Q.レッスンを単価で比べるのはどうでしょうか。
A.どのレッスンでも同じ内容ということはないのに、単価だけで決めるのはおかしなことでしょう。
しかし、現実として、今の社会では、時間単価で、同一トレーナーなら同額というのが、フェアなこととして求められています(多い回数での割引は納得しやすいようですが)。
どのように考えるかは、レッスンのよし悪しを何をもって測るかによります。
A.どのレッスンでも同じ内容ということはないのに、単価だけで決めるのはおかしなことでしょう。
しかし、現実として、今の社会では、時間単価で、同一トレーナーなら同額というのが、フェアなこととして求められています(多い回数での割引は納得しやすいようですが)。
どのように考えるかは、レッスンのよし悪しを何をもって測るかによります。
A.回数が多く、時間をかけた分、見返りが大きいということは確かにあります。
A.自分によかったとしても、よいというのは何がよいのかを考えてみましょう。早いのか簡単なのか安いのか、即効的なのか長く使えるのかなど、さまざまです。
そういう判断を的確にするために、日頃から考えておくことです。いろんな人や情報に接して多角的なものの見方を学んでおきましょう。判断力を磨いておくことが肝要です。
A.発声の基礎的な部分のトレーニングは、どのジャンルであっても、それぞれの場で同じ基礎が役立つという捉え方をしています。ライブや舞台、朗読や講演など、活躍する場は違っていても「本番前にこれをやると調子がいい」と好んで取り入れている方法は割と共通しています。声を出すにあたり「身体が楽器」であるのはみな同じなので、身体を整える方法が共通するのも当然ではあります。
ですので、ジャンルによってメニュを変えるというわけではありません。メニュはその人のジャンルではなく、その人の声・身体と向き合い、目下その人に適しているメニュでレッスンします。(そのときの状態やいま必要なことに応じてメニュを変えることはあります。)楽器である「身体」をよりうまく、よりしっかりと使っていけば、どのジャンルであってもパフォーマンスは向上します。(♯α)
A.男女に関わらず、実際に変わる可能性のあるところを中心に行います。ただ、男性の胸声について理解が足らないトレーナーもいるでしょう。
A.後に回してもよいです。質疑応答は、下手に答えるよりは、後で正しく返答する方がよいでしょう。自分の話に責任をもつために答えるのだから、返答できなければ情報不足や用意不足をお詫びして、「しっかりと調べてお返事します」という対応でよい。誠実さが何より大切です。
ただし、常識的なことを知らないのなら、勉強のし直しです。もとより、そんな疑問が出てくるような話を入れないように気をつけるべきなのです。特にテーマから逸れたことでのしゃべりすぎには気をつけることです。(Э)
A.体や発声にだけ忠実な、ヴォイトレの延長上のヴォーカルや欧米の歌唱にまったくもって忠実なヴォーカルは、私のところにもかなり優秀なレベルでいました。そういう人は、ヴォイトレをやりたい人のなかでは、あこがれや目標でした。ただ、うまいと思っても、それ以上に惹きつけられませんでした。ヴォイトレをしているメンバーのなかで、評判がよくなってしまうのです。このような身内、その世界の中での評価に左右されない自分をもつことが、もっとも難しい障害かも知れません。多くの若い才能はそこからダメになっていくのです。
習う人は、自分が上達したいがために時間やお金を使っています。日本の家元制は、それで支えられてきました。もちろん宗家に天才的な人が続くこともありました。私は、身内で純粋な客でない人はカウントするなと言ってきました。客が客を呼んでこそプロだからです。そういう親しい客は、新たな客を妨げかねません。知人であることを突き放しての評価は、日本人にはけっこう難しいのです。そこに何よりも気をつけなくてはなりません。(♭)
A.先生や師匠の前座にもメリットとデメリットがあります。師の威厳や作風の傘の中でやるということは、おのずと客が師に似たものを求めるわけですから、本人も知らずと師に似ていくことを上達と思うということです。日本の多くの学ばせ方は、向こうのものやトップを真似させることですから、尚さら、可能性がなくなります。体、生き方、性格など一人ひとり違うのを無視し、一律にする全体主義的な風潮のなかでは、個性や可能性は欠点にして排除されるのです。
・向こうのようなことがやりたい舶来主義
・視界効果(ビジュアルや動き)に頼り、耳を無視する
・やり方をつくり やり方を継承する風潮
・他人と違うことをやり、同じものはいやだと思わない考え(♭)
A.ヴォイストレーニングについては、考え方もやり方も狙いも、指導しているトレーナーの出自や専門もそれぞれに違います。劇団などでは大声トレーニングをせりふで言うことから声を鍛え、アナウンサーやナレーターの学校では、発音・滑舌トレーニングから、声というより言葉の使い方を学んでいくことが多いようです。(♭)
A.どうしても積み上げ式で10、20、30…50、80パーセントとしてしまいがちなことです。しかし、計算で進めていくのではブレイクスルーできないのです。(♭)
00.同問異答(20人のヴォイストレーナーと専門家の回答) 01.姿勢 02.呼吸 03.発声 04.発音/言葉 05.声域/声区 06.声量/フレージング 07.共鳴/ミックスヴォイス 08.リズム/リズム感 09.音程/音感/聴音 10.歌唱とステージング 11.トレーニング/日常の練習 12.表現/オリジナリティ 13.知識/医学/科学など 14.メンタルヘルス 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 16.一般/会話/話し方など 17.喉、身体 、生理学 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.他のスクール、トレーナーのレッス ン 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]