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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

15.役者/声優/ミュージカル/アナウンサー 109問~

2018年9月15日 (土)

Q. アナウンスの訓練を歌にいかすには、どうしたらよいですか。

. アナウンサーの訓練をみると、「一語一語口をはっきりと動かしてしゃべる」という練習方法や実際にそれを意識して本番を迎える人がいらっしゃることに気づきます。もちろん、情報を映像と声で伝えることが仕事ですので、そのような方法が効果的なのかもしれません。し、もともと口をよく開いてしゃべることが苦手な民族である日本人にとっては必要な訓練なのかもしれません。

しかし、歌の場合、より歌いやすく発声するためには、声の通り道が望ましい状態の部分を準備できることが大事です。そのためには、口の中の形が変わりすぎてしまうというのは、通り道として望ましい状況ではありません。それゆえに、一語一語口の状況を変えてしゃべるように歌うというのは、歌にとって不利になります。口を動かしすぎることによって、子音で顎や舌が力んだり、口の中が狭くなったりという現象が、不利につながります。歌詞を聴衆に届けることは必要なのですが、声そのものを犠牲にしない方法を身につけていく訓練が必要です。(♭Я)

2018年4月 2日 (月)

Q.日本のアナウンサーの声は高いのですか。

A.日本とアメリカの女性アナウンサーの声の質を比べると、アメリカより日本のアナウンサー方が甲高く硬質で抑揚が大きいそうです。これを調べた宇都宮大学工学部の柏谷英樹教授(電気電子工学)とスタッフらは、来日したアメリカ人から「日本のテレビやラジオの声は非常に甲高くてイライラする」という感想をたびたび耳にしていたためです。そこで、日米の放送の声の高さを比べてみることにしました。調査では、日本(NHK5人と民放4人)、米国(CNNなど9人)の女性アナやキャスターがニュースを読んだ声を40秒前後ずつ録音し、周波数を分析しました。

その結果、声の高さを示す平均基本周波数は、アメリカが162-206Hzと低く落ち着いた声だったのに対し、日本は202-276Hzと甲高い声でした。日本国内では、MHK202-257Hzに対し、民放は227-276Hzとさらに甲高かったのです。抑揚(声の高低のメリハリ=基本周波数の標準偏差)も、日本の方が大きいという傾向がかなりはっきり出ました。

今回の調査では、日本のアナウンサーの声は通りがよいですが硬く、アメリカ人のキャスターの声は通りが悪いですが柔らかい、という傾向があることもわかりました。

(♭ф)

2018年3月24日 (土)

Q.セリフが上手に読めなくていつもオーディションに落ちてしまいます。どうしたらいいですか。

.オーディションの前に十分準備をしているでしょうか。セリフの課題があるならその課題を繰り返し繰り返し練習する。その時に、その台詞の主人公はどんな人柄なのか、何歳なのか、仕事は何をしているのかなど、セリフの中に書かれていないことを自分で設定して作ります。

相手とのやり取りのあるセリフなら、まずは相手のセリフをちゃんと聞くこと。聞くことによって自分の心が動くはずです。そうしたら次に、その心の動くままに自分のセリフを言ってみる。型にはめて大仰に身振り手振りを使ってセリフを言ったところで、人には全く伝わりません。やろうやろうとすること自体、自意識過剰になって「自我」しか出てこなくなります。セリフに節がついたようになってしまうのも型にはまってしまっているからですよね。

自分の心に嘘がないこと、相手の言葉を聞くこと、心を動かすこと、まずはそこから取り組んでみましょう。大切なのはかっこよく見せることではなくて「心」なのです。(♯Å)

2018年3月 5日 (月)

Q.太い音色が低く聞こえるのですが。

A.あなたの大好きな歌手、できたらここは欧米のヴォーカリストの声の音色を思い浮かべてください。ピンク・クロスビー、シナトラでも、サッチモやサラ・ヴォーンでもよいでしょう。何かとても日本人の声とは違いませんか。

私たち日本人は、太い声を低く、細い声を高く、聞く傾向がとても強いようです。これもおかしなことで、音色と高低は、別のことです。

フランキー永井さんは、けっこう高いのに、低音の魅力の歌手と言われていました。

俳優はどうでしょう。せりふも、歌も、ミュージカルも、海外では、声楽や俳優らしい声で出すのでなく、その人自身のしぜんなオリジナルの声の魅力で一貫して通していませんか。そこで多彩な音色の変化があるでしょう。声楽出身とか俳優出身とか、日本人のように誰が聞いても、はっきりと分けられるものでは、なさそうです。本人=個人中心なのです。(♭ф)

2018年1月 6日 (土)

Q.一本調子の読み方になるのはどうすればよいのですか。

A.声を出すことに、とても一生懸命になっていても、なかなか思うように表現できなかったり、声の出し方が一辺倒になってしまう人がいらっしゃるようです。

声を出すことだけに一生懸命になるより、一度立ち止まって、自分が出している声がどうなっているか、その時姿勢はどうなっているか、録音、機や鏡を頼りに、自分を振り返ってみる必要があるとあります。

ずっと前のめりの姿勢になっていませんか。また体をかためてしまってはいませんか。体は柔軟であるのが望ましく、この形でないと声が出せませんというのではよくありません。

声に関して、一本調子のことですが、音程に高低の抑揚はついてますか。トレーニングをして日が浅い人と、プロの違いはこの音程の高低の幅が相当違います。最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、思い切り高低の差をつけてみてください。

それから、子音のそれぞれに変化はついてますか。いつも同じパターンでしか発音できないというのではなく、子音もゆっくり発音したり、速く発音したり、湿った感じ、乾いた感じを使い分けることで、表情の違いが生まれます。

さらに、文章を気持ちの変化と共に読めていますか。一本調子を技術で回避することもできますが、何より、気持ちの変化を載せていくことが大事だと思います。

(♯β)

2017年12月25日 (月)

Q.アナウンサーは声に表現力が必要なのですか。

A.たとえば日本語で、「つめたい」ということばを言うときには、「つめたい」の語頭の「つ」をはっきりと言わないとわかりにくくなります。アナウンサーは「高出し」といって、出だしの音「つ」を少し高めにあげ、はっきりと発します。これは、日本語の高低アクセントは下がっていくという特徴があるからです。そのため、低くなると聞きとりにくくなるのです。

ことば遣いのプロである、日本のアナウンサーのつくり出した話し方です。(アナウンサーとは、当時はラジオの仕事でした。)思うに、個性的な表現力というよりは、正しく伝えることが優先されたと思います。(♭ф)

2017年10月10日 (火)

Q.俳優にとっての声の力とは。

A.第一線の俳優として成功した人たちがもっていて、私たちがもっていないものは、生まれつきのルックスでしょうか。いえ、今はルックスやスタイルだけなら、もっと恵まれた人がたくさんいます。彼らの本当の実力とは、キャラクター力です。

それは、演技力と表現力に支えられているのです。美しくなくとも、美しくみえる、かわいくなくてもかわいくみえる、キャラクター力は、もって生まれたものだけではありません。そこから声も見直して欲しいのです。

俳優が仕事としていることは、演技ですが、嘘、虚構をリアルに見せ、他人の心を動かすのですから、とても難しいのです。みようみまねでやったからといって、簡単に通じるようなことではありません。

今の自分でない役柄を、起きてもいない状況で、言ったこともないせりふを言って、みている人を納得させてしまうのです。その表現力、演技力の基礎にある重要なものの一つに、声の使い方も入るのです。(♭б)

2017年8月11日 (金)

Q.アナウンス声を知るには。

A.まずは、伝える声としてのアナウンス声、さらにファミレス声を知るとよいでしょう。「いらっしゃいませ」「おはようございます」伝わる声としての大人の成熟した声、使い込まれた声を知ることになります。「ごぶさたしています」「申し訳ありませんでした」その先にあなただけの声を伸ばしていくことです。(♭б)

2017年6月 2日 (金)

Q.アナウンサー、声優の初期の声は、役者や経営者などとは異なるのですか。☆

A.もちろん形から入って実を伴うことができるならよいのです。しかし、形から入って形に終わることの多い日本では、そのままで人並み以上にもならない人が多いのです。

一方で、声が深くなれば、口形は少しの動きでも発音は明瞭になります。共鳴効率がよいからです。根本的にはこの考えをとりながら、その上で早く必要とする場合は、滑舌、早口トレーニングをさせるようにしています。発音がはっきりしたり、語尾まできちんといえるためには、本当は次のような要素が必要です。発音での口形の問題は、そのうちの一つの要素にすぎないのです。

1.フィジカル 体 姿勢 呼吸(腹式) 感覚  調音について 耳から発声、発音器官へ

2.メンタル 集中力 TPO 対応力

3.発声

4.共鳴(♭)

2017年5月20日 (土)

Q.アナウンスや文章を読むのに、プロとアマチュアの違いはどのようなところに出るのですか?

.みなさんは、テレビや映画などで聞こえてくる言葉に、上手いとか、いまいちだなと思ったり、どのような違いを感じますでしょうか?毎日日本語を話しているわけですから、だれでも日本語のセリフやアナウンスを読むことはできると思います。

ある、有名なタレントさんが、CMでアナウンスをされていました。最初にどなたが読んでいるのかわからずに聞いていたのですが、とても雰囲気を出そうと頑張っておられるのは伝わるのですが、やはり普段の発音のトレーニングがなされていないのか、語尾や入り組んだ言葉の発音がとても不明瞭でした。知名度に反して、技術が伴っていないとても残念な現象でした。ひとえに、日ごろの訓練の差だなと思いました。

みなさんに心がけていただきたいのは、発声の訓練を怠らないこと、音が支えられる身体をつけること、口の中も筋肉なので、つねに動かして明瞭な音を発する筋肉を身につけるべくトレーニングをすることだと思いました。

すべての音が抜けないで明瞭に聞こえることはまず基本中の基本の大事なことです。たとえ音量を抜いて小さい声で発声するにしても明瞭に聞こえなければなりません。こんな些細な練習が何になるのかなという積み重ねが大事なのでしょう。(♯β)

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