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トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

28.福島英

2022年6月30日 (木)

Q.芸事を成就させるための師を選ぶには、どうすればよいですか。

A.人を見る、選ぶのは、自分の責任です。自分の自由勝手でも、結果として親や先生や社会が壁となるのは、未熟なときの特権です。肚がなくては、物事は成しえません。

2022年6月29日 (水)

Q.一番学べた人は、どんな人ですか。

A.私が次に何とコメントするかが、「すべてわかった」と言う人がいます。何を学べたというかにもよりますが、大したものです。

Q.スタンスとは何ですか。

A.スタンスというのは、立ち位置のことです。いろんな意味で使っています。姿勢、呼吸、発声でも、立ち位置としての軸があります。心にもあれば、表現にもあります。狙い、存在意味、存在理由など…。

Q.最終的な基準は何ですか。☆

A.私の論では、ただの一声に集約されるのです。「ハイ」とか「ララ」「ハイララ」で声が伝わらなければ、歌もせりふも伝わらないということくらいです。とても簡単なのに、受け入れてもらいにくいですが…。声の使い方でなく、声そのもの、器の違いというものです。

2022年6月26日 (日)

Q.鍛錬ということばをよく使われていますが、どうしてですか。☆

A.強いたり力の入るニュアンスもあり、あまり使いたくないことばです。でも、それだからこそ心身の必要をはっきりとさせるために、わざと使っています。

 「朝鍛夕錬」は、宮本武蔵のことばです。五輪書「水の巻」に有名なことば「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とする」とあります。私流に解釈すると、鍛は応用、練は基本です。「仏神は貴し、仏神をたのまず」も彼のことばです。

2022年6月23日 (木)

Q.ヴォイトレを学んだのは、なぜですか。

A.それで何かができるということよりも、声やヴォイトレの限界を知ること、ひいては、自分の限界を知るためでした。そのことで、自らの可能性や才能の勝負どころもわかるし、自分の本当に好きなこともやりたいこともみえてくる、近づける。それが大切だと思ったのです。

Q.活かすべきは、自分の力、それとも他人の力ですか。☆

A.自分の力と言いたいところですが、自分の力だけで、それなりの物事を成し遂げることはありません。他人の歌を全く聞かずに歌えるようになった人はいません。

 しかし、他力本願で自分の努力を怠っていては他の人も認めてくれないでしょう。今あるものを目一杯活かしているうちに、自分の力以上の力、天与の力が働くように思います。

人事を尽して天命を待つ、ということです。この、天命には、認めてくれる人との出会いもあります。相手にとっても、あなたと会うことでプラスになる、win-winになれる関係です。それにも自分の力が必要なのです。

 自分も他人も天も神も、それが一体だとわかったとき、物事は成しえているということです。

2022年6月19日 (日)

Q.先生のメニュすべてを学べますか。どのくらいの期間がかかりますか。

A.私の知っていること、できること、全てを学びたいという人もいます。しかし、私が示せるのは、自分の使っている声のところで、そのプロセスとても、同じ年月を経ないと、いや、経たとしても伝わるとは限りません。すべてが伝わる必要もないし、同じ年月をかけるなら非効率です。そこは、あなたの未来なのです。

 メニュは、これまで、たくさんありますが、大半は、あなたの必要としないものです。ちなみに、ブログをすべて読むだけでもかなり時間がかかると思いますが、チャレンジしてみる価値はあると思います。是非、徹底的に絞り込んで、ハイレベルに練り上げてください。

 

Q.なぜ、歌に惹かれたのですか。

A.歌い手は、いつの時代でも預言者です。私には、画家やデザイナーよりも、音やことばを扱う音楽家、歌手、詩人は、その先を行くように思えました。売れなくてはいけないというなかでは半歩先に止まり、つまり、わかりやすくなった分、よくなくなりました。

 「歌は世につれ世は歌につれ」で、同時代でということですが、そこは主に歌詞です。世の中の動きに伴った歌ができ、ヒットすると、世の中の人が、それに皆、のる、トレンド、ブームの作り手だったのです。

 ヴォイトレも、未来という先に対してデザインして修正していくのです。あるときから、私にとって、歌い手よりもヴォイトレの方が先取した仕事、クリエイティブに思われ始めました。それゆえ、一つの世界観ができてきたのだと思います。☆

2022年6月18日 (土)

Q.このQ&Aや先生の活動は、言論を通じての、ヴォイトレの普及ですか。

A.それは、およそ済んだと思っています。ヴォイトレもヴォイストレーニングも一般の人の知ることばとなりました。これらを説得する努力はしてきたつもりですが、「全てが説明できる」とは思っていません。すべての人に、でなく、すべてのことが、です。

 でも、あまりにそう思っている人が多いので、また、それに乗せられているトレーナーも少なくないので、少々老婆心で、経験からあたりまえのことを述べているのです。

 こういうあたりまでのことは、いつの時代もいつまでも、くり返し述べられてきたことです。いかに当たり前のことが当たり前でなく、人にわかってもらえないものかも知っています。

 同じことをずっと述べているのに、また同じことを聞かれるからです。誰よりも発言して、こうして、いつも説明しています。説得したいとは思いません。何ら検証もせずに正しいとか間違いとか言うのはおかしいことです。そのような当たり前のことを述べているのです。

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