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ヴォイトレレッスンの日々

11.トレーニング/日常の練習 

2020年9月 4日 (金)

Q. 音源を聞きながら練習していますが、この方法はいいのでしょうか。

A.外国語のものを歌うときなどは、日本語にない音声を歌うわけですから、音声を聞いて練習するのが一番の方法だと思います。芸は何事も真似から始まるものだと思います。その音源からくるインスピレーションをしっかり自分に落としこむことが重要です。

音源を聞いて練習することの弊害も、もちろんあります。そのまま真似することばかりをつづけているとオリジナルの表現が身につかないでしょう。私が小さいころ、ピアノの先生は「音源を聞くのは自分が弾けるようになった後にしなさい」と仰っていました。このように指導するピアノ教師はとても多くいます。その子の表現の幅を狭めないようにという配慮かと思います。

最近はいろんな音源が氾濫していて、かならずしも参考になる音源を聞いてくるかわからないという恐れもあります。

音源の音声の音量はかなり調整されているので、これをマネすることはよくないともいえます。むしろ同じことはライブではできないと思っておいたほうが安全でしょう。CDでいくら美しいウィスパリングボイスや、爆音のフォルテで歌っていたとしても、それはかなり機械で作りこんだ音量バランスであるということを差し引いて聞きましょう。(♯β)

 

2020年8月29日 (土)

Q. 自主練の際に鏡を見ながらやった方がいいのでしょうか。

A.鏡を見て練習することをお勧めします。ただし条件付きです。

レッスンの中で、歌っている最中に、自分の意に反して口が小さくなる、縦に開いていたはずの口が横に開いていく、右側の唇だけに力が入る、肩に力が入るなど。数え上げればきりがありませんが、まさになくて七癖という言葉通り、自分では意図していないような体の使い方をしている人が多くいます。その時トレーナーに指示を出されたことをやったときに、鏡を見ながら行うととても有効だと思います。

視覚で確認していくことで、正しい口の開き方などを覚えていきましょう。「条件」としては、見ているようで見ていないことがないように、ということです。なぜか皆さん鏡を見ることが主体的でなくなり、目をそらして練習し始める人がいます。私自身も、自分の先生に指摘されるまで気づかなかったのですが、鏡を前にして全く見ていないということをやっていました。次にある程度慣れてきたら、見ることのみを目的としない、ということです。見て体に落とし込むことが最終目標なのに見ることばかりを目的にしてしまうと本末転倒になってしまうということです。(♯β)

2020年8月21日 (金)

Q. カラオケで練習した後はいつも話し声が掠れますが、翌日には元に戻ります。この状態はどうなのでしょうか。

A. 掠れた声が翌日には戻っているのでしたら幸いです。練習直後に話し声が掠れる、しかもいつも掠れるというのは、明らかに練習のやり過ぎ、もしくは声の出し方に問題があるかもしれません。たとえ喉への負担なく練習したとしても、声帯は身体の一部なので、誰にとってもある程度使ったら疲労するのです。

楽しくなってどんどん歌いたくなっても、練習時間はしっかりと管理してください。もし、声の出し方があまりに喉に負担をかけるものだとすると、たとえ練習時間が短くても声は掠れるでしょう。(負担をかけたままでは練習したくても声が続きません。)どちらの理由にしろ、一度ご自身の練習を見直してみる必要があると言えます。

よく「声帯を鍛える」といった表現がありますが、正しく使われずに、ただ単に負担をかけているだけではなんの進歩もありません。少しでも効果を上げていけるよう練習方法を検討してみてください。(♯α)

2020年8月13日 (木)

Q. レッスンでよい状態と言われるとき、自分では声の聴こえがよくなくなると感じます。

A.レッスンでそのような段階がきたら、よい方向に向かっていると捉えています。ただ、これは全ての人に当てはまることではありません。自分の声を聴き過ぎている人や、自己流のポジションを定めている人に起きる現象と言えます。本来なら、身体を使って歌ったときの体感をもとに(目安に)よい状態と判断したいところが、自分の声の聴こえ方・響きの聴こえ方で判断しているのです。

身体を使って歌える(よい状態)と、息の流れに乗って声が前に出ていく(一見聴こえにくくなる)という変化が起こります。いつも近くに聴こえていた自分の声が、遠くに聴こえるようになったという感覚でしょう。それが、あなたが声の聴こえがよくなくなると感じている部分です。とはいえ、身体を使って歌ったとき確実に「よい体感」があったはずです。はじめは戸惑いがあるかと思いますが、その「よい体感」があるときの声の聴こえ方に、少しずつでいいので耳を馴染ませていってください。(♯α)

2020年8月 8日 (土)

Q. 腰痛が悪化してしばらく練習ができなかったせいで、一年前の声が出しにくい状態に戻ってしまいました。

A.風邪が長引いたり、入院したり、何かの都合でしばらく声を出せなかったという状況は、多くの人が経験のあることだと思います。しばらくの間、声帯をしっかりと使わなかったせいで、久しぶりに歌ったときに声が出にくく感じるというのは当然のことです。

しかし、それだけではなく、もっと大きな理由は、歌うための「身体の支え」が弱くなっているということです。運動不足で久しぶりに身体を動かすと、身体の反応が鈍いのと似ています。ですが、そのせいで一年前の状態に戻るということはありません。この一年間に、様々なトレーニングを経て声が出しやすい状態になり、「よい体感」を得ているのです。一年前の「よい体感」を知らなかったときの自分に戻ることはないのです。今は、その体感に戻ろうという意識で練習に取り組める自分がいます。どうぞ焦らずに「身体の支え」を整えていくことに気持ちを向けてください。(♯α)

2020年7月24日 (金)

Q. 本番に向けての練習計画をどうしたらいいかわかりません。

A.理想的なのは、常日ごろの練習をこなし、発表する曲を数か月かけて練習(ものによっては年単位で)したら、いつ本番を迎えてもいいようにしておくことです。本番があるので焦って12か月くらいで間に合わせようとすると、あまりいい結果が得られません。本番があるから何とか間に合わせるようにレッスンを詰め込んでしまうこともあるでしょう。そのようなやり方では、それなりの結果しか得られないのは明らかです。

人が感動するような演奏やエンターテインメントを提供するには、一朝一夕で作るものではなく、それなりの年月をかけ、自分の状態もいつ本番が来てもいいようなコンディションを整えておく必要があります。かといって本番前日のようなテンションを毎日保つのは非常に疲れますので、日々やるべきことをやったうえで、本番一週間前くらいから気持ちを高めていくこともいいでしょう。自分が苦手で陥りがちな弱点を見直す、もし技術に走りすぎていたら、役柄の表現を再度掘り下げてみる、過去の録音を聞いてみる、音源をながして流れをつかむ練習をする、楽屋に入り演奏会が終わるまでをすべてシミュレーションしてみる、体をいいコンディションに持っていくために体操などをするなどです。

本番前で体が固まっていたら、整体、マッサージ、鍼灸、アロマテラピーなどそれぞれに合ったリラックスを施してコンディションを整えてみましょう。しかし体が緩みすぎて、体のアラインメントが崩れるのはよくありません。私としては、本番前日にリラクゼーションの整体などを行うのはお勧めしません。(♯β)

2020年7月11日 (土)

Q. 声を鍛えるためにカラオケで練習していますが、毎回声が枯れてしまいます。

A.声を鍛えたいという思い、さらにそれを行動に移しているのは素晴らしいことです。しかし、その気持ちを、目下のところカラオケではない方法に向けた方がよいと思われます。カラオケ後に毎回声が枯れるのであれば、間違いなく声帯に負担をかけてしまっているからです。現状ではいまの歌い方が負担になっており、その負担にも気づきにくい状態なので毎回枯れるまでやってしまうのでは、と想像します。

声を鍛えたいからといって、筋トレをするような感覚で声帯を捉えてはいけません。声が枯れることを繰り返しても声帯が強くなることはなく、負担に負担を重ねて声帯炎を引き起こすだけです。声を鍛える先にはしっかりした声、大きい声、太い声、遠くに届く声など、人それぞれ望むものがあると思いますが、そのどれにとっても「吐く息」を鍛える・整えることが大きな助けとなり、実は声を鍛えるための近道なのです。ぜひ息の練習に時間を割いていただきたいです。(♯α)

2020年6月25日 (木)

Q. レッスンでよい状態と言われるとき、自分では声の聴こえがよくなくなると感じます。

A.レッスンでそのような段階がきたら、よい方向に向かっていると捉えています。ただ、これは全ての人に当てはまることではありません。自分の声を聴き過ぎている人や、自己流のポジションを定めている人にも起きる現象と言えます。本来なら、身体を使って歌ったときの体感をもとに(目安に)よい状態と判断したいところが、自分の声の聴こえ方・響きの聴こえ方で判断しているのです。

身体を使って歌える(よい状態)と、息の流れに乗って声が前に出ていく(一見聴こえにくくなる)という変化が起こります。いつも近くに聴こえていた自分の声が、遠くに聴こえるようになったという感覚でしょう。それが、あなたが声の聴こえがよくなくなると感じている部分です。とはいえ、身体を使って歌ったとき確実に「よい体感」があったはずです。はじめは戸惑いがあるかと思いますが、その「よい体感」があるときの声の聴こえ方に、少しずつでいいので耳を馴染ませていってください。

(♯α)

2020年5月28日 (木)

Q. 歌っていると、雑音が入ったように声が割れるのはどうしてでしょうか。

A.声帯に結節はポリープなど何も問題ないのに、歌っていると声が割れるという人がいらっしゃいます。最初はいい感じなのに、途中から割れだすというケースをよくみます。

そこにはいろいろな原因があるかとは思いますが、レッスンに来る前に声出しをしましたか。もしくは前日までにどのくらい練習をしましたか。声をしばらく出していないことであれば、声がお休みしてしまって、エンジンがかかりにくいということだと思います。

毎日少しでもいいので声を出す習慣がつくといいですね。しっかりした時間が取れなくても、ながら練習で、歩きながら、研究所に来る途中、レッスン直前などに、息を流しているだけでも違うと思います。

次にオーバーワークということが考えられます。一所懸命になりすぎるあまり、声帯に必要以上の息を当ててしまって声を割れさせているケースがあります。声を慣らすのに必要な息はそれほど強くありません。口から細く長く静かに息を吐く程度の量で充分なのです。レガートに、小さめの声でロングトーンから練習してみてください。

さらに、息を飲み込んで声を外に出そうという意識が足りないというケースもあります。喉の奥で筋肉が緊張していたりして、声を外に出そうにも、喉でホールドしている人がいます。

なるべく喉の緊張をとって、息を顔の外に吐くように心がけてください。これは意識すればするほど緊張してしまうということがあるので、リップロールや、何らかの運動メニュをしながら自分を解きほぐしていくと効果があると思います。(♯β)

2020年4月25日 (土)

Q.レッスンを録音してみるように言われました。

A.録音は是非お勧めします。私自身も、自分がレッスンを受ける際は必ず録音させてもらいます。先生に言われたことがどういうことか、あとから反省材料になるというだけではなく、before afterではないですが、注意を受ける前の声が、どんな特徴があり何を指摘されているのか、それは先生が指摘する以上にどこに原因があるのかを探ります。

そして注意を受けた後の声がどう変わるか、まず自分の耳に覚えこませます。納得のいく時がほとんどですが、初めて受ける先生、外国人の先生の場合など、価値観があまりにも違いすぎて、先生の指摘が理解できないときもあります。

もう一つの利点は、そのレッスンを実際に自宅でもう一度追体験できるということです。私はレッスンの録音を聞きながら、途中止めたりして、指摘されたことを自分で再現しながら練習します。それを日々繰り返すと、まるでレッスンを毎日受けているような積み重ねができると思うのです。(♯β)

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