サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

ブレスヴォイストレーニング研究所 レッスン受講資料請求

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

10.歌唱とステージング 240問~

2019年4月 6日 (土)

Q. 軽く歌うことのメリットとは何ですか。

. 音を重厚に響かせずに、軽めに歌うことでフレージングが進めやすいというメリットがあります。一音一音しっかり歌っていると、それぞれの音の充実感はあるかもしれませんが、音が流れるように進みにくいです。軽めに歌うことでそれぞれの音符が次に向かう動きがつくために、フレージングを付けやすくなります。

また、音程に関するメリットもあります。重く歌うと、音程が下がりがちになりますが、軽めに歌うと比較的高めの音程も取りやすいため、音程がフラットになりにくいです。得に、合唱の時、多声部でハモらなければならないときには有効でしょう。

さらに、音を軽く歌ったほうが、言葉が明瞭に聞こえるということもあります。響きを付けすぎて、言葉が不明瞭になるよりは、少し響きを減らし軽めに歌うと、子音をより強めに入れていきやすいということもメリットとして挙げられます。(♯β)

2019年3月23日 (土)

Q. 歌うとき力み過ぎていると言われて、今までの感覚を否定された気分です。これから全く違う感覚を構築するということでしょうか。

. 歌唱時においては、声のボリュームと身体の感覚は比例するものではありません。声を強く出したら身体も(喉を含む)強い圧力を感じる、逆に弱い声を出したら身体への圧力は弱い、ということではないのです。もし、これまで喉で声を押し身体も力の限りで歌っていたとしても、聴き手に力強い声が届いているわけではないのです。大抵の場合は力み過ぎると息が流れない、でも声を押し出そうとする、この悪循環で響きのない声や側鳴りの声になってしまうからです。そこから抜け出すためにも、今までの感覚を否定されたと捉えずに、今までのそのエネルギーをもっと歌声に活かせる手立てがあることを知った、それを身につけたらもっと歌いやすくなるのだと、前向きに取り組んで頂きたいです。今までの感覚と違うものにはなっても、身体を使った発声にすることで、元々兼ね備えているパワフルさを発揮できる=今までのものを活かしていける、と捉えてください。(♯α)

Q. 曲を歌っていると、もっと軽く歌うように言われますが、軽く歌うとはどういうことなのでしょうか。

. 曲調をとらえて表現して歌おうとすると、メロディーを重厚に響かせて重々しく歌うほうが効果的な場合と、軽くメロディーをとらえて音符を走らせるかのように表現するほうが効果的な場面とがあります。

軽く歌うように言われるということは、早いパッセージや軽やかな表現を求められる場面で、重厚に歌いすぎているのかもしれません。言葉が矢継ぎ早に出てくるような曲では、重く歌っていては間に合わない、もしくは表現に似つかわしくないなどのことも考えられます。歌の設定として、その主人公の年齢が若く設定されている場合なども、軽やかに歌ったほうが、その曲の内面に近づけるでしょう。

では実際に軽く歌うにはどうすればいいのでしょうか。少し音符をスタッカート気味にしてみてください。音符の音価いっぱいに時間を使って歌うというより、四分音符だったら、その半分の八分音符くらいの感覚で歌ったり、音の最後のほうは休符が入っているかのように、音のない時間を作ってみてもいいかもしれません。

あとは言葉をよくしゃべることです。子音をよくさばいて、早口言葉に対応するかのようにしゃべります。その言葉のまとまりや、フレーズのゴールに向かっていくように音を走らせてフレージングを作ってください。

(♯β)

2019年3月16日 (土)

Q.発声で上手くできた方法は、曲を歌うときにも試してよいですか。

. 発声で行うトレーニング方法は、歌うときの状態を向上させるためのものです。発声で上手く実践して効果を実感できた方法なのであれば、曲を歌うときにもちゃんと効果が出るはずですので、慎重になり過ぎずに、ぜひお試しください。逆に、発声で実現できていないことは、曲を歌うときに同じことを試しても大抵の場合は上手くいきません。むしろさらに歌いにくくするだけです。始めにシンプルな発音・簡単な音型でトレーニングして、身体がそのやり方に慣れてきたら、その後でさらに発音や音が増えたもの(=曲)を使ってトレーニングを応用させていく、といった捉え方です。選ぶ曲もこだわらずにいろいろ試して大丈夫です。例えば、あえて苦手な曲で試したなら、今まで歌いにくかった分だけ効果が出たときにわかりやすいですし、もともと歌いやすい曲で試したなら今まで以上によい感覚を得るでしょうし、どのように応用してもよいのです。ぜひ積極的に、よいと感じるものはどんどん試してみてください。(♯α)

2017年12月16日 (土)

Q.棒歌いになるといわれました。

.文字通りまっすぐな音でしか歌えていないということでしょうか。声をベターっと、抑揚や高低の動きや揺らぎがないままに歌っているのかもしれませんね。

一本調子の声である場合、喉だけで声を出している可能性が高いです。理想を言えばお腹や横隔膜がしなやかに流動的に動く余力を残したまま、声を支えるということです。しかし、この流動性がないまま、喉だけでピーという声を出してしまっているのかもしれません。

また、このような声で歌っていると表現も一本調子になってしまう可能性があります。本来であれば、言葉の抑揚に即して音に強弱や長短がつき、すべての音が同じような価値ではないということになると思います。例えば「このみちが」でしたら「の」「ち」「が」はあまり頑張らなくてもいい音になりますね。その結果、一本調子の表現は避けられると思います。

発声の面、表現の面から棒歌いを卒業できるよう、ご自身の歌を録音して聴いてみるなどして研究してみてください。(♯β)

2017年10月14日 (土)

Q.スケールの声で歌えないのですが。

.「スケールでは、けっこうそれなりによい声が出せるようになったのに、曲になると、いい声が出ない。」ある程度レッスンが進み、その効果も出て、発声練習ではよい声が出るようになったのに、曲を歌うときにはその声がなぜか出せない。よくある悩みのひとつです。

まだ歌い慣れていない新しい曲ならば、それは当然で、音程や音符の長さ、歌詞など、すべてがスラスラとこなせるようにならなければ、発声練習で出せるよい声で歌うことはできません。なぜなら、発声に関すること以外(音程・音符の長さ・歌詞など)に神経が向いてしまい、発声に集中できないからです。ですから、曲に慣れるまでは、まず階名で何度も歌って、音程と音符の長さに慣れ、ミスが出ないように繰り返し練習します。

それをしっかり憶えたら、今度は「ア」や「オ」の母音だけで歌うようにして、よい発声で歌えるように何度も繰り返します。それが定着したら、やっと歌詞で歌う段階になります。それでもまだ、歌詞に不慣れでは、せっかく定着したよい発声が乱れてしまうので、歌詞だけを、繰り返し何度も朗読させる先生もいます。いつものよい声で、新しい曲を歌うということは、それほど簡単なことではないのです。(♭Ξ)

2017年6月 9日 (金)

Q.優れているという基準は何ですか。☆

A.参考までにいくつかあげておくと、シンプルに聞いて、表現性をもつこと(ステージの成り立つこと)です。それは今ここで、立体的に(リアルに)、生命感をもって(生き生きと)働きかけてくることです。つまり、聞き込まなくても聞こえてくることです。その上で流れがあって(時間軸、リズム・グルーブ)、心地よい、バックのサウンドと合っている(空間軸、コーラス)、さらに構成(空間配置)や展開(時間的メリハリ)でのまとまりのあることです。それには、起承転結や期待通りの線の安定度と、オリジナルフレーズの飛翔や冒険(創造性、心地よさとその裏切りのインパクト、破格と収め方)、そのための確実なテンポ感(とリズム)、音感と音の動きなどが必要となってきます。(♭)

2017年5月16日 (火)

Q.プロ歌手に作詞作曲の力は不可欠ですか。

A.歌において、作品づくりの要素は、声の力と必ずしも一致しないし、こと日本においては、むしろ相反するくらいにかけ離れていることもあることが、とてもややこしい問題になっているのです。しかし、歌い手なら、自分かそのパートナーにbの力は不可欠なのです。逆にいうと、自分にその力がなくても優秀なパートナーや協力者がいればよいわけです。もともと歌い手は、声を使うプロで、作品やステージは他のプロに任せていればよかったのです。(♭)

Q.歌手とは、歌う他ことのほかにどういうことが必要ですか。

A.ステージングとして考えると多くの人と分担するので、そこから考えてみましょう。

衣裳、ファッション ―  スタイリスト、メイク、コーディネーター

振り付け       ―  振り付け師

音響          ―  PA、SE

アレンジ        ―  アレンジャー

作詞、作曲     ―  作詞家、作曲家

演奏、伴奏     ―  バンド、プレイヤー

もちろん、すべてが必要ではありません。表現のスタイルによります。それによって、声の必要性や方向、求められるレベルも異なってくるわけです。また、シンガーソングライターや自演(弾き語り)アーティストは、この多くを自分でやっています。(♭)

2017年5月 9日 (火)

Q.音響技術が声に与えるメリットとは何でしょうか。

A.大きな声が第一条件として必要だった、かつての役者や歌手などに、音響技術は別の可能性を与えてくれました。つまり、大きな声が出なくてもよい。トレーニングで大きな声にしなくても、よいということです。声は届かないと、伝えられませんから、どんなに声がよくて味があっても、舞台では、届くことが第一条件だったのです。(♭)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

00.トレーナー共通Q&A 同じ質問に対するトレーナー複数名の回答(同問異答) 01.姿勢 166問~ 02.呼吸 370問~ 03.発声 748問~ 04.発音/言葉 268問~ 05.声域/声区 207問~ 06.声量/フレージング 108問~ 07.共鳴/ミックスヴォイス 126問~ 08.リズム/リズム感 159問~ 09.音程/音感/聴音 125問~ 10.歌唱とステージング 240問~ 11.トレーニング/日常の練習 913問~ 12.表現/オリジナリティ 283問~ 13.知識/医学/科学など 463問~ 14.メンタルヘルス 88問~ 15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 109問~ 16.一般/会話/話し方など 146問~ 17.歌、歌い手 18.トレーナーについて 19.ヴォイストレーニングの考え方 20.このQ&Aブログについて 21.その他、アーカイブ、研究所史 22.音大、教育法、声楽、クラシック、オペラ 23.一般的なレッスン、トレーナー、スクールなど 24.声の基本メニュ 25.ブレスヴォイストレーニング研究所とトレーナー 26.研究所のレッスン 27.レッスン受講について 28.福島英 29.ブレスヴォイストレーニングメソッド 30.Q&A 31.体と息のメニュ 32.発声、声量のメニュ 33.発音、ことばのメニュ 34.共鳴、声域のメニュ 35.せりふ、感情表現のメニュ 36.リズム感、音感、音楽基礎のメニュ 37.ビジネス、話し方のメニュ 38.メンタル、パフォーマンスのメニュ 39.歌唱、ステージングのメニュ 51.[2014/08/01~2015/03/31のQ&A] 52.(☆~☆☆☆)[2014/08/01~2015/03/31のQ&A]