください。(♯α)

2020年7月 3日 (金)

Q. 練習のときは声がよく出るのに、本番になると高音が出にくくなるのは緊張だけのせいですか。他に何か原因があるのでしょうか。

A.緊張というのは悪いことではなく、適度な緊張が集中力を高め、その人の普段積み重ねたものを引き出す助けにもなるので、個人的には「よい緊張」としてポジティブに捉えています。きっとご自身でも「緊張」以外の何かが声を出にくくさせているのでは、と薄々感じられているからそのような質問が出るのでしょう。その「何か」とは、恐らく体調管理だと思います。

どのジャンルであれ、本番によい状態でいくためには、楽器である身体を本番に向けて整えておく必要があります。この、楽器である身体を整える(=体調管理をする)ことができてくると、たとえ緊張の中でも、練習でやってきたものはちゃんと出していけるようになります。

本番の数日前、前日、当日の過ごし方をぜひ見直してみてください。例えば直前は追い込みで喉が痛くなるほど練習している、直前でも飲み会は常に参加しているなど、もしかしたら気にしていなかった習慣があるかもしれません。(♯α)

2020年7月 2日 (木)

Q. 発声のほかに、カンツォーネを練習するメリットは何ですか。

A.発声のときの声で曲も歌える、発声のときのテクニックを曲のときにも使える、これを実践するための題材のひとつとしてカンツォーネを使っているということです。もちろん、日本歌曲や英語の曲、その他の曲でも構いません。なぜカンツォーネかを探ってみるのも気づきや発見になると思います。

例えば、発声ではわかりやすく練習するために母音が中心ですが、カンツォーネはイタリア語歌詞で子音が多いので、発声で行ったことの応用練習ができます。子音が増えてもしっかり息を流すことを実践できたとき、とても歌いやすい感覚を得られます。また、知らない曲をゼロから勉強すること自体に学びがたくさんあります。音程やリズム、歌詞の意味や発音、音楽的表現など、ご自身で取り組むことは1曲の中に山ほどあるのです。カンツォーネに限らず、何の曲を扱おうともそこから学べるかどうかは自分次第です。(♯α)

2020年7月 1日 (水)

Q. 実践と研究との関わりは、どういったものなのでしょうか。

. 現場では、結果、効果に問題がなければプロセスはよいという考えが優先されます。しかし、プロセス、原因は知りたいし、確証を得たいと誰もが思います。

ブラックボックスの追求、これは、人に求められて伝えるために行っているのですから、その必要のない人には不要です。(♯)

2020年6月30日 (火)

Q. 英語は日本語のなかでどう使われますか。

. カタカナ英語でのイメージアップ、外来語でイメージづくりをします。一例として、

スィートルーム→suite room(続き部屋)

フリマ、フリーマーケット→flea market(蚤の市) (♯)

2020年6月29日 (月)

Q. 日本人のコミュニケーションの特色について知りたいです。

. 日本人の人間関係では、

「以心伝心」、「一を聞いて十を知る」、「阿吽の呼吸」、

「打てばひびく」、「腹芸」、「ツーカー」など。

察しのよい人が粋、野暮でない、というものです。

「男は黙ってサッポロビール」(CM三船敏郎)

「メシ、フロ、ネル」

一言文、タメ口ですね。

冗長度の低さや婉曲に表現するのも特色でしょう。(♯)

2020年6月28日 (日)

Q. 日本語の特色をあげてください。

. 日本語は、自立語「詞」、付属語「辞」の「詞―辞構造」です。

テニオハでつなげたら、つながってしまうというので、あいまいなイメージのまま、会話となります。

また、日本語は、即物的で、主体よりも物に即してみることが多いようです。

身体感覚主語「胸が痛む」などが多いのですが、知ってすぐには身体になじまないのです。

コメントでさえ客観的にフェアな立場をもたず、感情過多気味になるのは、ワイドショーやネット掲示板をみるとわかることですね。

言霊、ことば=実体、オノマトペも日本語ならではの特色といえます。(♯)

2020年6月27日 (土)

Q. 歌のためにベストな体のアラインメントを知りたい。

A.スポーツをする人にはなじみのある言葉で、アラインメントとは、骨格や筋肉の正しい位置、パフォーマンスをしやすいように並んだ状態です。立って歌う人は、足の裏から脚の骨、骨盤の位置、背骨、頭蓋骨、これらの骨がどの位置にあるとパフォーマンスがしやすいかということに意識を向けてみてください。

子供のころから「いい姿勢をしなさい!」といわれると背骨を少しそらして胸を張るような姿勢をするという習慣がついているかもしれません。その姿勢は横隔膜をつり上げてしまい、横隔膜が下がることを阻害してしまいます。

正しいアラインメントを感じるには、一度寝ころんでみることです。寝ながら、かかと、ふくらはぎ、おしり、背中、肩、腕、手のひらがどのように地面に設置しているかを感じてみましょう。次に膝を負って足を三角に立てた状態を作り、腰のアーチを地面につけてリラッスします。これらの後にゆっくり立ってみます。その時の感覚をよく覚えてみてください。思いのほか前の方に体重があるか、後ろに重心があるのか、この時背骨、頭蓋骨から全身に至るまでとてもゆったりとしたいいアラインメントが作られています。(♯β)

2020年6月26日 (金)

Q. ニュアンスをつけたくて、曲の歌い始めは息を多めにしたいのですが、発声的には問題ないでしょうか。

A.表現は歌い手の自由であり、私もレッスンでは個人の表現を尊重しています。こう表現したいというしっかりとした思いであれば、ぜひそのように歌ってみたらよいと思います。

発声的な問題としては、息が不安定になる場合があるかもしれません。具体的には、息を多めにすることによって、なぜか息全体の流れが停滞してしまう人が多いように見受けられます。息が停滞すると声が進まなくなるので、歌い始めばかりかその先も歌いにくさが続いてしまいます。人によっては高音域もいつも以上に高く感じてしまう要因となります。

本来なら、息を多めにしても、息・それに乗る声は前に進んでいけばよいのです。練習していく中で、もし歌いにくさを感じることがあれば上記の可能性があるので、一旦ニュアンスを外してしっかり歌う練習をしたり、またはトレーナーに聴いてもらうなどして調整してください。(♯α)

2020年6月25日 (木)

Q. レッスンでよい状態と言われるとき、自分では声の聴こえがよくなくなると感じます。

A.レッスンでそのような段階がきたら、よい方向に向かっていると捉えています。ただ、これは全ての人に当てはまることではありません。自分の声を聴き過ぎている人や、自己流のポジションを定めている人にも起きる現象と言えます。本来なら、身体を使って歌ったときの体感をもとに(目安に)よい状態と判断したいところが、自分の声の聴こえ方・響きの聴こえ方で判断しているのです。

身体を使って歌える(よい状態)と、息の流れに乗って声が前に出ていく(一見聴こえにくくなる)という変化が起こります。いつも近くに聴こえていた自分の声が、遠くに聴こえるようになったという感覚でしょう。それが、あなたが声の聴こえがよくなくなると感じている部分です。とはいえ、身体を使って歌ったとき確実に「よい体感」があったはずです。はじめは戸惑いがあるかと思いますが、その「よい体感」があるときの声の聴こえ方に、少しずつでいいので耳を馴染ませていってください。

(♯α)

2020年6月24日 (水)

Q. ハイコンテクストについて教えてください。

. コンテクストは、アメリカの文化人類学者、エドワード・T・ホールの提唱したものです。ハイコンテクスト―ローコンテクストの違いは、次のように対比できます。

聞き手の能力―話し手の能力

シンプル、凝る―ストレート、わかりやすい

あいまい、表現―単純、理論

少ない、沈黙―質疑応答

協力―競争

暗示、無意識―明示、意識

関係性、協調性―タスク

非言語―言語

日本、中国、アラブ―欧米

ピカチュウはアニメですが、「ぴ、ぴかちゅ~」しかしゃべらないのに、人とコミュニケーションがとれています。もっともハイコンテクストといえます。(♯)

2020年6月23日 (火)

Q. 雑談の力をつけたいです。☆

.「雑談の目的は何か」と聞かれたことがあります。目的がないのが雑談ですからおかしな問いですが、考えてみると、それなりに目的があります。結果として、何かしら伝えたいことがある、知りたいことがあることも多いと思います。あとは、楽しく過ごしたい、気を休めたい、これまでのつながりの維持、時間つぶしなどがありそうです。

雑談の話題は、「たちつてとなかにはいれ」と覚えておきましょう。

食べ物、地域、通学通勤、天気、富(お金)、名前、体、ニュース、流行(はやり)、異性、レジャーなどです。(♯)

2020年6月22日 (月)

Q. 喉に関わるがんについて教えてください。

. 食道がん、咽頭がん、喉頭がん

食道がんは、喉への違和感、げっぷ、味がおかしくなるなどの症状が出ることがあります。声がかすれることもあります。それは、リンパ節に転移して声を出す神経2本のどちらかを圧迫するからです。

さらに声がかすれると咽頭がんの恐れもあります。

上咽頭がん―喉の異変に中耳炎、視力

中咽頭がん―飲み込みにくい、のどの痛み、イガイガ

下咽頭がん―症状が出にくい

忌野清志郎さんは、喉頭がんでした。(♯)

2020年6月21日 (日)

Q. 胃食道逆流症とは何でしょうか。

. 胃食道逆流症は、咳、痰、喉の痛みに肩甲骨の内側やみぞおちの痛み、胸やけなどの症状が出ます。食道がんのリスクとなることもあります。(♯)

2020年6月20日 (土)

Q. 講演の前に、レッスンを思い出して息を吐く練習をしてみたら声が出しやすかった気がするのですが。

A.声は息の流れに乗って出ていきますので、息を吐く練習によって「息の流れ」を促してあげたことで声が出やすくなったのは理にかなっています。講演前に、いつもよりよい状態に整えることができたのですね。レッスンでの内容を、普段のやっていることに落とし込むことは、ご本人が行動を起こさない限り実現しないのです。(ただ受け身でいるだけでは上達はしにくいです。)レッスンを思い出して実践してみたというその行いが、また次の実践へと繋がっていくので、とてもよい経験になったかと思います。

声が出しやすくなった「気がする」のは十分に変化があった証拠です。何も変化がなければ「気がする」ことさえ起きません。たとえ、声が出しやすくなった!と確信が持てる状態でなくても、よくなった「気がする」という時点で十分に喜ばしいことなのです。ぜひレッスンにおいても、小さな変化をも敏感に察知していけるよう「~な気がする」とう感覚を大切に取り組んで頂きたいです。(♯α)

2020年6月19日 (金)

Q. 低い位置に喉頭をおくことは絶対なのでしょうか。

A.発声を勉強していくと「喉を下げる」「低い喉頭」などが出てきます。私自身は低い喉頭であろうと努力していますが、これは私が理想とする声に低い喉頭のポジションが必要だからです。

絶対的に喉頭が低くなければいけないとは思いません。私は、すべての人に喉頭を下げることを推奨はしません。必要だと判断したらアドバイスします。気をつけているのは、喉は「下げなければいけない」という思い込みでしょうか。私の歌にとって下げることはパフォーマンスを上げるためにも必要ですが、下げることに意識がいきすぎると、喉や胸を固くしたり、声を作ってしまってかえってパフォーマンスの質を下げることがあります。発声はあくまでも体のバランスが重要だと考えていますので時にはあえて喉をあげて歌うこともあります。

扉は開閉できなければ機能としては不完全です。開けるしかできない、閉めるしかできないではなく両方に動いて初めて扉としての機能をもちます。

それと同様、どちらにも動かせる自由な喉をもち、自分のパフォーマンスに必要な喉の状態でいられることが重要と考えます。(♭Σ)

2020年6月18日 (木)

Q. YouTubeなどでヴォイストレーニングを銘打っているものは本当に正しいですか。

A. 間違っているとも、正しいかどうかも言い難いです。

トレーナー本人の持論を述べるという意味では自由ですが、ヴォイストレーニングは、それぞれの歌い方、あるいは話し方の問題点を修正するという側面もあります。相手が見えない状態で、持論だけをのべ、それを真に受けて、自分にあっていないやり方をしてしまい、喉を傷めてしまうような人もいるようです。そういう側面からみると、とても危険と考えることもできます。

とても参考になる動画なども多数あるとは思いますが、個別に自分の声を聴いてもらい、その問題点解消のためのトレーニングをしてもらうことが最善で最短の道なのではないかと思います。

しかし外国の指導者などのアドバイスで、時として雲を晴らすような言葉をもらえることもありますので、一概に全部だめとは思わないで、自分に合っているのかを考えながら勉強の参考にしてください。(♭Ц)

2020年6月17日 (水)

Q. 咳喘息とCOPDについて教えてください。

. 咳喘息は、炎症で気管が狭くなるものです。風邪に併発して起きやすく、喘鳴はないのです。長引くと気管支喘息になるので危険です。

喉がイガイガ、痰がからむなら肺炎、結核に、慣性閉塞性肺疾患(COPD)かもしれません。これは、昔は慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれていました。

気管支の炎症や肺胞の破壊で酸素の取り込みや二酸化炭素の排泄がうまくできなくなります。(♯)

2020年6月16日 (火)

Q. 風邪の喉への影響を知りたいです。

. 風邪は、喉の痛みか鼻水か咳のうち2つを伴います。喉の痛みだけのときは、怪しいです。

唾を飲み込むと痛いときは、急性喉頭蓋炎の疑いがあります。これは、気道の閉塞で窒息死の危険があります。扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)、これも窒息死を招きます。

これらは、細菌感染なので抗生物質を用います。

喉の感染症には、他に、咽後膿瘍、溶連菌感染症、EBウイルス感染症、咽頭クラミジアなどがあります。(♯)

2020年6月15日 (月)

Q. 喉の痛みは、どんな病気に関係しますか。

. 喉の痛みは、心筋梗塞、狭心症などの放散痛として、喉、奥歯、肩などにも出ることがあります。高齢者や糖尿病の人では、無痛性心筋虚血で胸が痛まないこともあります。

大瀧詠一さんや阿藤快さんの患った大動脈解離は、心臓の大動脈の内部が裂けて窒息死に至ることもある危険な症状です。背中の痛み、咳、喉に、その前兆が表れることがあります。

脳卒中のくも膜下出血も、喉の異変がサインとなることがあります。

1ヵ月も咳が続くなら病院へ行ってください。(♯)

2020年6月14日 (日)

Q. 心臓の働きを教えてください。

A. 1分間に5ℓの血液を送り出します。血液は、腸で30%、腎臓で20%、脳と骨格筋で15%を使います。腎臓で1100ℓの原尿をつくり、尿は12ℓで出しています。(♯)

2020年6月13日 (土)

Q. お腹だけではなく背中にも意識を向けるように言われますが、わかりません。

A.歌う時にはお腹で支えてとか、お腹を張ってとか、なにかとお腹を使うように注意を受けることが多いと思います。初心者のうちは特に、お腹の意識が弱く、喉だけで声を作ってしまい声を体で支える意識が低いかもしれません。しかし、なるべく、息を吸って体が拡張した状態をキープしながら歌うように努めましょう。ある程度トレーニングを積んだ人は、背中側にも意識を向けられるといいと思います。声の支えには、横隔膜を下げるとか、張ると言われますが、横隔膜はお腹側のみならず背中側にもついているわけです。呼吸を支える筋肉は、体の背中側にもついていることを忘れがちです。背中で壁に寄り掛かるような感覚、背中で壁を押すような感覚が参考になるかもしれません。イタリア語で声を支えることを「appoggiare」といいます。もともとは、寄りかかる、立てかける、もたせ掛けるといった意味です。歌うときの支えは、踏ん張るのでも、張りだすのでもなく、寄りかかる感覚が一番近いのだと思います。(♯β)

2020年6月12日 (金)

Q. 唇の使い方は声と関係しますか。

A. 日本語は、唇をほとんど使わずに話せてしまうので、唇の周りの筋肉を使って発声に生かすという習慣がないかもしれません。しかし唇は声と大いに関係があります。少し外側にむけてトランペットのベルのような形を作ることで、音は外に響きやすくなります。ここを弛緩させていると音に張りが出にくいです。また、唇を前にとんがらせて、口腔内の空間を広げ、後頭部から唇の先の距離をできるだけ稼ぐようにすると、響きを増幅させることに役立ちます。

オペラ歌手や、いい声で歌う歌手の唇を見てみてください。なぜか四角に開いていることがままあると思います。前歯が少し見えていて唇は外側に少し捲れる感じです。あるオペラ歌手は前歯も下の歯も4本ずつまで見えていい、それ以上それ以下はダメ、などと具体的な数字で指摘する人もいます。

普段使い慣れていない唇も動員できるようにしてみてはいかがでしょうか。(♯β)

2020年6月11日 (木)

Q. 胸の響きを充実させるよう言われました。

A.日本人にありがちな歌の声は、頭声できれいに出ているけど、響きがない、声に色がない、弱々しい、パワフルさや主張が足りないなどの特徴があります。

合唱団に長くいたり、ママさんコーラスで歌っている人に多く見受けられます。きれいで、他者と交わりやすくハーモニーは美しいが、一人で歌ったときに、声に説得力がないケースです。頭声発声を重視していると、おそらく胸の響きや地声の充実度というものを全く意識しないでいるのかもしれません。

胸のところに手を置いて、そのあたりがびりびり、ざわざわするかどうか意識して発声してみてください。更に耳に手を置いて自分に聞こえる音を確認した時に、耳の中にもびりびりという音がしますか。この耳になっている音と、胸の響きが循環して、体の上半身部分でしっかりとした音の響きを充実させられるよう心がけてみましょう。(♯β)

2020年6月10日 (水)

Q. DHEAとは、何に効果がありますか。

A.デヒドロエビアンドロステロンは、副腎皮質系ホルモンで「ホルモンの王様」と呼ばれています。アンチエイジングです。筋力をつけるにもよいです。性ホルモンの元にもなっています。(♯)

2020年6月 9日 (火)

Q. ファイトケミカルとは、何に含まれますか。

A.ファイトケミカルは、免疫力アップになります。果物や野菜に含まれます。リンゴ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ブドウ、ブルーベリー、オレンジ、スイカ、メロン、モモ、ブロッコリー、さつまいも、ほうれん草、カボチャ、キャベツ、セロリ、パセリ、ナス、クレソン、ピーマン、カリフラワー、アスパラガス、カブなど。(♯)

2020年6月 8日 (月)

Q. テストステロンとは、ホルモンの一種でしょうか。

A.男性ホルモンの総称、アンドロゲンの中心はテストステロンです。攻撃性、決断力、論理的思考、リーダーシップなど、男らしさを支えます。老化で少なくなると、落ち込みやイライラ、うつになりやすくなります。

増やすには、長ネギ、玉ねぎやキャベツ、ニンニク、ショウガ、ニラ、レバー、かき、納豆、味噌、大豆、鶏肉、チーズ、ウナギなどです。(♯)

2020年6月 7日 (日)

Q. GI値とは、どういうものですか。

A.GI値とは、グリセミック指数=炭水化物が糖に変化するスピードを示す数値です。GI値の高い食べ物は、血糖値を上げます。

GI値が高いのは、白米、うどん、食パン、バナナ、ジャガイモ、トウモロコシ、クッキー、チョコレート、キャンディなど、低いのは、ブロッコリー、納豆、アーモンド、玄米、リンゴ、ホウレンソウなど、豆類、果実、野菜類などです。(♯)

2020年6月 6日 (土)

Q. 中音域や低音で声がスカスカになります。

A.裏声がちの声で歌っていると、どうしてもこのような現象が起きやすいと思います。裏声のみしか使わずに歌う人は、高音はいいのですが、その声のまま中低音を歌うために、声がスカスカして響きの充実が全くない音になっているのだと思います。

そこでミックスボイスというものを訓練する必要があるのです。これは、地声と裏声を混ぜたような声という概念かもしれませんが、裏声の声のフォームのままで地声のように声を前にべたーっと出していくのです。

まず初めに地声で「アー」と低く大きく話してみます。その感覚で、裏声のフォームで声を出すのです。裏声と地声の両方がミックスされた音を出すことができます。さらに、この音をおなかの下の方や横隔膜で支えるように出してみましょう。喉に力が入っていたり、声帯が上に突き上げられるような動きをしていてはうまくいきません。なるべく喉は下方向に緩めるように心がけてください。(♯β)

2020年6月 5日 (金)

Q. 最近ライブで人の歌をよく聴いています。先日、高音がピーンと張っていて苦しい感じに聴こえたのですが、自分の感覚は合っていますか。

A.その曲の表現や演出によって、あえて苦しそうに歌うということでしたら別ですが、もし歌っていたご本人の意図するところでないのに苦しい感じに聴こえたのであれば、実際にその高音を歌うのが苦しかったのでしょう。ちなみに、身体を使っての歌であればピーンと張った声(ビブラートがかかっていない声)でも、苦しく聴こえません。

他の人の歌を聴いていく中で、上手だな、苦しい感じだな、と察知されることはよい勉強をしている証拠です。人の歌をよく聴くようになり、以前より耳が聴き分けるようになったということと、それだけではなく、練習の中で声や身体の感覚に向き合うことで、その「体感」も聴きわけるときの助けになっているのです。どの曲においても高音域は大変さを伴う部分だと思いますが、聴き手に大変さ・苦しさを察知させないところまで仕上げていけることが理想です。(♯α)

2020年6月 4日 (木)

Q. 講演のときに周りから声がよく通ると言われるようになったのですが、自分にはまだ自覚がありません。

A. 自覚がなかったとしても、声を聞いてくださった人々の感想は有り難く受け止めて、ひそれを励みにしてください。発声でも朗読でも、自分の身体が楽器であるため、その日の天候や体調によって体感はさまざまです。

自覚がないという面では、例えばレッスンでさっきより確実によい状態で声を出したのに、ご本人は必死に取り組むあまりどんな体感だったかよくわからなかった、という場合もあります。少しずつよい変化を遂げていると、その途中はご本人にさほど自覚がなく(いつも自分自身と向き合っているので)、時々レッスンで見るトレーナーの方が変化を察知するということは頻繁にあります。

今回の場合もこれに似ていて、久しぶりに声を聞いた人(又は初めて声を聞いた人)が良さを感じ取って下さったのでしょう。周りが察知した後からご自身にも自覚が出てくる、ということも不思議なことではありません。どうぞ安心して取り組んでいってください。(♯α)

2020年6月 3日 (水)

Q. 老化の原因は何でしょうか。

A.ミトコンドリア説では、そのエネルギー生産時にフリーラジカルを出します。ミトコンドリアも老化し、アポトーシス(自然死)します。

他にホルモン減少や免疫機能低下も原因となる説があります。(♯)

2020年6月 2日 (火)

Q. メラトニンの働きやコルチゾール、セロトニン、トリプトファンの関係を教えてください。

A.フリーラジカルの天敵がメラトニンです。睡眠、免疫力アップ、コレステロール抑制に働くのです。毎日、日光を浴びることです。メラトニンは胸腺を刺激してT細胞を生産させます。

コルチゾールも睡眠時に出ますが、早朝にピークとなる覚醒ホルモンです。抗炎症作用と脂肪炎症作用があり、ダイエットにも効果があります。短眠などで出すぎると血糖値が上がり免疫力が下がるストレスホルモンでもあります。

幸せホルモン、セロトニンに酵素が働きかけてメラトニンになります。メラトニンの材料は、トリプトファン(必須アミノ酸の一つ)です。納豆、大豆、牛乳、そば、プロセスチーズ、たらこ、くるみ、アーモンド、肉などに含まれます。その合成には、ビタミンB2(ニンニク、レバー、赤身の魚、ゴマ、ピスタチオ)も必要です。(♯)

2020年6月 1日 (月)

Q. 抗酸化作用とフリーラジカルについて教えてください。

A.フリーラジカルは、体を錆びつかせ、老化、病気の原因となるものです。活性酸素もその一つで、肌のシミ、そばかすの原因となります。

抗酸化物質レスベラトロールは、赤ワインなどにも含まれ、フリーラジカルを取り除きます。

ポリフェノールも含まれます。ポリフェノールを摂るには、ココア、緑茶、コーヒー、ブロッコリー、たまねぎ、大豆などがよいです。

抗酸化作用が強いものは、色がカラフルです。トマト(リコピン)、ニンジン(βカロチン)、サケ(アスタキサンチン)。(♯)

2020年5月31日 (日)

Q. 食べることとホルモンとの関係を知りたいです。

A.レプチンは、脂肪細胞でつくられる食欲抑制ホルモンです。ストレスで少なくなると太ります。間食もよくありません。

それに対し、グレリンは、胃から分泌されると食欲を促し、胃酸も出します。成長ホルモンでもあり、ストレスで、やはり少なくなります。

この2つのホルモンのバランスが重要です。(♯)

2020年5月30日 (土)

Q. 顎が上がってしまう癖がなかなかとれません。

A.歌うときの姿勢が安定しないために顎が上がってしまう場合が多いです。顎だけにフォーカスしていたらずっとその癖はとれません。顎が上がると喉だけでなく人によっては腰にも負担をかけてしまいます。今一度、姿勢を整えることに立ち返って「身体の支え」を安定させてください。

大まかに、顎が上がる姿勢には、胸を反り出っ尻になるタイプと、胸を縮め骨盤を出す(身体がくの字)タイプの二つパターンがあります。このどちらも、身体を支えられず腰を起点にして上半身が力み、それでも支えが足りなくなると顎が上がってくるのです。

壁に頭・背面・お尻をつけて真っ直ぐ立ち、壁から離れずに発声をしてみてください。余計な力みや動きたくなる感覚が見えてくるはずです。このように、あえて強制的に動けない状態にすることで、身体の本来働くべき部分が発動していきます。(♯α)

2020年5月29日 (金)

Q. 歌うとき、はっきりと発音するために喉に当てています。そうしないと、はっきり発音できていない気がするのですが。

A.はっきりと発音したいというポジティブな思いはよいのですが、その行いが結果として歌いにくい方に誘ってしまっています。喉に当てる=発音がはっきりする、という固定概念があるようですが、実際はその逆です。喉に当てるほどに発音は聴き取りにくくなるのです。

なぜかというと、声は息の流れに乗って出ていくので、もし声を喉に当てると、そのたびに息の流れをせき止めてしまい、声も進みにくい状態になります。声が前に出ていかないのであれば、発音うんぬんの前に発声的にも問題です。また、喉に当てる感覚がないとはっきり発音した気がしない、というのも思い込みです。

誰でも「自分の感覚」と「実際の聴こえ方」にはギャップがあるものです。ぜひトレーナーに聴いてもらい、喉に当てない歌い方に切り替えていってください。もっと息が流れるようになれば、発音だけでなく歌全体も歌いやすくなると思います。(♯α)

2020年5月28日 (木)

Q. 歌っていると、雑音が入ったように声が割れるのはどうしてでしょうか。

A.声帯に結節はポリープなど何も問題ないのに、歌っていると声が割れるという人がいらっしゃいます。最初はいい感じなのに、途中から割れだすというケースをよくみます。

そこにはいろいろな原因があるかとは思いますが、レッスンに来る前に声出しをしましたか。もしくは前日までにどのくらい練習をしましたか。声をしばらく出していないことであれば、声がお休みしてしまって、エンジンがかかりにくいということだと思います。

毎日少しでもいいので声を出す習慣がつくといいですね。しっかりした時間が取れなくても、ながら練習で、歩きながら、研究所に来る途中、レッスン直前などに、息を流しているだけでも違うと思います。

次にオーバーワークということが考えられます。一所懸命になりすぎるあまり、声帯に必要以上の息を当ててしまって声を割れさせているケースがあります。声を慣らすのに必要な息はそれほど強くありません。口から細く長く静かに息を吐く程度の量で充分なのです。レガートに、小さめの声でロングトーンから練習してみてください。

さらに、息を飲み込んで声を外に出そうという意識が足りないというケースもあります。喉の奥で筋肉が緊張していたりして、声を外に出そうにも、喉でホールドしている人がいます。

なるべく喉の緊張をとって、息を顔の外に吐くように心がけてください。これは意識すればするほど緊張してしまうということがあるので、リップロールや、何らかの運動メニュをしながら自分を解きほぐしていくと効果があると思います。(♯β)

2020年5月27日 (水)

Q. ホルモンの働きを教えてください。

A.ホルモンには、次のような働きがあります。

1.内分泌

2.体液(血液)を通じ分配

3.体にホルモンの受容体(レセプター)がある

4.遺伝子の動きを支配

5.自己分泌性(♯)

2020年5月26日 (火)

Q. ホルモンの役割は、何ですか。

A.30億年前、細菌は、光合成で太陽エネルギーとCO2から栄養と酸素をつくり出しました。この酸素を使い、ATPという炭素物質をつくる細菌、ミトコンドリアの先祖を経て真核細胞が生じたのです。

次に、5億4千年前のカンブリア紀、酸素が現在と同じ10%となり、多細胞生物が生まれました。その細胞の情報のやり取りをホルモンが行ったのです。

細胞全てにホルモンがあります。その役割は、生殖、成長、エネルギー代謝、恒常性維持などです。脳の視床下部が指令を出します。(♯)

2020年5月25日 (月)

Q. ホルモンに、効果はあるのですか。

A.CAM(補充代替医療Complementary and Alternative Medicine)、漢方、鍼灸、アーユルヴェーダ、アロマテラピー、ヨーガなどは、使い方によって、人や症状によっては、大きな効果が出ることがあります。これは、ホルモン分泌とも大きく関係しています。

ヒーリングでの7つのチャクラも、ホルモンの分泌腺に関係しているようです。

マラソンのランナーズハイは、脳がオピオイド(脳内麻薬物質)を出します。(♯)

2020年5月24日 (日)

Q. ホルモンは、皆同じ成分ですか。

A.ホルモンは、大きく分けて2つに分けられます。

アミノ酸でできたホルモンは、食べると消化されて効きません。

インスリンなどは注射して血液に混ぜます。これは酵素の働きを変えます。血中濃度が低く、効果が早く持続しないのです。

一方、コレステロールからつくられるステロイド関連のものは、食べても効きますので、飲み薬や塗り薬となります。これは、遺伝子に働きかけます。効果に時間がかかりますが、持続します。(♯)

2020年5月23日 (土)

Q. 声を支えるにはお腹を張っておけばいいのでしょうか。

A.体で声を支えなければひょろひょろとした音声になってしまいます。声を支えるためにお腹を張るというのは、間違ってはいないと思いますが、重要なのは横隔膜です。それもただ、力んで筋肉を固めたり、静止して張るだけではいけません。横隔膜は流動的に、フレキシブルに動くようになっていなければならないのです。

歌っている間も、張ったり、緩んだりを繰り返しているのが理想です。ただでさえ不随意筋の横隔膜を自由自在に動かすというのは、大変難しいことかと思います。しかし、それを自分の意志で動かせるようにしていくのがトレーニングなわけです。

ことさらに、ここ一番のパワフルな声を出さなければならないときに横隔膜が張り出すように使うのが理想的です。横隔膜は肋骨の下の内側についていますので、この部分を下げながら広げるというイメージです。日々の訓練がものをいいます。たゆまず訓練を続けていきましょう。(♯β)

2020年5月22日 (金)

Q. 声帯でしっかり音を出すにはどうすればいいのですか。

A.声帯がしっかり伸ばされて、息漏れのない状態で声が出ていると、ビッとした張りのある音になります。しかし、声帯でしっかり出そうとか、伸ばそうとか、息漏れをさせないようにしようと思っても、自分ではなかなかコントロールできるものではありません。

例えば、武道をやっている人が、「ハァーッ」と、とてもいい声を出しているのを聞いたことがあると思います。あれを再現しようとした時に、横隔膜は、両サイドに張られ少し下がりピンとした状態になり、同時に声帯に息が当たり、あのような声がでます。

歌で使うには、さらに声帯、感じにくい人は喉仏あたりで、はっきりと「あ!」と発音することです。これを、決して喉だけの作業にせず、あくまで横隔膜と連動して声を出すことが重要です。横隔膜と声を連動させていくのは時間がかかりますが、理想の音を常に頭に置いて練習してみましょう。(♯β)

2020年5月21日 (木)

Q. 音源を参考にする際の注意事項は何でしょうか。

A.ここ最近の傾向として、CDやダウンロードで曲を聞くことが多いと思いますが、ライブではない音源は当然のことながらエフェクト、修正、いろいろな機能が施されています。その結果、ありえないロングブレスが可能になったり、ささやき声のような小さい声でもあたかも会場の一番後ろの席まで聞こえるような音量の調整もされているなどということを踏まえて聞かなければなりません。

ライブ録音でしたら、違ってくるかとは思いますが、それでも後から映像や音声も加工は可能でしょう。そこを差し引いて聞く賢さが必要かもしれません。

例えば、映画のレミゼラブルの「夢破れて」と、ライブ録音の同曲を聞き比べてみるとその差は歴然かと思います。映画のようなささやき声、鳴き声交じりの音声では、舞台に乗せた時、まったく客席まで届かないでしょう。演技も同様です。映像用の表現で舞台に乗せた時に、まったく太刀打ちできないことに気づくと思います。

一番は生のマイクやPAを使わないアコ-ステッィクな演奏、次に映像でもライブ録音、特に一昔前の演奏などは参考になるかと思います。(♯β)

2020年5月20日 (水)

Q. ホルモンは、誰が発見したのですか。

A.高峰譲吉がアドレナリンを発見したのが1901年、これが第1号ホルモンです。日本人の偉業です。そこから20世紀に、ホルモンは100種類以上みつかっています。

主なものをあげると、1921年インスリン、1929年エストロゲン、1933年プロゲステロン、1936年テストステロン、1940年コルチゾール、1953年オキシトシン、1958年メラトニン、1959年副甲状腺ホルモン、特に、1971年から日本人による発見が続きます。(♯)

2020年5月19日 (火)

Q. ホルモンとホルモン焼きは、関係ありますか。

A.ホルモンといわれると、ホルモン焼きを連想するのが私たち凡人ですが、ホルモン焼きは、内臓(臓物)を焼くのです。肉(骨格筋)以外の部位ですから、皮膚や軟骨、胃、心臓、肝臓、腎臓などです。昔、捨てていたところです。

昭和初期には、ホルモンは内臓、血液に含まれている精力の元のようなイメージでした。ビタミンと並んで扱われ、その方が、本当の意味に合っていたともいえます。

(♯)

2020年5月18日 (月)

Q. ロキソニンは、よく処方されていますが、大丈夫なのですか。

. ロキソニンは、対処療法、炎症を抑え、痛み止めでよく出されます。しかし、炎症は、元々、風邪などを治すために起きる体の仕組みです。ロキソニンは、そのときの辛さを軽減するので、よく使われます。しかし、そのために症状が長引くこともあります。

つまり、早く治すわけではないのです。胃によくないし副作用もあります。私は、痛くないのに渡されたときは、少し様子をみて捨てていました。仕事など、ゆっくり体を休めなくて辛いときには仕方ないのですが、それ以外は、服用を抑える方がよいでしょう。(♯)

2020年5月17日 (日)

Q. 風邪に抗生物質は効きますか。

. 風邪は、栄養と休養で治すのが正攻法です。抗生物質をむやみに使わないことです。

抗生物質は、抗生剤、抗菌剤ということで、細菌に効きます。しかし、風邪は、ウイルスなので、効かないのです。つまり、処方しても仕方ないのです。

細菌にも感染していたり、二次感染予防ということがないわけではないのですが、患者の満足度や安心、薬に頼りたがるために使われているといった方がよいかも知れません。

風邪は、急性上気道炎です。インフルエンザやノロウイルスは、別の病気です。

急性喉頭蓋炎というのは、風邪と同じように発熱と喉の痛みがあります。これは、喉頭蓋が腫れ、窒息の危険もあるので、注意が必要です。(♯)

2020年5月16日 (土)

Q. 首に力が入ってなかなか抜けません。

A.本来は、お腹の底や体幹部分で声を支えていただくのが理想なのですが、体に頼らず、首で声を支えていたり、呼吸に伴ってこの部分が連動して力が入ってしまうようです。

まずはお腹の下のほうや体幹部分などの、本来頼りたい部分に意識を向ける必要があります。お腹をわざと凹ませたり動かしたりしながら息を吐いてみてください。

四つん這いでやるとよりお腹の動きがとらえやすいかもしれません。動かしているうちに、息を吸ったときにしっかりお腹を張り出し、下腹に頼って息を吐く、声を出すことができるようになると思います。

次に体幹部分では肋骨周りに意識を向けていきましょう。両手で自分の体側をガシっとつかんでみてください。息を吸ったときに手の中で体は広がり、息を吐くとしぼんでいくのがわかると思います。

声を支えるときには、息を吸って膨らんだ状態をなるべく維持します。拡張をキープしながら息を吐くようにしてみましょう。肋間筋、背筋、腹横筋などが働いて息を支えてくれると思います。(♯β)

2020年5月15日 (金)

Q. 好きな曲で、高音域も声は出る高さなのですが、気持ちが乗れていない感じがするのはどうしたらいいのかわかりません。

A.好きな曲なので、いろんな歌手(又は特定の好きな歌手)の歌い方を何度も聴いたり、ご自身でもたくさん歌ったりと、その曲とたっぷりと向き合ってきたと思います。もしリズムや音程、高音域も問題なく、技術的な部分が準備万端であれば、音楽的なことによりフォーカスして取り組んでみてください。

本来なら歌を歌うとき、技術的なこと・音楽的なこと(表現、思い、メンタルなど含む)、この二つは馬車が両輪で進むように同時進行で、またどちらも影響し合っています。言い換えれば、技術があっても思いがないと表現できない、思いがあっても技術がないと表現できない、ということです。

例えばですが、高音域の声も、ただ音程が届いているだけではなく、表現するにあたってはもっと息のスピードが必要かもしれません。そのあたりをぜひ研究してみてください。(♯α)

2020年5月14日 (木)

Q. バラードだと息が続かなくなるのはなぜでしょうか。

A.息が続かないときの理由は、フレーズの始めですでに息を消耗している(多く使っている)、または始めから息が流れていない(少ししか使っていない)、大きく分けてこの二つだと思います。どちらの場合であっても、各フレーズで安定した息を吐く(流す)状態にしてあげることが必要です。ですから、どちらも共通のトレーニング(詳細は割愛します)を行って大丈夫です。

バラードで息が続かないと感じるのは、ご自身のテンポ感がバラードに引っ張られて遅くなっているから、という理由が考えられます。バラードであっても、次の音へのアプローチや発音の準備などがゆっくりになるわけではありません。表現をつける・音楽的に歌うことはいったん横に置き、同じテンポの中で音程・リズム・発音をつける練習を、拍子をとりながら(メトロノームで)行ってみてください。それだけでもかなり体感が違ってくると思います。(♯α)

2020年5月13日 (水)

Q. モラトリアムとは何ですか。

A.モラトリアム(心理学者エリクソン)は、一人前の大人になるまでに猶予されている状態です。「モラトリアム人間」(小此木啓吾)がベストセラーとなり、このことばが一般化しました。(♯)

2020年5月12日 (火)

Q. よく使われている「とんでもありません」は、間違っているのですか。

A.「とんでもない」は、形容詞です。

×とんでもありません 

×とんでもございません 

○とんでもないことでございます

となります。(♯)

2020年5月11日 (月)

Q. 日本語が膠着語とは、どういうことですか。☆

A.日本語は膠着語ですが、これは、語の後に接辞がつきます。ほかに韓国語、トルコ語、モンゴル語などがあります。

中国語は派立語です。これは一語一語が独立していて、語の配列、組み合わせだけで意味を表します。

英語など印欧語は、屈折語といい、語が複雑な造形変化するものです。

抱合語は動詞にいろんな接辞語が語頭、語中、語尾につき、一語が文のような形態をとります。

合わせて4タイプあるわけです。

英語では順にisolating languageagglutinative languageinflectional languageincorporating language-となります。(♯)

2020年5月10日 (日)

Q. ニュースを読んでいます。トチリ防止は、どうしたらよいですか。

A.昔のニュースでの読み方が、○○、○○、○○○とブツブツ途切れるスタイルは、生で絶対に失敗が許されないので、とちらないためだったと聞いたことがあります。

つっかかったり、かみそうになっても、これだとフォローできて、ごまかしやすいですね。(♯)

2020年5月 9日 (土)

Q. 歌の人や楽器の人と演奏するときに、自覚はないのですが、いつもテンポが遅いと指摘されてしまいます。何か改善する方法はありますか。

A.気になるのは、遅れているという自覚がないことです。まずは、拍を取ったりメトロノームを使うなりして、テンポに遅れていることを自覚することです。そこに気づけば、無意識のままよりもはるかに改善が早まります。テンポ感を調整する方法として「すべての音をスタッカートで歌う」という練習があります。自由な時間を与えず、強制的に声を長く伸ばせない環境にします。スタッカートのその瞬間に音を捉え、しかも歌詞を発音するのは一見して無理そうに感じられるのですが、やってみるとできるものです。

すると、自由な時間がないため今までテンポを遅らせていたこと(リズムがあまい、発音が間に合っていない、口を開けるのが遅いなど)が出てこなくなります。スタッカートで歌えるようになった後でようやくレガートに戻したとき、遅れるどころか以前よりも時間的ゆとりを感じながら歌い進める感覚がくるはずです。(♯α)

2020年5月 8日 (金)

Q. よい姿勢で歌いたいのですが、猫背なので胸を広げるように意識していますが、それで合っていますか。

A.猫背は背中が丸まって胸が狭くなるので、歌うには不利な姿勢です。よい姿勢を探求しているのは素晴らしいことですが、胸が狭くなるのなら意識して胸を広げよう、というほど単純なことではありません。

本来は必要でない動きを加えながら歌うことになるので、身体の他の部位がその不自然な体勢へのバランスをとろうとし、その部位のバランスをまた他の部位が…と身体全体がアンバランスになりかねません。

実際に胸を広げた体勢を見てみると、真っすぐのつもりでも、立ち姿が後ろに傾いてしまっているのです。さらに度を増して応援団長のような体勢になってしまうと、大きい声は出せてもpmpの声やデクレッシェンドなどは全く支えることができなくなります。

本当は整体やストレッチをするなどして猫背を改善するのが一番かと思いますが、どちらにしても自主的に胸を広げる動作はすぐにやめて、時間がかかっても本来の身体の支えを身につけていくことです。そうすることで必ず今より歌いやすくなるはずです。(♯α)

2020年5月 7日 (木)

Q. 母音が基礎であることはわかっていますが、シンプルな発音になるほどに力みが入ってしまいます。

A.そのように感じる原因のひとつは、息が流れていない(母音だけになると息が停滞する)からだと思います。息の流れに声が乗って出ていきますが、息が進みにくい状態だと人は無意識的に「声が出にくい」と感じて強めに出そうとしてしまう(喉を押してしまう)ので、結果として「力んでしまう」と感じるのです。

シンプルな発音になるほど力むというのは、その通りなのです。子音が多くなるほど発音が忙しくなる、複雑になると、一見見えますが、本来は子音が息の流れを促したり、歌いやすさを助ける役割を担ってくれることが多々あります。

そのため母音単体だけにとらわれずに、息の流れを促す「無声子音」をつけて練習することをお勧めします。例えば子音Hをつけて「Ha」にするだけで、喉に当てることをすぐに回避できます。また「Sa」や「Fa」で子音をしっかり発音することで一音目の安定した歌い出しの練習、身体の踏ん張りを入れてから発声する練習を安全に行うことができます。(♯α)

2020年5月 6日 (水)

Q. 英米の英語の違いを知りたいです。

A. アメリカでは、rを発音するがイギリスではしない。Hardcarなど。

ou(coat、bowなど)アメリカではオウ、イギリスではアウ。

o(hot、stopなど)アメリカではア、イギリスではオに近い。(♯)

 

2020年5月 5日 (火)

Q. 笑いとNK細胞の関係を教えてください。

A.笑うのは、胸郭の動きにもとてもよいです。笑うと免疫のストレス耐性が上がるし、血糖値上昇を抑制するし、NK細胞を正常値にします。よいことだらけです。(♯)

2020年5月 4日 (月)

Q. 食後の腹痛は、なぜ起こるのでしょうか。

A.運動すると、交感神経優位となります。すると運動のために骨格筋へ優先して血流が供給されます。その結果、消化器官の働きがよくなくなるのです。消化は、副交感神経優位です。(♯)

2020年5月 3日 (日)

Q. 右重心とは何ですか。

A.右の横隔膜の方が大きく強く働きます。呼吸は、左右均等ではありません。肺は右の方が大きいのです。右に偏ると右に重心が寄ります。右足で支えることになるわけです。(♯)

 

2020年5月 2日 (土)

Q.よい姿勢とはどんな姿勢ですか。

A.とても難しい問題です。答えは人それぞれというのが一番ベストと思います。

基本的には背中を丸めず、前を向き、しっかり両足で重心を感じるなどだと思います。現実には、テレビで歌っている歌手の中には背中も丸まり、下を向き、そんな歌手もたくさん見るわけです。そのすべてがダメとは言えないのです。

呼吸だけを考えれば、少し背中を丸めたほうがお腹が膨らみやすいということもあります。

前を向こうと頑張りすぎて、逆に顎が上がってきてしまう人もいます。

極端に姿勢が悪い人は別ですが、これが正しいというものはなく、自分の体を知り、いろいろ試して、一番声が出しやすい自分らしい姿勢を探すのがよいと思います。

その際に、体幹ということを意識するようにしています。自然に立ち上がった時に手がズボンの縫い目のあたりにあると体感が強いというのを聞いたことがあります。

歌の時にも、手が前にある時は猫背状態になっている場合があります。やはり、体幹を鍛えることで姿勢の改善、そして発声の改善につながっていくと思います。背伸びや、片足立ちバランスなどで体幹を鍛えて

自然な姿勢を見つけられるとよいと思います。(♭Ц)

2020年5月 1日 (金)

Q.声に説得力がないといわれます。

A.昔はテレビなどで歌う歌手たちも、マイクがなくても十分耐えうるくらいの声でパフォーマンスしていたように感じます。まさに主張のある、存在感のある、一声で人を納得させ感動させるというクオリティーの声だったと思います。NHKのテレビに普通にミルバなどのカンツォーネ歌手が出ていました。

しかし最近はこのような声を、うるさいとか主張が強すぎる、ミュージカルにはいいけどポップス歌手としてはそこまで必要ないというような傾向があるように思います。果たして声の魅力を磨き人前に立とうと思ったときにそれでいいのか疑問です。

生のお客様は正直で、心や体でダイレクトに受け取った感動は、拍手や歓声という反応ですぐに返ってくるものです。声に説得力を持たせるには、声自身の力を付けなければなりません。それには話し声としての地声の強さをつけ、そしてその声を歌唱にも用いてください。低音の響きを体に付けて、高音も中音もそこから派生させた音であると、音に厚みが出て、説得力も増していくと思います。体の支えも必要になってくると思います。(♯β)

2020年4月30日 (木)

Q.声を支えるコツを知りたいです。

A.声を支えるには呼吸のコントロールをする必要があります。手っ取り早くそれを感じるには、息を吸って止めてみることです。息を止めた状態ですと、肋間筋、腹筋、背筋など肺の周りの筋肉を使った状態をキープすることができ、それが歌を歌うときの声の支えに似た状態を作ることができます。

しかし、歌を歌っているときはわずかながらでも、息は吐きだされているわけですから、広がった胸郭は収縮していきます。そこに抵抗して、肺の周りが拡張している状態を維持します。息を吸ったら横隔膜が押し広げられた状態になります。胸を下方向に下げ、無呼吸状態のような体の張りを維持します。胸郭を手でつかんで、肋骨がしぼまないように維持します。

細く長く息を吐くトレーニングを行ってみましょう。目安としては、胴体にタオルを巻いて鏡を見て息を吐いたときに自分の胸郭周りが収縮していかないか目視するといいでしょう。(♯β)

2020年4月29日 (水)

Q. 胸の反りはよくないのでしょうか。

A.肋骨が上がってしまって動かないで、横隔膜が緊張しているのも、男性に多いです。(欧米人にも多いです。)

一方、位置としては正しいのに、動かすための筋力が足らないためのトラブルは女性に多いです。

横隔膜が大腰筋と共に腰椎を前に引っ張り、骨盤が前傾するので腰が反るのです。これでは、しゃがめません。そのままでは、踵が上がり胸が反るのでわかります。(♯)

2020年4月28日 (火)

Q. 息を吐けないといわれた男性ですが、どうすればよいのですか。☆

A. 男性には、横隔膜が緊張して腰椎が安定しないまま、肋骨の下部が横隔膜を横に引っ張り、それは吸気筋としての働きゆえに吸気の状態が続いてしまいます。つまり、それで吐きにくくなっている人が、けっこういます。

横隔膜の動きは、肋骨の下部の横や前への広がりと連動しているからです。(♯)

2020年4月27日 (月)

Q. 息を深く吸えないのは女性が多いそうですが、どうしてでしょうか。☆

A.筋力低下や腹部の緊張で、浅い呼吸となり、横隔膜を使う腹式呼吸が充分できないのは、女性に多いです。深く吸い込めずにいるからです。そのための肩こりも多いですね。(♯)

2020年4月26日 (日)

Q. 首筋は立てないようにとは、どうしてですか。☆

A.胸鎖乳突筋、いわゆる、首の筋ですが、これを呼吸時に使うと、首を楽にするために頭が前に出やすくなります。

1肋骨、第2肋骨から頸椎につながるのが斜角筋です。これは肋骨を上げて呼吸を助けるものですが、それをメインにしてしまうと肩が上がったままになります。

つまり、本来のメインで働くところがうまく働かないため、他の筋肉が代わりとなってしまい、姿勢や神経に不具合が生じるというわけです。(♯)

2020年4月25日 (土)

Q.レッスンを録音してみるように言われました。

A.録音は是非お勧めします。私自身も、自分がレッスンを受ける際は必ず録音させてもらいます。先生に言われたことがどういうことか、あとから反省材料になるというだけではなく、before afterではないですが、注意を受ける前の声が、どんな特徴があり何を指摘されているのか、それは先生が指摘する以上にどこに原因があるのかを探ります。

そして注意を受けた後の声がどう変わるか、まず自分の耳に覚えこませます。納得のいく時がほとんどですが、初めて受ける先生、外国人の先生の場合など、価値観があまりにも違いすぎて、先生の指摘が理解できないときもあります。

もう一つの利点は、そのレッスンを実際に自宅でもう一度追体験できるということです。私はレッスンの録音を聞きながら、途中止めたりして、指摘されたことを自分で再現しながら練習します。それを日々繰り返すと、まるでレッスンを毎日受けているような積み重ねができると思うのです。(♯β)

2020年4月24日 (金)

Q.高い音で、体が固まってしまいます。

A.高い音を歌うときに、音に合わせて自分の意識や体の感覚も上の方に上がってくる人がいます。私自身も、そのような身体感覚があり、そのせいで音にかなり制約を与えていたことに気づきました。

音が高いと気を負ってしまい、ここ一番頑張らなきゃというプレッシャーや気合、そして物理的に頭の上の方に音を狙おうとするがために、肩が上がり胸が上がり横隔膜が上がり、体を固くしてしまった結果、音は出にくくなります。それでも声を出さなきゃならないとなると、力で押してしまうという負のスパイラスに陥ってしまいます。

逆に、体をリラックスして、高い音であっても体を下方向に意識してリラックスしておく必要があるのです。その結果、喉の周りも柔らかく保たれ、声帯はいいパフォーマンスをすることができます、横隔膜もストンと下がりやすくなるので、声はより充実した音が出せます。

ですから、高い音といえども音の高さに騙されずに、自分の中心をしっかり保って、そこにステイしたまま歌うことが基本になると思います。(♯β)

2020年4月23日 (木)

Q.力が入りやすいのですがどうすればいいのでしょうか。

A.歌うときの原則として、口を開ける、喉の奥を開ける、口蓋を上げるなどがありますが、これだけでも、首や喉や下あごに力が入るなど、さまざまな症状が現れます。

力が入りやすい人にお勧めするのは、力みやすいポイントをもみほぐして、リラックスさせながら声を出すということです。例えば首の前側に力が入りやすい場合には、そこをもみほぐしながら「ハー」と今にも歌えそうなぐらいの息を出していきます。脱力していても声は出せるのだということを自分の体に覚えこませます。

いくら脱力が大事だといっても、それだけではいい声は出てきません。同時には発声に必要な体幹部の内側の筋肉を鍛えて声を出すときの支えになるようにしていきます。下腹、腹巻上の筋肉を動かしたり負荷をかけたりしながら呼吸をしていきます。(♯β)

2020年4月22日 (水)

Q. 筋肉の血流とは、どのようなものですか。☆

A.筋肉が緊張するのは動くのに必要ですが、そのままでは、こりや痛みになります。肩や首のこりは、そのためです。関節を動かすのをストップしたままだからです。

筋肉の血流は、緊張すれば筋肉から押し出され、弛緩すれば筋肉に引き込まれます。その血流が少なくなると不具合が生じます。声帯にも、それは通じます。

肩呼吸といってもよい浅い呼吸では、肩や首は疲れてしまいますね。その動きが楽にできるように姿勢も崩れ、くせがついてしまうのです。頭が前に、首がつっぱり、猫背になるということです。(♯)

2020年4月21日 (火)

Q. お腹まわりのことを知りたいです。

A.息を吸うと横隔膜は緊張して筋肉を収縮させます。そのお椀型の天井が下がるわけです。それで肺の中の圧力が下がり、空気が入ってくる仕組みです。つまり、そこではお腹まわりが緩まないと入りにくいのです。

お腹は、空気が入って動くのではなく、内臓が前後、左右に動いて膨らむのです。

肺や心臓は、肋骨で囲まれていますが、横隔膜から下は腹壁で囲まれているだけです。骨もないから内臓が動きやすいのです。それは、腹式呼吸のためなのでしょう。でも、充分に使えている人は少ないのです。(♯)

2020年4月20日 (月)

Q. ぽっこりお腹を引っ込めたいです。☆

A. モデルのお腹は引っ込んでいますが、声のためには、すこしぽっこりしているのがよいと思います。最近では、長生きも、メタボでないことより、ぽっこりお腹がよいと言われています。内臓脂肪や皮下脂肪のつきすぎは健康上、よくありませんが、痩せすぎでもよくありません。

お腹がシックスパックのマッチョやイケメンも、スタイルがよくお腹を出しているモデル体型の子も、声からみると、あまり感心できません。お腹を出して冷やすのは、体の健康のためにもよくありません。へこますのではなく、膨らませて使うものだからです。(♯)

2020年4月19日 (日)

Q. 胸を張ることのデメリットを教えてください。☆

A.「気をつけ」と胸を張る姿勢は、発声によくないと言われます。

胸を張ると肩甲骨が背の方に近づきます。すると腰が反って胸が前に出てしまいます。これでは肋骨が持ち上がってしまいます。

大胸筋を張ると体を大きく見せられます。日本人に合わないスーツなどを格好よく着こなすにはよいでしょう。しかし、発声は、息でコントロールするのですから、肋骨が上がる動きは逆です。下げるときにスムーズにいかなければ、まずいのです。

腹式呼吸には胸まわりの緊張はよくありません。腹式呼吸とは、吸気で、横と前、下に広がった肋骨が、呼気で緩み、胸郭がやや沈んでコントロールできるのです。

ですから、「胸を張るのがよい」とするのなら、胸を前に出すのではなく、顎を引いて胸の位置をキープすることです。肩も力を抜きます。(♯)

2020年4月18日 (土)

Q.歌の本番前はどれくらい練習するものでしょうか。

A.これに関しては、人それぞれで、明確にこれぐらいの練習は言えません。練習をやり過ぎるのもいけない、ということも断言できます。

歌は日々の積み重ねの練習が本番に出るのであって、直前にたくさんやったとしても比例して本番に反映する、というわけでは決してありません。練習をやり過ぎ、喉が疲労し、本番が本調子ではなくなるということになりかねません。

少なくとも本番前日は、喉が疲れるほどには練習しないこと、リハーサルで声を使った場合は練習時間を(少なめに)調整することが賢明です。本番当日も、直前の練習で決して喉を疲れさせないことです。

焦る気持ちがついやり過ぎてしまうものですが、いきなり声を出さないように。よく身体をほぐしエンジンをかけてからウォーミングアップを始めると断然に効率がよくなり、練習の時間が短縮されます。(♯α)

2020年4月17日 (金)

Q.発声をするときのメニュは、その人の求めるジャンルによって変えるのですか。

A.発声の基礎的な部分のトレーニングは、どのジャンルであっても、それぞれの場で同じ基礎が役立つという捉え方をしています。ライブや舞台、朗読や講演など、活躍する場は違っていても「本番前にこれをやると調子がいい」と好んで取り入れている方法は割と共通しています。声を出すにあたり「身体が楽器」であるのはみな同じなので、身体を整える方法が共通するのも当然ではあります。

ですので、ジャンルによってメニュを変えるというわけではありません。メニュはその人のジャンルではなく、その人の声・身体と向き合い、目下その人に適しているメニュでレッスンします。(そのときの状態やいま必要なことに応じてメニュを変えることはあります。)楽器である「身体」をよりうまく、よりしっかりと使っていけば、どのジャンルであってもパフォーマンスは向上します。(♯α)

2020年4月16日 (木)

Q.喉の調子がよくないときや体にひどく疲労を感じるときは、どのような練習をしたらいいでしょうか。

A.どちらの状態にしても練習をお休みした方がよいと思います。どんなときでも練習をすれば身になる、ということでは決してありません。喉が好調ではない中で練習をしたら、喉に負担をかけるでしょう。

疲労を感じながらの練習も、納得のいく状態には持っていけず余計に身体を疲労させ、普段よりも声の出にくさを感じて精神的にも落ち込みかねません。

歌い手にとっては身体が楽器であり、生身の人間である以上、体調や気候に影響を受けることは避けられません。逆に言えば、常に絶好調である歌い手はいないのです。プロの歌手たちは、自分の身体(の感覚)に向き合いながら、常に絶好調ではなく、いかなるときも常に一定以上の調子を保てるように努めているのです。今後はぜひ、自分の今の状態をちゃんと把握し「練習をしない」という選択があるのは当然のことと捉えてください。(♯α)

2020年4月15日 (水)

Q. 胸椎を動かす(フォワードヘッド)とは何でしょうか。

A.年をとると、頭が前に出てしまう姿勢になりがちです。100歳のときの日野原先生もそうでした。これはフォワードヘッドというのですが、ストレートネックの方がよく使われています。

うつぶせになると息が吸えず、顎が上がります。そこでは、胸椎が働くかどうかが大きく関係してきます。顎は引くことです。

上を向くのに首の後ろの筋肉だけを使う人が多いのですが、胸椎が中心に反ると体で支えられます。頸椎や腰椎の負担を減らせます。それで首の痛み、肩こり、腰痛などを防ぐこともできます。

重い頭を胴体の上にきちんと乗せることです。そうでないと、二足歩行でのデメリットをストレートに被ることになります。(♯)

2020年4月14日 (火)

Q. 深い呼吸を失うのはなぜでしょうか。

A.そのまえに私たちは成長するにつれ、赤ちゃんのときの深い呼吸を失ってしまうのは、なぜでしょう。ストレスや感情で、交感神経優位になり、呼吸が浅くなることからでしょうか。

不快な状況、危険な状況では、人は息をひそめます。ラッシュのなかでは深い呼吸などできませんね。内臓疾患もあるし、ダイエットやベルトの絞めすぎもあるかもしれません。運動不足も筋力低下も、間違った運動やトレーニングもその原因となります。

呼吸をしっかりと伴わせないトレーニングは、その代表例です。さらに、間違ったとしか言いようのない呼吸法や発声法もあります。

呼吸そのものは、必ず身体の動きに結びついているのです。しかし、そういうことをしっかりと身をもって理解している人はあまりいません。少しずつ学んでいきます。(♯)

2020年4月13日 (月)

Q. 声のチェックは、どういうものですか。

A.声を出すのは、喉とそれにかかわる筋肉、そして、呼吸に関わる筋肉です。しかし、これらは、脳が神経を通じて送った指令で動くわけです。

筋肉は、筋繊維の収縮ですが、そのスイッチはONOFFで、電気信号です。とても多くのスイッチがあるから微妙な動きが調整できるのです。しかし、それを使うためには相当のキャリアがいるものです。(♯)

2020年4月12日 (日)

Q. 練習の糧はどのぐらい必要ですか。

A.練習をどのようにすればよいのか、その日の、必要性や体調に応じて、どのメニュをどのくらいするのか、どこでやめるのかは学んで経験して知っていくことです。

そのためには、一定の量を毎日行って、結果を知っていく期間が必要です。ですから、毎日、コツコツと続けることが重要なのです。

できたら410年、最低でも23年は要します。この継続での蓄積がない人では、本当は話にもならないのです。そこで、それを補うために、こうして理屈をつけています。(♯)

2020年4月11日 (土)

Q.普段から聞き返されることが多いのですが、改善するために何から手を打てばいいのかわかりません。

A.トレーニングの方法はいくらでもあります。必ずこの順番でやるように!という決まりもないので、「やれることから始める」でいいと思います。

近道なのは「息」を整えることです。聞き返されてしまう理由は、声が小さい、滑舌が悪い、がほとんどだと思いますが、このどちらも「息」が流れるようになることでよい方に変化していきます。なぜなら、声は息の流れに乗って外に出ていくからです。

もし息が停滞していれば出ていく声は小さいですが、しっかり流れている息にはちゃんと声が乗ります。(むしろ、しっかり流れている息に小さい声を乗せる方が難しいです。)滑舌も、息が停滞した不利な状況よりも、しっかり息が流れているときの方が発音しやすくなるのは明白です。他のどんなトレーニングをするときも「息が流れている」人の方が改善しやすいと言えます。「息」を整えることは「声」にとって一見遠回りのように見えて、実は近道なのです。(♯α)

2020年4月10日 (金)

Q.音符をブツギレにしないよう注意を受けます。

.楽譜を見ると、特に日本語の歌は8分音符の羅列で書かれているため、どうしても一音符一音節のリズムでブツギレになってしまうのが否めないと思います。「この道はいつか来た道」が「こ・の・み・ち・は・・・」と一つ一つの音符がまるで同じ価値で、同じ拍感を持っているかのように歌ってしまっては曲の美しさを表現することができません。なるべく音節をつなげるように歌ってみてください。「こーのーみーちーはー」というイメージで、前の音符が次の音符にかかっていくように歌いましょう。そしてこの音符と音符の間の「ー」の部分をどのように持っていくか、その運び方で曲の情緒が変わります。単にまっすぐ伸ばすのでなく、少し膨らませたり、ディミニエンドしながら減衰させたりすることで、表情をつけることが可能になります。音符と音符をなるべくレガートにそして神経を注いでつないでみてください。(♯β)

2020年4月 9日 (木)

Q.マスケラに当てるというのはということでしょうか。どのようなメリットがあるのでしょうか。

.よく、オペラ歌手がレッスンの中でこのような表現を用いて発声のテクニックを教えることがあります。マスケラとはイタリア語で仮面という意味で、イタリア人の先生は顔の表面に声を当てるように指導します。頬骨、おでこあたりを目安に考えてください。目の付近を意識してもいと思います。

このように顔の前面に声を集めて当てる意識を強めると、声の方向性がつき、喉元で声をとどめたり抑えつけたりしないので、声の疲労度が弱まります。もし喉で押して歌っているように感じる方にはお勧めです。また、なるべく口をすぼめて、唇をとんがらせて声の焦点をさらに顔の外に作ってみましょう。唇の先端に多少力が加わるかもしれません。トランペットのベルの役割を唇が果たしてくれるので、声の響きをより前に飛ばすことが可能になります。(♯β)

2020年4月 8日 (水)

Q. 緊張を解く方法を教えてください。

A.身体を感覚で捉えて、その調子を保てるようにフィードバックしていく、それは、意識的にも無意識的にも行われています。

「緊張するところで緊張を解く」というのは、初級のマニュアルです。上級となると、「どんな緊張状態でも、そのままに無意識の動きで身体が理想的に動いて結果を出す」のです。それを目指して意識的にトレーニングする。そのやり方とチェックをレッスンで行うのです。

どのように身体に理想的な動きを覚えさせるのかが、本来、もっとも大切なことです。

ところが、現状では、器用にくせをつけるノウハウがまかり通っています。

すぐに楽に対応して結果が出ることを求める人ばかりだからです。それは、長い眼でみると、よくないことです。いつまでも声が大して変わらないことでわかっていけばよいのですが…。(♯)

2020年4月 7日 (火)

Q. 支えとイメージの関係はどのようなものですか。

A.自由に動かすには、どこかに支え、動かない点があって安定します。声をひびかすにも「声の芯」がいるとか、そのなかに「一本の線」とか「縦の線」とかをイメージさせます。それは私のとっている方法です。

「どこか一点に集中しなさい」とか「声を集めなさい、あてなさい」というのも同じです。あいまいにコントロールはできないので、トレーナーは、似たような指示を出すのです。(♯)

2020年4月 6日 (月)

Q. 赤ちゃんのまねはよいのでしょうか。

A.発声もまた、その基本となると赤ちゃんの動きから説明するとわかりやすくなります。全てをまねるのがよいわけではありませんが、その動きを取り入れる教え方もあります。

よくあるのは、腹式呼吸を赤ちゃんに見習うという類です。四つん這い、ハイハイ、スクワットなども、そのまま体幹の安定の運動に使えます。(♯)

2020年4月 5日 (日)

Q. 声のくせのリスクとは、どのようなものですか。

A.くせというのは、一度、身につくと直しにくいものです。まず気づかないし指摘されてもやりたくてそうしているのではないからです。そうしたくなくてもそうなっているのは、他にやりようがなかったりするわけです。

それに何より、当人には、その方が楽で慣れていてやりやすいのです。まして、そこに個性や価値が認められてしまったらどうなるのでしょう。そこには、声特有の評価のあいまいさもあります。

アニメ声、かすれ声なども、その一つとなっています。

より高い目標や安定した持続性、つまり、体の方から発声の原理からの完璧、完全が求められないなら、変わる必要も感じないでしょう。それを求められる人や求める人は数少ないのです。しかし、そうしたくせ声が、後で限界や破綻の原因となっていくのです。(♯)

2020年4月 4日 (土)

Q.口蓋に当てるとはどういうことでしょうか。

.声帯で作られた振動は、口蓋に当たり、口腔内に共鳴を作ります。口蓋に当てる意識で歌ったり発声したりすると、音はよりクリアになり、母音が明確になるというメリットがあります。口蓋のみならず鼻のつけ根の方や、目のあたりも意識すると声のポジションを高く意識できます。

口蓋で当たった音が、頭蓋骨の方に振動して、響きをより豊かにするということもあります。口蓋を意識するには、まず上げて張っておくことが重要です。あくびの要領で息を吸うと、しぜんに口蓋が持ち上がります。

わかりにくい人は、指を入れてみましょう。前の方の固い部分を硬口蓋、奥の柔らかい部分を軟口蓋(風邪をひいたときに張れていたくなる部分)といいます。引っ張り上げるようにしておきましょう。(♯β)

2020年4月 3日 (金)

Q.高い音を押したり、突き上げるようにしないと出ないのですがどうすればよいのでしょうか。

.歌を習い始めて最初のころによく見られる傾向です。高い音を歌おうとして、強い音でなら歌えるが柔らかい声色や小さい音では歌えないという人がいます。本当にはじめのうちは、出ないよりはいいので、一所懸命出すのはいいのですが、喉で押したり突き上げたりしないと歌えないとならないよう気をつけましょう。体の内側の筋肉をつけて高音を支えられるに値する、歌のための筋肉をつけていきましょう。 

喉の周りの力は抜いて、お腹を動かしたり、張ったり、体幹を使って歌えるようにトレーニングしてください。口蓋を上げることも重要ですし、胸郭を広げ続ける意識も有効かと思います。

次第に筋肉がついてくると、押さなければ歌えなかったようなフレーズも体で支えられて、歌えるようになってくると思います。人によって習熟度や進歩の度合いは異なりますが、筋肉をつけていくことなので、数か月、一年単位で考えるといいと思います。焦って急ぐのが一番よくありません。一度ついた癖をとるのは大変です。

(♯β)

2020年4月 2日 (木)

Q.歌うときに無意識に瞬きをたくさんしてしまうのですが、よくないのでしょうか。

.瞬きは、しぜんにする行為ですが、歌うときになると普段以上にたくさんするということは、「歌う」ことに何かが影響を受けて「瞬きが増える」という現象を起こしている、と捉えられます。

例えば、人の癖として何かを考えるときに目が斜め上を見ながら話す人がいるように、歌うときも音程やリズムをとる、歌詞を発音するなどのことに意識が集中するために斜め上を見ながら歌う人をよく見かけます。特に暗譜で歌うところを試みるときなどに。瞬きが増えてしまうのも、似ていてその人の癖のひとつのように思います。それが歌によいかよくないかは断言しにくいですが、瞬きが増えない方が歌いやすくなることは確かです。「瞬きゼロ」のつもりで歌ってもらうと大抵の人が新鮮な感覚、今までとは違う歌い心地を得られています。無意識の癖も、ひとたび意識化に置けば少しずつ減っていきます。(♯α)

2020年4月 1日 (水)

Q. 手先だけ使うのはよくないのですか。

A.赤ちゃんなら、何かを取るときに肩甲骨を回旋させてから腕を伸ばしてつかみます。

しかし、私たちは、ともすれば肩甲骨などを動かさずに腕と手先だけで取ります。それは、肩の腱板が肩甲骨にあたって炎症を起こすリスクがあります(インピンジメント症候群)

大人になって無駄と思われる動きをショートカットしてしまう、これを器用な人ほどしてしまいがちです。その結果、学んだことが身にならず、喉を痛めたり伸び悩んだりしてしまうわけです。

特に40代以降、歳を経るに従って、その無理のつけが回ってくるのです。一度、原初の動きに戻って、体の動きを理解しておくことです。(♯)

2020年3月31日 (火)

Q. 肋骨と横隔膜は、どのようなつながりがありますか。

A.息を吐くと肋骨が下がるのですが、お腹は持ち上がります。肋骨の上(1~5)は、上下と前後に、下(6~第10)は、上下と左右に動きます。

呼吸を通してリラックスを保ち、心身をコントロールしていきましょう。内臓も動くので、脂肪も燃焼します。

横隔膜が弛緩すると、筋繊維が伸びます。肺の下の横隔膜の動きで肺の空気はしぜんと押し出されます。その結果、息が吐き出されることになるのです。

横隔膜の動きを抑えると自律神経が乱れやすくなります。腰をベルトなどで固く締めるのはよくありません。(♯)

2020年3月30日 (月)

Q. よい呼吸について知りたいです。

A.呼吸がよいとは、横隔膜が充分に使えることです。それによって身体の軸が安定し、声もコントロールできます。

声を出しながらのエクササイズもよいでしょう。身体が緩められるし安定します。

動きのリズムに呼吸を合わせるのではなく、合ってしまうようになることです。このときに、動きが速くならないようにしましょう。呼吸が浅くなり上がってしまったら、もう台無しなのです。(♯)

2020年3月29日 (日)

Q. 呼吸と間合いの関係を知りたいです。

A.呼吸が深くなると、ゆっくりになり、感情や思考が深まります。そうした呼吸が適切な間を作るのです。しぜんな間合いをとれるようになることが理想です。

息を吸うとき、動きや反応は鈍くなります。吸気は、素早く、ふしぜんでないように行わなくてはなりません。

声を出すときは、息を吐いています。剣豪も気合とともに打ち込むわけです。

息を吐いた後の一瞬の間に心身統一をし、無となりましょう。(♯)

«Q.発声では大きい声を出そうと思って頑張っていますが、どれくらい大きい声を出したらいいのですか。