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ヴォイトレレッスンの日々

26.研究所のレッスン

2022年5月20日 (金)

Q.なぜ、他のヴォイトレと違うのですか。★

A.その一つは、会ってきた人があまりに多く、タイプも多様だったことによります。Q&Aでも、他では20くらいのものが、ここのは一万個以上、公開してきたわけです。

 他のヴォイストレーニングは、せりふや歌をみます。私は声をみます。声の理論やメニュもたくさん知っていますが、それよりも、その人を動かしているものや、その人のなろうとしているものをみます。

 ですから、そこがはっきりしていない人は、訳がわからないと思うか、一緒にはっきりさせていこうとするかに分かれます。トレーニングというなら、その人が今どこにいてどうするのかでなく、ずっと先にどうなるかです。

そういうことで老若男女、キャリアを問うてはいません。また、声を仕事とする専門家以外の声についても、広汎に興味があり、研究してきました。歌や劇のように形づくられたものから声をみるのでなく、声からの生成、プロセスまで遡ってみています。

2022年5月11日 (水)

Q.目標を達成できないので、レッスンを受けたいです。☆

A.目標は、自分の延長上にあれば、時間が解決してくれます。そこまで生きられるかどうかです。レッスンは、その時間を縮めてくれるでしょう。

 しかし、目標が延長上にないときにワープしなくてはなりません。それを達成できるようなレッスンは少ないものです。レッスンは、今の延長上を早く進むというのと、ワープするきっかけをもたらすようなセッティングになっていることの二つ、そこが私の考えるレッスンの真価です。

 でも、レッスンをする人もレッスンを受ける人も、大抵、そんなことを考えていないのです。だからこそ、本人のスタンスを定め、それに応じられるような体制づくりが必要なのです。

2022年4月27日 (水)

Q.なぜ、いろんなメニュが、トレーナーやトレーニングによって違うのですか。

A.ありとあらゆるメニュがあり、その多くのパターンや目的、処方を私は知っています。しかし、その多くは日常の健康改善に役立つ、その結果、声もよくなるというくらいのものです。間違いとはいえないが、メニュや方法として、特別といえるようなものでないのです。

 メニュからトレーナーのタイプ、得意不得意や経歴もわかります。それに対して、あなたが自分自身のものとして、つくっていかなくてはいけないのです。問題は、メニュを与えるのでなく、その使い方、つくり方を必要に応じて与え、本人が使えるようにしているのかでしょう。

Q.最初に理論ありきですか。

A.いえ、実践あり、です。理はみえてくるものです。革新的なもの、つまり、新しいものやこれまでにないものであれば、周りから否定されるのが当然です。そういう状況において、叩かれ、潰されることのないように、実践を通じて効果をあげるのに理論立てをしていかなくてはいけないのです。独りよがりか、そうでないかは、そこに一流の人が育っているのか、それは一流のトレーナーとの切磋琢磨がなされているのかです。

2022年4月25日 (月)

Q.「レッスン感想」の活用は☆☆

A.私は、研究所のなかの「レッスンの感想」は本人とトレーナーだけでなく、他の学んでいる人の大きなヒントになると思って公にしています。感想で参考となるのは厳しい意見、反応です。

 うまくいかなかったりクレームだったり、不信を生じたときのデータ、トレーナーの見解の差異についてのことが、もっともよい検証材料となります。並べただけでは、何ら発展性はありません。

その人の最初の声と比べ、トレーナーの差異がどういうことかを比べ、本人とトレーナーと私とのなかで目的とプロセスを明らかにします。レッスンが順調にいっている人には、その必要はないようにみえますが、気をつけてみています。

 

Q.「体験談」は、どう活用しているのですか。☆☆

A.体験談、効果談は、生徒さんの感想です。それを読んで、トレーナーは、その意味するところを徹底して検証しなくてはいけないと思います。生徒さんが満足しても、トレーナーは常にもっとよい可能性、よりよく、より早くできないのか、できなかったのかを考えることです。レポートには本音でなく、気遣って褒めてくださるような生徒もいるからです。

 全てのレッスンを記録するのは当然のことです。そういうプロセスの記録がしっかりしていないのでは、実践として組み込むのは避けるべきです。

Q.一般の人にも、プロのヴォーカリストと同じメニュを使っているのですか。☆☆

A.ヴォイトレのメニュもいろいろとあります。やり方やメニュでみるのでなく、レベルや目的に対してマッチしているかどうかです。設定、セッティングがもっとも大切です。

 私はプロのJポップス歌手に、同じようなJポップスの歌をあまり歌わせません。歌う練習にはなるし、歌詞は覚えますが、歌えてしまう声はすでにもっているので、声のトレーニングになりません。そのレベルの声をもっているからプロなのです。

でも、そういう人でもオペラのサビになると5秒ももちません。オペラを歌う必要はなくても声のパフォーマンスとして地力を上げるなら、その刺激で負荷を与えます。

つまり、常に明確なギャップを与え、みえるようにして、そこを埋めていくことこそがヴォイトレなのです。今の感覚、身体にどのように対して、その適応能力を引き出していくのかがトレーニングで問われているのです。

2022年2月24日 (木)

Q.吃音は、身体障害なのですか。

A.吃音は、発達障害者支援法(2005年)の対象であり「精神障害者 保健福祉手帳」を申請できます。WHOでも吃音症として疾病分類(ICD-10)に入っています。

私たちのところでは、音楽面(歌唱、声楽)、呼吸法からの改善を実施しています

リラックスや脱力だけでは限界があるのと実践的ではないこともあるからです。

2022年1月30日 (日)

Q.レッスンは、科学的に行われているのですか。

A.科学的とは、科学とは違いますし、それらしくということでは却ってよくないことも多くあります。その上で、現場を預かるものとして、それを肯定的に使っている例として答えると、ここは複数の人に複数のトレーナーをつけています。そのことによって、実験的に実証的に行っていることは科学的といえると思うのです(「科学的」については、「論点」で多く取り上げています)。

Q.トレーニングは、本を読みながら進める方がよいのですか。

A.自らの身体で実証していくのですから、現場で事実として起こったことや感じたことを元にすることです。本などを読んだり、レポートを書いたりするのは、その後でよいと思います。

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