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ヴォイトレレッスンの日々

51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]

2014年11月17日 (月)

Q.いろんな発声方法を試すと、何でもやるようになって、何通りも複雑になっていくのですが。

Q.いろんな発声方法を試すと、何でもやるようになって、何通りも複雑になっていくのですが。

A.発声については、シンプルにしていくことが目的です。使いやすいものに絞り込んでいきましょう。いろんな展開は、あとで表現にそって考えましょう。

Q.長く時間をかけても人並みにならないのは。

 

A.判断基準が間違っていると、時間をかけるほど、間違ったほうへ固めていきます。正しいか間違いかは、初心者にはよくわからないものです。発声においては、まったく反対の判断をする人の方が多いほどです。つまり間違っている声と思う方が正しいことがよくあります。それを知っておくこと。まずはトレーナーのとる方針に素直に従いましょう。

 

 

 

Q.練習が積み重ねになっているのか不安です。

 

A.大局的にみると、12年でやめると無駄になることも、それ以上に時間をかけていくと、大体は、積み重なって力となっているものです。人よりも時間がかかっても、量はキャリアとなり、何らかのプラスにはなります。ただ、そこで得た価値が、歌やステージなどで評価されるものとは限らないこともあります。

 

Q.どうしても声量たっぷりに歌えません。

 

A.いろんな理由がありますが、ヴォイトレで声量を豊かにしましょう。歌に反映できないのは、音程やリズムや発音などにエネルギーがとられていることもあります。そのあたりを外してしまうことを気にせず、めちゃくちゃになっても思いっきり歌ってみるとよいでしょう。一時、優先順位を変えてみるのです。

 

 

 

Q.正しくヴォイトレができているか不安です。

 

A.不安や迷いのままで行うことがもっともよくありません。やるときは無心で疑わずに、どの方向も何かにはプラスになると思ってください。やり続けてから、先に進めたかを考えることです。誰でも完璧な方法やプロセスはありません。少しずつ近づけていけばよいのです。

 

 

 

Q.ヴォイトレが好きな方向にいっていません。

 

A.好き嫌いでやるのなら、やめるべきです。トレーニングは目的のためにやるのであり、好き嫌いで判断するべきでありません。

 

 

 

Q.発声がうまくいかず、一つのフレーズの途中でストップしてしまいます。

 

A.発声と判断ということは別です。同時に行うこと、まして中断するのはよくありません。歌なら、一曲、フレーズならブレスまでやり終えてから反省しましょう。

 

Q.うまくできないことで自分を責めてしまいます。

 

A.失敗にこだわり、責めることは、発声においてはマイナスです。気分転換しましょう。楽観的、かつ、自信をもって行うことが、うまくできるようになる最大のコツです。

 

Q.ステージで緊張したり上がってしまいます。

 

A.内面はどうあってもかまいません。日頃から他人の眼を意識して、堂々と威厳をもって立ち振る舞いましょう。

 

 

 

Q.勢いよくやりすぎたり、慎重にやりすぎたりして注意されます。

 

A.ちょうどよい具合というのは、やりすぎとやらなすぎの間にありますが、わからないときは、やりすぎて注意されてから抑えてやればよいのです。最初から注意されないようにやる必要はありません。正しい間違いがあるのでなく、程度問題ですから。人によって見方も判断も違います。(♯)

2014年11月11日 (火)

Q.ヴォイトレに求められるものは何でしょうか。

Q.ヴォイトレに求められるものは何でしょうか。

A.必要なものは、持続力です。それは30分、集中するというものだけではありません。声は時間をおく、待つことでしか、本当には身につかないものです。ときに一年分のレッスンを一ヶ月の集中トレーニングで身につけたいなどという方がいます。早く目的を遂げたいのは誰しも同じです。語学であればそれも効果的でしょう。しかし、発声においては、かなりの上級レベルの条件をすでに持っている人でなくては、それは不可能です。

急いで、早く結果を求め、目先の効果に捉われると、あとで伸びなくなってしまうのです。(その区別も一般の人にはわかりにくいため、声に即効性のあるものが、ヴォイストレーニングと思われていますが、本当は違うのです)

腕立てをしてすぐに、バッターボックスに入るバッターや、マウンドにあがるピッチャーはいませんね。その日に成果を出すのは、明らかに目指すべき目的が違うということです。一日トレーニングして、一日寝て、それで一枚の紙の厚さほど身につくと考えておいてください。

 

Q.状態をよくしたときの声を知るには。

A.レッスンやトレーニングでは、リラックスさせて、体からしぜんな声を出させるようにします。素人の場合、普段が声を出すのによくない状態(体、心、呼吸とも)に置かれているので、まず、心身から解放させなければ、大した効果が期待できないからです。これは、マイナスからゼロにもってくるためのレッスンです。そのために、自分の心身状態について知っていくことがとても大切です。そして、それぞれの状態において、どのようにもっともよい状態にするのかについても、学んでいきましょう。自ら状況を変える力をつけるのです。

 

Q.発声を固めるの意味は何でしょう。

 

A.「発声を固める」とは、声を固める、のどを固める、発声器官・機能を固める、声の使い方を固める、フォーム・体や考え方を固めるといったものがあります。「くせ声」といいます。

 

 

 

Q.基準は不変するのですか。

 

A.感覚や体が変わるのに、前と同じ基準でみてはいけません。

 

 

 

Q.生涯トップレベルで活動する一流のプロの条件は何ですか。

 

A.実力もありますが、壊れない、怪我をしない、休まないというタフさこそが、プロの条件なのです。

 

 

 

Q.レッスン以外に、必要なことは何でしょうか。

 

A.書き出してみましょう。(一例)

 

1.作品を形とする:ライブやCD、DVDなど・・・イメージを現象化する

 

2.表現を成り立たせる:「伝える」から「伝わる」に・・・デッサンの線がみえ、働きかける

 

3.対象とする相手を知る:集まる、欲する、買う・・・作品が焦点をもって働きかける

 

4.技術をもつ・・・声の表現力を支え、フォローする(再現性、耐久性)

 

5.演出をする・・・ステージパフォーマンス(強味を出し、弱点を出さない)

 

6.これらを支えるための協力者をつくる・・・プロデューサーやトレーナーのチーム

 

 

 

Q.よい声が安定しないのですが。

 

A.どんなにすぐれた声が使えても、2~3年でだめにしてしまったら、そこで終わりです。スポーツの一流選手が、プロであり続けるには、けがをしないことが絶対条件というのと同じです。どんなときも、素人の声レベルに落ちない、体や感覚の違いを持っているというのが、プロの条件なのです。トレーニングはそのように条件を変えるために行なうべきものです。

 

 

 

Q.トレーニングでの底上げのためには何をすべきですか。

 

A.真の目的は、ベターな状態に声を確実にそろえることで、次の次元に「オン」できる可能性を高めるということです。ここから楽な方向へ発声をもっていくケースもあれば、伝わる方向へもっていくケースもあります。さらに器を大きくするために、鍛えることもあります。楽に出せることは結果であり、プロセスとしては、必ずしも問えません。

 

 

Q.「プロ」ということばは、何をしめしますか。

 

A.「プロ」ということばに抵抗を感じる人もいらっしゃると思います。年配の方なら「いまさらプロなんて」と思う場合もあるでしょうし、副業として、ステージや舞台に立っているなら、「商業主義でやりたくない」などと言う人も少なくありません。

 

ただ、私が述べている「プロ」レベルとは、お金を得て声を使っている人を意味するのではありません。あくまで体の持つ条件(呼吸、感覚など)でのレベルのことです。そこでは、世の中でいわれているようなアマチュア、プロという区別とは違いません。求める程度の問題です。得たものをどのように使うかは自由です。よりよく使えるようにするまでがレッスンであり、トレーニングなのです。

 

 

 

Q.「プロ」ということばを用いて目標を高く掲げるのは、なぜですか。

A.目標を曖昧にしてレベルを低く設定すると、特に声に関しては、他の何にも増して成果もプロセスもわかりにくくなるからです。ファインプレーを見て初めてわかるのではなく、体つきだけを見てすぐれた選手だとわかるというような意味で、「プロレベル」つまり、「ハイレベル」に体や感覚を獲得していき、それを保つように、といっているのです。発声はスポーツでないので、ここで体というのは、その人の声(の音色)そのものでわかるという意味です。一流の役者が皆、腹から出ている声を持っているのと同じことです。声の発振体としての自分にとって最大限有利な条件をもつということです。(♭)

2014年11月10日 (月)

Q.脱力の問題について教えてください。

Q.脱力の問題について教えてください。

 

A.問題となるのは、脱力しようとして脱力できないからですね。力を入れて、抜いた方がうまくいくでしょう。これも、脱力しなくてはいけないから脱力のトレーニングがあるわけではないのです。力が入っているから力を抜くトレーニングをするのでもありません。声や歌によくないことが生じているから、力が入らないようにし、そのための脱力を必要としているので、最小限で行うだけでよいのです。

 

Q.リラックスの問題について教えてください。

 

A.多くのトレーニングではリラックス、脱力、緊張を緩めるなどが、ごちゃまぜになっています。それぞれに異なることです。最初は大まかなメニュで行なうもので、行わないよりはまし、ということでよいのです。問題は、そのままでずっと効果的な方法のように思われていることです。何ごとも心身の両方が関係しますが、トータルでみる、心と体と別々にアプローチするなど、少しずつ個別に丁寧に扱っていくようにするべきだと思います。

 

Q.ビブラートをかけるなと注意されました。

 A.そういう注意が示すのは、声の揺れの目立ちすぎということになります。あなたのイメージにおいて、まったくビブラートをかけないつもりでやって、ちょうどよいということなのかもしれません。要は、伸ばす音が不注意、乱れている、揺らいでいるなどということです。厳密にいうなら、悪いビブラート、つまり、ビブラートになっていないということなのです。トレーナーの使うイメージ言語は、このように曖昧なものです。ビブラートをかけないようにでなく、誰もそこに気づかないようになればよいのです。

Q.トレーニングの弊害って何ですか。

 

A.トレーニングそのものは、利も害もなく、それは使う人が感じることです。本人が感じるのですから、必ずしも客観的評価と一致しません。自分に役立つように使うのがトレーニングだと、私は思っていますから、弊害というのはありません。副作用とか、必要悪ということばを使っています。

 

Q.レッスンの弊害ってありますか。

 

A.トレーナーに頼り切って依存してしまうこと、一つのやり方や一つの判断がすべてだと思ってしまうこと、安心してしまい、悩んだり迷ったりしなくなること、考えなくなること、などです。

 

Q.姿勢はヴォイトレで大切ですか。どう直すのですか。

 A.姿勢とは、態度や意欲という心の面も現れてくるので、そこも大切なのですが、体のこととして述べます。私は、姿勢とフォームを分けて使っています。姿勢というのは姿と勢、静の形と動を合わせてもっています。立った姿、座った姿で、その形をみて直すべきことがすぐわかる人もいます。大体は、呼吸の深さや発声、歌という動きが入ったときの内部の動きをみます。その動きからみて、フォームと言っています。(rf)

 

Q.歌では、ヴォイトレの代わりにならないのですか。

 

A.ある程度はなりますが、けっこう偏向しています。歌を分解して、取りつきやすく、課題をわかりやすくシンプルにして、また、あらゆるパターンをそろえて、効率的に学ぼうとするのがヴォイトレのメニュです。歌のテンポやキィを変えたり、Aメロ、Bメロと分けたり、サビだけ練習するのもヴォイトレでしょう。歌だけでは一定のパターンだけになりやすいので、バランスよくたくさんのフレーズを使うとよいと思います。

 

Q.集中すると、包括的にものごとを捉えたり、他のことへの関心がおろそかになりませんか。

 

A.私の使う集中力というのは、リラックスしているなかでの、八方集中です。パイロットがたくさんの計器の中で異常なものがあったときにそこだけに目が行く、本屋で探したい本の背表紙がぱっと目に入るような、そういう集中をしてください。

 

Q.自分なりにいろんな発声のメニュで練習しています。どのようにチェックすればよいでしょう。

 A.いろんなメニュのそれぞれの役割は何でしょうか。その役割に応じてチェックをすることです。

Q.トレーナーの発声をまねしていくのが、ヴォイトレのレッスンですか。

A.私は、声そのものでなく、それを支えるものの一つとして感覚を学ぶようにと言っています。まねていくのは、トレーナーに限ったことではありません。勉強法の一つです。(♯)

2014年11月 4日 (火)

Q.ことばのチェックを教えてください。

Q.ことばのチェックを教えてください。

A.「ハイ」「ライ」「アイ」「エイ」「オイ」「オウ」と言ってチェックしてください。

□音が上に逃げていないか(頭部の響きだけにしていないか)

□音がしっかりと胸についているか

□上ずってしまっていないか

□語のひびきが均一か

□五母音とも、身体の使い方、息の使い方がそろっているか

□息が詰まっていないか、きちんと流れているか

□口の中が広くなったり、狭くなったりしていないか

□舌に力が入ったり盛り上がっていないか

□意識がお腹にあるか

□体が呼吸の準備をしてから声を発しているか

 

Q.母音「アエイオウ」のチェックを教えてください。

A.□「ア」 舌の力が抜けているか

□「エ」 口が狭すぎて「い」に近くなっていないか(そのときは唇を少し横にひく)

□「イ」 「え」とか「あ」に近くなっていないか

□「オ」 口の開きすぎで「あ」に近くなったり、唇を使いすぎて「う」に近くなっていないか

□「ウ」 「u」(ウムラウト)になっていないか

※「イ」がうまく出せるなら「アエイオウ」より、「イエアオウ」の方がよい。

 

Q.ことばの練習で注意することを知りたいです。

A.□口先でつくったり、のどが疲れやすくなっていないこと

□お腹から深い息を流して、そこでしっかりとことばを捉えて言うこと

□口先をあまり動かさずに、相手がはっきりと聞き取れるくらいに言い切れるようになること

□一つひとつのことばのフレーズがしっかりと言えていること

□決して急いでやらないこと 充分に間をとること

□うまくいかないときは、低めの声を使うこと

 

Q.日常の生活のなかで注意することを教えてください。

A.□腰まわりベルトなどをゆるめておく

□普段から多くの息を吐いたり吸ったりして、呼吸の器を大きく、関連する筋肉も鍛えておく

□常に身体を柔らかくしておくこと(柔軟運動をするとよい)

□胸を張って姿勢よく歩くこと

 

Q.頭声と胸声で使うとよい音はありますか。

A.頭声は、鼻音の両唇音m、歯茎音n、軟口蓋音の鼻濁音を使い、胸声は母音がのどをあけるため、軟口蓋音の破裂音gなどを使うとよいでしょう。(人や目的にもよりますが)

 

Q.声の調子によって行なうべきことメニュは違ってよいのですか。

A.発声は、体という楽器で行なうのですから、その楽器の音を出すところ(声帯とその周辺)の状態がよくなければ、よい練習にはなりません。最良の状態を知ることです。そして、これを踏まえて、トレーニングの基本的な考え方を理解していきましょう。

 

Q.トレーニングに入るための基本的な考え方を知りたい。のですが。

A.1.声の状態のもっともよいときの状態を知り、キープすること

そうでないときは、その状態にすることを目的とすること、そのためにどうすればよいのか、考えましょう。

(のどが疲れているときは、充分に間をとって休ませること。話したり、騒ぐことはタブーです。

また調子がよいとき(週1、2回)以外は、難しいものに挑まず、スロートレーニングを繰り返していればよいのです)

2.心身の状態を整えること

 メンタル面では、完全に日常と切り替え、最大限の集中をすること、最高の集中状態でだけ、トレーニングを行なうことです。

 そのためにはどうすればよいのか、どうやってそれを区別するのかを考えましょう。

(メンタル、フィジカル面での充実が必要です)

 

Q.メニューは、どう考えるのですか。

A.いつも今日のトレーニングの目的から考える必要があります。来週、舞台があるなら、来週もっともよい状態で声が出せるようにするのが、今日行なうべきことです。いわば、調整に専念することです。本格的なトレーニングのためには、のどの状態が悪いのであれば、それを休めて回復させることから行なうことが必要です。とはいえ、いつも完全な回復を待っていては、トレーニングできるまでにも時間がかかります。トレーニングをベストの状態でできるときなど、そんなにはありません。舞台に出演中の場合は、判断はとても難しくなります。

のどが病気のときは、医者の指示に従って、待つべきです。しかし、それ以外は、望まれる完全な状態でなくとも、もっとも適確なトレーニングを行なうことにならざるをえません。トレーニングは必要悪なのです。調子の悪いときにも学べることはたくさんあります。

Q.声にとっての体とは、何でしょうか。

A.のどや呼吸器機能を中心としていますが、全身に関わっています。仮に片足を怪我して痛みなどがあると、それだけでバランスが崩れ、うまくいかなくなります。ですから、発声以外にも柔軟、筋トレ、体幹トレなどで、体の状態やバランスをよりよくすることを心がけておくことです。

Q.ヴォイトレのメインの課題は何ですか。

A.トレーニングでは、特に呼吸や発声に関する器官や筋肉などを強化して、バランスよくしていくことなどがメインになります。これは、スポーツ選手にとっての柔軟運動や筋トレの、次の基本プレーの練習のような位置付けです。(♭)

2014年11月 3日 (月)

Q.緩めることの勉強をしています。全身がそうなれば理想ですか。

Q.緩めることの勉強をしています。全身がそうなれば理想ですか。

A.緩める必要は、緩められていない、つまり、固いとか力が入っている、緊張しているに対するリリースです。そうでなければ、必要ありません。また、体も喉、声帯も、本当に緩めてしまったら何もできません。

 

Q.柔らかく声を出すには、体を柔らかくして使うのですか。

A.柔らかく使う、柔軟にしておく、カチカチに固めない、など。そのイメージでうまくいくなら、それでよいと思います。実のところでみてください。

 

Q.柔らかい声が欲しいと言われました。

A.柔らかい声というのは、柔らかい声そのものを求めているのではありません。出し方が丁寧で、やさしい音色のようなイメージだと思うのです。声がふにゃふにゃしてはよくないのです。本当に使える声は、案外と鋭く硬いイメージのものです。

 

Q.喉の筋肉の動かし方を教えてくれませんか。

A.それは、ピアニストに指先の筋肉の動かし方を教えることよりもはるかに無駄、逆効果だと思います。トータルに連動しているものは、イメージで扱うべきです。力が入って無駄に疲れる動きをなくすことです。

 

Q.生理学のようなものは、正しい発声に役立ちますか。

A.医者には必要かもしれませんが、トレーナーや歌手など声を使う人には、イメージでトータルに導かれるような感覚を豊かにしていく、繊細に、微妙に認知、調整できるように反応の力を高めていくことでしか、実現できません。

 

Q.もう少し、上に響かせるように言われました。どうするのですか。

A.上に響いていない、下に響く、下にも響いていないか、など、もう少しというのをもっととか、ほんの少しとか、区別すればさらにたくさんの世界がみえてきます。そうした認識を深めていく一方で、いろいろと声を出して対応していくと、トレーナーが位置づけてくれるでしょう。そこがレッスンのメリットです。

 

Q.リラクゼーションでよい声が出るのですか。

A.そう信じている人もいますし、それでできたという人もいるので何とも言えません。ただ、緊張がなくなったときに出た声で、表現の仕事に使えると思いますか。けっこうな緊張や拮抗の上で、発声も言葉も歌も、ギリギリで成立するものなのです。

 

Q.よい声と声のよい使い方は、ヴォイトレではどう考えるのですか。

A.楽器のよさと演奏のよさ、楽器職人のよさと演奏家のよさの違いでしょうか。声は楽器が自分の体ですから、同一人物のなかにあるのです。ですから、よい声の下手な歌手もいれば、悪い声のうまい歌手もいるということです。

 

Q.毎日すべての時間に声に関心をもつべきですか。

A.よりどころとして立っているところが、声に関することだという意識があれば、充分でしょう。

 

Q.レッスン中は、トレーナーのことばと声とどちらに集中すべきですか。

A.どちらかと決めつけないことです。集中しようとするのでなく、必要に応じて集中が向くようにしましょう。集中力というのは、注意集中の略語です。意が注がれたらよいのです。(♯)

 

2014年10月30日 (木)

Q.ヴォイストレーニングで何を変えるのですか。

Q.ヴォイストレーニングで何を変えるのですか。

A.トレーニングというからには、何らかの負荷をかけ、意識的に部分的に強化トレーニングを行なって、体(感覚も含む)を目的に添わせていくものだと私は考えるのです。体が変わると何が変わるのでしょうか。声には、いろんな要素があります。いろいろと変わるのですが、トータルでの結果である音色が変わってこそ、目にみえる(=耳でわかる)トレーニングの成果といえましょう。

 

Q.声の要素とは。

A.声を4要素から捉えてみる

 1.高さ ― 高低(声域)

 2.強さ ― 大小(声量)

 3.長さ ― 長短(呼気持続)

 4.質感 ― 音色(フォルマント)

 

Q.声は鍛えられるのですか。

A.「声を鍛える」ということは、よく言われますが、果たして、声は鍛えられるのでしょうか。考えるよりは、実行あるのみです。

 

Q.毎日3時間カラオケボックスで、ぶっつづけで歌って鍛えています。これ以上、何をすればよいのでしょうか。

A.少し控えた方がよいです。人間の集中力は3時間と持ちません。のども3時間続けて使うと、かなり悪い状態になります。声を壊したり、病気になったりしかねません。また、3時間を練習にあてるのは立派ですが、内容がよくないのです。3時間あるなら、30分から60分ほどを発声にあてたら充分です。あなた自身のすでに持っている声をうまく出るように心身を調整します。体づくりや聴くことのトレーニングをした方がよいでしょう。できるだけよい状態だけで、声を取り扱うことを忘れてはなりません。

 

Q.ヴォイトレの質的なレベルアップは。

A.たとえば、1分間声を出したら、1分間休む、調子の悪いときは、2~5分間休めてもよいほどです。単に時間の量でなく、もっともよい状態で行なうことを、トレーニングと考えて欲しいのです。レッスンはその最高のものでありたいですね。

 

Q.力任せに出して鍛えるのは、だめですか。

A.発声の原理(特に声帯からどう声が生じるか)を知れば、納得していただけるでしょう。大胆なイメージを持って、とことん繊細に緻密にていねいに声を扱うことがコツです。

 

Q.声の状態が悪いときは。

A.状態をよくすることに集中してください。ときには、発声もしない方がよいこともあります。なぜなら、トレーニングとは、遠い日(未来)のために行なうものだからです。

 

Q.鍛えたら声がどんどん出てきました。

A.たとえば、俳優の仲代達矢さんのように、声を思いきり出してはつぶしては鍛えたということで一流になった人もいます。一方で、平幹二郎さんのように声が弱く、薄い紙を重ねるように丁寧に磨いていった人もいます。

人それぞれ、というよりも、自分の持って生まれた楽器を知って、それにあったトレーニングをすることが大切なのです。

 

Q.大声トレーニングはだめですか。

A.大声トレーニングは、最近のあまり声を出さずに育った若い人には、適さなくなっています。多くのトレーナーは否定的です。私は、相手の素質と目的とレベルによると思っています。一部、あるケースにおいて、ある人にはハードなトレーニングが有益になっていることもあります。

 

Q.シンプルな声のチェックの仕方を教えてください。

A.「ハイ」と大きな声で言って、チェックしてください。

□きちんと言い切れているか

□お腹でことばを切れているか

□言い切るまで、お腹の力で支えられているか

□上に(頭部に)ひびきすぎて、(浅く)拡がりすぎていないか

□声の芯(ポジション)がしっかりと保たれているか

□息の支えが保たれ、息が流れているか

□口先でなく、腹の底からの声が出ているか

□かすれたり、口先で音色をつけようとしていないか

□のどは開いているか

□声は同じ音色でそろっているか(♭)

 

2014年10月29日 (水)

Q.いろんなメニュで練習しています。もっとありませんか。☆

Q.いろんなメニュで練習しています。もっとありませんか。☆

A.メニュは数や量でなく、質をアップするのに使いましょう。メニュそのものが多様になるのでなく、あなたにとって、もっともよいメニュを多様に使いこなせるようにするのです。ついでに、このメニュを声と置き換えてみてください。

 

Q.頭と体の関係で、どちらを優位にするか混乱しています。☆

 A.人は、考えて行動するものですが、よく考えているときもあれば、ほとんど考えていないで動くときもあります。慣れていることは考えなくても、気づいたらやってしまっているものです。それは、ショートカットでうまく生きる知恵です。ありがたいことですが、そのためにうまくいっていないところや、雑なままに済ませているところもパスしているのです。そこをレッスンでチェックしようということです。どちらがということでなく、結びつきが大切なのだと思います。

 

Q.発声は、それを邪魔することをすべてとっていくものと言われたことがあります。それでよいのですか。☆

 A.よいものを悪いものが妨げているなら、悪いものをとればよいということですね。よいものと悪いものを分けられるか、悪いものだけとれるか、とれてもよいものが残っているか、もともとよいものがあるのかというようなベーシックな問題があると思います。私は、邪魔をするということにさえなっていないレベルの人が多いと思います。

 

Q.声だけでなく、もっと総合的に歌を捉えなさいと言われました。☆

 

A.発声に囚われるのは、演奏より楽器に気がいっているようなものです。歌は、空間的には、ホールの中、舞台と客席、時間的には、伴奏にメロディ、リズム、歌詞が同時進行しています。すべてに八方集中していなくてはならないということです。

 

 

 

Q.発声に余計なことをするなと言われました。☆

 

A.歌の振り付けに、歌に関係なく手や足が動いていたら目障りです。私たちは常に何かをするときに、することばかり意識しています。しかし、何かをするときには同時に何かをしていない、何かをしないようにしなさいということが多いものです。

 

 

Q.イメージ言語とは何ですか。☆☆

 

A.現実の事態、事実とは一致しないが、ある目的の達成を促すために、その言語でのイメージによって、結果として状態の改善を促すために使うことばでしょうか。そのために人工的、即興的、独創的で、トレーナー個人の造語であることも多いものです。また、そのときの思い付きで、その状況にしか使われないこともあります。ただ、一般化して、トレーナーが皆、一様に使うようなものもあります。(例:バスケットボールで「膝でシュートしろ」、ピッチャーで「腰で投げろ」など)

 

 

Q.発声法で声そのものもよくなりますか。☆

A.ヴォイトレでは、声の正しい使い方を発声法としています。発声法を本当にしっかり行うと声がよくなるのです。現実には、今のヴォイトレは、発声法として声のよい使い方を教えることが中心です。私の考える本当に声をよくすることは、あまり行われなくなっています。本当に声そのものが変わるには、時間がかかるからです。

 

Q.どの声を選ぶべきですか。☆

 

A.もっともよいベストの声、声域、声量などにバランスのとりやすい声、長く出していてもまった疲れない声、この3つをチェックしてください。厳しくみると、すべてが一致することは、そうたやすくはありません。

 

 

Q.うまく伸びない生徒の原因は何でしょうか。☆

 A.いろいろとあります。イメージに声をそわせていくのは時間をかけることで近づいていきます。ただ、イメージのミスで正されないときはやっかいです。本人が正しいと思うのが間違いであり、トレーナーが正しいと思うのが間違いと思っている場合です。つまり、判断基準が正しくない、反対であるなどで、確立されていかないケースです。レッスンでは、イメージの修正をしていくことです。

 

Q.几帳面なせいか、間違いばかり気になり、自信がもてません。☆

 

A.間違いにもよりますが、表現、ステージにおける最大の間違いは、全力投球できないことです。間違いを気にしたり、自信が持てないということが伝わることが、最大のミスです。間違いは、あなたが起こすのでなく、客がそう思うことで生じます。あなたが間違っても、間違いに気づかせないほどの全力を投球すればよいのです。客が気づかなければ間違っていないのです。(♯)

 

 

2014年10月28日 (火)

Q.声の状態を知るには。

Q.声の状態を知るには。

A.これは、日本人がもっとも苦手としているところです。一言でいうと、一声でのパワーの違いや耐久力をカバーするためのプロセスの必要性です。エコーをつけてPしか通用しない浅い高音(カラオケ)だけの声を深くするのが重要なのです。

 

Q.声の調子は変わるのではないですか。

A.声は、心身の状態に大きく影響されます。状態が悪いのに、最高の声が出る人はいないでしょう。

 

Q.起きてすぐ練習するのは。

A.起きた直後は、まだ体が眠っていますから、体を動かすことには、あまり向いていない状態です。そのときに電話に出たら、寝ていたことが相手に分かってしまうでしょう。息も弱く、鼻声になってしまうのです。

 

Q.朝早くから本番があるときは。

A.いつもより早起きをします。早く体を動かし、調子をあげておくためです。頭や体を起こし、最良の結果を得る準備をするのです。体を起こしてから練習しましょう。“千の風になって”のテノール歌手、秋川雅史さんは、「朝起きてから3時間は声を出さない」そうです。

心身が整っていないのに、無理に声を出したら、けっしてよい結果になりません。

あなたは、何時頃になると、声が乗ってくるでしょうか。今日から、ぜひ一日の中での自分の声の状態に関心をもってチェックするようにしてください。

 

Q.もっともよく出たときの声をベースにするとは。

A.声の調子のよしあしは一日単位ではなく、一ヶ月、一年といった長期単位で考えます。あなたの心身の状態がとてもよかったときに、よい声が、楽に大きくも高くも、朗々と出たことがあれば、その状態を整えることが最良の声への近道であることを知ってください。

声というものは、体という「楽器」から出しますから、心身の状態をよく保つことが、今のあなたの中のもっともよい声を出すために不可欠なのです。フィジカルとメンタルの両面から声の調子のよしあしを振り返り、これからの声のよしあしを知っていくようにしてください。

声の状態を自分で管理できなければ、最良のトレーニングもできないのですが、これは簡単なことではありません。一人ひとり違う自分の体、心、さらに毎日の生活の中における自分を客観視して、把握できるようになるまでには、かなりの時間がかかるものです。

 

Q.年齢のせいか、声が出なくなってきました。

A.声を出していますか。私のところのあるプロ歌手は、体を壊して入院していたときに、全く声が出ずに、回復とともに声が戻っていったことを感慨深く話してくれました。発声器官は筋肉が関係しています。筋力が弱ったら衰えるし、トレーニングしたら鍛えられる、つまり、声も使わないと老化するのです。

  

Q.声の状態をよくすれば、すばらしい声が出ると言われました。

A.そんなに簡単なことではありません。ヴォイストレーニングを受けて、一時的に声がよくなったのに持続しない、あるいは発展しないという理由で、私の研究所を訪れる人が増えています。

 

Q.今の私たちの生活とヴォイトレは。

A.今の日本は、声を出すのに適した環境であるとは言えません。冷房下で8時間パソコンに向かってから、いきなりスポーツをしたり歌を歌ったりするのは、自殺行為でしょう。けがの原因にもなります。ですから、マッピング(修正を目的とした身体状況の把握)をしてからやりましょう。

 

 

Q.条件をよくするトレーニングが必要とは。

A.私とイチローと本田圭祐を分類するとします。イチロー、本田の体は野球やサッカーをするアスリートの体ですから、今の私とは、体をみるだけで区別されるでしょう。彼らは素質、キャリア、センス、集中力、記憶力など、スポーツをする能力はトップクラスですが、体だけをとっても常人とは全く違うはずです。しかし、バスケットなら、高校のバスケット選手にも太刀打ちできないでしょう。

Q.ヴォイトレのプロの体の条件とは。

 A.プロのサッカー選手なら、太ももが女性のウエストほどあるでしょう。ピアニストは、両手の小指が私たちよりは強いでしょうし、ヴァイオリニストは、ヴァイオリンを弾くプロとしての体を持っているでしょう。そして、声を使う人、たとえばオペラ歌手は、オペラ歌手の体を持っているといえるでしょう。(♭)

2014年10月27日 (月)

Q.自主レッスンで、いつまでも声がうまく出せないのはどうしてですか。

Q.自主レッスンで、いつまでも声がうまく出せないのはどうしてですか。

A.多分、声をうまく出そうとしすぎて、もっとしぜんな大きな流れを失っているのではありませんか。

 

Q.声を出すには、呼吸がすべてですか。

A.発声の原理は、他のところを参考にしてください。イメージとしては、声になるような気、エネルギーがいると思います。(rf)

 

Q.声のマップや歌のフレージングなど、図で示すのはなぜですか。

A.音声の世界をことば、図、イメージ、なんであれ、つかむきっかけにするためです。

 

Q.よい歌をたくさん聞くと、発声、歌は上達しますか。

A.あるところまでは上達します。演技をいくらみても、すぐにその通りにコピーできる人とできない人、そして、大体できていると思いながら、実のところ、まったくでいていない人がいるものです。このような人はレッスンに行かないと上達しません。

 

Q.歌にすぐれた聞きとり方というものがあるのですか。

A.模写と同じで、認識と複写の二つの能力が必要です。どこまで聞こえるのか、どう聞こえるのか、それと自分がどう再現、加工するのか、です。すぐれた聞きとりのできる人に学ぶとよいでしょう。

 

Q.声の出す方向性は、どう意識すべきですか。

A.特に目的があるとき以外は「前に」と意識することだと思います。

 

Q.しぜんな表情、しぜんな姿勢、しぜんな動きがよいのではないですか。

A.表現されるものによりますが、ふしぜんすぎるのは、よくないとしか言えません。特に、トレーニングは、再三述べるように、それ自体がふしぜんにセットするものです。それと日常的なしぜんと舞台でのしぜん、発声のしぜんというのは、必ずしも一致しません。舞台というのも、考えようによっては、ふしぜん極まりないでしょう。それを、しぜんにみせるのは、あなたの力なのです。

 

Q.歌で、声とパフォーマンスが一致しません。

A.どちらが大切でしょう。歌ですから声といいたいのですが、ステージのことでは何とも言えません。レコーディングであれば、発声、音声本位で、パフォーマンスに邪魔されないようにするべきです。とはいえ、私としては、音声の100パーセントを目指し、それを補うパフォーマンスに留めたいと思いますが。

 

Q.歌に意志や心が欠けていると言われました。

A.その歌についての作文を作ってください。そして、自分のものとなるまで読み込んでみましょう。あとは、表現への強い気持ちの問題です。

 

Q.歌の発声は、大きく手を広げていくようなイメージでよいですか。

A.イメージは媒介なので、結果として、それで求める声になっていたら、何をどう使ってもかまいません。ただ歌には内に秘めていくような方向のイメージもあると思います。(♯)

2014年10月20日 (月)

Q.声を自由に扱いたいのですが。

Q.声を自由に扱いたいのですが。

A.それなら、声から自由になることです。

Q.声と性格とは切り離せないのでしょうか。

A.日常に生活する自分と、日常に使う声は連動するし、ステージで演じるのに使う声もまた、連動します。声も性格もこれと決めつけられないように思います。大切なのは、声をどのように使っているかということです。性格がどうであれ、演出すればよいことで、その幅をもつことです。

 

Q.自分の声が嫌いなら、どこから変えるべきですか。

A.今の自分の声を好きになる、ということがベストです。なぜ嫌いかを考える。次に誰の声ならよいかを選ぶ。では、その人の声になれたら本当によいのかを考えてみてください。

ヴォイトレは、大抵、自分の今の声の否定から入ることになります。よくても悪くても、好きでも嫌いでも、このままでよいというなら、声のトレーニングは不要だからです。ですから、皆、仲間だと思ってレッスンしましょう。

 

Q.精神と身体を鍛えたらよくなりますか。

A.そこに問題がある人が多いので、大体はよくなります。一時的には、今までのやり方と反してしまうときがあります。ヴォイトレですから、声というものに結び付けていくことを怠ると、あまり意味のないようになります。それは精神力の強い人や身体の強い人が、必ずしも声において、絶対的にすぐれているわけではないことでわかります。とはいえ、どちらも弱い人よりは、声でもすぐれているものですが。

Q.発声とは、声を大きく響かせる技術ですか。

A.結果として、大きくも響くようになればよいのであって、それは目的ではありません。むしろ、焦点と方向性をもって、完全にコントロールできる声に絞り込んでいくこと、コントロールの術を学ぶものと考えます

Q.トレーナーの指示通りに声を使えば正しいのですか。

A.あなたの思う声があっても、作品に使うのなら、あなたの判断よりトレーナー、もしくはプロデューサーの指示にそった方がよいものとなることが多いでしょう。

 

Q.スランプで声が出ないと言ったら10年早いと言われました。

A.スランプでなければ、パーフェクトに声が出る人なら、スランプといえますが。そうなるまで待てということでしょう。

 

Q.私が発声しようとすることのほとんどを否定されます。どうやればよいのかわからなくなります。

A.ともかくも、混沌とした状態で、どうやりくりするかを意識していくことが学ぶための前提です。どんな声でも、すべてを肯定してくれるトレーナーより、基準が明瞭といえるかもしれません。

 

Q.自分のなかのどの発声がよいかわかりません、順番をつけられますか。

A.どれもよくないからわからないのだと思います。本当によい発声であれば、しぜんと悪いもの、使えないもの、いつまでも使いにくいものは淘汰されていくものです。ゼロから始めるつもりでレッスンしましょう。

 

Q.トレーニングの目的は、レッスンからみると復習ですか。

A.頭で理解したり、気づいたことを体に覚えさせること、つまり、意識してやっていることを自動的に(無意識下で)できるようにしていくことです。頭でなく、体に記憶にメモリするのです。(♯)

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