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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

26.研究所のレッスン

2017年5月21日 (日)

Q.声以外に何をみていますか。

A.フレーズのトレーニングで、その人の声からオリジナリティをみつつ、声にまだ力がなくとも曲全体から何か心に引っかかるところがないのかとみます。(♭)

Q.悪いところだけ、すぐ直してもらえますか。

A.そのときに悪いところを注意して、直して、その場しのぎでカバーしただけです。それに気づかずカバーもしていない人にそのことだけ教えては、却ってその人のためになりません。それをカバーしただけの歌で終わってしまうからです。

悪いところなど放っておいて、まずは、よいところ、武器になるところを見つけなくてはならないのです。それがすぐにパッと出てくることは、そうありません。長い時間がかかることもあれば、そう思っていたものが違う場合もあります。もちろん、それが目当てなら、細かく指導します。

トレーニングやレッスンによって、何もしていない人に勝ることはできますが、そうしてきた人に対抗できる力をつけるのは、並大抵のことではないのです。(♭)

2017年5月19日 (金)

Q.レッスンでの可能性と限界について知りたいです。

A.何らかの欠点や限界があったとき、対処の仕方は二通りです。一つは、諦めること。これは悪いことではありません。うまくいかないところを表に出さないように、きちんとカバーするのであり、どんなプロもやっていることです。

もう一つは、それを克服すること。できないかもしれませんが、試みることは大切です。試みてできなければ、また考えればよいというのが、レッスンのスタンスです。(♭)

Q.トレーナーは歌をどう判断するのですか。

A.私はできる範囲でDVDやCDを預かります。何とかよいところをみつけます。頑張っている人なら、まずは認め、勇気づけたいからです。レッスンをする人には、悪いところも言いますが、レッスンによって改善できる可能性をみてはじめて何かを言うのです。悪く思われたくないから何か言おうとか誉めようとは思いません。(♭)

2017年4月18日 (火)

Q.ヴォイストレーニングの位置づけとは、どんなものですか。☆

A.私が考えるには、トレーニングというのですから、体や感覚から変わるものでありたい、一方、そういうことに対するトレーニングであればすぐに役立つものであるはずがないのです。絶え間ない継続により、技術を支える体の条件が変わって、ようやくあるとき、1つ次元が上がるのです。そして、その繰り返しの中でようやく今までと違う感覚、体で違う声が出てくるのです。(♭)

2017年4月17日 (月)

Q.すべての人の声が同じようによくなるのですか。

A.すべての人に対して、同じようにならないとよくないとはいいません。人によって、学び方も気づき方も、体ものども違います。トレーニングへの集中度、トレーニングの時間や期間、性格も年齢も違います。とても比較はしにくいのです。こと、声に関しては一律に一定の効果が出るものではありません。スタートラインもエンドラインも不明確だからです。こんなやっかいな習い事は他にはありません。10年学んでも、少し器用な素人に勝てない人もたくさんいます。誰でも声には24時間関わって生きているわけですから、本人のイメージで大きく方向や結果(効果)、判断が違ってしまうのです。(♭)

2017年4月 3日 (月)

Q.声を変えると作風も変わりませんか。☆

A.ときにプロのアーティストのイメージに、その声づくりがそぐわないときもありますし、アーティストと考え方が相反することもあります。しかし、作品としてのイメージと体(のどの器質)からの可能性は、限界をも知って行なうべきです。音響技術でカバー(あるいは、ごまかす)すればよいということにはなりません。アレンジやリヴァーブの効果に安易に頼るから、将来性まで損なわれるのです。(♭)

2017年4月 2日 (日)

Q.歌唱と声づくり(発声)でのトレーナーの判断と、反することがあるのですか。

A.自分へアドバイスする人、たとえば、トレーナーが言っていることで迷うとしたら、それはとても大切なポイントです。しかし、トレーナーの指導の必要のある問題は、大きな問題であるほどすぐに解決しようとすべきことでない(そもそもできない)ことを知っていれば、あせる必要はありません。レッスンとは、解決するのでなく、問いを求めにくるものです。次の2つを分けておくと混同しなくてよいでしょう。

せりふ、歌唱へのアドバイス ― 声の使い方~状態づくり

声づくりのトレーニング ― 声の育て方、鍛え方~条件づくり(♭)

Q.歌唱指導とヴォイトレの違いとは。

A.歌唱指導では、よほどすぐれた歌い手以外は、全体のバランスをとり、演奏のラインからはみ出すことを防ぐことが優先されます。聴き手が下手だと感じる要素があれば、隠さなくてはなりません。きちんと構成し、聴かせどころを強調し、曲の輪郭をハッキリさせ、表現らしさを引き立たせます。加えて、今はステージ表現としての音響や視覚効果を考慮することも不可欠です。

それに対して、本当の基礎のヴォイストレーニングでは、根本的な声の改革を求められます。1~2割の改善では、大して変わりません。しかし、ほとんど即効的に、表向きをよくするだけのことがヴォイストレーニングと思われているのは残念なことです。(♭)

Q.歌唱と声づくりとの二つの違いは何ですか。

A.目的とするものが異なっていますから、場合によっては対立するものです。

私はプロの歌唱、ステージのアドバイスからこの仕事を始めたから、とてもよくわかるのです。当日、もしくは1週間くらいで本番を迎える歌手に、根本からの発声トレーニングを行なうことは、リスクが大きすぎます。シーズン中にバッティングフォームの改良をするようなものです。せいぜいできることは、姿勢、呼吸の補完やイメージ、意識、共鳴の集約、声の統一でしょうか。(♭)

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00.研究所の複数トレーナーへの共通Q&A(同問異答) | 01.姿勢 166問~ | 02.呼吸 370問~ | 03.発声 748問~ | 04.発音/言葉 268問~ | 05.声域/声区 207問~ | 06.声量/フレージング 108問~ | 07.共鳴/ミックスヴォイス 126問~ | 08.リズム/リズム感 159問~ | 09.音程/音感/聴音 125問~ | 10.歌唱とステージング 240問~ | 11.トレーニング/日常の練習 913問~ | 12.表現/オリジナリティ 283問~ | 13.知識/医学/科学など 463問~ | 14.メンタルヘルス 88問~ | 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 109問~ | 16.一般/会話/話し方など 146問~ | 17.歌、歌い手 | 18.トレーナーについて | 19.ヴォイストレーニングの考え方 | 20.このQ&Aブログについて | 23.一般的なレッスン、トレーナー、スクールなど | 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー | 26.研究所のレッスン | 27.レッスン受講について | 28.福島英 | 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド | 31.体と息のメニュ | 32.発声、声量のメニュ | 33.発音、ことばのメニュ | 34.共鳴、声域のメニュ | 35.せりふ、感情表現のメニュ | 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ | 37.ビジネス、話し方のメニュ | 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ | 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] | 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]