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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

29.ブレスヴォイストレーニングメソッド

2017年6月12日 (月)

Q.研究所では、本に書いていることより、レッスンでトレーナーにいわれることを優先してくださいと言っています。

A.私のレッスンでも同じです。

 なぜなら、本は一般的に述べたもの、しかも以前に印刷したもの、レッスンは個人別に対して、今みているのですから、「どちらが」と迷うことさえおかしいのです。もちろん本の内容に照らして、疑問があれば説明いたします。(♭)

2017年6月 1日 (木)

Q.発音をもう一度固めたい。

A.私のところでは、過度に発音、滑舌を重視していません。発声から考えると発音は後の位置づけです。それでも、実践的に考えるのなら、口をはっきり開けた方がビジュアルの助けも加わり、新人としては早く通用します。大学生でTVに出る女子アナなどが、その例です。そこから2、30年たつと、アナウンサーでも残っているのは、個性豊かな声となった人だけです。口もほとんど動かさなくても明瞭な発音になっています。母音は口形でなく、口内でつくられるからです。

ですから、新人社員をセールスや接客での即戦力とするには、滑舌練習からのアナウンストレーニングをするのが手っ取り早いのです。「話すため」の技術向上になります。すると声はほとんど変わらないか、人によっては浅くなります。日本人の社会風土や日本語の性質(高低アクセント、高出し)がそれに拍車をかけます。高く浅い方が、新入りとしては受けがよいからです。個性や独自の説得力や表現力はむしろ、ここでその方向性を奪われるのです。それを評価しない日本の社会の問題も大きいです。(♭)

Q.一流へのプロセスとは。

A.早く楽に簡単に人並みにできる、あるいは人よりも少し上達できるというのと、遅く楽でなくとも苦労しつつも、明らかに常人とは違うレベルにできるというのは、結果からみてのことですが、方向性も順番ややり方も全く違うことが少なくないのです。

目標があいまい、つまりレベルが低いときには、表面的な効果やコストパフォーマンスを求めることとなりがちです(プロでも、感覚やイメージ、条件が伴わないときは、そうなります。その違いが声において厳密わかる人は日本ではほとんどいないのかもしれません。これが海外との音声力との差の原因です)。

芸の世界は、人並みの80パーセントまでは、20の努力でできますが、残り20パーセントを詰めるのに、80の努力を要します。さらに、それ以上になるためには、今度は労力でなく、無限の力を問われる世界へ挑むことになります。

要は、4、5年で人並みかそれ以上になれたとして、その80パーセントの上に、20パーセントがそのままのっかればよいのですが、必ずしもそういかないことが多いのです。

声や歌については、この80パーセントは、プロやうまい人の真似に準じることが多いから、なおさら困難です。「80パーセントでの限界」というものにあたりかねないのです。つまり、これはデビューはできた、人前でできた、CD出したで終わってしまうレベルです。1015年続いているのをプロというなら、まだアマチュアに毛が生えたくらいなのです。(才能、素質のある人なら最短1年半くらいで到達できます)

むしろ、100パーセント以上の世界をつくることが念頭にあれば、80パーセントは目指さず、あとで100以上にいける基礎の20パーセントをしっかりと創りあげることが大切です。(♭)

2017年5月30日 (火)

Q.1つフレーズで、なぜ声の力がわかるのですか。

A.例えば、いくつかのフレーズを1015秒(歌のフレーズでもよい)を2、3回見せていただければわかります。そこにどういう条件があるのかを述べますと、

1.今ここで、声で示すことに日頃の充分な準備ができていること、つまり、そういう体と感覚を獲得して維持していること

2.相手の要望に応じて、今ここで自分の持つ声を調整、応用してもっとも期待するものに近いもの、それ以上のものを出せること

もし1回目うまくいかなくても、2、3回で修正してよりよく出せること。また1~3回でうまくいかなくても、本人がそれを自覚し、その原因や解決法を知っており、次の機会までには完全に解決できること。解決できない場合はそれがどうしてか、そうであればどのようにすればよいのかがわかること。このあたりで、どのくらいの声の力のある人かがわかります。

そこには、次のような基本を支えるさらなる基本の力が必要です。

1.フィジカル  体力 筋力 瞬発力

2.メンタル  精神力 モチベーション

3.イメージ力と判断力

4.実行力(実現力)

5.フィードバック力  反省し、誤差を把握して修正する力

これらの厳密性において、区別されるのです。(♭)

2017年5月29日 (月)

Q.ヴォイストレーナーの死角とは。

A.トレーニングというのは、もともとふしぜんに無理なことを行うことです。同じ日本人でも20年生きて、歌い手や役者に耐えうる声を育ちの中で得てきている人と、全く使わずにきて、トレーニングが必要な人がいるのです。なかには、声を出すのに、大きく出す、長く出すまでに、のどそのものを鍛えなくてはならない人までいます。

ここが音声ですぐれた国のトレーナーや歌手、日本でも小さい頃から声を使ってきて、すでに声の鍛錬が日常での育ちに入っている人にはわからないところなのです。

これもトレーニングで鍛えて壊したり、悪化させた後に、頭声での共鳴をつかんだ人には、それまでの過去(のどや胸声のトレーニング)を全否定してしまいがちな人が多い理由なのです。こういう人は、結果として、無駄と思えるプロセスに長い時間をかけて、私の理屈通りに実践していながら、それを否定して、他人に教えるときは頭声の発声だけにしたり、呼吸法トレやヴォイトレはさせず、しぜんに調整だけにしていく方針をとりがちです。日本の業界には、特に多いです。海外の方法などを学ぶと、さらにその傾向を強めます。結果、その人ほどにも声の出る人を一人も育てられない結果になっていることが多いです。

ジラーレ、アクートなどの声区での変化、融合、ミックスヴォイスについて、またファルセット、裏声、地声、頭声、胸声、ビブラートなど、個々に取り上げる必要のない問題についても、その理由についても、私の述べたプロセスから充分に説明できると思います。(♭)

2017年5月28日 (日)

Q.ブレスヴォイスの考え方の本質とは。

A.本当はありません。発声法(方法論)の正誤でなく、目的によるトレーニングの重点の違いにすぎないのです。どんな方法でも、どう使うかが大切だということです。

私は正誤の議論をしたいのではありません。日本の、特に浅い声の歌手、役者、トレーナーに対して、欧米を含め、世界中の民族の共通して持つ条件の欠如を指摘しています。芯のない声にひびきをつける(低音のない高音)のは、根のない茎のようなもので、大きな花はつけられないということです。生まれつきとか、のどが強いとか、鍛えられているからあのような凄い声が出るのでなく、育ちや日常レベルでのしぜんな鍛錬(というのは、年月が長いと無理しなくとも、必要条件が宿る)によるものなのです。そして、それこそが本当の意味での日本人に対してのヴォイトレの必要性です。つまり、本当の意味で欠けていることの補充です。(♭)

Q.一人ひとり違うのどがあるのでしょうか。

A.さらに、それぞれの育ちがあり、その上でもっともそれを活かせる使い方があるのです。次の4つを一緒くたにして考えるなというです。

1.自分ののどそのものの形態

2.自分ののどの育ち (のどのもつ条件、過去歴、鍛えられ度)

3.自分ののどの今の状態 (今の使われ度)

4.自分ののどの使い方

今のヴォイトレの大半は、このうち3と4が中心です。

ギターで例えると、1はギターの素材やつくりそのもの、2はつくられ方やなじみ方、3は弦の張り方や手入れ、4は演奏の仕方やその腕前となります。トレーニングは、将来に対して条件を変えていくことですから、4の前に3があり、これは最近の練習にあたります。高い声を出すと、高い声が出やすくなるとか、使い方に対応して、および3ヶ月から半年単位で、のどの筋肉のつき方も変わりますから、2にも関わっていきます。このあたりがレッスンや本のトレーニングでの位置づけで、ヴォイトレ1~2年の効果にあたります。ただし、日常の声まで、その条件を変えるなら、2(一部は1)に踏み込んで、3~5年が最低限ではないでしょうか。そのつど、4は調整しなくてはなりません。

 1,のど  

 2.のどの育ち、条件 

 3.のどの今の状態をよくする 

 4.のどの使い方  

このときに、声を補うのに一時、胸声を強化しようというのが、役者声、外国人声としてのレベル条件に日常声をするブレスヴォイストレーニングなのです。(♭)

Q.大声トレーニングは害ですか。

A.ほとんどのトレーナーが否定するようになったのは、大声トレーニングです。特に大声で高い声を出そうとすることです。のどで無理にそういう声をつくった人のなかには、ポリープになったり、声をこわした人もいます。あとで脱力したやり方を知って、自分は方法を間違えていたという人も多いのです。しかし、結果として、声を失ったままでなく、その人が声をそれなりにマスターできているのであれば、この無理、無駄なようなトレーニングが、実のところ、効いたのかもしれません。少なくとも、声を正しく使う前には、声を使う段階がいるのです。フルマラソンを走るまえに、ジョギングくらいの期間が必要なのはあたりまえでしょう。トレーナーとしては、大きく出すだけの大声は、非効率でリスクが大きいので、一般的には勧めません。少し走りすぎて痛めたから、やり方が間違っていたとして、やり方さえ正しければ、もっと楽に早くできたと思い込む人が多くて困ります。とにかくその人が今、よい声であるのなら、何らか役立ったのです。よい声でないのに、楽になったことだけでいいと思う人が多くて、これも困ります。本人が正しいといっても使えません。私は表現レベル、つまり心が息で伝わるものとして、声の話をしているのです。(♭)

2017年5月26日 (金)

Q.「のどを鍛える」ということとは。

A.低いところでは、のどの開きをキープするために、軟口蓋を感じる(Ga行)を私は使っています。(共通QAの「のど声」参照)尚、声帯を鍛えるという考えの人には、アナウンサー、役者、声楽家の一部(イタリア系)で、確かな音源として、息を強い声にしようとしている人もいます。確かにいくらひびかすにも、声になっていなければ仕方ないので、一理あると思います。(♭)

Q.胸声と頭声について、どう考えられますか。

 

A.胸声部の方も高いのと同じで、縦の線上でイメージしていきます。のどから下の方へ胸の真ん中あたりに出口を感じます。のどが離れにくいので、頭の方へのひびきを一度取り除くのもよいでしょう。首から上では音をとらないという感じにするのです。下の1オクターブ話声区と、そのさらに低いところ(歌では、あまり使いません)となります。

 

そこで得た胸声をキープしつつ、ハミングまでを通じて頭声へチェンジできると、多くの問題は解決します。つまり、ラインを2本キープしておき、縦の線をイメージして、共鳴はその線上で行き来しつつ、自由に扱えるようにするのです。

 

 

 

感覚では、裏声、頭声、胸声、の3区分です。のどははずします。

 

トレーニングの段階でいうと、上へ伸びるとともに下へ伸びるイメージです。

 

つまり、素人はのど、アマチュアは中音域、、プロは高音域、一流は低音域の完成となります。

 

イメージですから、リアルに実証はできませんが、体感として、縦に伸びる方向にしておけばよいのです。

 

ベルディング唱法は、高音でつまる人もいます。

 

初心者は、低音と高音を別々に意識して、そのうち結びつくと思えばよいのです。

 

芯=天井と思うのです。その中でどのような線を引くかが、発声(スクール)トレーニングです。体、声づくりとしては、きちんと埋め、そこを自由に扱えればよいのです。

 

私が日本人の歌手や多くの声楽家を批判しているのは、高音で勝負しようとしている人ばかりだからです。頭声と同じく胸声も、あてたり押しつけたりしても、かえってひびきを悪い意味で増幅させ、拡散してしまうだけです。

 

上(高い声)の線で下(低い声)の線との折り合いをつけるのは、民謡など邦楽でもよいといわれています。名人は、上だけのひびきだけの歌唱を批判しています。声区のチェンジがグラジュエーションのように、なめらかになるかは、のどを使うのでなく、上のときに下で支え、下のときにも上で感じていることが必要です。

 

 

 

日常の声は、日本人は中音域、 欧米人は高音域、 ロシア人あたりには低音域もいます。

 

ここから歌う声を、日本人は胸声の支え(戻れるところ、感覚=芯)をもたずに、頭で勝負しているのです。ボーイソプラノと似ています。また、のどをおして、ハスキーにしている人もいます。どちらも話しているときほどにも深い共鳴に落ちないのです。

 

なお、内股の緊張の感覚は、低い声よりも、高い声あたりの支えのときに生じます。正しく発声を学んでいると胸に集めた瞬間、頭のひびきが同時にとれる(あるいは、移行します)、これを私もベルカント(よい声の)唱法と考えています。(♭)

 

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