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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

27.レッスン受講について

2017年5月29日 (月)

Q.スクールやカラオケのヴォイトレのトレーナーとの違いとは。

A.私は私の見解を肯定するためでなく、他の専門家の意見や考えをできる限り、受け入れて参考にしようとしています。

私にはセカンドオピニオン、またはサードオピニオンの見方を知ることを、他のトレーナーの大半はそれに対し、自分と相手とのレッスンだけですから、それだけに死角があるということです。他のトレーナーのトレーニングを比べることで、初めて日本人や日本の文化と国際レベルでの、声との比較や対立点を明らかにすることになるのです。

そういうヴォイトレは、

1.一般向き、とっかかりとしてわかりやすい

2.そこからの深みがない

3.声楽や発声への誤解や短絡的な批判が目立つ

 3.については、日本の声楽家も実績を残せていない分、自虐的に、そう把握されてしまうのもやむないレベルと認めざるを得ない現状もあるという言及があり、私としては興味深いものでした。自分を主体とし、原点として捉えなくては、こういう議論は机上のものとなります。だからこそ、トレーナー自身の声はどうなのかということに切り込めるからです。その見本としての声の力がもっとも本質的なこととなるからです。

 それにしても、日本のトレーナーの声というのは、どうしてこうも力がないのでしょうか。また、そういうことさえ思わない人がほとんどであるなら、何を使っても、効果などないでしょう。一声聞いて、効果などさしてあり得ないと直感できないのでしょうか。(♭)

2017年5月19日 (金)

Q.レッスンで関わらない人に対して、コメントをいただけるのですか。

A.私はいろんな批評を求められても、レッスンでの先の可能性のないことについては言いません。どんな作品でもよいところはあるし、よいと思う人もいるし、そういう人とやっていればよいからです。私がアドバイスすると、私の立場からの基準を投影してしまうことになります。プロの歌手で、それを求めるというのなら、そういうアドバイスもよいでしょうが、トレーナーですから、よりよくなる可能性からみるわけです。(♭)

2017年5月 8日 (月)

Q.体や息や声も徹底してたトレーニングをするのですか。

A.直接の目的は、パワフルで耐久力のある声をつくることです。真の目的は、すぐれたアートを生むために必要なハイレベルの、繊細でていねいな、声を完璧に扱える技術を身につけることです。そうでなければ、腹式呼吸も、発声トレーニングも不要になります。詩と曲を作れば、誰でもすぐに歌える時代ですから。

その人の日常の呼吸、声が表現に使えるレベルにならなくてはなりません。カメラやマイク、音響技術の発達において、顔や声の力の不足が補われるようになったというのは、一対多に向けて大きなパワーを必要としていた個人の力が、いろんな技術を使うことで、一対一のレベルでも、伝わるようになってきたということです。

私はトレーニングでは、パワーアップを計ることを目指しています。1オクターブ半で、3分間(正味1オクターブ1分間)の歌をもたせる最低条件だからです。もう一つは、オリジナル性に裏打ちされた芸術性の獲得のためです。(このために、確実な再現のための耐性が必要です)(♭)

Q.プロを目指すわけでないのですが、対応できますか。

A.目標を高く掲げないと、歌や声というのは、迷ってしまうものです。今のあなたでも、見せ方を工夫したり、つくり込みをしたら、プロの声や歌にみせることもできます。技術(音響、照明、装飾)の発達こそが、声の地力を奪ったといえるのです。(へたな人ほど、ましに聞こえてしまうカラオケを思い出してみてください)(♭)

2017年4月23日 (日)

Q.ミュージカル俳優が、レッスンによくいらしているというのはなぜ。

A.ベテラン勢は、かつての教え方が若い人に通じなくなったことや、演目にアフリカンリズムなど、これまでの日本の声楽の発声では似つかわしくないものが増えたため、さらに出演者に「声」においても、役者的な要素やより求められるようになったからのようです。(♭)

Q.ミュージカルには声楽が有利ですか。

A.日本には、声楽の基準に基づいた声をありがたがる傾向があります。ミュージカルで出来不出来や、他人との比較が容易なのは、「日本の声楽」という共通の土俵があるからです。私が「日本の・・・」とつけるときは、世界標準というものがあるとしたら、それとは少し異なるということです。日本人の場合は、ほんの少数をのぞき、個性的とはいえず、ややステレオタイプ、多くの人に思い浮かべるクラシック歌手のイメージです。本来はそのように、それっぽいふしぜんな声ではないのですが。このタイプは、ミュージカルにおいて、貴族役などには合います。「オペラ座の怪人」e.t.c...。(♭)

2016年9月21日 (水)

Q.なぜ、グループレッスンをしていないのですか。

A.私はグループレッスンを中心に徹底して行っていました。時代の変化とともに、15年で見切りをつけました。トレーナーの一言のメッセージが、周辺の雑音に消されるくらいなら、トレーナーとマンツーマンで学ばせたほうが、ストレートによいものを学べるからです。現実には、グループは、プロや異なる世代、異なる目的の人たちに対応するのに向いていないということがあります。一方で、私もグループでのノウハウをアレンジして、より効果的に個人に活かせるだけのものを充分に得られたからです。私やトレーナーのとっての経験値ということです。(♭)

2016年9月14日 (水)

Q.グループレッスンの利点は、何でしょうか。

A.他人の声の成長プロセスと、他人への注意(直され方)から、客観的に学べることです。勉強熱心かつ、自ら学ぶ意欲に旺盛で、テンションの高い人たちが集まっているという条件を満たせるところなら最高ですが、そういうところはほとんどありません。ヴォイトレでは、皆が平均して伸びるように、リラックス中心に短期の目標で行われているからです。(♭)

2016年9月 7日 (水)

Q.どのスクールに行けばよいですか。

A.どこに行くかよりも、誰につくかを考えるべきだと思います。大学でも、会社でも、自分が学べる分野、そこに誰かがいるから行くというようにすべきです。有名人や偉い人がたくさんいるからといって、そこがあなたにプラスになるとは限りません。漠然とスクールに3年行くよりも、学べる人たちのいるところを探すのに3年かけた方がよいくらいです。(♭)

2016年6月22日 (水)

Q.誰に学べばよいか、何を学べばよいかわからない。

A.一言で言えませんが、そういう人がとても多いようで、よく相談におみえになります。多くのトレーナーと長年やってきた実績を信じていただけるのはありがたいことですが、実際の日本のトレーニング事情は、まだまだかなり低レベルでの過渡期(ならよいのですが)といわざるを得ません。

ヴォイストレーニングの現状は、お互いにトレーナーがそれぞれに、他のトレーナーに合わなくてやめた人を引き受け、その中途半端な状態の声を再び、一からやり直しているのが実情です。そのような状況から早く脱し、学術的な研究や検証も加えて、世界に通じるレベルにしていきたいものです。

こういうときは、考えても仕方ありません。ともかくも、学び始めると、学んでいく中で適任者や目的をわかっていくと思います。(♭)

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